補助事業等の実施に要する人件費の算定等の適正化について 平成 22 年 9 月 27 日 22 経第 960 号大臣官房経理課長から大臣官房総務課長 大臣官房政策課長 大臣官房厚生課長 大臣官房地方課長 大臣官房環境バイオ マス政策課長 大臣官房国際部長 大臣官房統計部長 各局 ( 庁 ) 長 沖縄

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期 掲載内容と連動した広報活動を実施すること ( 4 ) 民間事業者等との連携活動米粉の消費拡大に資する民間事業者の取組を促す活動を行うこと 取組には本事業の実施期間を超えた継続性があることが望ましい 参加した関係者には米粉倶楽部員化を勧め 本活動を通じて米粉倶楽部のネットワーク拡大に努めること (

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仕様書 1. 事業名 平成 27 年度日本食 食文化の世界的普及プロジェクトのうち和食継承のための青少 年等への情報発信事業 2. 事業の目的平成 25 年 12 月 4 日に 和食 がユネスコの無形文化遺産として登録されたことを受け 現在 国内においても日本食への関心が高まっている これを契機とし

仕様書 1 事業名 平成 27 年度日本食 食文化の世界的普及プロジェクトのうち多言語やハラールに対応 可能な人材の育成事業 2 事業目的国内の食の市場が縮小する中 日本の雇用 所得を守るため 拡大する世界の食市場を開拓し 日本産農林水産物 食品等 ( 以下 日本産品 という ) の輸出を拡大する取

出し 事業実施報告書にも添付すること (2)CMと連動したアウトサイド展開北米又は欧州で一般生活者 料理人 食関係者等に対して CM 放送等のメディア施策と連携し 日本食 食文化の興味喚起につながるイベントや講習会 また 野外広告やサイネージ広告等のプロモーションを1 回以上行うこと (3) ウェブ

掲載キャプチャーを6.事業の報告の事業実施報告書の①に貼付すること。

平成20年度

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戦略的基盤技術高度化支援事業における労務費の計算に係る実施細則 ( 健保等級ルール ) 平成 24 年 3 月中小企業庁創業 技術課平成 24 年 4 月以降に実施される戦略的基盤技術高度化支援事業 ( 以下 本事業 という ) に係る労務費の算出方法を以下のとおり定めて運用する 事務の効率化や計算

留意事項 ( 1) 賃金アップの方法 欄には 賃金の算定方法を下記から選択し記載してください 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 の場合は 1 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 + 臨時に支払われる賃金 の場合は 2 賃金アップの方法 欄において 1の 毎月決まって支払われる賃金 を選

また 日額または時給での雇用契約者についても 時間単価が明らかであることから 同様に等 級単価適用者以外の者として取り扱う ( ア ) 健康保険料を徴収する事業主との雇用関係に基づき 当該補助事業に従事する者 ( イ ) 健康保険法による健康保険加入者 ( 健康保険法以外の国家公務員共済組合法等によ

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平成 27 年度草木灰中の有害物質等 ( 重金属等 ) 含有量調査委託事業仕様書 1 事業の趣旨 ( 目的 ) 近年 木質バイオマスの利活用が推進されており そのうち火力発電やボイラー利用等の副産物である燃焼灰 ( 以下 木質バイオマス燃焼灰 という ) については 資源有効利用の観点からリサイクル

筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則

のとおりとする ( 給与支給実績と比して総額で大幅な乖離がある場合は 時間単価の調整が必要となります ) 次の各号に定める分類に応じ 当該各号に定める方法により計算した金額を人件費単価とする 1 健保等級適用者 (A) 次の各要件の全てを満たす者の人件費単価については 健保等級により該当する等級単価

労務費単価の具体的な適用は 給与支給実績と比して過大である場合等を除き 原則として以下のとおりとする ( 給与支給実績と比して総額で大幅な乖離がある場合は 時間単価の調整が必要となります ) 次の各号に定める分類に応じ 当該各号に定める方法により計算した金額を労務費単価とする 1 健保等級適用者 (

労務費単価の具体的な適用は 給与支給実績と比して過大である場合等を除き 原則として以下のとおりとする ( 給与支給実績と比して総額で大幅な乖離がある場合は 時間単価の調整が必要となります ) 次の各号に定める分類に応じ 当該各号に定める方法により計算した金額を労務費単価とする 1 健保等級適用者 (

