2016 年 8 月 9 日 ( 火 )
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動画セミナー受講にあたってのご注意 1 当セミナー及び資料は 資産運用の参考となる情報提供 当社サービスや商品のご紹介 勧誘を目的としています 投資に際しては 商品 取引の仕組みやリスクなどを十分にご理解の上 ご本人の判断と責任でお取引ください 当社のホームページに記載の商品等にご投資いただく際には 各商品等に所定の手数料や諸経費等をご負担いただきます また 各商品等には価格の変動等による損失を生じる恐れがあります
動画セミナー受講にあたってのご注意 2 信用取引により株式等を売買する場合は 委託手数料とは別に 委託保証金として売買代金の 40% 以上かつ 30 万円以上の預託が必要となります その他に管理費および権利処理費等をいただきます また 新規買付の場合 買付代金に対する金利を 新規売付の場合 売付株式等に対する貸株料および品貸料をいただきます 信用取引では 委託保証金の額に対して最大 2.5 倍の投資が可能です したがって 信用取引においては 損失の額が預託した委託保証金の額を上回る可能性があり 投資元本以上の損失が生じる恐れがあります
ペアトレード 似た動きをする 2 つの銘柄のペアを作り 一方を買い 一方を信用で売る手法 ( 取引開始も決済も 2 銘柄同時に行う ) 同時に買いと売りを行うことでリスクを抑えつつ 2 銘柄の間に存在する 差 で利益を追求する ( サヤ取り ) 例えば 三井不動産を買うと同時に 三菱地所を売る 1
ペアトレードの考え方 株価の決定要因 =( 銘柄の個別要因 )+( 業種の要因 )+( 全体相場の要因 ) 銘柄個別の要因 : その銘柄が個別に持つ要因 業種の要因 :( 例 ) 自動車業種円安で上昇 円高で下落など 全体相場の要因 : 前日に NY 市場が大幅安であれば 個別の業績や業種にかかわらず下落など 2
前項の式をメガバンク A と B として当てはめると 1 メガバンク A の株価 = (A の個別要因 )+( 銀行業の要因 )+( 全体相場の要因 ) 2 メガバンク B の株価 = (B の個別要因 )+( 銀行業の要因 )+( 全体相場の要因 ) さらに上記 1 から 2 を引き算すると メガバンク A の株価 - メガバンク B の株価 = (A の個別要因 ) -(B の個別要因 ) となる 3
メガバンク A の株価 - メガバンク B の株価 = (A の個別要因 ) -(B の個別要因 ) 株式の世界では 株式を買い付けることは - で表し ( 買付代金を支払う ) 株式を売却することを + で表す ( 売却代金を受け取る ) A を売って B を買い付けることにより 理論的には 全体相場の要因と業種の要因によるリスクを取り除きつつ A と B の反対売買による差分を利益として得ることができる 4
ペアトレードの大まかな流れ 1 似た動きをする 2 つの銘柄のペア を作るペアを作る際は 株価を基に倍率を算出する 2 算出した倍率を基に取引を開始一方を買うと同時に 一方を信用新規売り 3 倍率が一定の水準に達したら同時に決済 5
1 銘柄のペアを作る ペアトレードを実践する上で最も重要なポイント 組み合わせを誤ると上手くいかないことも 同業種の銘柄は似たような動きをしやすいが 2 つの銘柄の株価で算出した 倍率 が一定の範囲で上下する組み合わせが良い 倍率 銘柄 A と銘柄 B を選んだ場合 A の株価 B の株価 で算出 (1 年程度 ) 分子 分母はどちらでも構わない 6
2 つの銘柄のチャートを見比べて 似た動きをしているか確認する 三井不動産 (8801) 三菱地所 (8802) 7
1.5 三井不動産 (8801) 三菱地所 (8802) のグラフ 1.4 1.3 1.2 1.1 1 8 2013/8/8 2013/9/8 2013/10/8 2013/11/8 2013/12/8 2014/1/8 2014/2/8 2014/3/8 2014/4/8 2014/5/8 2014/6/8 2014/7/8 2014/8/8 2014/9/8 2014/10/8 2014/11/8 2014/12/8 2015/1/8 2015/2/8 2015/3/8 2015/4/8 2015/5/8 2015/6/8 2015/7/8 2015/8/8 2015/9/8 2015/10/8 2015/11/8 2015/12/8 2016/1/8 2016/2/8 2016/3/8 2016/4/8 2016/5/8 2016/6/8 2016/7/8 2016/8/8 誤差はあるものの 概ね 1.1~1.4 倍の範囲を上下している このように倍率がメリハリある動きをしているペアは 売買しやすい
