( 要綱 ) 別表第 3( 第 6 関係 ) 条例第 14 条第 2 項第 1 号イ ウ エの知事が定める方法 技術および措置 ( 環境こだわり農産物生産計画認定のための栽培方法の要件 ) 事項内容 1 ほ場の設定生産ほ場は 他のほ場と明確に区分すること 2 種子および 種苗の選定 遺伝子組み換え技術により育成された品種の種子および種苗は 使用しないこと 3 栽培方法 (1) 化学合成農薬および化学肥料の使用量の削減等ア県が作成する営農技術指針等を参考に 化学合成農薬および化学肥料を削減するための代替技術を用いること イ化学合成農薬を使用する場合は 県が定める 農作物病害虫雑草防除基準 に準拠して使用すること (2) 堆肥その他の有機質資材の適正な使用堆肥その他の有機質資材を使用する場合は 別表アに定める施用基準により使用すること (3) 環境配慮技術 ( 琵琶湖 周辺環境への負荷削減 生態系 景観保全 ) の実施別表イに定める 環境配慮技術 の 技術の名称 の欄に掲げる技術の内 必須として定める技術の他に は2 技術以上 その他の作物については1 技術以上を実施すること
( 要綱 ) 別表第 1( 第 3 関係 ) 化学合成農薬化学肥料区分農作物名作型等 ( 延べ使用成分数 ) ( 窒素成分量 kg/10a) 14 9 食用作物麦 6 12 大豆 10 2 小豆 8 2 そば 1 6 はとむぎ 6 14 いも 露地春夏 12 16 根菜類だいこん露地秋冬 14 16 施設冬春 8 15 大かぶ露地秋冬 12 28 こかぶ かぶ類赤かぶ露地秋冬 露地 10 20 ひのな施設夏 12 15 施設秋冬 にんじん 8 24 さといも 8 30 さつまいも 4 6 じゃがいも 4 16 やまのいも 10 46 ごぼう ヤーコン 1 26 葉茎菜類はくさい露地春夏 20 34 キャベツ ブロッコリー なばなみずなしろなわさびなみぶな こまつな 葉だいこんさんとうさいチンゲンサイ ほうれんそう しゅんぎく 慣行的使用量 露地秋冬露地春夏露地秋冬露地秋冬春穫り初夏穫り 露地春夏 20 40 12 24 18 32 14 30 10 24 10 20 10 24 露地秋冬施設春夏 8 10 施設秋冬 6 10 8 12 8 12 春夏 秋冬 露地春夏 露地秋冬 8 28 施設春夏 8 10 施設秋冬 抜取り 5 10 初夏穫り 年内穫り ( 前作影響あり ) 8 15 年内穫り ( 前作影響なし ) 8 30 長期穫り ( 前作影響あり ) 長期穫り ( 前作影響なし ) 12 40 結球露地秋冬 16 20 レタス施設秋冬 10 16 非結球露地 16 20 施設 8 18 細ねぎ 春 細ねぎ 秋冬 6 20 ねぎ中ねぎ 冬穫り 8 24 中ねぎ 春 ~ 秋穫り 20 24 太ねぎ 16 32 たまねぎ 14 26 アスパラガス施設 10 48 みつば 6 18 ルッコラ 6 14 うど 4 16 たらの芽ふかし促成 7 10 ハーブバジル 4 10 ミント 4 17 ふき 4 27 みょうが 5 14 よもぎ 0 50 にんにく 8 24 しそ 8 18
区分 農作物名 作型等 化学合成農薬 ( 延べ使用成分数 ) 果菜類 なす 露地 30 58 施設長期 40 73 果実的施設半促成 30 58 野菜施設促成 44 48 施設半促成 16 44 トマト施設抑制 ( 前作影響あり ) 2 ( 前作影響なし ) 28 23 施設夏秋 26 26 施設長期 60 32 ミニトマト施設半促成 16 20 施設抑制 40 16 ピーマンとうがらし類 ( ししとう 青とう ) 露地きゅうり 化学肥料 ( 窒素成分量 kg/10a) 18 28 18 31 26 30 34 62 施設半促成 施設抑制 ( 前作影響あり ) ( 前作影響なし ) 30 30 44 52 かぼちゃ メロン施設半促成 14 10 施設抑制 24 14 