第 3 部施設別技術指針 第 6 章駐車場

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便所 縮尺 福祉型便房のある便所の構造 福祉型便房並びに腰掛便座及び手すりの 設けられた便房の構造並びに床置式の小便器の構造 手すり 縮尺 外形 両端部及びわん曲部の構造並びに傾斜路及び階段の両端部の構造 視覚障害者用 床材 縮尺 視覚障害者用床材及び周囲の床材の仕上げ材料 仕上げ方法 色及び形 状


○新潟県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行細則

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バリアフリー化に対応した歩道の構造基準『歩道における段差及び勾配等に関する基準』

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用に供するものをいう ) の昇降路の出入口に接するは 水平とすること ( ウ ) 壁面には 突出物を設けないこと ただし やむを得ず突出物を設ける場合にあっては 視覚障害者の通行の安全上支障が生じないよう必要な措置を講ずること ( エ ) 特定施設を利用する者の休憩の用に供するための設備を適切な位置

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移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準 ( 案 ) 基準の ( 案 ) 参考とすべき基準類型 移動等円滑化のために必要な特定公園施設の 移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準 ( 案 ) 設置に関する基準を定める省令 - ( 趣旨 ) ( 趣旨 ) 第一条高齢者

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三視覚障害者誘導用ブロック視覚障害者に対する誘導又は段差の存在等の 警告若しくは注意喚起を行うために路面に敷設されるブロックをいう 第二章歩道等 ( 歩道 ) 第三条道路 ( 自転車歩行者道を設ける道路を除く ) には 歩道を設けるものとする ( 有効幅員 ) 第四条歩道の有効幅員は 道路構造令第十

概要道路交通の円滑化や高齢者 障がい者等の移動における利便性や安全性の向上などを目的として 駐車場法等に基づく技術的基準への適合や届出等が必要となるものです 路外駐車場に関連する法律等として 駐車場法 ( 昭和 32 年 5 月 16 日法律第 106 号 ) 高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進

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議案第146号~第172号

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1 以上の出入口を適合させる ( 段を併設する場合は 90 以上 ) ( 傾斜路の高さ 16 以下の場合は 1/8 以下 ) ( ウ ) 踊場 ( 踏幅 150 以上 ) の設置 ( 高さ 75 以内ごとに設置 ) ( エ ) 傾斜路の手すりの設置 ( オ ) 壁のない傾斜路には 左右の縁端部には脱

1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

用語集

- 1 - 国土交通省告示第三百十九号高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部を改正する法律(平成三十年法律第三十二号)の一部の施行に伴い 移動等円滑化の促進に関する基本方針において移動等円滑化の目標が定められているノンステップバスの基準等を定める告示の一部を改正する告示を次のように

大分市条例第 70 号 大分市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章歩道等 ( 第 3 条 第 10 条 ) 第 3 章立体横断施設 ( 第 11 条 第 16 条 ) 第 4 章乗合自動車停留所 ( 第 17 条

本基準の施行日 :2017 年 ( 平成 29 年 )10 月 1 日 本基準は 上記の施行日以後にされる都市計画法第 29 条第 1 項に基づく許可申請について 適用し 同日前にされた許可申請については 改正前の基準を適用します 道路に関する審査基準 ( 都市計画法第 33 条 ) 関係法令等 法

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目 次 平方北部物流施設地区地区計画計画書 1P 平方北部物流施設地区地区計画計画図 3P 平方北部物流施設地区地区計画 地区整備計画 の内容の解説 4P (1) 建築物等の用途の制限 5P (2) 建築物の敷地面積の最低限度 6P (3) 建築物等の高さの最高限度 6P (4) 壁面の位置の制限

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移動等円滑化経路を構成するエレベーターの規定である ( 停止階の規定やかご及び昇降路の出入口に関する規定など ) 適合義務の対象となる建築物のうち床面積の合計が 500 m2以上の建築物については エレベーター等の設置義務が発生する (500 m2未満の建築物における任意設置するエレベーターに対して

