資料 1 1 当院にて膵粘液性嚢胞腫瘍 (MCN) の治療をうけた方 研究課題 膵粘液性嚢胞腫瘍 (MCN) の検証 - 多施設共同後ろ向き研究 審査番号 研究機関名及び本学の研究責任者氏名 この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです 研究機関東京大学大学院医学系研究科消化器内科学研

Similar documents
1. はじめに ステージティーエスワンこの文書は Stage Ⅲ 治癒切除胃癌症例における TS-1 術後補助化学療法の予後 予測因子および副作用発現の危険因子についての探索的研究 (JACCRO GC-07AR) という臨床研究について説明したものです この文書と私の説明のな かで わかりにくいと

群馬大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会 _ 情報公開 通知文書 人を対象とする医学系研究についての 情報公開文書 研究課題名 : がんサバイバーの出産の実際調査 はじめに近年 がん治療の進歩によりがん治療後に長期間生存できる いわゆる若年のがんサバイバーが増加しています これらのがんサバイバ

同意説明文書(見本)

3. 本事業の詳細 3.1. 運営形態手術 治療に関する情報の登録は, 本事業に参加する施設の診療科でおこなわれます. 登録されたデータは一般社団法人 National Clinical Database ( 以下,NCD) 図 1 参照 がとりまとめます.NCD は下記の学会 専門医制度と連携して

疫学研究の病院HPによる情報公開 様式の作成について

(目的)

ただし 対象となることを希望されないご連絡が 2016 年 5 月 31 日以降にな った場合には 研究に使用される可能性があることをご了承ください 研究期間 研究を行う期間は医学部長承認日より 2019 年 3 月 31 日までです 研究に用いる試料 情報の項目群馬大学医学部附属病院産科婦人科で行

手術予定登録_入力マニュアル

平成 30 年 8 月 15 日作成第 1.2 版 ホームページ公開文書 本研究は大分大学医学部倫理委員会で審議され, 大分大学医学部長の許可を得ています 倫理委員会では 人を対象とする医学系研究に関する倫理指針 に基づき, 外部委員を交え, 倫理的 科学的観点から審査を行います 1. 研究の名称

臨床研究に参加される研究対象者の方へ 皮膚症状を呈する膠原病における炎症性サイトカインの病態への関与について に関する研究の説明 これは臨床研究への参加についての説明文書です 本臨床研究についてわかりやすく説明しますので 内容を十分ご理解されたうえで 参加するかどうか患者さんご自身の意思でお決め下さ

埼玉医科大学倫理委員会

別紙1 参加医療施設における本研究実施に関する掲示ポスター

大腸癌術前化学療法後切除標本を用いた免疫チェックポイント分子及び癌関連遺伝子異常のプロファイリングの研究 

cstage,, CQ1-5 cstage a CQ2-1,9 CQ4-1 cstage b CQ5-1 CQ4-2~6 CQ5-2~4 CQ2-2~9 CQ3-1~4 CQ6-1~4 CQ4-7 cstage JPS 6 図 2 膵癌治療アルゴリズム 表 1 勧告の強さの分類 A B C1 C2

資料1_事業実施計画書

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( / ) 上記外来の名称 ストマ外来 対象となるストーマの種類 コロストーマとウロストーマ 4 大腸がん 腎がん 膀胱がん ストーマ管理 ( 腎ろう, 膀胱ろう含む ) ろう孔管理 (PEG 含む ) 尿失禁の管理 ストーマ外

後天性血友病アンケート(Homepage用)

2.IPMN はどうして重要なの? いわゆる 通常の膵臓がん は先に説明したように 非常に悪性度が高く治療成績が悪いとされており 発見時すでに進行癌ということが多い疾患です それに比べて同じ膵臓の腫瘍といっても IPMN では 良性の段階 ( 過形成や腺種と呼びます ) から悪性の段階 ( 通常型の

4 月 20 日 2 胃癌の内視鏡診断と治療 GIO: 胃癌の内視鏡診断と内視鏡治療について理解する SBO: 1. 胃癌の肉眼的分類を列記できる 2. 胃癌の内視鏡的診断を説明できる 3. 内視鏡治療の適応基準とその根拠を理解する 4. 内視鏡治療の方法 合併症を理解する 4 月 27 日 1 胃

