Microsoft Word - 【本省技術調査課】インフレスライド運用マニュアル_140131地整送付 (140204改)

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国地契第 7 9 号国官技第 360 号国北予第 3 3 号平成 28 年 3 月 14 日 各地方整備局総務部長殿 企画部長殿 北海道開発局事業振興部長殿 大臣官房地方課長技術調査課長北海道局予算課長 ( 公印省略 ) 総価契約単価合意方式の実施について 総価契約単価合意方式については 設計変更や

財営第   号

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01 契約書(案)

事務連絡 平成 29 年 10 月 25 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 平成 28 年熊本地震の被災地域での建設工事等における 予定価格の適切な設定等について 公共工事の予定価格の設定については 市場における労務及び資材等の最新の実勢価格を適切に反映させつつ 実際の施工

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様式第19号

202000歩掛関係(151001) END.xls

山形県県土整備部資材単価及び歩掛等決定要領

別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

(2) 共通費 第 3 編共通費 2 第 1 章共通事項 1 共通費算定に関する数値の取り扱い (1) 率による算定共通費基準の率により算定した金額は 一円未満切捨てとする (2) 積み上げによる算定積み上げによる算定は第 4 編 1に準ずる (3) 一般管理費等イ. 算出された金額の範囲内で 原則

小児医療施設施設整備費補助金交付要綱

設計業務委託契約約款新旧対照表 新 ( 平成 28 年 4 月 1 日適用 )( 改正後 ) 旧 ( 改正前 ) 第 34 条受注者は 公共工事の前払金保証事業に関する法律 ( 昭和 27 年法律第 184 号 ) 第 2 条第 4 項に規定する保証事業会社 ( 以下 保証事業会社 という ) と

法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

なお 受注者から指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 埼玉県流域下水道事業建設工事標準請負契約約款第 7 条の3 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知します 3 発注者が 理由書 ( 一次 ) によっても当該特別の事情を有すると認めないと判断した場合は 受注者

特別の事情 が認められる場合( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しない

                            技管第  号

公共建築改善プロジェクト(仮)

4. 施工者とは 当該工事の受注者をいう ( 品質証明者 ) 5. 品質証明者とは 一定の資格及び実務経験を有し 施工者と品質証明業務について契約した組織又は個人で 以下の要件に該当しないものをいう 1 組織においては 以下のいずれかに該当する者 (1) 当該工事の施工者 (2) 当該工事の施工者と

PowerPoint プレゼンテーション

4 受注者による社会保険等の加入状況の確認 (1) 確認方法 1 下請負契約の締結前に, 相手方の社会保険等への加入状況を, 保険料の領収済通知書等により確認してください ( 適用除外の場合, 除外事由を相手方から資料等で確認してください ) 2 下請負契約の締結後, 施工体制台帳等を作成し, 工事

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A 消 A A A A 別紙のとおり 物品購入契約書 E A( 単価 ) 1 件名 2 品名及び規格別紙のとおり 3 契約期間平成年月日から 平成年月日まで 4 納 入 場 所 5 契 約 単 価 別紙のとおり うち取引に係る E 費税及び E 地方消費税の額 E 6 契約保証金免除 A 上記の物品

Microsoft Word - 01社会保険等加入対策に係る事務処理要領

( 評定の修正 ) 第 6 条評定者は 前条の規定により評定の結果を通知した後においてかしが判明したこと等により 当該評定を修正する必要が生じたときは 速やかにこれを修正し 知事等に提出するものとする 2 前条第 2 項の規程は前項の場合において準用する ( 説明の請求 ) 第 7 条前 2 条の規

社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

特別の事情 が認められる場合 ( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しな

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不合格品の受領に関する値引額算定要領について(通知)

国土入企第 5 4 号 平成 31 年 2 月 22 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 技能労働者への適切な賃金水準の確保について 技能労働者の確保 育成のためには 適切な賃金水準の確保等による処遇改善が極めて重要です 国土交通省においては これまでの 6 度にわたる公共工事設計労

委託業務契約書 1 委託業務の名称 2 履行期限平成年月日 3 業務委託料 一金 円也 うち取引に係る消費税及び地方消費税の額 一金 円也 ( 注 ) 取引に係る消費税及び地方消費税の額 は 消費税法第 2 8 条第 1 項及び第 2 9 条 地方税法第 7 2 条の 8 2 及び第 7 2 条の

