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現状 課題 海外の消費者ニーズを踏まえ 更なる高付加価値化を実現すべく 日本産酒類のブランド力と品質を向上させます 国内外で高い評価を受けた 高付加価値な酒類が輸出される傾向にある 今までの傾向を踏まえ 日本産酒類の高付加価値化を進めるとともに 海外において製造されている酒類との差別化を図ることが課

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米に関するマンスリーレポート 新潟県版 2018 年 12 月 今月の特集 1 米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針 の見直しについて 農林水産省は 11 月 28 日に 米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針 ( 以下 国の基本指針 ) の変更を行い 平成 31/32 年の主食用米等需要量を

めに必要な情報を提供するとともに 2 関係者一体となった契約栽培等の需要と直結した生産を推進していく また 生産者の収益性向上につながる地域の気候風土を活かした特色ある野菜等園芸作物への作付を促進し 産地づくりを進めていくため 生産者への作付誘導のインセンティブとなる産地交付金を戦略的に活用していく

特集 切花の輸入 平成 29 年 2 月 24 日東京税関 成田空港の輸入品にも春が来る! 輸入される切花は 菊 と カーネーション で 6 割を占める 毎年 3 月は ばら が輸入のピークを迎える 3 月が最初のピーク 春が近づき 花の話題が増える季節となりました 輸入品においても季節ごとの商品が

1. 沖縄県における牛肉の輸出動向 2015 年は 輸出額が過去最高 数量 金額 2015 年は数量が 18,424 KG( 前年比 97.0%) 金額が 87 百万円 ( 同 111.8%) となり 輸出額が過去最高を記録しました 沖縄県の輸出額シェアは 1.1% となっています 国別金額シェア

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1 酒類業を取り巻く環境 (1) 国内市場環境国内の市場環境は 平成 2 年に1 億 2,88 万人であった人口が減少過程に入っており その構成においても 成人人口に占める6 歳以上の割合が 平成元年度の23.2% から平成 28 年度には4.7% へ増加するなど 人口減少社会の到来 高齢化が進展し

ビール系飲料の輸入

2. 食料自給率の推移 食料自給率の推移 我が国の食料自給率 ( 総合食料自給率 ) は 長期的に低下傾向で推移してきましたが 近年は横ばい傾向で推移しています (%) (H5 ) 43 7

ワイン参考資料2017

1 海外における日本酒のニーズについて 平成 31 年 1 月 10 日 株式会社小堀酒造店 代表取締役社長吉田守

71 平成 27 年度の SBS 米の輸入入札状況 ( 単位 : 実トン ) 全体 丸米 砕米 入札回数輸入予定数量応札数量落札数量輸入予定数量応札数量落札数量輸入予定数量応札数量落札数量 第 1 回 (27 年 9 月 16 日 ) 4, ,000 2, ,000 2

特集 平成 2 5 年 5 月 2 2 日東京税関調査部調査統計課 金の輸出入 2012 年の世界の金需要は 4,405 トン 2012 年に合金も含む金を日本は 132 トン輸出し 11 トン輸入しています 日本の 2006 年から 2010 年の平均年間金産出量は 10 トン足らずですが 200

1 食に関する志向 健康志向が調査開始以来最高 特に7 歳代の上昇顕著 消費者の健康志向は46.3% で 食に対する健康意識の高まりを示す結果となった 前回調査で反転上昇した食費を節約する経済性志向は 依然厳しい雇用環境等を背景に 今回調査でも39.3% と前回調査並みの高い水準となった 年代別にみ

(2) 滞納残高 イ 税目別の滞納残高 平成 18 年度平成 19 年度平成 2 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 申告所得税 2,119 2,72 1,994 1,921 1,871 1,871 1,784 1,7

第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

酒のしおり

ぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出 2011 年は 数量 価額ともに過去最高 平成 24 年 11 月 21 日 門司税関 はじめに ぶり は 刺身 寿司 照り焼きなど日本の食卓には欠かせない食材の一つですが 近年 その ぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出が増加しています 2011 年全国税関別

輸入バイオマス燃料の状況 2019 年 10 月 株式会社 FT カーボン 目 次 1. 概要 PKS PKS の輸入動向 年の PKS の輸入動向 PKS の輸入単価 木質ペレット