平方・中野久木物流施設地区

一般 高速道路 トンネル 公園 グラウンド 造成地や商店街アプローチなど 用途や景観に応じて幅広く適合します

山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 平成二十八年山梨県告示第九十九号 ) 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針を次のとおり定める 平成二十八年三月二十四日 山梨県知事 後 藤 斎 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 趣旨 ) 第一条 この技術指針は 山梨県世界遺産富士山の保全に係る

第 8 条令第 144 条の4 第 1 項第 1 号に規定する転回広場の位置及び形状は 別記第 5 図に示すところによるもの又はこれらを包含し かつ 有効に機能すると認められるものでなければならない 2 第 4 条の規定により指定道路が接続する道路 ( 以下 取付道路 という ) が幅員 6メートル

大津市 道路位置指定基準

荷捌き駐車対策 荷捌き駐車施設の附置 平成 6 年に各地方公共団体が定める附置義務駐車場条例のひな型として通知している標準駐車場条例に 荷捌き駐車施設の附置に関する条項を追加 以来 地域の実情に合わせて 必要に応じて荷捌き駐車施設の条項を盛り込むことを推奨 平成 26 年 3 月末現在 附置義務条例

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条例解説6~11条

3-1 道路

法 34 条 7 号 既存工場と密接な関連を有する事業の建築物等の用に供する建築行為 提案基準 13 既存工場の事業の質的改善 提案基準 25 工業系ゾーンに位置づけられた区域内の工場 及び提案基準 32 研究施設 における工場又は研究施設の規模及び敷地計画 法 34 条 7 号 立地基準編第 2

道路 1 歩道 整備の基本的考え方 (1) 高齢者 障害者等を含む歩行者の安全を確保するため 歩道と車道は可能な限り分離する必要があります また 歩道の幅員は 高齢者 障害者等が安心して通行できるものとする必要があります (2) 歩道の段差は高齢者 障害者等の移動の大きなさまたげになります 通行動線

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)

習志野市一団地の総合的設計制度認定基準 第 1 目的この基準は 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 86 条第 1 項又は第 86 条の2 第 1 項 ( 第 86 条第 1 項に係る部分に限る 以下同じ ) の規定による認定に関し必要な事項を定め 一団地の総合的設計制度の適用により良好な市街

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

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第 2 章横断面の構成 2-1 総則 道路の横断面の基本的な考え方 必要とされる交通機能や空間機能に応じて, 構成要素の組合せ と 総幅員 総幅員 双方の観点から検討 必要とされる道路の機能の設定 通行機能 交通機能アクセス機能 滞留機能 環境空間 防災空間 空間機能 収容空間 市街地形成 横断面構

根拠条項 第 131 条の 2 第 3 項 壁面線の指定等がある場合の高さ制限の例外認定 法令の定め第 131 条の 2 3 前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ後退して壁面線の指定がある場合又は前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ 後退して法第 68 条の 2

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大阪市再開発地区計画にかかる

LED 道路 トンネル照明の設置に関する補完資料 Ⅰ LED 道路照明 ( 連続照明 ) の設置について 道路照明のうち連続照明の設計については 道路照明施設設置基準 同解説に基づき 性能指標 ( 規定値 ) 及び推奨値 ( 以下 性能指標等 という ) から所定の計算方法により設置間隔等を算出し

建築基準法第43条第1項ただし書に係る一括同意基準

建築基準法施行規則第10条の2第1号

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非常時のための設備 乗降ロビー 制御装置 かご内に設ける制御装置 ( 車いす使用者が利用しやすい位置及びその他の位置に制御装置を設ける場合にあっては 当該その他の位置に設けるものに限る ) に 停電等の非常の場合に外部の対応の状況を表示する聴覚障害者に配慮した装置を設けること 乗降ロビーは 高低差が

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Microsoft Word - 2部2章-2.06EV・エスカレーター