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Microsoft Word - 2-1 契約書

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

平成 30 年度新潟県自殺対策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務委託契約書 ( 案 ) 新潟県 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 平成 30 年度新潟県自殺対 策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務について 次の条項により委託契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条

2. 提出資料一覧表 落札予定者に求める提出資料は 要請書に示す調査区分 ( 基本調査または重点調査 ) に応じて下表に を付している内容とする なお 調査区分が 基本調査 の場合は 3 頁 ~4 頁に基づき作成すること 調査区分が 重点調査 の場合は 5 頁 ~7 頁に基づき作成すること 様式番号

委託契約書における各種様式

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

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【○○には河川又は道路等を記載して下さい。】

平成19年  月  日

様式 - 工監 1 ( 第 18 号様式 ) ( 記号 ) 第 号 平成 年 月 日 ( 受注者 ) ( 工事監督員 ) 様 ( 支出負担行為担当者 ) 印 工事監督員の指定について ( 工事番号 ) 上記建設工事に係る工事監督員を次のとおり指定したので通知します 工事監督員 所 属 職 氏 名 職

b c.( 略 ) 2 不動産取得税の軽減に係るの発行信託会社等の地方税法附則第 11 条第 12 項に基づく不動産取得税の軽減のための同法施行令附則第 7 条第 12 項に規定するの発行等については 以下のとおり取り扱うものとする イ ロ.( 略 ) 載があること c d.( 略 ) 2 不動産取

工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

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福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

工事施工中における受発注者間の情報共有システム機能要件 (Rev4.0) 平成 26 年 7 月版 ( 国土交通省国土技術政策総合研究所 )( 以下 機能要件 ) ( ただし データ連携機能を除く ) 工事帳票 確認 立会願 段階確認書 工事履行報告書 材料確認願 及び 工事打合せ簿 に

明確認書 を甲に提出する ( かし担保 ) 第 8 条乙は この契約締結後に かくれたかしがあることを発見しても 売買代金の減免若しくは損害賠償の請求又は契約の解除をすることができないものとする ただし 乙が消費者契約法 ( 平成 12 年法律第 61 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する消費者

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東日本大震災に係る災害等廃棄物処理事業の実地調査について

受注者のための 初めての施工プロセスを通じた検査と出来高部分払い H22.6 Version

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Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

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別紙 1 提出書類一覧様式番号 様式 1 様式 2-1 様式 2-2 様式 3 様式 4 様式名 施工体制確認調査報告書積算内訳書内訳明細書工程計画配置予定技術者名簿 次に該当する場合は 様式 4を提出する必要はありません 一般競争入札の場合 ( 開札後に提出のある 配置予定技術者の資格 工事経歴報

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建設コンサルタント等業務における共同設計方式の取扱いについて 平成 11 年 5 月 24 日 11 林野管第 84 号林野庁長官より各森林管理局長 各森林管理局長 ( 各分局長扱い ) 森林技術総合研修所長あて [ 最終改正 ] 平成 13 年 5 月 28 日 13 林国管第 32 号 国有林野

業務委託基本契約書

松本市補助金交付規則 昭和 37 年 7 月 27 日規則第 16 号改正昭和 45 年 9 月 12 日規則第 31 号昭和 53 年 12 月 8 日規則第 25 号昭和 63 年 4 月 1 日規則第 18 号 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 法令又は条例等に特別の定めのあるもののほか 補

( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

該当するか否かについて判断し その結果を式第 3により記録しなければならない 3 社会保険等未加入建設業者と下請契約を締結することについて 提出期限内に理由書の提出がなかった場合は 工事担当課長は 式第 4により以下の額について制裁金を請求する旨を受注者に通知するものとする P=C 0.1 P: 制

業務委託契約書 ( 案 ) 収入 印紙 1. 委託業務の名称 2. 委託業務の場所 3. 履行期間平成年月日から 平成年月日まで 4. 業務委託料金円 うち取引に係る消費税及び地方消費税の額金円 取引に係る消費税及び地方消費税の額 は 消費税法第 28 条第 1 項及び第 29 条並びに地方税法第

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Microsoft Word - 1-1情報共有システム運用ガイドライン(案)改定案.doc

