海外における主たるバイオジェット燃料製造事業者の動向について 資料 7

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ポイント 藻類由来のバイオマス燃料による化石燃料の代替を目標として設立 機能性食品等の高付加価値製品の製造販売により事業基盤を確立 藻類由来のバイオマス燃料のコスト競争力強化に向けて 国内の藻類産業の規模拡大と技術開発に取り組む 藻バイオテクノロジーズ株式会社 所在地 茨城県つくば市千現 2-1-6

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株式会社日清製粉グループ本社 第158期中間事業報告書

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参考資料 1 約束草案関連資料 中央環境審議会地球環境部会 2020 年以降の地球温暖化対策検討小委員会 産業構造審議会産業技術環境分科会地球環境小委員会約束草案検討ワーキンググループ合同会合事務局 平成 27 年 4 月 30 日

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平成17年度予算案事業本部・局別記者発表日程表(案)

を増加させる際 当該グループ会社の中の他の一の特定石油精製業者は その増加させた数量に相当する数量を自らの利用の目標量から減少させることができる 2 特定石油精製業者が他の一の特定石油精製業者 ( 当年度におけるバイオエタノールの利用の目標量を達成できない正当な理由がある者に限る ) との契約に基づ

NEDOにおけるバイオ燃料製造技術開発コンセプト 2030 年頃のバイオ液体燃料製造事業確立を支援日本のエネルギー利用の24% を占める運輸部門は液体燃料でなければ代替できない 再生可能エネルギーではバイオマスだけが液体燃料製造が可能現状 液体バイオ燃料はサトウキビやパーム油等を原料としており 食料

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2017 年訪日外客数 ( 総数 ) 出典 : 日本政府観光局 (JNTO) 総数 2,295, ,035, ,205, ,578, ,294, ,346, ,681, ,477

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3.1 億ガロン (120 万 kl) と発表した セルロースエタノールは トウモロコシ等の農業残渣を原料として生産されることからCO 2 排出削減効果が大きく 食料資源とも競合しないことから 大きな期待が寄せられている 現在 米国 ブラジル イタリアでセルロースバイオマスを原料とした10 万 kl

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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

B.2 モニタリング実績 (1) 活動量 ( 燃料消費量 生成熱量 生産量等 ) 記号 モニタリング項目 定義 単位 分類 1 モニタリング方法 概要 頻度 実績値 モニタリング実績 計測対象期間 ( 年月日 ~ 年月日 ) 備考 F PJ,biosolid プロジェクト実施後のバイオマス固形燃料使

2017 電波産業調査統計

水素の 利用 輸送 貯蔵 製造2030 年頃 2040 年頃庭用海外 水素 燃料電池戦略ロードマップ概要 (2) ~ 全分野一覧 ~ 海外の未利用エネルキ ー ( 副生水素 原油随伴カ ス 褐炭等 ) 水素の製造 輸送 貯蔵の本格化現状ナフサや天然カ ス等フェーズ3: トータルでのCO2フリー水素供


資料2-1 課税段階について

第 3 章隠岐の島町のエネルギー需要構造 1 エネルギーの消費量の状況 ここでは 隠岐の島町におけるエネルギー消費量を調査します なお 算出方法は資料編第 5 章に詳しく述べます (1) 調査対象 町内のエネルギー消費量は 電気 ガス 燃料油 ( ガソリン 軽油 灯油 重油 ) 新エ ネルギー (

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バイオテクノロジーを利用した省エネ・資源循環技術

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目次 本紙 Ⅰ-3 用語集 Ⅰ-6 1-2

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2006年3月8日

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第 2 章各論 1. フェーズ 1( 水素利用の飛躍的拡大 ) 1.2. 運輸分野における水素の利活用 FCV は 水素ステーションから車載タンクに充填された水素と 空気中の酸素の電気化学反応によって発生する電気を使ってモーターを駆動させる自動車であり 一般ユーザーが初めて水素を直接取り扱うことにな

別添 4 レファレンスアプローチと部門別アプローチの比較とエネルギー収支 A4.2. CO 2 排出量の差異について 1990~2012 年度における CO 2 排出量の差異の変動幅は -1.92%(2002 年度 )~1.96%(2008 年度 ) となっている なお エネルギーとして利用された廃

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(2) 技術開発計画 1 実施体制 環境省 明和工業株式会社 ( 共同実施者 ) 国立大学法人東京工業大学 (2) ガス利用システムの技術開発エンジン発電機の試験運転における稼働状況の確認 評価 (3) 軽質タール利用技術開発エンジン発電機を用いた燃焼試験 (4) トータルシステムの技術開発物質 熱

