Microsoft Word - セクシュアル・ハラスメント防止規則

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認定看護師教育機関認定要項

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第 6 条徳島大学に, 附属図書館を置く ( 病院 ) 第 7 条徳島大学に, 医学, 歯学及び薬学に関する教育研究並びに診療に必要な施設として, 病院を置く ( 附属教育研究施設 ) 第 8 条第 5 条, 第 5 条の 2 又は前条の組織に, 当該組織の教育研究に必要な附属教育研究施設を置く (

獨協医科大学病院医療安全対策規程(案)

2 前項の規定による通知を行った場合において 市長は 当該特定空家等の所有者等が除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を講じたことにより特定空家等の状態が改善され 特定空家等でないと認めるときは 遅滞なくその旨を 特定空家等状態改善通知書 ( 様式第 7 号 ) に

弦打校区コミュニティ協議会会則 ( 名称及び組織 第 1 条この会は, 弦打校区コミュニティ協議会 ( 以下 協議会 という ) と称し, 協議会の区域内に居住する個人および所在する法人ならびに別表 ( 組織図 ) に掲げる構成団体等で組織する ( 目的 ) 第 2 条協議会は, 住みよい地域社会の

(6) 企業等から一定額以上の物品を購入し 又は役務の提供を受ける行為 (7) 外部から利益相反の弊害が生ずるかのように見られることが懸念される行為 2 第 4 条に規定する COI 委員会は 教職員等以外の者による前項各号の行為を利益相反マネジメントの対象に加えることができる 第 2 章組織 (

役職員が権利者又は発明者である知的財産権の保有をいう 第 2 章利益相反マネージメントの体制第 1 節利益相反マネージメント委員会 ( 設置 ) 第 3 条研究所に 利益相反マネージメント委員会 ( 以下 利益相反委員会 という ) を置く ( 任務 ) 第 4 条利益相反委員会は 次に掲げる事項に

   大阪大学安全保障輸出管理規程

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社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

(3) 倫理学 法律学の専門家等 本法人に所属しない人文 社会科学の有識者若干名 (4) 一般の立場から意見を述べることができる者若干名 (5) 分子生物学 細胞生物学 遺伝学 臨床薬理学 病理学等の専門家若しくは遺伝子治療等臨床研究の対象となる疾患に係る臨床医として 日本医科大学長が推薦した者若干

「定款」等の一部改正について

第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

教員等の懲戒処分に係る審査に関する規程 ( 平成 21 年 9 月 16 日 ) ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 教育公務員特例法 ( 昭和 24 年 1 月 12 日法律第 1 号 以下 法 という ) 第 9 条第 2 項の規定に基づき 沖縄県立看護大学教授会 ( 以下 教授会 という )

四 学生等を産学官連携活動に従事させる場合 五 その他次条に規定する委員会が対象とすることを定めた場合 2 前項の各号に該当する行為を行う役職員は, 次条に規定する委員会が定める利益相反 自己申告の手続を行うものとする ( 利益相反マネジメント委員会 ) 第 4 条 本学に, 利益相反マネジメントに

職員互助会会則

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( 委員以外の者の出席 ) 第 5 条委員長は 必要に応じ当該研究に必要な知見及び専門知識を持つ教員 産業医または看護師等を委員会の同意を得て出席させ 意見を聴くことができる ただし 上記の者の出席が困難な場合は 委員長又は委員長が指名した者が口頭等で意見を聴取し 委員会で報告することができる (

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

国立病院機構熊本医療センターボランティア 活動受入規程 ( 目的 ) 第 1 条本規程は 国立病院機構熊本医療センター ( 以下 病院 という ) においてボランティア活動を希望する個人又は団体を広く受け入れ円滑に活動できるよう支援し 地域社会とともに患者さまを側面から支援し 病院での療養生活を充実

二企業等から一定額以上の金銭若しくは株式等を取得する場合又は便益の供与を受ける場合三企業等から一定額以上の物品 サービス等を購入する場合四本学の学生等を社会貢献活動に従事させる場合五その他第 8 条に規定する利益相反マネジメント委員会が個人としての利益相反マネジメントの対象として認めた行為を行う場合

