美里町学校施設長寿命化計画 ( 案 ) 検討資料編 平成 30 年 月 美里町教育委員会

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病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

耐震化整備計画の策定について

資料 5 公共施設更新コスト試算 1 試算ケース ケース1: 旧耐震基準のうち 築 60 年以上は建替え それ以外は大規模改修 新耐震基準は老朽箇所修繕 耐用年数を 60 年と想定した場合 旧耐震基準の施設のうち 築 60 年以上の施設は 築 60 年が経過した施設から建替える 建替え対象以外の旧耐

栗橋西小学校管理昭和 61 年 8 月 RC 3 3,335 新耐震性あり 栗橋南小学校 ( 北校舎 ) 管理 ( 南校舎 ) ( 南校舎 ) 平成 25 年 7 月 RC 2 2,132 新 改築済 ( 耐震性あり ) 平成 9 年 3 月 RC 2 1,437 新 耐震性あり 平成 9 年 3

目 次 1 はじめに 1 2 本市の取り組みと学校施設の現状 1 3 耐震化の方針 2 4 今後の対策 3 参考資料学校施設の耐震診断結果 4

H28秋_24地方税財源

1 調整区域の解消 対策案 1-(1) 案谷八木地区の調整区域を解消し 大久保南小学校の通学区域に変更 1-(2) 案谷八木地区の調整区域を解消し 本来の谷八木小学校の通学区域とする 139 名 139 名 保護者 地域住民等の理解 通学路 通学距離の検証 対応 校区の自治会等加入世帯が多く 地域活

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

青文字は、長谷川が修正したものです

基本方針

2/9 学校 ( 幼稚園 ) 名久保小学校長江小学校土堂小学校 棟用途 棟面積第一次診断第二次診断改修改修後建築年月構造階数区分番号枝番 ( m2 ) 年度 Is 値年度 Is 値年度 普通 特別 管理教室棟 1 1 S8.1 R 3 2,950 旧基準 H H 屋内運動

平成 23~25 年度施設整備計画 ( 写 ) 文部科学大臣殿 2 5 教総第 号 平成 2 6 年 2 月 1 0 日 長崎県佐世保市長朝長則男印 義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律第 12 条第 4 項に基づき 別紙のとおり平成 23 年度 ~ 平成 25 年度

H30:HP小中学校施設の耐震化の状況・学校別一覧表

事務事業調書平成 27 年度 事業 No 647 課 総務課 係 施設係 起案者 石原久仁夫 決裁者早川雅己 事務事業名 小学校施設耐震補強事業 事業種別 施設整備 1 事業概要 総合計画体系 根拠法令 法定受託事務 公約 議会答弁 陳情 市民要望実施方法実施期間 求める成果 ( 目的 ) 4 個性

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(3) 中規模改修工事費 建設年代別にm2単価を設定する 大規模改修後及び改築後は 水準別にm2単価を設定し 冷房設備ありの場合は別途m2単価を設定して加算する 表 中規模改修工事費 大規模改修前 大規模改修後 改築後 中規模改修建設年代改築後改築後大規模改修後円 / m2従来改築一般施

<4D F736F F F696E74202D2082A896E282A28D8782ED82B982CC91BD82A295E28F9590A CC8A E >



橋 梁 長 寿 命 化 修 繕 計 画

熊本市学校施設長寿命化計画 2019 年 1 月 熊本市教育委員会

学校名 耐震 管理 教室棟 本館 RC H,9 - - 新耐震 大社小学校 給食 プール棟 RC H, - - 新耐震 体育館棟 RC H, - - 新耐震 体育館棟 RC S C 神原小学校 教室棟北棟北側 RC S, B 教室棟北棟南側 RC S

第6章「参考資料」

様式 2-2 平成 27 年度耐震対策緊急促進事業補助金交付 申請 決定 額表 事業主体名 ( 単位 : 千 ) 都道府県名 市町村名 耐震診断 補強設計 耐震改修対象建築物の名称 補助金額 摘要 ( 備考 ) 1 本表は別に 2 部作成し 提出すること 2 本表は 事業ごとに作成すること

