活動分析について ―基本概念とアクティビティを 中心とした実技―

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選考会実施種目 強化指定標準記録 ( 女子 / 肢体不自由 視覚障がい ) 選考会実施種目 ( 選考会参加標準記録あり ) トラック 100m 200m 400m 800m 1500m T T T T33/34 24

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手首が痛い! 使いすぎなのか!? 仕事でパソコンを頻繁に使う 美容師や理容師ではさみを頻繁に使う 料理で包丁を頻繁に使う 演奏 裁縫 趣味など 手先を使う仕事やスポーツを行い 手首が痛い と訴えるほとんどの患者さんは 普通の人より手先を使うこが多いため 腱鞘炎は 使いすぎ によるといわれています 確

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リハビリテーション歩行訓練 片麻痺で歩行困難となった場合 麻痺側の足にしっかりと体重をかけて 適切な刺激を外から与えることで麻痺の回復を促進させていく必要があります 麻痺が重度の場合は体重をかけようとしても膝折れしてしまうため そのままでは適切な荷重訓練ができませんが 膝と足首を固定する長下肢装具を

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3) 適切な薬物療法ができる 4) 支持的関係を確立し 個人精神療法を適切に用い 集団精神療法を学ぶ 5) 心理社会的療法 精神科リハビリテーションを行い 早期に地域に復帰させる方法を学ぶ 10. 気分障害 : 2) 病歴を聴取し 精神症状を把握し 病型の把握 診断 鑑別診断ができる 3) 人格特徴

中枢神経系の可塑性 中枢神経系障害を持つ患者の不適切な介入は不適切な可塑性適応を起こす 運動コントロールの改善には治療中に行われる運動ができるだけ正常と同じ様に遂行される事や皮膚 関節 筋からの求心的情報を必要とする 中枢神経系が環境と相互作用する為には運動やバランス アライメント トーンの絶え間な

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平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

第四問 : パーキンソン病で問題となる運動障害の症状について 以下の ( 言葉を記入してください ) に当てはまる 症状 特徴 手や足がふるえる パーキンソン病において最初に気づくことの多い症状 筋肉がこわばる( 筋肉が固くなる ) 関節を動かすと 歯車のように カクカク と軋む 全ての動きが遅くな

博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文

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SBOs- 3: がん診断期の患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 4: がん治療期 ; 化学療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 5: がん治療期 ; 放射線療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 6: がん治療期

どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化

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2011/9/9 Bobath Concept 脳卒中片麻痺患者の評価と治療 研修会 評価 治療の進め方と実際 誠愛リハビリテーション病院 PT 山下早百合 ボバース概念は 中枢神経系の損傷により失われた機能 運動 姿勢コントロールにおける個人個人の問題に対して 評価と治療を行う問題解決アプローチで

図表 リハビリテーション評価 患 者 年 齢 性 別 病 名 A 9 消化管出血 B C 9 脳梗塞 D D' E 外傷性くも幕下出血 E' 外傷性くも幕下出血 F 左中大脳動脈基始部閉塞 排尿 昼夜 コミュニ ケーション 会話困難 自立 自立 理解困難 理解困難 階段昇降 廊下歩行 トイレ歩行 病

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未来教育 1 プロジェクト学習とポートフォリオ 文部科学省採択事業 確かな学力の育成に係る実践的調査研究 課題解決能力の獲得を可能とするプロジェクト学習とポートフォリオ教員研修プログラムの開発 コーチング指導による コンピテンシー育成 を目指して 報告書 (H22) より シンクタンク未来教育ビジョ

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運動制御のレベルと脳の構造 監視判断予測随意的選択 大脳連合野 評価 辺縁系 脳と運動丹治 更衣動作 小脳 汎用性運動ジェネレータ 大脳運動野 大脳基底核 アクションジェネレータ 中脳 橋 1 ヵ月後 感覚入力 パターンジェネレータ 運動出力 初期時 脊髄 脳幹 着衣の問題更衣動作 : 正常運動のコ