みかんの輸出 ( 生鮮及び乾燥したもの ) 門司税関の 2014 年輸出数量及び金額 全国第 1 位 平成 27 年 3 月 18 日 門司税関 はじめに 3 月になり 春の足音が聞こえてきますが まだまだ寒い日が続いています 寒い冬の日に コタツでみかんを食べるという日本人の姿はもはや遠い昔になり

合理性今要有望効に性関連する事項相当性回の政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 政策目標 23 酒類業の健全な発達の促進 酒類業の経営基盤の安定 5 年間の延長 ( 平成 35 年 3 月 31 日まで ) 酒類業

ビール系飲料の輸入

平成 30 年産一番茶の摘採面積 生葉収穫量及び荒茶生産量 ( 主産県 ) - 一番茶の荒茶生産量は前年産に比べ 12% 増加 - 調査結果 1 摘採面積主産県の摘採面積 ( 注 1) は2 万 7,800ha で 前年産に比べ 400ha(1%) 減少した 2 10a 当たり生葉収量主産県の 10

ワイン参考資料2019

Ⅰ 清酒を巡る動向 1. 清酒の製造等 (1) 清酒の消費動向我が国の酒類の消費量は飽和状態にあり 近年においてはビール 発泡酒の減少をリキュール類 その他醸造酒が補い 清酒 しょうちゅう ウイスキー及びブランデーは横ばいとなっています 酒類別消費量 8,000 6,000 4,000 2,000

ドキュメント1

1 酒税法改正関係 ⑴ 酒類の品目等の定義の改正酒類の品目等の定義の主な改正内容は 次のとおりです イ平成 29 年 4 月 1 日から改正されるもの改正の概要 旧酒税法 新酒税法 改正内容 連続式蒸留しようちゆう 連続式蒸留焼酎 名称を変更 ( 常用漢字化 ) 単式蒸留しようちゆう 単式蒸留焼酎

平成 30 年 1 月 ~12 月 統計表 今治市東門町 5 丁目 14 番 3 号 今治タオル工業組合

Microsoft Word ryuutuu

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化繊輸入は 近年上昇を続けており 2016 年は前年比 10% 増の 43 万トンとなりました 素材別には ポリエステル F 長繊維不織布が中心ですが 2016 年はポリエステル S の輸入も大幅増となりました 化学繊維輸出推移 化学繊維輸入推移 生産が微減 輸出が横ばい 輸


輸出食品展 ~MADE IN / BY JAPAN~ 6B10 純米雄町碧天 通年 1 年間 岡山県 ml 1188 円 12 本 常温 中 2 日以内に発送 1 ケース 縦 260mm 横 340mm 高さ 323mm (16kg) 商社 卸 日本酒飲酒歴がある程

農林水産省試算の方法 ( 手順 ) (1) 試算対象品目の選定関税率 10% 以上 国内生産額 10 億円以上 ( 米 麦など 19 品目 ) (2) 国産品の分類内外価格差 品質格差の観点から 輸入品と競合する国産品と競合しない国産品に二分 (3) 試算の方法 1 競合する国産品は 輸入品に置き換

産業共同研究センターによせて

ワイン参考資料2016

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平成 30 年 12 月 19 日特集東京税関 2012 年から輸出金額 数量ともに増加中! 2017 年の輸出金額は 2012 年の 2 倍以上に増加! 2017 年の輸出金額 数量ともに東京税関管内が全国税関で 1 位 はじめに クリスマスパーティーや年末年始 みなさんお菓子を食べる機会がこれか

Microsoft PowerPoint - めぐる情勢(H28年6月).pptx

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目次 1. 国内酒類業界の概況 3 (1) 事業環境 4 (2) 酒類別需要動向 5 (3) 供給動向 7 2. 法規制の動向 8 (1) 酒販規制の強化 9 (2) 段階的な酒税の税率改正 中長期的な業界環境の変化に対する見方 ( 弊行想定 ) 11 2

(2) 酒税法第 28 条の3( 未納税引取 ) の規定を適用するために必要な酒税法上の手続 (10 点 ) 1 原則手続 ( 法 28の326) 税関長は 未納税引取の承認を与える場合には その承認の申請者に対し 相当の期限を指定して その酒類が所定の引取場所に引き取られたことについてのその場所の

