薬食発 0718 第 15 号平成 24 年 7 月 18 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズについては 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という ) 第 2 条第 5 項に規定する 高度管

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薬食機発 0131 第 1 号平成 25 年 1 月 31 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長 薬事法に基づく登録認証機関の基準改正に伴う留意事項について ( その 2) 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という )

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イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

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ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

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03-01【局長通知・特例】施術管理者の要件に係る取扱の特例について

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02【通知案】年管管発 第号(周知・機構宛)

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医政経発第 号 平成 20 年 3 月 28 日 社団法人日本臨床検査薬協会会長 在日米国商工会議所 (ACCJ) 医療機器 IVD 小委員会委員長 殿 欧州ビジネス協会 ( E B C) 医療機器委員会委員長 厚生労働省医政局経済課長 医療機器等へのバーコード表示の実施について 医

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

ICH Q4B Annex12

00 事務連絡案

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医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

個人情報保護規定

管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

ナショナル・トラスト税制関係通知

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スライド 1

都道府県医師会 情報システム担当理事殿 ( 情シ 35) 平成 30 年 11 月 6 日日本医師会常任理事石川広己 医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策の周知について 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます 日頃より会務運営に対しましてご高配を賜り深く感謝申し上げます 医療機関でのIT

GVP省令

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

個人情報の保護に関する規程(案)

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法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

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年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

平成17年 月 日

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

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01 表紙 老人保健課

JCROA自主ガイドライン第4版案 GCP監査WG改訂案及び意見

者が負う民事上の安全配慮義務の履行であり そのために必要な心身の状態の情報を適正に収集し 活用する必要がある 一方 労働者の個人情報を保護する観点から 現行制度においては 事業者が心身の状態の情報を取り扱えるのは 労働安全衛生法令及びその他の法令に基づく場合や本人が同意している場合のほか 労働者の生

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PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

じ ) その他の処方せん医薬品又は高度管理医療機器の製造販売に係る業務の責任者との密接な連携を図らせること ( 安全確保業務に係る組織及び職員 ) 第四条第一種製造販売業者は 次に掲げる要件を満たす安全確保業務の統括に係る部門 ( 以下この章において 安全管理統括部門 という ) を置かなければなら

2. 平成 9 年遠隔診療通知の 別表 に掲げられている遠隔診療の対象及び内 容は 平成 9 年遠隔診療通知の 2 留意事項 (3) イ に示しているとお り 例示であること 3. 平成 9 年遠隔診療通知の 1 基本的考え方 において 診療は 医師又は歯科医師と患者が直接対面して行われることが基本

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1_【鑑】「生活困窮者自立支援法の施行に伴う多重債務者対策担当分野との連携について(通知)」の一部改正について

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

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医療機器プログラムの取扱いに関する Q&A について ( その 2) ( 別紙 ) 用いた略語 改正法 : 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 ) 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行令

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3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

特定個人情報の取扱いの対応について

写 薬生発 0131 第 1 号 平成 30 年 1 月 31 日 都道府県知事 殿 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 関係手数料令の一部を改正する政令の公布について この度 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確

薬生安発 0302 第 1 号 平成 30 年 3 月 2 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 ( 公印省略 ) 医薬品リスク管理計画の実施に基づく再審査期間終了後の評価報告について の一部改正について 再審査期間中の新医薬品以外の医薬品の医薬品リ

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第3章 指導・監査等の実施

財団法人杉並区スポーツ振興財団個人情報保護規程

Q7: 判定様式には80% を超えるサービスのみ記載するのですか? それとも 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスはすべて記載するのですか? A7: 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスについて すべて記載してください Q8:

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自治会における個人情報保護 名簿などにより会員の状況等を把握しておくことは 自治会でのコミュニケーションのため大切なことですが プライバシー保護の意識の高まりにより個人情報の提供を拒む方もいらっしゃるようです ここでは名簿の作成や利用など 個人情報の取り扱いについて記載しています 個人情報保護法と自