2の広報活動やFAN 公式ホームページ ( 等を活用し 幅広く情報発信すること イ. 当該商品及びフェア イベント等の売上向上額等の調査 ( 以下 経済効果調査 という ) を行うこと なお 本事業に関する経済効果調査に必要な情報を事務局に

める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 初任給調整手当 ) 第 5 条育児短時間勤務をしている教職員の初任給調整手当の額は 給与規程第 13 条第 3

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

( 超過勤務手当 休日給 ) 第 7 条超過勤務手当 休日給は 本条第 2 項に従い 就業規則第 19 条に定めるところにより法定勤務時間 (1 日実働 8 時間又は1 週実働 40 時間 ) を超えて労働すること 法定休日に労働すること 又は午後 10 時から午前 5 時までの深夜時間帯に労働する

また 日額または時給での雇用契約者についても 時間単価が明らかであることから 同様に等 級単価適用者以外の者として取り扱う ( ア ) 健康保険料を徴収する事業主との雇用関係に基づき 当該補助事業に従事する者 ( イ ) 健康保険法による健康保険加入者 ( 健康保険法以外の国家公務員共済組合法等によ

( ア ) 健康保険料を徴収する事業主との雇用関係に基づき 当該補助事業に従事する者 ( イ ) 健康保険法による健康保険加入者 ( 健康保険法以外の国家公務員共済組合法等による保険加入者等で 健康保険法に準じた取り扱いとみなす者も含む 以下 同様 ) であり 標準報酬月額保険料額表の健保等級適用者

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

役務契約における労働社会保険諸法令遵守状況確認実施方針

< 派遣 > 直接雇用者の健保等級適用者以外の算出方法を適用します ただし 年俸 月給 日給 時給の記載はそれぞれの単位の契約額と読み替えます 人件費単価一覧表 ( 専従者用 ) 人件費単価 YES NO チャート ( 専従月額単価用 ) (P.4) を参考にしてください < 直接雇用

第 4 条育児短時間勤務をしている職員の産業医手当の額は 給与規程第 12 条に定める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 扶養手当 ) 第 5 条育児

日商簿記2級直前対策講座

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

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( 趣旨 ) 第 1 条 土地開発公社派遣職員人件費補助金交付要綱 知事は 山梨県土地開発公社 ( 以下 公社 という ) が行う公共用地 公用地 等の取得 管理 処分等を円滑に進め もって地域の秩序ある整備と県民福祉の増進に資するため 公社に派遣した山梨県職員の人件費等に対し 予算の範囲内で補助金

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Microsoft Word - 22育児・介護休業等規程

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

無期契約職員就業規則

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災害補償事務請求書等様式集

題名

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調査等 何らかの形でその者が雇用期間の更新を希望する旨を確認することに代えることができる ( 雇用期間の末日 ) 第 6 条第 4 条及び第 5 条の雇用期間の末日は 再雇用された者が満 65 歳に達する日以後における最初の3 月 31 日以前でなければならない 2 削除 3 削除 ( 人事異動通知

育児休業及び育児短時間勤務に関する規則

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改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

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( 休憩時間 ) 第 3 条 任命権者は 1 日の勤務時間が 6 時間を超える場合においては 少な くとも45 分 8 時間を超える場合においては 少なくとも1 時間の休憩時間を それぞれ所定の勤務時間の途中に置かなければならない 2 前項の休憩時間は 職務の特殊性又は当該公署の特殊の必要がある場合

【全文】就業規則(今井保育園H29.1.1)

第 8 条年俸制適用職員の特殊勤務手当は, 給与規程第 18 条の規定に準じて支給する ( 超過勤務手当 ) 第 9 条年俸制適用職員の超過勤務手当は, 給与規程第 21 条の規定に準じて支給する ( 休日給 ) 第 10 条年俸制適用職員の休日給は, 給与規程第 22 条の規定に準じて支給する (

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無期転換嘱託職員の報酬 退職等に関する規程平成 30 年 4 月 1 日制定 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 別に定めるもののほか 公益社団法人全国市有物件災害共済会職員就業規則 ( 以下 規則 という ) 第 2 条第 2 号に定める嘱託職員のうち 労働契約法 ( 平成 19 年法律第 128

報酬改定(処遇改善加算・処遇改善特別加算)

