平成 27 年度第 1 回状況説明 ( 要望 ) 活動 平成 27 年 8 月 3 日 ( 月曜日 ) 1 国土交通省 財務省 総務省 内閣府への状況説明 ( 要望 ) 活動について国土交通省へは 岡﨑高知市長と清水大洲市長を先頭に 国土交通省幹部及び関係部局へ状況説明 ( 要望 ) 書の手渡しと要

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一太郎 10/9/8 文書

一太郎 10/9/8 文書

Microsoft Word - 02.H28秋 重点提言本文【合本】1110.doc

目次 1. はじめに 1 2. 協議会の構成 2 3. 目的 3 4. 概ね5 年間で実施する取組 4 5. フォローアップ 8

H28秋_24地方税財源

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第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

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Microsoft Word - 03.【参考】新旧対照表(中防災).docx

平成 29 年 12 月 1 日水管理 国土保全局 全国の中小河川の緊急点検の結果を踏まえ 中小河川緊急治水対策プロジェクト をとりまとめました ~ 全国の中小河川で透過型砂防堰堤の整備 河道の掘削 水位計の設置を進めます ~ 全国の中小河川の緊急点検により抽出した箇所において 林野庁とも連携し 中

( 参考資料 ) 緊急速報メールを活用した 洪水情報のプッシュ型配信 国土交通省四国地方整備局松山河川国道事務所平成 29 年 3 月

別添 中防災第 1 1 号 平成 29 年 5 月 31 日 各指定行政機関の長各指定公共機関の代表殿 中央防災会議会長 ( 内閣総理大臣 ) 安倍晋三 梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について 貴殿におかれては 日頃から各般の施策を通じて災害対策の推進に御尽力をいただいているところであるが

Microsoft Word 最終【資料-4】.docx

(案)

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資料 2 東海管内における農業水利施設の防災 減災の取組 ( 農村地域防災減災事業 海岸事業 ) 平成 27 年 2 月東海農政局整備部防災課

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Microsoft PowerPoint - 参考資料 各種情報掲載HPの情報共有

スライド 1

平成 3 1 年度 記者発表資料 平成 3 1 年 2 月 4 日九州地方整備局武雄河川事務所 災害時協力会社の公募について ~ 災害への迅速かつ的確な対応のため ~ 国土交通省武雄河川事務所では 災害時等における 迅速な被災状況の把握 円滑で的確な対応 を強化するため 事前に建設業等関係者の皆様と

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子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

国土技術政策総合研究所 研究資料

各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

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大阪湾広域臨海環境整備センターは、昭和57年3月に設立されて以来、30年余りにわたって、全国で唯一の府県域を超えた広域的な廃棄物の適正な最終処分を海面埋立てにより行う「フェニックス事業」を地方公共団体及び港湾管理者と一体となって推進してきたところであり

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「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

東日本大震災における施設の被災 3 東北地方太平洋沖地震の浸水範囲とハザードマップの比較 4

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

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一防災 減災等に資する国土強靱化基本法案目次第一章総則 第一条 第七条 第二章基本方針等 第八条 第九条 第三章国土強靱化基本計画等 第十条 第十四条 第四章国土強靱化推進本部 第十五条 第二十五条 第五章雑則 第二十六条 第二十八条 附則第一章総則 目的 第一条この法律は 国民生活及び国民経済に甚

道州制基本法案(骨子)

重点項目表紙

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避難開始基準の把握 1 水害時の避難開始基準 釧路川では 水位観測所を設けて リアルタイム水位を公表しています 水位観測所では 災害発生の危険度に応じた基準水位が設定されています ( 基準となる水位観測所 : 標茶水位観測所 ) レベル水位 水位の意味 5 4 ( 危険 ) 3 ( 警戒 ) 2 (

平成 30 年度年法律第 57 号 ) 等により 要配慮者利用施設は 避難確保計画等の自然災害に関する計画 ( 以下 災害計画 という ) を作成することとなっており 災害計画の作成を促進するため 貴殿におかれても必要な支援に努められたい また 市町村が行う避難勧告等の発令に関する各種取組への積極的

このため 政府においては 地方への人の流れの創出等による地方 東京圏の転出入の均衡をはじめとする地方創生の実現に向け 新たな5 年間のまち ひと しごと創生総合戦略を策定するとともに 以下の6 点について 別紙のとおり総合的かつきめ細かな施策を早急に実施するよう強く求める 1. 移住定住 UIJター