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社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

日医発第437(法安23)

改正薬事法の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品等の取扱い等について

平成27年度事業計画書

01 表紙 老人保健課

使用のため必要と認められる数量 ( 原則として 一人一包装単位 ( 一箱 一瓶等 ) まで ) に限り 販売 授与させること 医薬品の適正使用のため 薬局医薬品 要指導医薬品及び第 1 類医薬品を販売 授与する場合は 情報提供及び指導を行なった薬剤師の氏名を伝えている 薬局医薬品及び要指導医薬品の適

制定 : 平成 24 年 5 月 30 日平成 23 年度第 4 回理事会決議施行 : 平成 24 年 6 月 1 日 個人情報管理規程 ( 定款第 65 条第 2 項 ) 制定平成 24 年 5 月 30 日 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 定款第 66 条第 2 項の規定に基づき 公益社団法

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(案)

個人情報保護規程

Transcription:

薬食発 0718 第 15 号平成 24 年 7 月 18 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズについては 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という ) 第 2 条第 5 項に規定する 高度管理医療機器 として その適切な管理のための規制を行ってきた また コンタクトレンズによる眼障害を防止するためには 製品自体の安全性の確保はもとより 使用者が適正に使用することが重要である このため コンタクトレンズを含む高度管理医療機器の販売業者は 法第 39 条の 2 の規定に基づき 高度管理医療機器の販売を実地に管理させるために 営業所ごとに管理者を設置することとされているほか 法第 40 条の 4 の規定に基づき 一般の購入者 使用者に対して 医療機器の適正な使用のために必要な情報を提供するよう努めなければならないとされている しかしながら コンタクトレンズについては 昨今においても 角膜潰瘍 角膜炎等の重篤な眼障害が報告されており その原因としては 手入れの不良 長時間の装用等の不適切な使用によるもののほか その危険性が購入時に使用者に対して十分説明されていないこと 医療機関 ( 眼科 以下同じ ) を受診していないこと等が指摘されている このことから この度 コンタクトレンズの販売に関し 使用者に対する適切な情報提供等が販売業者により行われるよう徹底を図ることとしたので 貴職におかれては 下記のコンタクトレンズ販売業者に対する指導事項並びに コンタクトレンズの販売自主基準 及び コンタクトレンズの販売自主基準 に関するQ&A( 一般向け ) ( 平成 24 年 6 月 1 日付け一般社団法人日本コンタクトレンズ協会 別添参照 ) を了知の上 貴管下関係業者に対し 周知徹底を図られたい なお 本通知の写しを 一般社団法人日本コンタクトレンズ協会会長 財団

法人日本眼科学会理事長 公益社団法人日本眼科医会会長 日本眼感染症学会理事長及び日本コンタクトレンズ学会理事長に対し通知したことを申し添える 記 1. コンタクトレンズを販売するに当たっては コンタクトレンズを購入しようとする者に対し 医療機関への受診状況を確認すること コンタクトレンズの購入者が受診した医療機関の名称については 薬事法施行規則 ( 昭和 36 年厚生省令第 1 号 ) 第 173 条第 2 項の書面 ( 高度管理医療機器の販売に関する記録 ) に併せて記載し 保存すること 2. コンタクトレンズを販売するに当たり コンタクトレンズを購入しようとする者が医療機関を受診していない場合は コンタクトレンズによる健康被害等について情報提供を行い 医療機関を受診するよう勧奨すること 3. コンタクトレンズ販売時においては 法第 40 条の 4 に基づき 不適正な使用の結果として角膜潰瘍 角膜炎等の重篤な眼障害が発生するおそれがあることを含め 適正な使用のために必要な情報提供の徹底に努めること 4. 購入者より健康被害の相談等があった場合には 必要に応じて購入前に受診した医療機関に対し 発生した健康被害の内容等に係る情報提供に努めること 5. 上記事項に加え 販売業者の販売管理者は 法第 40 条第 1 項において準用する法第 8 条第 2 項に基づき 保健衛生上の支障を生ずるおそれがないように その営業所の業務につき 販売業者に対して行うこととされている意見具申の徹底を図ること

