項目 3. 長時間労働の是正 4 法改正による時間外労働の上限規制の導入 ( その 1) 36 働く人の視点に立った課題 長時間労働者の割合が欧米各国に比して多く 仕事と家庭の両立が困難 週労働時間 49 時間以上の労働者の割合 : 日 21.3% 米 16.6% 英 12.5% 仏 10.4% 独

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第22回規制改革会議 資料3

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働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

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女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

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参考資料No.7 参議院における附帯決議

もっと女性が活躍できる建設業 推進パッケージ 建設業における女性活躍は 官民挙げた もっと女性が活躍できる建設業行動計画 ( 昨年 8 月策定 ) を受け 5 年以内に女性倍増 を目指して官民で様々な取組がスタート 昂じている機運を業界全体で持続 浸透させ取組を加速化するためには 地域ぐるみの活動の

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Let s ゆとり! キャンペーン好事例 実施期間 : 平成 30 年 9 月 1 日 ~11 月 30 日 参加事業所数 :249 事業所 PickUp! 参加してどんな効果があったの? ゆとりキャンペーン参加事業所の事例紹介 宣言内容 県内一斉 ノー残業デー に参加します 毎月第 2 第 4 水

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中央教育審議会(第119回)配付資料

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資料9


4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

評価項目 A Bともすべての項目に を入れてください 評価項目 A 宣言内容 ( 共通項目 ) チェック項目 取り組み結果 出来た概ね出来た出来なかった 1 経営者が率先し 健康づくりに取り組みます 健康宣言証の社内掲示など 健康づくりに関する企業方針について 従業員へ周知していますか? 経営者自身

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現在 学校には 急速に変化する社会の中で 自立して生きていく力を育成するための指導の充実が求められております そのためには 教員が健康で生き生きとやりがいをもって働きながら 学校教育の質を高めることができる環境を構築することが必要です しかしながら 北海道教育委員会が平成 28 年度に行った 教育職

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プロフェッショナル制度 ) 創設の4つである なかでも 高度プロフェッショナル制度は過重労働を招くとして批判も大きく 今後 国会で改正労働基準法案が審議される際には 創設の是非や制度設計をめぐって大きな議論が生じることが予想される 2. 高度プロフェッショナル制度の特徴 (1) 幅広い適用除外の範囲

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2 就業規則について 労働条件は個別に労働者に説明しているため 就業規則は作成していない 常時雇用している労働者が 10 人未満の場合は除く 就業規則について 使用者が一方的に作成しており 労働者からの意見は聴いていない 就業規則を作っているものの 担当者が管理しており 労働者が自由に見られるように

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Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

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敦賀市次世代育成支援対策行動計画(特定事業主行動計画)改訂にあたって

Microsoft Word 第二弾【公開版】改正育介法Q&A

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はじめに 学校を取り巻く環境は, 社会や経済の変化に伴い, より複雑化 多様化しており, 学校には, これまで以上に子供たちに対するきめ細かな対応が求められております また, 情報化やグローバル化といった社会の急速な変化が進む中, 知識を活用し, 協働して新たな価値を生み出せるよう, 主体的な学びを

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

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( 2 ) 自 教 労 働 者 第 114号 2017年 7月 19 日 7月2日 としま産業振興プラザに5地方 東京 埼玉 千葉 京都 大阪 から幹事 と地方の代表者19名が参加し開催しました 総会は 笑顔あふれる暮らしと職場を目指し 全国の仲間と団結し運動をすすめよう をメ インスローガンとして

