1. 上位計画 1 住生活基本計画 ( 全国計画 )( 平成 23 年度 ~ 平成 32 年度 ) 住生活基本法 ( 平成 18 年法律第 61 号 ) 第 15 条第 1 項に規定する国民の住生活の安定の確保及び向上の促進に関する基本的な計画を 平成 23 年度から平成 32 年度までを計画期間と

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四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

定住意向で 今後も住み続けたい が過半数 ( 約 60%) を占めている 高齢者 障がい者対策で 身近なデイサービスの拡充 道路 公共施設のバリアフリー 相談窓口 等を求める意見が多い 子育て支援では 公園 保育所 児童館の整備 が多い 3) 周辺環境について より広い 地区単位の区分では以下のよう

相模原市住宅基本計画 概要版

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

住まい まちづくりの基本目標と基本的施策の展開方向 1. 住まい まちづくりの理念と基本目標 だれもが安心して住み続けたいと感じる魅力ある とだ の住まい まちづくり を政策の基本理念とし これを実現するために次の 3 つを基本目標として総合的な施策を図るものとします 基本目標 -Ⅰ 多様なニーズに

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地域住宅計画 計画の名称地域住宅計画都道府県名三重県作成主体名計画期間平成 17 年度 ~ 22 年度 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 当該地域は 三重県の南部に位置し 人口約 25,000 人 世帯数約 8,400 世帯の地域である は伊勢志摩国立公園の玄関口として 観光及び水産業を中心に発展

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

地域住宅計画 計画の名称高岡地域 (H27-31) 都道府県名富山県作成主体名高岡市 計画期間 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 平成 27 年度 ~ 31 年度 高岡地域は富山県の西部に位置し 人口約 17 万 6 千人 世帯数約 6 万 6 千世帯 (H26.12 月住民基本台帳 ) の地域で

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平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

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地域住宅計画 計画の名称千葉市地域 (3 期 ) 都道府県名千葉県作成主体名計画期間平成 27 年度 ~ 31 年度 千葉市 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 千葉市は千葉県のほぼ中央部に位置し 人口は約 96 万人 世帯数は約 42 万世帯の地域で地域面積は k m2である 本市では

PowerPoint プレゼンテーション

第2節 茨木市の現況

スライド 1

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市


2

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

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公的な住宅改修制度について

地域住宅計画の名称 大崎地域住宅計画第 Ⅲ 期 ( 第 2 回変更 ) 作成主体 大崎市 計画期間 平成 28 年度 ~ 平成 32 年度 1. 地域の住宅施策の経緯及び現況 大崎市は, 市西部の奥羽山脈を源とする鳴瀬川, 江合川が東流する肥沃な耕土として形成された大崎平野に位置し, 田園と水資源豊

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( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1

部門別方針 / 住宅 住環境整備の方針 Ⅲ-6 3) 住環境の状況全市の土地利用に占める住宅系土地利用の割合は 約 32% となっています ( 平成 22 年度都市計画基礎調査 ) 本市の住宅地は 地形や市街化の経緯 土地利用状況等により 鎌倉地域の戸建住宅地 大船 深沢 腰越の既成市街地の住宅地

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表紙

大阪府営門真住宅まちづくり基本構想 平成 25 年 6 月 大阪府 門真市

要望理由 (1) 政策目的 既存住宅の流通の円滑化を通じ 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化を図る また 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備するとともに 既存住宅の耐震化を促進し 住宅ストックの品質 性能を高め 国民の住生活の向上を目指す (2) 施策の必要性 国民がライフステ

第 1 計画の基本的事項 1 計画の目的庄原市住宅基本計画 ( 以下 本計画 という ) は 住宅を取り巻く環境の変化に対応しつつ 本 市の実情や市民ニーズに対応した住宅施策を進めるため 現計画 ( 平成 20 年 3 月策定 ) の見直しを行 い 新たな計画を策定するもので 市民が安心 安全で快適