2. その他 (1) 現場事務所や工事現場の出入口等の 建退共対象労働者の見やすい場所に 建設業退職金共済制度適用事業主工事現場標識 を貼り付けてください (2) 元請業者においては 下請業者に建退共制度への加入指導に努めるとともに 下請業者の建退共制度の事務処理能力が十分でない場合には 下請業者に

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

様式第 4-( 日本工業規格 A 列 4 番 ) 第 号 平成年月日 殿 国土交通大臣 印 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解消促進等事業 ) 交付決定通知書 平成年月日付け第号で申請のあった 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解

2 契約保証金の納付免除等について 財務規則第 143 条において契約保証金の全部又は一部を免除することができる場合が定 められていますが 建設工事等及び建設工事等に係る委託の契約保証金の納付の免除等に ついては 次のとおり取り扱うこととします (1) 契約保証金の免除が認められない場合 建設工事等

宮城県道路公社建設工事総合評価落札方式(簡易型及び標準型)実施要領

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旧なお 当該投資法人が租税特別措置法第 83 条の2 第 3 項の規定の適なお 当該投資法人が租税特別措置法第 83 条の2 第 3 項の規定の適用を受けることができる日は 当該特定資産取得後 1 年以内であるこ用を受けることができる日は 当該特定資産取得後 1 年以内であることに留意するものとする

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目次 1. はじめに... 1 (1) 静岡市電子納品実施マニュアル入門編 工事 の位置づけ... 1 (2) 電子納品とは... 1 (3) 静岡市の電子納品導入計画 電子納品のフロー 準備... 2 (1) 電子納品の適用範囲... 2 (2) 対象となる電子成果

千葉県住宅供給公社土地購入希望に関する情報提供者に対する成約報酬制度要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 千葉県住宅供給公社 ( 以下 公社 という ) の保有土地の分譲を促進するため 土地売買契約に至った契約者に関する情報を提供した者に対する成約報酬の取扱いについて定めるものとする ( 対象と

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

基本問題小委員会における提言 ( 平成 26 年 1 月 ) 社会保険等未加入対策関係 1. これまでの中央建設業審議会 社会資本整備審議会基本問題小委員会における提言 1 行政 元請企業による加入指導 法定福利費確保に向けた取組等の総合的な対策を推進すべき 2 平成 29 年度を目途に 事業者単位

平成 第 年度 号 保管契約書 ( 有償 )

様式第55号の3(第102条関係)

平成 25 年 9 月 2 日制定 京都市 JR 奈良線高速化 複線化第二期事業費補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は,JR 京都駅と京都府南部地域を結ぶ広域交通網であるJR 奈良線の充実と, 沿線住民の利便性の向上等を図るために実施するJR 奈良線の高速化 複線化第二期事業 ( 以下

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第三者による品質証明制度について 参考資料 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

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(2018 年 8 月 1 日改定 ) SBI カード個人会員規約 (MasterCard 会員用 )- サービス終了に伴う特約 2018 年 8 月 1 日以降は 当社と本会員との間において SBI カード個人会員規約 (MasterCard 会員用 ) 及びこれに付随する合意 ( 総称して以下

令和元年度 歩掛データ整理業務 特別仕様書 北陸農政局 土地改良技術事務所

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平成 29 年 6 月 1 日 ( 木 ) 国土交通省関東地方整備局企画部 記者発表資料週休 2 日の達成を目指す試行工事をスタートします ~ 建設業が取り組む 週休 2 日の定着 を発注者としてサポート ~ 関東地方整備局においては 平成 27 年度から 週休 2 日確保試行工事 ( 以下 試行工

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賃金等の変動に対する 工事請負契約書第 25 条第 6 項 ( インフレスライド条項 ) 運用マニュアル ( 暫定版 ) 平成 26 年 1 月 国土交通省大臣官房技術調査課 1

