計量制度の見直し / 政令改正に関するポイント 平成 29 年 6 月経済産業省産業技術環境局計量行政室

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計量制度見直し説明会 < 政省令改正にともなう自動はかりの検定実施 > ( 平成 29 年 9 月版 ) 平成 29 年 10 月経済産業省産業技術環境局計量行政室

規制緩和に伴い計量の実務が官から へ 計量法の沿 計量法をとりまく背景 明治 24 年 : 度量衡法制定 昭和 26 年 : 計量法制定 昭和 41 年 : 計量法改正 平成 5 年 : 新計量法の施 あらゆる計量器を規制対象 免許制 全品検査 規制対象計量器を削減 免許制 許可制 平成 12 年

規制緩和に伴い計量の実務が官から民へ 計量法の沿革 計量法をとりまく背景 明治 24 年 : 度量衡法制定 昭和 26 年 : 計量法制定 昭和 41 年 : 計量法改正 平成 5 年 : 新計量法の施行 あらゆる計量器を規制対象 免許制 全品検査 規制対象計量器を削減 免許制 許可制 平成 12

1 酒税法改正関係 ⑴ 酒類の品目等の定義の改正酒類の品目等の定義の主な改正内容は 次のとおりです イ平成 29 年 4 月 1 日から改正されるもの改正の概要 旧酒税法 新酒税法 改正内容 連続式蒸留しようちゆう 連続式蒸留焼酎 名称を変更 ( 常用漢字化 ) 単式蒸留しようちゆう 単式蒸留焼酎

イ果実果実 ( 濃縮果汁を除く 以下この項において同じ ) の名称を表示する なお 三種類以上の果実を使用した場合は 使用量が上位三位以下の果実の名称を その他果実 と表示することができる ロ濃縮果汁濃縮果汁を希釈したものは 濃縮還元 果汁 と 濃縮果汁を希釈していないものは 濃縮 果汁 と表示する

1-1.騒音計に関する計量法特定計量器検定検査規則の改正について(情報提供)

様式第 2 号 ( 第 3 条 第 4 条 第 9 条 第 21 条及び第 23 条関係 ) 経歴書 1 氏名 2 生 3 現住所 4 経歴 期間自至 勤務先並びに職務内容又は業務内容 上のとおり相違ありません 氏名 印 注 1 不要の文字は 抹消すること 2 この用紙の大きさは 日本工業規格に定め

3. 証明者が登録宅性能評価機関の場合 証明を行った登録宅性能評価機関 調査を行った建築士又は建築基準適合判定資格者検定合格者 称印 登録年月日及び登録をした者 建築基準適合判定資格者検定合格者の場合 登録を受けた都道府県 ( 二級建築士又は木造 ) 合格通知日付又は合格証書日付 合格通知番号又は合

規制緩和に伴い計量の実務が官から民へ 計量法の沿革 計量法をとりまく背景 明治 24 年 : 度量衡法制定 昭和 26 年 : 計量法制定 昭和 41 年 : 計量法改正 平成 5 年 : 新計量法の施行 あらゆる計量器を規制対象 免許制 全品検査 規制対象計量器を削減 免許制 許可制 平成 12

機関 調査を行った建築士又は建築基準適合判定資格者検定合格者 登録年月日及び登録番号登録をした者 氏建築士の場合 一級建築士 二級建築士又は木造建築士の別 建築基準適合判定資格者検定合格者の場合 4. 証明者が宅瑕疵担保責任保険法人の場合 証明を行った宅瑕疵担保責任保険法人 調査を行った建築士又は建

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無線局の定期検査制度の見直し ~ 登録検査等事業者制度の導入 ~ 平成 23 年 6 月 総務省総合通信基盤局電波環境課

- 2 - 第一条農林物資の規格化等に関する法律の規定に基づく公聴会等に関する内閣府令(平成二十一年内閣府令第五十四号)の一部を次のように改正する 第十一条の見出し中 都道府県知事 の下に 又は指定都市の長 を加える (健康増進法に規定する特別用途表示の許可等に関する内閣府令の一部改正)第二条健康増

