乗務員に対する指導監督 1. 国土交通大臣が告示で定めるとことにより ( 貨物自動車運送事業者が事 業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の方針 ( 平成 付け 国土交通省告示第 1366 号 ) 運転者に対し事業用自動車の運行の安全を確 保するために必要な運転の技術及び法令に基

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乗務記録(運転日報)

輸送安全方針 当社では 輸送の安全を確保する為に 以下の通り基本方針を定める 1 安全最優先 2 法令 社内規定 業務ルールの遵守 3 事故原因の徹底究明による再発事故防止活動 4 運輸安全マネジメント体制の継続的改善 PDCA の確実な実施 5 協力会社への有効性ある教育指導 本方針は 社内外に開

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初任運転者に対する指導内容 ( 座学 ) 菰野東部交通株式会社 指導教育の内容 事業用自動車の安全な運転に関する基本的事項 道路運送法その他の法令に基づき運転者が遵守すべき事項及び交通ルール等を理解させるとともに 事業用自動車を安全に運転するための基本的な心構えをしゅうとくさせる ( 事業用自動車に

(積極性書式-1)事故防止マニュアル等を活用している

自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う 一般的な指導及び監督の実施マニュアル 第 1 編概要編 トラック事業者編

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データ連携配車システム

はじめに この手帳は 物流の主役であるトラックドライバーに課せられた事項 すなわち 輸送の安全を確保するための基本的項目をとりまとめたものです 内容は 1 運行管理 2 乗務員が遵守しなければならない事項 3 運転者が遵守 しなければならない事項 4 運行管理の業務内容について の4つの基本を中心に

事業計画の新旧記載事項及び添付書類 事業計画新旧対照表記載事項 1. 営業所の名称及び位置 2. 営業所に配置する事業用自動車の種別及び事業用自動車の種別毎の数 3. 休憩 睡眠施設の位置及び収容能力 4. 車庫の位置及び収容能力 添付書類 1. 新設する営業所の事業用自動車の運行管理の体制を記載し

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一部改正一部改正一部改正一部改正一部改正 国自総第 122 号国自貨第 31 号国自整第 39 号平成 16 年 6 月 30 日平成 17 年 12 月 8 日平成 18 年 5 月 26 日平成 18 年 9 月 15 日平成 19 年 5 月 1 日平成 20 年 3 月 31 日 各地方運輸

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

自動車のエネルギー消費効率の算定等に関する省令に規定する国土交通大臣が告示で定める方法 ( 平成十八年三月十七日国土交通省告示第三百五十号 ) (10 15モード燃費値及びJC08モード燃費値の算定方法) 第一条自動車のエネルギー消費効率の算定等に関する省令 ( 昭和 54 年通商産業省 運輸省令第

教育内容等予定表 平成 27 年 4 月 1. 事業用自動車の運行の安全及び旅客の安全を確保するために遵守すべき基本的事項について (1) バス事業の社会的使命 (2) バス運転者の使命 (3) 交通事故防止の重要性 (4) バス運転者の心構え (5) バス運転者の注意義務 2. 春の交通安全運動に

平成 27 年度 輸送の安全教育計画 安全ミーティング外部講習会適性診断安全委員会社長面談 4 月 月 6 月 月 8 月 月 10 月 月 12 月 月 2 月 月 教育内容 1

2019 年度 安全報告書 九州急行バス株式会社

本章では 衝突被害軽減ブレーキ 車線逸脱警報 装置 等の自動車に備えられている運転支援装置の特性 Ⅻ. 運転支援装置を 備えるトラックの 適切な運転方法 と使い方を理解した運転の重要性について整理しています 指導においては 装置を過信し 事故に至るケースがあることを理解させましょう また 運転支援装

1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を

- 2 - 二事務所ごとのカウンセラー名簿(安全規則第十二条の二第三項の告示で定める書類)第三条安全規則第十二条の二第三項の告示で定める書類は 次に掲げるものとする 一定款又は寄附行為及び登記事項証明書二組織図その他の適性診断の適正かつ確実な実施を確保する体制を証する書類三事業所ごとに第六条第三号に

安全方針 令和元年 6 月 1 日 株式会社ザイマックストラベルデザイン 当社は 輸送の安全確保が旅客自動車運送事業の社会的使命と深く認識し 全社員一丸となって輸送の安全を確保し 意識の徹底を図り 安全をすべてに優先 し お客様に 安全 安心 快適で楽しい旅 を提供します 1 法令 規定を遵守し 安