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個人情報の保護に関する

エ事務部門 (9) 利用者 教職員 学生等及び臨時利用者で 本学情報システムを利用する者をいう (10) 教職員 本学に勤務する常勤又は非常勤の教職員 ( 派遣職員を含む ) をいう (11) 学生等 本学学則に定める学部学生 大学院学生 大学院研究生 科目等履修生及び聴講生 等をいう (12) 臨

笠縫東学区まちづくり協議会会則 ( 名称 ) 第 1 条本会は 笠縫東学区まちづくり協議会 ( 以下 協議会 という ) と称する ( 事務所 ) 第 2 条協議会の事務所は 滋賀県草津市集町 58 番地の8に置く ( 目的 ) 第 3 条協議会は 地域住民が主体となって地域共通の願いの実現ならびに

外部通報処理要領(ホームページ登載分)

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国立大学法人愛媛大学情報システム運用基本規則

公立大学法人埼玉県立大学定款 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 7 条 ) 第 2 章役員等第 1 節役員 ( 第 8 条 - 第 14 条 ) 第 2 節理事会 ( 第 15 条 - 第 18 条 ) 第 3 章審議機関第 1 節経営審議会 ( 第 19 条 - 第 22 条 ) 第 2

暴力団対策措置要綱

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長崎大学病院治験審査委員会内規 平成 21 年 4 月 1 日 病院内規第 3 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この内規は, 長崎大学病院における医薬品の臨床試験の実施に関する内規 ( 以下 治験内規 という ) 第 4 条第 2 項, 長崎大学病院における医療機器の臨床試験の実施に関する内規 ( 以下

条第一項に規定する国際平和協力業務の実施等に関する重要事項九自衛隊法 ( 昭和二十九年法律第百六十五号 ) 第六章に規定する自衛隊の行動に関する重要事項 ( 第四号から前号までに掲げるものを除く ) 十国防に関する重要事項 ( 前各号に掲げるものを除く ) 十一国家安全保障に関する外交政策及び防衛政

財団法人 静岡県財形事業協会寄付行為 第 1 章 総則 ( 名称 ) 第 1 条この法人は 財団法人静岡県財形事業協会 ( 以下 協会 という ) という ( 事務所 ) 第 2 条協会は 事務所を静岡市葵区黒金町 5 番地の1に置く ( 目的 ) 第 3 条協会は 勤労者の福祉向上に貢献する為に

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○国立大学法人筑波技術短期大学人権問題等委員会規程

4 予備調査委員会は必要に応じて 予備調査の対象者に対して関係資料その他予備調査を実施する上で必要な書類等の提出を求め又は関係者のヒアリングを行うことができる 5 予備調査委員会は 告発の受付から 30 日以内に その調査結果を研究倫理委員会に報告する 6 研究倫理委員会は その調査結果を最高管理責

審議するものとする 2 前項の審議は 当該任期付職員の在任中の勤務態度 業績等の評価及び無期労働契約に転換した場合に当該任期付職員に係る退職日までの人件費の当該部局における措置方法について行うものとする 3 教授会等は 第 1 項の審議に当たり 必要に応じて 確認書類の要求 対象者への面接等の措置を

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は 委員となる日の属する年度の翌年度の末日とする 2 補欠の委員の任期は 前任者の残任期間とする 3 前 2 項の委員は 再任されることができる ( 議事 ) 第 6 条委員会は 委員の過半数が出席し かつ 第 3 条第 1 項第 3 号に規定する委員が少なくとも1 人以上出席しなければ議事を開くこ

(4) 性的な写真や漫画などを見せること (5) ヌード ポスター等を掲示すること (6) 職場の職員を何回もじっと見つめること (7) 職場の職員を職場内外でつけ回すこと (8) 職場において 社員に対して性的な関係を要求すること (9) 職場の職員の衣服または身体をむやみに触ること (10) 頼

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Taro-92大学教育職員の任期に関す

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

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定 款 社会福祉法人 木谷会

(H 改正 ) 北海道社会保険労務士政治連盟規約 (S 改正 ) 第 1 章総 ( 名称 ) 第 1 条本連盟は 北海道社会保険労務士政治連盟 ( 以下 道政連 ) と称する (S 改正 /H 改正 ) ( 事務所 ) 第 2 条本連盟は 事務所を札幌