3. 証明者が登録宅性能評価機関の場合 証明を行った登録宅性能評価機関 調査を行った建築士又は建築基準適合判定資格者検定合格者 登録年月日及び 登録番号 登録をした者 氏建築士の場合 一級建築士 二級建築士又は木造建築士の別 建築基準適合判定資格者検定合格者の場合 4. 証明者が宅瑕疵担保責任保険法

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によっては認識することができない方式で作られる記録であって 電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう 二及び三において同じ )をいうものとすること 二この法律において 電子契約 とは 事業者が一方の当事者となる契約であって 電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法に

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

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とする (1) 土地改良区の名称が 土地改良法 ( 昭和 24 年法律第 195 条 以下 法 という ) 第 16 条第 1 項又は法第 79 条第 1 項の規定に基づく定款 ( 以下 定款 という ) に記載した名称と一致すること (2) 土地改良区の主たる事務所の所在地が 定款に記載した事務所

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上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

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(2) 酒税法第 28 条の3( 未納税引取 ) の規定を適用するために必要な酒税法上の手続 (10 点 ) 1 原則手続 ( 法 28の326) 税関長は 未納税引取の承認を与える場合には その承認の申請者に対し 相当の期限を指定して その酒類が所定の引取場所に引き取られたことについてのその場所の

消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法施行令

万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

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第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

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税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

高圧ガス(第576号),P48-53

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鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等に関する規則 平成 19 年 3 月 31 日規則第 15 号 改正 平成 21 年 2 月 16 日規則第 2 号平成 21 年 8 月 25 日規則第 28 号平成 28 年 3 月 25 日規則第 17 号鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等

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504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

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(2) 酒類販売 ( 消費 ) 数量の累年比較 年 度 清 酒 合 成 清 酒 焼 酎 ビ ー ル その他の酒類 合 計 kl kl kl kl kl kl 平 成 24 年 度 104,589 5, , , ,118 1,137,628 平成 25 年度 99,

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8-3 販売 ( 消費 ) 数量 (1) 酒類販売 ( 消費 ) 数量酒類製造者の移出数量販売業者の販売数量消費者に対す製造場平成 21 年 3 月 31 日現在区分 ( 課税 ) 製造場の消費者消費者る販売数量計卸売業者小売業者販売業者販売業者の手持数量支店等 klklklklkl

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き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

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●租税特別措置の適用状況の透明化等に関する法律案

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1市町村の選挙管理委員会は 政令で定めるところにより 登録月の一日現在により 当該市町村の選挙人名簿に登録される資格を有する者を同日(同日が地方公共団体の休日に当たる場合(登録月の一日が選挙の期日の公示又は告示の日から当該選挙の期日の前日までの間にある場合を除く )には 登録月の一日又は同日の直後の

記 第 1 参議院合同選挙区選挙の執行に関する事項 1 合同選挙区都道府県 ( 法第 5 条の6 第 1 項に規定する合同選挙区都道府県をいう 以下同じ ) の選挙管理委員会は 法第 22 条第 2 項の規定による選挙人名簿の登録が行われた日現在において選挙人名簿に登録されている選挙人の数 ( 参議

年管発 0331 第 1 号 平成 29 年 3 月 31 日 日本年金機構理事長殿 厚生労働省大臣官房年金管理審議官 ( 公印省略 ) 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件等について 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件 ( 平成 29 年厚生労働省告示第 12

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することを可能とするとともに 投資対象についても 株式以外の有価証券を対象に加えることとする ただし 指標連動型 ETF( 現物拠出 現物交換型 ETF 及び 金銭拠出 現物交換型 ETFのうち指標に連動するもの ) について 満たすべき要件を設けることとする 具体的には 1 現物拠出型 ETFにつ

第二条法第八条の二第六項の規定による通知は 次の各号の区分に応じて当該各号に定める通知書によるものとする 一法第八条の二第五項の規定による認定(以下 認定 という )をする旨の決定をしたとき別記様式第三二認定をしない旨の決定をしたとき別記様式第四(退職すべき期日の通知の様式)第三条法第八条の二第七項

