2018 年 12 月の天候 ( 福島県 ) 月の特徴 4 日の最高気温が記録的に高い 下旬後半の会津と中通り北部の大雪 平成 31 年 1 月 8 日福島地方気象台 1 天候経過 概況この期間 会津では低気圧や寒気の影響で曇りや雪または雨の日が多かった 中通りと浜通りでは天気は数日の周期で変わった

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2019 年 5 月の青森県の天候 ( 速報 ) 特徴 高温〇少雨〇多照 令和元年 6 月 5 日青森地方気象台 1 天候経過全般この期間は高気圧に覆われ晴れる日が多かった 2 日と 8 日は気圧の傾きが大きくなり 暴風となった また 25 日から 27 日にかけて 最高気温が 30 以上の真夏日と

佐賀県気象月報 平成 29 年 (2017 年 )6 月 佐賀地方気象台

1. 地上天気図 ( 左 ) と気象衛星画像 ( 右 : 赤外 ) 平成 30 年 9 月 30 日 15 時 平成 30 年 9 月 30 日 21 時 平成 30 年 10 月 1 日 03 時 - 2 -

2 気象 地震 10 概 況 平 均 気 温 降 水 量 横浜地方気象台主要気象状況 横浜地方気象台月別降水量 日照時間変化図 平均気温 降水量分布図 横浜地方気象台月別累年順位更新表 横浜地方気象台冬日 夏日 真夏

三重県の気象概況 ( 平成 30 年 9 月 ) 表紙 目次気象概況 1P 旬別気象表 2P 気象経過図 5P 気象分布図 8P 資料の説明 9P 情報の閲覧 検索のご案内 10P 津地方気象台 2018 年本資料は津地方気象台ホームページ利用規約 (

第 41 巻 13 号 大分県農業気象速報令和元年 5 月上旬 大分県大分地方気象台令和元年 5 月 1 3 日

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長野県農業気象速報(旬報) 平成27年9月上旬

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第 41 巻 21 号 大分県農業気象速報令和元年 7 月下旬 大分県大分地方気象台令和元年 8 月 1 日

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9 報道発表資料平成 29 年 12 月 21 日気象庁 2017 年 ( 平成 29 年 ) の日本の天候 ( 速報 ) 2017 年 ( 平成 29 年 ) の日本の天候の特徴 : 梅雨の時期 (6~7 月 ) は 平成 29 年 7 月九州北部豪雨 など記録的な大雨となる所があった梅雨の時期

報道発表資料平成 28 年 1 月 4 日気象庁 2015 年 ( 平成 27 年 ) の日本の天候 2015 年 ( 平成 27 年 ) の日本の天候の特徴 : 年平均気温は全国的に高く 北日本と沖縄 奄美ではかなり高い ただし 西日本は2 年連続の冷夏 夏から秋の一時期を除き 全国的に高温傾向が

2 気象 地震 10 概 況 平 均 気 温 降 水 量 横浜地方気象台主要気象状況 横浜地方気象台月別降水量 日照時間変化図 平均気温 降水量分布図 平成 21 年 (2009 年 ) の月別累年順位更新表 ( 横浜 ) 23

報道発表資料

宇都宮と日光 ( 中宮祠 ) の気象表 要素平均気温 ( ) 降水量 (mm) 日照時間 (h) 地点平年差階級平年比階級平年比階級旬実況値平年値実況値平年値実況値平年値 ( ) 区分 (%) 区分 (%) 区分上旬 かなり高い かなり多い 5

5 月の気象概況 上旬と下旬は 前線を伴った低気圧や気圧の谷等の影響で曇りや雨の日が多く 日降水量が 10mm を超える大雨となった所があった 中旬は 高気圧に覆われて概ね晴れの日が続き 暖かい空気の影響で平年よりも気温が高く推移した また 九州南部 ( 宮崎県を含む ) は26 日ごろ梅雨入り (

1. 天候の特徴 2013 年の夏は 全国で暑夏となりました 特に 西日本の夏平均気温平年差は +1.2 となり 統計を開始した 1946 年以降で最も高くなりました ( 表 1) 8 月上旬後半 ~ 中旬前半の高温ピーク時には 東 西日本太平洋側を中心に気温が著しく高くなりました ( 図 1) 特

