復興における PM 人材ニーズについて ソーシャル プロジェクトマネジメントセミナー Page...0 団体紹介 / 代表紹介 代表藤沢烈 ( ふじさわれつ ) ( 社 )RCF 復興支援チーム代表理事一橋大学卒業後 マッキンゼー アンド カンパニーを経て独立 NPO 社会事業等に特化したコンサルティング会社を経営 東日本大震災後 RCF 復興支援チームを設立し 情報分析や事業創造に取り組む 文部科学省教育復興支援員も兼務 共著に ニッポンのジレンマぼくらの日本改造論 ( 朝日新聞出版 ) 統治 を創造する新しい公共 / オープンガバメント / リーク社会 ( 春秋社 ) ( 社 )RCF 復興支援チーム @retz 藤沢烈 ( フィード購読 ) http://retz.seesaa.net/ 2011 年 4 月 震災復興のための調査を行う団体として発足 現在は復興事業の立案 関係者間の調整を担う 復興コーディネイター として活動している 専任スタッフ 40 名 Page...1 1
本日の流れ 15:00-15:10 復興の現状と WORK FOR 東北 の紹介 15:10-15:50 陣内様 + 藤沢の対談 (15:10-15:20) 1. 陣内一樹氏の活動紹介 (15:20-15:40) 2. 復興における PM ニーズについて (15:40-15:50) 3. 今後のキャリアについて 15:50 16:00 質疑応答 Page...2 復興課題の全体像 帰還 定住のための環境整備の強化 長期避難者のための対策が求められている 復興課題 被災者支援 27 万 8 千人に及ぶ避難者への支援 まちの復旧 復興 住民が本当に住みたいまちづくり 出典 : 復興庁 復旧 復興の現状と課題 ( 概要 ) 参考資料 産業 雇用 需要と供給のアンバランスの解消 福島の復興 避難者支援と除染 企業誘致など Page...3 2
復興課題 1 被災者支援 2014 年度から復興住宅への転居が本格化 仮設住宅に残される弱者の支援と 復興住宅コミュニティの再編が課題 仮設住宅に残される弱者 復興住宅でのコミュニティ形成 資料 : 河北新報社 2011 年 6 月記事 および復興庁ウェブサイト Page...4 復興課題 2 まちの復旧 復興 公共インフラは おおむね事業計画と工程表とおりに進捗しており 住宅再建 高台移転は地区の 9 割で移転先地権者の同意や移転者が確定し 順次着工が進みつつある 出典 : 復興庁 復興の現状と取組 平成 25 年 4 月 25 日 Page...5 3
復興課題 3 産業 雇用 水産加工施設は 78% が業務再開 しかし売上が回復したのは 14% に留まり 従業員数が半減したままの地域も 資料 : 復興の現状 ( 復興庁 2014 年 1 月 17 日 ) 住民戻らず人手不足 ( 読売新聞 2012 年 12 月 11 日 ) Page...6 復興課題 4 福島の復興 福島県全体の避難者は約 15.4 万人 避難区域等からの避難者は約 10.9 万人にも及び 全国に散らばり 世帯間でもバラバラに避難している場合も多い 町民の避難状況在 ) 出典 : 双葉町民の避難状況 (H25.3.1 現 (n=6,942 人 ) 加須市 628 人 (9.0%) つくば市 137 人 (2.0%) 新潟県 3.2% 神奈川県 3.1% 柏崎市 147 人 (2.1%) 2013.3.1 現在双葉町の状況 世帯分離の状況 出展 : 双葉町住民意向調査 (H25.2.5 公表 ) (n=1,570 人 ) Page...7 4
復興人材プラットフォーム WORK FOR 東北 事業概要 復興庁プロジェクト 企業への提供価値 1 情報提供 2 費用負担軽減 * 3 派遣時業務支援 * 国の制度の紹介 WORK FOR 東北 自治体等への提供価値企業 個人とのコーディネート 企業及び個人 企業 : 人材派遣個人 : 赴任 ( 就業 ) 自治体及び公益民間団体 WORK FOR 東北 は 復興庁委託により 日本財団 一般社団法人 RCF 復興支援チーム NPO 法人 ETIC. NPO 法人 HUG で運営 Page...8 復興人材プラットフォーム WORK FOR 東北 : 人材派遣事例 現在 被災地においては 33 名の民間企業人材が活動 プロジェクト マネジメントや販路開拓など民間ノウハウを活かす機会 被災 3 県へ企業から 助っ人 民間の発想で支援活動 ( 河北新報 2013/8/3) 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手 宮城 福島 3 県の沿岸 37 自治体のうち 3 分の 1 近い 11 