( 保育施設の運営等 ) 第 4 条学長は 保育施設を認可外保育施設 ( 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下この法人規則において 法 という ) に基づく 保育所 と同様の業務を目的とする施設であって 法第 35 条第 4 項に規定する知事からの認可を受けていないもの ) として

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学校法人京都薬科大学寄附行為

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建設工事入札参加業者等指名停止要領について

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議題

個人情報保護に関する規定 ( 規定第 98 号 ) 第 1 章 総則 ( 目的 ) 第 1 条学校法人トヨタ学園および豊田工業大学 ( 以下, 総称して本学という ) は, 個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年法律第 57 号, 以下, 法律という ) に定める個人情報取り扱い事業者 (

選考上必要とするもの 2 前項第 1 号の規定にかかわらず 検定料受付証明書又は検定料収納証明書は 学群学則第 7 2 条第 1 項ただし書又は大学院学則第 79 条第 1 項ただし書に該当するときは 添付を要しない 3 第 1 項第 2 号の規定にかかわらず 最終学校成績証明書は 前年度から引き続

( 除名 ) 第 9 条社員が次のいずれかに該当するに至ったときは 社員総会の決議によって当該社員を除名することができる (1) この定款その他の規則に違反したとき (2) この法人の名誉を傷つけ または目的に反する行為をしたとき (3) その他除名すべき正当な事由があるとき ( 社員資格の喪失 )

青葉台自治会会則 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本会は 以下に掲げるような共同活動を行うことにより 良好な地域社会の維持及び形成に資する事を目的とする (1) 回覧板の回付等区域内の住民相互の連絡 (2) 会員相互の融和親睦をはかる (3) 行政機関との連絡調整 (4) 区域内諸施設の維持

外務省訓令第 19 号外交記録公開に関する規則の全部を改正する訓令を次のように定める 平成 24 年 8 月 10 日外務大臣玄葉光一郎外交記録公開に関する規則 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 外交記録が 国民共有の知的資源として 主権者である国民が主体的に利用し得るものであることに鑑み 作成又

治験審査委員会手順書 平成 27 年 10 月 1 日 医療法人新光会

六七八九 生活の質の向上相談 助言教育権監護権 ( 利用料 ) 第 5 条利用者は 前条に定める重症心身障害児 肢体不自由児施設サービスの提供に対して 都道府県が定める障害児施設給付費 障害児施設医療費 肢体不自由児施設給付費 肢体不自由児施設医療費及び重要事項説明書に定める所定の利用者負担額を病院

西日本化粧品工業会規約

- 2 - 項五その他本会の目的を達成するために必要な事項(役員)第五条本会に次の役員を置く 会長一名副会長七名以内理事七名監事三名(役員の任期)第六条役員の任期は 二年とする ただし 任期満了後も 新役員が選任されるまでの間は 引き続きその職務を行うものとする 2補欠により選任された役員の任期は

社会福祉法人美郷町都賀保育園定款第一章総則 ( 目的 ) 第一条この社会福祉法人 ( 以下 法人 という ) は多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して統合的に提供されるよう創意工夫することにより 利用者が個人の尊厳を保持しつつ 心身ともに健やかに育成されるよう支援する事を目的として 次の社会

規約

(3) 障害を理由とする差別障害を理由とする不当な差別的取扱いを行うこと又は合理的配慮の提供をしないことをいいます (4) 障害を理由とする不当な差別的取扱い客観的にやむを得ないと認められる特別な事情なく 障害又は障害に関連する事由により障害者を区別し 排除し 又は制限すること 障害者に障害者でない

Taro-議案第13号 行政手続条例の

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新法人定款 平成13年3月変更

5 条条例 9 条 2 項の規定による勧告は 空き家等改善勧告書 ( 式 4 ) により行うものとする ( 命令 ) 6 条条例 1 0 条 1 項の規定による命令は 空き家等改善措置命令書 ( 式 5 ) により行うものとする ( 公表の方法 ) 7 条条例 1 1 条 1 項の規定による公表は

