平成 29 年 12 月 27 日中部電力株式会社 浜岡原子力発電所原子炉施設保安規定の変更について 1. はじめに平成 28 年 4 月より導入したカンパニー制の自律的な事業運営をこれまで以上に促進するため, 各カンパニーへのさらなる機能移管をはじめ, 本店組織について, 戦略機能の強化と共通サービス機能の効率化 高品質化の促進を目的とした全社的な組織の再編を平成 30 年 4 月 1 日付で実施する予定である この組織再編により, 本店の保安に関する組織が一部変更となるとともに, グループの長の職位名称を統一するため, 保安規定を変更する 2. 平成 30 年 4 月組織再編について平成 30 年 4 月 1 日付で実施する組織再編のうち, 保安規定の変更が必要な事項は次のとおり (1) 本店管理間接部門の再編 ( 添付資料 (1) 参照 ) 現行の本店管理間接部門について, 戦略機能の強化を図るとともに, カンパニーの自律的な事業運営に対するガバナンスと効率的な業務運営の支援を両立するため, それぞれの機能に応じて, コーポレート本部, 室, センターに再編する このうち, センターについては, カンパニーの効率的な業務運営の支援を促進するため, 会社全体で必要な共通サービス機能の効率化と高品質化の両立を目的に, 関連する機能を集約 具体的には, ビジネスソリューション 広報センター, 人事センター, 経理センターおよびITシステムセンターが各専門分野のサービスを提供する これら平成 30 年 4 月組織再編において, 保安に関する組織に関連する内容としては, 現行の 資材部 が ビジネスソリューション 広報センター に再編する この再編において, 現行 資材部長 の責任と権限は ビジネスソリューション 広報センター長 に引き継ぎ, また 資材の調達先の評価 選定に関する業務 は同センターの 資材調達グループ に集約し, ビジネスソリューション 広報センター長の責任の下で効率的かつ確実に実施する体制とする (2) グループの長の職位名称の統一 ( 添付資料 (1) 参照 ) 現行, 本店各部門のグループや対外的業務が主体となるグループなど, グループ の長の職位名称について, グループ長, グループ課長/ グループ部長, 主幹 が併存しており, 平成 30 年 4 月組織再編に合わせ, 社内外に対する分かり易さの観点から, グループ長 に統一する 3. 保安規定の変更内容 (1) 平成 30 年 4 月組織再編に伴う変更ア. 本店管理間接部門の再編に伴う変更現行の 資材部 を ビジネスソリューション 広報センター に再編することに伴い, 保安規定第 1 編および第 2 編の関連条文を変更する 1
1 安全文化の醸成に係る条文中 資材部 を ビジネスソリューション 広報センター に変更 第 1 編第 2 条の 2/ 第 2 編第 2 条の 2 2 関係法令及び保安規定の遵守に係る条文中, 資材部 を ビジネスソリューション 広報センター に変更 第 1 編第 2 条の 3/ 第 2 編第 2 条の 3 3 品質保証計画におけるQMS 二次文書の管理部署について, 資材部 を ビジネスソリューション 広報センター に変更 第 1 編第 3 条 / 第 2 編第 3 条 4 本店の保安に関する組織について, 資材部長 を ビジネスソリューション 広報センター長 に変更 第 1 編第 4 条 / 第 2 編第 4 条 5 本店の保安に関する職務に係る条文中 資材部長 を ビジネスソリューション 広報センター長 に変更 第 1 編第 5 条 / 第 2 編第 5 条 イ. グループの長の職位名称の統一に伴う変更 グループ の長の職位名称について, グループ長 に統一することに伴い, 保安規定第 1 編および第 2 編の関連条文を変更する 1 発電所の保安に関する組織において, グループ の長の職位名称を グループ主幹 から グループ長 に変更 第 1 編第 4 条 / 第 2 編第 4 条 2 発電所の保安に関する職務に係る条文中, グループ の長の職位名称を グループ主幹 から グループ長 に変更 第 1 編第 5 条 / 第 2 編第 5 条 (2) 法令改正の反映 ( 添付資料 (2) 参照 ) 独立行政法人原子力安全基盤機構 (JNES) の解散 ( 平成 26 年 3 月 1 日 ) に伴い, 関係法令が一部改正され, 炉規制法第 43 条の 3 の 13( 溶接安全管理検査 ) において, JNESが審査結果を原子力規制委員会に通知する旨を規定した項 ( 旧第 5 項 ) が削除され, 後ろの項番号が繰り上げられたことから, 平成 30 年 4 月組織再編に伴う変更に合わせ, この改正内容を反映する 第 1 編第 119 条 / 第 2 編第 75 条 4. 添付資料 (1) 2018 年 4 月 1 日付け組織再編について ( プレスリリース ) http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3266400_21432.html (2) 独立行政法人原子力安全基盤機構の解散に伴う法令改正の反映について 以上 2