ビール系飲料の輸入

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Microsoft Word ミル消費報告2014

EPA に関する各種試算 試算 1 EPA のマクロ経済効果分析 (3 ページ ) 内閣官房を中心に関係省庁と調整したシナリオに基づき 川崎研一氏 ( 内閣府経済社会総合研究所客員主任研究官 ) が分析 WTO はじめ広く関係機関が活用している一般均衡モデル (GTAP モデル ) を使用 EPA

Microsoft PowerPoint - マンレポ(12月6日)版本体.pptx

(2) 酒類販売 ( 消費 ) 数量の累年比較 年 度 清 酒 合 成 清 酒 焼 酎 ビ ー ル その他の酒類 合 計 kl kl kl kl kl kl 平 成 24 年 度 104,589 5, , , ,118 1,137,628 平成 25 年度 99,

ニュースリリース

住宅宿泊事業の宿泊実績について 令和元年 5 月 16 日観光庁 ( 平成 31 年 2-3 月分及び平成 30 年度累計値 : 住宅宿泊事業者からの定期報告の集計 ) 概要 住宅宿泊事業の宿泊実績について 住宅宿泊事業法第 14 条に基づく住宅宿泊事業者から の定期報告に基づき観光庁において集計

スライド 1

1 我が国の農産物輸入等の動向 (1) 概観 ( 海外依存を高めた我が国の食料供給 ) 我が国の農産物輸入は 2000 年を100として 1960 年の15.7から2015 年には165.3まで 金額ベースで10.5 倍と大幅に増加している 多様な食生活が実現される中 需要が拡大した畜産物や油脂類の

茨城県における特用林産物の生産額 ( 平成 27 年 ) 区分 生産額 ( 百万円 ) 生産量 単位 単 価 生しいたけ t 95 円 / kg 乾しいたけ 1.4 t 3,521 円 / kg ( 林野庁資料 ) なめこ t 425 円 / kg ( 東京中央卸売市場

トマトの輸入 2011 年門司税関は数量 価額とも全国シェア第 1 位 平成 24 年 6 月 20 日 門司税関 はじめに FAO( 国連食糧農業機関 ) の統計データによると 世界のトマト生産量 (2010 年 ) は 約 146 百万トンで 野菜の生産量の中では常にトップクラスを維持しています

4 奨励品種決定調査 (1) 奨励品種決定調査の種類ア基本調査供試される品種につき 県内での普及に適するか否かについて 栽培試験その他の方法によりその特性の概略を明らかにする イ現地調査県内の自然的経済的条件を勘案して区分した地域 ( 以下 奨励品種適応地域 という ) ごとに 栽培試験を行うことに

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資料3-8 日本貿易振興機構提出資料

鶏卵流通統計調査 ( 平成 30 年 ) - 鶏卵生産量は 前年に比べ 1.0% 増加 - 調査結果 1 鶏卵の生産量平成 30 年の鶏卵生産量は262 万 7,764tで 前年に比べ1.0% 増加した 平成 31 年 3 月 5 日公表 図 1 鶏卵生産量の推移 ( 全国 ) ( 万 t) 270

平成 30 年 4 月 10 日公表平成 28 年 農業 食料関連産業の経済計算 ( 概算 ) - 農業 食料関連産業の国内生産額は 兆円で全経済活動の約 1 割 - 統計結果 1 農業 食料関連産業の国内生産額平成 28 年における農業 食料関連産業の国内生産額は 115 兆 9,63

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Microsoft Word - Ⅱ(輸入調整課・特産製品課・砂糖原料課)

インド 12 3 エビ イカ オーストラリア 13 3 マグロ エビ フィリピン 14 1 マグロ カツオ エビ アイスランド 15 1 その他の魚 ハリバット 魚卵 スペイン 16 1 マグロ タコ マルタ 17 1 モロッコ 18 1 タコ イカ モーリタニア 19 1 タコ ニュージーランド

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調査結果の概要 合板統計 ( 平成 28 年 6 月分 ) 普通合板生産量は 前年同月に比べ 16.6% 増加 特殊合板生産量は 前年同月に比べ 6.6% 減少 平成 28 年 7 月 25 公表 1 普通合板生産量は 26 万 5,683 m3となり 前年同月に比べ 16.6% 増加した 2 普通