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六組織としての利益相反次の各号のいずれかに該当するものをいう ア. 本学 ( 本学から権限が委譲されている場合の部局等を含む ) が企業等と経済的な利益関係にあること又は特別な関係にあることが 研究及び教育その他本学の活動に影響を及ぼすおそれがあると見えること イ. 利益相反マネジメント委員会が定め

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

個人情報の取り扱いに関する規程

痛を感じているものをいう 2 この条例において 学校 とは 道内に所在する学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 ) 第 1 条に規定する小学校 中学校 高等学校 中等教育学校及び特別支援学校 ( 幼稚部を除く ) をいう 3 この条例において 児童生徒 とは 学校に在籍する児童又は生徒をい

手順書03

一般財団法人 日本万歩クラブ 定款

等に発表する行為 (5) 不適切なオーサーシップ : 研究論文の著者リストにおいて 著者としての資格を有しない者を著者として含め 若しくは著者としての資格を有する者を除外するなどの行為 (6) 公的資金の不正使用 不正受給 : 補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律 ( 昭和 30 年法律第

幹事会の議を経て 総会の承認後にその者を除名することができる 2 除名の決定には 理事会 幹事会の議を経て総会の承認を必要とする 第 3 章役員等 ( 役員の種類 ) 第 10 条本会に 役員として 会長 1 名 副会長 2 名 理事 幹事若干名 監事 1 名を置く 2 役員の選出に関し必要な事項は

第2章

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東京都障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 第六条 ) 第二章障害を理由とする差別に関する相談及び紛争の防止又は解決のための体制等第一節障害を理由とする差別の禁止 ( 第七条 ) 第二節障害を理由とする差別に関する相談体制 ( 第八条 ) 第三節障害を理由

Transcription:

熊本大学セクシュアル ハラスメントの防止等に関する規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 熊本大学 ( 以下 本学 という ) の職員及び学生等が個人としてその人格と人権が尊重され それぞれの能力が最大限に発揮されるよう 修学 就労及び教育研究のための良好な環境を維持するため セクシュアル ハラスメントの防止及び排除のための措置並びにセクシュアル ハラスメントに起因する問題が生じた場合に 迅速かつ適切に対応するための措置 ( 以下 セクシュアル ハラスメントの防止 排除等 という ) に関し必要な事項を定める ( 定義 ) 第 2 条この規則において セクシュアル ハラスメント とは 学内外を問わず 相手方を不快にする性的な性質の言動によって相手方の人格や尊厳を傷つけ 修学 就労 教育又は研究の環境を害すること及び相手方の望まない性的な要求への服従又は拒否によって 修学 就労 教育又は研究を行う上で一定の利益又は不利益を与えることであって 職員 学生等が加害者又は被害者である場合をいう 2 この規則において 部局 とは 各学部 大学院各研究科 大学院各研究部 大学院各教育部 各研究所 医学部附属病院 大学院先導機構 イノベーション推進機構 グローバル推進機構 大学教育統括管理運営機構 各研究機構 熊本大学学則 ( 平成 16 年 4 月 1 日制定 ) 第 9 条第 1 項に規定する学内共同教育研究施設 附属図書館及び保健センターをいう 3 この規則において 事務組織の各部等 とは 監査室 経営企画本部 マーケティング推進部 教育研究支援部 ( 情報企画課に限る ) 学生支援部及び運営基盤管理部をいう なお 人文社会科学系事務課 教育学部事務課 自然科学系事務課 生命科学系事務課 生命科学先端研究事務課及び図書館課並びに医学部附属病院事務部 ( 以下この項において 部局担当課等 という ) については 前項に規定する部局のうち部局担当課等が事務を担当する部局にそれぞれ含まれるものとする 4 この規則において 部局等 とは 部局及び事務組織の各部等をいう 5 この規則において 相談員 とは 職員 学生等及び学生等の保護者からのセクシュアル ハラスメントに関する苦情の申出及び相談 ( 以下 苦情相談 という ) に対応する職員をいう ( セクシュアル ハラスメント防止委員会 ) 第 3 条本学に セクシュアル ハラスメントの防止 排除等に関し必要な事項を審議するため 熊本大学セクシュアル ハラスメント防止委員会 ( 以下 防止委員会 という ) を置く 第 4 条防止委員会は 次に掲げる委員をもって組織する (1) 学長が指名する理事 ( 以下 理事 という ) (2) 各学部 ( 教育学部及び医学部を除く ) 大学院自然科学研究科及び大学院保健学教育部から選出された教員各 1 人 (3) 教育学部から選出された教員 2 人 ( 附属幼稚園 附属小学校 附属中学校及び附属特別支援学校 ( 以下 附属学校 という ) から選出された教員 1 人を含む ) (4) 大学院社会文化科学研究科及び大学院法曹養成研究科のうちから選出された教員 1 人 (5) 大学院医学教育部及び大学院薬学教育部のうちから選出された教員 1 人 (6) 医学部附属病院から選出された技術職員 1 人 (7) パルスパワー科学研究所 総合情報統括センター グローバル教育カレッジ 政策創造研究教育センター 五高記念館 eラーニング推進機構 沿岸域環境科学教育研究センター 先進マグネシウム国際研究センター 環境安全センター 埋蔵文化財調査センター及び保健センターのうちから選出された教員 1 人 (8) 発生医学研究所 生命資源研究 支援センター及びエイズ学研究センターのうちから選出された教員 1 人 - 1 -

