第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

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Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

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第 1 章 ヘルスプランぎふ 21 の基本的な考え方 1 計画策定の趣旨 ヘルスプランぎふ 21 は 岐阜県健康増進計画として平成 14 年 3 月に策定し その後平成 20 年度には 国が策定した 健康日本 21 と連動しながら メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病の一次予防に重点をおいた

目 次 はじめに 1 第 1 条目的 2 第 2 条定義 3 第 3 条基本理念 5 第 4 条市民の責務 7 第 5 条歯科医療等関係者の責務 9 第 6 条保健医療等関係者の責務 10 第 7 条事業者の責務 11 第 8 条市の責務 12 第 9 条基本的施策 13 第 10 条基本計画 16

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大


第3章 指導・監査等の実施

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調書のの見方 新規 新規事業の実施 現行どおり 事業をする 充実 事業の充実 強化を図る 改善 事業の見直し 改善を図る 縮小 事業規模を縮小する 廃止 事業を廃止する 2

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

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平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

計画の今後の方向性

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1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

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歯や口腔の健康について

1 保健事業実施計画策定の背景 北海道の後期高齢者医療は 被保険者数が増加し 医療費についても増大している 全国的にも少子高齢化の進展 社会保障費の増大が見込まれる このような現状から 一層 被保険者の健康増進に資する保健事業の実施が重要となっており 国においても 保健事業実施計画 ( データヘルス

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

⑤5 地方公共団体における検証等に関する調査結果

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基本理念 第 6 期計画では 高齢者が住み慣れた地域で健康でいきいきと充実した生活を送ることができる地域社会の構築をめざしてきました 第 7 期計画においても 第 6 期計画の基本理念を継承し 総合計画における高齢者福祉の施策の実現をめざして 住んでよかった亀岡 老後も楽しい亀岡 を本計画の基本理念

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個人の状況第 2 部各論 ライフスタイル健康観の形成に対する影響が大きい主な要因健康課題 今までの家庭 学校を中心とした環境から自立していく時期 家族よりも友人達と過ごす時間が増えていき, 交流関係が広がっていく時期 学生 ( 自宅 単身 ), 就業者 ( 自宅 単身 ) 等で分かれる時期 家庭 学

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国民健康保険制度改革の施行に向けて

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3 母子保健事業の量の見込みと提供体制 1 安心して妊娠期を過ごし出産を迎えることができる 親になるための準備と産じょく期の支援 子どもや母親の健康の確保 (1) 母子健康手帳の発行 現状と課題妊娠 出産期から子育てまでの途切れない支援の出発点として 母子健康手帳の交付を保健師が行うことで 妊婦の健

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1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

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3 対象者への案内の方法 当該年度の特定保健指導対象者全員 ( 基準では非該当だが 医療保険者の判断で特定保健指導対象となる方 も含む ) に対して 参加案内を郵送して 結果説明会を実施するとともに 特定保健指導における初回時面接を行います また 初回時面接未参加者に対しても 再度 特定保健指導の参

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第3章「疾病の発症予防及び重症化予防 1がん」

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

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千葉県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 1 市区町村名 銚子市 2 人口 ( 1) 68,930 人平成 25 年 4 月 1 日現在 ( ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上人口 20,936 人 ( 高齢化率 30.37%) ( ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれについて記載

高齢者虐待防止対応マニュアル別冊 6 関係機関との連携 (1) 各機関の役割 市町村や地域包括支援センター等の関係機関は それぞれ対応可能な範囲があります 範囲を超えた対応は行うことができません また 事例によって関係機関の対応を依頼する場合があります 市町村が中心となるコアメンバー会議によって 大

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評価項目 A Bともすべての項目に を入れてください 評価項目 A 宣言内容 ( 共通項目 ) チェック項目 取り組み結果 出来た概ね出来た出来なかった 1 経営者が率先し 健康づくりに取り組みます 健康宣言証の社内掲示など 健康づくりに関する企業方針について 従業員へ周知していますか? 経営者自身

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下の図は 平成 25 年 8 月 28 日の社会保障審議会介護保険部会資料であるが 平成 27 年度以降 在宅医療連携拠点事業は 介護保険法の中での恒久的な制度として位置づけられる計画である 在宅医療 介護の連携推進についてのイメージでは 介護の中心的機関である地域包括支援センターと医療サイドから医