8.5 三井住友 FG(8316) 三菱 UFJ(8306) のグラフ 8 7.5 7 6.5 6 5.5 9 2013/8/8 2013/9/8 2013/10/8 2013/11/8 2013/12/8 2014/1/8 2014/2/8 2014/3/8 2014/4/8 2014/5/8 2014/6/8 2014/7/8 2014/8/8 2014/9/8 2014/10/8 2014/11/8 2014/12/8 2015/1/8 2015/2/8 2015/3/8 2015/4/8 2015/5/8 2015/6/8 2015/7/8 2015/8/8 2015/9/8 2015/10/8 2015/11/8 2015/12/8 2016/1/8 2016/2/8 2016/3/8 2016/4/8 2016/5/8 2016/6/8 2016/7/8 2016/8/8 一方 倍率が一方向に動き続けるペア 横ばいでの推移が長く続いているペアは 売買しにくい また 同業種であっても バイオ関連やゲーム関連は個別の材料で株価が大きく変化しやすいため ペアトレードには不向きと考えられる
2 算出した倍率を基に取引を開始 倍率の上昇 下落を予想し 一方を買うと同時に 一方を信用で売る 買いは できれば現物の方が良い ( 経費が少ない ) 一方の影響が強く出ないよう 株数を調整し 買いと信用売りの約定代金は同じくらいの金額にする ( 同株数ではダメ ) 10
3 倍率が一定の水準に達したら決済 損益は 2 つの取引の損益を合算したものになる 一方は利益 一方は損失になることが多いが サヤ取りでは 同時に決済することが重要 重要 また 下記のケースは 損益に関わらず決済 (1) 一方の銘柄に個別材料が出て株価が大きく動いた場合 個別銘柄の影響が強く出ており 想定していた動きと異なる動きをするリスクが発生 (2) 想定していた倍率の範囲を大きく乖離した場合 11
1.5 三井不動産 (8801) 三菱地所 (8802) のグラフ 1.4 1.3 1.2 1.1 1 2013/8/8 2013/9/8 2013/10/8 2013/11/8 2013/12/8 2014/1/8 2014/2/8 2014/3/8 2014/4/8 2014/5/8 2014/6/8 2014/7/8 2014/8/8 2014/9/8 2014/10/8 2014/11/8 2014/12/8 2015/1/8 2015/2/8 2015/3/8 2015/4/8 2015/5/8 2015/6/8 2015/7/8 2015/8/8 2015/9/8 2015/10/8 2015/11/8 2015/12/8 2016/1/8 2016/2/8 2016/3/8 2016/4/8 2016/5/8 2016/6/8 2016/7/8 2016/8/8 上記のペアは 概ね 1.1~1.4 倍の範囲を上下しており この動きが続くと仮定すれば 以下の戦略が考えられる 1.4 倍近辺で 三井不動産を売り 三菱地所を買う 1.1 倍に近付いたら同時に決済 12
1.5 三井不動産 (8801) と三菱地所 (8802) のペアトレード 1.4 1.3 1.2 1.1 1 2013/8/8 2013/9/8 2013/10/8 2013/11/8 2013/12/8 2014/1/8 2014/2/8 2014/3/8 2014/4/8 2014/5/8 2014/6/8 2014/7/8 2014/8/8 2014/9/8 2014/10/8 2014/11/8 2014/12/8 2015/1/8 2015/2/8 2015/3/8 2015/4/8 2015/5/8 2015/6/8 2015/7/8 2015/8/8 2015/9/8 2015/10/8 2015/11/8 2015/12/8 2016/1/8 2016/2/8 2016/3/8 2016/4/8 2016/5/8 2016/6/8 2016/7/8 2016/8/8 三井不動産 (8801) 三菱地所 (8802) 2016 年 3 月 31 日 2016 年 8 月 3 日損益 2808 円 3,000 株信用売り 8,424,000 円 2090.5 円 4,000 株買い 8,362,000 円 2093.5 円 3,000 株買返済 +2,143,500 円 6,280,500 円 1874 円 4,000 株売り 866,000 円 7,496,000 円 ( 手数料等費用は計算していません ) +1,277,500 円 13