高齢者住宅施策の現状と今後の方向性

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

大規模住宅団地の現状と活性化・再生の進め方

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栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 二期計画 ) 概要版 1 計画の目的と背景 高齢化が急速に進行する中 平成 24 年 3 月に県土整備部と保健福祉部が連携のもと高齢者の居住の安定確保に関する法律に基づく 栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 以下 現計画 という ) を策定し 高齢者が安心して快適に暮

高齢者居住安定確保計画とは 高齢者の居住の安定確保に関する法律の一部を改正する法律 [ 平成 年 8 月 9 日施行 ] 高齢者の居住の安定の確保を一層推進するため 基本方針の拡充 都道府県による高齢者の居住の安定の確保に関する計画の策定 高齢者生活支援施設と一体となった高齢者向け優良賃貸住宅の供給


計画書

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計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

建設の施工企画 特集 5 長寿命化 維持管理 リニューアル 住宅の長寿命化への取組 国土交通省住宅局住宅生産課 今後の住宅政策においては これまでの つくっては壊す フロー消費型社会から いいものをつくっ て きちんと手入れして 長く大切に使う という ストック重視型への転換を図ってい

イメージ図 ( 医療施設の場合 ) イメージ図 ( 誘導施設 : 地域医療支援病院の場合 ) 5 届出を要しない軽易な行為などについて都市再生特別措置法第 108 条並びに都市再生特別措置法施行令第 35 条 第 36 条の規定により 以下の行為は届出の対象となりません 軽易な行為その他の行為で政令

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

三和地域市営住宅建設基本計画 ( 案 ) 平成 30 年 12 月

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目次 第 1 章 : この計画について 1 (1) 舞鶴市住生活基本計画とは (2) 国 府の住宅政策の動向 (3) 舞鶴市住生活基本計画策定の考え方 第 2 章 : 舞鶴市の住宅 住環境に係る課題 2 (1) 地域生活の 安心基盤 としての住宅 住環境づくり (2) 居住魅力の向上に資する 良質な

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平成13年度分譲マンションアンケート調査(簡易集計結果)

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

地域住宅計画 計画の名称境港市地域都道府県名鳥取県作成主体名計画期間平成 29 年度 ~ 33 年度 境港市 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 1 境港市の概要境港市は鳥取県の北西部 弓浜半島の北端に位置し 東は美保湾に西は中海に 北は境水道をへだてて島根県松江市美保関町に相対し 南は米子市と接し

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1 防災機能 東海地震防災対策強化地域 東南海 南海地震防災対策推進地域に指定され 大規模地震の危険性の高い地域となっています 平成 19 年度の住宅の耐震化率は 77% です 4m 未満の狭あい道路に接する住宅は 概ね 40% 前後で推移しています 近隣市と比較すると西尾市に次いで高く 2m 未満

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

出雲市 都市建設部 建築住宅課 出雲市公営住宅等 長寿命化計画

Ⅰ. 住宅マスタープラン改定の目的と背景 背景と目的 住宅は生活の基盤であると同時に 都市を形づくる基礎的な要素です 市民の誰もが住み慣れた地域で いきいきと豊かな市民生活をおくれる ゆとりのある住生活の実現や魅力ある住環境の整備が重要となっています 多摩市では 平成 6(1994) 年 3 月に初

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第3章 住宅政策上の課題(基本的課題)

1 章計画の目的と方法 計画の目的 小樽市住宅マスタープラン( 住生活基本計画 ) は 安全で快適に暮らせる住環境づくりを推進するために 官民含めた住宅施策の方針を示すものであり 本市の住宅施策は 第 6 次小樽市総合計画及び本プランに基づき展開していきます 平成 16 年度に現行プランを策定後 第

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第 4 章住宅施策の展開 1 安全 安心で快適な住生活の実現 に関する住宅施策 基本目標 1の 安全 安心で快適な住生活の実現 については 次の施策目標ごとに 施策を展開していきます (1) 災害に強い住まいづくり (2) 既存住宅の質の向上と活用 (3) 快適な住生活の実現 (1) 災害に強い住ま