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第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯科保健施策を推進します 中心となる歯科関係団体等 県歯科医師会 歯科保健協会及び歯科大学等関係団体 県における検討 歯科保健医療対策委員会県計画の進行管理及び県の歯科保健医療に関する総合的な対策を協議します 必要に応じ 個別の課題について 専門委員会で協議します (2) 地域における推進 地域振興局を単位として 地域の現状や課題等を踏まえ 保健 医療 社会福祉 労働衛生 教育等との連携を図りながら 市町村域を超えた広域的な取組を推進します 必要に応じ 地域振興局間で連携を図りながら 医療圏域ごとの課題について検討します 中心となる歯科関係団体等 郡市歯科医師会 歯科保健協会及び県歯科衛生士会支部等関係団体 - 9 -

地域における検討 歯科保健調査企画連携協議会県計画を効果的に推進するため 県地域機関において 県の全体方針を踏まえながら 地域の課題を解決するための具体策について協議します 郡市歯科医師会 保健所関係者連絡協議会本県における課題を地域の歯科医師会 保健所関係者が共有し 市町村支援等の今後の方策について協議します 市町村における推進 市町村歯科保健計画に基づき 地域の実情や課題を踏まえ 子どもから高齢者及び障害者等全ての住民に対して ライフステージに応じた きめ細やかな歯科保健の取組が期待されます 市町村歯科保健計画の策定支援等 取組が円滑に行われるよう支援します 中心となる歯科関係団体等 郡市歯科医師会 県歯科衛生士会支部等関係団体等 市町村における検討 市町村歯科保健協議会等市町村において 市町村歯科保健計画の進行管理及び歯科保健施策に関する評価及び推進等について協議します 歯科保健推進条例に基づく県歯科保健医療計画と市町村歯科保健計画 の策定支援 - 10 -

会議別実施主体及び主な参集者等 実施主体 主な参集者 会議名 県 ( 本庁 ) 県歯科医師会 県 ( 地域機関 ) 郡市歯科医師会 市町村 県民 大学 関係団体等 全 県 歯科保健医療対策委員会 歯科保健医療対策専門委員会 地 域 市町村 歯科保健調査企画連携協議会 郡市歯科医師会 保健所関係者連絡 協議会市町村歯科保健協議会等 実施主体 住民の主体的な取組 歯 口腔の健康づくりを県民自ら考え行動できるよう 自治会や市民団 体等による住民主体の活動が期待されます 市町村等と連携しながら その取組が円滑に行われるよう支援します 中心となる関係団体等 市 ( 町村 ) 民団体 自治会 食生活改善推進委員等 - 11 -

2 役割 (1) 県の役割 歯科保健推進条例に基づき 歯 口腔の健康づくりに関する施策を総合的かつ効果的に推進します 主な施策 市町村歯科保健計画策定にかかる専門的 技術的支援 情報の収集 提供 関係者の連携体制の構築及び普及啓発 県民が定期的に歯科健診を受けること等への勧奨 市町村長 市町村教育委員会等が行うフッ化物応用等のむし歯予防対 策の効果的な実施の推進 生涯にわたる効果的な歯 口腔の健康づくりの推進 市町村長 市町村教育委員会等が行う歯 口腔に関する外傷及び障害 等の防止及びこれらの軽減を図るための対策等の推進 障害を有する人 介護を必要とする人等に対する定期的な歯科健診又 は歯科診療等の確保及び推進 児童虐待及び高齢者虐待の早期発見に資する歯科医療機関等との連携 及び関係者の資質向上 歯 口腔の健康づくりに携わる人の確保及び資質の向上 調査研究の推進 歯科疾患実態調査 ( 小児 ) 県民健康 栄養実態調査 歯科医療連携等に関する調査等 口腔保健支援センターの設置の推進 市町村 医療保険者 学校等への保健所による広域的 専門的な支援 にいがた健口文化推進月間 の普及 (2) 市町村の役割生涯を通じた歯科保健施策を推進する上で 住民に最も身近な歯科保健サービスの提供主体として 歯 口腔の健康づくりに関する施策を継続的かつ効果的に推進するよう努めます 主な取組内容 地域の状況把握と評価 市町村歯科保健計画の策定 評価及びフィードバック フッ化物洗口や成人歯科健診の実施等 ライフステージに応じた切れ目のない歯科保健サービスの提供 住民組織との連携 協働による歯 口腔の健康づくりに関する啓発活動 歯科医師会 職域 県地域機関等の関係者との連携 協働した取組 - 12 -