はじめに本資料は 工事請負契約書第 25 条第 6 項のインフレスライド条項について 賃金等の変動に対する工事請負契約書第 25 条第 6 項の運用について ( 以下 本通達 という ) に関するスライド額の算定方法や発注者及び受注者間における協議等についての運用の考え方を整理したものである 本資料において 出来形数量の確認や残工事量の算出等において疑義が生じた場合は 本省と必要に応じ相談等を行い 円滑な執行に努められたい 1. 適用対象工事 (1) 契約書第 25 条第 6 項の請求は 2.(3) に定める残工期が 2.(2) に定める基準日から 2 ヶ月以上あること (2) 発注者及び受注者によるスライドの適用対象工事の確認時期は 賃金水準の変更がなされた時とする 全体スライド 単品スライド及びインフレスライドの違い 項目 適用対象工事 全体スライド ( 契約書第 25 条第 1 項から第 4 項 ) 工期が 12 ヶ月を超える工事但し 基準日以降 残工期が 2 ヶ月以上ある工事 ( 比較的大規模な長期工事 ) 単品スライド ( 契約書第 25 条第 5 項 ) すべての工事 ( 運用通達発出日時点で継続中の工事及び新規契約工事 ) インフレスライド ( 契約書第 25 条第 6 項 ) すべての工事但し 基準日以降 残工期が 2 ヶ月以上ある工事 ( 本通達発出日時点で継続中の工事及び新規契約工事 ) 請負額変更の方法 対象 受発注者の負担 請負契約締結の日から 12 ヶ月経過した基準日以降の残工事量に対する資材 労務単価等 部分払いを行った出来本通達に基づき 賃金水準形部分を除く全ての資の変更がなされた日以降材 ( 鋼材類 燃料油類等 ) の基準日以降の残工事量に対する資材 労務単価等 残工事費の 1.5% 対象工事費の 1.0% ( 但し 全体スライド又はインフレスライドと併用の場合 全体スライド又はインフレスライド適用期間における負担はなし ) 残工事費の 1.0% (29 条 天災不可抗力条項 に準拠し 建設業者の経営上最小限度必要な利益まで損なわないよう定められた 1% を採用 ) 2

再スライド 可能 ( 全体スライド又はインフレスライド適用後 12 ヶ月経過後に適用可能 ) なし可能 ( 部分払いを行った出 ( 本通達に基づき 賃金水来形部分を除いた工期準の変更がなされる都度 内全ての資材を対象に 適用可能 ) 精算変更契約後にスライド額を算出するため 再スライドの必要がない ) 2. 請求日及び基準日等について請求日及び基準日等の定義は 以下のとおりとする (1) 請求日 : スライド変更の可能性があるため 発注者又は受注者が請負代金額の変更の協議 ( 以下 スライド協議 という ) を請求した日とする (2) 基準日 : 請求日とすることを基本とする また 請求があった日から起算して 14 日以内で発注者と受注者とが協議して定める日とすることも可とする (3) 残工期 : 基準日以降の工事期間とする 請求日について請求に際しては 残工事の工期が基準日 ( 請求日とすることを基本とする 請求日から 14 日以内の範囲で定めることも可とする ) から 2 ヶ月以上必要であることに留意すること また 本通達発出後 賃金水準が変更された日以降に請求可能となるため 実質的には 平成 26 年 2 月から適用する公共工事設計労務単価 が適用される平成 26 年 2 月 1 日 ( 土 ) 以降の 2 月 3 日 ( 月 ) から請求が可能となる 遡りは認めないこととする 基準日について発注者と受注者とが協議して定める基準日は 請求日を基本とするが これにより難い場合は 請求日から 14 日以内の範囲で定める 残工期について残工期については 基準日における契約工期の残工事期間を基本とするが 基準日までに変更契約を行っていない場合でも先行指示等により工期延期が明らかな場合には その工期延期期間を考慮することができる 3