図表 1 個人保険の新規契約 保有契約 ( 万件 % 億円) 新規契約 保有契約 件数 金額 ( 契約高 ) 件数 金額 ( 契約高 ) 前年度比 前年度比 前年度比 前年度比 平成 25 年度 1, , , ,575,

ビール系飲料の輸入

第1章

農林水産物 食品の輸出額の国 地域別内訳 主な輸出先国 地域は 香港 米国 台湾 中国 韓国で 約 7 割を占める 原発事故に伴う輸入規制により 中国及び韓国は震災前 (2010 年 ) の水準に戻らなかった 他方 アセアン地域は 輸出額が急増 (2013 年 : 速報値 ) ( 億円 ) カッコ内

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8-3 販売 ( 消費 ) 数量 (1) 酒類販売 ( 消費 ) 数量酒類製造者の移出数量販売業者の販売数量消費者に対す製造場平成 21 年 3 月 31 日現在区分 ( 課税 ) 製造場の消費者消費者る販売数量計卸売業者小売業者販売業者販売業者の手持数量支店等 klklklklkl

調査結果の主な利活用 食料 農業 農村基本計画における生産努力目標の策定及び達成状況検証のための資料 茶に関する生産振興に資する各種事業 ( 強い農業づくり交付金等 ) の推進のための資料 農業災害補償法 ( 昭和 22 年法律第 185 号 ) に基づく農業共済事業の適正な運営のための資料 累年デ

129

系および黄色系は酸味と甘みが強く ジュー スや加熱調理用に使われる 日本では生食が 中心のため 桃色系が主流となっている 特 に 完熟させてから収穫できるように品種改 良された桃色系トマトである完熟系大玉トマ トが 現在では最も多く出回っている 作付面積 出荷量 単収の推移 平成 27 年の作付面積

Microsoft PowerPoint - 資料2.pptx


共同住宅の空き家について分析-平成25年住宅・土地統計調査(速報集計結果)からの推計-

大分県農業共済組合 大分県農業共済組合作成 収入保険と既存制度の掛金及び補てん金の比較 ( 大分県 ) 品目 : 米 平均収入 100 万円作付面積 83a 単収 504kg/10a シナリオ 1 販売価格が 地域平均で シナリオ 2 販売価格が 個人のみで シナリオ 3 自然災害により 地域全体が

の差については確認できないが 一般的に定温で流通している弁当の管理方法等についてアンケートにより調査した その結果 大部分の事業者が管理温度の設定理由として JAS 規格と同様に食味等の品質の低下及び微生物の繁殖を抑えることを挙げ 許容差は JAS 規格と同様に ±2 としていた また 温度の測定方

電気事業分科会資料

我が国中小企業の課題と対応策

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平成 28 年 3 月 25 日公表平成 25 年度 農業 食料関連産業の経済計算 - 農業 食料関連産業の国内生産額は 97.6 兆円で全経済活動の約 1 割 - 統計結果の概要 1 農業 食料関連産業の国内生産額平成 25 年度における農業 食料関連産業の国内生産額は 97 兆 5,777 億円

平成28年 成田空港貿易概況(速報)

Ⅰ. 世界海運とわが国海運の輸送活動 1. 主要資源の対外依存度 わが国は エネルギー資源のほぼ全量を海外に依存し 衣食住の面で欠くことのでき ない多くの資源を輸入に頼っている わが国海運は こうした海外からの貿易物質の安定輸送に大きな役割を果たしている 石 炭 100% 原 油 99.6% 天然ガ

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輸入動向 Page 2 輸入額は増加 数量は減少傾向 額は 年毎に増減はあるものの増加傾向で 昨年 (215 年 ) の輸入額は392 億円と過去最大となりました これは 1 年前 (25 年 ) の約 1.5 倍 15 年前の約 2 倍の金額となります 特にコロンビア産のカーネーション マレーシア

第5回 農地・農村部会 資料 /8

清涼飲料の輸出

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2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

3 小売業事例 地元の山ぶどうを使用したワインの販売 ( 差別化商品の開発 ) 13 純米大吟醸を原料にした無添加石鹸の開発 ( 差別化商品の開発 ) 14 生き残りをかけた日本酒の輸出 ( 新たな販売方式の導入 ) 15 地元特産品のきゅうりを使用した酒類の開発 販売 ( 差別化商品の開発 ) 1