平成 24 年 6 月 1 日制定一般社団法人日本コンタクトレンズ協会 コンタクトレンズの販売自主基準 1. 目的この販売自主基準 ( 以下 自主基準 という ) は 国民の眼の健康と業界の健全な発展に貢献するため 高度管理医療機器であるコンタクトレンズ ( 以下 CL という ) の使用者が CL を正しく かつ 安全に使用できるように 会員事業者のうち 使用者に CL を直接販売する CL 販売業者 ( 以下 CL 販売店 という ) の適切な販売方法を定めるとともに 会員事業者による薬事法等の関連法規遵守の一層の推進を図ることを目的とする 2. 対象 視力補正用 CL 及び非視力補正用 CL 使用者への販売方法 3. 遵守すべき販売方法等 (1) 眼科医の処方 指示に基づく販売 CL 販売店は CL の販売に当たっては 眼科医療機関において発行される CL 指示書 ( 以下 指示書 と いう ) に基づいて販売するよう努める 指示書の記載事項については以下に例示する CL 指示書の記載事項の例 1 患者氏名 2 販売名 ( 製品名 )/ メーカー名 3 規格 ( ベースカーブ 球面度数 直径 円柱度数 円柱軸 加入度数 その他 ) 4 数量 ( 使い捨て 頻回交換 定期交換では箱数 1 箱のレンズ枚数等 ) 5 装用方法 ( 終日装用 連続装用 ) 6 発行日 7 有効期間 ( 眼科医の指示による ) 8 医療機関名 医師名 連絡先 捺印 9 その他 特にCLの取扱いで指導すべき注意事項など ( 留意事項 ) 1)CL 販売店は 指示書で指示された販売名以外の製品 ( 複数販売名を持つ場合を除く ) を販売しない 2)CL 販売店は 偽造 改ざんされた指示書又は有効期間を過ぎた指示書に基づいて販売しない 3)CL 販売店は 指示書を 3 年間保存することが望ましい (2) 適正使用情報の収集及び提供 会員事業者は CL の適正使用のために必要な情報を収集し CL 使用者に対して CL 指示書に記載された製品の添付文書又は取扱説明書の内容に基づき 使用方法や取扱上留意すべき事項等について説明するよう 努める 適正使用情報については以下に例示する CL 使用者に提供すべき適正使用情報の例 1 眼科医の指示を受け それを守ること 2 3 4 5 6 製品に添付されている使用者向け添付文書を読み熟知すること 装用時間 装用サイクルを守ること 取扱方法を守り正しく使用すること 定期検査を必ず受けること 少しでも異常を感じたら直ちに眼科医の検査を受けること 4. 販売方法の推奨 会員事業者は この自主基準の目的に鑑み 取引先である会員事業者以外の CL 販売業者等に対し この自主基準について理解と協力を得られるよう努め 同 CL 販売業者等にこの自主基準に基づく販売方法を推奨するものとする 以上