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

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テーマ 5 労働時間 71

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4 法改正による時間外労働の上限規制の導入 ( その 1) 36 働く人の視点に立った課題 長時間労働者の割合が欧米各国に比して多く 仕事と家庭の両立が困難 週労働時間 49 時間以上の労働者の割合 : 日 21.3% 米 16.6% 英 12.5% 仏 10.4% 独 10.1%(2014 年 ) 週労働時間 60 時間以上の労働者の割合が 政府目標 (5% 以下 ( 年 )) に対して 7.7% (30 代男性 14.7%) (2016 年 ) 36 協定の特別条項において80 時間超の限度を設定する36 協定締結事業場 4.8%( 大企業 14.6%)(2013 年 ) 監督対象となる月 80 時間超の事業場 : 約 2 万事業場 (2016 推計 ) 2016 年 4~9 月に10,059 事業場に監督指導を実施 4,416 事業場 (43.9%) に違法な時間外労働 ( うち1か月あたり80 時間を超えるもの :3,450 事業場 (34.3%)) 若者が転職しようと思う理由 労働時間 休日 休暇の条件がよい会社にかわりたい 2009 年 :37.1% 2013 年 :40.6% 今後の対応の方向性 いわゆる 36 協定でも超えることができない罰則付きの時間外労働の上限規制を導入するとともに さらに長時間労働を是正するため 企業文化や取引慣行の見直しを推進する これにより 労働参加と労働生産性の向上を図るとともに 働く方の健康を確保しつつワーク ライフ バランスを改善し 長時間労働を自慢する社会を変えていく ( 時間外労働の上限規制 ) < 原則 > 週 40 時間を超えて労働可能となる時間外労働時間の限度を 原則として 月 45 時間 かつ 年 360 時間とし 違反には次に掲げる特例を除いて罰則を課す < 特例 > 特例として 臨時的な特別の事情がある場合として 労使が合意して労使協定を結ぶ場合においても 上回ることができない時間外労働時間を年 720 時間 (= 月平均 60 時間 ) とする 年 720 時間以内において 一時的に事務量が増加する場合について 最低限 上回ることのできない上限を設ける この上限については 12 か月 3 か月 4 か月 5 か月 6 か月の平均で いずれにおいても 休日労働を含んで 80 時間以内を満たさなければならないとする 2 単月では 休日労働を含んで 100 時間未満を満たさなければならないとする 3 加えて 時間外労働の限度の原則は 月 45 時間 かつ 年 360 時間であることに鑑み これを上回る特例の適用は 年半分を上回らないよう 年 6 回を上限とする 労使が上限値までの協定締結を回避する努力が求められる点で合意したことに鑑み さらに可能な限り労働時間の延長を短くするため 新たに労働基準法に指針を定める規定を設けることとし 行政官庁は 当該指針に関し 使用者及び労働組合等に対し 必要な助言 指導を行えるようにする 中小企業を含め 急激な変化による弊害を避けるため 十分な法施行までの準備期間を確保する 政府は この法律の施行後 5 年を経過した後適当な時期において この法律による改正後の規定の実施状況について検討を加え 必要があると認めるときは その結果に応じて所要の見直しを行うものとする 以降 時間外労働の上限規制 現在提出中の労働基準法改正案の早期成立を図る 施行後 5 年を経過した後適当な施行準備 周知徹底期間をとった上で段階的に施行 時期において 見直しを行う 時間外労働を行う場合でも 原則月 45 時間 年 360 時間以内となることを目指す