Rodrigo Domingues UNDP Borja Santos Porras/UNDP Ecuador UNDP Kazakhstan 2

保険 共済による災害への備えの促進に関する検討会 報告のポイント (2/10) 2. 被災者の住宅再建 生活再建における保険 共済の役割 保険 共済への加入は 自助 として位置付けることができる 保険 共済 ( 自助 ) 自然災害リスクに晒されている国民 住民同士の支え合い ( 共助 ) 行政による

平成31年度予算概算決定額 森林整備事業 治山事業 林野公共事業 (平成30年度1次補正予算額5,199百万円 182, ,049 百万円 平成30年度第2次補正予算額 32,528百万円) 臨時 特別の措置 として31年度概算決定額44,128百万円を別途措置 対策のポイント 林業の成

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

(2) 第 810 号防災平成 28 年 12 月 1 日 脇会長が熊本地震 台風第 10 号災害現地を視察 日置熊本県西原村長 遠藤岩手県久慈市長を表敬 公益社団法人全国防災協会 11 月 24 日 当協会の脇会長が 本年 4 月 16 日に震度 7 を観測した熊本県熊本地方を震源とする地震の被災

PowerPoint プレゼンテーション

重ねるハザードマップ 大雨が降ったときに危険な場所を知る 浸水のおそれがある場所 土砂災害の危険がある場所 通行止めになるおそれがある道路 が 1 つの地図上で 分かります 土石流による道路寸断のイメージ 事前通行規制区間のイメージ 道路冠水想定箇所のイメージ 浸水のイメージ 洪水時に浸水のおそれが

別紙 大雨時の川のはん濫の危険性を知らせる 身近な 雨の状況 川の水位と危険性 川の予警報 などを リアルタイムでお知らせするウェブサイトです 川の水位 川の画像 PC 版 スマホ版 浸水想定区域図 住民の方々が自らはん濫の危険性を知り 的確な避難行動などに役立つように 利用者目線に立った新しい 川

2 地震 津波対策の充実 強化 (1) 南海トラフ地震や首都直下地震の被害想定を踏まえ 地震防災上緊急に整備すべき施設整備 津波防災地域づくりに関する法律 の実効性確保 高台移転及び地籍調査の推進など事前防災や減災に資するハード ソフトの対策を地方公共団体が重点的に進めるための財政上の支援措置を講じ

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合併に関する影響について内閣府の見解を伺います 政府参考人 ( 日原洋文君 ) お答えいたします 災害救助法の適用基準につきまして 御指摘のように 合併による影響があるというのは御指摘のとおりだと思います ただ 救助法の考え方といたしましては 各市町村ごとの行政能力というんですか そういうものを勘案

消防災第 71 号 平成 22 年 2 月 24 日 各都道府県消防防災主管部長殿 総務省消防庁国民保護 防災部防災課長 ( 公印省略 ) 公務員の消防団への入団促進について ( 通知 ) 消防団員は 普段はそれぞれに他の職業をもつ地域住民により構成され 非常災害が発生した際に 自らの地域は自らで守

SABO_97.pdf

Microsoft PowerPoint - 洪水予報河川等.pptx

Microsoft Word - H 記者発表_名張川3ダム演習_ .doc

1. 災害の発生を未然に防止するため 防災事務に従事する者の安全確保にも留意した上で 職員の参集や災害対策本部の設置等適切な災害即応態勢の確保を図り 関係機関との緊密な連携の下に 特に以下の取組について万全を期すること 1 危険箇所等の巡視 点検の徹底河川等の氾濫 がけ崩れ 土石流等災害発生のおそれ

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1 地形が極めて急峻なことに加え もろく不安定な地質構造を有します 急峻な地形と狭隘な平野部 可住地面積率は全国平均の約 3/4 四国地方は 大きさが東西約 280km( 徳島県阿南市 ~ 愛媛県三崎町 ) 南北約 200k m( 高知県宿毛市 ~ 香川県内海町 ) の広がりを持ちます 総面積は約

資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

防災 減災への民間情報の活用の必要性 東日本大震災において 明らかになった課題 従来の情報収集の取組 職員による現地調査 報道機関からの情報 通報 検知器 ( センサー ) 課題 対応できる人員の限界 小さな地域に関する情報の不足 紙情報が多い 情報の整理 管理が困難 設備 維持費用が大きい 上記課