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設 機能の見直しハード面の効率化財源確保1-3. 再配置パターン ( 手法 ) の考え方 再配置計画の検討に向けて 公共施設の再配置を う場合の基本的なパターン ( 手法 ) について整理し それらの効果についても確認していきます 施設の再配置にあたっては 厳しい財政状況の中 人口が減少傾向にあるこ

耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

費 ( 浄化槽を当該事業と併せて設置する場合は 当該集会所の便器から当該浄化槽までの配管に係る経費を含み 工事に要する費用に限る ) (4) 耐震診断事業自治会等がその所有する集会所に係る耐震診断を行う場合に要する経費 ( 補強ブランの作成費を含む ) 2 一の増改築工事が 前項第 2 号に掲げる事

11 高須小学校 1 浜田小学校 13 野里小学校 14 大姶良小学校 15 南小学校 16 西俣小学校 17 高隈小学校 18 大黒小学校 19 西原台小学校 1 市成小学校 高尾小学校 3 百引小学校 4 平南小学校 5 串良小学校 6 細山田小学校 特別 11 S 旧 H1 0.5

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イ使用年数基準で更新する施設 ( ア ) 使用年数基準の設定使用年数基準で更新する施設については 将来の更新需要を把握するためにも 更新するまでの使用年数を定める必要がありますが 現時点では 施設の寿命に関する技術的な知見がないことから 独自に設定する必要があります このため あらかじめ施設を 耐久

施設名 棟数 延べ床面積 ( m2 ) 建築年 経過年 池上小学校 8 5,410 昭和 55 年 36 年 南池田中学校 15 8,105 昭和 58 年 33 年 光明台北小学校 12 6,364 昭和 60 年 31 年 いぶき野小学校 15 7,683 平成 4 年 24 年 北池田中学校

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第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

病院, 診療所 大西病院 対象外部分 ( 新耐震 ) 昭和 63 年以降増築 2,878 m2 5 階以下 (RC 造部分 ) 旭川市 4 条通 丁目 2230 番 ほか 病院 Is/Iso = 0.2 (.0 ) Z= 0.8, G=.0, U=.0 建替え C TU S D = 0.0 ( 0.

目 次 第 1 審査概要 本書の位置づけ 審査方式 審査体制... 1 第 2 優先交渉権者決定の手順 参加資格審査 基礎審査 加点審査 優先交渉権者の決定... 6 別紙 1 提案内容の審査項目及び評

2ぺーじまで

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名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

< 小学校 > 学校名川越第一小川越小中央小仙波小武蔵野小新宿小大塚小泉小月越小今成小芳野小古谷小南古谷小牛子小高階小 施設の名称 ( 呼称 ) 構造 面積 建築年度 最低 Is 最低 CTU SD 教室棟 R3 2,156m2昭和 教室棟 R3 1,170m2昭和 39 管理 特別教室

0 事前準備 公共施設等の更新費用比較分析表作成フォーマット の作成に当たっては 地方公共団体の財政分析等に関する調査研究会報告書 公共施設及びインフラ資産の更新に係る費用を簡便に推計する方法に関する調査研究 における更新費用試算ソフト ( 以下 試算ソフト という ) を用います 試算ソフトは今回

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平成10年2月4日

資料 2 東海管内における農業水利施設の防災 減災の取組 ( 農村地域防災減災事業 海岸事業 ) 平成 27 年 2 月東海農政局整備部防災課

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Taro-町耐震改修助成要綱 j

1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのものであること (2) 所有者自らが居住していること (3)

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第 4 章保全に係る基準の設定 保全に係る基準の設定フロー 前章の老朽化状況の把握からの保全に係る基準の設定フローを以下に示します 老朽化状況の把握 1 躯体の健全性調査 2 躯体以外の劣化状況調査 残存耐用年数 躯体の健全性調査による残存耐用年数 構造別の目標耐用年数の設定 ( 長寿命化 ) 長寿

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(1)

【HP公表 最終版の公表前確認修正有り】 北陸取組み(個票)


< > 特別県営住宅 1 棟 県営住宅 2 棟の合計 3 棟である 県営住宅はほぼ満室の状態であるが 特別県営住宅は入居率が 53.3% である 特別県営住宅の間取りは 3LDK であり 約 60 m2と約 70 m2の広さのものがある 特別県営住宅は外観が県営住宅とほとんど変わらず 面積が若干広い