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原稿メモ

第 1 世代のバイオ燃料は商業ベースで技術開発されたが 規模拡大の制約やコストの問題 があるため DOE は 第 2 世代の技術に焦点を当てている 図表 2 第 1 及び第 2 世代のバイオ燃料 研究開発実証市場投入市場浸透市場成熟 セルロース系エタノール混合燃料 : フィッシャー トロプシュ法ブタ

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バイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント竣工式および新宣言の発表会


豊田通商株式会社 CSR Report 2011

2007年12月10日 初稿

平成 29 年 7 月 地域別木質チップ市場価格 ( 平成 29 年 4 月時点 ) 北東北 -2.7~ ~1.7 南東北 -0.8~ ~ ~1.0 変動なし 北関東 1.0~ ~ ~1.8 変化なし 中関東 6.5~ ~2.8

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バイオ燃料政策の現状認識と課題 安定供給 バイオ燃料政策は 世界的に 地産池消 が原則である一方 従来の国産バイオ燃料事業 ( 第一世代 ) の大半は事業化に結びつかず 現在は全量をブラジル一国からの輸入に依存 供給安定性の観点からのリスクを最小限にするためには 調達先を多角化しつつ 我が国における

最近の油価下落による欧州石油業界への影響と見通し

エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律の制定の背景及び概要 ( 平成 22 年 11 月 ) 資源エネルギー庁総合政策課編


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番号文書項目現行改定案 ( 仮 ) 1 モニタリン 別表 : 各種係 グ 算定規程 ( 排出削 数 ( 単位発熱量 排出係数 年度 排出係数 (kg-co2/kwh) 全電源 限界電源 平成 21 年度 年度 排出係数 (kg-co2/kwh) 全電源 限界電源 平成 21 年度 -


平成 21 年度資源エネルギー関連概算要求について 21 年度概算要求の考え方 1. 資源 エネルギー政策の重要性の加速度的高まり 2. 歳出 歳入一体改革の推進 予算の効率化と重点化の徹底 エネルギー安全保障の強化 資源の安定供給確保 低炭素社会の実現 Cool Earth -1-

海外における電力自由化動向

目次 1. 環境負荷軽減の動き 2. バイオジェット燃料の動き 3. 日本でのバイオジェット燃料普及への課題 4. まとめ Appendix. 航空代替燃料の種類 2

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空港での 素利活 に向けた検討会 資料 (1/14) 燃料電池 (FC) フォークリフトの取組み FC = Fuel Cell ( ベース 両 : 積載荷重 2.5t 電動フォークリフト ) 2016 年 7 月 5 日 株式会社豊田自動織機 産 FC プロジェクト Copyright(c) 201

アジア近隣 5 カ国における牛乳乳製品の輸入動向 資料 5-2 各国とも輸入額全体に占める脱脂粉乳及び全脂粉乳の割合が高い 高付加価値商品の販売が見込めるチーズ 育児用粉乳等についても各国で一定の割合を輸入 中国の輸入市場は規模が大きく 最近伸びているが割合の小さい LL 牛乳 (2.6%) 市場で

Q. スライド 14 にポリオレフィンのキャッシュマージンが示されているが 今後のキャッシュマージンをどのように見ているのか 2012~13 年のように マージンが悪化する懸念はないのか A. スライド 14 の棒グラフは 汎用樹脂のキャッシュマージンを示している キャッシュマージンが赤字となる時点

銅地金輸入 ( その2) HS モンゴル 0 0 ラオス 0 0 イラン 0 0 オマーン 0 0 ウズベキスタン 0 0 ノルウェー 0 0 ポーランド 0 0 コンゴ共和国 0 0 コンゴ民主共和国 0 0 タンザニア 0 0 モザンビーク 0 0 ジンバブエ 0 0 ニ

EBMUDの 下 水 処 理 施 設 は 1 日 当 たり1.7 億 ガロンの2 次 処 理 が 可 能 である 現 在 1 日 当 た りの 処 理 量 は 約 8,600 万 ガロンであり 処 理 能 力 は 極 めて 十 分 になる 食 品 廃 棄 物 プログラム は この 超 過 処 理 能

銅地金輸入 ( その2) HS モンゴル 0 0 ラオス 0 0 イラン 0 0 オマーン 0 0 ウズベキスタン 0 0 ノルウェー 0 0 ポーランド 0 0 コンゴ共和国 0 0 コンゴ民主共和国 0 0 タンザニア 0 0 モザンビーク 0 0 ジンバブエ 0 0 ニ