4 法改正による時間外労働の上限規制の導入 ( その 2) 37 働く人の視点に立った課題 長時間労働者の割合が欧米各国に比して多く 仕事と家庭の両立が困難 週労働時間 49 時間以上の労働者の割合 : 日 21.3% 米 16.6% 英 12.5% 仏 10.4% 独 10.1%(2014 年 ) 週労働時間 60 時間以上の労働者の割合が 政府目標 (5% 以下 ( 年 )) に対して 7.7% (30 代男性 14.7%) (2016 年 ) 36 協定の特別条項において80 時間超の限度を設定する36 協定締結事業場 4.8%( 大企業 14.6%)(2013 年 ) 監督対象となる月 80 時間超の事業場 : 約 2 万事業場 (2016 推計 ) 2016 年 4~9 月に10,059 事業場に監督指導を実施 4,416 事業場 (43.9%) に違法な時間外労働 ( うち1か月あたり80 時間を超えるもの :3,450 事業場 (34.3%)) 若者が転職しようと思う理由 労働時間 休日 休暇の条件がよい会社にかわりたい 2009 年 :37.1% 2013 年 :40.6% ( 時間外労働の上限規制 ) 自動車の運転業務については 罰則付きの時間外労働規制の適用除外とせず 改正法の一般則の施行期日の 5 年後に 年 960 時間 (= 月平均 80 時間 ) 以内の規制を適用することとし かつ 将来的には一般則の適用を目指す旨の規定を設けることとする 5 年後の施行に向けて 荷主を含めた関係者で構成する協議会で労働時間の短縮策を検討するなど 長時間労働を是正するための環境整備を強力に推進する 建設事業については 罰則付きの時間外労働規制の適用除外とせず 改正法の一般則の施行期日の 5 年後に 罰則付き上限規制の一般則を適用する ( ただし 復旧 復興の場合については 単月で 100 時間未満 2 か月ないし 6 か月の平均で 80 時間以内の条件は適用しない ) 併せて 将来的には一般則の適用を目指す旨の規定を設けることとする 5 年後の施行に向けて 発注者の理解と協力も得ながら 労働時間の段階的な短縮に向けた取組を強力に推進する 医師については 改正法の施行期日の 5 年後を目途に規制を適用することとし 医療界の参加の下で検討の場を設け 質の高い新たな医療と医療現場の新たな働き方の実現を目指し 2 年後を目途に規制の具体的な在り方 労働時間の短縮策等について検討し 結論を得る 新技術 新商品等の研究開発の業務については 専門的 科学的な知識 技術を有する者が従事する新技術 新商品等の研究開発の業務の特殊性が存在する このため 医師による面接指導 代替休暇の付与など実効性のある健康確保措置を課すことを前提に 現行制度で対象となっている範囲を超えた職種に拡大することのないよう その対象を明確化した上で適用除外とする 以降 時間外労働の上限規制 現在提出中の労働基準法改正案の早期成立を図る 施行後 5 年を経過した後適当な施行準備 周知徹底期間をとった上で段階的に施行 時期において 見直しを行う 時間外労働を行う場合でも 原則月 45 時間 年 360 時間以内となることを目指す

4 法改正による時間外労働の上限規制の導入 ( その 3) 38 働く人の視点に立った課題 自動車運送事業者において 担い手が不足しており 少ない労働者に負担がかかっている 建設業における長時間労働については 発注者との取引環境もその要因にあるため 関係者を含めた業界全体としての環境整備が必要 産業別年間総実労働時間(2016 年 ) 運輸業 2,054 時間 建設業 2,056 時間 トラック運送事業者は荷主と比べて立場が弱く 荷待ち時間の負担等を強いられている 1 運行あたり平均 1 時間 45 分の荷待ち時間が発生している (2015 ) ( 長時間労働の是正に向けた業種ごとの取組等 ) 自動車運送事業については 以下の取組を実施する 1 関係省庁横断的な検討の場を設け IT の活用等による生産性の向上 多様な人材の確保 育成等の長時間労働を是正するための環境を整備するための関連制度の見直しや支援措置を行うこととし 行動計画を策定 実施する 2 無人自動走行による移動サービスやトラックの隊列走行等の実現に向けた実証実験 社会実装等を推進するなど クルマの ICT 革命や物流生産性革命を推進する また 特にトラック運送事業において以下の取組を実施する 1 トラック運送事業者 荷主 関係団体 関係省庁等が参画する協議会等において 実施中の実証事業を踏まえて ~ にかけてガイドラインを策定する 2 関係省庁と連携して 1 下請取引の改善等取引条件を適正化する措置 2 複数のドライバーが輸送行程を分担することで短時間勤務を可能にする等生産性向上に向けた措置や 3 荷待ち時間の削減等に対する荷主の協力を確保するために必要な措置 支援策を実施する 建設業については 以下の取組を実施する 1 適正な工期設定や適切な賃金水準の確保 週休 2 日の推進等の休日確保など 民間も含めた発注者の理解と協力が不可欠であることから 発注者を含めた関係者で構成する協議会を設置するとともに 制度的な対応を含め 時間外労働規制の適用に向けた必要な環境整備を進め あわせて業界等の取組に対し支援措置を実施する 2 技術者 技能労働者の確保 育成やその活躍を図るため制度的な対応を含めた取組を行うとともに 施工時期の平準化や ICT を全面的に活用した i-construction の取組 書類の簡素化 中小建設企業への支援等により生産性の向上を進める 以降 自動車運送事業 トラック運送事業 長時間労働の是正に向けた業種ごとの取組等 建設業 行動計画に基づき 関連制度の見直行動計画の策定しや支援措置を実施無人自動走行機能の様々な民間での事業化類型毎の実証に向けた準備荷主と連携した協議会パイロット事業の実施 ガイドラインの策定 普及等荷主や関係省庁等が参加する協議会等において 荷待ち時間の削減等に対する荷主の協力を確保するために必要な措置を検討 中継輸送の普及促進等 生産性向上のための措置の検討 創設 適正な工期設定等に向けた環境整備方策の検討 推進 受発注者等からなる協議組織の設置 取引条件の改善に向けた取組 週休 2 日工事の実施等 施工時期の平準化 ICT 土工の推進並びにICT 活用工種の拡大 (i-constructionの推進) 書類の簡素化 技術者等を確保 育成 効率的な活用を図るための取組の検討 実施等 関係者による取組の促進 深化 サービス地域の拡大クルマのICT 革命 物流生産性革命の更なる推進ガイドラインの普及 定着 定期的なフォローアップ 取引条件の改善等 トラック運送事業者と荷主が連携した取組への支援 関係者による取組の促進 深化 適正な工期の設定 週休 2 日など休日の拡大を進める 取組をさらに進める 現在適用除外となっている事業 業務についても 時間外労働を抑制する法的枠組を構築する

