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第 7 回 宇宙環境シンポジウム 講演論文集 デブリ防護設計標準 (WG3) の活動状況 宇宙環境 G 松本晴久 背景 WG3 の活動 アウトライン スペースデブリ防護設計マニュアルの概要 今後課題 まとめ 51

宇宙航空研究開発機構特別資料 JAXA SP 10 013 背景 (1) 衝突試験の例 ( 電力ハーネス ) 試験サンプルタイコレイケム製 55/0112-22-922 試験結果 0.15mm かつ速度 4.4km/s4km/s のプロジェクタイル ( ガラス ) において, ハーネス被覆を破るクラックはなし 0.2mmかつ速度 3.81km/sのプロジェクタイル ( ガラス ) にて, ハーネス被覆を破るクラックが発生. ただし, 持続放電などの短絡故障には至らず 0.3mmかつ速度 4.01km/s のプロジェクタイル (SUS) にて, 被覆を破りかつ心線の切断および持続放電が発生 隣接するハーネスに焼損痕を形成する. 0.5mmかつ速度 4.4km/sのプロジェクタイル ( アルミナ ) にて, 被覆を破りかつ芯線の切断およびアルミ基板への短絡に至る 結論 超高速 高真空領域の 0.1mm 以下の微小粒子の衝突において ハーネスの断線や 放電による損傷を受けることはない 但し 微小粒子の条件によっては持続放電が発生し ハーネスの溶断による開放 もしくはハーネス間の短絡およびサブストレートへの地絡故障に至る 0.3mm 以上は注意が必要 直径 0.3mm ステンレス 衝突速度 4.01km/s 背景 (2) マニュアル制定中に起きた事故 2009.2.10 ロシアの軍事通信衛星とイリジウム (Iridium) 社の通信衛星との衝突事故 2007.1.11 ASAT 破壊実験 52

第 7 回 宇宙環境シンポジウム 講演論文集 低軌道衛星の衝突事故 破壊実験 1200 1000 US upper stage (Thor) と CZ-4 launcher の破片が衝突 高度 (k km) 800 600 400 200 Cosmos1934 と Cosmos98 が衝突 CeriseとAriane upper stageの破片が衝突して Ceriseの姿勢安定ブームが破損 中国の破壊実験 Iridium と Cosmos2251 が衝突 AURA( オゾン観測衛星 ) にデブリ ( 又はメテオロイド ) が衝突 0 1990 1995 2000 2005 2010 年 静止軌道での不具合実例 12006.3.29 露静止衛星 Express AM11 に突然外的圧力が加わり 熱制 御システムが減圧 冷却液を噴出 22006.7.9 7 9 欧静止衛星 Meteosat-8 の故障 軌道が突然変化 東西方向の位置制御スラスタの1つが破損 更に外壁が破損して一部の部品が宇宙空間に露出した 53

宇宙航空研究開発機構特別資料 JAXA SP 10 013 背景 WG3 の活動 アウトライン スペースデブリ防護設計マニュアルの概要 今後の課題 まとめ 内容 WG3 活動内容 (1) 衝突試験 微小粒子が衝突する確率の高い人工宇宙機の表面コンポーネント及び部材を中心に行ってきている 特に ADEOS-Ⅱ の電力の異常低下の不具合を鑑み 電源系機器においては外部に電源を付加することで衝突による損傷だけでなく 衝突時に発生するプラズマの影響も評価した 実施した対象物 太陽電池パネル 電力ハーネス ( タイコレケム線 55-0112-22-9) 構体系 ( アルミ /CFRPハニカムサブストレート) 熱制御部 (MLI)) 防護部 ( アルミプレート ) 54