内閣府令本文

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 平成年月日 会社名 あなたから平成年月日に 育児 介護 休業の 申出 期間変更の申出 申出の撤回 がありました 育児 介護休業等に関する規則 ( 第 3 条 第 4 条 第 5 条 第 7 条 第 8 条及び第 9 条 ) に基づき その取扱いを下のとおり通

短時間労働者の適用拡大 新しい 4 分の 3 基準 に満たない場合であっても 平成 28 年 10 月 1 日以降 次のすべての要件に該当した場合は 短時間労働者の適用拡大の対象となります 週労働時間 20 時間以上 勤務期間 1 年以上 月額賃金 8.8 万円以上 学生でない 従業員 501 人

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 あなたが平成年月日にされた 育児 介護 休業の申出について 育児 介護休業等に関する規則 第 3 条 第 7 条 に基づき その取扱いを下のとおり通知します ( ただし 期間の変更の申出があった場合には下の事項の若干の変更があり得ます ) 1 休業の期間等

(問)被用者保険の被扶養者に対する2年間の経過措置になる軽減額は、他の被保険者の保険料で補填すると考えてよいのか

(2) 報酬日額の算出方法休業給付の給付日額を算出する際の 標準報酬日額 の算定は 標準報酬月額の1/22 支給割合 となりますが 比較の対象となる 報酬日額 については 次表の区分に応じて算出します 報酬日額の算出方法 ( 手当等の金額に乗じる率 ) 区分手当等の種類算出に用いる率 日々の勤務に対

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別紙 常勤医師等の取扱いについて 1. 一日平均患者数の計算における診療日数 (1) 入院患者数ア通常の年は 365 日である イ病院に休止した期間がある場合は その期間を除く (2) 外来患者数ア実外来診療日数 ( 各科別の年間の外来診療日数で除すのではなく 病院の実外来診療日数で除すこと ) イ

平成21年度地域医療再生臨時特例交付金交付要綱

社員給与規程

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は 従業員の育児 介護休業 子の看護休暇 介護休暇 育児のための所定外労働の免除 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短時間勤務等に関する取扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2

三井化学株式会社 株式取扱規則

別表 ( 第 3 条関係 ) 給料表 職員の区分 職務の級 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 号給給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額 再任用職 1 144, , , , , ,60

共同事業体協定書ひな形 ( 名称 ) 第 1 条この機関は 共同事業体 ( 以下 機関 という ) と称する ここでいう 機関 は 応募要領の参加資格に示した共同事業体のことであるが 協定書等において必ず 共同事業体 という名称を用いなければならない ということはない ( 目的 ) 第 2 条機関は

第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

第 1 章育児休業 第 1 条 ( 対象者 ) 生後 1 年未満 ( 第 5 条による育児休業の場合は 1 歳 6 ヶ月 ) の子と同居し養育する従業員であって 休業後も引き続き勤務する意思のある者は 育児のための休業をすることができる ただし 日々雇用者 期間雇用者 ( 申出時点において雇用期間が

05-02_放課後児童支援員キャリアアップ処遇改善に係るQ&A( 時点)

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年 発 第     号

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別紙様式 3( 付表 1) 平成 年度介護職員処遇改善加算実績報告書積算資料 薄い黄色のセルに必要事項を入力してください 1. 加算受給額 ( 現行の加算 Ⅰと 現行の加算 Ⅱの比較額について ) 別紙様式 3の56を記載する場合のみ記載 別紙様式 3の34により報告した場合は記載不要です 単位 :

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自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

( 別添 2) ( 別添 2) 平成 14 年 9 月 27 日保発第 号の別添 2 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 ( 準則 ) 第 1 健康保険法 ( 以下 法 という ) 第 34 条第 1 項の規定による厚生労働大臣の承認 ( 以下 一括適

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公益社団法人松戸市シルバー人材センター臨時職員就業規程 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 公益社団法人松戸市シルバー人材センター ( 以下 センター という ) の臨時に雇用する者 ( 以下 臨時職員 という ) の就業に関して必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この規程において

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

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第 2 章掛金 ( 掛金 ) 第 3 条掛金は 対象職員の基準給与月額に 1,000 分の 33 を乗じて得た額を納付するものとする 2 掛金の内訳は 契約者が 1,000 分の 16.5 対象職員が 1,000 分の 16.5 をそれぞれ負担するものとする 3 基準給与月額は 毎年 4 月 1 日