荷主及び運送業の元請の事業者の皆さまへ 過労運転 過重労働の防止及び安全運行の確保等のために 宮城では 約 1,300 の貨物自動車運送事業場において 約 32,000 人の労働者 ( 出所 : 平成 18 年事業所 企業統計調査 ( 総務省 )) が働いており 貨物自動車運送事業者 ( 以下 運送

平成 31 年度 運輸安全マネジメントの取組み WILLER EXPRESS 株式会社 1

イ -3 ( 法令等へ抵触するおそれが高い分野の法令遵守 ) サービスの態様に応じて 抵触のおそれが高い法令 ( 業法 税法 著作権法等 ) を特に明示して遵守させること イ -4 ( 公序良俗違反行為の禁止 ) 公序良俗に反する行為を禁止すること イ利用規約等 利用規約 / 契約書 イ -5 (

スライド 1

6 事故惹起者は 個別に事故の内容 原因 防止対策等を検討し事故防止に努める 7 初任運転者教育を実施し 関係法令 バス乗務員の心構え バスの特性等教育する 8 定期健康診断及び SAS スクリーニング検査 脳 MRI 検査を受診し 健康企業宣言の取組を継続して健康管理に努める 9 適正診断を受診し

4 輸送の安全のために講じた措置及び講じようとする措置 2017 年度に講じた措置当社は バス事業における経営の根幹は 安全 である との認識に立ち 安全性向上のための取り組みを継続して推進しています また 2017 年度は 向こう 3 年間の安全に関する具体的な実行計画をまとめた 第三次中期安全計

防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

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有限会社汐見運輸 ( 法人番号 ) 代表者真坂典雄 北海道勇払郡むかわ町汐見 438 本社営業所 北海道勇払郡むかわ町汐見 438 平成 29 年 6 月 27 日及び平成 29 年 7 月 4 日 運行管理者特別講習未受講を端緒として監査を実施 18 の違反が認めら

第 13 号様式 ( 外部研修の申込み ) 第 28 条第 2 項関係 別紙 1 研修受講申込書 ( 記載例 ) 平成年月日 独立行政法人自動車事故対策機構 理事長 殿 事業者名及び代表者名 事業者の住所申込責任者名連絡先 (TEL) ( ) (FAX) 印 1. 受講研修 1. 第一種講

乗務途中点呼 ( 中間点呼 ) 管理者は 乗務前及び乗務後に点呼のいずれも対面で行うことができない乗務を行う者に対し 当該点呼のほかに 当該乗務の途中において少なくとも 1 回電話その他の方法により点呼を行い 次の事項について報告を求め 車両の安全を確保するために必要な指示をしなければならないものと

(2) 事業者は 安全衛生方針に基づき 交通労働災害防止に関する事項を含む安全衛生目標を設定し 当該目標において一定期間に達成すべき到達点を明らかにするとともに 労働者に周知すること (3) 事業者は 安全衛生目標を達成するため 一定の期間を限り 次に掲げる交通労働災害防止に関する事項を含む安全衛生

安全管理規程

第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 運行管理者 ( 以下 管理者 という ) が事業用自動車 ( 以下 車両 という ) の運行の安全管理及び事業遂行に必要な運転者及び運転の補助に従事する従業員 ( 以下 乗務員 という ) の指導監督についての職務並びに必要な権限について定め もっ

ドライブレコーダーにより記録すべき情報及びドライブレコーダーの性能要件を定める告示 ( 平成 28 年 11 月 17 日国土交通省告示 1346 号 ) ( 総則 ) 第一条一般貸切旅客自動車運送事業者が 旅客自動車運送事業運輸規則 ( 昭和 31 年運輸省令第 44 号 ) 第 38 条第 1

安全報告書 ( 抜粋 ) 平成 29 年度版 tano kanko 平成 30 年 6 月 30 日


資料 7-1 特殊車両の通行に関する指導取締要領の一部改正について 国土交通省関東地方整備局道路部交通対策課 1 (1) 特殊車両通行許可制度 2

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日整連第  -   号

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一般乗合旅客自動車運送事業者 ( 以下 乗合事業者 という ) が一般乗合旅客自動車運送事業 ( 以下 乗合事業 という ) の用に供する事業用自動車 ( 以下 乗合車両 という ) を用いて一般貨物自動車運送事業を行う場合において 350 キログラム以上の貨物を運送する場合における一般貨物自動車運

ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

特定個人情報の取扱いの対応について

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軽井沢スキーバス事故対策検討委員会について

第 1 章序 自動車運送事業は 営業所を一度離れると運行中の安全の確保が運転者にほとんど全て委ねられ 道路上を自家用車や歩行者等と混在して走行するなど 運転者に特に高い安全意識と能力が求められているといった特徴があります こうした自動車運送事業の特徴に対し これまで 営業所毎に 一定の車両台数に応じ

貨物自動車運送事業のモデル三六協定およびその届 様式第 9 号 ( 第 17 条関係 ) 時間外労働休日労働に関する協定届 事業の種類 事業の名称 事業の所在地 ( 電話番号 ) 貨物自動車運送事業 新宿運輸株式会社 新宿区西新宿 ( ) 延長することができる時間

作成にあたっての留意点 申請書について 1. 申請者の概要欄 ( 申請者上段 ) の記載について (1) 申請者名 代表者名法人の場合は商号 ( 法人名 ) 及びその代表者名 ( 設立法人の場合は設立発起人等の氏名 ) を個人の場合は氏名のみを記入して下さい (2) 申請者住所既存法人の場合は登記簿

昇降機の状況等 ( 第二面 ) 1. 昇降機に係る確認済証交付年月日等 イ. 確認済証交付年月日 昭和 平成年月日第号 ロ. 確認済証交付者 建築主事 指定確認検査機関 ( ) ハ. 検査済証交付年月日 昭和 平成年月日第号 ニ. 検査済証交付者 建築主事 指定確認検査機関 ( ) 2. 検査日等

「道路運送法に基づく運行管理者資格者証の返納命令発令基準等について」の一部改正について(新旧)

輸送の安全に関する目標の設定と達成状況 事故件数平成 30 年度目標 ( 期間 : 平成 30 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) 交通事故発生件数 1 一般乗用旅客自動車運送事業 10 万キロ当たり0.25 件以下 ( 総事故を前年の半減 ) 平成 29 年度達成状況 ( 期間 : 平成

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

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目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

はじめてのマイナンバーガイドライン(事業者編)

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2 貨物自動車運送事業輸送安全規則 ( 国土交通省 ) 輸送の安全に関する省令として 貨物自動車運送事業輸送安全規則 が定められて いることを周知しましょう この中で 運転者が遵守すべき事項の主なものとしては 挙げられている以下の事項 を 運転者と共に確認しましょう 酒気帯びで乗務しないこと 過積載

1 はじめに

上記の要件をすべて満たさないカメラ ( 例えば 録画装置を備えていないカメラ ) であっても 不特定多数の人を撮影している場合は プライバシーを侵害するおそれがあります このガイドラインの趣旨を踏まえ プライバシーの保護に配慮するとともに設置目的に沿った適切な運用を行うことが必要です 第 2 防犯カ

第 1 はじめに 1 ガイドライン策定の目的安全で安心なまちづくりを進める上で 近年 防犯カメラの設置は広く有用であると認められており 市内においても防犯カメラの設置が進んでいます しかし その一方で 知らないうちに自分の姿が撮影され 目的外に利用されること等に不安を感じる市民の方もいます そこで

貨物自動車運送事業法の改正 ( 概要 ) 改正の目的 経済活動 国民生活を支えるトラック運送業の健全な発達を図るため規制の適正化を図るほか その業務について 平成 36 年度から時間外労働の限度時間が設定される (= 働き方改革法施行 ) こと等を踏まえ その担い手である運転者の不足により重要な社会

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特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 新旧対照表 改正後 特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 現行 ICT を活用した特定保健指導の実施の手引き 最終改正平成 30 年 2 月 9 日 1.ICTを活用した特定保健指導の実施者保険

1 策定の目的 この手引書は 茅ヶ崎市地域防犯カメラ ( 以下 地域防犯カメラ という ) の設置及び運用について配慮すべき事項を定めることにより 地域防犯カメラの有用性とプライバシー保護等との調和を図り 地域防犯カメラを適切かつ効果的に活用し 茅ヶ崎市の安心して安全に暮らせるまちづくりを推進するこ

バリデーション基準 1. 医薬品 医薬部外品 GMP 省令に規定するバリデーションについては 品質リスクを考慮し 以下の バリデーション基準 に基づいて実施すること 2. バリデーション基準 (1) バリデーションの目的バリデーションは 製造所の構造設備並びに手順 工程その他の製造管理及び品質管理の

