4校目cs5たまじむ3号.indd

Similar documents
考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

H30全国HP

ICTを軸にした小中連携

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校


課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

教育と法Ⅰ(学習指導要領と教育課程の編成)

PowerPoint プレゼンテーション

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

Microsoft PowerPoint - H29小学校理科

平成27年度公立小・中学校における教育課程の編成実施状況調査結果について

愛媛県学力向上5か年計画

123

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

各教科 道徳科 外国語活動 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする 各教科 道徳科 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする

資料7 新学習指導要領関係資料

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

第4章 道徳

総合的な学習の時間とカリキュラム・マネジメント

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

「標準的な研修プログラム《

< 内容 > 1. 道徳 から 特別の教科道徳 へ 2. これまでの道徳 3. これまでの道徳とこれからの道徳 4. これからの道徳 主に道徳科に関すること 主に道徳教育に関すること 5. 道徳の授業を参観して感じること 6. 授業構想チェックシートの活用 7. まとめ

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

第 1 章総則第 1 教育課程編成の一般方針 1( 前略 ) 学校の教育活動を進めるに当たっては 各学校において 児童に生きる力をはぐくむことを目指し 創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で 基礎的 基本的な知識及び技能を確実に習得させ これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

農山漁村での宿泊体験活動の教育効果について

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

消費者教育のヒント集&事例集

教育 学びのイノベーション事業 ( 平成 23~25 年度 ) 総務省と連携し 一人一台の情報端末や電子黒板 無線 LAN 等が整備された環境の下で 教科指導や特別支援教育において ICT を効果的に活用して 子供たちが主体的に学習する 新たな学び を創造する実証研究を実施 小学校 (10 校 )

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

札幌市教育研究推進事業のあらまし Ⅰ. 札教研事業とは 1. 経緯 札幌市教育研究推進事業( 札教研事業 ) は 札幌市教育研究協議会 ( 昭和 25 年 5 月創設 ) いわゆる 札教研 の研究 研修活動部分を引き継ぐ形で 平成 19 年度より新たに教育委員会の事業として推進されて今日に至る 2.

第 2 問問題のねらい青年期と自己の形成の課題について, アイデンティティや防衛機制に関する概念や理論等を活用して, 進路決定や日常生活の葛藤について考察する力を問うとともに, 日本及び世界の宗教や文化をとらえる上で大切な知識や考え方についての理解を問う ( 夏休みの課題として複数のテーマについて調

< F2D318BB388E789DB92F682CC8AC7979D F >

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

<4D F736F F D A8D CA48F43834B C E FCD817A E

<4D F736F F D20906C8CA08BB388E E646F63>

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

山梨大学教職大学院専攻長 堀哲夫教授提出資料

Microsoft Word - 社会科

①H28公表資料p.1~2

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

20情報【授業】

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

PowerPoint プレゼンテーション

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

学習指導要領の趣旨を実現する授業づくりのポイント

2015年度 SCスケジュール0401(一覧).xls

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

Microsoft Word - 研究協議会資料(保健分野学習指導案)

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

61.8%

Transcription:

巻頭言 目次 平成 28 年 2 月 25 日第 3 号 東京都多摩教育事務所 東京都立川市錦町 4-6-3 Tel 042-524-7222 Fax 042-528-0985 東京都多摩教育事務所指導課長宇田剛 巻頭言 ポジティブ シンキングをしませんか 1 特 東京都多摩地区教育推進委員会の研究報告 四つの効果的な指導の工夫 2 3 特 オリンピック パラリンピック教育の推進 Ⅱ 教科における進め方 4 5 特 特別の教科道徳 の先行実施におけるポイント 指導内容の改善 充実 考える道徳 議論する道徳 の推進 6 7 特 情報社会を生き抜く資質 能力の向上 子供の SNS の適正な利用に向けて 8 本号については 東京都多摩教育事務所のホームページからダウンロードできます ファイルの形式は PDF です http://www.tamajimu.metro.tokyo.jp/ 1

特 東京都多摩地区教育推進委員会の研究報告 四つの効果的な指導の工夫 平成 27 年度東京都多摩地区教育推進委員会は 研究主題を これからの時代に求められる資質 能力の育成 学びの質や深まりを重視した PDCA サイクルを通して と設定し 基礎研究や事例の開発 検証に取り組みました 本特では アクティブ ラーニングとも深い関連のある 本研究を通して明らかになった効果的な指導の工夫 を中心に紹介します 本特の活用例 校内研修会資料 教科等研究会資料 研究主任研修会資料等 東京都多摩地区教育推進委員会第 21 次計画 ( 通算 42 次 ) 報告書は 多摩教育事務所ホームページからダウンロードすることができます http://www.tamajimu.metro.tokyo.jp/ 参考資料 初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について ( 中央教育審議会平成 26 年 11 月 ) 教育課程企画特別部会論点整理 ( 中央教育審議会平成 27 年 8 月 ) 資質や能力の包括的育成に向けた教育課程の基準の原理 ( 国立教育政策研究所平成 26 年 3 月 ) 2 3