Ⅱ 筋の伸張方法と張力調節に関わる刺激と身体で起こる反応について筋の伸張方法について ストレッチングの技法からまとめた 現在日本で用いられているストレッチングは 主に4つとされている 3, 4) それぞれの技法について 図 1にまとめた 性があるため 筋の張力調節においてあまり推奨されていない その

ここで, 力の向きに動いた距離 とあることに注意しよう 仮にみかんを支えながら, 手を水平に 1 m 移動させる場合, 手がした仕事は 0 である 手がみかんに加える力の向きは鉛直上向き ( つまり真上 ) で, みかんが移動した向きはこれに垂直 みかんは力の向きに動いていないからである 解説 1

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リハビリテーションを受けること 以下 リハビリ 理想 病院でも自宅でも 自分が納得できる 期間や時間のリハビリを受けたい 現実: 現実: リ ビリが受けられる期間や時間は制度で リハビリが受けられる期間や時間は制度で 決 決められています いつ どこで どのように いつ どこで どのように リハビリ

6 腰椎用エクササイズパッケージ a. スポーツ選手の筋々膜性腰痛症 ワイパー運動 ワイパー運動 では 股関節の内外旋を繰り返すことにより 大腿骨頭の前後方向への可動範囲を拡大します 1. 基本姿勢から両下肢を伸展します 2. 踵を支店に 両股関節の内旋 外旋を繰り返します 3. 大腿骨頭の前後の移

2 図微小要素の流体の流入出 方向の断面の流体の流入出の収支断面 Ⅰ から微小要素に流入出する流体の流量 Q 断面 Ⅰ は 以下のように定式化できる Q 断面 Ⅰ 流量 密度 流速 断面 Ⅰ の面積 微小要素の断面 Ⅰ から だけ移動した断面 Ⅱ を流入出する流体の流量 Q 断面 Ⅱ は以下のように

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Transcription:

脳神経センター大田記念病院佐近隆二 ( 写真第 1 回廣島活動分析研究会大会にて ) 活動分析について 基本概念とアクティビティを 中心とした実技

活動分析研究会 1989 年発足 ( 発起人 : 柏木正好先生 ) 名称 :NDOT 活動分析研究会 発足目的 : ボバース概念から受けた感銘を OT の専門性に発展させたい 臨床の問題をあらゆる側面から拾い上げてセラピストの技術開拓し人間理解を広げていく

活動分析研究会 対象 : 中枢神経損傷により 種々の障害を持たれた方のリハビリテーション従事者活動内容 : 研究内容の紹介 ( 研究 症例発表 ) 意見交換 ( 自由討論 ) リハビリテーションの発展を図る目的 各地での活動分析研究会を展開へ

Activity の意味 山根 : 人の活動を いきる くらす はたらく うむ はたす あそぶ つくる たのしむ まじわる つながる ひろがる やすらぐ おぎなう みにつく 日々の生活の中で営んでいる活動は広い意味では Activity の連続 日々の生活において 私たちは何気なくさまざまな活動を学習し 熟練者として振る舞っているが それらを支えているのは神経系 作業療法場面 : 作業 活動 作業活動 その目的と手段を表す言葉

臨床における治療場面 片麻痺者の諸問題姿勢筋緊張の異常 随意運動の低下 バランスの低下 固定的な代償姿勢 皮膚 筋 骨格筋群の変性 感覚障害 知覚 認知の問題など 徒手的操作主体の場面 直接身体に触れ 感覚しやすい身体状況を期待 Activiy を媒介とした場面 目的に導かれ リアリティ ( 現実性 ) の体験を期待 覚醒や能動性の向上 注意の喚起 持続身体の自律的反応等 複合的反応を期待 治療の目的 対象者の適応行動の運動学習