4.5 4.4 4.3 4.2 4.1 4 3.9 3.8 3.7 3.6 3.5 3.4 3.3 3.2 3.1 3 クラレ (3405) と帝人 (3401) のペアトレード 14 2015/1/5 2015/1/19 2015/2/2 2015/2/16 2015/3/2 2015/3/16 2015/3/30 2015/4/13 2015/4/27 2015/5/11 2015/5/25 2015/6/8 2015/6/22 2015/7/6 2015/7/20 2015/8/3 2015/8/17 2015/8/31 2015/9/14 2015/9/28 2015/10/12 2015/10/26 2015/11/9 2015/11/23 2015/12/7 2015/12/21 2016/1/4 2016/1/18 2016/2/1 2016/2/15 2016/2/29 2016/3/14 2016/3/28 2016/4/11 2016/4/25 2016/5/9 2016/5/23 2016/6/6 2016/6/20 2016/7/4 2016/7/18 2016/8/1 クラレ (3405) 帝人 (3401) 2016 年 7 月 13 日 2016 年 8 月 8 日含み損益 1278 円 600 株買い 766,800 円 387 円 2,000 株信用売り 774,000 円 1393 円 600 株 +69,000 円 835,800 円 366 円 2,000 株 42,000 円 732,000 円 ( 手数料等費用は計算していません ) +27,000 円
ペアの一例 1 トヨタ (7203) とホンダ (7267) 2.2 トヨタ (7203) ホンダ (7267) のグラフ 2.1 2 1.9 1.8 1.7 15 2015/1/5 2015/1/19 2015/2/2 2015/2/16 2015/3/2 2015/3/16 2015/3/30 2015/4/13 2015/4/27 2015/5/11 2015/5/25 2015/6/8 2015/6/22 2015/7/6 2015/7/20 2015/8/3 2015/8/17 2015/8/31 2015/9/14 2015/9/28 2015/10/12 2015/10/26 2015/11/9 2015/11/23 2015/12/7 2015/12/21 2016/1/4 2016/1/18 2016/2/1 2016/2/15 2016/2/29 2016/3/14 2016/3/28 2016/4/11 2016/4/25 2016/5/9 2016/5/23 2016/6/6 2016/6/20 2016/7/4 2016/7/18 2016/8/1 1.8~2.1 倍の範囲で倍率が動き続けると仮定した場合 2.1 倍近辺で トヨタを売り ホンダを買う 1.8 倍に近付いたら同時に決済 1.8 倍近辺で ホンダを売り トヨタを買う 2.1 倍に近付いたら同時に決済
ペアの一例 2 JAL(9201) と ANA(9202) 13.5 13 JAL(9201) ANA(9202) のグラフ 12.5 12 11.5 11 10.5 10 16 2015/1/5 2015/1/19 2015/2/2 2015/2/16 2015/3/2 2015/3/16 2015/3/30 2015/4/13 2015/4/27 2015/5/11 2015/5/25 2015/6/8 2015/6/22 2015/7/6 2015/7/20 2015/8/3 2015/8/17 2015/8/31 2015/9/14 2015/9/28 2015/10/12 2015/10/26 2015/11/9 2015/11/23 2015/12/7 2015/12/21 2016/1/4 2016/1/18 2016/2/1 2016/2/15 2016/2/29 2016/3/14 2016/3/28 2016/4/11 2016/4/25 2016/5/9 2016/5/23 2016/6/6 2016/6/20 2016/7/4 2016/7/18 2016/8/1 11~13 倍の範囲で倍率が動き続けると仮定した場合 13 倍近辺で JAL を売り ANA を買う 11 倍に近付いたら同時に決済 11 倍近辺で ANA を売り JAL を買う 13 倍に近付いたら同時に決済
ペアの一例 3 コスモ HD(5021) と JX(5020) 3.9 3.7 3.5 3.3 3.1 2.9 2.7 2.5 2.3 2.1 コスモ HD(5021) JX(5020) のグラフ 17 2015/10/1 2015/10/8 2015/10/15 2015/10/22 2015/10/29 2015/11/5 2015/11/12 2015/11/19 2015/11/26 2015/12/3 2015/12/10 2015/12/17 2015/12/24 2015/12/31 2016/1/7 2016/1/14 2016/1/21 2016/1/28 2016/2/4 2016/2/11 2016/2/18 2016/2/25 2016/3/3 2016/3/10 2016/3/17 2016/3/24 2016/3/31 2016/4/7 2016/4/14 2016/4/21 2016/4/28 2016/5/5 2016/5/12 2016/5/19 2016/5/26 2016/6/2 2016/6/9 2016/6/16 2016/6/23 2016/6/30 2016/7/7 2016/7/14 2016/7/21 2016/7/28 2016/8/4 2.5~3.7 倍の範囲で倍率が動き続けると仮定した場合 3.7 倍近辺で コスモ HD を売り JX を買う 2.5 倍に近付いたら同時に決済 2.5 倍近辺で JX を売り コスモ HD を買う 3.7 倍に近付いたら同時に決済