安全報告書(運輸安全マネジメント2017年度方針/バス)

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日個連東京都営業協同組合浮間事務所

別紙 1. 各営業所に配置する事業用自動車の種別ごとの数 (1) 普通自動車 所属営業所 ( 新 ) ( 旧 ) 普通 小型 けん引被けん引 計 普通 小型 けん引被けん引 計 品川営業所 5 5 千代田営業所 5 5 営業所営業所 合 計 (2) 霊柩自動車所属営業所 ( 新 )

乗務記録(運転日報)

1 はじめに 本市では 平成 17 年に 鹿児島市安心安全まちづくり条例 を定め 地域の安全は地域で守る を基本理念に 市と市民 事業者等が連携 協働し 安心して安全に暮らせるまちづくりを進めてきました これまでに防犯パトロール隊や青色防犯パトロール車による防犯活動をはじめ 安心安全ネットワーク会議

大型建設機械の輸送に係る規制について

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4. 変更年月日 平成年月日 5. 確認事項 他車種におけるレンタカー事業当初開始年月日 ( 平成年月日 ) 新たにマイクロバスを導入する場合 理由 マイクロバスを導入する理由 レンタカー型カーシェアリングを実施又は廃止する理由 配置車両のワンウェイ方式を中止する理由 ( 該当するものに ) ラウン

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

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Taro-許可処理方針(公示H27.3)

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

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目的このガイドライン 実施事項の一覧は平成 24 年に国土交通省が策定した 輸送の安全を確保するための貸切バス選定 利用ガイドライン に準拠した内容となります 関係者 利用者と貸切バス事業者が お互いの事業活動をする上で欠かすことのできないパートナーであることを理解し その協力体制の確立により法令等

適性診断等助成制度の見直しについて 適性診断や運行管理者一般講習等については これまでトラック協会がその料金の全額を助成 ( 受診機関等に協会から直接支払 ) してまいりました このたび 助成制度の見直しの一環として 適性診断等について下記のとおり改正し 平成 29 年 4 月 1 日からは 初任及

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1 吾妻町 平成18年3月27日に東村と合併し東吾妻町になりました 2 六合村 平成22年3月28日に中之条町に編入しました 5.2-2

Ⅰ はじめに 1 ガイドラインを策定する目的 大阪市は 政令指定都市の中でも街頭犯罪が多い都市となっており 安全で安心して暮らせるまちづくりのための対策が必要となっています その中で 防犯カメラは 24 時間撮影が可能であることから 犯罪の抑止効果があるとともに 犯罪発生時には容疑者の特定にも役立つ

メールマガジン 事業用自動車安全通信 第 477 号 (H ) =はじめに= このメールマガジンは 国土交通省において収集した事業用自動車に関する事故情報等のうち重大なものについて 皆様に情報提供することにより その内容を他山の石として各運送事業者における事故防止の取り組みに活用していた

1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

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別紙(例 様式3)案

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

Transcription:

乗務員に対する指導監督 1. 国土交通大臣が告示で定めるとことにより ( 貨物自動車運送事業者が事 業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の方針 ( 平成 13.8.20 付け 国土交通省告示第 1366 号 ) 運転者に対し事業用自動車の運行の安全を確 保するために必要な運転の技術及び法令に基づき自動車の運転に関して遵 守すべき事項について 指導及び監督を実施し その日時 場所及び内容 並びに指導監督を行った者及び受けた者を記録し その記録を営業所にお いて 3 年間保存しなければならない 2. 国土交通大臣が告示で定めるところにより 次の運転者に対して 運行の 安全を確保するために遵守すべき事項について特別な指導を行い かつ 国土交通大臣が認定する適性診断を受けさせるものとする (1) 死者又は負傷者が生じた事故を引き起こした者 (2) 運転者として新たに雇入れた者 但し 特別教育については過去 3 年以内に事業用自動車の運転経験のあるものは除く (3) 高齢 (65 歳 ) に達した者 取り組みのポイント 1 年間の実施計画を作成しそれに沿って実施し記録に残す また 年間の教育について 国土交通省告示 1366 号 ( 下記参照 ) の11 項目をすべて実施する 2 乗務員記録簿に記載する内容はできる限り詳細に記載し 資料及び写真等も記録簿に添付し保管することが望ましい 3 実施にあたっては 運転者の理解度を高めるためにも 概ね月 1 回程度実施することが望ましい また 教育実施時に欠席した ( 運行等により ) 運転者に対しても後日確実に実施し その旨を記録簿に記載する 4 特別教育については 該当者があった場合に適宜実施し 記録に残すこと 冊子のページに教育用資料等をご用意しておりますので 是非 ご利用下さい