平成27年基準年度固定資産税標準 宅地の鑑定評価でのバランス検討体制等に関する説明会資料

鬼怒川緊急対策プロジェクト 鬼怒川下流域 茨城県区間 において 水防災意識社会 の再構築を目指し 国 茨城県 常総市など 7市町が主体となり ハードとソフトが一体となった緊急対策プロジェクトを実施 ハード対策 事業費合計 約600億円 ソフト対策 円滑な避難の支援 住民の避難を促すためのソフト対策を

のような事象でさえ わずか数分前の警告によって生命を救えることもある リスクの発生を定期的に再検討することが重要である たとえば 気候変動やその他の変化の結果として極端な気象現象 ( 暴風雨 熱波 野火など ) の発生頻度や激しさが高まる可能性があり 新たな地球物理学的データやその他のデータによって

国費投入の必要性 事業の効率性 事業の有効性 関連事業 事業所管部局による点検 改善 項目 評価 評価に関する説明 事業の目的は国民や社会のニーズを的確に反映しているか 被災者の資力やニーズを踏まえた効率的 効果的な住まいの確保策に関する調査等を行っている 地方自治体 民間等に委ねることができない事

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

4

1 検査の背景 我が国の防災の基本法として災害対策基本法 ( 昭和 36 年法律第 223 号 ) が制定されている 同法によれば 内閣府に中央防災会議を置くとされ 同会議は 災害予防 災害応急対策及び災害復旧の基本となる防災基本計画の作成 その実施の推進 防災に関する重要事項の審議をそれぞれ行うな

2014年度_三木地区概要

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

【東日本大震災発生から8年】「災害への備えに関するアンケート」結果_損保ジャパン日本興亜

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災害復旧制度の目的と沿革 目的 自然災害により被災した公共土木施設を迅速 確実に復旧する 対象施設 河川 海岸 砂防設備 林地荒廃防止施設 地すべり防止施設 急傾斜地崩壊防止施設 道路 港湾 漁港 下水道 公園 沿革 古くは明治 14 年より予算補助の形での国庫補助 明治 32 年 災害準備基金特別

ハザードマップポータルサイト広報用資料

水防法改正の概要 (H 公布 H 一部施行 ) 国土交通省 HP 1

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平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

<GK クルマの保険 ( 車両保険 )> ( 自動車によるあて逃げに限ります ) お客さまのおクルマは 車両保険 に加入していますか? 自動車保険の車両保険では 一般車両 もしくは 10 補償限定 のいずれでも 台風や集中豪雨による洪水の事故が対象となります 地震 噴火またはこれらによる津波 によっ

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

1 目 次

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

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1 首都直下地震対策の具体的な推進 ( 提案要求先内閣官房 内閣府 国土交通省 ) ( 都所管局総務局 政策企画局 ) (1) 首都直下地震等の災害から住民の生命と財産を守るとともに 首都機能への打撃を最小限にとどめるため 財政上の措置を実 施するなど 首都直下地震対策を具体的に推進すること (2)

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資料1 第3回災害救助に関する実務検討会における意見に対する回答

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中井町緑の基本計画(概要版)

防災業務計画 株式会社ローソン

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

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三浦市長 吉 田 英男 新年明けまして おめでとうございます 市民の皆様には 気持ちも新たに 素晴らしい新年をお 迎えになられたこととお喜び申し上げます 昨年は 消えた年金問題 薬害肝炎犠牲者への対応 安倍首相の突然の辞任 ねじれ国会 による審議の停滞など 国政においては 国民に目を向けているとは思

5-2 居住誘導区域の設定 居住誘導の基本方針を踏まえ 以下の居住誘導区域の設定の考え方に基づき 居住誘導区域を設 定します 居住誘導区域の設定の考え方 (1) 居住誘導区域に含めるエリア 居住誘導区域に含めないエリア 居住誘導区域に含めるエリア 1 都市機能誘導区域 居住誘導区域に含めないエリア

7 制御不能な二次災害を発生させない 7-1) 市街地での大規模火災の発生 7-2) 海上 臨海部の広域複合災害の発生 7-3) 沿線 沿道の建物倒壊による直接的な被害及び交通麻痺 7-4) ため池 ダム 防災施設 天然ダム等の損壊 機能不全による二次災害の発生 7-5) 有害物質の大規模拡散 流出