○京田辺市開発に関する施行基準

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

立川市雨水浸透施設設置基準 1. 目的この設置基準は 立川市雨水浸透施設設置補助金交付要綱 ( 以下 要綱 という ) の雨水浸透施設の設置にあたり 必要な事項を定めることを目的とする 2. 用語の定義補助対象の雨水浸透施設とは 雨水浸透ます 及び 雨水浸透管 とし 雨水浸透施設の設置に伴い発生する

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4-2

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○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

目次 ( )

Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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手すり かご内の左右両面の側板に 手すりを設けること 手すり取り付け高さは 75cm~ 85cm 程度とする 非常時のための設備 乗降ロビー 制御装置 標識 ( 再掲 ) かごの大きさ 制御装置 音声案内 ( 戸の閉鎖 ) 制御装置の点字表示等 音声案内 ( 昇降方向 ) 制御装置の形状点状ブロック

別記様式 ( 第 12 条関係 ) 十和田市長殿 路外駐車場設置 ( 変更 ) 届出書 様 駐車場管理者の氏名又は名称及び住所 ( 用紙 A4) 平成 年年 月月 日日 印 駐車場法第 12 条の規定により 次のように届け出ます 1 2 駐駐 車車 場場 のの 名位 称置 イ 駐車場の区域の面積 平

アート VS 側溝縦断用 製品 CAD データ 近畿版 製品名 アート VS 側溝縦断用 サイズ ~ 2000 アート模様の付いた自由勾配側溝 コンクリート蓋は車道用と歩道用(300サイズ) グレーチング蓋は普通目 細目

交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

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3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

公共サインガイドライン策定の基本的な考え方

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

(2) 路地街区 ア路地街区の内部で 防火性の向上と居住環境の改善を図るため 地区施設等に沿った建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限を定めることにより 道路斜線制限を緩和し 3 階建て耐火建築物の連続した街並みを形成する イ行き止まりの路地空間では 安全性の確保のため 2 方向の避難を目的とし

る場合で 終端及び区間 35 メートル以内ごとに自動車の転回広場に関する基準 ( 昭和 45 年建設省告示第 1837 号 ) に適合する自動車の転回広場 ( 形状は別図 ) が設けられている場合 (4) 幅員が6メートル以上の場合 ( 指定道路の幅員 ) 第 4 条 指定道路の幅員は車道幅員とし

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

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小松市告示第64号

つがる市小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備建設に関するガイドライン 平成 29 年 11 月 15 日公表 1 目的本ガイドラインは つがる市 ( 以下 市 という ) において小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備及び設備建設に伴う送電線等の付帯設備 ( 以下 小形風力発電設備等 という

地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の基準 ( 包括同意基準 ) 平成 30 年 9 月 28 日 加古川市都市計画部建築指導課

資料 1 3 小規模附属物点検要領 ( 案 ) の制定について Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

1 見出し1

1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を

日影許可諮問(熊野小学校)

名古屋都市計画地区計画の決定計画書 ( ノリタケの森地区計画 ) ( 名古屋市決定 )

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

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区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

通行禁止道路 について 道路標識又は道路標示によるもの 対象にするもの 車両通行止め道路 根拠規定道路標識 道路標示 ( 例 ) 道路交通法第 8 条第 1 項 自転車及び歩行者用道路 標識 302 同法第 8 条第 1 項 標識 325 の 3 歩行者用道路 同法第 8 条第 1 項 標識 325

目 次 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画書 1P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画図 3P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画運用基準 4P 地区整備計画の運用について 運用基準の解説 5P 6P (1) 建築物等の用途の制限 6P (2) 建築

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

資料 7-1 特殊車両の通行に関する指導取締要領の一部改正について 国土交通省関東地方整備局道路部交通対策課 1 (1) 特殊車両通行許可制度 2

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第 3 部施設別技術指針 第 6 章駐車場

自然公園等事業技術指針 ( 試行版 ) 平成 13 年度 自然公園等施設技術指針平成 25 年 6 月 駐車場に関する技術指針改訂の経緯

自然公園等施設技術指針 第 3 部施設別技術指針第 6 章駐車場 目次 第 6 章駐車場 駐車場 1 Ⅰ 設計の考え方 駐車場 1 Ⅰ-1 駐車場の適用範囲 駐車場 1 Ⅰ-2 配置 駐車場 1 Ⅰ-3 構造 駐車場 3 Ⅱ 設計の諸元 駐車場 4 Ⅲ 駐車場におけるユニバーサルデザインの配慮事項 駐車場 5