千葉県の気象概況

8 月の気象概況 上旬と下旬は 高気圧に覆われ概ね晴れの日が多く 強い日射の影響も加わって気温が上がり 日最高気温が 35 以上の猛暑日となる日があった 中旬は 湿った空気の影響で曇りや雨の日が多かった また 台風第 12 号 第 15 号 第 19 号 第 20 号が宮崎県に上陸又は接近し 大雨や

1. 地上天気図と気象衛星画像 ( 赤外画像 ) 6 日 09 時 7 日 時 8 日 09 時 9 日 09 時 - 2 -

2 月の気象概況 期間の中旬は高気圧に覆われて晴れの日が続いたが 上旬と下旬は低気圧や前線 気圧の谷及び湿った空気の影響で天気は短い周期で変わった 上旬は強い寒気の流れ込みで日最低気温の低い方からの観測史上 1 位を更新した所があった また 中旬と下旬は日最小相対湿度や日最大 1 時間降水量 日最大

10 月の気象概況 期間の前半は 高気圧に覆われて晴れの日と 気圧の谷や前線等の影響で曇りや雨の日が短い周期で経過し 後半は 高気圧に覆われて概ね晴れの日が多かった また 上旬に台風第 25 号や前線の影響で大気の状態が非常に不安定となり 4 日 23 時から24 時にかけて発達した積乱雲により 宮

熊谷地方気象台対象地域埼玉県 平成 26 年 2 月 8 日から 9 日にかけての大雪に関する 埼玉県気象速報 1 資料作成の目的 2 気象の状況 3 警報等の発表状況 4 災害の状況 平成 26 年 2 月 10 日 熊谷地方気象台 この資料は速報として取り急ぎまとめたもので 後日内容の一部訂正や

(40_10)615_04_1【4月上旬】01-06

2018_1.pdf

資料6 (気象庁提出資料)

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目次 目次 1 気象概況 2 話題 3 気象分布図 4 気象経過図 5 警報 注意報の発表状況 7 神奈川県の気象概況 の取り扱いについて C 横浜地方気象台 本資料は 横浜地方気象台ホームページの利用規約 (

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(00)顕著速報(表紙).xls

電気使用量集計 年 月 kw 平均気温冷暖平均 基準比 基準比半期集計年間集計 , , ,

2 月の気象概況 冬型の気圧配置や気圧の谷の影響で曇りや雪または雨の日が多くなりましたが 高気圧に覆われて晴れた日もありました 上旬と中旬は 上空に強い寒気が入ったため 冬型の気圧配置が強まり 大雪となった日がありました 月平均気温は 魚沼市小出で平年並となったほかは 平年に比べ低いか かなり低くな

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1. 地上天気図 ( 左 ) とアメダス観測データ ( 右 : 風向風速 1 時間降水量 ) 22 日 09 時 22 日 12 時 22 日 15 時 22 日 18 時 アメダス観測データ凡例緑文字 : 雨量 (mm) 旗 :10m/s 長線:2m/s 短線:1m/s 例 ) : 西の風 13m

(c) (d) (e) 図 及び付表地域別の平均気温の変化 ( 将来気候の現在気候との差 ) 棒グラフが現在気候との差 縦棒は年々変動の標準偏差 ( 左 : 現在気候 右 : 将来気候 ) を示す : 年間 : 春 (3~5 月 ) (c): 夏 (6~8 月 ) (d): 秋 (9~1

はじめに 東京の観測値 として使われる気温などは 千代田区大手町 ( 気象庁本庁の構内 ) で観測 気象庁本庁の移転計画に伴い 今年 12 月に露場 ( 観測施設 ) を北の丸公園へ移転予定 天気予報で目にする 東京 の気温などの傾 向が変わるため 利 者へ 分な解説が必要 北の丸公園露場 大手町露

1 資料 久慈市の位置 市庁 ( 本庁 ) の位置地名経緯度 久慈市川崎町 1 番 1 号 東経 北緯 国土交通省国土地理院 " " 方位東端西端南端北端距離 久慈市の位置 経度 緯度 " " "

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気象官署気象月表 ( 鹿児島地方気象台 名瀬測候所 阿久根 枕崎 屋久島 種子島及び沖永良部特別地域気象観測所 ) 日 界 24 時 ( 日本標準時 ) 平均気圧 (hpa) 現地観測地点の高さにおける気圧毎正時 24 回の平均値海面東京湾平均海面の高度に換算した気圧毎正時 24 回の平均値 平均