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2. 世 界 のバイオ 燃 料 生 産 状 況 と 次 世 代 バイオ 燃 料 への 期 待 2014 年 の 世 界 バイオエタノール 生 産 量 は F.O. Licht 社 などによると238 億 ガ ロ ン(9000 万 KL) を 超 え 従 来 生 産 量 を 上 回 る 予 測 で あ

2 Ⅰ. 世界及びアジア 太平洋の石油製品需要の動向 世界及びアジア 太平洋の石油製品需要の伸び アジア 太平洋における油種別の需要伸長予測 アジア 太平洋域内での需給バランスと地域外からの輸出入 ( ガソリン 軽油 ) アジア 太平洋の需要伸長は大きく 域内及び域外との石油製品輸出入が多く 競争が

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(資料4)かっこいい生活(新聞記事あり).PDF

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海外における主たるバイオジェット燃料製造事業者の動向について 資料 7

調査趣旨 昨年 8 に取り纏められた 2020 年オリンピック パラリンピック東京 会へのバイオジェット燃料の導 に向けたアクションプラン ( 以下 アクションプラン という ) では 2020 年を 塚 として位置付けており 我が国におけるバイオジェット燃料の本格的な実 化は2020 年代後半が 込まれるとしている アクションプランでは ICAO 等において合意されている国際航空部 の温室効果ガス削減 標にも触れつつ スケールメリットによる価格低減のためにも 2020 年代後半の本格導 では 定規模の供給が必要とされることが述べられている 今後想定される2020 年後半に向けた検討の参考として 規模な事例を主な対象として 諸外国において先 しているバイオジェット燃料供給プラントの状況について整理を った 1

FT 合成 (Annex1) 原料企業名プラント稼働年 産量 ( 予定含む ) 1 販売契約その他 都市ゴミ 質バイオマス Fulcrum BioEnergy Red Rock Biofuels Cool Planet Energy System 国ネバダ州 Reno (Sierra BioFuels Plant) 北 United Airlines ハブ近隣 国オレゴン州 Lakeview 国ルイジアナ州 Alexandria 2019 年初頭の予定 2020 年末の予定 2017 年中の予定 (2016 年 6 にプラント向け 地利 が認可 ) 2017 年後半の予定 FT 合成原油 約 1200 万ガロン / 年 ( 4.56 万 kl/ 年 ) 輸送 燃料全体で 3 億ガロン / 年 ( 114 万 kl/ 年 ) ジェット燃料向けに NEAT バイオ燃料 600 万ガロン / 年 ( 2.3 万 kl/ 年 ) バイオ燃料 1000 万ガロン / 年 ( 3.8 万 kl/ 年 ) 合計 3.75 億ガロン ( 142 万 kl) を Cathay Pacific Airways と 10 年間の販売契約 United Airlines と少なくとも年間 9000 万ガロン ( 34 万 kl) を 10 年以上の契約 Southwest Airlines に 300 万ガロン / 年 ( 1.1 万 kl/ 年 ) FedEx Express に 300 万ガロン / 年 ( 1.1 万 kl/ 年 ) を 2017 年より 8 年間販売する契約 1 特に記述がない限り 生産量には他用途向けを含むものと見られる ジェット燃料とのブレンドが許容される NEAT バイオ燃料に改質する前の粗油 2

素化精製 (Annex2) 原料企業名プラント稼働年 産量 ( 予定含む ) 1 販売契約その他 廃 油 廃獣脂 農業残渣等 藻類 AltAir Fuels Diamond Green Diesel REG Synthetic Fuels Green Energy Products TerraVia ( 旧 Solazyme) 国カリフォルニア州 Paramount 国ルイジアナ州 Norco 国ルイジアナ州 Geismar 国カンザス州 Sedgwick 2015 年ジェット燃料向けに NEAT バイオ燃料 91 万 2500 バレル / 年 ( 14.5 万 kl/ 年 ) 2010 年 現在はディーゼルを主に供給 1 億 6,200 万ガロン / 年 ( 62 万 kl/ 年 ) 6,800 万ガロン / 年 ( 26 万 kl/ 年 ) 300 万ガロン / 年 ( 1.1 万 kl/ 年 ) United Airlines に 1,500 万ガロン ( 5.7 万 kl) を 3 年にわたり販売する契約 他エアラインにも販売実績あり (KLM Alaska Airlines 向けの供給実績あり ) 過去にUnited Airlinesとの販売基本合意があるが 2016 年 3 に 品 化粧品事業に移 すると発表 1 特に記述がない限り 生産量には他用途向けを含むものと見られる HEFA:Hydroprocessed Esters and Fatty Acids 水素化処理後の NEAT バイオ燃料 3

