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賞 最優秀賞 1 件 賞金 15 万円 副賞 : ハノイ貿易大学での交流のための渡航費用 ( 上限 3 名 ) 優秀賞 2 件 賞金 5 万円 スケジュール スケジュール内容 日程 応募申請書と企画書の提出 5 月 1 日 ~ 6 月 30 日 一次審査結果通知 7 月 23 日 一次審査通過プラン

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Transcription:

平成 29 年度 Boeing Summer Seminar (Externship Program) 報告 東京大学にて,9 月 9 日に Boeing Summer Seminar が開催されました. 本セミナーは, Boeing 社が行っている教育プログラムである Boeing Externship Program のプロジェクト成果発表会として毎年実施されています. 本学の学生チームも参加し, プロジェクト活動の成果を英語で報告したため, その内容について本稿で報告します. Boeing Externship Program では, Boeing 社の社員によるオンライン講義を通して航空分野における最先端の知識を得る機会が学生に提供されるとともに, 航空宇宙分野に関連したプロジェクト活動を通して学生が成長することが期待されています. 本プログラムに初めて参加した 3 年前は本学に加えて東京大学, 東北大学, 名古屋大学の 4 大学でしたが, 今年はさらに増えて九州大学, 東京工業大学, 北海道大学を含む計 8 大学が本プログラムに参加しています. 今年度本プログラムに参加した本学の学生は, 大学院工学研究科機械工学専攻修士課程 1 年生 4 名 ( 浅川将貴君, 有本翼君, 岩船翼君, 夏目雄太君 ) 及び航空システム工学科 4 年生 1 名 ( 佐藤晴紀君 ) の計 5 名です. 本プログラムでは, 各大学でのプロジェクト活動の成果を英語で発表し, 出席者らと議論をすることが求められています. そのため, 学生らは, 英語での成果発表を目的として, 本学英語教育課程の教員の協力を得て春期休業期間に開講された特別講義 航空分野におけるプレゼンテーション演習 を受講し, 航空英語の知識を増やすと共に英語力の強化を行いました. 成果発表や, それに伴う質疑応答を英語で行うために必要となるリスニング力やスピーキング力, また英語でのプレゼンテーション能力向上を目的とした全 8 回の講義を通し, 学生らは英語での発表に少しずつ慣れていきました. また, 春期休業期間中に開催された SRI ワークショップ ( 英語コース ) にチームとして参加することで, 英語力を含めプロジェクト活動に向けた準備をしました. 各大学のプロジェクト活動の成果報告は,Boeing Summer Seminar において行われました. 当日のスケジュールは表の通りであり, 楽天技術研究所アシスタントマネジャーの三條正裕氏による講演と Boeing Japan 社長の Brett Gerry 氏の講演が午前中に行われました. 参加者全員が参加した立食形式の昼食後に, 各大学の成果発表が行われました. 各大学に課された課題は, 航空宇宙分野における諸問題に対する解決方法を Boeing に対して提案することであり, 工学的な観点のみならず経済的な観点 ( ビジネス面, 持続性等 ) での検討が必要となっています. 本学の学生らは, Educational Service for Aviation ( 航空分野における教育サービス ) として, 今後の人材不足が懸念される航空業界 ( パイロット, 整備士等 ) に対する興味を持つ子供を増やす取り組みの提案をしました. 学生らは, 春期休業期間中からのグループ発表の練習や複数回の発表練習 ( リハーサル ) を通して, 発表資料 発表方法を向上させてきました. その甲斐もあり, 非常に自信を持って, 寸劇風のグループ発表を行うことができました.Boeing 社の社員からは,Boeing 社も子供を対象とした取り組みを日本でも実施しており, 本学が提案したような子供向けの取り組みは今後非常に重要であると評していました. また, 他大学の教員からも高い評価を受けており, あのセミナーでは, 金沢工大の観客をひきつける発表構成に大変感心をいたしました. 当学の発表では, 途中でせりふが詰まるなど練習の少なさが目立ちましたが, 貴学

の流ちょうな発表は, 練習の賜物であったかと思います. 大変勉強になりました といったコメントもいただきました.Boeing 社の採点では,1 位は東京大学で, 空港内の支援車両に自動運転システムを適用するという内容で, 空港内で使用している電波の周波数を調べるなどきめ細かい現実的な調査に基づいているところが評価されたと考えられます. 最後に, 本セミナーは東京大学で開催されたために前泊が必要でしたが, 参加学生の旅費の一部をこぶし会より支援して頂きましたので, 本紙面を借りてお礼を申し上げます. また, 本学学生の発表準備に対し, 多数の教職員にご協力をして頂きましたので, 本紙面を借りてお礼を申し上げます. 特に, 学生の英語での発表に向けて, 英語教育課程の多数の教員に熱心に学生の指導をして頂きましたので, この場を借りてお礼を申し上げます. このような活動が, 本学の学生が英語学習に取り組む動機付けとなり, 本学のグローバル化 ( 文化を越えた共創教育 ) への一助となれば幸いです. また, 昨年度に引き続き経営情報学科の教員にプロジェクトマネジメント講座を開講して頂き, 学生がプロジェクトを円滑に進められるよう指導をして頂きました. 最後に, 本学は来年度も Boeing Externship Program に参画し, 他の参画大学にて開催される Seminar での発表を行う予定ですので, 今後も関係者のご支援 ご協力をよろしくお願いいたします. 航空システム工学科佐々木大輔 表 Boeing Summer Seminar 2017 プログラム 10:00-11:30 Keynote speeches - Masahiro Sanjo, Senior Coordinator, Rakuten Institute From Japanese start-up to be a global company; the experience of Englishinization and Global recruitment, and the research activities such as A.I. and drones (in Japanese) - Brett Gerry, President of Boeing Japan Succeeding in Aerospace 11:30-12:30 Lunch/ Networking (Faculty of Engineering Bldg. 2) 12:30-13:00 Presentation / Q&A (Kyushu University) 13:00-13:30 Presentation / Q&A (Nagoya University) 13:30-14:00 Presentation / Q&A (Tokyo Institute of Technology) 14:00-14:30 Presentation / Q&A (Kanazawa Institute of Technology) 14:30-14:45 Coffee Break 14:45-15:15 Presentation / Q&A (Tohoku University) 15:15-15:45 Presentation / Q&A (Hokkaido University) 15:45-16:15 Presentation / Q&A (University of Tokyo)

16:15-16:35 Coffee Break 16:35-17:00 Evaluation/ Final/ Wrap-up/ Pictures 本学参加学生の発表の様子

本学参加学生と Boeing Japan 社長の記念撮影

参加者全員で東大にて記念撮影