士業PDF

Transcription:

補助事業等の実施に要する人件費の算定等の適正化について 平成 22 年 9 月 27 日 22 経第 960 号大臣官房経理課長から大臣官房総務課長 大臣官房政策課長 大臣官房厚生課長 大臣官房地方課長 大臣官房環境バイオ マス政策課長 大臣官房国際部長 大臣官房統計部長 各局 ( 庁 ) 長 沖縄総合事務局長あて 補助事業等の執行に当たっては 従来から機会あるごとに適正な執行をお願いしているところである しかしながら 今般 会計検査院事務総局第 5 局の公益法人に対する会計実地検査において 当省所管の補助事業等の実施に要する人件費の算定等に関し指摘を受けたことは誠に遺憾である このため 補助事業等に直接従事する者の人件費の算定方法及び人件費の算定根拠となる従事日数等に係る証拠書類の整備等については 別添のとおり取り扱うこととしたので 人件費の算定が適切に行われるよう 補助事業等担当 職員に対し周知徹底を図るとともに 適正な執行に努められたい また 今般の会計検査院の指摘を踏まえ 各補助事業の実施要領等に人件費の算定方法等を明示するなど 適正な措置を講じられたい なお 貴管下の関係機関の長には 貴職から通知願いたい

別添 補助事業等の実施に要する人件費の算定等の適正化について 補助事業等に要する人件費の算定方法や適正な執行等について 別に規定している補助 事業等を除き 以下の方法によることとする 1. 補助事業等に係る人件費の基本的な考え方 (1) 人件費が補助対象として認められている補助事業等における 補助事業等に要する人件費とは 補助事業等に直接従事する者 ( 以下 事業従事者 という ) の直接作業時間に対する給料その他手当をいい その算定にあたっては 原則として以下の計算式により構成要素ごとに計算する必要がある 人件費 = 時間単価 1 直接作業時間数 2 1 時間単価時間単価については 交付時に後述する算定方法により 事業従事者一人一人について算出し 原則として額の確定時に時間単価の変更はできない ただし 以下に掲げる場合は 額の確定時に時間単価を変更しなければならない 事業従事者に変更があった場合 事業従事者の雇用形態に変更があった場合( 正職員が嘱託職員として雇用された等 ) 交付先における出向者の給与の負担割合が変更された場合 超過勤務の概念がない管理職や研究職等職員( 以下 管理者等 という ) が当該補助事業等に従事した時間外労働の実績があった場合 2 直接作業時間数 1 正職員 出向者及び嘱託職員直接作業時間数については 当該補助事業等に従事した実績時間についてのみ計上すること 2 管理者等原則 管理者等については 直接作業時間数の算定に当該補助事業等に従事した時間外労働時間 ( 残業 休日出勤等 ) を含めることはできない ただし 当該補助事業等のためやむを得ず時間外も業務を要することとなった場合は 直接作業時間数に当該補助事業等に従事した時間外労働時間 ( 残業 休日出勤等 ) を含むことができることとする -1-

(2) 一の補助事業等だけに従事することが 雇用契約書等により明らかな場合は 上記 によらず次の計算式により算定することができる 人件費 = 日額単価 勤務日数 人件費 = 給与月額 勤務月数 (1 月に満たない場合は 日割り 計算による ) 2. 実績単価による算定方法 補助事業等に要する人件費の時間単価は 以下の計算方法 ( 以下 時間単価計算 とい う ) により算定する ( 円未満は切り捨て ) < 時間単価の算定方法 > 正職員 出向者 ( 給与等を全額交付先で負担している者に限る ) 及び嘱託職員の人件費時間単価の算定方法原則として下記により算定する 人件費時間単価 =( 年間総支給額 + 年間法定福利費 ) 年間理論総労働時間 年間総支給額及び年間法定福利費の算定根拠は 前年支給実績 を用いるものとする ただし 中途採用など前年支給実績による算定が困難な場合は 別途交付先と協議のうえ定めるものとする ( 以下 同じ ) 年間総支給額は 基本給 管理職手当 都市手当 住宅手当 家族手当 通勤手当等の諸手当及び賞与の年間合計額とし 時間外手当 食事手当などの福利厚生面で補助として支給されているものは除外する ( 以下 同じ ) 年間法定福利費は健康保険料 厚生年金保険料( 厚生年金基金の掛金部分を含む ) 労働保険料 児童手当拠出金 身体障害者雇用納付金 労働基準法の休業補償等の年間事業者負担分とする ( 以下 同じ ) 年間理論総労働時間は 営業カレンダー等から年間所定営業日数を算出し 就業規則等から1 日あたりの所定労働時間を算出し これらを乗じて得た時間とする ( 以下 同じ ) -2-