素化精製 (Annex2) 原料企業名プラント稼働年 産量 ( 予定含む ) 1 販売契約その他 廃 油 廃獣脂 農業残渣等 Neste Oil ( フィンランド ) Eni( 伊 ) Preem( スウェーデン ) UPM( フィンランド ) Sinopec ( 中 ) フィンランド (2 ヶ所 ) シンガポール ロッテルダムの計 4 ヶ所 イタリア Venice Gela( 共に 油の精油所を転換 ) スウェーデン Gothenburg フィンランド フィンランド :2007 年 2009 年 シンガポール :2010 年 ロッテルダム :2011 年 Venice: 2014 年 Gela: 2017 2020 年の間を予定 フィンランド 2 ヶ所 : 各 19 万トン / 年 ( 約 22 万 kl/ 年 ) ロッテルダム シンガポール : 各 80 万トン ( 約 93 万 kl/ 年 ) Venice: 1.15 億ガロン / 年 ( 44 万 kl/ 年 ) Gela: 合計 100 万トン / 年 ( 116 万 kl/ 年 ) 2 億 7,100 万ガロン / 年 ( 100 万 kl/ 年 ) 3,200 万ガロン / 年 ( 12 万 kl/ 年 ) (ITAKA プロジェクト等を通じて供給実績多数 ) 2015 年 3 海南航空およびDragonair の試験 にバイオジェット燃料を供給 1 特に記述がない限り 生産量には他用途向けを含むものと見られる HEFA:Hydroprocessed Esters and Fatty Acids 水素化処理後の NEAT バイオ燃料 4

SIP(Annex3) 原料企業名プラント稼働年 産量 ( 予定含む ) 1 販売契約その他 サトウキビ Amyris ( 仏 ) ブラジル Brotas 020 年までに 料部 専 とするとの情報あり 1 他用途向けの生産量を含むものと見られる ジェット燃料とのブレンドにはファルネサン (C 15 H 32 ) に改質する必要がある ファルネセン (C 15 H 24 ) 5 万 kl/ 年 ( 多数エアラインに供給実績あり ) 5

Alcohol to Jet(Annex5) 原料企業名プラント稼働年 産量 ( 予定含む ) 販売契約その他 各種バイオマス 製鉄所排ガス等 植物 Gevo Lanza Tech Byogy Renewab les 国ミネソタ州にてイソブタノール製造 テキサス州 Silsbee にて精製デモプラント ミネソタ州 ( イソブタノール製造 ): 2010 年 Silsbee 精製デモプラント :2011 年 バイオジェット燃料としての供給は 2016 年より開始 NZ 中国(2ヶ NZ: 2008 年 中所 ) 国 韓国 国 : 201213 年 台湾にてエタ 国 台湾 : 2014 ノール製造実年証中 ベルギー : 2017 年 ベルギー中頃にエタノール Ghentにて 産開始 2018 年 ArcelorMittal 完 予定の 炉に実証プラント併設予定 オーストラリアにて実証プラントを検討中 他用途向けの生産量を含むものと見られる イソブタノール 75 万 100 万ガロン / 年 ( 2,800 3,800 kl/ 年 ) エタノール NZ: 1.5 万ガロン / 年 (57 kl/ 年 ) 中国 : 各 10 万ガロン / 年 (380 kl/ 年 ) ベルギー : 47,000 トン / 年 ( 約 6 万 kl) 2015 年に Alaska Airlines 向けに 1,000 ガロンの販売契約 ( バイオジェット製造技術開発は Virgin Atlantic と提携 ) 2012 年にQatar Airwaysから出資を受け 期購 契約を締結 6

まとめ FT 合成 (Annex1) に関しては 欧 においても 規模なプラントについては稼働開始を待つ状況 HEFA(Annex2) に関しては 欧 を中 に 規模なプラントの稼働が られるが バイオジェット燃料を継続的に供給しているか不明なケースが多い (AltAirのように バイオジェット燃料を 期販売契約に基づき供給が進捗している事例もある ) 油価の下落なども影響してか 他の 付加価値製品への供給にも振り向ける動きもある (SIP (Annex3) や藻類 (Annex2) ) ATJ (Annex5) に関しては実証スケールから 規模な商 スケールに移 する動きがある 我が国において 国プロジェクトとして研究開発に取り組んでいる分野 (FT 合成 藻類 ) については 海外においても 今後本格的な商用スケールでの供給を待つ段階 大規模化には エアラインとの長期契約の他 高付加価値製品など他分野の需要を確保することが有効となる可能性がある 7