地域再生計画 1 地域再生計画の名称 スポーツチームと中心市街地の事業者が共同で取り組む人の流れと需要の拡大 計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 豊橋市 3 地域再生計画の区域 豊橋市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課題 観るスポーツ を目的としたアリーナは スポーツ産業の持つ成長性を取り込みつつ その潜在力を最大限に発揮し 飲食 宿泊 観光等を巻き込んで地域活性化の起爆剤となることが期待されている スポーツ庁が発表した スタジアム アリーナ改革ガイドブック では その基本的な考え方は示されているが 国内にはそのモデルケースがないことから スポーツ産業の可能性について市場調査 実証実験を行い様々な検討を進め 新アリーナ完成時にその結果を最大限発揮できる準備が必要になっている 新アリーナでは Bリーグのスがホームアリーナとして年間約 24 試合を行い 定期的に集客することが見込まれるが 現状 (2017-18シーズン ) では1 試合平均 2,264 人の観客となっていることから プロバスケットボールの魅力を発信してチームを地域に根付かせ 市民に愛着をもってもらうとともに 様々な企画への市民参画の仕組みをつくる必要がある また 来場者を試合前後で中心市街地や観光施設等に周遊させるなど 来場者の増加を地域経済全体の活性化につなげる仕組みが十分ではない 新アリーナの建設候補地である豊橋公園は 野球場 テニスコート 陸上競技場などの運動施設を備えている 特に陸上競技場は平成 31 年 3 月にアスリートを育てる施設としてリニューアルオープンすることになっている その他にも美術博物館 吉田城跡などの文化施設や数多くの映画やドラマのロケ地になっており 先般もTBSドラマ 陸王 のロケが行われるなどポテンシャルの高い場所であるため それらの魅力を充分に発信し誘客することが求められている 1
4-2 地方創生として目指す将来像豊橋市の人口は長期的な減少局面に入っており 現状の高度な都市機能や 質の高い住民サービスを維持するためには 市内外の人を呼び込む新たな施策を行い交流人口や定住人口を増加させ まちの活力を高めていく必要が生じている また 豊橋市の中心市街地は行政や商業等の様々な機能が集積する東三河地域の顔として発展してきた しかしながら 平成 25 年度の歩行者通行量は平成 10 年度の 53% まで減少しており これまでにも中心市街地の活性化を目的に様々な施策が展開されてきた このような中 2016 年に開幕したBリーグに所属するスがホームタウンを豊橋市としたことで 豊橋市でのホームゲーム数が増加し これに伴い 来場者数も約 15,000 人から 55,000 人に増加しており 市内外の人を呼び込む重要なコンテンツになっている また 豊橋市では平成 28 年度よりスポーツを活用したまちづくりを進めている その 核 となる 5,000 席以上の観覧席を備える新アリーナについて 2020 年代前半での完成を目標に検討を始めており 整備後はスの新ホームアリーナとして活用される予定である 新アリーナの立地は 吉田城跡や美術博物館等の観光資源を有し 商業施設等が集積する中心市街地に隣接する豊橋公園内を想定 豊橋市及びス 中心市街地の事業者が連携し スの試合観戦に訪れた市内外の人を 地域の観光資源 中心市街地等に周遊させる新たな人の流れを創出することで商業 観光など地域全体の活性化につなげることを目指している 2
数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) H30 年度 1 年目 H31 年度 2 年目 H32 年度 3 年目 KPI の累 計 スのホームゲーム 1 回あたりの平均入場 2,347 100 330 380 810 者数 ( 人 ) スのファンクラブカ ード所有者によるブ 22 200 3,800 2,000 6,000 ーストショップ消費 額 ( 千円 ) 地域資源を使った応 援グッズ等の開発数 0 0 0 5 5 ( 件 ) 中心市街地で実施す るホームゲーム連動 イベント等への参加 0 0 500 500 1,000 人数 ( 人 ) 