(3) 県民の役割 県民は 歯 口腔の健康づくりに関する知識及び理解を深めるよう努めます 地域の構成員として歯科保健活動に主体的に参加し 地域ぐるみの健康増進に努めます 主な取組内容 歯 口腔の健康を保つために 以下の 3つのF を自ら実践する 1フッ化物洗口やフッ化物入り歯みがき剤を使用する (Fluorides) 2 歯間ブラシやデンタルフロスを使う (Dental Floss) 3 何でも相談できる かかりつけ歯科医 をもち 定期的な管理 指導を受ける (Follow up) 行政や関係団体が行う健康イベントや歯科健診 健康相談への参加 要介護者 障害者等の口腔ケアの大切さを理解する 歯 口腔の健康が 全身の健康につながることを理解する 歯 口腔の健康づくりに関するよい習慣等を家族 友人等へ伝える (4) 企業及び医療保険者の役割企業及び医療保険者は 従業員及び被保険者が 歯 口腔の健康づくりに関する正しい知識や予防に向けた取組を行うことを促進するため 歯科保健教育及び歯科健診等の機会の確保に努めます 主な取組内容 健康フェアや広報誌等を活用した啓発 事業所歯科健診等の実施 特定健康診査における歯の健康に関する検査の実施 保健医療専門職の理解促進 地域職域連携の推進 (5) 保育所 幼稚園 学校等の役割子どもの頃から歯 口腔の健康によい生活習慣が定着し 今のうちから将来を考え 行動できる人材を育てるための取組に努めます 主な取組内容 学校等におけるフッ化物洗口の実施 定期歯科健診後の受診勧奨の徹底 よく噛む等の望ましい食習慣や歯肉炎予防等の健康教育 学校歯科医等と連携した歯科保健教育の推進 保護者や学校等職員への啓発 外傷予防に関する教育の充実 学校等で行う歯によい習慣を地域に情報発信する - 13 -

(6) 関係団体等の役割保健 医療 福祉関係の専門団体として 県民が健康づくりを積極的に取り組めるよう 人材確保や情報提供等の専門性を活かした技術的支援を行います 主な取組内容 歯科医師会等による市町村への働きかけ 技術支援の強化 薬剤師による学校等におけるフッ化物洗口実施の支援 栄養士会や食生活改善推進委員協議会等による 食育推進を通じた望ましい食習慣の啓発 ホームページや広報誌等を活用した啓発 歯科保健協会等による啓発資料の作成 歯科診療所における予防処置 専門的指導 歯科専門職等関係者の資質向上 (7) 介護サービス施設 事業所 障害者施設等の役割必要な口腔保健サービスや医療が受けられるよう 保健 医療 社会福祉等の関連職種と連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりの推進に努めます 主な取組内容 入所者 通所者の定期歯科健診の実施 口腔機能向上サービスの実施 口腔ケアに対する職員の意識向上 日常の口腔ケアの支援 家族への啓発 歯科関係者等の多職種との連携体制の構築 - 14 -

3 進行管理及び評価 (1) 進行管理 毎年度 歯科保健医療対策委員会において 県計画の進行管理を行います 必要に応じて専門委員会を開催し 重点課題について協議し施策に反映します 県地域機関にあっては 毎年 歯科保健調査企画連携協議会において地域の課題や市町村の取組状況等を把握し 全体の評価に反映します (2) 目標の設定 前計画で定めた平成 34 年までの長期目標値を原則 継続することとし 評価指標ごとに個別検討した上で 平成 32 年の目標値を設定します (3) 評価 本計画の最終年度には 目標の達成度を検証 評価し 次期歯科保健医療計画に反映します 目標については 各種調査等の結果を考慮して 必要に応じて見直しを行います - 15 -

すべての県民が歯と口腔の健康を保ち 生涯 充実した食生活や会話を楽しむ ために むし歯や歯周病を予防する取組として 3 つの F を進めています デンタルフロスなどによる歯間部清掃 (Dental Floss) 生涯を通じたフッ化物の利用 (Fluorides) かかりつけ歯科医による定期健診 (Follow UP) - 16 -