福井市住宅基本計画【素案概要版】

地域住宅計画 計画の名称鳥取市地域都道府県名鳥取県作成主体名計画期間平成 22 年度 ~ 26 年度 鳥取市 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 1 鳥取市の概要鳥取市は鳥取県東部に位置する県庁所在地で 平成 16 年 11 月 1 日に国府町 福部村 河原町 用瀬町 佐治村 気高町 鹿野町 青谷町

地域住宅計画 計画の名称地域住宅計画 (Ⅲ 期 ) 都道府県名鳥取県作成主体名計画期間平成 28 年度 ~ 32 年度 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 1 の概要は鳥取県西部に位置する地方商業都市で 北側に日本海 東側に秀峰大山と自然豊かなまちである 気象に関しては 降雨日数 曇天日数が多い山陰

中井町緑の基本計画(概要版)

多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

2. 重点施策 事業 (1) 人が集まるまちづくりの取り組み空き家 空き地の適切な管理を促進し その活用等に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため 枚方市空家等対策計画 を策定し 空き家等対策に取り組みます また 市外に住む子育て世帯や若年夫婦世帯が 市内在住の親世帯と同居 近居する目標ための住

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 このガイドラインに示す事項以外に 開発許可の要件を満たすことが 2. このガイドラインに示す事

設 拡充又は延長を必要とする理由 関係条文 租税特別措置法第 70 条の 2 第 70 条の 3 同法施行令第 40 条の 4 の 2 第 40 条の 5 同法施行規則第 23 条の 5 の 2 第 23 条の 6 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( - 百万円 ) 東日本大震

社会資本総合整備計画 ( 地域住宅計画 ) の事後評価報告シート 1. 事後評価を実施した社会資本総合整備計画 ( 地域住宅計画 ) 1 計画の名称長崎県全地域 2 都道府県名長崎県 3 計画作成主体長崎県及び長崎市 佐世保市 島原市 諫早市 大村市 平戸市 松浦市 対馬市 壱岐市 五島市 西海市

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

大京グループレポート(CSR抜粋版)

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

また, 区域外の道路部分については, 区域内の道路の整備後に, 交通量等の利用状況をみて, 検討していきます 4 常磐自動車道の側道沿いの一方通行の道路について, 一方通行の制限を解除できないのか また, この道路の交通量についても調査を実施した上で, 区域外の道路の整備をしなければならないのではな

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

用への助成を除くと 住宅に関する融資や助成制度等の情報提供の充実 との回答割合が高い( 子育て住み替え意識調査 ) 以上のことから 住宅が手狭であることを理由に市外へ転出する若い世代が相当数存在し また その傾向が強まっていることがうかがえる また 住み替え後は4LDKの間取りを中心とした持ち家 (

( 資料 3) 比較検討した住宅 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資料 4) 住宅の選択理由 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資

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地域住宅計画 計画の名称地域都道府県名大阪府作成主体名計画期間平成 21 年度 ~ 24 年度 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 は東西 16km 南北 4.8km 面積は 43.99k m2を有し 大阪市中心部 和歌山市中心部よりそれぞれ約 30km の位置にある 市域では寺社仏閣の歴史的資源


居住面積水準 住生活基本計画 (H28.3 閣議決定 ) において 最低居住面積水準及び誘導居住面積水準を定めている 最低居住面積水準は 健康で文化的な住生活を営む基礎として必要不可欠な住宅の面積の基準である 誘導居住面積水準は 豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

計画策定の背景と目的 本市では 平成 11 年 3 月に 大東市住宅マスタープラン を策定し 施策 事業を推進してきましたが 計画策定から15 年余りが過ぎ この間に本格的な人口減少 少子高齢化社会の到来や 環境問題をはじめ社会情勢は大きく変化してきました これらの変化 課題を踏まえ 住生活の安定の