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要様々な人材や地域資源をつなぎ スポーツを活用したまちづくりを推進するため 若者をはじめとした市民の企画への参加促進や 中心市街地や観光スポットへの誘導と消費拡大を図る また こうした取組みに加え 今まで実施してきたスの選手による市内小中学校での出前授業や中心市街地の歩行者天国への参加などの事業を引き続き実施し 人づくりや賑わいづくりに貢献することでまちづくりを進め 若者やスのファンの本市への愛着を高めて交流人口や定住人口の増加につなげていく 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業地方創生推進交付金 ( 内閣府 ): A3007 1 事業主体豊橋市 3
2 事業の名称 : スポーツチームと中心市街地の事業者が共同で取り組む人の流 れと需要の拡大事業 3 事業の内容プロバスケットボールは市内外から多くの観客を集めることが可能なコンテンツであり スを運営する株式会社フェニックスは 経済産業省が行う 地域未来牽引企業 に選定され 地域を牽引する企業として期待されている また 本市には 豊橋技術科学大学 愛知大学 豊橋創造大学が立地しており 活力みなぎる若者が集うといった スポーツを活用した地域の活性化を実現する好条件が整っている そこで こうした様々な人材や地域資源をつなぎ 魅力発信及び新たな魅力創出の充実を図り スポーツを活用したまちづくりを推進するため 次の取組みを行う 1. 若者をはじめとした市民の企画への参加促進豊橋市とスが中心となり 中心市街地の事業者や新しい発想が期待される若者 ( 豊橋技術科学大学 愛知大学 豊橋創造大学に通う学生やスが出前講座を行っている小中学校の生徒など ) 等との連携体制を構築するとともに 魅力的な情報発信コンテンツの作成を行う また ス応援グルメ商品 グッズの開発事業においては 豊橋市を代表する産業である農業の若手生産者のアイディアやノウハウを活用して商品化を進める そして スとの連携企画やスポーツイベントを通じて 若者の本市への愛着を醸成する 2. 中心市街地や観光スポットへの誘導と消費拡大スの試合情報 中心市街地の店舗情報や豊橋市並びに周辺地域の観光情報等を束ねて魅力的なコンテンツを作成し 広報やフリーペーパー スマホアプリ等でスのファンや試合観戦者等に向けて発信する さらに こうした取組みと連携する形で 中心市街地の事業者とともに飲食店でのパブリックビューイングや応援グッズの販路開拓に取り組むほか 中心市街地でスポーツイベント ( 3 3 ( 三人制バスケ ) や子どもたちへのラグビー体験会等 ) を開催して経済波及効果を高める 4
3. 市内で行うスポーツ関連事業との連携スの選手による市内小中学校での出前講座 中心市街地の歩行者天国 まちなかマルシェへの参加など スと中心市街地の事業者や市民との接点を増やす取組みを連携して行い 人づくりや賑わいづくりに貢献することでまちづくりを進め 若者やスのファンの本市への愛着を高めて交流人口や定住人口の増加につなげていく 4 事業が先導的であると認められる理由 自立性 本事業の推進主体の中核であるスが自主財源を増加させることで 交付金終了後も自立してホームゲーム連動イベントや応援グッズ開発 販売等の事業を行っていく また 実施事業拡充がもたらす地域全体への経済波及効果も考慮し 市一般財源による負担も行う 官民協働 行政 ス 経済団体 競技団体等のステークホルダー が 一体となって協力し スポーツを活用した地域活性化を行う 政策間連携 スポーツ産業は 飲食 宿泊 観光等周辺産業への経済効果や雇用創出効果を生みだす新たな産業であり 各関係者がスポーツを活用するよう意識の醸成を図るとともに 各種情報をワンストップで提供し観戦者の満足度を高める 地域間連携 東三河 ( 豊橋市 豊川市 蒲郡市 新城市 田原市 設楽町 東栄町 豊根村 ) と遠州 ( 浜松市が中心地 ) は 歴史的に1 経済圏としてつながりが強く 現在も産業や観光など様々な場面で連携事業を展開している また スは東三河及び遠州を活動範囲としており スが連携のハブとして機能し 各市町村による連携事業の効果を高める 5
