タスク型リーディング授業 による中 高等学校英語科の授業づくり 実践事例集 C 音読用 ICT 教材 作成ガイド 編 中学校外国語第 2 学年 高等学校外国語第 2 学年 プレゼンテーションソフトを使って 誰もが簡単に作成できる教材です 平成 27 年 (2015 年 )2 月滋賀県総合教育センター
目次 1. フラッシュ型スライド教材を作ってみよう 2 2. 文字が順に消えていくスライド教材を作ってみよう 5 3. 文字が順に現れるスライド教材を作ってみよう 8 4. 音声とともに文字の色が変わるスライド教材を作ってみよう 10 5. スライド教材を種類別にまとめてみよう 14 * 実践事例集 A 学習指導案編 B ワークシート編 も あわせてご活用ください - 1 -
1 フラッシュ型スライド教材を作ってみよう プレゼンテーションソフトを使って 新出単語や重要表現をフラッシュ型教材にすれば テンポよく 英語表現を提示できます 日本語 英語 英語 日本語など スライドの順番を入れ替えたりすること で 変化のある活動にすることができます 作成手順 1. 英語 日本語の 2 枚のスライドを用意する 2. 画面の切り替え方法を設定する [ 画面切り替え ] で切り替え方法を選択します さらに [ 効果のオプション ] で 上から 下から など を選び 好みの切り替え方法を設定します - 2 -
3. 画面切り替えのタイミングを設定する [ 画面切り替えのタイミング ] を [ クリック時 ] または [ 自動的に切り替え ] になるように設定します 両方にチェックを入れることもできます また [ すべてに適用 ] をクリックすれば 全てのスライドに画面切り替えのタイミングを設定することができます 4.[ スライドショー ] を確認する [ スライドショー ] タブの [ 最初から ] をクリックします - 3 -
ひと工夫 de ラクラク スライドを右クリックして [ スライドの複製 ] を選ぶと 同じスライドが複製されます 画面切り替えの設定も一緒にコピーされるので スライドを一枚ずつ設定し直す必要も ありません - 4 -
2 文字が順に消えていくスライド教材を作ってみよう 文字が消える前に読むことで スピードを調節した読みを促すことができます For my work experience 作成手順 1. 文字情報を入力する 1 つのテキストボックスに 1 つのチャンクを入力します ひと工夫 de ラクラク テキストボックスのコピーは Ctrl キーを押しながらテキストボックスをドラッグすれば簡単に複製できます テキストボックスの位置をきれいに揃えるときは [ 書式タブ ] [ 図形描画グループ ] [ 配置 ] [ 左右中央揃え ] などの機能を使うときれいに揃います - 5 -
2. アニメーションを設定するテキストボックスをクリックし [ アニメーション ] タブから [ 終了アニメーション ] の [ ワイプ ] を選びます また [ 効果のオプション ] の [ 左から ] を選び 左から順に文字が消えるように設定します (1つのテキストボックスに複数のチャンクを入力する場合は [ アニメーション ] タブから [ 効果のオプション ] [ 段落別 ] を選び 文字が左から順に表示できるようにします ただし スピードを調節する際には テキストボックス全体の文字を一度に調節することとなり チャンクごとの細かなスピード調節はできません ) - 6 -
3. スピードを調整する [ アニメーションウィンドウ ] を表示し 黄色い帯が見えるように ウィンドウ枠を広げる 黄色い帯を ドラッグしながら それぞれのテキストボックスの文字を表示する時間を調節します [ アニメーションウィンド ウ ] 枠を広げる 黄色い帯をドラッグし 文字を 表示する時間を調整する 4. スライドショーを実行する - 7 -
3 文字が順に現れるスライド教材を作ってみよう 英文が順に表示されるスライドを使うと 生徒は 他の情報に気を取られずに 集中して意味の確認 をすることができます 基本となるスライド 提示するスライド 作成手順 1. 一つのテキストボックスに 1 チャンクを入力し 基本となるスライドを作成する 2. 開始アニメーションを設定する全てのテキストボックスをクリックし [ アニメーション ] タブから [ 開始アニメーション ] の [ フロートイン ] を選びます また [ 効果のオプション ] の [ フロートアップ ] を選び 下から上に文字が浮かび上がるようにします - 8 -