第 6 章駐車場 Ⅰ 設計の考え方 Ⅰ-1 駐車場の適用範囲 本指針は 自然公園等の駐車場に適用する ただし 地域の特性 その他の事情により適用しがたい場合は この指針によらないことができる その場合においても本指針の趣旨を最大限尊重する ( 解説 ) 本指針における自然公園等の駐車場とは 自然公園等事業としての整備に係る自然公園内の駐車場であり その定義は 国立公園の公園計画作成要領等 の全部改正について ( 平成 15 年 5 月 28 日環自国発第 030528006 号 ) 別表 自然公園法施行令第 1 条に掲げる施設の定義と計画上の留意事項 で次のとおりとされている ( 定義 ) 公園利用者の運送の用に供される乗用車 バス等を一時的に駐車させるために設けられる一定の土地の広がりを有する施設をいう また 国立公園の公園事業の執行に係る付帯施設等の取扱いについて ( 平成 3 年 7 月 5 日環自計第 128 号 環自国第 385 号 ) に準じ 園地 休憩所 案内所及び公衆便所を付帯施設とすることができる Ⅰ-2 配置 1 駐車場は 園地等の入口部に設置するが 面的に目立ちやすい施設であり 他所から展望したときの風景を損なわないよう留意する 2 平坦地あるいは緩傾斜地で 自然環境保全のため土工量を最小限に押さえることを基本とする 3 駐車場に接続する自動車と歩行者の動線が重複 交叉しないように配慮する 4 安全な交通を確保するため 車道から駐車場が見とおすことができ また 駐車場出入口は本線車道の左右の見通しが容易にできる位置が望ましい また 駐車場出入口は 本線車道の線形が直線部か直線の近くに取り付け 極度の勾配がある区間は避ける 自然公園等の駐車場において, 既存の樹木を保存し分離帯として利用し, あわせて修景効果を図った事例 駐車場 1

地形に合わせて 2 段に造成した駐車場 自然地形を生かし土工量をできるだけ少なく 押さえた事例 駐車場 2

Ⅰ-3 構造 ( 構成 ) 1 駐車場は 舗装や縁石 排水施設等多様な要素で構成されており その材料や形態も多様である 設計に当たっては これらの多様な構成要素の中から現地の状況と設計目的に最も適したものを選択し 機能的かつ合理的に組み合わせる その際 舗装面の仕上げやパターン 縁石の処理 排水施設等との納まりなどの細部の設計を それぞれの構造とあわせて検討することが必要である 2 駐車場からの出入に便利な位置に障害者の専用または優先して使用できる駐車スペースを設け そのスペースには障害者シンボルマークを表示するとともに 駐車場進入路から誘導用の標識等を設ける 障害者用駐車スペースは 車体分のスペース ( 東京都の例 : 長さ500cm以上 幅 190cm以上 ) の両端に 昇降用スペース ( 同 :140cm以上 ) を確保する ( 駐車場の舗装 ) 1 舗装には 砂利舗装 簡易舗装 芝ブロック舗装 アスファルト舗装 コンクリート舗装等の種類があり 利用目的 駐車利用状況 舗装の特性 管理及び経済性を十分考慮し CBR 試験 凍結深度等により舗装材を選定する 舗装の標準構造に関しては 第 2 章園地 のⅠ-3-2(ⅱ) 園路 (5) 路体を参照する 2 一般には アスファルト舗装を検討するが 排水性舗装あるいは透水性舗装の採用を検討し 雨水の還元や地下水の涵養等に配意する * 排水性舗装は 開粒度タイプのアスファルト混合物の表層または表層 基層に浸透した水をそれ以下の舗装体内に浸透させずに路外 場外へ排水する * 透水性舗装は 開粒度タイプのアスファルト混合物を用いる場合は 浸透した水を路盤 路床まで浸透させる 3 駐車場の路面の横断勾配は 1.5~2% を標準とし 排水施設を設ける 排水性舗装 透水性舗装の場合を含め 排水の末端処理を十分に検討し 法面崩壊や末端地区への影響を考慮する 側溝などは 小動物が落ちたとき脱出できる構造とするよう配慮する ( 取付部 ) 1 本線車道から駐車場に出入する場合 または 6,000 m2を超える規模の大きな駐車場の場合は 最大利用時における混乱の回避と安全性の確保を検討する 2 出入口と接続する本線道路の縦断勾配は 7% 以下が望ましい 取付道路の本線 車道と接する部分は 自動車の出入を容易にするため隅切りを行う ( 区画線 路面標示 ) 1 駐車場内の車両の整理 交通事故防止のため 必要に応じてマーキングを行う 2 駐車帯のマーキングは 駐車台数をできるだけ多くとるようにするが 乗用車においては駐車幅 2.5~3m 駐車深 5~5.8mを また バスにおいては駐車幅 3~3.8m 駐車深 10.5~12mを標準とする 駐車場 3