Wx Files Vol 年2月14日~15日の南岸低気圧による大雪

また 積雪をより定量的に把握するため 14 日 6 時から 17 日 0 時にかけて 積雪の深さは と質 問し 定規で測っていただきました 全国 6,911 人の回答から アメダスの観測機器のある都市だけで なく 他にも局地的に積雪しているところがあることがわかりました 図 2 太平洋側の広い範囲で

あら

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Taro-40-11[15号p86-84]気候変動

津地方気象台対象地域 : 三重県 平成 29 年 1 月 14 日から 16 日にかけての大雪に関する三重県気象速報 目次 1 気象の状況 (1) 概況 (2) 地上天気図及び気象衛星赤外画像 (3) レーダーエコー (4) 観測記録 2 特別警報 警報 注意報 府県気象情報の発表状況 3 被害状況

地域気象観測

3. 調査結果 3.1 期間を通じた気温の比較連続気象観測値から 今切川橋と土工部の徳島 IC 山沿いの大代古墳 IC( 標高約 20m) における期間を通じた気温の統計結果をまとめると 以下の通りとなった 1 今切川橋の雪氷期の平均気温は 大代古墳 TNより0.7 高く 徳島 ICより0.9 低か

2.2.5 月の統計月の統計は 当該月の 1 日から末日までの 1 か月間について行う か月の統計 3 か月の統計は 前々月から当該月までの任意の 3 か月間について行う なお 各四季の統計は 3~5 月 6~8 月 9~11 月及び 12~2 月の各 3 か月間を それぞれ春 夏

日本の海氷 降雪 積雪と温暖化 高野清治 気象庁地球環境 海洋部 気候情報課

新潟県の気象概況 平成 30 年 (2018 年 )9 月 目 次 9 月の気象概況 1 極値順位更新記録 2 統計値及び平年値との比較 4 気象経過図 5 気象分布図 6 地域気象観測月報 ( 集計値 ) 9 地域雨量観測月報 ( 集計値 ) 11 情報の閲覧 検索のご案内 12 資料の解説 13

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【WNI】第二回花粉飛散傾向2018

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ぐに花粉の飛散シーズンに入らなかったのは 暖冬の影響で休眠打破が遅れたことが影響していると考えられます ( スギの雄花は寒さを経験することにより 休眠を終えて花粉飛散の準備に入ると言われています ) その後 暖かい日や風が強い日を中心にスギ花粉が多く飛びましたが 3 月中旬には関東を中心に寒い日が続

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気象庁技術報告第134号表紙#.indd

石川県白山自然保護センター研究報告第27集


スーパーマーケット販売統計調査資料 2017 年 12 月実績速報版 ( パネル 270) 11 月実績確報版 ( パネル 270) 2017 年年間集計速報版 (2018 年 1 月 23 日公表 ) 調査資料概要 パネル 270 社集計 食品を中心に取り扱うスーパーマーケットを対象に同一企業を集

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平成16年6月25日の大雨(気象速報)

昭和 28(1953) 年 8 月 11 日 昭和 32(1957) 年 7 月 25 日 昭和 33(1958) 年 9 月 26 日 南山城の大雨 諫早豪雨 狩野川台風 8 月 13 日に サハリンからオホーツク海に進んだ低気圧から伸びる寒冷前線が 北海道の南東岸から東北地方北部を通って朝鮮半島

記者発表資料 平成 29 年 1 月 12 日東北地方整備局仙台管区気象台 大雪に対する緊急発表について 今週末にかけての大雪に備え ドライバー等の皆様への呼び掛けについてお知らせします 東北地方では 15 日頃にかけて大雪が継続し 猛吹雪となるところがある見込みです 14 日 ~15 日頃にかけて

本州の南岸沿いに梅雨前線が停滞するようにな ると梅雨の季節である 急激に日照時間が少なく なり ぐずついた天気が続く 梅雨の前半は 冷 たく湿った東寄りの風 ( ヤマセ ) が吹き 浜通り を中心に低温になることがあるが 会津ではその 影響は小さい 梅雨が明けると気温は上昇し ま た日照時間も急激に