4 法改正による時間外労働の上限規制の導入 ( その 4) 働く人の視点に立った課題 産業別年間総労働時間(2016 年 ) 情報通信業 1,933 時間 ( 長時間労働の是正に向けた業種ごとの取組等 ) 情報サービス業 (IT 業界 ) については 官民共同で 実態把握 改善方策の推進等を行う 業界団体等による平均残業時間 1 日 1 時間以内 テレワーカー 50% 以上といった数値目標をフォローアップし 働き方改革の取組を促す ウェアラブル端末等最新の技術を活用した好事例の収集等を通じ 健康確保の在り方を検討する ( 意欲と能力ある労働者の自己実現の支援 ) 創造性の高い仕事で自律的に働く個人が 意欲と能力を最大限に発揮し 自己実現をすることを支援する労働法制が必要である 現在国会に提出中の労働基準法改正法案に盛り込まれている改正事項は 長時間労働を是正し 働く方の健康を確保しつつ その意欲や能力を発揮できる新しい労働制度の選択を可能とするものである 具体的には 中小企業における月 60 時間超の時間外労働に対する割増賃金の見直しや年次有給休暇の確実な取得などの長時間労働抑制策とともに 高度プロフェッショナル制度の創設や企画業務型裁量労働制の見直しなどの多様で柔軟な働き方の実現に関する法改正である この法改正について 国会での早期成立を図る 39 以降 情報サービス業 長時間労働の是正に向けた業種ごとの取組等 官民の協議の場を設置し 実態把握 改善方策の推進等 業界目標の実現に向けた具体的な取組のフォローアップ ウェアラブル端末等の取組の好事例収集等 健康確保の在り方について検討 今後のの在り方について検討 今後のの在り方について検討 時間外労働の上限規制 現在提出中の労働基準法改正案の早期成立を図る 施行後 5 年を経過した後適当な施行準備 周知徹底期間をとった上で段階的に施行 時期において 見直しを行う