特 オリンピック パラリンピック教育の推進 Ⅱ 教科における進め方 オリンピック パラリンピック教育は < 育成すべき人間像 > を目標として <4つのテーマ>と<4つのアクション>を組み合わせた 4 4の取組 を展開していきます この多彩な取組により 子供たちに多くの資質 能力を身に付けさせることができます そして 特に<5つの資質 >を重点的に育むことが重要です 本特では 各教科において オリンピック パラリンピックをどのように関連させていくかに焦点を当てた具体的な事例を紹介します オリンピック パラリンピック教育は いつから Q1 どの程度実施すればよいのですか? 平成 28 年度から全校で実施することになります 学校の全教育活動を通じて 全ての学年において 年間 35 時間程度を目安として実施します 35 時間程度実施の考え方の例 総合的な学習の時間 特別活動 ( 学校行事等 ) その他 ( 教育課程外の活動 ) 道徳アスリートやオリンピックを支えてきた人についての資料等から 互いの考えを比べ 自分はこれからどのように行動するか 見つめ直す ( 内容項目 : 努力と強い意志 公正 公平 規則の尊重 ) 世界ともだちプロジェクト大会参加国の人種や言語 文化 歴史について調べ 交流する 私たちの生活と環境 これまでの大会の環境設備等を調べたり 環境保全活動に参加したりする 学習成果発表会オリンピック パラリンピックをテーマにして調べたことや製作した作品を発表する また 日本の伝統 文化教室 ( 歌舞伎や狂言 武道等 ) で学習した内容を英語で紹介する ボランティアの参加地域のブラインドサッカー大会の運営をサポートする 地域清掃 植栽活動に参加する 合わせて年間 35 時間程度を目安として実施 小 3 理科光の性質 めた日光の明るさと暖かさ 小 4 体育ボール運動 ボール運動やゲームの学習 聖火は日光をめてできたことや聖火リレーについて知る ボールを使うオリンピック パラリンピック競技種目の映像から学習する 小 5 音楽日本と世界の音楽 日本と世界の音楽に親しもう これまでの大会の開会式や表彰式における各国の国歌を鑑賞する 小 2 生活地域との関わり 地域で働く人にインタビューしよう 競技会場等で環境整備するボランティアについて知る 小 6 社会世界の中の日本 1964( 昭和 39) 年東京オリンピックがもたらした経済成長 小 5 算数多角形と円 多角形と円をくわしく調べよう 前回の東京大会で発展した街並みや鉄道の資料等を用いて調べる 競技会場や競技用具に関わる形を調べ 多角形と円の特徴をつかむ 小 5 図画工作伝統の技 伝統的な造形の美しさを味わう 身近な外国人と日本や世界の伝統工芸について交流する 小 6 国語文章を書こう 説得力のある文章を書く オリンピックと環境との関わりに触れ 地球温暖化を題材に文章を構成する 中 2 英語人物についての読み物 各教科 道徳 外国語活動 オリンピック パラリンピックに関わる人物についての読み物 中 1 数学資料の活用 資料の活用 オリンピック パラリンピックに関わる人物の功績や生き方を英語で学ぶ 体操競技の採点方法等 代表値が活用されていることを知る 中 1 社会 ( 地理 ) 世界の諸地域 世界の国々と地域区分 様々な国の特徴や文化等を踏まえたおもてなしガイドを作成する 中 3 理科水溶液とイオン 燃料電池自動車に水素を補給する水素ステーション 選手村で利用される燃料電池や燃料電池バスについて調べる 中 3 社会 ( 公民 ) 基本的人権の尊重 国際社会における人権 ( 人種差別をなくすために ) 2020( 平成 32) 年東京大会に向けた最終プレゼンテーションのスピーチ資料から学ぶ 中 2 美術躍動感を表そう 瞬間の美しさや動きのある表現 オリンピック パラリンピック競技種目における様々な動きを作品に表現する 中 1 家庭地域の伝統料理 地域に伝わる伝統料理 大会参加国の代表的な伝統料理を調べ 地域の食文化について理解を深める 中 3 技術持続可能な社会を築く 循環型社会におけるものづくりのサイクル これまでの大会で行われてきた環境保全に関する技術について調べる 本特の活用例 オリンピック パラリンピック教育全体計画 年間指導計画立案のための資料 校内研修会資料 オリンピック パラリンピック教育推進研修会資料 参考資料 東京のオリンピック パラリンピック教育を考える有識者会議最終提言 ( 平成 27 年 12 月 ) 東京都オリンピック パラリンピック教育 実施方針 ( 東京都教育委員会平成 28 年 1 月 ) 小学校学習指導要領 ( 文部科学省平成 20 年 3 月 ) 中学校学習指導要領 ( 文部科学省平成 20 年 3 月 ) 4 5

