お知らせ 平成 26 年 1 月 20 日 同時発表先 合同庁舎記者クラブ 鳥取県政記者会 島根県政記者会 岡山県政記者会 広島県政記者クラブ 山口県政記者クラブ 山口県政記者会 山口県政滝町記者クラブ 中国地方建設記者クラブ 中国地方の港湾における国際コンテナ取扱貨物量平成 25 年上半期速報 ~ 国際コンテナ取扱貨物量は対平成 24 年同期比ほぼ横這いも 国際フィーダーコンテナ取扱貨物量は4% 増加 ~ 中国地方整備局では 中国地方の港湾管理者の調査をもとに 平成 25 年上半期 (1 月 ~6 月 ) の中国地方の港湾における国際コンテナ取扱貨物量 ( 速報 ) を取りまとめましたので 概要をお知らせします 平成 25 年上半期の国際コンテナ取扱貨物量は 28.5 万 TEU で対平成 24 年同期比 0.6% 増とほぼ横這い P1( 図 -1 表 -1) 参照 平成 25 年上半期の国際フィーダーコンテナ取扱貨物量は 5.1 万 TEU で対平成 24 年同期比 4.0% 増加 P3( 図 -3 表 -3) 参照 国際コンテナ取扱貨物量の概況 P1 参照 外貿コンテナ取扱貨物量の概況 P2 参照 国際フィーダーコンテナ取扱貨物量の概況 P3~P4 参照 各港における外貿コンテナ取扱貨物量の主な増減要因 P5 参照 国際コンテナ貨物に関する主なトピックス P6 参照 中国地方の定期コンテナ航路の就航状況 P8 参照 問い合わせ先国土交通省中国地方整備局港湾空港部港湾物流企画室 TEL:082-511-3928( 直通 ) かじ室長梶 こうぞう浩三 たかつ課長補佐高津 のぶはる 宣治 ( 広報担当窓口 ) 国土交通省中国地方整備局 TEL:082-221-9231( 代表 ):( 平日 昼間 ) さかもとしげゆき広報広聴対策官坂本繁幸 ( 内線 2117) たかはしとしあき企画部環境調整官高橋利彰 ( 内線 3114)
中国地方の港湾における国際コンテナ取扱貨物量 ~ 平成 25 年上半期速報 ~ 国際コンテナ取扱貨物量 中国地方の港湾( 下関港を除く 以下同じ ) における平成 25 年上半期の国際コンテナ取扱貨物量の速報値は28.5 万 TEU 1 であり 平成 24 年同期比で0.6% 増とほぼ横這いです ( 図 -1 表-1 参照 ) 国際コンテナ取扱貨物量 とは 外貿コンテナ取扱貨物量 2 と 国際フィーダーコンテナ取扱貨物量 3 を足し合わせた取扱貨物量であり 中国地方の港湾を介して輸出入された正味のコンテナ取扱貨物量です 図 -1 国際コンテナ取扱貨物量の推移 表 -1 国際コンテナ取扱貨物量 ( 空コンテナを含む ) 1
2 外貿コンテナ取扱貨物量 中国地方の港湾における平成 25 年上半期の外貿コンテナ取扱貨物量の速報値は23.3 万 TEU であり 平成 24 年同期 (23.4 万 TEU) と比較すると0.1% 減とほぼ横這いです 輸出:0.2% 増加 輸入 :0.5% 減少 ( 図 -2 表-2 参照 ) 外貿定期コンテナ就航航路数は 平成 25 年 6 月末時点で韓国 中国 台湾 香港 東南アジア ロシア 北米方面へ週 71.75 便が就航しています これは 平成 24 年 12 月末 ( 週 72.75 便 ) と比較すると週 1.0 便減少しています 中国地方の港湾における合計貨物量が横這いであるのと同様に 五大港の合計貨物量も 平成 24 年同期比で0.9% 減と横這いです 図 -2 外貿コンテナ取扱貨物量と週あたり就航航路数の推移 表 -2 外貿コンテナ取扱貨物量 ( 空コンテナを含む ) 2
3 国際フィーダーコンテナ取扱貨物量 平成 25 年上半期の国際フィーダーコンテナ取扱貨物量は 5.1 万 TEU であり 平成 24 年同期 (4.9 万 TEU) と比較して4.0% 増加しています ( 図 -3 表-3 参照 ) 図 -3 国際フィーダーコンテナ取扱貨物量の推移 表 -3 国際フィーダーコンテナ取扱貨物量 ( 空コンテナを含む ) 3
平成 25 年上半期における国際コンテナ取扱貨物量に対する国際フィーダーコンテナ取扱貨物量の割合は 18.1% となっており 平成 24 年同期 (17.5%) と比較しても高い割合となっています ( 図 -4 表-4 参照 ) 平成 25 年上半期の国際フィーダーコンテナ取扱貨物量の港別内訳を見ると 水島港と広島港における取扱量のみで全体の約 8 割を占めています ( 図 -5 参照 ) 図 -4 国際コンテナ取扱貨物量に占める国際フィーダーコンテナ取扱貨物量の割合 表 -4 国際コンテナ取扱貨物量と国際フィーダーコンテナ取扱貨物量の推移 図 -5 平成 25 年上半期国際フィーダーコンテナ取扱貨物量の港別内訳 4
