T h e M y a n m a r S t o c k & R e a l E s t a t e N e w s ミャンマー 株式 不動産ニュース 04 2016/04/25 ミャンマーの経済 投資ネタを徹底マーク! FMI 株 上場初日 20% 高 MEHL 公開会社へ ヤンゴン証券取引所 今年はさらなる発展 ミャンマーの成長率 8.4% インフレは低下 目次 1. ヤンゴン都市計画局 高層建築は 35% を目標 2.AccorHotels ミャンマーで今後 6つのホテル計画 3.Twante 郡で不動産投機 4. 中国系開発業者 ヤンゴンでコンドミニアム計画 5.NLD New City 計画の精査 6.FMI 株 上場初日 20% 高 7.ADB ミャンマーの成長率 8.4% インフレ低下を見込む 8.MEHL 公開会社へ
9.Daiwa 関連助言会社清算に 10. ヤンゴン証券取引所 今年はさらなる発展 11. 店頭市場の創設 12.3 月まででホテル観光分野への投資は 30 億ドル Myanmar Stock & Real Estate News 2016 /04/25 1. ヤンゴン都市計画局 高層建築は 35% を目標 Myanmar Times は ヤンゴン市開発委員会 (YCDC) の都市計画局によると 高層建築はヤンゴンの面積の 35% まで可能になる見通しで公園などのスペースは 15~20% 程度になるとのコメントを報じている 2012 年より検討されているゾーニング規則に関して 現在最終段階にあり 高さ制限や目標とす る人口密度などの面で論議がされている ゾーニング規則はダウンタウンの 6 郡 ミッドタウン の 12 郡に適用される見通しである 予定ではヤンゴンを 10 のゾーンに分けることになっている 2.AccorHotels ミャンマーで今後 6つのホテル計画 Myanmar Times は フランスの AccorHotels が新たに6つのホテルをミャンマーで展開する予定であると報じている マンダレー シャン インレーレイクなどである 同社によれば国際水準の宿泊施設の需要は強く ミャンマーではヤンゴン マンダレー インレーレイク ミューズなどで国内外の旅行者向けの宿泊施設が必要であるという まず最初に建設するのは 今年後半から 160 室の Ibis Styles Yangon Stadium hotel で 来年に はマンダレーで 356 室の Pullman Mandalay Mingalar インレーレイクで 100 室の MGallery Inle Lake Myat Min である 2018 年にはマンダレーで 268 室の Ibis Styles Mandalay Centre がオープンし 200 室の Ibis Styles Muse もオープンする 300 室の Pullman Yangon Myat Min は 2019 年のオープンである という 3.Twante 郡で不動産投機 Myanmar Times は ヤンゴン郊外の Twante 郡で不動産投機が活発になっていると報じている 同地域は Southwest New City 計画の近くで 新たな道路や橋でアクセスが便利になっている 2
Twante 郡は農業の街で多くが農民である しかし 投資家はヤンゴン川に新たな橋が計画されて いるとのニュース以降 同地域の不動産購入に走っている Bagara Creek 橋の建設は今月から始 まる予定である Southwest Yangon New City 計画は 11,716 エーカーの広さの開発計画で Pan Hlaing River Twante-Yangon Canal Hlaing River Hlaing Tharyar-Twante Road に囲まれた地域である 2040 年までのヤンゴン圏都市開発では同地域は 7 つの衛星都市の 1 つとなっている 4. 中国系開発業者 ヤンゴンでコンドミニアム計画 Myanmar Times は 中国の Toener Investment が5 棟のタワーコンドミニアムをヤンゴンの Yankin 郡に建設する計画があると報じている Kanbae Tower プロジェクトがそれで Kanbae Road の 2.2 エーカーの敷地で計画されている 2018 年の完成を予定している Toener Investment は同じ Yankin 郡で Golden City を建設中である Kanbae Towers は 2015 年にミャンマー投資委員会の許可を得ており 25 階建て 3 棟 21 階建 て 1 棟 12 階建て 1 棟の 5 棟からなる 合計で 500 戸で 広さは 400 平方フィートから 1,000 平方フィートで 駐車場は 600 台確保している 価格は 1 平方フィート当たり 170~250 ドルで階数や眺望によって異なる 販売当初は 838~908 平方フィートの部屋を売りだすという 5.NLD New City 計画の精査 Myanmar Times は 新政権の NLD がヤンゴンの南西に位置する New City 計画の精査に着手したと報じている 実際に着工する前に精査が必要であるという この1 月に USDP はこの計画に関して3 社が共同で行いことを決めていた この入札に関しては 54 社が関心を示していたが 実際には入札したのは 3 社で その 3 社全部が 落札した その後 この 3 社は計画の Hlaing Tharyar 郡とをつなぐ橋梁の建設計画を発表して いた 4 月 1 日からの新政権はこの3 社に対して詳細な計画を提出するよう要請している 新政権は住民補償を含めた詳細な計画内容を要求しているが 落札企業は新たな許認可は必要はないとの見解である しかし 住民にとって利益が無い場合は新政権は実際には計画を中止させることができるという この計画はまだ着工していないので中止は簡単であるとの意見も多い 3