所得税確定申告セミナー

静岡市の耐震対策事業


資料1 :住宅(家庭部門)の中期の対策・施策検討

Microsoft Word - 02.H28秋 重点提言本文【合本】1110.doc

住宅を新築する場合の支援制度 1 被災者生活再建支援金 ( 加算支援金 ) 自然災害 ( 津波 地震 ) により 住宅が全壊 半壊解体した世帯 又は長期避難世帯が 新しい住宅を建設 購入する場合に支給されます 支給額 : 最大 200 万円 複数世帯 :200 万円 単身世帯 150 万円 申請期限

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【資料2】社会教育主事講習の見直しについて【派遣社会教育主事制度とその現状】

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校舎 1 S32.3 R 3 1,232 旧耐震 改修済 逸見小学校 校舎 2 S33.2 R 3 1,353 旧耐震改修済 校舎 3 S46.3 R 旧耐震改修済 体育館 S49.3 S 旧耐震 改修済 0.73

高浜町 橋梁長寿命化修繕計画 ( 第 2 期 ) 高浜町建設整備課

月報私学2013年3月号

国土技術政策総合研究所 研究資料

建築物等震災対策事業について

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改訂履歴施行年月日 改訂理由 内容 平成 25 年 10 月 22 日 制定 平成 27 年 5 月 29 日 一部改正 第 1 項 2 項 3 項及び4 項に空調施設の整備に関 する内容を追加

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資料1-2 「学校施設の長寿命化計画策定に係る手引」(案)」(事例・参考資料等)(4/5)

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間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間

PowerPoint プレゼンテーション

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1 検査の背景及び実施状況 (1) 参議院からの検査要請の内容 参議院からの検査要請の内容は 公共建築物 ( 官庁施設 教育施設 医療施設等 ) における耐震化対策等に関する次の各事項である 耐震診断の状況 耐震改修の状況 東日本大震災に伴う被災等の状況 (2) 公共建築物における耐震化

国立大学法人愛知教育大学 インフラ長寿命化計画 ( 行動計画 ) 平成 29 年度 ~ 平成 32 年度 平成 29 年 3 月 31 日 国立大学法人愛知教育大学

基本情報シート 施設名 東小学校 1 建物の概要 所管部署 学校教育部庶務課 財産区分 公共用財産 施設分類 大分類 学校教育系施設 中分類 学校 所在地 昭島市郷地町 敷地面積 20, m2所有形態国有地 ( ) 敷 用途地域 第 1 種中高層住居専用地域 建ぺい率 60

第3章 長寿命化改修と併せて検討したいこと

Q. 住宅のリフォームと合わせて崩れかけている塀も直そうと考えているが対象となりま すか A. 住宅のリフォームは対象となりますが, 塀などの外構工事は対象外です Q. 昭和 56 年 6 月 1 日以前に建てた住宅で耐震補強工事を行っていないが, 対象となりますか A. 木造住宅耐震診断結果報告書

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09 平成27年度概算要求 私学助成関係の説明

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

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第1章 長寿命化改修の基本的事項(1)

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

マンション建替え時における コンテキスト効果について

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美里町学校施設長寿命化計画 ( 案 ) 検討資料編 平成 3 年 月 美里町教育委員会

目 次 頁第 1 章実態把握 ------------------------------------------------------------1 1 学校施設の運営状況 活用状況等の実態 --------------------------------------1 1-1 投資的経費の推移 --------------------------------------------------1 1-2 対象施設の投資的経費一覧 -------------------------------------------3 第 2 章長寿命化計画の継続的的運用方法 -------------------------------------4 1 長寿命化の実施計画 ----------------------------------------------------4 1-1 長寿命化のコストの見通し, 長寿命化の効果 --------------------------4 1-1-1 国庫補助事業の活用 検討ケース3 --------------------------4