添付資料 (2) 独立行政法人原子力安全基盤機構の解散に伴う法令改正の反映について 独立行政法人原子力安全基盤機構の解散 ( 平成 26 年 3 月 1 日付けで 独立行政法人原子力安全基盤機構の解散に関する法律が施行 ) に伴い 核原料物質 核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律 ( 以下 炉規制法 という ) および実用発電用原子炉の設置 運転等に関する規則 ( 以下 実用炉規則 という ) が一部改正された これにより 炉規制法第 43 条の3の13( 溶接安全管理検査 ) が改正され 独立行政法人原子力安全基盤機構が審査結果を原子力規制委員会に通知する旨を規定した項 ( 旧第 5 項 ) が削除され 後ろの項番号が繰り上げられたことから この改正内容を反映し 保安規定第 119 条 ( 記録 ) における溶接事業者検査の結果の記録 ( 実用炉規則第 37 条に基づく記録 ) の保存期間に関する記載を変更する
核原料物質 核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律旧 新 備考 ( 溶接安全管理検査 ) 第四十三条の三の十三 ( 略 ) 2 ( 略 ) 3 溶接事業者検査を行う発電用原子炉施設を設置する者は 溶接事業者検査の実施に係る体制について 原子力規制委員会規則で定めるところにより 原子力規制委員会規則で定める時期 ( 第七項の通知を受けている場合にあつては 当該通知に係る溶接事業者検査の過去の評定の結果に応じ 原子力規制委員会規則で定める時期 ) に 機構が行う審査を受けなければならない 4 ( 略 ) 5 機構は 第三項の審査を行ったときは 遅滞なく 当該審査の結果を原子力規制委員会規則で定めるところにより原子力規制委員会に通知しなければならない 6 原子力規制委員会は 第三項の審査の結果に基づき 発電用原子炉設置者の溶接事業者検査の実施に係る体制について 総合的な評定をするものとする 7 原子力規制委員会は 第三項の審査及び前項の評定の結果を 当該審査を受けた者に通知しなければならない ( 溶接安全管理検査 ) 第四十三条の三の十三 ( 略 ) 2 ( 略 ) 3 溶接事業者検査を行う発電用原子炉施設を設置する者は 溶接事業者検査の実施に係る体制について 原子力規制委員会規則で定めるところにより 原子力規制委員会規則で定める時期 ( 第六項の通知を受けている場合にあつては 当該通知に係る溶接事業者検査の過去の評定の結果に応じ 原子力規制委員会規則で定める時期 ) に 原子力規制委員会が行う審査を受けなければならない 4 ( 略 ) ( 削る ) 5 原子力規制委員会は 第三項の審査の結果に基づき 発電用原子炉設置者の溶接事業者検査の実施に係る体制について 総合的な評定をするものとする 6 原子力規制委員会は 第三項の審査及び前項の評定の結果を 当該審査を受けた者に通知しなければならない 通知に関する規定が第 7 項から第 6 項に繰り上げ 独立行政法人原子力安全基盤機構の解散に伴い 審査結果の原子力規制委員会への通知を定めた第 5 項の削除および後ろの項番号の繰り上げ
実用発電用原子炉の設置 運転等に関する規則旧 新 備考 ( 溶接事業者検査の記録 ) 第三十七条溶接事業者検査の結果の記録は 次に掲げる事項を記載するものとする ( 略 ) 2 溶接事業者検査の結果の記録は 前項第一号から第六号までに掲げる事項については 当該溶接事業者検査に係る原子炉容器等の存続する期間保存するものとし 同項第七号から第十一号までに掲げる事項については 当該溶接事業者検査を行った後最初の法第四十三条の三の十三第七項の通知を受けるまでの期間保存するものとする ( 溶接事業者検査の記録 ) 第三十七条溶接事業者検査の結果の記録は 次に掲げる事項を記載するものとする ( 略 ) 2 溶接事業者検査の結果の記録は 前項第一号から第六号までに掲げる事項については 当該溶接事業者検査に係る原子炉容器等の存続する期間保存するものとし 同項第七号から第十一号までに掲げる事項については 当該溶接事業者検査を行った後最初の法第四十三条の三の十三第六項の通知を受けるまでの期間保存するものとする 通知に関する規定が炉規制法第 43 条の3の13 の第 7 項から第 6 項に繰 り上げ