以下の内容は 人事管理規程に関し 職員選考等について抜粋したもので すのでご了承ください ( 抜粋 ) 社会福祉法人カルスト会人事管理規程 ( 最近改正平成 27 年度指令第 6 号 ) ( 目的 ) 第 1 条この規程は 社会福祉法人カルスト会 ( 以下 法人 という ) の事業の効率的 効果的な運営 人材の確保と活用及び適正な人事管理を行うことで 職員の意欲の高揚と資質の向上を図り法人組織の活性化を図るため 職員個々の能力や業務の成果等に着眼した人事考課を行うことを目的とする ( 職群の定義 ) 第 2 条職群を次のように定義し 職員は職群別の処遇を行う (1) 総合職群 (G: ゼネラル ) 1 総合職群は 幅広い業務経験を重ねながら 自らも積極的に能力開発に努め 幅広い能力と自らの責任において事業経営の中核的人材として活躍と貢献が期待される職群である 2 将来的に指導職 管理職としての役割行動が求められる職群で 原則として部門を超えた配置転換や職種変更に応じられるものであり 勤務シフトに対応できる者を処遇する 3 組織の必要性及び本人の希望に基づき他職群への移行を行うことがある (2) 専門職群 (P: プロフェッショナル ) 1 専門職群は 高度な専門能力を有する人材の確保と適正処遇を行うための職群であり 原則として資格独占業務で自らの責任において専門的知識 技術 技能の向上が期待される職群である 2 次の資格を有しその職に就く者は 専門職群として処遇する イ. 看護師 准看護師 ( 一定の経験を持つ者 ) ロ. PT( 理学療法士 ) OT( 作業療法士 ) ST( 言語聴覚士 ) ハ. 管理栄養士 栄養士 3 組織の必要性および本人の希望に基づき総合職への移行を行うことがある 4 役職者として任用された場合は 総合職として処遇する (3) 一般職群 (N: ノーマル ) 1 一般職群は 新規採用職員を原則として一定期間処遇するとともに主として定型的 一般的な業務を担当し 勤務シフト 配置転換が可能な者実務知識や技能を磨き 担当業務を適切に遂行することが求められる職群である 1
2 総合職群への昇格は 45 歳以下の者とする ただし 専門職群には年齢制限を設 けない ( 役割資格等級制度 ) 第 3 条職群ごとに役割や責任度 職務遂行能力等に基づく役割資格等級を設定し 資格条件および昇格条件を明確にする (1) 職員の役割資格等級は 図表の枠組みとする 総合職群 (G) 管理職 (M) 管理職 1 級 (M1) 管理職 2 級 (M2) 管理職 3 級 (M3) 指導職 (S) 指導職(S) 専門職群 (P) 専門職 1 級 (P1) 専門職 2 級 (P2) 一般職群 (N) 一般職 (N) ( 移行 ) 総合職 (J) 総合職 1 級 (J1) 総合職 2 級 (J2) ( 移行 ) 役割資格 3 職群 (2) 総合職群の役割行動を次のように定める 1 管理職 1 級 (M1) の役割行動法人の理念 組織の方針に則り 部門の目標 方針を策定し 広範かつ高度な責任と役割行動をもって 所属員を管理統括し 所期の目的を達成する 2 管理職 2 級 (M2) の役割行動法人 組織の方針に則り 部門の目標 方針を策定し 高度な責任と役割行動をもって 所属員を管理監督し 所期の目的を達成する 3 管理職 3 級 (M3) の役割行動施設 部門の方針に則り チームの目標 方針を策定し 一定の責任と役割行動をもって 所属員を管理指導し 所期の目的を達成する 4 指導職 (S) の役割行動部門の方針に則り チームの目標 方針の策定に関わり 一定の責任と役割行動をもって 所属員を指導し 所期の目的を達成する 5 総合職 1 級 (J1) の役割行動高度な専門的知識 技術 技能をもって 広範な業務を自立的に遂行し 職場の 2