6.FMI 株 上場初日 20% 高 Myanmar Times は ヤンゴン証券取引所の初上場の FMI 株は初日で 20% 上昇したと報じている 取引所日には多くの関係者や見物人が取引所に押し掛けた 初日の FMI 株の動きは強気で 26,000 チャットからスタートした株価は上限価格の 31,000 チャットになった 最初のマッチングは 11:00 に行われ 42,000 株が取引され上限価格 31,000 チャットを付けた 5 6 月からは携帯端末やインターネットでも売買が可能になる予定である 現状は証券会社の店頭 に行くか 電話での注文になる 2 回目のマッチングは 13:00 で 70,845 株が取引され価格は 31,000 チャットであった 13,000 株 の買い残が残った この日 FMI の時価総額は 6,100 億チャットから 7,270 億チャットになった ミャンマー証券取引所によれば 最初の取引日ではマッチングは 30 分毎で株価は上下 5% の変動 にとどめるという KBZ SC によれば目標株価は 42,000 チャットであるという 7.ADB ミャンマーの成長率 8.4% インフレ低下を見込む Myanmar Times は ADB が今年度のミャンマーの経済成長率を 8.4% とし インフレも低下の兆しが見られると発表したと報じている 2015 年の成長は中国経済の減速で 7.2% に低下する見込みであるという 昨年はサイクロンの Komen が耕作地の5 分の1にあたる面積に被害を与え 160 万人が被災 損失は 15 億ドルであった ミャンマーの貿易の 36% を占める中国の経済減速の影響はあるが ADB によると今年度のミャ ンマーの成長は 8.4% を見込んでいるという 繊維 観光分野が好調で 農業は回復しているとい う 2017 年は 8.3% の成長の見通しであるという インフレに関しては 2015 年度は 12% の予想であるが この 1 月 2 月は顕著に低下しており 11% になると見られているという チャットが安定し 農産物価格も安定し 消費者物価指数は 低下すると見られる 2016 年度のインフレは 9.5% 2017 年は 8.5% と見られている 経常収支の赤字は依然として問題で 2015 年は GDP 比 8.9% である しかし 今後は改善が見 られる見通しで 2016 年 8.3% 2017 年 7.7% であるという 外貨準備はまだ脆弱で 2015 年 末時点で輸入の 2.5 カ月分である 経済変動のクッションとしては 4 カ月分が望ましいという 8.MEHL 公開会社へ Myanmar Times は 軍所有の Myanma Economic Holdings Limited(MEHL) が特別会社から 公開会社になったと報じている 1990 年に独占企業として設立されて 20 年以上の歴史があるが 4
輸出入 天然資源 アルコール タバコ 消費財に至るまで独占してきた 2011 年の新体制以降はそのような独占体制も薄れてきた MEHL はこの度 1950 年の特別会社法の形態から 1914 年の会社法の形態に転換することになった 株式については 防衛省が保有する A 株と軍人 公務員などが保有する B 株があったが この度全ての A 株を B 株に転換することとした そして今後は公開会社として運営されるという 9.Daiwa 関連助言会社清算に Myanmar Times は Daiwa の関連会社の Daiwa Securities called Myanmar Corporate Strategic Advisory(MCSA) が清算されると報じている Daiwa は引受 仲介業務に専念するという MCSA は Daiwa 証券グループの会社として 2014 年に設立され 上場のための助言業務を行って いた FMI MAPCO Asian Green Development Bank と上場のための助言契約を結んでいた 10. ヤンゴン証券取引所 今年はさらなる発展 IRRAWADDY は ヤンゴン証券取引所によると今年はさらに6 社程度の上場が見込まれ発展が期待できると発表したと報じている FMI は3 月 25 日に取引を開始したが これ以外に5 社の上場が予定されているという 会社名では Myanmar Citizens Bank Myanmar Thilawa SEZ Holdings Public Limited Myanmar Agribusiness Public Company Limited (Mapco) First Private Bank Great Hor Kham であるという またこれ以外に 6 7 社の上場の可能性もあるという 銀行や工業団地 (SEZ) などであるとい う SEZ については Kyaukphyu Dawei などの可能性があるという 当面は Myanmar Thilawa SEZ Holdings Public Limited が次の上場予定で Myanmar Citizen s Bank First Private Bank がこれに続くという 11. 店頭市場の創設 Eleven Media Group は ミャンマー証券取引委員会が新たに店頭市場 (OTC) を創設する予定があると報じている 新たに開設されたミャンマー証券取引所では今のところ認められた6 社しか上場することができない 中小企業や新規の会社は証券市場に参加できなく OTC 市場ができればそこで資金調達が可能に 5
なる 12.3 月まででホテル観光分野への投資は 30 億ドル Eleven Media Group は 投資企業管理局によればこの3 月までにホテル 観光分野への投資額は 30 億ドルになったと報じている 外国投資額だけでみれば 25 億ドル 63 件のプロジェクトであった 国内投資額は 6.2 億ドル 94 件であった 以上 6