3. スライド協議の請求発注者又は受注者からのスライド協議の請求は 書面により行うこととし その期限は直近の賃金水準の変更から 次の賃金水準の変更がなされるまでとする スライド対象の確認スライド判定にあたっては 設計変更に伴う変更契約を行った上で 出来高を確認し 変動前と変動後残工事請負代金額により判定することを基本とする スライド協議の請求について発注者又は受注者からのスライド協議の請求は 書面 ( 別紙様式 1-1 又は 1-2) により行うこととする また 基準日設定後に新たに賃金水準が変更され かつ 残工事の工期が新たな基準日から 2 ヶ月以上ある場合には その都度スライド協議の請求をすることができる なお 直近の賃金水準の変更から次の賃金水準の変更の間における発注者又は受注者からのスライド協議の請求は 1 回を基本とする スライド額協議開始日について発注者は 受注者の意見を聴いてスライド額協議開始日を定め 請求日から 7 日以内に受注者に書面 ( 別紙様式 2) により通知する 実施フローについて別紙 1 工事請負契約書第 25 条第 6 項に伴う実施フロー を参照すること 4. 請負代金額の変更 (1) 賃金等の変動による請負代金額の変更額 ( 以下 スライド額 という ) は 当該工事に係る変動額のうち請負代金額から基準日における出来形部分に相応する請負代金額を控除した額の 100 分の 1 に相当する金額を超える額とする (2) 増額スライド額については 次式により行う S 増 =[P 2 -P 1 -(P 1 1/100)] この式において S 増 P 1 及び P 2 は それぞれ次の額を表すものとする S 増 : 増額スライド額 P 1 : 請負代金額から基準日における出来形部分に相応する請負代金額を控除した額 P 2 : 変動後 ( 基準日 ) の賃金等を基礎として算出した P 1 に相当する額 (P=Σ(α Z) α: 単価合意比率又は請負比率 Z: 官積算額 ) (3) 減額スライド額については 次式により行う S 減 =[P 2 -P 1 +(P 1 1/100)] この式において S 減 P 1 及び P 2 は それぞれ次の額を表すものとする S 減 : 減額スライド額 P 1 : 請負代金額から基準日における出来形部分に相応する請負代金額を控除した額 P 2 : 変動後 ( 基準日 ) の賃金等を基礎として算出した P 1 に相当する額 (P=Σ(α Z) α: 単価合意比率又は請負比率 Z: 官積算額 ) 4

(4) スライド額は 労務単価 材料単価 機械器具損料並びにこれらに伴う共通仮設費 現場管理費及び一般管理費等の変更について行われるものであり 歩掛の変更については考慮するものではない 受注者の負担割合受注者の負担割合については 契約書第 29 条の 不可抗力による損害 に準拠し 建設業者の経営上最小限度必要な利益まで損なわないよう定められた 100 分の 1 としている 総価契約単価合意方式適用工事の場合について P 1 は 直近の合意単価 ( 包括合意の場合は 官積算単価に直近の請負比率を乗じた単価 ) を用いて算出する P 2 は 基準日における官積算単価に直近の合意比率を乗じた単価 ( 包括合意の場合は 官積算単価に直近の請負比率を乗じた単価 ) を用いて算出する 基準日における特別調査又は見積価格採用単価について再調査や再見積に多大な労力又は日数を必要とする場合には 当初積算時の類似単価の物価変動率により算定することができる ただし 当該材料等の工事費全体に占める割合が大きい場合は 別途考慮する 複数回スライドを行う場合についてスライド請求を複数回行う場合におけるスライド額の算出も上記に基づき同様に実施するものとする なお その場合基準日における請負代金額には それまでに実施したスライド額を含むものとする 5. 出来高数量の確認 (1) 基準日における残工事量を算定するために行う出来形数量の確認は 数量総括表に対応して出来高確認を行うものとすること (2) 現場搬入材料については 認定したものは出来形数量として取り扱うこと また 下記の材料等についても出来形数量として取り扱うものとする 工場製作品については 工場での確認又はミルシート等で在庫確保が証明できる材料は出来形数量として取り扱う 基準日以前に配置済みの現地据付型の建設機械及び仮設材料等 ( 架設用クレーン 仮設鋼材など ) も出来形の対象とする ただし 基準日以降の賃料等については スライド対象とする 契約書にて工事材料契約の完了が確認でき 近隣のストックヤード等で在庫確認が可能な材料は出来形数量として取り扱う (3) 数量総括表で一式明示した仮設工についても出来形数量の対象とできる (4) 出来形数量の計上方法については 発注者側に換算数量がない場合は 受注者側の当該工種に対する構成比率により出来形数量を算出してもよい (5) 受注者の責めに帰すべき事由により遅延していると認められる工事量は 増額スライドの場合は 出来形部分に含めるものとし 減額スライドの場合は 出来形部分に含めないものとする (6) 基準日までに変更契約を行っていないが先行指示されている設計量については スライドの対象とすることができる 5