Transcription:

1. 上位計画 1 住生活基本計画 ( 全国計画 )( 平成 23 年度 ~ 平成 32 年度 ) 住生活基本法 ( 平成 18 年法律第 61 号 ) 第 15 条第 1 項に規定する国民の住生活の安定の確保及び向上の促進に関する基本的な計画を 平成 23 年度から平成 32 年度までを計画期間として定め 以下の施策目標を掲げている 計画期間 : 平成 23 年度 (2011 年度 )~32 年度 (2020 年度 ) おおむね 5 年後に見直し目標 1 安全 安心で豊かな住生活を支える生活環境の構築住宅の安全性 耐久性 快適性 エネルギーの使用の効率性その他の住宅の品質又は性能の維持及び向上と安全 安心で豊かさを実感できる居住環境の整備を進めるとともに 住生活の安心を支えるサービスが提供される環境の実現を図る これにより 安全 安心で かつ 地域の自然 歴史 文化その他の特性に応じて 住民が誇りと愛着を持つことができる 豊かな住生活を支える生活環境の構築を目指す 目標 2 住宅の適正な管理及び再生住宅ストックの適正な管理を促進するとともに 特に増加する建設後相当の年数を経過したマンション等の適正な管理と維持保全 更には老朽化したマンション等の再生を進めることにより 将来世代に向けたストックの承継を目指す 目標 3 多様な居住ニーズが適切に実現される住宅市場の環境整備国民一人一人が それぞれの価値観 ライフスタイルやライフステージに応じ また 高齢者や障害者がその身体機能の特性等に応じた住宅を 無理のない負担で安心して選択できる住宅市場の実現を目指す 特に 良質な既存住宅の資産価値が適正に評価され その流通が円滑に行われるとともに 国民の居住ニーズと住宅ストックのミスマッチが解消される循環型の住宅市場の実現を目指す 目標 4 住宅の確保に特に配慮を要する者の居住の安定の確保低額所得者 被災者 高齢者 障害者 子どもを育成する家庭 外国人 ホームレス等の住宅の確保に特に配慮を要する者 ( 以下 住宅確保要配慮者 という ) がそれぞれの特性に応じて適切な住宅を確保できるよう 公営住宅等公的賃貸住宅を的確に供給するとともに民間賃貸住宅への円滑な入居の支援を推進し これらが相まった重層的かつ柔軟な住宅セーフティネットの構築を目指す 資料 : 住生活基本計画 ( 全国計画 )( 平成 23 年度 ~ 平成 32 年度 ) 41

2 沖縄県住生活基本計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 32 年度 ) 住生活基本計画 ( 全国計画 ) に基づいて 沖縄県は 沖縄県住生活基本計画 ( 平成 23 年 度 ~ 平成 32 年度 ) を策定し 以下の目標を掲げている 基本的な方針 : 誰もが安心して心地よく暮らせる美ら島沖縄計画期間 : 平成 23 年度 (2011 年度 )~32 年度 (2020 年度 ) おおむね 5 年後に見直し目標 1 質の高い住まいづくり 1. 良質な居住性能を有した新規住宅ストックの形成 2. 既存ストックのリフォームによる居住水準 住宅性能の向上 3. 長期利用可能な住宅の普及 4. 耐震性の向上 5. 住まいのユニバーサルデザイン化目標 2 安全 安心な居住環境づくり 1. 災害に強い居住環境づくり 2. 密集市街地の改善 3. 防犯性の向上目標 3 社会ニーズに対応した住まいづくり まちづくり 1. 高齢者世帯に対応した多様な住まいの確保 2. ファミリー世帯 子育て世帯に適した住まいづくり 3. 離島 過疎地域の定住促進 4. まちなか居住の促進目標 4 沖縄の特性を活かした住まいづくり まちづくり 1. 循環 と 共生 の住まいづくり 2. 沖縄の風土に適した住まいづくり 3. 良好な住宅地景観の形成 保全 4. 伝統的な技術の継承 地域素材を活かした住宅の普及目標 5 多様な居住ニーズが実現される環境づくり 1. 中古住宅に関する情報提供 2. 定期借地 定期借家制度の活用 3. 住宅に関する相談体制と情報提供目標 6 全ての県民の居住の安定の確保 1. 真に困窮する低所得者層に対するセーフティネット 2. 多様な住宅困窮世帯に対応するセーフティネット資料 : 沖縄県住生活基本計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 32 年度 ) 42