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

学識経験者による評価の反映客観性を確保するために 学識経験者から学術的な観点からの評価をいただき これを反映する 評価は 中立性を確保するために日本学術会議に依頼した 詳細は別紙 -2 のとおり : 現時点の検証の進め方であり 検証作業が進む中で変更することがあり得る - 2 -

資料 新総6-(3) 自然災害軽減に向けての日本学術会議の活動

Transcription:

平成 27 年度第 1 回状況説明 ( 要望 ) 活動 平成 27 年 8 月 3 日 ( 月曜日 ) 1 国土交通省 財務省 総務省 内閣府への状況説明 ( 要望 ) 活動について国土交通省へは 岡﨑高知市長と清水大洲市長を先頭に 国土交通省幹部及び関係部局へ状況説明 ( 要望 ) 書の手渡しと要望の趣旨説明を行いました 北川国土交通副大臣 西脇国土交通審議官と面談し 四国特有の自然環境を説明したのち 平成 28 年度治水事業予算の大幅確保と四国地方の予算配分増額 事業促進について要望を行いました また 財務省 総務省 内閣府については 四水連事務局にて状況説明 ( 要望 ) 活動を実施しました 2 国土交通省水管理 国土保全局の方々との意見交換会について水管理 国土保全局会議室において 野村水管理 国土保全局次長をはじめ同局幹部の方々と要望活動参加市町村長 ( 首長代理含む ) の出席により 意見交換会を開催しました 状況説明 ( 要望 ) 書の内容について 出席した全市町村長 ( 首長代理含む ) より趣旨説明と補足説明を行いました 平成 27 年 8 月 4 日 ( 火曜日 ) 1 四国選出国会議員への状況説明 ( 要望 ) 活動について 8 月 4 日 ( 火 ) は 四県で分かれ それぞれの県選出国会議員に対して 状況説明 ( 要望 ) 書の手渡しと要望の趣旨説明を実施しました 国土交通省への状況説明 ( 要望 ) 活動

国土交通省水管理 国土保全局の方々との意見交換会 四国選出国会議員への状況説明 ( 要望 ) 活動

状況説明 ( 要望 ) 内容 四国地方は 急峻な山地が多く 地質が脆弱であるとともに 台風常襲地帯として多雨地域が 広がっており 水害の起こりやすい自然条件下にある 加えて 近年においては 気候変動等の 影響で水災害や土砂災害が頻発 激化している このような状況下において 平成 26 年 8 月の台風 11 号 12 号による記録的な大雨は 四国各所において 深刻な浸水被害をもたらし 特に 那賀川水系においては 戦後最大流量を超える規模の洪水が発生するとともに 仁淀川水系においても 局所的な記録的豪雨により 激甚な浸水被害が発生した 被災地では 復旧作業に全力を挙げて取り組んでおり 特に直轄事業において 再度災害防止対策として 平成 27 年度より床上浸水対策特別緊急事業を迅速に採択いただいたところである しかしながら 四国の地形的特性から 昨年のような被害が他の水系でも起こりうる危険な状況であること 四国地方の一人当たり水害被害額が全国平均の 3.4 倍となっており 他の地域と比較し劣悪な水準にあること 全国に先駆けて高齢化が進展していることを踏まえ 早急な復旧 再度災害の防止を迅速に行うとともに 予防的な施設整備に全力を挙げて取り組んでいく必要がある また 災害時の迅速かつ的確な避難誘導をはじめ 危機管理体制の強化を早急に進めることが求められている 一方 四国地方では近年渇水が頻発しており 特に早明浦ダムでは 平成 6 年 17 年 20 年に利水容量が底をつくなど 各地で経済活動や日常生活に計り知れない被害や影響を及ぼしている また 河川は 地域の風土や文化 歴史と深く関わっており 四万十川に代表される豊かで潤いのある水辺環境の創出や活力ある地域づくりを実現するため 地域と一体となった治水事業の推進を期待する地域の声が極めて大きくなってきている さらに マグニチュード8 以上の南海トラフ地震が今後 30 年以内に 70% 程度の高い確率で発生すると予測されており 目前に迫る脅威に対し 早急な地震 津波対策の実施が不可欠となっている 四国地方における治水事業予算は 近年の厳しい予算環境の中 格別のご配慮をいただき 近年完成した波介川河口導流路や吉野川のほたる川排水機場等の治水施設の整備により 地域住民の生活及び生産活動の安定 活性化が図られており 地方創生 人口減少の克服のためにも更なる治水施設の整備が望まれている さらに 老朽化した治水関係施設の割合も大きくなっており その対策も必要となってきている このため 地域住民の安全 安心の確保に責務を負う我々としては 津波や洪水などにより甚大な災害が起きてからでは 多くの人命や財産が失われるだけでなく 復旧や生活再建に多大な労力と予算が必要になり 地域経済の発展ひいては国家の繁栄を考えると このような喫緊の課題への対応の遅れが後世に大いなる禍根を残すのではないかと危惧しているところである