第 7 回 宇宙環境シンポジウム 講演論文集 WG3 活動内容 (2) 数値解析 衝突試験結果の妥当性を立証すると共に設備上の理由で試験によって得られない高速領域を衝突解析ソフトウェア (Hydrocode) AUTODYN V6.1を用いて解析している 解析結果の一例 ハーネスへの衝突解析の結果と持続放電が生じた衝突試験ケースの結果が良く一致した 従って 解析した下記 2 ケースであるプロジェクタイルサイズ Φ0.1mm では持続放電に到る可能性は低いことが分かった No. 解析内容 プロジェクトタイル 衝突速度 初期運動エネルギー 1 三次元 電力ハーネスへ アルミナ Φ0.1mm 15km/s 0.21J(1 本目露出 ) 2 三次元 の衝突解析 石 Φ0.1mm 20km/s 0.27J(1 本目露出 ) デブリの全体量に占める EJECTA の割合 - EJECTA は大きさ数 mm 以下の主要要因ー eject aの量 ( 青線 ) デブリの全体量 ( 赤線 ) (1 00 μm) (1 mm) ESA の解析によるデブリの発生要因推定 ( 横軸 : デブリの直径 縦軸 : 衝突頻度 ) 55

宇宙航空研究開発機構特別資料 JAXA SP 10 013 背景 WG3 の活動 アウトライン スペースデブリ防護設計マニュアルの概要 今後の課題 56

第 7 回 宇宙環境シンポジウム 講演論文集 作成文書の体系とマニュアル構成 基準文書体系第 3 階層 JERG-2-144 スペースデブリ防護設計標準 マニュアル構成 第 4 階層 JERG-2-144-HB スペースデブリ防護設計マニュル 一般要求事項 MMOD 耐衝突設計における留意事項 リスクアセスメントの流れと概要 各コンポーネント / サブシステムのリスクアセスメント デブリ環境モデル 高速度衝突試験 高速度衝突解析 ( 数値解析 ) 付録 Ⅰ~Ⅶ 耐デブリ設計の留意事項 デブリの (MMOD) 環境の把握 防護に関するアプローチは 総合的に考えることが重要 MMODのフラックス 衝突速度 衝突角度分布を評価すること 危険領域の特定 円軌道を周回するほとんどの3 軸制御宇宙機の場合 宇宙進行方向 (RAM 方向 ) に面している表面が これに当たり 最もデブリとの衝突頻度が高く 衝突速度も速い このため クリチティカル機器は ラム面は避け 機器内部に配置したり 反ラム面 地球方向面 ラム面に対して他の機器の影部分に配置するなのど検討を行う クリティカル機器の特定 FMECA を行うことにより ミッションにクリティカルな機器や影響にクリしやすい機器を特定する 57

宇宙航空研究開発機構特別資料 JAXA SP 10 013 リスクアセスメントの流れ リスクコンポーネントの抽出 宇宙機の軌道条件コンポーネント搭載条件 設計変更 ( 構造 配置 防御 冗長系 ) 宇宙環境モデル 故障モードとそれを招く衝突条件 ( 衝突条件 : 損傷特性 ) 衝突試験 / 衝突解析 衝突確率 リスク評価 被害の度合い リスク判定 対策要 許容内, もしくは可否判定 対策不要 または通常のリスク監視 15 背景 WG3 の活動 マニュアルの概要 課題 まとめ アウトライン 58

第 7 回 宇宙環境シンポジウム 講演論文集 課題 1: 環境モデル 代表的なモデルとしては MASTER ODEM2000 及びSPDAMが存在する 但し 衛星設計で問題となる 100 m~>1cmm m においてモデル間の差が大きい 設計に使用する場合 各モデルの最悪条件を用いることを推奨する >10 m >100 m >1 mm >1 cm >10 cm >1 m 課題 2: 損傷の数式化 衝突試験には 速度の制約が存在する 数値解析に速度の制約はないため 試験での整合性が確認されたならば 数値解析により弾道限界の曲線を得て数式化する 試験で確認できる領域 59

宇宙航空研究開発機構特別資料 JAXA SP 10 013 課題 3: 評価ツールの充実 まとめ WG3の成果としてスペースデブリ防護設計マニュルを完成した 本マニュアルに基づきリスクの把握をすることが重要である モデルの精度 被害確定精度が不十分であるため 当面は衛星システムと個別対応していく 60