運動学習の段階 FITTS と POSNER による運動学習 1. 初期認知段階 ( 認知 ) 学習する課題全体の理解 2. 中間段階 ( 連合 ) 試行錯誤の時期 3. 後期自律段階 ( 自動化 ) 熟練期へ 人は各々異なった速度で学習する 運動学習 目的活動において 能動的に参加し 実践と反復を繰り返す過程が必要

高草木薫 運動制御と姿勢制御 (1) ホ ハ ースシ ャーナル第 31 巻第 1 号

高草木薫 運動制御と姿勢制御 (1) ホ ハ ースシ ャーナル第 31 巻第 1 号

学習の結果 運動スキルが向上する 確実性 安定性 反復性 速度 効率性 タイミングなどが好ましい方向へ変化する 最終的には熟練の範疇へ 熟練するとは 長期間の訓練や経験を通じて獲得した高い遂行能力のことであり 技術的に優れている事を意味する ( 言葉や文章として明示化することは難しい ) 日常行う活動において 私たちはすでに熟練者

* 定型的パターンの固定化 身体の二分化 ( 安定状態の喪失 ) 安定性 外部環境との接点を求める過剰反応 身体内部における過剰固定と最大抵抗への固執 この条件下での課題遂行 代償動作 代償の多様性 = 代償固定の強化

表層的障害像 麻痺側 非麻痺側 異常姿勢緊張高緊張全体パターン過剰努力性連合反応身体各部位の運動不連結 環境変化との相互交流制限 固定的姿勢セット 非合理的対象関係 不器用さ麻痺側身体部位の不参加 特有の代償活動

人の運動行動個人 環境 課題との相互関係の履歴が表現されている TASK 重力環境下での姿勢制御 呼吸 排泄 循環 人の三大スキル ( 二足歩行 道具使用 言語 ) ADL,IADL その他の社会的行動 身体と脳 常に変化する環境 課題に対する適応的行動を発現し実行 運動課題 運動個体環境 能動的探索 知覚 - 行為循環システム アフォーダンス個人の行為の可能性を導く環境側に存在する情報 様々な環境 生物学的環境 ( 重力 支持面 光 音 ) 物理的環境 人的環境 ( セラピスト 家族 ) 社会的環境

対象操作を担う手手は繊細な運動期間であり繊細な知覚探索器官である 手掌部の広い空間と母指と他指との対立位が手指の操作性を保障している 手は 運動器官であると同時に 繊細な知 覚探索器官でもある ( 皮膚タッチ アクティブ タッチ ダイナミックタッチ 温度知覚タッチなどが複合的に機能している ) 手の機能的役割は 物の輪郭や形状に合 わせて自由に形を変え フィットさせていく事である

LATERAL MOTION テクスチャ PRESSURE 硬さ STATIC CONTACT 温度 UNSUPPORTED HOLDING 重さ ENCLOSURE 全体的な形 容量 CONTOUR FOLLOWING 全体的な形 正確な形 Lederman Klatzky,1987 より改編 Lederman と Klatzky による探索手法 アクティブ タッチ ( 能動的触覚 ) 手で自由に対象を触ることによって生じる対象の知覚 皮膚 関節 筋に存在する受容器群が共同して貢献する複合的な知覚系 北田亮 : アクティブタッチ - 能動的触覚. 松村道一他 : 脳百話. 市村出版,p110-111,2003

* ダイナミック タッチ物を持って振ったりすることで棒の長さを知覚する行為で 棒を振るという手の動きによって手首周りに発生する抵抗 すなわち慣性モーメントが不変項として知覚される

物体操作の共通特性 デービス介在的な道具 対象 物質によって もたらされる感触 ギブソン対象物からの感触慣性モーメントから受ける棒の先を知覚 ( ダイナミックタッチ ) アッフォルター棒きれ現象 ( 触 - 運動覚の重要性 ) ディネット魔法の杖現象