治水事業は 洪水などの災害から国民の生命や財産を守り 健康で豊かな生活環境と安全で活力ある社会を実現するための最も根幹をなす社会資本整備である その重要性はいつの時代にあっても不変であり たとえ経済が危機的な状況にあっても 国家百年の計 として国が地方と適切な役割分担のもと 責任を持って着実に実施しなければならない ついては 本総会の総意に基づき 安全で安心な国土を実現し 子々孫々に引き継ぐべく 次の事項を国会並びに政府に対し強く要望する 記 1 国土保全上または地方創生を実現するために特に重要な水系については 災害から国民の生命や財産を守り 社会経済活動が確実に守られるよう 国が地方と適切な役割分担のもと 責任を持って引き続き河川の管理を行うとともに 治水対策の観点から必要不可欠な堤防やダムなどの根幹的施設の整備を強力かつ計画的に推進すること 2 地球温暖化に伴う気候変動による豪雨が激化傾向にあり 洪水被害の拡大が懸念されることから 予防的な治水対策に充てる投資を確保し 洪水被害を未然に防止するため 治水事業費の必要額を確保すること また 地方の国土強靭化の取組が円滑に実施できるよう 総合的な防災 減災対策の実施や社会資本の老朽化対策を計画的に進めて行く必要があることから 新たな交付金制度も含め社会資本整備財源の安定的な確保や 緊急防災 減災事業債の恒久化をはじめ起債制度の拡充を図ること 3 毎年激化する洪水に備え 流域一体となった防災 減災対策を積極的に進めるとともに 河川管理施設の老朽化対策等により適正な維持管理をするため 必要な予算を確保すること また 各地で恒常的に発生する渇水に備え 地域の実情に応じた水資源の確保を図ること さらに 地球温暖化に伴う海面の上昇や台風の巨大化に備え 堤防の高潮対策などを推進すること 4 平成 26 年 8 月の台風 11 号 12 号のように 時期が近接した災害は 一連の複合災害として捉え 災害救助法の適用範囲を柔軟に設定できるようにするとともに 小規模自治体に配慮した適用基準の見直しを行うこと 併せて 災害規模によって 市町村ボランティアセンターの設置 運営等の経費及び被災者への介護サービス提供経費や介護施設の受け入れ経費を災害救助法の支援対象とするなどの支援内容の充実を図ること 5 市町村や地域住民と連携し 河川や水辺の持つ多様な機能や地域の創意としての知恵を活か した かわまちづくり を強力に推進し 治水上及び河川利用上の安全 安心を確保すること 6 犠牲者ゼロ を目指すため 市町村が迅速かつ的確に情報の収集 伝達 水防活動を実施できるよう水災害予報センターや情報収集システムの充実 強化 津波 洪水ハザードマップ作成の支援及び避難体制構築のための情報提供の充実を図ること 併せて 被災後の被害の拡大防止や早期復旧を図るため 緊急災害対策派遣隊 (TEC-FORCE) の充実 強化を図ること

7 南海トラフ地震による壊滅的な被害を軽減するため 堤防や樋門などの地震 津波対策を緊急かつ強力に推進するとともに 被災後の迅速な復旧 復興を支えるアクセス網の整備を早急に進めること そのためにも 復興財源の 全国防災 に代わる新たな制度を創設し 予算確保をすること 8 国土の強靭化や広域災害対応などで重要な役割を担っている国土交通省の地方整備局及び各 事務所など出先機関の事務機能の強化を図ること