3 第 4 次糸満市総合計画 ( 平成 23~32 年度 ) 糸満市全体の 10 年後の計画目標を定めるもので 基本理念は変わらず 今回将来像として つながりの豊かなまち を示した < 基本理念 > ひかりのまち : 果てしない希望を抱き飛躍的前進をめざすまちみどりのまち : 自然を保護し健康で快適な住みよいまちいのりのまち : 平和を願い情操豊かな明るいまち < 将来像 > 糸満市は 第 4 次総合計画の将来像を次のとおり掲げます つながりの豊かなまち < 良好な住宅 住環境の形成 > (3) 施策とその取り組み 1 良好な住宅の整備 省エネルギーや環境に配慮した住宅の普及を関係機関と連携して促進していきます ユニバーサルデザインの採用による誰にでも優しい住宅の普及を関係機関と連携して促進していきます 二世代住宅 三世代住宅の建築の条件整備に努めます 市街化調整区域においては規制緩和の観点から県に働きかけます それぞれ住宅からの死角の排除 一戸一灯 運動を取り入れた住宅を関係機関と連携し普及促進していきます 2 市営住宅の建て替え 市営住宅の建て替えや整備をまちづくりの視点で捉え 快適で支え合うコミュニティーのあるまちとなるよう計画を推進します 農村部の公営住宅整備については 既存の公営住宅の改築を優先させながら 若者が定住できる計画の検討をはかります 3コミュニティー施設の充実 地域力を高めるよう公民館または集会所等の整備 公園緑地等の整備を促進します 公園等のコミュニティー施設の管理を市民と行政等の協働により推進します 資料 : 第 4 次糸満市総合計画 ( 平成 23~32 年度 ) 43

2. 関連計画 1 糸満市都市計画マスタープラン ( 平成 16~35 年度 ) 平成 35 年度を目標に 主に都市施設の整備目標を示している 資料 : 糸満市都市計画マスタープラン ( 平成 16~35 年度 ) 44

2 糸満市風景づくり計画 ( 平成 25 年度 ) 糸満市の美しい風景を保持 創造するために建築物の色 緑化 あるいは高さを定めるもので 対象地区は以下のように定められている 特筆すべきは高さを 5 階以下と定めていることである 字糸満エリア 資料 : 糸満市風景づくり計画 ( 平成 25 年度 ) 45

景観地区別市営住宅の位地 浜川原市営住 重点地区では 建築物の屋根の形状については寄棟を原則とし 素材については赤瓦とする ( ジョーグヮーは赤瓦が原則として採用する ) 第一市営住宅 糸満南小学校跡地 親田原市営住宅 真謝原市営住宅 注 ; 範囲内の市営住宅も示す 資料 : 糸満市風景づくり計画 ( 平成 25 年度 ) 46

3 糸満市老人福祉計画及び介護保険事業計画 ( 平成 27~29 年度 ) 老人福祉計画は高齢者の生活全般の指針であり 住宅に関連しては 基本目標 1-(5)-1 高齢者が住みやすい市営住宅の推進 2 住宅改修の通知 基本目標 3-(2)-1 地域の集いの場の確保 基本目標 4-(1)-1 地域の見守りネットワーク体制の構築 に留意しなければならない 資料 : 糸満市老人福祉計画及び介護保険事業計画 ( 平成 27~29 年度 ) 47

