甲府市上下水道局 ネットワーク再構築 運用業務 仕様書 業務部業務総室経営企画課企画広報係
1 業務名称 甲府市上下水道局ネットワーク再構築 運用業務 2 委託期間 平成 27 年 7 月 1 日から平成 32 年 6 月 30 日まで (5 年 ) 3 目的この業務委託は 甲府市上下水道局 ( 以下 委託者 という ) のネットワークを再構築するにあたり 機器の設置 運用保守について必要事項を定め 当該ネットワークが良好に保持されるよう適正な維持管理の実施 及び障害 不具合等からの迅速な復旧対応を目的とする 4 業務概要 (1) 設計 構築業務ア全体管理 ( ア ) 甲府市上下水道局ネットワークの再構築 運用業務を実施するにあたり 現行ネットワーク運用管理事業者及び次期上下水道局ネットワークにおけるデータセンタ 主回線 バックアップ回線の受託事業者と協議し 全体スケジュールの管理 調整を行うこと ( イ ) 次期上下水道局ネットワークの構築 変更 移行等により 業務に支障を来さないよう全体スケジュールの調整を行うこと ( ウ ) 適切な頻度で関係者を集めた全体定例会を開催し 次期上下水道局情報ネットワークの再構築 運用業務全体における連絡調整や各種報告等を行うこと ( エ ) 常にリスク管理を実施し リスクが顕在化する前に本局に通知し 適切な対策を協議すること イ次期上下水道局ネットワークの設計 ( ア ) 現行の上下水道局ネットワークの調査や各受託事業者との協議等を実施したうえで 次期上下水道局情報ネットワークのプロジェクト設計を行い プロジェクト計画書を作成すること ( イ ) 次期上下水道局ネットワークの設計を行うにあたり 現行の上下水道局情報ネットワークの構成や運用実態等を把握し 課題に対する対策を考慮し 設計を行うこと ( ウ ) 次期上下水道局ネットワークを構築するために導入もしくは更新する必要があるネットワーク機器等ついて基本設計及び詳細設計を行い 基本設計書及び詳細設計書を作成すること ( エ ) 次期上下水道局ネットワークを構成する機器について 正常な稼動を確認す 1
るため テストの設計を行うこと さらに テストを実施するためのテスト計画書や手順書についても作成すること ( オ ) 現行の上下水道局ネットワークから次期上下水道局ネットワークへの移行を行うための移行設計を行うこと また 移行を実施するための移行計画書や手順書についても作成すること ( カ ) 次期上下水道局ネットワークにかかる運用 保守設計を行い 運用計画書を作成すること ( キ ) 運用 保守設計を行うにあたり 次期上下水道局ネットワーク全体の利用状況や障害の監視が可能な監視システムの設計を行うこと ( ク ) 全ての計画及び設計内容については本局に対してレビューを実施し 本局の承認を得た上で次の工程に進むこと ウネットワーク機器 監視システム等の提供 ( ア ) 上下水道局ネットワークを再構築するために必要なネットワーク機器 監視システム等の提供を行うこと ( イ ) 提供するネットワーク機器 監視システム等は全て受託事業者の責任と負担で用意すること エネットワーク機器 監視システムの設定 構築 ( ア ) ネットワーク機器 監視システムの設置 設定作業を行うこと ( イ ) 必要に応じて OS のインストール ソフトウェアのインストールを行うこと ( ウ ) 提供する機器については原則最新のソフトウェアをインストールすること ( エ ) 機器及びソフトウェア製品等の取得 納入 インストール 設定に要する場所の確保等に発生する費用は 一時的に必要となるものを含め全て受託事業者の負担とするが データセンターについては本局にて用意するラックを使用することが可能である オネットワークの移行 ( ア ) 現行の上下水道局ネットワークから次期上下水道局ネットワークへの移行作業を行うこと ( イ ) 移行作業の実施にあたっては 移行設計時に作成した移行計画書や移行手順書に従って実施すること ( ウ ) 本番移行を前に納入機器の単体テスト及び通信テスト等を実施し 移行時のリスク低減に努めること なお テスト内容については本局と協議し 本局の指示に従うこと 2