第 1 章実態把握 1 学校施設の運営状況 活用状況等の実態 1-1 投資的経費の推移平成 24~28 年度の 5 年間の対象施設の投資的経費は, 約 619 万円 ~1,966 万円であり, 5 年間の平均は約 1,292 万円 / 年となっています ( 万円 ) 2,2 2, 1,8 1,6 1,4 1,2 1, 8 6 4 2 不動堂小学校青生小学校南郷学校給食センター 619 万円 95 447 77 1,25 万円 154 483 568 1,836 万円 1,96 68 投資的経費 1,292 万円 (5 ヶ年平均 ) 834 万円 625 149 59 6 1,966 万円 1,46 平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度 113 446 図 -1.1.1 対象施設の投資的経費の推移 ( 平成 24~28 年度 ) 参考 小学校施設全体の投資的経費の推移平成 24~28 年度の 5 年間の小学校施設全体の投資的経費は, 約 1,25 万円 ~15,828 万円であり,5 年間の平均は約 5,8 万円 / 年となっています 最も投資的経費が大きい平成 27 年度は, 小牛田小学校や中埣小学校, 南郷小学校の体育館天井板撤去等工事が主な投資的経費となっています ( 万円 ) 18, 16, 14, 12, 1, 8, 6, 4, 2, 不動堂小学校 青生小学校 南郷学校給食センター 15,828 万円 小牛田小学校 北浦小学校中埣小学校 5,77 南郷小学校 586 投資的経費 5,8 万円 (5 ヶ年平均 ) 4,884 3,93 万円 1,25 万円 1,83 万円 3,292 万円 1,46 4,447 1,211 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 図 -1.1.2 小学校施設全体の投資的経費の推移 ( 平成 24~28 年度 ) 1

参考 震災前の投資的経費の推移 ( 対象施設 ) 震災前の平成 19~23 年度の 5 年間の対象施設の投資的経費は,532 万円 ~3,451 万円であ り,5 年間の平均は約 1,393 万円 / 年となっています ( 万円 ) 3,5 3, 2,5 3,451 万円 1,525 不動堂小学校青生小学校南郷学校給食センター 2, 1,5 1, 5 投資的経費 1,393 万円 (5 ヶ年平均 ) 1,391 万円 163 1,74 891 万円 532 万円 699 万円 817 788 192 396 186 58 45 29 49 258 45 41 平成 19 年度 平成 2 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 図 -1.1.3 対象施設の投資的経費の推移 ( 平成 19~23 年度 ) 参考 震災前の投資的経費の推移 ( 小学校施設全体 ) 震災前の平成 19~23 年度の 5 年間の小学校施設全体の投資的経費は,1,173 万円 ~3,914 万円であり,5 年間の平均は約 2,917 万円 / 年となっています ( 万円 ) 4, 3,5 3, 2,5 2, 3,914 万円 投資的経費 2,917 万円 (5 ヶ年平均 ) 不動堂小学校青生小学校南郷学校給食センター小牛田小学校北浦小学校中埣小学校南郷小学校 2,348 万円 3,97 万円 3,244 万円 163 817 1,5 1, 5 1,173 万円 772 339 447 294 平成 19 年度 平成 2 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 図 -1.1.4 小学校施設全体の投資的経費の推移 ( 平成 19~23 年度 ) 2