図 12 HACCP の導入状況 ( 販売金額規模別 ) < 食品販売金額規模別 > 5,000 万円未満 ,000 万円 ~1 億円未満 億円 ~3 億円未満

平成 30 年産かんしょの作付面積及び収穫量 - かんしょの収穫量は 前年産に比べ 1% 減少 - 平成 31 年 2 月 5 日公表 調査結果 1 作付面積全国の作付面積は 3 万 5,700ha で 前年産並みであった 2 10a 当たり収量全国の 10a 当たり収量は 2,230kg で 前年

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日本酒をめぐる状況 平成 3 年 1 月農林水産省政策統括官

1 酒類別の出荷量の推移 アルコール飲料全体の出荷量は 消費者志向の変化等により 酒類間での移動はあるが 全体ではやや減少傾向で推移 近年では 日本酒 ビールなどが減少する一方で チューハイなどのリキュール 果実酒 ( ワイン ) ウイスキーなどは増加 ( 千kl ) 1, 酒類別の出荷量の推移 1, 8, その他 果実酒 6, リキュール 4, 発泡酒 ビール, 45 年 5 年 55 年 6 年元年 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年 1 年 11 年 1 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 年 1 年 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年昭和平成 資料 : 酒のしおり ( 国税庁 ) 注 : 焼酎は連続式蒸留焼酎及び単式蒸留焼酎の合計 果実酒には甘味果実酒を含む その他は合成清酒 みりん スピリッツ その他醸造酒等の合計 焼酎 日本酒 1

日本酒の出荷状況 日本酒の国内出荷量は ピーク時 ( 昭和 48 年 ) には17 万klを超えていたが 他のアルコール飲料との競合などにより 近年は5 万kl台前半の水準まで減少 一方 日本酒全体の国内出荷量が減少傾向で推移する中で 消費者の志向が量から質へと変化してきており 特定名称酒 ( 吟醸酒 純米酒等 ) の出荷量は増加傾向で推移 日本酒の国内出荷量の推移 特定名称酒の種類別出荷量の推移 ( 千kl ) ( 千kl ) 1, 1,133 35 1, 8 6 4 91 871 1 659 634 日本酒全体 593 599 59 58 566 555 54 533 特定名称酒 ( 日本酒全体の内数 ) 174 165 159 159 161 164 167 173 178 179 3 5 15 1 5 91 34 5 6 169 1 3 6 54 111 174 165 159 159 161 164 167 173 178 179 18 4 18 17 19 1 4 5 4 4 3 3 5 7 9 3 37 4 45 57 56 54 55 56 58 59 6 65 67 吟醸酒純米吟醸酒純米酒 1 年 15 年 年 1 年 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年 73 68 64 61 6 56 5 49 46 43 1 年 15 年 年 1 年 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年 本醸造酒 資料 : 日本酒造組合中央会調べ 年度は暦年 注 1:9 年は概数 注 : 清酒は 一般酒のほか 原料米及び製造方法などの諸条件 ( 原料 精米歩留 ) により 吟醸酒 純米酒等 8 種類に分類され これらを総称して 特定名称酒 という 資料 : 日本酒造組合中央会調べ 年は暦年 注 : 清酒は 一般酒のほか 原料米及び製造方法などの諸条件 ( 使用原料 精米歩合など ) により 吟醸酒 純米酒等 8 種類に分類され これらを総称して 特定名称酒 という

3 コメ コメ加工品の輸出戦略 農林水産物 食品の国別 品目別輸出戦略 ( 平成 5 年 8 月農林水産省決定 ) において 日本酒を含むコメ コメ加工品の輸出額を 年 ( 平成 3 年 ) までに6 億円とする目標を決定 その後 未来への投資を実現する経済対策 ( 平成 8 年 8 月閣議決定 ) において 輸出額目標を平成 31 年に1 年前倒しすることとされ オールジャパンで輸出拡大を推進 更に 農林水産省では コメ海外市場拡大戦略プロジェクト ( 平成 9 年 9 月公表 ) において 平成 31 年に輸出数量の目標を1 万トンと設定 17 年 ( 平成 9 年 ) の輸出額は61 億円 ( 前年比 18% 増 ) ( 億円 ) 7 6 5 17 年の輸出額は 61 億円 ( 前年比 18% 増 ) コメ コメ加工品の輸出状況 目標 6 4 3 1 15 1 35 169 14 39 15 115 1 39 1 7 38 14 156 61 3 4 187 (161) 7 115 (189) 3 8 138 13 14 15 16 17 17 18 19 (1-8 月 ) (1-8 月 ) コメ 米菓 日本酒 資料 : 財務省 貿易統計 ( 政府による食糧援助を除く ) 注 : 数量 1 トン未満 金額 万円未満は計上されていない コメ米菓日本酒 ( 年 ) 3