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法人及び地方独立行政法人法 ( 平成 15 年法律第 118 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する地方独立行政法人ホ医療法 ( 昭和 23 年法律第 205 号 ) 第 1 条の 2 第 2 項に規定する医療提供施設又は獣医療法 ( 平成 4 年法律第 46 号 ) 第 2 条第 2 項に規定する

別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 申請者がと年月日をもって売買契約を締結した指名金銭債権に伴う別紙記載の不動産の質権又は抵当権の移転の登記につき 租税特別措置法第 83 条の2 第 1 項の規定の適用を受けたいので 租税特別措

あった場合又は事業を休止し 若しくは廃止した場合は 遅滞なく規則で定めるところにより その旨を町長に届け出なければならない ( 不均一課税決定の取消し等 ) 第 8 条町長は 第 6 条第 1 項の規定により決定を受けたが次の各号のいずれかに該当するときは 不均一課税決定の全部若しくは一部を取消すこ

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260401【厚生局宛て】施行通知

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3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

て 次に掲げる要件が定められているものに限る 以下この条において 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従つて行使することにより当該特定新株予約権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下この項及

項目ご意見等の概要部会の考え方 ( 案 ) 1 操業中及び猶予中の工場等における土壌汚染状況調査 有害物質使用届出施設等の廃止後の土壌汚染状況調査が実施されておらず かつ 調査の猶予を受けていない土地についても 土地の利用履歴等の報告や土壌汚染状況調査の対象とする規定を設けるべきである 有害物質使用

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第二節特定標準器以外の計量器による校正等 ( 第百四十三条 第百四十六条 ) 第九章雑則 ( 第百四十七条 第百六十九条の二 ) 第十章罰則 ( 第百七十条 第百八十条 ) 附則 第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は 計量の基準を定め 適正な計量の実施を確保し もって経済の発展及び文化の向上に

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

( 変更等の届出 ) 第 7 条助成金の交付決定を受けた中小企業者の代表者は 次の各号に掲げる事由が生じたときは 当該各号に定める申請書を遅滞なく理事長に提出し その承認を受けなければならない (1) 助成事業の内容を著しく変更しようとする場合 または事業に要する経費の合計額を大きく変更しようとする

基準2 消防用設備等の設置単位の取扱いに関する基準

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02_(案の2①)概要資料(不均一)

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(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

合理性今要有望効に性関連する事項相当性回の政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 政策目標 23 酒類業の健全な発達の促進 酒類業の経営基盤の安定 5 年間の延長 ( 平成 35 年 3 月 31 日まで ) 酒類業

調査規則の改正 別紙案1・2

達日 ( 当該配偶者がする地方等育児休業の期間の末日とされた日が当該子の 1 歳 6か月到達日後である場合にあっては 当該末日とされた日 ) において地方等育児休業をしている場合 ⑵ 当該子の1 歳 6か月到達日後の期間について育児休業をすることが継続的な勤務のために特に必要と認められる場合として人

予防課関係の要綱,通達改正案

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計量制度の見直し / 政令改正に関するポイント 平成 29 年 6 月経済産業省産業技術環境局計量行政室

< 目次 > 1. 計量制度見直しの検討スケジュール / 計量行政審議会答申 ( 今後の計量行政の在り方 - 次なる 10 年に向けて -) 2. 政令改正の概要計量法施行令及び計量法関係手数料令の一部を改正する政令 1