は関連する学会 専門医制度と連携しており, 今後さらに拡大していきます. 日本外科学会 ( 外科専門医 ) 日本消化器外科学会 ( 消化器外科専門医 ) 消化器外科領域については, 以下の学会が 消化器外科データベース関連学会協議会 を組織して,NCD と連携する : 日本消化器外科学会, 日本肝胆

する 研究実施施設の環境 ( プライバシーの保護状態 ) について記載する < 実施方法 > どのような手順で研究を実施するのかを具体的に記載する アンケート等を用いる場合は 事前にそれらに要する時間を測定し 調査による患者への負担の度合いがわかるように記載する 調査手順で担当が複数名いる場合には

再発小児 B 前駆細胞性急性リンパ性白血病におけるキメラ遺伝子の探索 ( この研究は 小児白血病リンパ腫研究グループ (JPLSG)ALL-B12 治療研究の付随研究として行われます ) 研究機関名及び研究責任者氏名 この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示す通りです 研究代表者眞田昌国立病院

診療情報を利用した臨床研究について 虎の門病院肝臓内科では 以下の臨床研究を実施しております この研究は 通常の診療で得られた記録をまとめるものです この案内をお読みになり ご自身がこの研究の対象者にあたると思われる方の中で ご質問がある場合 またはこの研究に 自分の診療情報を使ってほしくない とお

<924A814092BC8EF72E656339>

手順書03

Microsoft Word - JONIE-TR 患者説明書.docx

2. 研究の目的及び意義について目的 : 手根管症候群の臨床的な重症度と腱鞘滑膜に発現する炎症性のサイトカインやAGEsの関連を検討する事です 意義 : 手根管症候群の重症度と周囲組織の炎症の相関が明らかになれば 抗炎症作用を持つ薬剤が手根管症候群の治療に有用となる理由がより明らかとなると考えられま

別紙様式第1

<4D F736F F D20819B8CA48B868C7689E68F D A8CA9967B5F E646F63>

1. 概要 2010 年 12 月から開始された群馬大学医学部附属病院第二外科の腹腔鏡下肝切除術において, 複数の死亡例があることが判明した 本院医療安全管理部による予備調査では,2014 年 6 月までに実施された 92 例の腹腔鏡下肝切除術のうち,58 例が保険適用外の疑いがあり, その内の 8

第1号様式

Vol 夏号 最先端の腹腔鏡下手術を本格導入 東海中央病院では 平成25年1月から 胃癌 大腸癌に対する腹腔鏡下手術を本格導入しており 術後の合併症もなく 早期の退院が可能となっています 4月からは 内視鏡外科技術認定資格を有する 日比健志消化器外科部長が赴任し 通常の腹腔 鏡下手術に

1. 研究の名称 : 芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の分子病理学的研究 2. 研究組織 : 研究責任者 : 埼玉医科大学総合医療センター病理部 准教授 百瀬修二 研究実施者 : 埼玉医科大学総合医療センター病理部 教授 田丸淳一 埼玉医科大学総合医療センター血液内科 助教 田中佑加 基盤施設研究責任者

5. 乳がん 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専門 乳房切除 乳房温存 乳房再建 冷凍凝固摘出術 1 乳腺 内分泌外科 ( 外科 ) 形成外科 2 2 あり あり なし あり なし なし あり なし なし あり なし なし 6. 脳腫瘍 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専

< A815B B83578D E9197BF5F906697C38B40945C F92F18B9F91CC90A72E786C73>

6. 研究対象者として選定された理由 当科を受診された各種慢性肝疾患の方が研究対象者に含まれます 7. 研究対象者に生じる利益 負担および予想されるリスクノベルジン錠の国内臨床試験に置ける安全性評価対象例 74 例中 23 例 (31.1%) に副作用が認められ 主な自覚症状では悪心 4 例 (5.