4 日本酒の輸出の状況 日本酒の国内出荷量が減少傾向にある中 輸出量は 日本食ブーム等を背景に近年増加傾向にあり 平成 9 年の輸出数量は3,48klと この1 年で倍増 また 日本酒の全出荷量のうち輸出量が占める割合は 4.% となっている 日本酒の輸出金額については 平成 5 年に初めて1 億円を突破して 平成 9 年には187 億円となり この1 年で約 3 倍の伸び率となっている 平成 9 年における日本酒の輸出先国は 67ヶ国 全体数量及び金額のうち アメリカ 韓国 台湾 中国 香港の5ヶ国 地域で約 8 割を占めている 平均輸出単価は 1l 当たり795 円となっている 国別では 1l 当たり香港 1,549 円 アメリカ1,45 円と平均を上回る水準であるのに対し 台湾 韓国は平均を下回る水準 ( 単位 : kl ) 5,, 15, 1, 5, 日本酒の輸出量の推移 19,737 5,771 その他 18,18 16, 16,316 5,51 1,87 香港 4,6 13,77 14, 14,131 3,853 1,985 1,745 1,877 台湾 4,3 1,151 11,949 3,775 3,49 3,51 3,341 1,716,96 中国 1,613 3,458 3,46,11 8,89 8,7 1,436 1,66 1,49 1,747 1,74 1,91 896 1,576 1,13 1,38 1,74 4,798 1,66 1,381 1,639 1,68 1,63 韓国 1,77,41 65 375 666 1,59 1,954,59,88,94 3,5 3,1 3,367 3,695 734 1,6 48 485 4,1,191 1,491,4 3,843 3,575 3,75 4,71 3,95 4,489 4,341 4,78 5,18 5,78 アメリカ 1 年 15 年 年 1 年 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年 資料 : 貿易統計 ( 財務省 ) 年は暦年 日本酒の全出荷量のうち輸出量が占める割合 注 : 年は暦年 3,48 1 年 15 年 年 1 年 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年.7%.9% 1.8% 1.9%.3%.3%.3%.7%.8% 3.% 3.5% 4.% 日本酒の輸出金額の推移 ( 億円 ) 187 18 16 156 44 その他 14 14 38 8 1 115 33 香港 15 9 6 台湾 1 9 85 88 89 4 3 7 9 中国 8 77 7 1 1 9 17 18 14 17 1 19 6 6 韓国 6 17 9 13 15 15 5 7 14 16 5 1 4 5 5 5 39 4 14 13 4 34 1 7 8 1 1 1 8 5 35 3 3 3 3 39 41 5 5 6 アメリカ 6 13 9 17 1 年 15 年 年 1 年 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年 資料 : 貿易統計 ( 財務省 ) 年は暦年 輸出先国別平均輸出単価 ( 単位 : 円 /l) 平均 香港 アメリカ 中国 台湾 韓国 9 年 795 1,549 1,45 796 478 389 資料 : 貿易統計 ( 財務省 ) 年は暦年 4