中核的役割を果たす 6 総合職 2 級 (J2) の役割行動専門的知識 技術 技能をもって 広範な業務を自立的に遂行する (3) 専門職群の役割行動を次のように定める 1 専門職 1 級 (P1) の役割行動広範かつ高度な専門知識 技術 技能 実務知識をもって 極めて高度な専門的業務を責任持って遂行する 2 専門職 2 級 (P2) の役割行動高度な専門知識 技術 技能 実務知識をもって 専門的業務を自立的に推進する (4) 一般職 (N) の役割行動を次のように定める 一定の実務知識 技術 技能を持って 主として定型的 一般的な業務を責任持って遂行する ( 役割資格等級への格付けと昇格基準 ) 第 4 条昇格は 人事考課等の実績を重視し 上位資格の役割行動基準 ( 別表 1) に到達し た者のみとする 2. N から J2 への昇格に際しては 求められる役割が大きく変わるため 昇格試験を 実施する 3. 職群間の移動が必要な場合は 資格要件を満たす者を対象に理事長が組織の必要性 を勘案して行う 4. S 以上への昇格は 組織の必要性に基づき一定の昇格枠を設ける 原則として役割 を担うポストがなければ昇格できない 5. 各職務従事者の昇格に際しては 職務の専門性を高める目的で 次の資格取得を昇 格条件に加える 職 群 職 種 資 格 名 介護員生活相談員 介護福祉士 社会福祉士 介護支援専門員 あんまマッサージ師 保健師 看護師 准看護師 総合職 1 級 生活支援員 栄養士 管理栄養士 栄養士 専門職 2 級 ケアマネージャー 看護職 栄養士 機能訓練指導員 ( 役割資格等級の降格基準 ) 介護支援専門員 保健師 看護師 准看護師 管理栄養士 栄養士 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 第 5 条人事考課等の実績を重視し 別表 3 の基準に基づき降格させることがある 降格後 の役割資格等級基本給は第 7 条に定める ( 役割資格等級の処遇変更基準 ) 3
第 6 条就業規則第 12 条第 3 号の規定による処遇変更は 別表 4 及び別表 4-1 に基づき行う (1) 処遇変更後 2 年を経過しても もとの役割資格等級に復帰できない場合は 処遇変更をした役割資格等級に降格するものとする (2) 処遇変更後の役割資格等級基本給は第 7 条に定める ( 人事考課制度 ) 第 7 条人事考課の仕組みは次のとおりとする (1) 人事考課の時期と期間は次のように定める 評価の時期 評価の対象期間 評価結果の反映 上期の評価 (10 月 ) 4 月 1 日から9 月 30 日 冬期賞与 下期の評価 (4 月 ) 10 月 1 日から3 月 31 日 夏期賞与 総合評価 (4 月 ) 上 下期評価結果を基に総合評価 昇給 昇格 (2) 人事考課実施者は 次のとおりとする 被考課者の役職 第 1 次考課者 第 2 次考課者 係長 自己評価 事務局長 施設長 主任 自己評価 係長 一般職員 主任 係長 1 考課者は 被考課者の上司が行う 2 組織の構成上 前 1の考課者の設定が不可能な場合は 事務局長と各施設長との 協議により考課者を選任する 3 考課者は 職員の勤務成績について公平な考課を行い これを業務管理 評価シ ートに記録しなければならない 4 考課者が 1 名の場合 主任以上は 1 次考課を自己評価とし 考課者は 2 次考課を 行うものとする この場合 一般職員は 2 次考課のみとする (3) 考課者 被考課者の異動等の対応 1 人事異動した職員に対する人事考課は 人事考課対象期間の上司が行う 考課者 が異動した場合も人事考課対象期間の考課者であった上司が行う 2 考課者が退職した場合は 後任の上司が行う 対象期間の業務を上司として直接 観察していないこと等の悪条件に拘わらず 自信を持って考課できるだけの情報 収集と本人面接を行い 考課にあたらなければならない 3 人事考課手順第 15 条 (5) に規定する各事業所の会議に 前 1の考課者は出席し なければならない 4 情報の提供を求められた元上司は 考課者の求めに対し 私情をはさまず客観的 な事実による情報提供に努めなければならない (4) 人事考課は 全職員を対象に行い 職位階層ごとに人事考課表 ( 業務管理 評価シ ート ) を設定し次のとおりとする 4