1. 計量制度見直しの検討スケジュール / 計量行政審議会答申 ( 今後の計量行政の在り方 - 次なる 10 年に向けて -) 2

計量制度の見直しの検討スケジュール 平成 28 年 2 月 ~3 月 計量制度に関する課題検討会 (3 回開催 ) ( 事業者等からの要望及び論点整理 ) 5 月 ~8 月計量行政審議会 ( 総会 (2 回 ) 基本部会 (3 回 ) 開催 ) 見直しの方向性を答申 ( 案 ) としてとりまとめ ( 消費者等有識者を含めて審議 ) 9 月 ~10 月審議会答申 ( 案 ) パブリックコメント 11 月 1 日計量行政審議会答申とりまとめ 平成 29 年 4 月 ~5 月政令改正案パブリックコメント 6 月 21 日政令公布 夏以降省令公布 ( 予定 )/ 今後も政省令改正を段階的に行う ( 次年度以降を含む ) 10 月 1 日政令施行 ( 一部条文は公布の日から施行 ) 自動はかりの使用者に該当する関係省庁への説明 業界団体への説明会等を実施 計量行政審議会答申 ( 今後の計量行政の在り方 - 次なる 10 年に向けて ) ( 平成 28 年 11 月 1 日とりまとめ ) http://www.meti.go.jp/committee/keiryo_gyosei/pdf/report001_01.pdf 今後の計量行政の在り方 - 次なる 10 年に向けて - ( 案 )( 計量行政審議会答申 ( 案 )) に対する意見募集の結果 http://search.e-gov.go.jp/servlet/public?classname=pcmmstdetail&id=595216034&mode=2 意見募集期間 / 意見総数平成 28 年 9 月 8 日 ( 木 )~ 平成 28 年 10 月 7 日 ( 金 ) 必着 /37 件 計量法施行令及び計量法関係手数料令の一部を改正する政令が閣議決定されました ( 平成 29 年 6 月 16 日 ) http://www.meti.go.jp/press/2017/06/20170616002/20170616002.html 計量法施行令及び計量法関係手数料令の一部を改正する政令案 に対する意見募集の結果 http://search.e-gov.go.jp/servlet/public?classname=pcmmstdetail&id=595117040&mode=2 意見募集期間 / 意見総数平成 29 年 4 月 29 日 ( 土 )~ 平成 29 年 5 月 28 日 ( 日 ) 必着 /12 件 3

視点 1: 民間事業者の参入の促進 計量行政審議会答申 < 概要 > 計量制度見直しの論点 -3 つの視点 - 我が国の計量制度は 昭和 26 年の計量法制定以降 各時代の要請に適切に対応しつつ変遷してきており 我が国の国民生活 経済社会における取引の信頼性を確保し 安全 安心の基盤として機能 今般 計量行政における実態を踏まえ 改善が必要と考えられる計量制度見直しの 21 の論点を 以下の 3 つの視点から整理し 見直しの方向性を検討 適正計量の信頼性を確保しつつ 製品開発 試験評価 品質管理などにおいて高い技術力を有する民間の製造事業者 試験所等の参入や計量士の活用を促進するための見直しを検討する ( 主な論点 ) 型式承認における民間事業者実施の試験成績書の受入れによる計量器開発の効率化 指定検定機関の指定要件の見直しによる民間事業者参入の促進 視点 2: 技術革新 社会的環境変化への対応 計量器の技術革新 計量制度をとりまく社会的環境変化に対応し 規制対象の見直し 新たな規制の導入等を検討する ( 主な論点 ) スマートメーター化等を見据えた特定計量器の構造基準の見直しによる IoT の技術革新への対応 自動はかりの特定計量器への追加について検討 視点 3: 規制範囲 規定事項等の再整理 明確化 現在の規制に関して その範囲 規定事項等を再整理又は明確化し 適切なものとするための措置を図る 4