1-2 対象施設の投資的経費一覧下記の表は 平成 19~28 年度の投資的経費を表にしたものです 対象施設のみの投資的経費の 5 年間の平均は 平成 19 度 ~ 平成 23 年度で 1,393 万円 / 年 平成 24~28 年度で 1,292 万円 / 年 平成 19~ 28 年度で 1,342 万円 / 年となります 過去 5ヶ年平均及び過去 1 ヶ間の平均値を比較しても大きく変わらないため直近 5ヶ年 ( 平成 24~28 年度 ) の数値を用いて検討します 表 -1.1.1 対象施設の投資的経費一覧 ( 平成 19~28 年度 ) 対象施設のみの投資的経費 単位 : 万円 修繕 改修内容 平成 19 年度 平成 2 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 5ヶ年平均 5ヶ年平均 1 ヶ年平均 H19 年 ~23 年 H24 年 ~28 年 H19 年 ~28 年 1 不動堂小学校 1,525 788 192 396 163 95 154 1,96 625 1,46 613 675 644 2 青生小学校 1,74 45 29 258 817 447 483 68 149 113 63 374 52 3 南郷学校給食センター 186 58 49 45 41 77 568 59 6 446 15 242 196 合計 3,451 891 532 699 1,391 619 1,25 1,836 834 1,966 1,393 1,292 1,342 美里町小学校全ての投資的経費 単位 : 円 修繕 改修内容 平成 19 年度 平成 2 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 5ヶ年平均 5ヶ年平均 1 ヶ年平均 H19 年 ~23 年 H24 年 ~28 年 H19 年 ~28 年 1 不動堂小学校 1,525 788 192 396 163 95 154 1,96 625 1,46 613 675 644 2 青生小学校 1,74 45 29 258 817 447 483 68 149 113 63 374 52 3 南郷学校給食センター 186 58 49 45 41 77 568 59 6 446 15 242 196 4 小牛田小学校 57 1,6 17 1,661 772 234 79 678 5,7 1,211 746 1,456 1,11 5 北浦小学校 27 164 97 1,37 339 125 11 51 586 421 387 35 368 6 中埣小学校 2 23 11 157 447 16 18 15 4,884 114 187 1,84 636 7 南郷小学校 36 3 257 83 294 61 328 119 4,447 219 25 1,35 62 合計 3,914 2,348 1,173 3,97 3,24 1,25 1,83 3,292 15,828 3,93 2,917 5,217 4,67 3

第 2 章長寿命化計画の継続的運用方法 1 長寿命化の実施計画 1-1 長寿命化のコストの見通し, 長寿命化の効果 1-1-1 国庫補助事業の活用 検討ケース3 対象施設の長寿命化, 統廃合を実施した場合のコストシミュレーションを実施しましたが, 過去の投資的経費と今後の維持 更新コストを比較しても, 大きく超過する状況です ( 過去の投資的経費の 12 倍 ) このため, 学校施設を整備する際, 国庫補助事業を利用した場合のコストシミュレーションを実施します 国では 義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律 ( 施設費負担法 ) 等に基づき, 学校施設の整備び関する国庫補助事業を定めています 対象施設の今後の維持 修繕においては, 次頁 ( 表 -2.1.1) に示す国庫補助事業により財源を確保し, 町民に必要とされる施設に対し, 優先的に維持 修繕を行う必要があります 国庫補助事業を活用することで, 計画期間 1 年間の維持 更新コスト総額は約 3 億円 ( 約.3 億円 / 年 ) となり, 過去の投資的経費の約 3 倍まで抑えることが可能となります この結果より, 本町が所有している小学校全ての投資的経費約.5 億円 / 年以内に抑えることが可能となります 今後は, 全ての教育施設について補修優先順位を設定し, 各学校に対する予算配分を行う必要があります 今後の維持 更新コスト ( 不動堂小学校のみ長寿命化 + 国庫補助金活用 ) ( 億円 ) 12 1 8 6 対象建物 1 6 棟.7 1.1 万m2 過去の施設関連経費.1 億円 / 年 1 年間の平均.3 億円 / 年 1 年間の総額 3 億円 3 倍 計画期間 1 年 国庫補助金活用によるコスト縮減 4 年間の平均.5 億円 / 年 3.6 倍 4 年間の総額 18 億円 4 2 計画期間 1 年の投資的経費.3 億円 / 年 4 年間の投資的経費.5 億円 / 年 H2426 28 3 32 34 36 38 4 42 44 46 48 5 52 54 56 58 6 62 64 66 68 過去の投資的経費.1 億円 / 年 ( 年度 ) 施設整備費 ( 修繕維持費含む ) 改築 長寿命化改修 大規模改造 部位修繕 1 年間 1 年間.3 億円 / 年.3 億円 / 年 その他施設関連費 1 年間 億円 / 年 維持修繕費 光熱水費 委託費 1 年間 1.2 億円 / 年 縮減費 試算については, 国庫補助金を活用し大規模改修事業 長寿命化改良事業の負担 ( 算定 ) 割合を として シミュレーションを行った ( 長寿命化改良については, 実質負担割合 26.7 % を採用 ) 図 -2.1.1 検討ケース 3 国庫補助金を活用した場合の今後の維持 更新コスト 4