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<2014年の花粉飛散傾向発表。2月上旬から花粉シーズン到来、対策は1月から>

9 月号平成 27 年 (2015 年 ) ご利用の前にかんくうじまウェザートピックス関空島 WEATHER TOPICSEAの内容には 航空気象で利用する用語や 観測で使用する機器及びその設置場所等の略語がでてきます これらの解説を巻末に掲載していますので適宜ご利用ください 関空島の 8 月の気象

月中旬までの飛散量も昨年より少なく 半分程度の所もあります このため 東北では昨年よりもまだ症状が軽 い傾向ですが シーズンを通した飛散量は平年並で 昨年より多い予想なので 油断は禁物です 右の症状のグラフは スマホアプリ ウェザーニュースタッチ の 花粉 Ch. に 2017 年 1 月 19 日

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1 気象状況 (1) 概況 2 月 28 日から 3 月 1 日にかけて 低気圧が急速に発達しながら日本海を北東に進んだ このため 福井県内では 2 月 28 日夜から 3 月 1 日夜遅くかけて強風となり 最大風速は 福井で西南西 14.9m/s(1 日 08 時 12 分 ) 敦賀で北西 16.

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金沢地方気象台対象地域石川県 平成 30 年台風第 21 号に関する石川県気象速報 目 次 1 気象概況 2 気象の状況 3 気象官署と地域気象観測所の極値更新状況 4 特別警報 警報 注意報 気象情報等の発表状況 5 石川県の被害状況等 6 金沢地方気象台の対応状況等 平成 30 年 9 月 7

新潟地方気象台対象地域新潟県 平成 28 年 (2016 年 )12 月 22 日から 23 日にかけて 急速に発達した低気圧に関する新潟県気象速報 目次 1 概要 (1) 資料作成の目的 (2) 気象概況 2 気象の状況 (1) 地上天気図および気象衛星赤外画像 (2) レーダーエコー合成図 (3

別 紙 7 月の天候 2018 年 ( 平成 30 年 )7 月の特徴 : 北 東 西日本では気温がかなり高かった太平洋高気圧の勢力が日本付近で強かったため 北 東 西日本では月平均気温がかなり高く 東日本の月平均気温は平年差 +2.8 となり 7 月として 1946 年の統計開始以来第 1 位 西

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1 概要 (1) 資料作成の目的 3 月 1 日から 2 日にかけて 急速に発達した低気圧の影響により 静岡県では 暴風となった所があった この影響で 強風に伴う人的被害や住家の一部損壊などの被害が発生した このときの気象資料をとりまとめる目的で本資料を作成した 本資料は 3 月 2 日 22 時現

黄砂消散係数 (/Km) 黄砂消散係数 (/Km) 黄砂消散係数 (/Km) 黄砂消散係数 (/Km) 日数 8~ 年度において長崎 松江 富山で観測された気象台黄砂日は合計で延べ 53 日である これらの日におけるの頻度分布を図 6- に示している が.4 以下は全体の約 5% であり.6 以上の

Taro-40-09[15号p77-81]PM25高濃

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1. 水温分布 ( 図 1) 7 月沖合定線海洋観測結果 平成 26 年 7 月 14 日 岩手県水産技術センター TEL: FAX: 全域で表面水温は高め 県南部に北上暖水が流入 1) 本県沿岸

2018 年の山形県とその周辺の地震活動 1. 地震活動の概況 2018 年に 山形県とその周辺 ( 図 1の範囲内 ) で観測した地震は 2,250 回 (2017 年 :2,447 回 ) であった 山形県内で震度 1 以上を観測した地震は 図の範囲外で発生した地震を含めて 47 回 (2017

第 1 表地上気象観測統計項目 2000 年から継続する統計項目 新しく追加された統計項目 ( 合計 平均値 ) 期間 3か月別 年 月別 旬別 暦日 通年 日別 日別 日別 日別 半旬別 半旬別 7 日間 日間 7,14,28 日間 地域階級 * 地域階級 * 統計項目 海面気圧 現地

宮崎県気象月報

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2. エルニーニョ / ラニーニャ現象の日本への影響前記 1. で触れたように エルニーニョ / ラニーニャ現象は周辺の海洋 大気場と密接な関わりを持つ大規模な現象です そのため エルニーニョ / ラニーニャ現象は周辺の海流や大気の流れを通じたテレコネクション ( キーワード ) を経て日本へも影響