( エ ) 本番稼動前に監視システムの事前テストを実施すること ( オ ) 主回線受託事業者と協力し 主回線の切替えを行うこと ( カ ) バックアップ回線受託事業者と協力し バックアップ回線の切替えを行うこと ( キ ) 次期上下水道局ネットワークへの移行に伴い 現行の上下水道局ネットワークにおいて設定変更が発生する場合 現行ネットワーク運用管理事業者と調整の上 必要に応じて設定変更を行うこと ( ク ) 平瀬浄水場については 既存フロア L2 スイッチを廃止する予定であるため 構成変更に伴う配線等必要な作業を行うこと (2) 運用業務ア構成管理 ( ア ) ハードウェアの物理構成 論理構成等を適切に管理すること ( イ ) ネットワークの物理回線構成 ( 配線等 ) を管理すること ( ウ ) 詳細設計の内容を把握し 次期上下水道局情報ネットワークにかかる全ての装置 設備を適切に操作 使用できるような体制を確保すること ( エ ) 設定情報 ( ネットワーク機器 サーバ機器 FW システム 監視システム等の設定等 ) を管理すること イ設定変更 ( ア ) 必要に応じてネットワーク機器等の各種設定作業を行うこと また それにかかる検証作業 手順書の作成も行うこと ( イ ) 必要に応じて物理回線構成 ( 配線 ) の構成変更作業を行うこと ウ維持管理 適切なタイミングでセキュリティパッチの適用作業を行うこと エ引継ぎ業務 現行ネットワーク運用管理事業者から業務の引継ぎを受けること オ職員等研修 次期上下水道局ネットワークにかかる全体把握のため 本局からの依頼に応じて職員 等に対する研修を実施すること (3) 監視業務 3
ア監視 次期上下水道局情報ネットワーク全体を 24 時間 365 日監視すること イ性能監視 ( ア ) 各種リソース情報や利用情報の収集 分析を行い 適正な性能範囲 利用範囲であるか定期的に監視すること ( イ ) 性能や利用状況等からネットワーク利用に関するリスクを分析し リスクが顕在化する前に本局に通知し 適切な対策を協議すること ウ障害発生時における切分け ( ア ) 障害発生時には 切分けを行い 関係者へ連絡を行うこと (4) 保守業務ア保守受付本局の業務時間 ( 月曜 ~ 金曜の 8 時 30 分 ~17 時 15 分 ただし祝日及び 12 月 29~1 月 3 日を除く ) は 電話及びメールによる保守受付に応じること イ障害対応 ( ア ) 障害を検知した場合 及び本局から障害と思われる連絡を受けた場合は速やかに調査を行うこと ( イ ) 障害の調査や復旧に必要な場合は速やかに現地駆けつけ対応を行うこと ( ウ ) 本局の業務時間内に受け付けた障害については 原則当日中に 1 次対応を行うこと 1 次対応や駆けつけ対応が翌日以降になる可能性がある場合は 速やかに本局に連絡し 承認を得ること ( エ ) 障害原因が 本調達業務で納入したハードウェアにある場合は速やかに代替機器の調整を行い 交換を行うこと ( オ ) 障害原因がソフトウェアにある場合はファームウェアバージョンアップ パッチの適用 アプリケーション設定等の適切な調整を行い 対応すること ウ維持管理業務 ( ア ) 受託事業者が納入した機器等及び受託事業者の保守対象となった機器について 必要に応じて ファームウェア等のバージョンアップ作業を行うこと また それにかかる検証作業 手順書の作成も行うこと ( イ ) 本業務で納入したハードウェア ソフトウェアのサポートが終了する場合 速やかに代替機 バージョンアップ版ソフトウェアの取得を行い 継続してサポー 4
トが受けられるように対応を行うこと (5) 機器撤去 本業務終了時 受託事業者が設置した機器等については 受託事業者側でデータの完 全な消去等を行った上で 撤去すること (6) 障害等報告書 月毎に障害等の対応報告書を作成し 提出すること ( 障害 不具合等の発生が無い 場合も提出すること ) 4 個人情報の保護 受託者は この業務により業務を処理するために知り得た個人情報の取扱いについては 別記 個人情報取扱特記事項 を遵守しなければならない 5 業務上知り得た情報の取扱い い 受託者は この業務によって知り得た情報等について その一切を他に漏らしてはならな 6 委託代金の支払 本業務の費用については 平成 27 年 9 月末までにネットワーク構築を終了し 保守を開 始することから 契約金額を平成 27 年 10 月から毎月末の請求により支払うこととする 7 長期継続契約の規程に基づく契約本業務は 甲府市上下水道事業管理者の所管に係る長期継続契約を締結することができる規定 に基づく長期継続契約であり 翌年度以降において当該契約に係る収入支出予算について減額又は削除があった場合は 当該契約は解除する 8 本業務実施要件次のア イのいずれかに該当する技術者が所属する者であること ア経済産業大臣から次のいずれかの情報処理試験の合格認定を受けている者 ( ア ) ネットワークスペシャリスト ( イ ) テクニカルエンジニア ( ネットワーク システム管理又は情報セキュリティ ) ( ウ ) 情報セキュリティスペシャリストイ CCNPを取得している者 5
9 その他本業務の実施にあたり疑義が生じた場合は 速やかに委託者と協議のうえ 必要な措置を講じるものとする また その他に定めのない事項について問題が生じた場合には 委託者と受託者が誠意をもって協議し 決定することとする 以上 6