Ⅱ 設計の諸元 参考に駐車形式等の諸元といくつかの事例を示す ( 参考 ) 自動車駐車場の諸元 ( 造園施工管理技術編 平成 6 年改訂版より ) 図 1 駐車の形式 表 1 車両寸法 表 2 駐車場設計時の最小寸法 駐車場 4

Ⅲ 駐車場におけるユニバーサルデザインの配慮事項自ら自動車を運転して訪れる障害者もいるように 自動車は高齢者 障害者等の日常的な交通手段であることから すべての人にとって安全で利用しやすい駐車場を設置するとともに 主要施設までのアクセスについて移動の円滑化を図る 駐車場は行動の起終点として重要な場所であることから 林間駐車場とするなど国立公園に来たという印象を与えられる整備と 案内標識等による情報提供が求められる また 公衆便所等の便益施設を設置することが望ましい なお 有料かつ駐車の用に供する部分の面積が 500m2以上の路外駐車場の場合 特定路外駐車場としてバリアフリー新法の適用を受ける (1) 主要施設にアクセスしやすい配置 (2) 車いす使用者用駐車スペースの確保 (3) 行動の起終点としての駐車場 (4) 国立公園らしい自然と調和した駐車場 (5) 特定路外駐車場としてバリアフリー新法の適用を受ける場合 (A) 主要施設にアクセスしやすい配置 駐車場はビジターセンター等の主要施設と接続しやすい位置に配置し 主要施設への円滑な移 動が可能なアクセス路を確保する ただし 地形的制約等から近くに設置できない場合には 車 いす使用者用駐車スペースに限り主要施設に接続して設置する 主要施設入口に乗降スペースと なる車寄せを設けるなどの対応を検討する なお バス停留所等公共交通の乗降施設についても 主要施設への円滑な移動が可能となるよ う 駐車場と一体的に整備するか同等のアクセス路を確保する (B) 車いす使用者用駐車スペースの確保 1 設置数と配置 車いす使用者用駐車スペースは 都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン における 駐車 場 を参考に 以下のように確保する 当該駐車場の全駐車台数が 200 以下の場合は全駐車台数に 1/50 を乗じて得た数以上 200 を超える場合は全駐車台数に 1/100 を乗じて得た数に 2 を加えた数以上確保する 車いす使用者用駐車スペースは 主要施設ある いは主要施設へのアクセス路の近くに設置す ることが望ましい 車いす使用者用駐車スペースの後部には 車い す使用者と横向きの人がすれ違えるよう有効 幅 120 cm以上の通路を設け 主要施設へのアク セス路に接続させることが望ましい 2 車いす使用者用駐車スペースの構造 車いす使用者用駐車スペースは 以下のような構造で整備する 車いす使用者用駐車スペースの幅は 350cm 以上とする 駐車スペースと通路の間には段を設けない 床面は滑りにくく平坦な仕上げとするなど安全を確保する 駐車場 5 表 3 車いす使用者用駐車スペース必要台数 全駐車台数 (n) ~ 50 台 51~100 台 101~150 台 151~200 台 201~300 台 必要最小数 (N) 1 台 2 台 3 台 4 台 5 台 全駐車台数が 200 以下の場合 N n (1/50) 全駐車台数が 200 を超える場合 N n (1/100)+2