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台風経路図 9 月 5 日 09 時温帯低気圧に変わる 9 月 4 日 14 時頃兵庫県神戸市付近に上陸 9 月 4 日 12 時頃徳島県南部に上陸 8 月 28 日 09 時南鳥島近海で台風第 21 号発生 -2-

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2018 年 12 月の天候 ( 福島県 ) 月の特徴 4 日の最高気温が記録的に高い 下旬後半の会津と中通り北部の大雪 平成 31 年 1 月 8 日福島地方気象台 1 天候経過 概況この期間 会津では低気圧や寒気の影響で曇りや雪または雨の日が多かった 中通りと浜通りでは天気は数日の周期で変わったが 中通り南部 浜通り南部を中心に平年に比べ晴れの日が少なかった 寒暖の変動が大きかったが 月平均気温は平年並の所が多かった 4 日は北海道付近の低気圧に向かって南から温かい空気が流れ込んだ影響で高温となり 郡山 二本松 田島など 13 地点で 統計開始以来 12 月として日最高気温の高い方からの 1 位を更新した 27 日から 30 日にかけては 強い冬型の気圧配置が続いた影響で会津や中通り北部で大雪となった所があり 福島では 30 日の最深積雪 42cm を観測し 統計開始以来 12 月として月最深積雪の 1 位の値を記録した なお 福島では 8 日に初雪 ( 平年より 12 日遅く 昨年より 19 日遅い ) を観測した 月平均気温は 会津で平年並 中通りと浜通りで平年並から高い 月降水量は 会津で平年並から多い 中通りで平年並から多いが 中通り南部は少なかった 浜通りで平年並から少ない 月間日照時間は 平年並から少なく かなり少ない所もあった 月降雪量は 平年並から多く かなり多い所もあったが 少ない所もあった 上旬期間の前半は天気が数日の周期で変化した 4 日から 5 日にかけては南から暖かい空気が流れ込んだため気温がかなり高かった 期間の後半は北日本を低気圧が発達しながら通過した後 強い寒気が流れ込んで冬型の気圧配置が続いたため 曇りや雪または雨の日が多かった 旬平均気温は 高い 旬降水量は 会津で平年並から多いが 会津南部で少ない所もある 中通りと浜通りで平年並 旬間日照時間は 平年並から少なく 浜通り南部ではかなり少ない 中旬期間の前半は冬型の気圧配置となる日が多かった 後半は気圧の谷が短い周期で通過し 気圧の谷の通過後は冬型の気圧配置となった このため 会津では曇りや雪または雨の日が多かった 中通りと浜通りでは曇りや雨または雪となる日もあったが 晴れの日が多かった また 期間の中頃は寒気の影響で気温が低くかなり低い日もあったが 期間の終わりは暖かい空気に覆われて気温が高くなるなど 気温の変動が大きかった 旬平均気温は 会津で平年並から低い 中通りと浜通りで平年並 旬降水量は 会津で多いからかなり多い 中通りと浜通りで平年並から多い 旬間日照時間は 会津で平年並から少ない 中通りと浜通りで平年並から多い 旬降雪量は 会津で平年並から多いが少ない所もある 中通りで平年並 下旬期間の前半の天気は数日の周期で変わった 後半は冬型の気圧配置となる日が続き 会津を中心に雪の日が多かったが 浜通りでは沿岸部を中心に概ね晴れた 27 日から 30 日にかけて強い冬型の気圧配置が続いた影響で会津や中通り北部で大雪となった所があった 旬平均気温は 平年並から低い 旬降水量は 会津で平年並から少ないが 会津南部で多い所もあった 中通りで平年並から多いが 中通り中部で少ない所もあった 浜通りで平年並から少ない 旬間日照時間は 平年並から少ないが 多い所もあった 旬降雪量は 会津で平年並から多いが 少ない所もあった 中通りで多いからかなり多い