触覚のサブ システム 皮膚タッチ ハプティック タッチ ダイナミック タッチ 接触での温度知覚のシステム 定位のためのタッチ 関節や筋肉の運動なしに働く 皮膚とその深部組織によるもの 皮膚と深部組織が関節の動きとともに働くもの 皮膚と関節と筋が組み合わさって働くもの 血管の拡張や収縮と皮膚刺激の組み合わせで働くもの 前庭受容器と関節と皮膚からの入力が共変するもの 佐々木正人 三嶋博之編訳 : アフォーダンスの構想. 東京大学出版会,p29,2001

a: 一次体性感覚野における情報処理経路 および5~7 野における体性感覚と視覚の統合の流れ B: 体性感覚野において処理された体性感覚情報は一次視覚野頭頂間溝で統合される 頭頂間溝では 体性感覚と視覚の両方に応答するバイモーダル ニューロンが発見されている 岩村吉晃著 タッチ より

ひっかく かき集める 引っ張る 振る Fundamental Movement 巧緻動作の発達に向けて 生後 9~10 ヵ月頃の子供が行う運動 ぬぐう 示指で突く 押す 叩く むしる 物を投げる 離す 示指と母指で小さな物をつまみあげる 紀伊克昌訳 片麻痺の評価と治療 より

道具操作 道具を手に持って使う時 それは構造的にも機能的にも手の延長となり 内観として手の一部に同化される ( 道具の先端からの感覚情報とその変化を連続して探索知覚している ) 手の運動は 重力や惰力等の外的な反動力の作用に必要な補足を行うか 逆にその力を緩和し それによって 操作の全過程を目的達成の諸条件に応じて調節するかして 道具の運動に適応している 熟練者の手は 操作対象から自律的に情報を抽出し 目的が遂行される様に調節的に道具を使用している

脳損傷対象者の座位 リーチング 座位座位 ( 横 ) リーチング S/S 側屈と回旋 S/S 屈曲 S/S 内旋しながら伸ばす A/S 押し付け A/S 後退

Body-Image&Body Schema Body-Image: 自分自身の身体について意識的に持つ表象 体部位の名前 機能などの語彙 意味の脳内再現であり 左側頭葉に機能局在 Body-Schema: 自分の身体の姿勢や動きを制御する際にダイナミックに働く無意識のプロセス 様々な感覚入力 ( 深部 前庭 視覚 皮膚 運動指令の遠心性コピー ) などを利用して脳内に体部位の動的再現がなされる 前頭 - 頭頂連合野連関に機能局在 泰羅雅登 : 脳とボディイメージ 理学療法ジャーナル Vol.39, No.12 医学書院 2005

介入を再考する < 活動分析アプローチの原点 > 1 ある動作において 患者の動きを観察する 2 自分で正常だと考える同じ動きを 実際に活動してみる 3 その活動は 何を頼りに動いているのかを意識を集中して感じ取ってみる 4 そして言語化することによって 目に見えない 知覚 を明確化する 5 その 頼り は 患者が動くための 手がかり と成り得る Shinichi Yamamoto

上肢治療ポイント -1) 上肢機能の空間的段階 1 支持的役割 2 半支持 半空間的役割 3 空間的役割

上肢治療ポイント - 3) 両手動作への段階付け 1 一側上肢の活動 2 両側上肢の同時活動 3 両側上肢の相反的な活動安定と運動 運動と運動 4 両側上肢の別々の選択された活動

上肢治療ポイント 対象物に接触し 操作的把持 つまみ等の知覚探索による Activity( アクティブタッチ ) 1) 手掌内に流動的な動きの情報 2) 対象物が手全体に合わせてくれる情報 3) 手全体が対象物に合わせる情報 4) 指先の操作が加わった情報 道具等を用いることによる複関節運動による慣性モーメント 抵抗探索等による Activity ( ダイナミックタッチ )

何を選択する?

あれかな? これかな?