4 糸満市子ども 子育て支援事業計画 ( 平成 27~31 年度 ) 子供 子育ての支援事業の施策指針であり 住宅に関連しては下図の 1-(1)-2 認定こども園の整備推進 次ページの 2-(2)-3 多子世帯への支援の充実 (4)-2 仕事と家庭の両立支援のための整備 がある 大項目の目標 3 の (2) 幼児期の教育 保育事業の量の見込みと確保の方策 は 背景として各地域での過疎 過密の状況があり 地域間のバランスのある量の確保を居住政策で求めている 資料 : 糸満市子ども 子育て支援事業計画 ( 平成 27~31 年度 ) 48

資料 : 糸満市子ども 子育て支援事業計画 ( 平成 27~31 年度 ) 49

5 糸満市第 3 次障がい者計画 ( 平成 24~29 年度 ) 障害者計画は平成 29 年度を目標に以下のような将来像 施策を抱えている 市営住宅の整備で担うべき内容は主に バリアフリーなまちづくりの推進 で示され 1. バリアフリーな環境づくり (2)-1 障がい者に配慮した公営住宅の整備 改善 (2)-2 公営住宅への優先的入居の検討 に要約される 基本理念と目標市民一人ひとりがつながり 障がい者の自立と希望を実現できるまち 施策体系 1. 日々の暮らしの基盤の充実 2. 学び, 働き 憩う環境の充実 3. バリアフリーなまちづくりの推進 バリアフリーなまちづくりの推進 の具体的な施策 資料 : 糸満市第 3 次障がい者計画 ( 平成 24~29 年度 ) 50

6 糸満市地域福祉計画 第 3 次糸満市地域福祉活動計画 ( 平成 25~29 年度 ) 地域の福祉計画を糸満市と社会福祉協議会で担い 推進する その中で特に公営住宅については<みんなが つながる 地域づくり>の 居場所づくりの推進 に該当し 以下のように整理される 市の取り組み 子ども 高齢者 障がい者などの居場所づくり推進 子ども 高齢者 障がい者のための居場所 集いの場の確保の推進 地域の商店街や空き店舗 空き家等を活用した居場所づくり 企業や地域と連携 子ども 高齢者 障がい者等が一ヶ所で集い 交流が行える複合的な居場所づくり 公民館や学校施設の開放の推進 公民館の開放を推進し多くの地域でできるように図る 公民館のない地域には 公民館の建設を進める 学校施設を活用しての子どもたちの放課後対策 居場所づくりにおける人材確保 居場所づくりを進めるため施設管理者を確保 指導者も確保 活動拠点の確保 老人福祉センターの整備の検討 児童センター 青少年センターの機能強化 拠点づくり 老朽化している社会福祉センターの改築 改修の推進 社会福祉協議会の取り組み 地域デイサービス等の推進 現在の地域デイサービスの充実 実施地域の拡大 地域との連携及び支援者 協力員の確保や育成 地域デイサービスの地域情報交換会の開催 地域デイサービスを実施していない地域での ふれあいデイサービス の開催 ふれあいサロンの実施 高齢者のふれあいサロンの実施 子育てサロンの実施 高齢者サロンと連携 51

障がい者の居場所 活動の場の確保 地域活動支援センター 陽だまり の交流活動の充実 障がい者の居場所づくりの推 進 社会福祉センター改築の推進 社会福祉センターの改築 機能強化と各種福祉団体等の活動拠点の充実 真栄里周辺施設団体ネットワーク会議の開催 字真栄里周辺地域で事業等を行っている各施設や団体が連携し 真栄里周辺施設団体 ネットワーク会議の開催 市営住宅は高齢化が進み その中で集会所の設置が予定され 福祉計画の活動支援が望 まれている 52