貨物自動車運送事業者が運転者に対して行う指導及び監督 ( 国土交通省告示 1366 号 )3 年間保存 指導及び監督の内容 (1) トラックを運転する場合の心構え貨物自動車運送事業は公共的な輸送事業であり 貨物を安全 確実に輸送することが社会的使命であることを認識させるとともに トラックによる交通事故が社会に与える影響の大きさ及びトラックの運転者の運転が他の運転者の運転に与える影響の大きさ等を理解させ トラックの運行の安全を確保するとともに他の運転者の模範となることがトラック運転者の使命であることを理解させる (2) トラックの運行の安全を確保するために遵守すべき基本的事項貨物自動車運送事業法に基づき運転者が遵守すべき事項及び交通ルール等を理解せるとともに これらを遵守した安全な運転方法について これらから逸脱した運転方法に起因する交通事故の実例を説明すること等により 確認させる (3) トラックの構造上の特性トラックの車高 視野 死角 内輪差及び制動距離等が他の車両と異なることを認識させるとともに これらを把握していなかったことに起因する交通事故の実例を説明すること等により トラックの構造上の特性を把握することの必要性を理解させる (4) 貨物の正しい積載方法偏荷重が生じないような貨物の積載方法及び運搬中に荷崩れが生じないような貨物の固縛方法を指導する また 偏荷重が生じている場合 制動装置を操作したときに安定した姿勢で停止できないおそれがあること及びカーブを通行したときに遠心力によりトラックの傾きが大きくなるおそれがあることを交通事故の実例を挙げるなどして理解 習得させる (5) 過積載の危険性過積載に起因する交通事故の実例を説明するなどして 過積載がトラックの制動距離及び安定性等に与える影響を理解させる (6) 危険物を運搬する場合に留意すべき事項 ( 危険物を運搬する場合に限る ) 消防法その他の危険物の規制に関する法令に基づき 運搬する危険物の性状を理解させるとともに 取扱方法 積載方法及び運搬法法について留意すべき事項を指導する また 運転中に危険物が飛散又は漏えいした場合に安全を確保するためにとるべき方法を指導し 習得させる (7) 適切な運行の経路及び当該経路における道路及び交通の状況 1 当該貨物自動車運送事業に係る主な道路及び交通の状況をあらかじめ把握させるよう指導するとともに これらの状況を踏まえ トラックを安全に運転するために留意すべき事項を指導する この場合 交通事故の実例又は自社のトラックの運転者が運転中に他の自動車又は歩行者等と衝突または接触おそれがあったと認識した実例 ( ヒヤリ ハット体験 ) を説明すること等により運転者に理解させる 2 安全に通行できる経路としてあらかじめ設定した経路を通行するよう指導するとともに当該経路における道路及び交通の状況を踏まえ 当該トラックを安全に運転するために留意すべき事項を指導し 理解させる (8) 危険の予測及び回避強風等の悪天候が運転に与える影響 右左折時における内輪差 直前 後方及び左側方の視界の制約及びジャックナイフ現象等のトラックの運転に関して生ずる様々な危険について 危険予知訓練の手法等を用いて理解させるとともに 必要な技能を習得させる また 危険を予測し 回避するための自らへの注意喚起の手法として 必要に応じ 指差呼称及び安全呼称を活用する (9) 運転者の運転適性に応じた安全運転適性診断の結果に基づき 個々の運転者に自ら運転行動の特性を自覚させるよう努める また 運転者のストレス等の心身の状態に配慮した適切な指導を行う (10) 交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因及びこれらへの対処方法長時間の連続運転による過労及び飲酒等の生理的要因並びに慣れ及び自分の運転技術の過信による集中力の欠如等の心理的要因が交通事故を引き起こすおそれがあることを実例を説明すること等により理解させる また 運転中に疲労や眠気を感じたときは運転を中止し 休憩するか 又は睡眠をとるよう指導するとともに 飲酒運転 酒気帯び運転及び覚醒剤等の使用の禁止を徹底する (11) 健康管理の重要性疾病が交通事故の要因になるおそれがあることを実例などを説明すること等により理解させ 定期的な健康診断の結果に基づいて生活習慣の改善を図るなど適切な健康管理を行うことの重要性を理解させる

