開発と運用をつなぐ アジャイル最新トレンド ~ アジャイルを誤解していませんか? ~
会社紹介 会社名本社設立資本金代表者事業内容 株式会社テクノロジックアート (Technologic Arts Incorporated) 東京都文京区小石川 1-28-3 NIS 小石川ビル 2 階 1989 年 12 月 5 日 39,980,000 円 代表取締役長瀬嘉秀 コンサルティング ( アジャイル開発 オブジェクト指向 UML) システム開発トレーニングソフトウェア製品販売オフショア開発 支援サービス Web 製作 2
関連書籍 3
講師紹介 中佐藤麻記子 ( なかさとまきこ ) 1990 年機械メーカー入社 情報システム部配属 2000 年独立系 SIerに転職 トレーニング部門で Webアプリケーション D/B オブジェクト指向 UMLなどの講師を担当 2003 年所属会社の電機メーカー情報システム子会社への合併に伴い 組み込みソフトサポート部門へ異動 2008 年テクノロジックアートに入社 コンサルティング トレーニングを主に担当 4
このセッションの概要 前提 アジャイルについて詳しくご存じない方を対象とします 概要 アジャイルの日本での普及の経緯に沿ってアジャイルの基本から最新トレンドまで解説します 5
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日本での書籍出版 エクストリームプログラミング入門 2000 年 12 月に第 1 版出版 7
アジャイルソフトウェア開発宣言 (2001 年 2 月 ) 私たちは ソフトウェア開発の実践あるいは実践を手助けをする活動を通じて よりよい開発方法を見つけだそうとしている この活動を通して 私たちは以下の価値に至った プロセスやツールよりも包括的なドキュメントよりも 個人と対話を 動くソフトウェアを 契約交渉よりも 顧客との協調を 計画に従うことよりも 変化への対応を 価値とする すなわち 左記のことがらに価値があることを認めながらも 私たちは右記のことがらにより価値をおく 8 Kent Beck James Grenning Robert C. Martin Mike Beedle Jim Highsmith Steve Mellor Arie van Bennekum Andrew Hunt Ken Schwaber Alistair Cockburn Ron Jeffries Jeff Sutherland Ward Cunningham Jon Kern Dave Thomas Martin Fowler Brian Marick 2001, 上記の著者たちこの宣言は この注意書きも含めた形で全文を含めることを条件に自由にコピーしてよい
普及したもの アジャイル という言葉 初期の各種プラクティス ( 実践手法 ) テスト駆動開発 (TDD) リファクタリング ペアプログラミング 継続的結合 (CI) 週 40 時間労働 顧客同席 計画ゲーム : 9
短期の反復 ( イテレーション ) 開発 ウォーターフォールイテレーティブアジャイル 時間 分析 凡例 設計 実装 スコープ テスト 10
プラクティスの種類 プロジェクト管理 顧客にとってよりよい製品を探索しながら開発する 柔軟かつ安全にチーム開発を行う チーム運営 開発技法 変化に強いシステムを作る 11
プラクティス一覧 プロジェクト管理 反復 : 短い間隔でリリースを繰り返す 役割 : シンプルな役割分担 会議体 : PDCA サイクルを回す仕組み ストーリー : 顧客から分かる単位で開発 チーム運営 タスクボード : タスクの共同所有 構成管理 : 成果物の共同所有 継続的結合 : 継続的な品質保証 バーンダウンチャート : 進捗管理手法 チケット駆動開発 : 成果物とタスクの連携 開発技法 ペアプログラミング : スキル 知識の共同所有 テスト駆動開発 : テストによる設計開発手法 リファクタリング : 継続的な設計改善 12
成果と課題 用語 プラクティスの普及 イテレーション ( 反復 ) リファクタリング テスト駆動開発 (TDD) 継続的結合 (CI) 誤解 アジャイルは開発者が楽しく開発をするための手法 アジャイルはプログラマーのための手法 13
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スクラム の普及 プロセスフレームワーク 反復 ( スプリント ) ロール ( プロダクトオーナー スクラムマスター チーム ) 会議 ( 計画 レビュー 日次スクラム レトロスペクティブ ) ToDo 管理 ( バックログ ) チーム内の管理 運営に特化 開発手法については他の手法を組み合わせる 15
使用しているアジャイル手法 2% 3% 3% 7% 2% 9% 8% 14% 52% XP Scrum+XP Scrum カスタム混合リーンカンバン Scrumban その他 出典 :Version One State of Agile Development Survey (2011 年 ) 16
成果と課題 組織的なアジャイルへの取り組み アジャイルのチーム運営面に対する注目 ソフトウェア開発会社がアジャイルに興味を持ち始めた 用語の混乱 スプリント イテレーション プロダクトバックログ ストーリー ( リスト ) スプリントバックログ タスク ( リスト ) 早い 安い うまい という幻想 17
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ビジネス にフォーカス アジャイルは生産効率が高い 19
ソフトウェアの半分は一度も使われない 典型的なシステム機能の利用率 7% 16% 13% 45% まったく使わないほとんど使わないたまに使うよく使ういつも使う 19% 20 出典 :Standish group study report in 2000 chaos report
V 字カーブのその上を考える 21
何を計画し 何が成果か ビジネスに基づいてこその正しい計画 ビジネスに生かしてこその正しい成果 イテレーション イテレーション イテレーション 計画 計画 計画 22
最新キーワード DevOps よりビジネスに貢献するため Dev( 開発者 ) と Ops( 運用担当 ) の間に壁を作らず 一体化する 継続的デリバリー 伝統的な継続的結合 (CI) で自動化されるビルド テスト以上に 本番環境へのデリバリーのために必要なすべてのタスクを自動化する 23
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アジャイルではドキュメントを 作らないんですよね 25
アジャイルではツールを 使わないんですよね 26
アジャイル開発を始めたい 何からすればいい? 27
スキルの高いメンバーでチームを 作らないといけないんでしょ 28
オープンコース セミナー アジャイル開発入門 2012/10/16( 火 ) 9:30-16:30 2012/11/15( 木 ) 9:30-16:30 2012/12/13( 木 ) 9:30-16:30 http://www.tech-arts.co.jp/ training/single_course/ アジャイルチーム運営 2012/10/25( 木 ) 9:30-16:30 2012/11/29( 木 ) 9:30-16:30 無料 セミナー 2012/11/01( 木 ) 14:00-16:00 テーマ : 進化的チームビルディング 29 http://www.tech-arts.co.jp/ news-and-topics/events/2012/ 20121003.html
人材育成セット アジャイルエンジニア育成 組み込みアジャイルエンジニアみアジャイルエンジニア育成 プロジェクト運営に必要な知識を習得するアジャイルチーム運営 アジャイル開発に有用な技法を習得する TDD 基礎リファクタリング基礎 TDD/ リファクタリング入門デザインパターン入門 TDD/ リファクタリング基礎 (2 日間 ) 実践デザインパターン アジャイル開発とは何かを習得するアジャイル開発入門 短期間でエッセンスのみを学習する 速習速習 アジャイルアジャイル開発 (2 日間 ) 言語無 Java/C# C++ 基本的には一社研修で お客様に合わせたカスタマイズをして実施します 30
ありがとうございました 31