(9) 理事が指名した事務職員及び技術職員各 1 人 (10) 運営基盤管理部労務課長 (11) 学生支援部学務課長 (12) 弁護士及び臨床心理士各 1 人 2 前項第 2 号から第 9 号まで及び第 12 号の委員は 学長が委嘱する 3 第 1 項の委員には 女性を相当数含むものとする 4 第 1 項第 2 号から第 9 号まで及び第 12 号の委員の任期は 2 年とし 再任を妨げない 5 第 1 項第 2 号から第 9 号までの委員に欠員が生じた場合の補欠の委員の任期は 前項の規定にかかわらず 前任者の残任期間とする 第 5 条防止委員会は 次に掲げる事項を審議する (1) セクシュアル ハラスメントの防止 排除等に関する研修 啓発活動の企画に関すること (2) セクシュアル ハラスメントに関する苦情相談 被害の救済及び対応に関すること (3) その他セクシュアル ハラスメントの防止 排除等に関すること 第 6 条防止委員会に委員長を置き 理事をもって充てる 2 委員長は 防止委員会を招集し その議長となる 3 委員長は 必要に応じて 又は委員の過半数から開催要求があるときは 防止委員会を開催するものとする 4 委員長に事故があるときは 委員長があらかじめ指名する委員がその職務を代行する 第 7 条防止委員会は 委員の過半数が出席しなければ 議事を開き 議決することができない 2 防止委員会の議事は 出席委員の過半数をもって決し 可否同数のときは 議長の決するところによる 第 8 条防止委員会は 必要があるときは 委員以外の者 ( 本学の職員以外の者を含む ) を防止委員会に出席させ 意見を聴くことができる ( 学長の任務 ) 第 9 条学長は 防止委員会の議に基づき セクシュアル ハラスメントの防止 排除等について必要な措置を講ずる 2 学長は 防止委員会委員長からの報告に基づき 必要に応じセクシュアル ハラスメントからの救済又は環境の改善措置等について被訴え者及び訴え者の所属する部局等の長 ( 事務組織の各部等にあっては 運営基盤管理部の総務担当部長とする 以下同じ ) に通知する 3 学長は 防止委員会がセクシュアル ハラスメントの事実認定をした事案のうち 教授 准教授 講師 助教及び助手が被訴え者であるものについては 被訴え者の処分の是非について国立大学法人熊本大学教育研究評議会 ( 以下 教育研究評議会 という ) に審議を付託するものとする ( 防止委員会委員長の任務 ) 第 10 条防止委員会委員長は 第 5 条各号に掲げる事項についての審議結果を学長に報告するものとする 2 防止委員会委員長は 相談員から報告を受けた苦情相談について 防止委員会に諮るとともに その審議結果に基づき 防止委員会の下にセクシュアル ハラスメント調査委員会 ( 以下 調査委員会 という ) を設置する 3 防止委員会委員長は 相談員又は調査委員会から 訴え者救済のため緊急の措置が必要であるとの報告を受けたときは 前項の規定にかかわらず 速やかに学長に報告するとともに 学長及び関係部局等の長と協議を行う ( 部局等の長の任務 ) 第 11 条部局等の長は 当該部局等におけるセクシュアル ハラスメントの防止及び排除等に努めるものとする 2 被訴え者の所属する部局等の長は 第 9 条第 2 項の通知を受けたときは 速やかに改善措置を - 2 -