5 日本酒原料米の使用状況 日本酒の原料米は 一般的に流通している米のほか 酒造りのために作られた特別な米 酒造好適米 ( 山田錦 五百万石など ) が使用されており 酒造好適米については 契約栽培を中心に取引されている 平成 8 年産における日本酒原料米の使用量は約 4 万トン 近年 日本酒の出荷量は減少傾向であるものの 製品当たりの米の使用量が多い特定名称酒が増加傾向にあるため 日本酒原料米の使用量は堅調に推移 日本酒メーカーの総売上高は 国内出荷量の減少とともに減少していたが 近年の輸出や特定名称酒の国内出荷の増加傾向に伴って 平成 4 年度以降増加傾向にある ( 千kl ) 1, 1,133 日本酒の国内出荷量の推移 4,7 ( 億円 ) 日本酒メーカーの総売上高推移 1, 8 6 4 91 871 1 659 634 日本酒全体 593 599 59 58 566 555 54 533 特定名称酒 ( 日本酒全体の内数 ) 174 165 159 159 161 164 167 173 178 179 1 年 15 年 年 1 年 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年資料 : 日本酒造組合中央会調べ 年は暦年 日本酒原料米の使用状況 ( 単位 : 千トン ) 1 年産 15 年産 年産 1 年産 年産 3 年産 4 年産 5 年産 6 年産 7 年産 8 年産 日本酒原料米 45 315 61 46 3 38 41 43 48 51 41 酒造好適米 (4) (7) (7) 99 75 77 71 65 65 68 76 9 99 97 主食用米 165 9 6 54 43 5 57 34 7 3 加工用米 86 89 74 7 77 71 79 95 15 94 93 その他 55 59 5 49 47 5 37 38 6 8 9 資料 : 日本酒造組合中央会による推計値 注 : 酒造好適米の ( ) 書きは生産数量目標の枠外で生産された数量で内数 5 4,6 4,5 4,4 4,3 4, 4,1 4, 4,587 4,47 4,313 4,53 4,74 4,35 4,33 4,389 4,416 年度 1 年度 年度 3 年度 4 年度 5 年度 6 年度 7 年度 8 年度 資料 : 清酒メーカーの経営実態調査 (( 株 ) 帝国データバンク ) 注 : 集計対象は 主業が 清酒製造 の清酒メーカー 1,77 社

6 酒造好適米の生産状況 平成 9 年産酒造好適米の生産量は約 1 万トンで そのうち 兵庫 新潟 長野 岡山 秋田の5 県で約 6 割を占めている 酒造好適米の中でも 特に 山田錦 五百万石 は 全国の酒造メーカーからのニーズが多く この 銘柄だけで酒造好適米全生産量の約 6 割を占めている 酒造好適米の産地別生産量の推移 5 年産 6 年産 7 年産 8 年産 9 年産 シェア 全国計 75,813 9,185 18,797 16,618 1,17 1% 兵庫,19 6,199 3,484 8,17 6,645 7% 新潟 11,878 13,167 15,943 15,3 1,313 1% 長野 5,49 7,144 6,689 6,497 6,94 6% 岡山 3,158 4,56 5,93 5,69 6,83 6% 秋田 3,371 4,9 4,957 5,11 4,81 5% その他 9,888 35,84 44,794 45,8 43,814 44% 資料 : 農産物検査結果 ( 農林水産省 ) 注 :9 年産は 平成 3 年 3 月 31 日現在の速報値 8 年産の平成 9 年 3 月 31 日時点の速報値は確定値に対して 97% の数値 酒造好適米の銘柄別生産量の推移 5 年産 6 年産 7 年産 8 年産 9 年産 ( 単位 : トン ) ( 単位 : トン ) シェア 全国計 75,813 9,185 18,797 16,618 1,17 1% 山田錦 3,81 9,81 39,58 37,57 38,3 38% 五百万石,6,596 7,78 6,3,7 % 美山錦 6,46 7,786 7,838 7,513 7,18 7% 雄町 1,7,31,886,481,873 3% その他 4,4 7,679 31,467 33,337 31,75 3% 資料 : 農産物検査結果 ( 農林水産省 ) 注 :9 年産は 平成 3 年 3 月 31 日現在の速報値 8 年産の平成 9 年 3 月 31 日時点の速報値は確定値に対して 97% の数値 山田錦 山口 1,39,41 五百万石 9 年産酒造好適米の主要銘柄の生産状況 岡山 その他 3,541 その他 4,657 福井 3,96 富山 3,67 兵庫,9 新潟 9,7 9 年産 9 年産 ( 単位 : トン ) シェア 兵庫,9 58% 岡山 3,541 9% 山口,41 6% その他 1,39 7% ( 単位 : トン ) シェア 新潟 9,7 46% 富山 3,67 16% 福井 3,96 15% その他 4,657 3% 資料 : 農産物検査結果 ( 農林水産省 ) 注 : 平成 3 年 3 月 31 日現在の速報値 8 年産の平成 9 年 3 月 31 日時点の速報値は確定値に対して 97% の数値 6