様式 1 一般職用 ( 対象資格 N) 様式 1 総合職 専門職用 ( 対象資格 J2 J1 P2 P1) 様式 2 様式 3 様式 4 指導職用 ( 対象資格 S) 管理職用 ( 対象資格 M3) 管理職用 ( 対象資格 M2) (5) 人事考課は次の要素で構成し 職位階層毎に具体的な考課要素を設定する 実績考課 ( 仕事の成果 ) 各人の担当する職務や役割に対する成果を評価 情意考課 ( 仕事の態度 意欲 ) 各人の仕事への取り組み姿勢や態度を評価 能力考課 各人の担当する職務に必要な知識 技能を評価 (6) 人事考課に当っては 次の原則を守らなければならない 1 考課は 決められた考課項目についてのみを評価し 項目以外の事実で行ってはならない 2 考課は あくまで公正で私情によって左右されてはならない 3 考課は 考課者自身の確認した事実 又は信頼できる確実な報告に基づいて行わなければならない 4 考課の過程で生じる業務管理 評価シートは 各人の責任において厳重に保管 管理しなければならない 3 業務管理 評価シートは 法人本部事務局に提出された後は 事務上の誤りがあった場合を除き これを訂正することはできない (7) 人事考課は 次の定義による評点段階に基づき 5 段階評価を行う S 上位者としても申し分ない 大幅に基準を上回った A 余裕をもって基準を上回った B 基準通りの成果や取り組み姿勢であった C 十分とは言えず 基準を下回った D 基準を大幅に下回わり 支障があった (8) 人事考課の対象者は 上期は 9 月 30 日 下期及び総合評価は 3 月 31 日 ( 以下 考課実施日 という ) に在籍し 現に所定の業務を行っている職員とする ただし 次に該当する者は対象としない 1 職員考課対象期間中の勤務日数が 50 パーセント未満の者 ただし 育児 介護休業期間は勤務日数から除外しないものとする 2 休職 停職 減給処分等で評価することが適当でないと認められる者 3 育児 介護休業を終了し 復職した者の人事考課は 復職後の考課実施日に行い 評価対象期間及び休業前の勤務実績を加味して考課する 5
( 省略 ) 別表 1 職群 総合職 専門職 役割資格等級基準組織上の機能と資格役割行動管理職法人の理念 施設 職場 1 級の方針に則り 部門の目標 方針を策定し 広範かつ高度な責任と役割行動をもって 所属員を管理監督し 所期の目的を達成する 管理職 2 級 管理職 3 級 指導職 総合職 1 級 総合職 2 級 専門職 1 級 専門職 2 級 施設 職場の方針に則り 部門の目標 方針を策定し 高度な責任と役割行動をもって 所属員を管理監督し 所期の目的を達成する 施設 部門の方針に則り チームの目標 方針を策定し 高度な責任と役割行動をもって 所属員を指導し 所期の目的を達成する 部門の方針に則り チームの目標 方針の策定に関わり 一定の責任と役割行動をもって 所属員を指導し 所期の目的を達成する 高度な専門的知識 技術 技能をもって 広範な業務を自立的に遂行し 職場の中核的役割を果たす 専門的知識 技術 技能をもって 広範な業務を自立的に遂行する 広範かつ高度な専門知識 技術 技能 実務知識をもって 極めて高度な専門的業務を責任持って遂行する 高度な専門知識 