講じ 学長に報告するとともに 訴え者の所属する部局等の長及び訴え者に対し措置内容を通知するものとする 3 訴え者の所属する部局等の長は 第 9 条第 2 項の通知を受けたときは 必要な措置を講じ 措置内容を学長に報告するものとする ( 調査委員会 ) 第 12 条調査委員会の委員は 防止委員会の審議を経て 防止委員会委員のうちから 防止委員会委員長が速やかに指名する ただし 必要がある場合は 防止委員会委員以外の者 ( 本学の職員以外の者を含む ) を指名することができる 2 前項の委員には 女性を半数程度含むものとする 第 13 条調査委員会は 苦情相談の事実関係を調査し 2か月以内に調査結果をまとめ これを防止委員会委員長に報告するものとする ただし 2か月以内に調査が完了しない場合において やむを得ない事由があるときは相当期間調査期間を延長することができるものとする 2 調査委員会は 調査を完了したときに解散するものとする 第 14 条調査委員会に委員長を置き 防止委員会委員長が指名する者をもって充てる 2 委員長は 調査委員会を招集し その議長となる 3 委員長に事故があるときは 委員長があらかじめ指名する委員がその職務を代行する ( 相談員 ) 第 15 条相談員は 本学の職員のうちから 次に掲げる者をもって充てる (1) 各学部 ( 教育学部及び医学部を除く ) 大学院自然科学研究科 大学院保健学教育部 グローバル教育カレッジ及び保健センターから選出された教員各 1 人 (2) 教育学部から選出された教員 2 人 ( 附属学校から選出された教員 1 人を含む ) (3) 大学院社会文化科学研究科及び大学院法曹養成研究科のうちから選出された教員 1 人 (4) 大学院医学教育部及び大学院薬学教育部のうちから選出された教員 1 人 (5) 医学部附属病院から選出された技術職員 1 人 (6) パルスパワー科学研究所 総合情報統括センター 政策創造研究教育センター 五高記念館 eラーニング推進機構 沿岸域環境科学教育研究センター 先進マグネシウム国際研究センター 環境安全センター及び埋蔵文化財調査センターのうちから選出された教員 1 人 (7) 発生医学研究所 生命資源研究 支援センター及びエイズ学研究センターのうちから選出された教員 1 人 (8) 事務組織の各部等から選出された事務職員 2 人 (9) 附属病院看護部及び保健センターから選出された看護師各 1 人 (10) 運営基盤管理部労務課の副課長 1 人 (11) 学生支援部学務課の副課長 1 人 2 前項の相談員は 学長が委嘱する 3 相談員の氏名 所属及び連絡用電話番号等は 公示しなければならない 4 第 1 項第 1 号から第 9 号までの相談員の任期は 2 年とし 再任を妨げない 5 相談員は 防止委員会及び調査委員会の委員を兼務することができない 6 第 1 項第 1 号から第 9 号までの相談員には 女性を半数程度含むものとする 第 16 条相談員は 相談者の了解を得て 苦情相談の具体的内容等を防止委員会委員長に報告するものとする 2 相談員は 学生等からの苦情相談への対応に当たっては 当該学生等の心身の発達段階等を考慮し 適切な配慮のもとに対応するものとする ( 相談員室 ) 第 17 条相談員が相互に研鑽及び研修を行い 苦情相談業務を円滑に実施できるようにするため 相談員室を置く ただし 相談員室は苦情相談に関する個々の事案を検討する場であってはならない - 3 -