7 糸満市営住宅再生団地計画 ( 平成 26 年度 ) 糸満市は平成 19 年のストック総合活用計画 ( 糸満市住宅関連実態調査 ) で第一 浜川原 真謝原 親田原の公営住宅の建替えが求められた 次の段階では各住宅の再生団地計画を策定し 実際の建替えに移るスケジュールであった その間 糸満市の南小学校が移転し 跡地利用が検討されている 一方 公営住宅は現在の居住者を移転し 建替え工事を行わなければならない その間の移転補償費は市が負担するものである これらの戸数の総合計は 216 戸で 全戸が保障されるものではなく 他の公営住宅への仮移転が優先されるが 空きが少ない状況である 他方 その間の移転代替の公営住宅として南小跡地への市営住宅を検討することとなった これらの建築は仮設的な公営住宅ではなく 既存の市営住宅の廃止と移転として検討されるものである その際の建替えの基本的な方針は以下の様とする 老朽化が激しい 建替えてから経過年数の多い市営住宅を優先する 各住宅の建設年度 戸数を古い順から再掲すると以下の様に整理される 第一市営住宅 1972 年 36 戸 真謝原市営住宅 1973~74 年 72 戸 浜川原市営住宅 1975 年 36 戸 親田原市営住宅 1976~77 年 72 戸当然 老朽化の程度もこの順位である そのため 次の建替え団地は 第一市営住宅 となる 財政上 小規模の市営住宅を先に建設し 予算の平準化を図る 建替え住宅で真謝原市営住宅と親田原市営住宅は他の住宅の 2 倍規模である 今回の計画では南小跡地の計画を二期に分け 前期は北側の 2 棟 (36 戸 ) を計画し その後南側の住棟を建替える計画である 国の予算は全県で配分され 一気に建設することは難しい 更に対応する糸満市の費用も嵩み 財政規模は平順化することが求められる 建替え費用のみで他の行政需要を抑えることは望ましくない そのため 老朽化の程度からは 2 番目に真謝原市営住宅の建替えとなるが 住戸規模から浜川原市営住宅を先行する その後第二期の南小での増築を行い 真謝原市営住宅の移転とする 以上の方針により考えられているスキームは次図の様である 53

建替え案の引越 移転 ( 案 ) の概略図 2 第一市営住宅 改築 18 戸 / 棟 2 棟 =36 戸 引越 1 旧糸満南小学校跡地へ先行建設 A 棟 39 戸 5 真謝原市営住宅 移住 18 戸 / 棟 4 棟 =72 戸 移転 4 旧糸満南小学校跡地へ先行建設 B 棟 40 戸 引越 引越 6 親田原市営住宅 改築 18 戸 / 棟 4 棟 =72 戸 3 浜川原市営住宅 改築 18 戸 / 棟 2 棟 =36 戸 1 旧南小学校跡地へ稲嶺原市営住宅 ( 仮称 ) を先行建設 A 棟 39 戸 2 稲嶺原市営住宅 ( 仮称 )A 棟へ第一市営住宅全住民 (2 棟 36 戸 ) 引越 第一市営住宅建替後 新住宅に引越 3 浜川原市営住宅全住民 (2 棟 36 戸 ) 稲嶺原市営住宅( 仮称 )A 棟へ引越 浜川原市営住宅建替後 新住宅へ引越 4 稲嶺原市営住宅 ( 仮称 ) 先行建設 B 棟 40 戸 5 真謝原市営住宅全住民 (4 棟 72 戸 ) 引越 真謝原市営住宅建替後 新住宅へ引越 6 親田原市営住宅全住民 (4 棟 72 戸 ) 稲嶺原市営住宅( 仮称 ) 移住 1~6は 事業着手から事業完了までの予定順番を示す 計画は約 10 年に及ぶため現段階では確定しえない部分もある 特に用途廃止団地 6は実施状況を見て判断することとなる 資料 : 糸満市営住宅再生団地計画 注 ; 現在 再生団地計画では上図のような順番となっているが 建物の劣化具合等によっ ては建替え順番に変更の可能性がある 54