会場セッション演題番号時間司会 座長 審査員 第 1 会場 ( フォレストホール 1 2) 第 2 会場 ( 第 7 会議室 ) 第 3 会場 ( 第 5 6 会議室 ) 特別企画 I( 初期 ) W1-01~10 9:20-10 : 30 福島県立医科大学消化器内科学講座 大平弘正 東北医科薬科大

岸和田徳洲会病院 当院では以下の研究に協力し情報を提供しております この研究は 国が定めた指針に基づき 対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得るかわりに 研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開しています 研究結果は学会等で発表されることがありますが その際も個人を特定する情報は公表し

研究課題名 臨床研究実施計画書 研究責任者 : 独立行政法人地域医療推進機構群馬中央病院 群馬県前橋市紅雲町 1 丁目 7 番 13 号 Tel: ( 内線 )Fax: 臨床研究期間 : 年月 ~ 年月 作成日 : 年月日 ( 第 版

130 中井陽介 4. 膵嚢胞性腫瘍の診療ガイドライン膵嚢胞性腫瘍に対するガイドラインとしては,IPMN/ MCNの国際診療ガイドラインとして 2006 年にいわゆる Sendai Guideline 12) が, さらに 2012 年にはFukuoka Guideline 1) として改訂が行われ

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

岩手医科大学医学部及び附属病院における人を対象とする医学系研究に係るモニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学医学部及び附属病院における 人を対象とする医学系研究に係る モニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学 第 1.0 版平成 29 年 10 月 1 日

臨床研究実施計画書

血液 尿を用いたライソゾーム病のスクリーニング検査法の検討 に関する説明書 一般財団法人脳神経疾患研究所先端医療研究センター 所属長衞藤義勝 この説明書は 血液 尿を用いたライソゾーム病のスクリーニング検査法の検討 の内容について説明したものです この研究についてご理解 ご賛同いただける場合は, 被

密封小線源治療 子宮頸癌 体癌 膣癌 食道癌など 放射線治療科 放射免疫療法 ( ゼヴァリン ) 低悪性度 B 細胞リンパ腫マントル細胞リンパ腫 血液 腫瘍内科 放射線内用療法 ( ストロンチウム -89) 有痛性の転移性骨腫瘍放射線治療科 ( ヨード -131) 甲状腺がん 研究所 滋賀県立総合病

TOHOKU UNIVERSITY HOSPITAL 今回はすこし長文です このミニコラムを読んでいただいているみなさんにとって 救命救急センターは 文字どおり 命 を救うところ という印象が強いことと思います もちろん われわれ救急医と看護師は 患者さんの救命を第一に考え どんな絶望の状況でも 他

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医


8 整形外科 骨肉腫 9 脳神経外科 8 0 皮膚科 皮膚腫瘍 初発中枢神経系原発悪性リンパ腫 神経膠腫 脳腫瘍 膠芽腫 頭蓋内原発胚細胞腫 膠芽腫 小児神経膠腫 /4 別紙 5( 臨床試験 治験 )

配偶子凍結終了時 妊孕能温存施設より直接 妊孕能温存支援施設 ( がん治療施設 ) へ連絡がん治療担当医の先生へ妊孕能温存施設より妊孕能温存治療の終了報告 治療内容をご連絡します 次回がん治療の為の患者受診日が未定の場合は受診日を御指示下さい 原疾患治療期間中 妊孕能温存施設より患者の方々へ連絡 定

課題名

目次 1. はじめに 1 2. 研究課題の倫理審査について 2 3. プライバシーの保護について 2 4. 提供試料の解析 / 分析等について 3 5. 研究課題と成果等の公表について 3 6. 追加の採血について 3 7. 過去の研究に提供した試料等の保管について 4 8. 試料 診療情報の提供先

<4D F736F F D A835E838A F8B7982D18AC48DB85F20534F A68CEB8E9A E9A8F4390B38DCF2

群馬大学 人を対象とする医学系研究倫理審査委員会 _ 情報公開 通知文書 人を対象とする医学系研究についての 情報公開文書 研究課題名 : COPD を有する手術実施患者の術前評価と手術後に発症した呼吸器合併症の状況からの後方視的な検討 はじめに COPD は Chronic Obstructive