4 法改正による時間外労働の上限規制の導入 ( その 5) 40 働く人の視点に立った課題 公務員にも長時間労働が見られる 人事院の 超過勤務の縮減に関する指針 で定める超過勤務の上限の目安時間 360 時間を超えた職員の割合 (2014 年 ) 全府省平均 21.8% 本府省平均 46.6% ( 公務員等の長時間労働対策 ) 国家公務員については 民間の制度改正を踏まえ 適切な公務運営の確保に配慮しつつ より実効性ある対策を検討する また 超過勤務を縮減する前提として 超過勤務を実施する際に その理由 見込み時間等を上司が把握するなど 勤務時間の適切な管理を更に徹底する さらに 年次休暇の取得促進に向けた取組を徹底する 地方公務員については 時間外勤務縮減に係る先進的事例の積極的な収集 提供のほか 各地方公共団体が抱える課題の解決に資する意見交換の場の設置等を通じ 各団体の取組を支援する 教員については 各教育委員会による学校現場の業務改善の取組を加速するための実践研究事業の実施や 運動部活動に関するガイドラインの策定 部活動指導員の活用を通じた部活動の適正化を行う さらに 教員の働き方 業務の在り方等についての教育再生実行会議における検討を踏まえ 長時間労働を是正する ( 地域の実情に即した取組 ) 各都道府県の政労使関係者で構成する地域働き方改革会議の活動を支援する また 地域の企業等の働き方改革を進めるため 働き方改革について総合的に支援するアドバイザーの養成 派遣や ワンストップで包括的に支援する拠点の整備など モデル事業等を通じて地方における先進的な取組の普及を図る 地域の特性を活かして年次有給休暇の取得を促進する取組を進めるなど 休み方改革を推進する 地方の労働局等は 中小企業の相談の窓口として積極的に対応する ( プレミアムフライデー ) 官民連携の下 月末 の 金曜日 に有休取得やフレックス制度の活用等による早期退社といった働き方改革を促し 消費活性化のきっかけとする 以降 国家公務員 より実効性ある長時間労働対策の検討 実施 超過勤務予定の事前把握 年次休暇の取得促進 より実効性ある長時間労働対策の実施状況や長時間労働の実態を踏まえ 必要に応じて更なる取組の検討 実施 地方公務員 公務員等の長時間労働対策 教員 地域の実情に即した取組 プレミアムフライデーの実施 先進事例の収集 提供や 課題解決に資する意見交換の場の設置等を通じ 各団体の時間外勤務縮減等の取組を支援 学校現場の業務改善を加速するための実践研究の実施 フォローアップ 部活動の適正化に向けた取組の実施等教育再生実行会議において教員の長時間勤務是正の取組を推進検討 提言 働き方改革アドバイザーの養成 派遣等 都道府県 市町村を対象としたモデル事業等の実施 関係府省及び専門家からなる地域働き方改革支援チームが地域働き方改革会議の活動を支援する 実施状況を踏まえて見直しを行いつつ 必要に応じて更なる取組の検討 実施 事業検証等を踏まえ 順次見直しを図ったうえで 地域働き方改革会議の検討等を踏まえて必要な取組を推進 官民連携してプレミアムフライデーを実施 公務員の長時間労働を是正する

5 勤務間インターバル制度導入に向けた環境整備 働く人の視点に立った課題 勤務間インターバル制度を導入する企業の割合は少ない また 勤務間インターバル制度を導入する企業でも インターバル時間は様々である 勤務間インターバル制度を導入する企業の割合 (2015 ) 2.2% 勤務間インターバル制度を導入している企業におけるインターバル時間 (2015 ) 8 時間以下 38.5% 8 時間超 11 時間以下 12.9% 11 時間超 28.2% 今後の対応の方向性 労働者の生活時間を確保し 健康な生活を送ることができるよう 勤務間インターバル制度の導入についての環境整備を行う ( 勤務間インターバル制度導入に向けた環境整備 ) 労働時間等の設定の改善に関する特別措置法を改正し 事業者は 前日の終業時刻と翌日の始業時刻の間に一定時間の休息の確保に努めなければならない旨の努力義務を課し 制度の普及促進に向けて 労使関係者を含む有識者検討会を立ち上げる また 政府は 同制度を導入する中小企業への助成金の活用や好事例の周知を通じて 取り組みを推進する 41 以降 勤務間インターバル制度導入に向けた環境整備 助成制度の創設 施行準備 法改正の施行 施行後 5 年を経過した後適当な時期において 見直しを行う PDCA サイクルによる検証 見直し インターバル制度を導入する企業の割合 :2.2% 拡大を図る インターバル制度導入についての環境整備を進める 好事例の周知