駐車場出入口付近には 当該駐車場が車いす使用者用駐車スペースを備えていることがわかる標識を公道に向けて設置し 車いす使用者用駐車スペースには障害者優先の旨を国際シンボルマークで表示する 車いすが方向転換できるスペースとして 幅 140cm 程度を幅 350cm の内に確保し そのスペースを白い斜線で表示することが望ましい なお これらについて地元自治体の条例等に定められている場合はそれに準拠する 段を設けない 有効幅 120cm 以上の通路 車いす使用者用駐車施設の表示 有効幅 350cm 以上 車いす使用者用駐車施設の表示国際シンボルマークを表示滑りにくく平坦な仕上げ 車いすが方向転換できる幅 140cm 程度のスペースを確保して 白い斜線表示 車の進入方向 図 2 駐車場の整備例 (C) 行動の起終点としての駐車場駐車場は行動の起終点として重要な地点であることから 当該地区の利用施設の配置等の情報を得て行動の選択が可能となるよう バス停等からの利用動線も勘案しつつ適切な場所に案内標識等を設置する また わかりやすく利用しやすい位置に 車いす使用者も利用できる便所を併設することが望ましい (D) 自然公園らしい自然と調和した駐車場 林間駐車場とするなど 周囲の自然景観と調和 した施設とすることで 来訪者に自然公園に来た という印象を与えられるような施設とする 自然と調和した林間駐車場阿寒国立公園川湯集団施設地区 駐車場 6

(E) 特定路外駐車場としてバリアフリー新法の適用を受ける場合有料かつ駐車の用に供する部分の面積が 500 m2以上の路外駐車場の場合 特定路外駐車場として 高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 ( バリアフリー新法 ) の適用を受ける 特定路外駐車場の構造及び設備に関する基準は 以下のとおりである 高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 ( バリアフリー新法 ) に基づく特定路外駐車場の構造および設備に関する基準 (1) 幅は 350cm 以上とすること (2) 路外駐車場車いす使用者用駐車施設又はその付近に 当該駐車施設であることの表示をすること (3) 路外駐車場車いす使用者用駐車施設は 当該駐車施設から道 公園 広場その他の空地までの経路の長さができるだけ短くなる位置に設けることとし その経路のうち一以上を 次のア ~ ウに掲げる 3 つのすべてに適合する高齢者 障害者等が円滑に利用できる経路 ( 路外駐車場移動等円滑化経路という ) とすること ア路外駐車場移動等円滑化経路上に段を設けないこと ただし 次の一 ~ 四に掲げる傾斜路を併設する場合はこの限りではない 一幅は 段に代わるものにあっては 120cm 以上 段に併設するものにあっては 90cm 以上とすること 二勾配は 1/12 を超えないこと ただし 高さが 16cm 以下のものにあっては 1/8 を超えないこと 三高さが 75cm を超えるもの ( 勾配が 1/20 を超えるものに限る ) にあっては 高さが 75cm 以内ごとに踏幅が 150cm 以上の踊場を設けること 四勾配が 1/12 を超え 又は高さが 16cm を超え かつ 勾配が 1/20 を超える傾斜がある部分には手すりを設けること イ路外駐車場移動等円滑化経路を構成する出入口の幅は 80cm 以上とすること ウ路外駐車場移動等円滑化経路を構成する通路は次に掲げるものであること 一幅は 120cm 以上とすること 二 50m 以内毎に車いすの転回に支障がない場所を設けること 駐車場 7