診療科 血液内科 ( 専門医取得コース ) 到達目標 血液悪性腫瘍 出血性疾患 凝固異常症の診断から治療管理を含めた血液疾患一般臨床を豊富に経験し 血液専門医取得を目指す 研修日数 週 4 日 6 ヶ月 ~12 ヶ月 期間定員対象評価実技診療知識 1 年若干名専門医取得前の医師業務内容やサマリの確認

1. この臨床研究は患者さんの治療のためではなく 新たな診断の確立のために行われます 尿路感染症の重症度を診断する際には CRP やプロカルシトニンなどの炎症マーカーが使用されておりますが これらのマーカーは 炎症が起きてから血中に出てくるまで時間がかかったり 炎症が良くなっても血液中からなかなか消

にそえない場合がございますがご了承ください 連絡先所属 職名 : 医学部附属病院患者支援センター助教氏名 : 中島康代連絡先 : 実施医療機関の研究責任者所属 職名 : 高崎総合医療センター 消化器内科氏名 : 長沼篤連絡先 : 群馬県高崎市高松町 36 T

認定議事概要10月分(固定版).docx

臨床研究許可申請書の提出に際しての留意事項

EGFR-TKI を使用した場合と第 2 世代 EGFR-TKI を使用した場合とでその後のタグリッソの効果が同等であるかは明らかではありません 両者の間で EGFR 以外の癌に関する遺伝子の状態にも違いが生じている可能性もあります そこで今回私たちは EGFR-TKI に対する耐性獲得時に T79

実験計画書

000_Full.indb

臨床研究に関する研修会1

<様式2> 個人情報ファイル簿(単票)

ける発展が必要です 子宮癌肉腫の診断は主に手術進行期を決定するための子宮摘出によって得られた組織切片の病理評価に基づいて行い 組織学的にはいわゆる癌腫と肉腫の2 成分で構成されています (2 近年 子宮癌肉腫は癌腫成分が肉腫成分へ分化した結果 組織学的に2 面性をみる とみなす報告があります (1,

JED 参加申込みまでの フローチャート

EBウイルス関連胃癌の分子生物学的・病理学的検討

超音波40-5廣岡先生(膵癌)_念*.indd

個人情報の取り扱いについて 公益財団法人岩手県予防医学協会 個人情報保護管理責任者常務理事 公益財団法人岩手県予防医学協会 ( 以下 協会 という ) は 健康診断等で取得した個人情報 を協会の個人情報保護基本規程に従って適正に管理し 以下のとおりお取り扱いさせていただき ますので 個人情報の提供

研究課題 : Niti-S 大腸ステント多施設共同前向き安全性観察研究 に関する計画書 申請者 ( 実施責任者 ) 所属埼玉医科大学総合医療センター消化管 一般外科氏名松澤岳晃 1. 背景, 意義, 目的背景 : これまで, 本邦では大腸狭窄に対する金属ステントは薬事認可も保険収載もなかったため,

がん登録実務について

4. 膵腫瘤存在診断 A) 確診 1 粋の明らかな異常エコー域 ( 注 ) 2 粋の異常エコー域が以下のいずれかの所見を伴うもの a) 尾側膵管の拡張 b) 膵内または膵領域の胆管の狭窄ないし閉塞 c) 膵の限局性腫大 B) 疑診 1 膵の異常エコー域 2 膵領域の異常エコー域 3 膵の限局性腫大

臨床研究の概要および研究計画

はじめに 肝粘液性嚢胞性腫瘍 (mucinous cystic neoplasm of liver: 肝 MCN) は 比較的まれな肝嚢胞性腫瘍である 今回われわれは外科的切除を施行した肝 MCN の 2 例を経験したので報告する 症例 1 症例 :35 歳女性主訴 : 心窩部痛現病歴 :20XX

Microsoft Word - HP用 同意書・説明書 130121

<4D F736F F D EA94CA8ED C93FA967B945D905F8C6F8A4F89C88A7789EF B835E B83588CA48B868E968BC D905

12_モニタリングの実施に関する手順書 

実地医家のための 甲状腺エコー検査マスター講座

018_整形外科学系

料 情報の提供に関する記録 を作成する方法 ( 作成する時期 記録の媒体 作成する研究者等の氏名 別に作成する書類による代用の有無等 ) 及び保管する方法 ( 場所 第 12 の1⑴の解説 5に規定する提供元の機関における義務 8 個人情報等の取扱い ( 匿名化する場合にはその方法等を含む ) 9