技術 技能 実務知識をもって 専門的業務を自立的に推進する 一般職 一般職 一定の実務知識 技術 技能をもって 定常業務を責任持って自立的に遂行する 権限と責任 広範かつ高度な承認 決裁権を有し 所管する部門の業績達成責任を負う 高度な承認 決裁権を有し 所管する部門の業績達成責任を負う 担当範囲内での高度な判断 裁量権を有し 業務遂行 達成責任を負う 担当範囲内での一定の判断 裁量権を有し 業務遂行 達成責任を負う 担当業務内での判断 裁量権を有し 業務遂行 達成責任を負う 担当業務内での判断 裁量権を有し 業務遂行 達成責任を負う 担当専門分野における判断 裁量権を有し 業務遂行 達成責任を負う 担当専門分野における判断 裁量権を有し 業務遂行 達成責任を負う 上司の指示のもと 担当業務における判断 裁量権を有し 業務遂行 達成責任を負う 求められる職務遂行能力広範かつ高度な企画立案力 決断力 管理統率力 高度な企画立案力 決断力 管理統率力 実務上必要な業務知識や専門知識の発揮 指導力 判断力 改善提案力または企画力 実務上必要な業務知識や専門知識の発揮 指導力 判断力 改善提案力または企画力 実務上必要な業務知識や規律性 協調性 積極性 責任性などの仕事への旺盛な取組姿勢実務上必要な業務知識や規律性 協調性 積極性 責任性などの仕事への旺盛な取組姿勢広範かつ高度な専門知識 技術 技能 豊富な実務経験に基づく知識の発揮 判断力 専門知識 技術 技能並びに規律性 協調性 積極性 責任性などの仕事への旺盛な取組姿勢一定の実務知識 技術 技能や規律性 協調性 積極性 責任性などの仕事への取組姿勢 求められる成果所管部門の目的 目標の達成 所管部門の目的 目標の達成 責任単位組織 ( チーム ) の目的 目標の達成 単位組織の ( チーム ) の目的 目標の達成 担当業務の達成 担当業務の達成 担当専門業務の達成 担当専門業務の達成 担当業務の達成 6
別表 2 昇格基準表 昇格の種類申請者承認者決裁者申請の条件審査基準 一般職 総合職 2 級 総合職 2 級の役割資格等級基準の要件を有する者 資格滞留年数が 2 年以上で人事考課の総合考課が B 以上であること 面接昇格試験 一般職 専門職 2 級 専門職 2 級の役割資格等級基準要件を有する者 資格滞留年数が 1 年以上で人事考課の総合考課が B 以上であること 面接 総合職 2 級 総合職 1 級 総合職 1 級の役割資格等級基準要件を有する者で昇格条件を有する者 資格滞留年数が 5 年以上で直近 3 年間の人事考課の総合考課で C 以下がないこと 専門職 2 級 専門職 1 級 専門職 1 級の役割資格等級基準要件を有する者 資格滞留年数が 5 年以上で直近 3 年間の人事考課の総合考課で C 以下がないこと 総合職 1 級専門職 1 級 指導職 指導職の役割資格等級基準要件を有する者資格滞留年数が 5 年以上で直近 3 年間の人事考課の総合考課で 2 回以上 A で C 以下がないこと 指導職 管理職 3 級の役割資格等級基準要件を有す 面接 る者 資格滞留年数が 5 年以上で直近 3 年 レポート間の人事考課の総合考課で 2 回以上 A 管理職 3 級の提出で C 以下がないこと 管理職 3 級 管理職 2 級の役割資格等級基準要件を有す 面接 る者 資格滞留年数が 5 年以上で直近 3 年 レポート間の人事考課の総合考課で 3 回とも A 管理職 2 級の提出以上であること 管理職 2 級 管理職 1 級 理事長 理事会 理事長 管理職 1 級の役割資格等級基準要件を有する者 資格滞留年数が 5 年以上で直近 3 年間の人事考課の総合考課で 3 回とも A 以上であること (ⅰ) 組織の必要性がある場合には上記の申請条件を緩和することができる ( 省略 ) 7