2. 政令改正の概要 ( 計量法施行令及び計量法関係手数料令の一部を改正する政令 ) 5

計量法施行令及び計量法関係手数料令の一部を改正する政令について < 改正のポイント > 公布日 : 平成 29 年 6 月 21 日施行日 : 平成 29 年 10 月 1 日 ( ただし (2) 特殊容器使用商品の追加に関する改正は 公布の日に施行 ) (1) 従来から検定を行っている質量計において自動はかりも新たに検定を実施 1 特定計量器 施行令第 2 条関係 自動はかり を特定計量器とする 2 使用の制限の特例 施行令第 5 条関係 ホッパースケール 充塡用自動はかり コンベヤスケール 自動捕捉式はかり の4 器種を検定の対象へ 3 指定検定機関の指定の区分の追加 施行令第 26 条関係 指定検定機関の区分は器種ごと (4 器種 ) に指定可能 4 検定証印等の有効期間の設定 施行令別表第 3 関係 有効期間は 2 年 ただし 適正計量管理事業所が使用する自動はかりは 6 年 5 検定の申請書の提出先に関する措置 施行令別表第 4 関係 産業技術総合研究所又は指定検定機関に申請可能 6 経過措置 : 製造 修理事業者 使用者への影響を考慮し 段階的な猶予期間を措置 ( 下図 ) (2) 特殊容器の使用可能商品の追加 施行令第 8 条関係 特殊容器の使用可能商品のうち 酒類について 酒税法で規定された酒類の定義にあわせる改正 発泡酒などの酒類が新たに使用可能に (3) 国立研究開発法人産業技術総合研究所が行う型式承認手数料の見直し 1 申請者が試験成績書を添付した場合の手数料の減額措置 手数料令第 4 条関係 要件を満足した試験成績書を添付した場合における手数料の減額措置 2 電子化 情報化等の技術革新等に伴う試験項目の見直し 手数料令別表第 4 関係 : 一律金額を一部見直し 必要な試験項目の手数料を合算方式へ (4) その他 : 平成 5 年令制定時における非自動はかり等の定期検査の免除期間特例措置の廃止 ( 表示年月が平成 31 年 3 月以前の検定証印等が付されたもの ( 定期検査済証印又は計量証明検査済証印が付されたものを除く ) の特例措置とする ) 等 6

(1) 従来より検定を行っている質量計において自動はかりも新たに検定を実施 1 特定計量器への追加 施行令第 2 条関係 適正な計量の実施を確保するため 自動はかり を特定計量器へ追加 2 使用の制限の特例 施行令第 5 条関係 国際法定計量機関 (OIML) において検定の技術基準が整備 確立し かつ国内に流通量が多いホッパースケール 充塡用自動はかり コンベヤスケール及び自動捕捉式はかりの 4 器種を検定の対象とする 名称ホッパースケール充塡用自動はかりコンベヤスケール自動捕捉式はかり 主な計量対象 穀物類 配合飼料等 食品 粉体 飼料 薬品等 ( 小容量 ) 鉱物類 穀物類 飼料等 加工食品 飲料 薬品等 特徴 各種原料等をホッパーに流入している状態で質量を計量し 一定量 ( 設定値 ) に達すると ホッパーから下流へ排出 各種原材料及び製品を 一定の質量に分割して袋 缶 箱などの容器に充塡 ( ランダムな質量を取捨選択して目的の質量にするタイプもある ) ベルトコンベヤで連続輸送される原料及び製品の受渡しの際に計量 箱 袋 缶などの形態で計量を行う 欠品等の判別や異物混入を選別する機能も備えている 具体例 7

(1) 従来より検定を行っている質量計において自動はかりも新たに検定を実施 3 指定検定機関の指定の区分の追加 施行令第 26 条関係 指定検定機関の区分は ホッパースケール 充塡用自動はかり コンベヤスケール 自動捕捉式はかりの4 器種それぞれの項目を設ける 4 検定証印等の有効期間の設定 施行令別表第 3 関係 自動はかりの検定の有効期間を2 年と設定 ただし 適正計量管理事業所が使用する自動はかりの有効期間は6 年とする 指定申請指定申請指定申請指定申請 修理後等は有効期間によらず従来通り検定が必要 一般的な事業所 検定 2 年 検 2 年 検 2 年 定 定 検定 適正計量管理事業所 検定 6 年 法第 127 条に基づく計量管理等を適切に行うこと 検定 5 検定の申請書の提出先に関する措置 施行令別表第 4 関係 検定実施主体は産業技術総合研究所 指定検定機関を規定 ( 型式承認を行う産総研 器差検定を行う指定検定機関 ) 8