過程学習の流れ実践事例における主な学習活動と子供の姿導特 Q1 Q2 特別の教科道徳 の先行実施におけるポイント 指導内容の改善 充実 考える道徳 議論する道徳 の推進 学校教育法施行規則及び学習指導要領の一部改正により 小学校は平成 30 年度から 中学校は平成 31 年度から 特別の教科道徳 が全面実施となります それに伴い平成 27 年度から全面実施までは移行措置期間となります 先行実施は 各学校における道徳教育の充実と授業改善のチャンス! どのように先行実施を行うのですか 教育課程上の位置付けは 道徳の時間 のままで 指導内容については 改正された 特別の教科道徳 の一部又は全部に基づいた先行実施が可能です したがって 1 新たに追加又は内容が改善された内容項目に基づいた指導を実施する 2 問題解決的な学習を取り入れるなど指導方法を工夫する 3 重点化が示された指導内容に関わる指導の充実を図る など 学校の実態等に応じた様々な取組が考えられます 指導内容等はどう変わるのですか 指導内容の改善小学校から中学校までの内容の発達段階を踏まえた体系的な内容に 構成やねらいが分かりやすく示されました また いじめ問題への対応の充実を図る観点等から 内容項目及び内容が追加 整理されました 例えば 小学校では 六つの内容項目が新たに追加されました 中学校では いくつかの内容が統合され 22 項目に整理されました 例 ) いじめ問題への対応の充実に係る内容 学年内容項目 ( 新たに追加 ) 第 1 2 学年 第 3 4 学年 第 5 6 学年 中学校 個性の伸長 公正 公平 社会正義 個性の伸長 相互理解 寛容 公正 公平 社会正義 個性の伸長 相互理解 寛容 公正 公平 社会正義 よりよく生きる喜び 向上心 個性の伸長 相互理解 寛容 公正 公平 社会正義 よりよく生きる喜び 指導方法の改善発達の段階に応じ 答えが一つではない課題を 一人一人の児童 生徒が道徳的な問題と捉え向き合う 考える道徳 議論する道徳 の推進が求められています したがって 道徳的価値に関わる問題解決的な学習 や 道徳的行為に関する体験的な学習 を適切に取り入れて指導方法を工夫し それらの活動を通じて 学んだ内容の意義などについて 児童 生徒が考えるようにすることが大切です 東京都教育委員会では 新しい指導内容について先行して指導する際に活用できる教材の開発 配布 指導部 28 年 2 月末 考え 議論する 道徳へ向けた指導法の開発及び指導資料の配布 研修センター 28 年 3 月 を行い 各学校における先行実施の取組を支援します Q3 具体的にどのような授業づくりに取り組めばよいのでしょうか 児童 生徒が自らの成長 を実感したり これからの課題を見付けたり するなど 自ら考え理解し 主体的に道徳性を育む指導が求められます そのためには 問題解決 的な学習 道徳的行為に関する体験的な学習 の導入 特別活動等の体験 活動の活用などの工夫が必要です 問題解決的な学習のポイント実践事例第 4 学年 いじめのない楽しいクラスにしよう 道徳的価値について自己を見つめる 実現するための問題を見付ける 物事を多面的 多角的に考えながら課題解決に向けて話し合う 例 ) 複数の道徳的価値の対立による葛藤場面 どの価値を優先させるかの判断学習入開授業改善の 視点 主題や教材の内容に興味や関心をもたせる 道徳的価値の理自己を見つめよ 他者の考えと比べて自分の考えを深めるよう促す 考え 話し合うことを通して 子供一人一人が課題に対する答えを導き出す 書く じっくりと自己を見つめる 話し合う 教師と子供 子供 相互 学習形態 一斉/ ペア / 小 人数グループ 課題を自分とのつめる 自分にはどのよあるのか 自分にはどのよべきことがある 末 道徳的価値に対する思いや考えをまとめた り 道徳的価値を実現する ことの難しさなど を確認したりして 今後の 発展につなぐ 学習を通して考 えたことや新 たに分かったことを確かめる 学んだことを更に深 く心にとどめる これからへの思いや課 題について考える 移行措置期間においては 教育課程上は従来どおり 道徳の時間 のままで 改正された 特別の教科道徳 に基づいた指導が可能です そこで本特では 先行実施におけるポイントについて紹介いたします 解を基に うとする 関わりで見 うなよさが うな改善すのか 主題に対する興味 関心をもち 