事業所 負担 ( 算定 ) 割合 新増築 1/2 改築 地震補強 大規模改造等 長寿命化改良 防災機能強化 1/2 ( 嵩上げ ) 1/2 1/2 ( 嵩上げ ) 2/3 ( 嵩上げ ) ( 統合改修 :1/2) 表 -2.1.1 国庫補助事業 負担 ( 算定 ) 割合 事業の内容 学校建物 ( 校舎, 体育館等 ) を新しく建設又は増築 ( 教育不足の解消, 学校統合 ) 構造上危険な状態にある建物, 耐震力不足の建物, 津波浸水想定区域内の移転又は高層化を要する建物等 Is 値 ( ) が.3 未満の建物の内, やむを得ない理由により補強が困難なもの南海トラフ地震津波避難対策特別強化地域における集団移転促進事業に関する学校建物の高台移転改築 地震による倒壊の危険性があるもの (Is 値.3~.7 未満 ) 地震による倒壊の危険性が高いもの (Is 値.3 未満 ) エコ改修や老朽化に伴う補修など, 既存の学校建物を, 建て替えずに改修 ( 老朽改修, 統合改修, トイレ改修, 空調設置, 障害児対策等 ) 構造体の劣化対策を要する建築後 4 年以上の建物の耐久性を高めるとともに, 現代の社会的要請に応じる改修避難所としての必要な, 学校施設の防災機能強化 ( 非構造部材の耐震化, 避難経路, 備蓄倉庫の整備, 避難所指定校への自家発電設備の整備, 等 ) 武道場 中学校に柔道場, 剣道場等を整備 太陽光発電等設置 1/2 太陽光発電等の再生可能エネルギーの整備 ( 太陽光パネルの設置, 太陽熱利用, 風力発電の整備, 太陽光パネルの移設置校への蓄電池の整備 ) その他 屋外環境 ( グラウンド ), 木の教育環境, 学校プール, 社会体育施設, 学校給食施設, 高校の産業教育施設等の整備, 特別支援学校の用に供する既存施設の改修 Is 値 ( 構造耐震指標 ): 建物の耐震性能を表す指標 Is 値が大きいほど耐震性が高い Is 値.3~ 未満 Is 値.3~.6 未満 Is 値.6 未以上 新増築 : 公立学校施設整備費負担 新増築以外 : 学校施設環境改善交付金 大規模な地震 ( 震度 6 強以上 ) に対して倒壊または崩壊の危険性が高い 大規模な地震に対して倒壊または崩壊の危険性がある 大規模な地震に対して倒壊または崩壊の危険性が低い 5

表 -2.1.2 国庫補助事業の概要 (1) 長寿命化改良事業の概要従来, 改築 ( 建て替え ) していた老朽施設の再生を図るため, 構造体の長寿命化やライフラインの更新などにより建物の耐久性を高めるとともに, 省エ概要ネ化や多様な学習内容, 学習形態による活動が可能となる環境の提供など現代の社会的要請に応じた改修支援対象校幼稚園, 小学校, 中学校, 中等教育学校 ( 前期課程 ), 特別支援学校対象建物校舎, 屋外運動場, 寄宿舎 算定割合 併せて改築と同様の地方財政措置により, 地方自治体の実質的な負担割合 26.7% 構造体の劣化対策を要する建築後 4 年以上経過した建物補助要件下限額 :7, 万円 ( 小規模校 1, 万円, 幼稚園 4 万円 ) (2) 大規模改造 ( 老朽 ) 事業の概要経年により学校建物の損耗, 機能低下に対する復旧措置や, 教育環境の改善概要を図り, 学校教育の円滑な実施に資するとともに, 建物の耐久性の確保を図る改修支援対象校幼稚園, 小学校, 中学校, 中等教育学校 ( 前期課程 ), 特別支援学校対象建物校舎, 屋外運動場, 寄宿舎算定割合 ( 財政力指数が 1. を超える設置者にあっては2/7) 建築後 2 年以上の建物の外部及び内部の両方を同様に全面的に に改造する工事補助要件 建物全体の延べ床面積の約 7% 以上上限額 :2 億円 ( 過去急増市町村にあっては 3 億円 ) 下限額 :7, 万円 ( 小規模校 1, 万円, 幼稚園 4 万円 ) 6