2 日々の気圧配置 1 日 : 東北地方北部を低気圧が通過する その後 中国東北区に中心を持つ高気圧が次第に本州付近に張り出す 2 日 : 本州付近は高気圧に覆われる 3 日 : 日本の東に高気圧があって東に移動する 一方 朝鮮半島付近に低気圧があって東北東へ進む 4 日 : 北海道付近に低気圧があって東北東へ進み 低気圧からのびる寒冷前線が東北地方を通過する 5 日 : 北日本は冬型の気圧配置となる 6 日 : 関東の南東海上に前線を伴った低気圧があって北東へ進む また 別の低気圧が日本海にあって東北東へ進む 7 日 : 北日本を低気圧が通過する 低気圧の通過後 北日本は冬型の気圧配置となる 8 日 : 日本付近は冬型の気圧配置となる 9 日 : 日本付近は強い冬型の気圧配置となる 10 日 : 北日本は冬型の気圧配置となる 11 日 : 本州付近を高気圧が東へ移動する 12 日 : 日本の東に前線を伴った低気圧があって東北東へ進む また 別の低気圧が秋田沖にあって東北東へ進み 東北地方を通過する 13 日 : 北日本は冬型の気圧配置となる また 日本海に低気圧があって発達しながら東南東へ進む 14 日 : 本州付近は冬型の気圧配置となる 15 日 : 北日本は冬型の気圧配置となるが次第に緩む また 日本海に高気圧があって東に移動する 16 日 : 日本の東に高気圧があって東に移動する 17 日 : 関東の南東海上に低気圧があって北東へ進む 東北地方は気圧の谷となる 18 日 : 日本付近は冬型の気圧配置となる 19 日 : 日本の南に高気圧があって東に移動する 一方 気圧の谷が東北地方を通過する 20 日 : 北日本は冬型の気圧配置となる 21 日 : 本州付近は高気圧に覆われる 22 日 : 日本の東に高気圧があって東南東に移動する 一方 東海道沖に低気圧があって東へ進む 23 日 : 日本のはるか東に高気圧があって東南東に移動する 一方 気圧の谷が日本海を東へ進む 24 日 : 北日本は冬型の気圧配置となる 25 日 : 本州付近は高気圧に覆われる 一方 日本海は気圧の谷となる 26 日 : 東北地方を気圧の谷が通過し その後 冬型の気圧配置となる 27 日 : 日本付近は冬型の気圧配置となる 28 日 : 日本付近は強い冬型の気圧配置となる 29 日 : 日本付近は強い冬型の気圧配置となる 30 日 : 日本付近は強い冬型の気圧配置となる 31 日 : 日本付近は冬型の気圧配置となる

上旬階級区分高い高い高い高い中旬上旬階級区分平年並多い平年並平年並中旬上旬階級区分少ない平年並かなり少ない少ない中旬下旬3 気候統計値 (1) 気象官署及び特別地域気象観測所 要素福島若松小名浜白河平均気温( ) 下旬階級区分低い平年並平年並平年並月本年 3.7 2.1 6.4 2.8 平年 4.1 2.1 6.3 2.8 平年差 -0.4 +0.0 +0.1 +0.0 階級区分 平年並 平年並 平年並 平年並 本年 2.9 1.4 5.5 2.0 平年 3.3 1.0 5.4 1.9 平年差 -0.4 +0.4 +0.1 +0.1 本年 4.4 2.8 7.2 3.5 平年 4.4 2.2 6.4 3.0 平年差 +0.0 +0.6 +0.8 +0.5 本年 6.6 4.9 9.7 6.0 平年 5.8 3.6 7.8 4.4 平年差 +0.8 +1.3 +1.9 +1.6 階級区分平年並平年並高い平年並降水量( mm ) 下旬月本年 24.0 52.0 21.0 11.0 平年 12.5 32.0 12.6 11.0 平年比 (%) 192 163 167 100 階級区分 多い 多い 多い 多い 本年 30.5 11.5 1.5 3.5 平年 16.2 37.2 12.0 11.9 平年比 (%) 188 31 13 29 本年 61.5 87.5 25.5 19.0 階級区分 多い 少ない 平年並 平年並 平年 41.8 93.8 44.4 36.0 平年比 (%) 147 93 57 53 本年 7.0 24.0 3.0 4.5 平年 13.1 24.6 19.7 13.2 平年比 (%) 53 98 15 34 階級区分多い平年並平年並少ない日照時間(h) 月本年 39.1 19.5 63.1 46.4 平年 37.8 22.4 58.3 49.1 平年比 (%) 103 87 108 95 階級区分 平年並 平年並 平年並 平年並 本年 35.4 25.3 63.8 37.8 平年 46.1 25.6 68.4 54.3 平年比 (%) 77 99 93 70 本年 109.1 67.2 164.3 122.6 階級区分 少ない 平年並 少ない 少ない 平年 125.2 70.7 183.6 152.0 平年比 (%) 87 95 89 81 階級区分 少ない 平年並 少ない かなり少ない 本年 34.6 22.4 37.4 38.4 平年 41.2 22.8 56.9 48.6 平年比 (%) 84 98 66 79