特定の運転者に対する特別な指導 (1) 事故惹起運転者に対する特別な指導の内容及び時間 1 トラックの運行の安全の確保に関する法令等トラックの運行の安全を確保するため貨物自動車運送事業法その他の法令等に基づき運転者が遵守すべき事項を再確認させる 2 交通事故の実例の分析に基づく再発防止対策交通事故の実例の分析を行い その要因となった運転行動上の問題点を把握させるとともに 事故の再発を防止するために必要な事項を理解させる 3 交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因及びこれらへの対処法交通事故を引き起こすおそれのある運転者の生理的及び心理的要因を理解させるとともに これらの要因が事故につながらないようにするための対処方法を指導する 4 交通事故を防止するために留意すべき事項貨物自動車運送事業者の事業の態様及び運転者の乗務の状況等に応じてトラックの運行の安全を確保するために留意すべき事項を指導する 5 危険の予測及び回避危険予知訓練の手法等を用いて 道路及び降雨痛の状況に応じて交通事故につながるおそれのある危険を予測させ それを回避するための運転方法等を運転者が自ら考えるよう指導する 6 安全運転の実技実際にトラックを運転させ 道路及び交通の状況に応じた安全な運転方法を添乗等により指導する 1~5 までについて 6 時間以上実施すること 6 については可能な限り実施することが望ましい (2) 初任運転者に対する特別な指導の内容及び時間 1 トラックの安全な運転に関する基本的事項貨物自動車運送事業法その他法令に基づき運転者が遵守すべき事項及び交通ルール等を理解させるとともに トラックを安全に運転するための基本的な心構えを習得させる 2 トラックの構造上の特性と日常点検の方法トラックの基本的な構造及び装置の概要並びにトラックの車高 視野 死角及び内輪差等の他の車両との差異を理解させるとともに 日常点検の方法を指導する 3 交通事故を防止するために留意すべき事項貨物自動車運送事業者の事業の態様及び運転者の乗務の状況等に応じてトラックの運行の安全を確保するために留意すべき事項を指導する 4 危険の予測及び回避道路及び交通の状況の中に含まれる交通事故につながるおそれのある主な危険を理解させるとともに それを回避するための運転方法等を指導する 5 安全運転の実技実際にトラックを運転させ 道路及び交通の状況に応じた安全な運転方法を添乗等により指導する 1~4 までについて 6 時間以上実施すること 5 については可能な限り実施することが望ましい (3) 高齢者である運転者に対する指導適齢診断の結果を踏まえ 個々の運転の加齢に伴う身体機能の変化の程度に応じたトラックの安全な運転方法等について運転者自ら考えるよう指導する

国土交通省告示第 1366 号 年間教育計画 教育内容 ( 年度 ) その他 4 トラックを運転する場合の心構え飲酒運転の危険性 5 トラックの運行の安全を確保するため に遵守すべき基本的事項過労運転について 6 トラックの構造上の特性運転速度について 7 貨物の正しい積載方法 事故を起こした場 合の対処方法 8 過積載の危険性 9 10 危険物を運搬する場合に留意すべき事項 適切な 運行経路及び当該経路におけ る道路及び交通の状況 11 危険の予測及び回避 12 運転者の運転適性に応じた安全運転 1 交通事故に関る運転者の生理的及び心 理的要因及びこれらへの対処方法 2 健康管理の重要性 3 まとめ

検 印 教育記録簿 運行管理者 実施年月日 時場 間所 実施者営業所名 実施時間 場所 実施者等を記載する 指 導教育の内容 実施した内容を詳細に記入 教育実施時に使用した 資料 写真等も記録簿に添付する 3 年間保存 月 1 回程度実施することが望ましい 全運転者を対象に実施する ( 欠席者は後日実施した記録を記入 ) 氏名 ( サイン ) 感想 欠席者フォロー日付 1 11 氏名 ( サイン ) 感想 欠席者フォロー日付 出 席 者 2 12 3 13 4 14 5 15 6 16 7 17 8 18 9 19 10 20 教育について 1) 基本的には 平成 13 年 8 月 20 日国土交通省告示 1366 号の指導監督指針に基づき 指導監督指針全 11 項目を充たす教育を1 年に1 回以上行うこととする 2) 出席者には自筆のサインもしくは押印を求めることとする 欠席者については後日に別途教育を行いサインもしくは押印を求めることとする