自治体が復興に携わる要員として民間企業社員 33 人を受け入れていることが 各自治体への取材で分かった 課題が山積する被災地で 民間のノウハウや柔軟な発想を求める自治体が増え 政府や経済界も派遣に力を入れ始めたのが背景にある (~ 中略 ~) 派遣の形態は 企業が直接自治体に打診したケースのほか 復興庁が企業の社員を同庁に出向させた上で出したり 総務省が経済団体に要請したりするケースもある このほか大学教授や企業経営者らが発足させたグループ 東北未来創造イニシアティブ ( 仙台市 ) も今年に入り 経済同友会を通じて岩手 宮城両県の 4 市に 12 人を派遣 テレビ会議で派遣者と情報共有し グループとして支援する この枠組みで富士通の社員ら 5 人を受け入れた気仙沼市の幹部は 水産品の海外展開などを検討してもらっているが 課題を捉える力に優れ 多くの組織がバックに付いているのも心強い と評価している 助っ人 33 名! 資料 : 河北新報より ( 平成 25 年 8 月 3 日 ) http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20130803_07.htm Page...9 5
復興人材プラットフォーム WORK FOR 東北 : 現地ニーズ 被災市町村からの要望数を充足できていない 現地で求められる能力を持った人材を適材適所に配置できるようコーディネートする必要がある現地で求められるスキル 要望に対し 340 名不足 充足数 1,134 名 被災 3 県要望 1,474 名 岩手県 305 名 宮城県 930 名 勤務先 :X 市まちづくり会社求められるスキル : エリアマネジメント イベント企画 総務省ホームページより ( 平成 25 年 5 月 1 日現在 ) http://www.soumu.go.jp/main_content/000229557.pdf Page...10 福島県 239 名 勤務先 :Y 市観光協会求められるスキル : 観光交流施設の企画立案 地域資源ブランディング 復興人材プラットフォーム WORK FOR 東北 : 人材案件例 Page...11 6
復興人材プラットフォーム WORK FOR 東北 : 情報提供の方法 以下の 2 つの方法で情報を提供しています 1 説明会の開催 ( 企業向け / 個人向け ) 現地自治体からの直接の説明 企業と現地を繋ぐ機会提供 2 ウェブサイトやメールマガジン等での情報提供 ニーズや事例のご紹介 10 月 26 日個人向けイベント WORK FOR 東北 TOP PAGE 事例のご紹介人材ニーズご紹介 Page...12 復興人材プラットフォーム WORK FOR 東北 : 派遣の仕組み 派遣者に対して 派遣先から給与が支払われ 派遣先が国の財政支援措置を受ける場合がある 派遣先 企業人材 個人 給与 自治体 まちづくり会社 NPO 等 国 財政支援措置 業務 派遣者 派遣先の状況に応じ より適切な財政支援措置が選択される場合もあります また 活用できない場合もあります Page...13 7
復興人材プラットフォーム WORK FOR 東北 : 申し込みフロー WORK FOR 東北 Web サイトで人材要件詳細情報を公開 Report 復興の現場から 受入団体からのメッセージ ( 団体により掲載有無あり ) 復興現場が求める人材一覧 募集人材詳細 情報については 受入確定状況及び各地の状況の変化により変動いたします 最新情報は個別にご確認ください Page...14 対談項目 1. 陣内一樹氏の活動紹介 2. 復興における PM ニーズについて 3. 今後のキャリアについて Page...15 8
陣内一樹氏の紹介 NECから復興庁へ出向する形で陣内一樹さんが福島県浪江町で勤務 企業でのプロジェクト マネジメント経験を活かし 復興計画を推進 陣内一樹氏派遣者 NECから復興庁へ出向する形で福島県浪江町で勤務出向先 福島県浪江町復興推進課復興企画係 業務内容 個人としての成果 企業としての成果 生活環境 復興計画にある約 400 施策の進行管理 決定プロセスの仕組み化および可視化 部署を超えた横連携の促進 民間企業と地方自治体の異なる文化を融合し 行政業務における仕組み作りの実現陣内一樹氏 自治体というフィールドで大規模なプロジェクトマネジメントを若手人材に経験させることによるリーダーシップ育成 二本松市にある浪江町仮庁舎への通勤は自転車 スーパーもあり生活に不便は感じていない 出典 : 東北復興新聞 2013 年 5 月 31 日 (http://www.rise-tohoku.jp/?p=4970) Page...16 9