すいか いちご露地 14 22 施設促成 26 20 スイートコーン 6 30 さやいんげん 実えんどう 8 30 えだまめ 8 6 うり ( 青うり 白うり ) かんぴょう まくわうり 9 11 小粒系 24 12 ぶどう中粒系 24 15 大粒系 24 6 なし早生 36 22 中晩生 40 22 果樹もも 22 12 うめ 10 15 かき 20 20 くり 1 いちじく 12 15 ベリー類 2 6 ゆず さくらんぼ ( おうとう ) 26 12 パッションフルーツ 4 18 工芸作物茶 16 54 なたね 1 14 あおばな 0 4 桑 ( 食用 ) 0 24 花ききく輪菊 32 30 小菊 32 20 ばら 70 82 ゆり 12 4 ストック施設 18 19 飼料作物飼料用稲 ( 飼料用米 稲 WCS) 11 6 ソルガム 2 12 いね科牧草 2 12 トウモロコシ 6 12 混播牧草 ( ヘ レニアルライク ラス オーチャート ク ラス クローハ ー等 ) 2 20 注 1 化学合成農薬の使用量は 直前の農作物の収穫終了時からその後新たに作付けされた農作物の収穫終了時までの期間 ( 種子 種苗および収穫物の調製を含む )( 以下 対象期間 という ) において使用した化学合成農薬に含まれる有効成分の延べ使用成分数とする 注 2 化学肥料の使用量は 対象期間において使用した化学肥料に含まれる全窒素成分量とする 注 3 展着剤 特定農薬ならびに有機農産物の日本農林規格 ( 平成 12 年 1 月 20 日号外農林水産省告示第 59 号 ) 別表 2 に掲げる農薬は 化学合成農薬の延べ使用成分数に含めないものとする 注 4 なす ( 施設半促成 ) の着果ホルモンの使用回数は 1 花に使用する回数とする
別表ア 堆肥その他の有機質資材の施用基準 (t/10a) 種類牛豚鶏 作物名 対象土壌等 湿 資材名または処理形態 田 きゅう肥 堆肥化したもの 乾燥ふん おがくず きゅう肥 もみがら 堆 肥 ビニールハウス乾燥 堆肥化したもの 乾燥ふんおがくずもみがら堆肥 わら等混合物を含む おがくず堆肥 乾燥鶏ふん堆 稲わら肥または麦稈 1 0.5 0.5 0.4 0.2 0.5 0.4 0.1 0.6 半量 稲 乾 田 漏 水 田 黒 ボ ク 田 1~1.5 1~1.5 1.5~2 0.5~0.8 0.3~0.4 0.5~1 0.5~0.8 0.2 1.2 全量 2 1.5 2 0.8 0.4 1 0.8 0.3 1.5 全量 1~1.5 1~1.5 1.5~2 0.8 0.3~0.4 0.5~1 0.8 0.3 1 全量 麦 大豆 水田裏輪換畑 輪換畑 2~3 2 1~2 1 0.5 1~2 0.5~1 0.5 2 全量 1 1 2 1 0.3 1 0.5 0.3 2 全量 野菜 花き 果樹 施 1~2-1~3 1~2-1~1.5 - - 2~3 1~1.5 砂質土 3~5-3~5 1~1.5-1~1.5 1~2 0.2 2~3 - 露地壌粘質土 3~5-3~5 1.5-2~3 1~2 0.3 2~3 - 壌質 粘質 砂質 礫質 設 黒ボク 2~4-2~4 1~2-2~3 1~2 0.3 1~2 - 新植園 2~3 1.5~2 3 0.3~0.5 0.5~1 2 1 0.5 3 - 成木園 1~2 0.5~1.5 2 0.3~0.5 1 0.5 0.3 2 0.5~1 新植園 3~4 2~2.5 4 0.3~0.5 1~2 3 1.5 0.5 3 - 成木園 2~3 1.5~2 3 0.3~0.5 0.5~1 2 1 0.3 2 0.5~1 茶 新植 幼木 成 木 5 3~4 2 0.5~1 0.5~1 - - - 0.5~1 2~3 1.5~2 5 0.5~1 0.5~1 0.3~0.5 1 0.5-0.5~1 飼料作物 イネ科草地 3~4 5~6 2~3 0.5 牧草 混播草地 3~4 5~6 2~3 0.5 トウモロコシ 3~4 5~6 2~3 0.5 イタンリアンライク ラス 3 5~6 2 0.4 注 ) 1 原則としてそれぞれの作物において 表中の各資材について作物名毎の数値の最大値を上限とする 2 茶樹について 3 4 年間隔で施用する場合は倍量とする 3 飼料作物の牛乾燥ふんの欄 ( ) は液状ふん尿の場合の量