7 酒造好適米の需給 価格状況 酒造好適米は 堅調な需要がある一方で 生産面においては主食用品種に比べて栽培が難しく 収量が低いこと等から 日本酒原料用として販売される酒造好適米の取引価格は主食用米に比べて高値で取引される傾向にある しかしながら 平成 7 年産においては 平成 6 年産主食用米 ( うるち米 ) の取引価格が大幅に低下したこと等により 酒造好適米の作付けが急増したことや 作柄が良好であったこと等から供給量が増加し 産地品種銘柄によっては安値で取引されたケースもあるとみられる このため 酒造好適米の需要 価格の安定のためには 的確な需要情報等の共有 需要に応じた生産が必要 ( 円 /6kg) 5,, 15, 1, 5,,1,6 3,6 3,6 3,6 3,6 3,6 16,6 16,8 16,6 16, 16,1 16,1 16,1 14,49 15,715 原料米の販売価格の推移 13,55 11,8 1,198 13,47 14,435 3 年産 4 年産 5 年産 6 年産 7 年産 8 年産 9 年産 山田錦 ( 兵庫 ) 五百万石 ( 新潟 ) 主食用米 ( 相対取引価格 ) 注 1: 酒造好適米 ( 日本酒造組合中央会からの聞き取り ) は 1 等米の販売注 : 主食用米 ( 相対取引価格 ) は 出回りから翌年 1 月 (9 年産は 3 年 8 月 ) までの 1 等米の通年平均価格であり 包装代 運賃を含み 消費税相当額を含まない ( 千トン ) 1 1 8 6 4 65 68 1 1 5 6 19 19 76 4 6 1 1 3 酒造好適米の生産状況 9 8 8 3 3 19 17 31 3 8 7 33 8 1 3 3 7 6 4 37 38 3 年産 4 年産 5 年産 6 年産 7 年産 8 年産 9 年産 その他 雄町 美山錦 五百万石 山田錦 資料 : 農産物検査結果 ( 農林水産省 ) 注 :9 年産は 3 年 3 月 31 日現在の速報値 8 年産の平成 9 年 3 月 31 日時点の速報値は確定値に対して 97% の数値 7

8 酒造好適米の需要に応じた生産について 酒造好適米の需要に応じた生産に向けて 生産及び実需の関係者による 日本酒原料米の安定取引に向けた情報交換会 を開催し 平成 8 年 6 月に関係者が取り組むべき3つの方策として 1 複数年契約の拡大に向けた対応 作柄変動等に対応する仕組みの構築 3 需要情報の提供体制の構築についてとりまとめた また 毎年 日本酒原料米の安定取引に向けた情報交換会 を開催するとともに 需要に応じた生産を行うための指標として 平成 8 年度から全酒造メーカーを対象とした酒造好適米の需要量調査を実施し 調査結果等を公表しているところ 酒造好適米の需要量については 平成 3 年度の需要量調査により 平成 3 年産及び平成 31 年産は9~ 94 千トン程度の需要量が見込まれ ほぼ同水準で推移 平成 31 年産については 平成 9 年産と比べて 8% 程度の生産とすれば 平成 31 年産の全体需給は均衡すると考えられる 酒造好適米の需要量調査の実施状況酒造好適米の全体需給状況見通し ( 推計 ) 平成 9 年度 平成 3 年度 調査期間平成 9 年 7 月平成 3 年 7 月 11 1 ( 単位 : 千トン ) 今後 生産量 ( 検査数量 ) が明らかとなった段階で検証するが 9 年産生産量と比較して 8% 程度の生産であれば需給均衡 供給過不足数量 +7~9 千トン程度 ( 推計値 ) 9 年産生産量の 8% 程度の生産で需給均衡 9 年産生産量の 8% 程度の生産で需給均衡 調査対象メーカー数 1,44 社 1,461 社 9 1 93~95 9~94 9~94 回答酒造メーカー数 811 社 716 社 8 推計 推計 推計 回答率 ( 数量ベース ) 83~85% 8~83% 7 9 年産検査数量 ( 推計値 ) 今回調査結果 77 今回調査結果 77 今回調査結果 77 9 年産 3 年産 31 年産 供給量全体需要量 ( 今回推計値 ) 注 : 各年産の 全体需要量 ( 今回推計値 ) は 回答のあった酒造メーカーの需要量が全体需要量の約 8~83% と推計されるため 今回調査した各年産の需要量を当該割合で除することにより推計 8