出来形数量等の確認方法について基準日における工事の出来形数量の確認については 本マニュアル記 5. に基づき実施することを基本とする なお 国土交通省公共土木工事の執行にあたっては 広域的な範囲で迅速かつ確実な執行が求められることから 当面 受注者に 工事出来高内訳書 または 実施工程表付き工事履行報告書 の提出を求め これにより 数量総括表に対応した出来高を確認できることとする 工事出来高内訳書 による出来高の確認 工事出来高内訳書 に記載された出来高数量により 数量総括表に対応した出来高数量を確認する 実施工程表付き工事履行報告書 による出来高の確認次式により数量総括表に対応した出来高を算出する ( ただし 実施工程表は 基準日までに作成されたものとする ) 出来形数量 = 基準日における設計数量 ( 基準日における実施済工程工期 / 実施工程工期 ) 本通達に基づくスライド請求を複数回行う場合 2 回目以降の基準日における出来形数量の確認方法は 1 回目の基準日における確認方法と原則同じ方法によることとする 出来形数量等の確認時期について発注者は 請求日から 14 日以内に出来高確認を行う 6. 物価指数発注者は 積算に使用する単価を用いた変動率を物価指数とすることを基本とする なお 受注者の協議資料等に基づき双方で合意した場合は別途の物価指数を用いることができる 積算に使用する単価について変動後の価格を算定する際に用いる材料単価等については 発注者が積算に使用している物価資料等の基準日における価格を基礎とする 基準日における特別調査又は見積価格採用単価について再調査や再見積に多大な労力又は日数を必要とする場合には 当初積算時の類似単価の物価変動率により算定することができる ただし 当該材料等の工事費全体に占める割合が大きい場合は 別途考慮する 7. 変更契約の時期スライド額に係る契約変更は 精算変更時点で行うことができる 精算変更時で行う場合スライド額に係る契約変更を精算変更時点で行う場合は スライド基準日における出来形数 6

量を確認し 残工事量を受発注者間で確認すること また 総価契約単価合意方式適用工事の場合 精算変更金額を算出する前にスライド基準日におけるスライド額を算定し契約変更を実施し 単価協議を行った後に精算変更金額を算出すること 8. 全体スライド及び単品スライド条項の併用 (1) 契約書第 25 条第 1 項から第 4 項までに規定する全体スライド条項に基づく請負代金額の変更を実施した後であっても 本運用によるスライドを請求することができる (2) 本運用に基づき請負代金額の変更を実施した後であっても 契約書第 25 条第 5 項に規定する単品スライド条項に基づく請負代金額の変更を請求することができる 契約書第 25 条第 6 項に規定するインフレスライド条項は 材料価格を含む物価や賃金等の変動に伴う価格水準全般の変動について対応するものであることから 単品スライド条項の適用となっている材料を含めて まずインフレスライド条項によるスライド額を算出することが基本となる その上で インフレスライド条項との重複を防止するため インフレスライド条項の対象とした数量については 変動前の単価をインフレスライド条項の適用日の単価として単品スライド条項のスライド額を算出することとなる また インフレスライド条項と単品スライド条項とをそれぞれ単独で考えれば 前者においては残工事費の 1% 後者においては対象工事費の 1% それぞれで受注者の負担が生じることとなる 両スライドのルールをそのままそれぞれ適用した場合には 受注者にリスクを重複して負担させることになり 結果的にリスク負担が過大なものとなる このような過大なリスク負担を回避するため 単品スライド条項のみが適用される期間においては当該期間の工事費の 1% を受注者の負担とするが インフレスライド条項と単品スライド条項が併用されている期間においては インフレスライド条項の適用により受注者が負担する残工事費の 1% をもって既に単品スライド条項に係るリスク負担がなされているとの考え方に基づき 単品スライド条項に係る 1% 分の負担を求めないこととした さらに 単品スライド条項に係る対象工事費は基本的には最終的な全体工事費であり インフレスライド条項と併用した場合の対象工事費はインフレスライド条項に係るスライド額を含む変更後の総価となる 9. その他留意事項等 総価契約単価合意方式適用工事に関する留意点総価契約単価合意方式適用工事については スライド協議が成立し 変更契約締結後 契約書第 3 条第 6 項の規定に基づき単価合意を実施すること その場合 一度同意した単価合意書に記載がある単価であっても 改めて合意し直すものとする ただし 以後 請負代金額の変更が伴う契約変更がないことが明らかな場合は 単価協議は不要である 7