3. 終了アニメーションを設定する [ アニメーションウィンドウ ] を表示し [ アニメーションの追加 ] で終了アニメーションの [ フェード ] を追加します 順にテキストが表示されるように 終了アニメーションを下記のように設定します 4. スライドショーをスタートする - 9 -
4 音声とともに文字の色が変わるスライド教材を作ってみよう 音声に合わせて文字の色が変わるスライドです どこを読んでいるかがはっきりと分かるので 文字 と音声を結びつけるのが難しい生徒にとって 効果的な教材となります 作成手順 1. 基本となるスライドを作成する 2. スライドの背景色を選ぶ [ デザイン ] タブ [ 背景 ] で [ 背景の書式設定 ] のダイアログボックスを表示します [ 塗りつぶし ] をクリックし 背景となる色を選びます 3.2 種類の文字を作成するテキストボックスを指定し Ctrl キーを押しながらドラッグすると テキストボックスがコピーされます コピーされたら [ 描画ツール ] [ 書式 ] [ 文字の塗りつぶし ] で白文字と黒文字に色分けします 白文字は [ 書式 ] [ 配置 ] [ 背面へ移動 ] [ 最背面へ移動 ] で 背景の文字として使用します - 10 -
4. アニメーションを設定する 黒文字のテキストボックスに [ ワイプ ] のアニメーションを設定し [ 効果のオプション ] は [ 左から ] にし ておきます [ アニメーションウィンドウ ] 上で右クリックし [ 直前の動作の後 ] を選びます 5. 文字の配置をそろえる 黒文字を指定し [ 配置 ] [ 最前面へ移動 ] をクリックします その後 テキストボックス全てを指定し [ 書式 ] タブ [ 配置 ] [ 左右中央揃え ] をクリックすると文字が揃います - 11 -
6. 音声ファイルを挿入する [ 挿入 ] [ オーディオ ] [ ファイルからオーディオ ] [ オーディオの挿入 ] で指定のファイルを挿入しま す 挿入すると オーディオのマークが表示されます 7. オーディオのトリミングをする オーディオのマークをクリックし [ オーディオツール ] [ 再生 ] [ オーディオのトリミング ] で 必要 な部分を指定します 緑と赤の帯をドラッグ し 必要な部分を指定 - 12 -
8.[ アニメーションウィンドウ ] で表示の速さを調節する 音声を聞きながら 表示 する長さを調整する 9. スライドを切り替える [ オーディオツール ] [ 再生 ] [ スライド切り替え後も再生 ] を選び スライドが切り替わっても音声が流れるようにします また [ 画面切り替え ] [ 画面切り替えのタイミング ] [ 自動的に切り替え ] をクリックし 自動的にスライドが切り替わるよう設定します 10. スライドショーを実行する - 13 -
5 スライド教材を種類別にまとめてみよう 作成したスライドを 種類別にまとめておくと 授業中に簡単に表示できて便利です ハイパーリン クや目的別スライドショーでスライドの整理を行います ボタンをクリックすれば 指定のスライド へジャンプ! 作成手順 1. メニューとして使用するスライドを作成する [ 図形 ] から様々な図形を選び ボタンを作成します ボタン - 14 -
2. 作成したスライドをセクションに分ける [ 表示 ] [ スライド一覧 ] を選ぶ セクションに分ける場所で右クリックし [ セクションの追加 ] を選ぶ さらに [ タイトルなしのセクション ] の上で右クリックし [ セクション名の変更 ] を選び セクション名をつける 3. 目的別スライドショーでセクションごとのスライドショーを設定する [ スライドショー ] [ 目的別スライドショー ] [ 新規作成 ] をクリックし スライドショーの名前をつけ ます - 15 -
4. セクションごとのスライドを目的別スライドショーのスライドとして追加する 5. 名前をつけた目的別スライドショーを確認する 同様に セクションごとの目的別スライドショーを作成します - 16 -
6. ハイパーリンクを設定する メニュー画面の図形を右クリックし [ ハイパーリンク ] を選びます 7. ハイパーリンクを挿入するリンク先は [ このドキュメント内 ] を選び ドキュメント内の場所は 目的別スライドショーで作成したものを選びます スライドを全て表示した後 最初のスライドに戻る場合は [ 表示して戻る ] のチェックボックスにチェックを入れます 8. メニュー画面に戻り スライドショーを実行する - 17 -