出向者 ( 給与等の一部を交付先で負担している者 ) の時間単価の算定方法 出向者 ( 給与等の一部を交付先で負担している者 ) の時間単価は 原則として下記 により算定する 人件費時間単価 = 交付先が負担する ( した )( 年間総支給額 + 年間法定福利 費 ) 年間理論総労働時間 事業従事者が出向者である場合の人件費の精算にあたっては 当該事業従事者に対する給与等が交付先以外 ( 出向元等 ) から支給されているかどうか確認するとともに 上記計算式の年間総支給額及び年間法定福利費は 補助事業者が負担した額しか計上できないことに注意すること 管理者等の時間単価の算定方法原則として管理者等の時間単価は 下記の (1) により算定する ただし やむを得ず時間外に当該補助事業等に従事した場合は (2) により算定した時間単価を額の確定時に適用する (1) 原則人件費時間単価 =( 年間総支給額 + 年間法定福利費 ) 年間理論総労働時間 (2) 時間外に従事した場合人件費時間単価 =( 年間総支給額 + 年間法定福利費 ) 年間実総労働時間 時間外の従事実績の計上は 業務日誌以外にタイムカード等により年間実総労働時間を立証できる場合に限る 年間実総労働時間 = 年間理論総労働時間 + 当該補助事業等及び自主事業等における時間外の従事時間数の合計 3. 直接作業時間数を把握するための書類整備について 直接作業時間数の算定を行うためには 実際に事業に従事した事を証する業務日誌が必要となる また 当該業務日誌において事業に従事した時間のほか 他の業務との重複がないことについて確認できるよう作成する必要がある -3-

業務日誌の記載例 1 人件費の対象となっている事業従事者毎の業務日誌を整備すること ( 当該補助事業等の従事時間と他の事業及び自主事業等の従事時間 内容との重複記載は認められないことに留意する ) 2 業務日誌の記載は 事業に従事した者本人が原則毎日記載すること ( 数週間分まとめて記載することや 他の者が記載すること等 事実と異なる記載がなされることがないよう適切に管理すること ) 3 当該補助事業等に従事した実績時間を記載すること なお 所定時間外労働 ( 残業 休日出勤等 ) 時間を含める場合は 以下の事由による場合とする 補助事業等の実施にあたり 平日に所定時間外労働が不可欠な場合 補助事業等の実施にあたり 休日出勤( 例 : 土日にシンポジウムを開催等 ) が必要である場合で 交付先において休日手当を支給している場合 ただし 支給していない場合でも交付先において代休など振替措置を手当している場合は同様とする 4 昼休みや休憩時間など勤務を要しない時間は 除外すること 5 当該補助事業等における具体的な従事内容がわかるように記載すること なお 補助対象として認められる用務による出張等における移動時間についても当該補助事業等のために従事した時間として計上できるが 出張行程に自主事業等他の事業が含まれる場合は 按分計上を行う必要がある 6 当該補助事業等以外の業務を兼務している場合には 他の事業と当該補助事業等の従事状況を確認できるように区分して記載すること 7 勤務時間管理者は タイムカード ( タイムカードがない場合は出勤簿 ) 等帳票類と矛盾がないか 他の事業と重複して記載していないかを確認のうえ 記名 押印する -4-

附則 ( 施行期日 ) 1 この通知は 平成 22 年 9 月 27 日以降に制定する補助事業実施要領等に基づく補助事業等から適用する ( 経過措置 ) 2 この通知の施行日現在 既に制定されている補助事業実施要領等に基づき実施されている平成 22 年度の補助事業等における人件費の算定等について 当該補助事業等に係る補助金等の交付元又は交付先において本通知の趣旨を踏まえた対応が可能な事項がある場合には 当該事項については 本通知により取り扱うものとする 3 前項の補助事業実施要領等に基づく補助事業等を平成 23 年度以降も実施する場合には 本通知を適用する -5-