(2) 地域気象観測所 地点 月平均気温 ( ) 月降水量 (mm) 月間日照時間 (h) 平年比平年比本年平年平年差本年平年 (%) 本年平年 (%) 郡山 3.6 3.5 +0.1 27.0 32.6 83 125.3 120.2 104 相馬 4.9 4.7 +0.2 18.0 31.3 58 169.6 153.9 110 西会津 2.3 2.0 +0.3 260.0 194.6 134 40.1 51.1 78 小野新町 2.3 1.8 +0.5 20.5 38.9 53 123.2 125.7 98 喜多方 2.0 1.7 +0.3 174.0 142.3 122 79.6 72.9 109 浪江 5.1 4.8 +0.3 17.0 41.4 41 149.6 152.5 98 田島 0.8 0.1 +0.7 105.5 83.3 127 60.2 68.6 88 広野 6.4 5.7 +0.7 28.5 45.5 63 166.5 164.1 101 ): 準正常値 統計値を求める対象となる資料の一部が欠けているが 許容する資料数を満たしていることを示します 許容する資料数は 80% です ]: 資料不足値 統計値を求める対象となる資料が許容する資料数を満たさない値です 資料不足値には十分な信頼性がありませんので ご利用に際しては十分留意願います : 欠測 統計値を求める期間内の観測結果が全て求められなかった場合 平年の値は 1981~2010 年の資料から求めたものです 2018 年 12 月極値 順位の更新 (1) 気象官署及び特別地域気象観測所 順位 地点名 要素 観測値 これまでの極値 本年 起日観測値 西暦年 統計開始年 通年 3 福島 降雪の深さの月合計 (cm) 61 81 1980 年 1953 年 1 福島 月最深積雪 (cm) 42 42 1970 年 1901 年 (2) 地域気象観測所 順位 地点名 要素 観測値 これまでの極値 本年 起日観測値 西暦年 統計開始年 通年 1 山田 月降水量の少ない方 (mm) 19.0 28.0 2017 年 2009 年 1 山田 月間日照時間の少ない方 (h) 149.3 150.0 2012 年 2009 年 1 桧原 日最高気温の高い方 ( ) 16.6 4 15.5 2004 年 1978 年 1 鷲倉 日最高気温の高い方 ( ) 15.3 4 12.4 2004 年 1976 年 1 飯舘 日最高気温の高い方 ( ) 21.3 4 19.4 2004 年 1976 年 1 二本松 日最高気温の高い方 ( ) 19.3 4 19.0 2004 年 1976 年 1 金山 日最高気温の高い方 ( ) 15.6 4 13.9 2010 年 2007 年 1 船引 日最高気温の高い方 ( ) 18.1 4 18.1 1990 年 1976 年 1 只見 日最高気温の高い方 ( ) 18.8 4 18.0 1992 年 1976 年 1 郡山 日最高気温の高い方 ( ) 18.7 4 18.4 2004 年 1976 年 1 川内 日最高気温の高い方 ( ) 20.3 4 18.8 1990 年 1976 年 1 南郷 日最高気温の高い方 ( ) 19.2 4 18.5 1990 年 1976 年 1 湯本 日最高気温の高い方 ( ) 18.6 4 15.2 2004 年 1988 年 1 田島 日最高気温の高い方 ( ) 18.2 4 17.7 1990 年 1976 年 1 桧枝岐 日最高気温の高い方 ( ) 19.7 4 15.8 1982 年 1978 年 1 鷲倉 日最低気温の高い方 ( ) 6.3 4 5.6 1990 年 1976 年 気象官署及び特別地域気象観測所は 3 位まで 地域気象観測所は 1 位のみ掲載 統計期間 10 年以上のみ掲載 通年 : 通年における順位更新を 3 位まで掲載

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