5 重要業績評価指標 (KPI) 及び目標年月 数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) H30 年度 1 年目 H31 年度 2 年目 H32 年度 3 年目 KPI の累 計 スのホームゲーム 1 回あたりの平均入場 2,347 100 330 380 810 者数 ( 人 ) スのファンクラブカ ード所有者によるブ 22 200 3,800 2,000 6,000 ーストショップ消費 額 ( 千円 ) 地域資源を使った応 援グッズ等の開発数 0 0 0 5 5 ( 件 ) 中心市街地で実施す るホームゲーム連動 イベント等への参加 0 0 500 500 1,000 人数 ( 人 ) 6 評価の方法 時期及び体制 検証方法 産業界 行政機関 大学 金融機関 労働団体及び住民の代表等により組織される 豊橋市まち ひと しごと創生総合戦略推進協議会 において 毎年事業の検証を行い 意見を取り入れながら事業を実施していく また 豊橋市議会 9 月議会で検証する 外部組織の参画者 豊橋市まち ひと しごと創生総合戦略推進協議会 愛知県東三河総局長 国立大学法人豊橋技術科学大学学長 愛知大学学長 理事長 豊橋創造大学学長 豊橋商工会議所会頭 豊橋信用金庫理事長 豊橋商工会議所青年部会長 豊橋青年会議所理事長 豊橋農業協同組合代表理事組合長 有限会社みずほ農産取締役 連合愛知豊橋地域協議会代表 豊橋 6
市自治連合会会長 豊橋子育てネットゆずり葉代表 検証結果の公表の方法 議会への報告後 速やかに HP などで公表する 7 交付対象事業に要する経費 法第 5 条第 4 項第 1 号イに関する事業 A3007 総事業費 22,700 千円 8 事業実施期間 地域再生計画認定の日から平成 33 年 3 月 31 日 (3 ヵ年度 ) 9 その他必要な事項 特になし 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置 該当なし 5-3-2 支援措置によらない独自の取組 (1) 新アリーナの整備推進事業事業概要 : スポーツを豊橋市の成長産業とし 波及効果を活かしたまちづくりを行うため 豊橋市 経済団体 観光団体 ス スポーツ関係者による会議体を立ち上げ 新アリーナの整備に必要な関係者の理解促進や新アリーナの活用方法に関する検討を豊橋技術科学大学と協働して行う 実施主体 : 豊橋市事業期間 : 平成 30 年度 6 計画期間 地域再生計画認定の日から平成 33 年 3 月 31 日まで 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況に係る評価の手法 検証方法 7
産業界 行政機関 大学 金融機関 労働団体及び住民の代表等により組織される 豊橋市まち ひと しごと創生総合戦略推進協議会 において 毎年事業の検証を行い 意見を取り入れながら事業を実施していく また 豊橋市議会 9 月議会で検証する 外部組織の参画者 愛知県東三河総局長 国立大学法人豊橋技術科学大学学長 愛知大学学長 理事長 豊橋創造大学学長 豊橋商工会議所会頭 豊橋信用金庫理事長 豊橋商工会議所青年部会長 豊橋青年会議所理事長 豊橋農業協同組合代表理事組合長 有限会社みずほ農産取締役 連合愛知豊橋地域協議会代表 豊橋市自治連合会会長 豊橋子育てネットゆずり葉代表 7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容 数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) H30 年度 1 年目 H31 年度 2 年目 H32 年度 3 年目 KPI の累 計 スのホームゲーム 1 回あたりの平均入場 2,347 100 330 380 810 者数 ( 人 ) スのファンクラブカ ード所有者によるブ 22 200 3,800 2,000 6,000 ーストショップ消費 額 ( 千円 ) 地域資源を使った応 援グッズ等の開発数 0 0 0 5 5 ( 件 ) 中心市街地で実施す るホームゲーム連動 イベント等への参加 0 0 500 500 1,000 人数 ( 人 ) 7-3 目標の達成状況に係る評価の公表の手法 議会への報告後 速やかに HP などで公表する 8