2 相談員室に相談員室長を置き 学長が委嘱する 3 相談員室長の任期は 2 年とする 4 相談員室長は 苦情相談業務を円滑に実施できるよう相談員の資質向上に努めるものとする 5 相談員室には 助言 指導を求めるため 必要に応じて 第 4 条第 1 項第 12 号の弁護士及び臨床心理士を加えることができるものとする ( 教育研究評議会に設置される審査委員会の任務 ) 第 18 条教育研究評議会議長は 第 9 条第 3 項に規定する審議の付託を受けて 教育研究評議会にセクシュアル ハラスメントに関する審査委員会 ( 以下 審査委員会 という ) を設置する 2 審査委員会は 防止委員会の調査結果に基づき処分原案を作成し 教育研究評議会議長に報告するものとする 審査委員会は 当該関係者への直接の調査活動は行わない ただし 防止委員会の調査結果に疑義がある場合は 学長に再検討を ( 再調査を含む ) を依頼することができる ( 守秘義務 ) 第 19 条相談員及びセクシュアル ハラスメントの防止 排除等に関わる者は 関係者の名誉 人権及びプライバシーを尊重するとともに 知り得た秘密を他に漏らしてはならない ( 不利益取り扱いの禁止 ) 第 20 条学長 部局等の長その他職員は 苦情相談 当該苦情に係る調査への協力その他セクシュアル ハラスメントに関して正当な対応をした者に対して そのことをもって不利益な取り扱いをしてはならない ( 事務 ) 第 21 条防止委員会及び調査委員会の事務は 運営基盤管理部労務課において処理する ( 雑則 ) 第 22 条この規則に定めるもののほか セクシュアル ハラスメントの防止 排除等に関し必要な事項は 別に定める 1 この規則は 平成 16 年 4 月 1 日から施行する 2 熊本大学医療技術短期大学部 ( 以下 医療技術短期大学部 という ) が存続する間は 医療技術短期大学部 を部局とし 医療技術短期大学部部長 を部局長としてこの規則を適用する 3 第 4 条第 1 項第 2 号の規定にかかわらず医療技術短期大学部が存続する間は医療技術短期大学部の教員 1 人を委員として加えるものとする 4 第 15 条第 1 項第 1 号の規定にかかわらず医療技術短期大学部が存続する間は医療技術短期大学部の教員 1 人を相談員として加えるものとする この規則は 平成 17 年 4 月 1 日から施行する この規則は 平成 18 年 4 月 1 日から施行する この規則は 平成 18 年 7 月 1 日から施行する この規則は 平成 19 年 4 月 1 日から施行する 1 この規則は 平成 21 年 1 月 1 日から施行する 2 この規則施行後 最初に委嘱される第 15 条第 1 項第 1 号の相談員とは 同号の規定にかかわらず この規則施行の際 現に相談員である者をもって充てるものとし その任期は 同条第 4-4 -

項の規定にかかわらず 平成 22 年 3 月 31 日までとする この規則は 平成 21 年 4 月 1 日から施行する この規則は 平成 22 年 1 月 1 日から施行する この規則は 平成 22 年 10 月 1 日から施行する この規則は 平成 23 年 4 月 1 日から施行する この規則は 平成 23 年 8 月 1 日から施行する 1 この規則は 平成 23 年 10 月 1 日から施行する 2 この規則の施行の際現に改正前の第 4 条第 1 項第 7 号の規定により選出されている委員である者は 改正後の同号の規定により選出された委員とみなす 3 この規則の施行の際現に改正前の第 15 条第 1 項第 6 号の規定により選出されている相談員である者は 改正後の同号の規定により選出された相談員とみなす 1 この規則は 平成 23 年 12 月 1 日から施行する 2 この規則の施行の際現に改正前の第 4 条第 1 項第 7 号の規定により選出されている委員である者は 改正後の同号の規定により選出された委員とみなす 3 この規則の施行の際現に改正前の第 15 条第 1 項第 6 号の規定により選出されている相談員である者は 改正後の同号の規定により選出された相談員とみなす この規則は 平成 25 年 4 月 1 日から施行する この規則は 平成 26 年 3 月 1 日から施行する この規則は 平成 26 年 5 月 1 日から施行する この規則は 平成 27 年 3 月 1 日から施行する この規則は 平成 27 年 5 月 28 日から施行し 改正後の第 2 条第 2 項及び第 3 項の規定は 平成 27 年 4 月 1 日から適用する この規則は 平成 28 年 4 月 1 日から施行する この規則は 平成 28 年 6 月 1 日から施行する - 5 -