道徳的価値の理解に基づき 自己を見つめようとす < 教材に沿って考える> 教材に沿って考え 話し合う 登場人物はどのような気持ちで行動したのか 登場人物はどのように行動すいくことを確認する 展べきだったか < 教材から離れて 自分がどう行動するかを考える> 道徳的価値の理解を基に 自己を見つめる 自分はどう行動すべきか で話し合う 終問題解決に向かう 学んだことを更に深く心にとどめる 今後への思いや自己の課題について考える ここでは 答えが一つではない道徳的な課題を 一人一人が自分自身の問題と捉え向き合う 問題解決的な学習 考える道徳 議論する道徳 の授業の在り方について 実践事例を示しながら解説します 単元を通して身に付ける力 いじめをなくすために行動しようとする態度 これまでの授業では いじめはいけない 止めた方がいい といった常識的な答えを探す傾向があった 課題を把握する 教材の一場面を見て感じたことを伝え合い いじめ について考えて 教材 ( いじめられている子を傍観している14 人の子供たちの会話 ) を視聴し 話し合う 周囲で見ている子供たちの気持ちを考える いじめられている子供の気持ちを考える 自分自身がどうするかについて話し合う 同じ場面に居合わせたとき どのように行動するかを考え グループ 全体 本事例ではいじめの問題に関して様々な立場で考え 議論し 自分がどう判断し 行動するかを考える活動を設定した やめさせるのはとても勇気がいるね うん 自分がいじめられたら と思うと怖いもの と踏み出せない気持ちに互いに共感しながら 一人では怖いから何人かで言ってみようか と自分がどう行動するか 考えを深めていった 学習を振り返り 考えをまとめる 議論の後 いじめをなくすために どのように行動するか 自分の考えを書く 指導計画 全 4 時間第 1 時道徳相互理解 寛容 いじめのない楽しいクラスにしよう 第 2 時道徳個性の伸長 その人らしさをさがそう 第 3 時特別活動 コミュニケーション力を高めよう 第 4 時特別活動 気持ちをコントロールしよう いじめられている子がかわいそう でも 止めようとしたら自分がいじめられるかもしれない 怖い と葛藤する思いに共感しながら考え 話し合った 誰も助けてくれないつらさや悲しみを想像し いじめは絶対にあってはならない やめさせなければ という問題意識が芽生えた いじめを止めるのは難しい でも もしもいじめを見たら勇気を出して止めたい いじめはとても怖い いじめのないクラスにしていきたい と自分の言葉でまとめた 実践事例については 平成 27 年度東京都多摩地区教育推進委員会第 21 次計画 ( 通算 42 次 ) 報告書の 30 31 ページに掲載しています なお 報告書及び指導案は 多摩教育事務所のホームページからダウンロードできます 本特の活用例 校内研修会資料 道徳授業地区公開講座の資料 道徳教育推進教師の研修会資料 市町村教育委員会主催の研修会資料など 参考資料 小学校学習指導要領解説特別の教科道徳編 ( 文部科学省平成 27 年 7 月 ) 中学校学習指導要領解説特別の教科道徳編 ( 文部科学省平成 27 年 7 月 ) 〇初等教育資料 ( 文部科学省平成 27 年 3 月 平成 27 年 9 月 ) 6 7

特 情報社会を生き抜く資質 能力の向上 - 子供の SNS の適正な利用に向けて - 子供の安全は守られていますか? 現状 課題 解決の視点 SNS 1 ルールづくりのポイント 1 身に付けさせたい力の共通理解を図る ( 例 ) インターネット上の コミュニケーション等において安全に適切に対応できる力 情報の特性 著作権や個人情報の保護についての知識 様々な情報を取捨選択する能力 根拠を明確にして情報を発信する能力 受け手への十分な配慮に基づいて情報を発信できる能力や態度 2 子供主体のルールを作成する ルールやマナーの意義を理解し 守ることができる態度など 等を利用する際のルールを 子供たちが主体的に決め ルールの中で情報機器を使用していく働SNS 学校ルール 児童 生徒同士が話し合ってつくるルール 2 多摩地区の学校及び教育委員会の取組 き掛けSNS 家庭ルール 保護者と子供が話し合ってつくるルール 発行 / 東京都多摩教育事務所平成 28 年度の もよろしくお願いいたします 登録番号 (27)3 古紙配合率 70% 再生紙を使用しています 8