各港における外貿コンテナ取扱貨物量の主な増減要因 外貿コンテナ取扱貨物量の港湾別の増減要因は 以下のとおりです 境港 :3,120TEU 増 ( 平成 24 年同期比 24.0% 増 ) 韓国 中国向けの紙 パルプや韓国 中国 東南アジア向けの水産品の輸出 中国からの電気機械やアメリカ イギリス 韓国からの再利用資材の輸入が増加しました 浜田港 :340TEU 減 ( 平成 24 年同期比 16.7% 減 ) 韓国向けの桧丸太の輸出 アメリカからの牧草の輸入が減少しました 水島港 :1,555TEU 減 ( 平成 24 年同期比 2.9% 減 ) 中国向けの金属機械工業品の輸出が減少しました 広島港 :2,453TEU 増 ( 平成 24 年同期比 3.4% 増 ) 中国航路の金属製品 韓国航路の紙 パルプ等の輸出 韓国航路の自動車部品 文房具 運動娯楽用品 楽器等の輸入が増加しました 福山港 :3,796TEU 減 ( 平成 24 年同期比 10.4% 減 ) 中国航路のその他製造工業品 紙 パルプ 衣服 身廻品 はきもの等の輸出 中国航路の衣服 身廻品 はきもの 韓国航路のコークス等の輸入が減少しました 呉港 :182TEU 減 ( 平成 24 年同期比皆減 ) 平成 24 年 11 月より 呉港と韓国 ( 釜山 ) を結ぶ航路が一時休止となったため 呉港において外貿定期コンテナ航路が無くなるとともに コンテナ貨物の取扱いが無くなりました ( 現在も航路休止中 ) 大竹港 :668TEU 減 ( 平成 24 年同期比 51.1% 減 ) 平成 24 年 4 月より 大竹港と韓国 ( 釜山 ) を結ぶ航路が週 1 便減便となったため 韓国向けの貨物が減少しました 徳山下松港 :2,352TEU 増 ( 平成 24 年同期比 7.8% 増 ) 中国及び韓国向けの染料 塗料 合成樹脂 その他化学工業品の輸出 韓国からの再利用資材の輸入が増加しました 岩国港 :158TEU 増 ( 平成 24 年同期比 1.6% 増 ) 韓国向けの紙 パルプの輸出が増加しました 三田尻中関港 :2,417TEU 減 ( 平成 24 年同期比 19.6% 減 ) 中国向けの自動車部品の輸出が減少しました 宇部港 :575TEU 増 ( 平成 24 年同期比 16.6% 増 ) 韓国向けの窯業品の輸出 韓国からの窯業品の輸入が増加しました 5
国際コンテナ貨物に関する主なトピックス ( 平成 25 年 1 月から平成 25 年 12 月まで ) 境港 外港昭和南地区の国際コンテナターミナル拡張 平成 25 年 9 月 コンテナ貨物の増加に対応するための国際コンテナターミナルの拡張工事が完成し 供用が開始されました 浜田港 福井地区に上屋が完成 平成 25 年 4 月 福井地区に定温機能を備えた 福井上屋 が新たに完成し 供用が開始されました 水島港 中国 フィリピン航路が就航 玉島地区の国際コンテナターミナル機能強化 平成 25 年 10 月 水島港と中国 フィリピンを結ぶ新たな航路が就航しました ( 中国 フィリピン航路 : ゼロ 週 1 便 ) 平成 25 年 11 月 玉島地区の水島港国際コンテナターミナルにおいて 岸壁 ( 水深 12m) 耐震 及び6 号埠頭の供用開始式典を開催しました 新たに供用開始したのは 耐震機能を強化した岸壁 ( 水深 12m)1バースと埠頭用地 ( 約 4ha) ガントリークレーン1 基です 広島港 出島地区に CFS 3 が完成 平成 25 年 3 月 出島地区にコンテナ貨物の積み替えや蔵置を行うためのコンテナ フレート ステーション 広島港新国際 CFS が新たに完成し 供用が開始されました 福山港 国際フィーダー航路が就航 平成 25 年 5 月 福山港と神戸港を結ぶ国際フィーダー航路が新たに就航しました ( 国際フィーダー航路 : ゼロ 週 1 便 ) 徳山下松港 韓国 ( 釜山 ) 航路が増便 平成 25 年 11 月 徳山下松港と韓国 ( 釜山 ) を結ぶ航路が増便となりました ( 韓国航路 : 週 6 便 週 7 便 ) 6
参考 1 TEU(Twenty-foot Equivalent Units) とは 20 フィート ( コンテナの長さ ) 換算のコンテナ取扱個数の単位です 国際輸送に用いられるコンテナには主に 20 フィートコンテナ 40 フィートコンテナがあり 40 フィートコンテナ1 個は 2TEUと計算します 20 フィートコンテナ ( 長さ約 6.06m 幅約 2.44m 高さ約 2.59m)1 個の内容積は約 33m³ です 中国地方の港湾における平成 25 年上半期の国際コンテナ取扱貨物量 (28.5 万 TEU) は 容積換算すると約 940.2 万 m³ であり これは東京ドーム約 8 個を一杯にする程の貨物量となります 写真港でのコンテナの取扱状況 2 外貿コンテナ取扱貨物量とは 日本の港湾 ( 本文章中では中国地方の港湾 ) と海外の港湾間で直接輸出入される ( 取り扱われる ) コンテナ取扱貨物量を言います ( 下図参考 ) 3 国際フィーダーコンテナ取扱貨物量とは コンテナ貨物を海外へ輸出する場合 中国地方の港と国内主要港 ( 阪神港 京浜港等 ) 間を内航船で輸送した後 国内主要港で外貿コンテナ船に積み替えられて輸出されるコンテナ取扱貨物量を言います コンテナ貨物を海外から輸入する場合はその逆の流れとなります ( 下図参考 ) 中国地方の港 内航フィータ ー国際フィーダー輸送 阪神港 外貿コンテナ輸送 海外 海外 4 CFS(Container Freight Station) とは 小口の貨物を混載してコンテナ単位に仕立てたり コンテナから貨物を取り出して荷渡しする上屋で コンテナターミナルの一部を構成するか それに隣接する施設のことです 写真広島港 CFS の外観 7
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