参考 契約書第 25 条 ( 賃金又は物価の変動に基づく請負代金額の変動 ) 全体スライド単品スライドインフレスライド 1 発注者又は受注者は 工期内で請負契約締結の日から 12 月を経過した後に日本国内における賃金水準又は物価水準の変動により請負代金額が不適当となったと認めたときは 相手方に対して請負代金額の変更を請求することができる 2 発注者又は受注者は 前項の規定による請求があったときは 変動前残工事代金額 ( 請負代金額から当該請求時の出来形部分に相応する請負代金額を控除した額をいう 以下同じ ) と変動後残工事代金額 ( 変動後の賃金又は物価を基礎として算出した変動前残工事代金額に相応する額をいう 以下同じ ) との差額のうち変動前残工事代金額の 1000 分の15 を超える額につき 請負代金額の変更に応じなければならない 3 変動前残工事代金額及び変動後残工事代金額は 請求のあった日を基準とし 物価指数等 部は 総価契約単価合意方式適用工事においては 単価合意書の記載事項及び物価指数等 と記載 に基づき発注者と受注者とが協議して定める ただし 協議開始の日から 日以内に協議が整わない場合にあっては 発注者が定め 受注者に通知する [ 注 ] の部分には 原則として 14 と記入する 4 第 1 項の規定による請求は この条の規定により請負代金額の変更を行った後再度行うことができる この場合においては 同項中 請負契約締結の日 とあるのは 直前のこの条に基づく請負代金額変更の基準とした日 とするものとする 5 特別な要因により工期内に主要な工事材料の日本国内における価格に著しい変動を生じ 請負代金額が不適当となったときは 発注者又は受注者は 前各項の規定によるほか 請負代金額の変更を請求することができる 6 予期することのできない特別の事情により 工期内に日本国内において急激なインフレーション又はデフレーションを生じ 請負代金額が著しく不適当となったときは 発注者又は受注者は 前各項の規定にかかわらず 請負代金額の変更を請求することができる 7 前 2 項の場合において 請負代金額の変更額については 発注者と受注者とが協議して定める ただし 協議開始の日から 日以内に協議が整わない場合にあっては 発注者が定め 受注者に通知する [ 注 ] の部分には 原則として 14 と記入する 8 第 3 項及び前項の協議開始の日については 発注者が受注者の意見を聴いて定め 受注者に通知しなければならない ただし 発注者が第 1 項 第 5 項又は第 6 項の請求を行った日又は受けた日から 7 日以内に協議開始の日を通知しない場合には 受注者は 協議開始の日を定め 発注者に通知することができる 8

工事請負契約書第 25 25 条第 6 項に伴う実施フロー に伴う実施フロー 別紙 1 期限等手続き項目様式備考 7 日以内 請求日 別紙様式 1-1 様式 1-2 発注者又は受注者から請求 14 日以内 スライド額協議開始日の通知 別紙様式 2 発注者から受注者に通知 2 ヶ月以上 基準日 出来高確認 残工事量算定 スライド額( 案 ) 算定スライド額協議開始 14 日以内 スライド額確定 別紙様式 3-1 様式 3-2 受発注者で協議書取り交わし スライド変更契約 精算変更時点で行うことができる 工期末 ) 契約書で規定 ) 本マニュアルで規定本通達又は本資料で規定 9

( 別紙様式 1-1) [ 受注者からの請求 ] 平成 年 月 日 支出負担行為担当官 地方整備局長殿 受注者 建設 ( 株 ) 代表者名 工事請負契約書第 25 条第 6 項に基づく請負代金額の変更について ( 請求 ) 平成 年 月 日付けで契約締結した 工事については 賃金等の変動により 工事請負契約書第 25 条第 6 項の規定に基づき請負代金額の変更を請求します 記 1. 請負代金額 2. 工期平成 年 月 日から平成 年 月 日まで 3. 希望基準日平成 年 月 日 4. 施工県 県 5. 変更請求概算額 6. 概算残工事請負代金額 概算残工事請負代金額とは 請負代金額から希望基準日における出来形部分に相応する請負代金額を控除した額 今回の請求は あくまで概算額であり 精査の結果 請求額が変更となっても問題はない 10