(1) 従来より検定を行っている質量計において自動はかりも新たに検定を実施 6 経過措置 : 製造 修理事業者 使用者への影響を考慮し 段階的な猶予期間を措置 既製造 修理事業者届出完了 検定制度導入期間 検定制度通常運用の開始 すでに自動はかりの製造 ( 修理 ) を行っている事業者は 平成 30 年 9 月 30 日までに届出書を都道府県に提出 検定開始 ( 第 1 弾 : 平成 31 年 4 月 1 日 第 2 弾 : 平成 32 年 4 月 1 日 ) 後 各自動はかりごとに定められた検定制度導入期間内に検定の合格が必要 ( 再掲 ) 検定有効期間 :2 年 ( 適正計量管理事業所で使用のものは 6 年 ) 新たに使用する自動はかり : 平成 34 年 4 月 1 日まで ( 第 1 弾 ) 平成 35 年 4 月 1 日まで ( 第 2 弾 ) すでに使用されている自動はかり : 平成 37 年 4 月 1 日まで ( 第 1 弾 ) 平成 38 年 4 月 1 日まで ( 第 2 弾 ) ( 上記期間を経過後は 通常の特定計量器の扱い ) 第 1 弾自動はかり 自動捕捉式はかり第 2 弾自動はかり ホッパースケール 充塡用自動はかり コンベヤスケール 9

(2) 特殊容器の使用可能商品の追加 施行令第 8 条関係 特殊容器の使用可能商品のうち 酒類について 酒税法で規定された酒類の定義にあわせる改正 発泡酒や第三のビール等 特殊容器使用可能商品追加の要望がある酒類が新たに使用可能に 計量法施行令第 8 条改正案 漢数字は計量法施行令第 8 条の号番号 十みりん ( 次号に掲げる酒類に該当するものを除く ) 十一酒類 ( 酒税法第 2 条第 1 項に規定する酒類 ( 同法第 3 条第 22 号に規定する粉末酒を除く ) をいう ) 酒税法第 2 条第 1 項に規定する酒類 漢数字は酒税法第 3 条の号番号七清酒八合成清酒九連続式蒸留焼酎十単式蒸留焼酎十一みりん十二ビール十三果実酒十四甘味果実酒十五ウイスキー十六ブランデー十七原料用アルコール十八発泡酒十九その他の醸造酒 第三のビール等二十スピリッツ二十一リキュール 第三のビール等二十三雑酒 改正前 ( 該当部分 ) 漢数字は計量法施行令第 8 条の号番号 十ビール十一清酒十二しょうちゅう十三ウイスキー十四ブランデー十五果実酒十六みりん十七合成清酒 二十二粉末酒 体積で取引されないため対象商品になり得ない 10

(3) 国立研究開発法人産業技術総合研究所が行う型式承認手数料の見直し (4) 平成 5 年令制定時における非自動はかり等の定期検査の免除期間特例措置の廃止 (3) 国立研究開発法人産業技術総合研究所が行う型式承認手数料の見直し 1 申請者が試験成績書を添付した場合の手数料の減額措置 手数料令第 4 条関係 型式承認に必要とされる試験項目に関して試験成績書の全部又は一部の活用を認める 型式承認に係る技術上の基準への適合性に関する試験成績書が添付された場合 試験の実施を省略し かかる手数料を減額する 型式承認手数料 試験成績書添付なし 2 電子化 情報化等の技術革新等に伴う試験項目の見直し 手数料令別表第 4 関係 一律金額を一部値下げ方向に見直し 別途必要な試験項目の手数料を合算する方式へ イメージ 審査料 20,600 型式承認手数料 試験成績書添付あり 別途必要な試験項目 放射無線周波電磁界イミュニティ試験 サージイミュニティ試験 無線周波電磁界イミュニティ試験 ソフトウェア制御の電子装置の追加要件試験 (4) 平成 5 年令制定時における非自動はかり等の定期検査の免除期間特例措置の廃止 附則第 5 条関係 平成 5 年令制定時に講じた特例措置を廃止する 特例措置 : 非自動はかり等の初回定期検査を当分の間 3 年免除 平成 31 年 (2019 年 )3 月以前の検定証印等の年月が付されたものは定期検査免除期間が 3 年 ただし 三年を経過する前に当該非自動はかり 分銅又はおもりが使用され 又は使用に供するために所持され かつ その使用され 又は所持された日後において 当該非自動はかり 分銅又はおもりの使用に係る事業所の所在地を区域とする定期検査が行われた場合にあっては その定期検査の実施の期日までの期間 平成 31 年 (2019 年 )4 月以降の検定証印等の年月が付されたものは定期検査免除期間が一律 1 年 11