6 健康で働きやすい職場環境の整備 42 働く人の視点に立った課題 長時間労働者の割合が欧米各国に比して多く 仕事と家庭の両立が困難 週労働時間 49 時間以上の労働者の割合 : 日 21.3% 米 16.6% 英 12.5% 仏 10.4% 独 10.1% (2014 年 ) 週労働時間 60 時間以上の労働者の割合が 政府目標 (5% 以下 ( 年 )) に対して 7.7% (30 代男性 14.7%) (2016 年 ) 監督対象となる月 80 時間超の事業場 : 約 2 万事業場 (2016 推計 ) メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業場の割合が 政府目標 (80%( 年 )) に対して 59.7%(2015 年 ) 2016 年 4~9 月に10,059 事業場に監督指導を実施 4,416 事業場 (43.9%) に違法な時間外労働 ( うち1か月あたり80 時間を超えるもの :3,450 事業場 (34.3%)) 若者が転職しようと思う理由 労働時間 休日 休暇の条件がよい会社にかわりたい 2009 年 37.1% 2013 年 40.6% 今後の対応の方向性 労働者が健康に働くための職場環境の整備に必要なことは 労働時間管理の厳格化だけではない 上司や同僚との良好な人間関係づくりを併せて推進する 産業医 産業保健機能の強化等を図る また 新たな規制に対応した監督指導体制を強化する ( 長時間労働の是正等に関する政府の数値目標の見直し ) 職場のパワーハラスメント防止を強化するため 政府は労使関係者を交えた場で対策の検討を行う 併せて 過労死等防止対策推進法に基づく大綱においてメンタルヘルス対策等の新たな目標を掲げることを検討するなど 政府目標を見直す ( メンタルヘルス パワーハラスメント防止対策の取組強化 ) 精神障害で複数の労災認定があった場合に 企業本社に対してパワーハラスメント防止を含む個別指導を行う仕組みや 産業医に対し月 100 時間超の時間外 休日労働をする方の労働時間等の情報を事業者が提供する仕組みの新設など メンタルヘルス パワーハラスメント防止対策のための取組を強化するとともに 労働者に対する相談窓口の充実など 社会全体で過労死等ゼロを目指す取組を強化する さらに 森林空間における保養活動やストレスチェックなどのメンタルヘルス対策を推進する ( 監督指導の徹底 ) 過重労働撲滅特別対策班 ( かとく ) 等による厳正な対応 違法な長時間労働等を複数の事業場で行うなどの企業に対する全社的な是正指導の実施 是正指導段階での企業名公表制度の強化など 法規制の執行を強化する また 36 協定未締結事業場に対する監督指導を徹底する さらに 労働時間の適正な把握のために 使用者が講ずべき措置を明らかにしたガイドラインに基づき 労働時間の適正な管理を徹底する ( 労働者の健康確保のための取組強化 ) 産業医 産業保健機能の強化を図るための方策を検討し 必要な法令 制度の改正を行う 女性特有の健康問題や建設工事従事者の安全衛生を含めた労働者の健康と安全の確保を総合的に推進する 以降 長時間労働の是正等に関する政府の数値目標の見直し メンタルヘルス パワーハラスメント防止対策の取組強化 監督指導の徹底 新たな数値目標等の検討 検討会等で議論 メンタルヘルス パワーハラスメント防止対策の取組強化 企業本社への是正指導等や労働時間の適正把握の徹底 周知徹底の期間をとった上で新たな規制の施行 周知徹底の期間をとった上で新たな規制の施行 新たな対策の実施新たな数値目標に向けた取組新たな規制を踏まえた対策等の実施新たな規制を踏まえた監督指導等の実施労働者に対する相談窓口の充実等 過労死等防止対策推進法に基づく大綱においてメンタルヘルス対策等の新たな目標を掲げることを検討するなど 政府目標を見直す 労働者の健康確保のための取組強化産業医等の機能強化 必要な法令 制度改正 施行準備 周知期間をとった上で段階的に施行