金融商品取引法に基づく重要な注意事項 当社の概要 商号等会 : 丸三証券株式会社金融商品取引業者関東財務局長 ( 金商 ) 第 167 号加入協会 : 日本証券業協会 手数料等の概要 上場有価証券等に関する手数料等の概要 一日コース による株式の売買取引には 売買代金に対し最大税込 0.0864%(30 万円以下の場合は 259 円 ) の委託手数料をいただきます 銘柄コース による株式の売買取引には 売買代金に対し最大税込 0.108%(20 万円以下の場合は 216 円 ) の委託手数料をいただきます 一日コース 又は 銘柄コース 選択の場合でも コールセンターにて株式注文を発注された場合 および信用取引でマルサントレードの返済期日までに返済されなかった強制返済注文については 売買代金に対し最大税込 0.6210%(43 万 4783 円以下の場合は 2700 円 ) の委託手数料をいただきます 単元未満株 による株式の売買取引には 売買代金に対し最大税込 0.864%(1 万 2500 円以下の場合は 108 円 ) の委託手数料をいただきます 株式を募集 売出し等により取得する場合は 購入対価のみのお支払となります 信用取引により株式等を売買する場合は 上記委託手数料とは別に 委託保証金として売買代金の 40% 以上かつ 30 万円以上の預託が必要となります その他に信用取引口座管理料及び信用権利処理等手数料をいただきます また新規買付の場合 買付代金に対する金利を 新規売付の場合 売付株式等に対する貸株料及び品貸料をいただきます 上記のほか 信用取引の売付けの場合 1 株当たりの配当金から源泉徴収税額相当分を控除した額 ( 配当相当額 ) をお支払いただく場合があります この配当相当額は決済後に発生する場合がありますので 注意してください 投資信託に関する手数料等の概要 投資信託の購入等にあたりお客様にご負担いただく費用として 申込手数料 ( 申込時に直接ご負担いただく費用 ) 信託財産留保金 ( 換金時に直接ご負担いただく費用 ) 信託報酬 ( 保有期間中に間接的にご負担いただく費用 ) などがあります これらの費用は商品毎に異なりますので 詳細は各商品の目論見書又は当社ホームページの各商品ページをご確認ください リスクについて 上場有価証券等に関するリスク 株価の変動等により損失が生じる恐れがあります 外国株式は 為替相場の変動等により損失が生じる恐れがあります 信用取引では委託保証金の額に対して最大 2.5 倍の投資が可能です したがって信用取引においては損失の額が預託した委託保証金の額を上回る可能性があり 投資元本以上の損失が生じる恐れがあります 投資信託に関するリスク 主な投資対象が国内株式である投資信託の基準価額は 組み入れた株式の値動きにより上下しますので これにより投資元本を割り込む恐れがあります 主な投資対象が円建て公社債である投資信託の基準価額は 金利の変動等による組み入れ債券の値動きにより上下しますので これにより元本を割り込む恐れがあります 主な投資対象が株式 一般債にわたっており 且つ 円建 外貨建の両方にわたっている投資信託の基準価額は 組み入れた株式や債券の値動き 為替相場の変動等の影響により上下しますので これにより投資元本を割り込む恐れがあります これらのリスクは商品毎に異なりますので 詳細は各商品の目論見書又は当社ホームページの各商品ページをご覧ください 契約締結前交付書面等について 各商品等のご購入のお申込にあたりましては 当社より所定の契約締結前交付書面 ( 投資信託においては目論見書及び目論見書補完書面 ) を交付いたします 書面をよくお読みいただき内容を十分にご理解いただいたうえでお申込いただきますようお願いいたします 本資料は投資判断の参考となる情報提供を目的とし 信頼できると思われる各種データに基づき作成したものですが 正確性 完全性を保証するものではありません 本資料に記載された意見 予測等は 作成時点における当社判断に基づくもので 今後 予告なしに変更されることがあります 投資に関する最終決定はご自身の判断で行ってください 丸三証券およびその関連会社 役職員が 本資料に記載されている証券もしくは金融商品について 自己売買または委託売買取引を行うことがあります この資料のいかなる部分も一切の権利は丸三証券株式会社に帰属しており 電子的又は機械的な方法を問わず 無断で複製又は転送等を行うことを禁じます