( 別紙様式 1-2) [ 発注者からの請求 ] 平成 年 月 日 受注者 殿 支出負担行為担当官 地方整備局長 工事請負契約書第 25 条第 6 項に基づく請負代金額の変更について ( 請求 ) 平成 年 月 日付けで契約締結した 工事については 賃金等の変動により 工事請負契約書第 25 条第 6 項の規定に基づき請負代金額の変更を請求します 記 1. 請負代金額 2. 工期平成 年 月 日から平成 年 月 日まで 3. 希望基準日平成 年 月 日 4. 施工県 県 5. 変更請求概算額 6. 概算残工事請負代金額 概算残工事請負代金額とは 請負代金額から希望基準日における出来形部分に相応する請負代金額を控除した額 今回の請求は あくまで概算額であり 精査の結果 請求額が変更となっても問題はない 11

( 別紙様式 2) 平成 年 月 日 受注者 殿 支出負担行為担当官 地方整備局長 工事請負契約書第 25 条第 8 項に基づく協議の開始の日について ( 通知 ) 平成 年 月 日付け請求のあった標記について 工事請負契約書第 25 条第 8 項の規定に基づき スライド額協議開始日を通知します 記 1. 工事名 工事 2. スライド額協議開始日平成 年 月 日 ( スライド額協議開始日は 受注者の意見を聴いて 請求日から 7 日以内に設定する ) 12

( 別紙様式 3-1) 平成 年 月 日 受注者 殿 支出負担行為担当官 地方整備局長 工事請負契約書第 25 条第 6 項に基づく請負代金額の変更について ( 協議 ) 平成 年 月 日付け請求のあった工事請負契約書第 25 条第 6 項に基づく請負代金額の変更について 同条第 7 項の規定に基づき下記のとおり協議します なお 異存がなければ 別添承諾書へ記名押印のうえ返送願います 記 1. 工事名 工事 2. スライド変更金額 ( 増 ) うち 取引に係わる消費税及び地方消費税の額 基準日平成 年 月 日 13

( 別添 ) 承諾書 工事名 工事 平成 年 月 日付けで協議のありました上記工事の工事請負契約書第 25 条第 7 項によるスライド協議変更額に異存ありませんので 承諾します 記 1. スライド変更金額 ( 増 ) うち 取引に係わる消費税及び地方消費税の額 基準日平成 年 月 日 平成 年 月 日 受注者住所氏名 支出負担行為担当官 地方整備局長殿 14

( 別紙様式 3-2) 平成 年 月 日 受注者 殿 支出負担行為担当官 地方整備局長 工事請負契約書第 25 条第 6 項に基づく請負代金額の変更について ( 協議 ) 平成 年 月 日付け請求のあった工事請負契約書第 25 条第 6 項に基づく請負代金額の変更について 同条第 7 項の規定に基づき 下記のとおり協議します 記 1. 工事名 工事 2. スライド変更適否スライドの適用が認められない 3. 理由スライド額が対象工事費の 1% を超えないため 15

スライド調書 工事名 請負代金額 円 ( 消費税含まず ) 円 ( 消費税含む ) 設計書金額 円 ( 消費税含まず ) 円 ( 消費税含む ) 工 期 自 至 平成年月日 平成年月日 基準日平成年月日 出来高額円 ( 税抜き ) 残工事額 (P 1 ) 円 ( 税抜き ) 変更残工事額 (P 2 ) 円 ( 税抜き ) 16

増額スライド用 工事に係る 賃金等の変動に基づく請負代金額計算書 請負代金額出来高額 P 1 P 2 スライド額 (S)=( P 2 - P 1 ) - P 1 1/100 =( - ) - 1/100 = - = ( 但し P 1 <P 2 ) P 1 : 請負代金額から出来形部分に相応する請負代金額を控除した額 P 2 : 変動後 ( 基準日 ) の賃金等を基礎として算出した P 1 に相当する額 スライド額 ( 税込み )= 消費税及び地方消費税率 = 17

減額スライド用 工事に係る 賃金等の変動に基づく請負代金額計算書 請負代金額出来高額 P 1 P 2 スライド額 (S)=( P 2 - P 1 ) + P 1 1/100 =( - ) + 1/100 = + = ( 但し P 1 >P 2 ) P 1 : 請負代金額から出来形部分に相応する請負代金額を控除した額 P 2 : 変動後 ( 基準日 ) の賃金等を基礎として算出した P 1 に相当する額 スライド額 ( 税込み )= 消費税及び地方消費税率 = 18