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 小川憲人 論文審査担当者 主査田中真二 副査北川昌伸 渡邉守 論文題目 Clinical significance of platelet derived growth factor -C and -D in gastric cancer ( 論文内容の要旨 )

Microsoft Word - *Xpert Flu検討 患者用説明書 修正.docx

Microsoft Word - 2-2学位論文の要旨 原田郁.docx

の主要な治療薬として日本ならびに世界で広く使用されている MTX の使用により 関節リウマチの臨床症状の改善 関節破壊進行抑制 QOL 改善のみならず 生命予後の改善や心血管合併症リスクが軽減されることが示されており 現在の関節リウマチ治療においては必要不可欠な薬剤である 1990 年前後から MT

第 2 章 1 診療ガイドライン作成手順およびスケジュール 診療ガイドラインは, 以下の作成手順により作成される 計画にあたっては, 全体を通してどのくらいの時間が必要か, 各手順にどの程度の時間と費用をかけるかを考慮し, 具体的に立案する必要がある 1 作成目的の明確化 2 作成主体の決定 3 事

<955C8E862E657073>

< E082AA82F1936F985E8F578C768C8B89CA816989FC92F994C5816A2E786C73>

院内がん登録における発見経緯 来院経路 発見経緯がん発見のきっかけとなったもの 例 ) ; を受けた ; 職場の健康診断または人間ドックを受けた 他疾患で経過観察中 ; 別の病気で受診中に偶然 がん を発見した ; 解剖により がん が見つかった 来院経路 がん と診断された時に その受診をするきっ

食道癌登録 入力マニュアル 一般社団法人 National Clinical Database Ver

B型肝炎ウイルスのキャリアで免疫抑制・化学療法を受ける患者さんへ

解禁日時 :2019 年 2 月 4 日 ( 月 ) 午後 7 時 ( 日本時間 ) プレス通知資料 ( 研究成果 ) 報道関係各位 2019 年 2 月 1 日 国立大学法人東京医科歯科大学 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 IL13Rα2 が血管新生を介して悪性黒色腫 ( メラノーマ ) を

スライド 1

2 2

Microsoft Word - B 同意説明文書 杏林EBV 三橋先生に提出用.docx

パネルディスカッション 2 Q 専門領域について選択してください 1. 消化器内科 2. 消化器外科 3. 放射線科 1% 4% 3% 21% 4. その他の医師 5. その他 ( 医師以外 ) 71%

< E082AA82F1936F985E8F578C768C8B89CA816989FC92F994C5816A2E786C73>

長野県がん診療連携拠点病院整備検討委員会機能評価 会議記録(要旨)

1)表紙14年v0

付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 ): 施設 UICC-TNM 分類治療前ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 原発巣切除 ): 施設 UICC-TNM 分類術後病理学的ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 UIC

1. はじめに近畿ブロック ( 福井県 滋賀県 京都府 奈良県 和歌山県 ) で指定を受けた小児がん拠点病院 ( 以下 拠点病院 ) は 京都府立医科大学附属病院 京都大学医学部附属病院 立こども病院 大阪市立総合医療センター 立母子保健総合医療センターの 5 施設 ( 順不同 ) であり 全国 7

Transcription:

1 当院にて膵粘液性嚢胞腫瘍 (MCN) の治療をうけた方 研究課題 膵粘液性嚢胞腫瘍 (MCN) の検証 - 多施設共同後ろ向き研究 審査番号 研究機関名及び本学の研究責任者氏名 この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです 研究機関東京大学大学院医学系研究科消化器内科学研究責任者中井陽介東京大学消化器内科特任講師 03-3815-5411( 内線 37215) 担当業務データ収集 匿名化 共同研究機関 研究機関 研究責任医師 1. 九州大学大学院医学研究院臨床医学部門臨床 腫瘍外科学分野 中村雅史 2. 愛知医科大学 消化器外科 教授佐野力 3. 愛知県がんセンター中央病院 消化器外科 部長清水泰博 4. 大阪大学 消化器外科 准教授江口英利 5. 尾道総合病院 消化器内科 部長花田敬士 6. 京都大学 肝胆膵 移植外科 / 小児外科 特定准教授高折恭一 7. 杏林大学 消化器 一般外科 教授杉山政則 8. 熊本赤十字病院 消化器内科 医長浦田孝広 9. 国立がんセンター中央病院 消化器内科 医長肘岡範 10. 国立がんセンター東病院 肝胆膵外科 科長後藤田直人 11. 埼玉医科大学 肝胆膵外科 教授岡本光順 12. 順天堂大学 消化器内科 教授伊佐山浩通 13. 昭和大学 消化器外科 准教授青木武士 14. 仙台市医療センター 肝胆膵内科 主任部長伊藤啓 15. 千葉県がんセンター 病院長山口武人 16. 手稲渓仁会病院 消化器病センター センター長真口宏介 17. 東大病院 消化器内科 特任講師中井陽介 18. 東海大学 肝胆膵外科 教授中郡聡夫 19. 東京医科大学 病理診断科 准教授山口浩

2 20. 東京医科歯科大学 肝胆膵外科 教授田邉稔 21. 東京女子医科大学 消化器内科 臨床教授清水京子 22. 東北大学 消化器外科 教授海野倫明 23. 日本医科大学 消化器外科 准教授中村慶春 24. 広島大学 消化器 代謝内科 診療講師芹沢正浩 25. 山形大学 第一外科 / 消化器 / 乳腺甲状腺 / 一般外科 教授木村理 26. 和歌山県立医科大学 第二外科 教授山上裕機 : 主任研究施設 担当業務データ収集 匿名化 研究の期間 研究期間は研究許可日 ~2022 年 3 月 31 日までとする 対象となる方 1980 年 1 月 1 日から 2017 年 10 月 31 日までに外科的切除後に MCN と診断され た方 研究の意義 膵嚢胞性腫瘍は粘液性腫瘍と漿液性腫瘍に大別され 粘液性腫瘍には膵管内乳頭状粘液性腫瘍 (Intraductal papillary mucinous neoplasm: IPMN) や膵粘液性嚢胞腫瘍 (Mucinous cystic neoplasm: MCN) があり, 漿液性腫瘍には膵漿液性嚢胞腫瘍 (Serous cystic neoplasm: SCN) があります MCN は 2006 年の国際診療ガイドラインの刊行と 2012 年の改訂によって世界的に広く認識され 診断と治療の指針について一定の方向性が示されました MCN は粘液を産生し 病理学的に卵巣に存在する卵巣様間質が存在し ほとんどが女性に発生します 放置すれば悪性になり得るため 診断された時点で手術適応とされ 完全に切除がされれば予後は良好であるとされています 日本膵臓学会は 2007 年に膵嚢胞性病変に対する 4 つのワーキンググループを組織し その一つである MCN 予後調査研究チームの MCN の長期予後についての多施設共同後ろ向き研究を報告しました その中で MCN は稀な疾患ではあるものの 予後良好な膵嚢胞性疾患であり 全ての MCN は悪性化を防止するためには外科的切除をすべきであることを示しました さらに 本邦では良性膵腫瘍に対し 開腹手術と比べ患者さんに侵襲の少ない腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術が 2012 年に保険収載されました これに伴い MCN に対する腹腔鏡下手術も徐々に普及してきており 長期予後を含めた腹腔鏡下手術の妥当性を評価する必要があります また術中の腫瘍損