別表イ環境配慮技術 ( 琵琶湖 周辺環境への負荷削減 生態系 景観保全 ) 技術の名称 ( は必須) 区分具体的な内容対象作物 琵琶湖 周辺環境への負荷削減技術 必須の他には2 技術以上 その他は1 技術以上実施 水田からの濁水の流出防止 養液栽培における廃液の適正処理 次の1~3を全て実施する 1 あぜ塗り けい畔シートの利用 けい畔の補修等による漏水防止対策を行う 2 田植え時期前後に尻水戸 けい畔からの漏水がないことを確認する 3 浅水代かき等により田植前 ( 直播を含む ) の強制落水を行わない 廃液を出さないよう循環利用し やむを得ず廃液を出す場合は 廃液を適正処理 野菜 花き する 水田ハローの利用 局所施肥 水田ハローを利用して代かきを行う 施肥田植機を利用し側条施肥する 肥料を作物の根の周辺の利用されやすい 以外 位置に集中的に施用する 緩効性肥料の施用 肥料成分が溶け出す速度を調節した化学 全作物 肥料を施用する 土壌診断に基づくリン酸資材の施用 土壌診断の結果に基づき必要な量だけの 全作物 リン酸資材を施用する 露地栽培におけるマルチ栽培の実施 マルチ栽培により肥料成分の流出を防止 全作物 する 根域制限栽培 ホ ット等を利用した根域制限栽培により肥 果樹 料成分の流出を防止する 周辺環境に配慮した農薬の使用 は1~3の全て その他の作物は3を 実施する 1 種子消毒の廃液を適正処理する ( 廃液の出ない種子消毒法 ( 温湯消毒 粉衣消毒等 ) を実施する場合は実施したものとみなす ) 2 ほ場への農薬散布後 1 週間程度の落 水 漏水を防止する ( 農薬を使用しない場合は実施したものとみなす ) 3 液剤を使用する場合は 薬液が残らな 全作物 いように調製する やむを得ず残った場合は散布むらの調整等に利用する ( 液剤を使用しない場合は実施したものとみなす ) 温湯消毒の実施 種子を温湯消毒する 麦 飛散の少ない液剤防除の実施 液剤による本田防除を実施する 麦 大豆 農業用プラスチックの使用量の削減 次の1または2のいずれかを実施する 1 長期展張性フィルムを利用する 2 分解性マルチを利用する 野菜 果樹 花き 生態系保 除草剤を使用しないほ場周辺除草 草刈機による管理 ク ラント カハ ーフ ランツの植 全作物 全 景観 栽等により 畦畔 ほ場に隣接する農道 形成 排水溝の法面 およびハウス周辺 ( 野菜 果樹 花きのハウス栽培のみ ) に除草剤を使用しない 化学合成農薬を使用しない栽培の 本田で化学合成農薬を使用しない栽培を 全作物 実施 ( 本田 ) 行う 水田を活用した生物生息環境の保 次の1~3のいずれかを実施する 全 生き物調査や子供達等との交流の 1 排水路と水田の間に魚類の移動経路を確保し遡上させる ( ゆりかご水田 ) 2 田植え後の水田にフナ等の親魚を放流し 産まれた稚魚を流下させる 3 生き物がすみやすくするために 収穫後 排水口に止水板を設置し ほ場の過乾燥を防ぐ ( 湿潤管理 ) 次の1または2のいずれかを実施する 全作物 場の提供 1 ほ場に生息する生き物を調査し記録を残す ( こだわりほ場の1/3 以上実施 ) 2 子どもたちや消費者との交流の場を提供する (1 農家あたり1ほ場以上実施 ) 地域の未利用資源の有効利用 地域の生ゴミ堆肥 外来魚等の未利用資 全作物 源を使用する 畦畔 ほ場周辺への景観作物の植栽 畦畔 ほ場周辺へク ラント カハ ーフ ランツ 花など 全作物 の景観作物を植栽する 注 ) には 飼料用稲 を含むものとする