コンタクトレンズの販売自主基準 に関する Q&A( 一般向け ) 平成 24 年 6 月 1 日 一般社団法人日本コンタクトレンズ協会 Q1: この コンタクトレンズの販売自主基準 ( 以下 販売自主基準 ) 制定の狙いと目的を教えて下さい A1: 国民の目の健康と業界の健全な発展に貢献するため 高度管理医療機器であるコンタクトレンズ ( 以下 CL) の使用者が正しく安全に使用できるように 当協会会員事業者 ( 以下協会会員 ) のうち 使用者に直接 CLを販売する販売業者 ( 販売店 ) の適正な販売方法を定めるとともに 薬事法等の関連法令遵守の一層の推進を図ることです Q2: この 販売自主基準 に強制力はありますか? A2: 販売自主基準 は 行政通知や法令とは異なり 業界団体で定めた自主的な基 準であるため強制力は持っていません Q3: この 販売自主基準 を遵守しなかった場合に何らかの罰則はありますか? A3: 自主基準 はあくまでも強制力を持たない業界の自主的な基準であるため たとえ遵守しなかったとしても 薬事法等の法令を遵守している限り罰則はありません 当協会として遵守してもらえるように努力をしていきます Q4: この 販売自主基準 の制定により 眼科医の処方 指示に基づかないネット通販 を規制することができますか? A4: 当協会としては この 販売自主基準 の普及を図り 眼科医の処方 指示に基づく販売 により 眼の健康 安全に配慮したコンタクトレンズ販売を推奨していきます 眼科医の処方に基づかないネット通販 を規制することはできませんが そのようなCL 販売業者に対しても 販売自主基準 を推奨していきます Q5: 強制力も罰則もなく 規制もできない 販売自主基準 ならば 作っても意味がないのではありませんか? 協会で労力をかけて作る必要がありますか? A5: 強制力を持つ罰則のある法令や行政通知と 業界で自主的に定めた 販売自主基準 は全く異なるものです 協会会員の理解とコンセンサスに基づいて定められた 販売自主基準 は たとえ強制力や罰則がなくとも時間をかけて普及 浸透を図っていくことにより十分に意味のあるものになっていくと考えます Q6: この 販売自主基準 に記載されている CL 指示書 は 医薬品の 処方せん と同等なものと理解していいですか? A6: 医薬品の 処方せん ( 処方箋 ) は 法的根拠のあるものですが CL 指示書 ( または CL 処方せん ) には法的な根拠がなく 様式も使用に関するルールや規制も定められていません したがって同等なものとは言えないと考えます 1

Q7: この 販売自主基準 に記載されている CL 指示書の記載事項の例 を全て網羅していないと CL 指示書 としての条件が満たされませんか? また そのような指示書に基づいて販売しても問題ありませんか? A7: これはあくまでも推奨例です CL 指示書の内容は処方する眼科医の自由裁量で決められるものであるため 明らかに眼科医が出した指示書であれば それに従って販売しても問題ありません ただし 誤ったCLを販売したり 誤使用を避けるためにも 記載事項の例 の項目が網羅されていることが望ましいと考えます Q8: CL 指示書 がなければ CLを販売してはいけませんか? A8: CL 指示書 がなければ CLを販売してはいけないとは法令や行政通知で明記されていません 指示書がなくても 口頭又は他の手段で医師の処方 指示があることが確認されればよいと思います また CL 処方せん が法制化されていないことからも この 販売自主基準 をもってそのような販売規制を行うことはできません 当協会としては この 販売自主基準 への理解を促進し その普及を図っていくことで 眼科医の指示に基づく販売 により眼の健康 安全に配慮したCL 販売を推奨していくこととしています Q9: この 販売自主基準 の4. 販売方法の推奨に取引先の会員事業者以外のCL 販売業者等に対する 販売自主基準 に基づく販売方法を推奨する旨が述べられていますが その理由は何ですか? A9: 推奨を強制するものではありません この 販売自主基準 の普及と浸透を促していくために 取引先の会員以外のCL 販売業者等にこの 販売自主基準 について理解をしていただき 協力を得ることが不可欠と考えています そのために 協会会員の皆様には 会員以外のCL 販売業者等に対して この 販売自主基準 に基づく販売を推奨していただきたいと考えています ただし このような場合において 法令遵守の観点から 会員以外のCL 販売業者等にこの 販売自主基準 の遵守を強要するようなことは一切できません Q10: この 販売自主基準 が広まると CL 使用者にとってどのような効果が期待できますか? A10: この 販売自主基準 の普及により 協会会員はもとより 趣旨にご賛同いただきご協力いただけるCL 販売業者が増えてくれば CL 使用者にとっては 眼の健康と安全に対する意識が向上し 眼障害を未然に予防する効果が高まることが期待できます 以上 2