3 傷から腫瘍内容液が腹腔内に漏出した場合の長期予後や MCN の手術適応の妥当性など依然解明すべき部分は多いと考えられます 今回 MCN の臨床的特徴や切除後の長期予後のさらに詳細な解明を目的とし 本邦における多施設共同の後ろ向き症例集積を立案しました 本研究は日本膵臓学会 嚢胞性膵腫瘍委員会の主導で行われます 研究の目的 MCN の臨床的特徴や切除後の長期予後を解明すること 研究の方法 この研究は 東京大学医学部倫理委員会と主任研究施設である九州大学の承認を受け 東京大学大学院医学系研究科 医学部長の許可を受けて実施するものです これまでの診療でカルテに記録されている血液検査結果 画像検査 手術所見 病理検査などのデータを収集して行う研究です 特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません この研究にご協力いただけない場合にも 皆様の不利益につながることはありません 取得する情報は以下に記します 術前因子 年齢 性別 合併膵疾患 観察開始日( 前医を含む ) 術前経過観察期間 術前経過観察症例の手術適応 術前診断(MCN 膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN) 膵リンパ上皮嚢胞(LEC) その他 ) 主占拠部位( 膵頭部 膵体部 膵尾部 ) 実施画像検査(( コンピューター断層撮影法 (CT) 磁気共鳴断層撮影法(MRI) 超音波内視鏡検査 (EUS)) 画像所見( 嚢胞最大径 壁在結節高 主膵管との交通 ) 術中因子 手術日 施行術式( 膵頭十二指腸切除術 尾側膵切除術 その他 ) 方法( 開腹 腹腔鏡下 ( 開腹移行含む )) 破裂 穿孔の有無

4 病理組織診断 診断名 TNM 分類 ホルモンレセプター発現の有無( エストロゲン受容体 プロゲステロン受容体 ) 腫瘍遺残の有無 予後 生存の有無 最終生存確認日 再発の有無 再発確認日 当研究は多施設共同研究であり 当院でのデータは 九州大学大学院医学研 究院 臨床医学部門臨床 腫瘍外科学分野に 氏名 住所 生年月日などの個 人情報を削った状態で電子的配信により提供されます 個人情報の保護 この研究に関わる成果は 他の関係する方々に漏えいすることのないよう 慎重に取り扱う必要があります あなたの情報 データは 分析する前に氏名 住所 生年月日などの個人情報を削り 代わりに新しく研究用の番号をつけ どなたのものか分からないようにした上で 当研究室において研究責任者の中井陽介が 病院診療端末内のファイルサービス内で厳重に保管します ただし 必要な場合には 当研究室においてこの符号を元の氏名などに戻す操作を行い 結果をあなたにお知らせすることもできます 当研究は多施設共同研究であり 匿名化したデータは九州大学大学院医学研究院 臨床医学部門臨床 腫瘍外科学分野に送られ 同分野教授 中村雅史の責任の下 10 年間保存した後 研究用の番号等を消去し 廃棄します また この研究で得られた研究対象者の試料や情報は 将来計画 実施される別の医学研究にとっても大変貴重なものとなる可能性があります そこで 前述の期間を超えて保管し 将来新たに計画 実施される医学研究にも使用させていただきたいと考えています その研究を行う場合には 改めてその研究計画を倫理審査委員会において審査し 承認された後に行います この研究のためにご自分のデータを使用して欲しくない場合は主治医にお伝えいただくか 下記の連絡先まで 2019 年 1 月 31 日までにご連絡ください ご本人が未成年もしくはお具合が悪い場合は 代わりにご家族からのご連絡でも構いません ご連絡を頂かなかった場合 ご了承頂いたものとさせて頂きます

5 研究結果の公表 研究の成果は あなたの氏名など個人情報が明らかにならないようにした上で 学会発表や学術雑誌及びデータベース上等で公表します 収集したデータは厳重な管理のもと 研究終了後 10 年間保存されます また御希望があれば研究データを統計データとしてまとめたものを開示致しますので 下記までご連絡ください ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください その他 この研究に関する費用は 日本膵臓学会から支出されています 本研究に関して 開示すべき利益相反関係はありません 尚 あなたへの謝金はございません 問い合わせ 苦情等の連絡先 東京大学医学部附属病院消化器内科特任講師 : 中井陽介住所 : 東京都文京区本郷 7-3-1 電話 :03-3815-5411( 内線 37215) FAX:03-5800-9801 医療機関名 : 東京大学医学部附属病院診療科名消化器内科診療科責任者名小池和彦 2018 年月日