第 9 屋外貯蔵タンク冷却用散水設備の基準 ( 昭和 57 年 7 月 1 日消防危第 80 号 ) タンクの冷却用散水設備 ( 以下 散水設備 という ) は 次によること 1 散水設備の設置範囲は 危険物規則第 15 条第 1 号に定める技術上の基準に適合しないタンク ( 一部適合しないものにあ

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ともに 警報を発するものをいう 第三放水型ヘッド等の構造及び性能規則第十三条の四第二項に規定する放水型ヘッド等の構造及び性能は 次に定めるところによる 一放水型ヘッド等の構造は 次によること ( 一 ) 耐久性を有すること ( 二 ) 保守点検及び付属部品の取替えが容易に行えること ( 三 ) 腐食

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短辺 5cm以上 送水圧 MPa 長辺 30cm以上赤地白文字 イ送水口の直近には 加圧送水装置の設置される階 加圧送水装置から送水する放水 口の設置される階及び加圧送水装置の起動方法等を明示した標識を設けること 第 3 配管等配管は 令第 29 条第 2 項第 2 号並びに規則第 31 条第 5

第 1 節承認基準等 第 1 危険物仮貯蔵 仮取扱承認申請に関する承認基準 ( 法第 10 条第 1 項ただし書 ) 1 仮貯蔵等の承認基準 ( タンクコンテナを除く ) (1) 危険物の仮貯蔵等を承認できる場所の位置は 危険物令第 9 条第 1 項第 1 号に掲げる製造所の位置の例によること (2

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第 3 点検の期間点検の期間は 次の表の上欄 ( 左欄 ) に掲げる用設備等の等並びに同表中欄に掲げる点検の内容及び方法に応じ 同表下欄 ( 右欄 ) に掲げるとおりとする ただし 特殊用設備等にあっては 法第 17 条第 3 項に規定する設備等設置維持計画に定める期間によるものとする 用設備等の等

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と 5 水源の水位がポンプより低い位置にある加圧送水装置には 施行規則第 12 条第 1 項第 3 号の2の規定の例により呼水装置を設けること 6 屋内消火栓設備の予備動力源は 自家発電設備 蓄電池設備又は燃料電池設備によるものとし 次に定めるところによること ただし (1) に適合する内燃機関で

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( 給油取扱所関係 ) 問危険物の規制に関する政令 ( 昭和 34 年政令第 306 号 以下 政令 という ) 第 17 条第 3 項第 6 号に規定する自家用の給油取扱所 ( 以下 自家用給油取扱所 という ) にあっては 危険物の規制に関する規則 ( 昭和 34 年総理府令第 55 号 ) 第

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(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

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3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

第 39 既設の地下貯蔵タンクに対する流出事故防止対策等に係る運用 ( 平成 22 年 7 月 8 日消防危第 144 号 平成 22 年 7 月 23 日消防危第 158 号 平成 24 年 3 月 30 日消防危第 92 号 平成 23 年 2 月 16 日消指第 468 号 ( 平成 24 年

第 8 章 受水槽以下の装置 受水槽式給水方式による受水槽以下の装置については 法では給水装置に含まれない しかし 水質汚濁防止 十分な水量の確保 将来の維持管理を適正かつ容易にするために必要な事項を定める 受水槽以下の装置の設計及び施工は 建築基準法施行令 ( 昭和 25 年政令第 338 号 )

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( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

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四興行場の名称及び所在地 2 法第二条の二第二項の規定により営業者の地位の合併による承継の届出をしようとする者は 次の各号に掲げる事項を記載した届出書に規則で定める書類を添付して 知事に提出しなければならない 一届出者の名称 主たる事務所の所在地及び代表者の氏名二合併により消滅した法人の名称 主たる

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第 9 屋外貯蔵タンク冷却用散水設備の基準 ( 昭和 57 年 7 月 1 日消防危第 80 号 ) タンクの冷却用散水設備 ( 以下 散水設備 という ) は 次によること 1 散水設備の設置範囲は 危険物規則第 15 条第 1 号に定める技術上の基準に適合しないタンク ( 一部適合しないものにあっては その部分を含む 以下 不適合タンク という ) 及び当該タンクが保有すべき空地内に存する容量 10,000キロリットル以上のタンク ( 以下 近接タンク という ) の当該空地内の部分とすること 2 散水設備は タンクの側板面積 1 平方メートルにつき毎分 2リットル以上の割合でタンク側板全面を均等に散水できるものであること 3 散水設備は 散水管 立上り管 送水管 吸水管等の配管 加圧送水装置 水源及び予備動力源並びにこれに附帯する設備から構成されるものであること 4 配管は 次によること (1) 散水管 ( タンク側板を外面より冷却するためタンク側板の頂部 ( 浮屋根式のものにあっては ウィンドガーター下部とし 2 以上のウィンドガーター又はスティフナリングを設けてあるものは当該ウィンドガーター又はスティフナリングごととする ) の円周上に設けられる設備で 管 管継手及び散水ヘッドにより構成されたものをいう 以下同じ ) は 次に定めるところによること ア散水管は 原則としてタンク側板の円周上を均等に4 分割して 設けること ( 注 1 参照 ) ただし 当該設備に用いられる加圧送水装置の能力及び水源水量に余裕がある場合にあっては 排水設備の能力に応じて 3 以下に分割又は全周 ( 分割しないものをいう 以下同じ ) とすることができる イ散水管は 散水ヘッドの目づまり防止のため 定期的に内部のスケール等を取り除くことができる構造のものであること ( 注 2 参照 ) ウ散水管は 火災時の加熱 衝撃等を考慮して設けること (2) 散水管に接続する立上り管 ( タンク側板に沿って立ち上る部分の配管をいう 以下同じ ) には タンク基礎上 1.5メートル以内の位置にフランジ接続部を設けるとともに当該設備の維持管理に必要な水圧試験等を行うための圧力計の接続口を設けること (3) 送水管 ( ポンプから立上り管までの配管をいう 以下同じ ) には 次の弁を設けること ア加圧送水装置の吐出側直近部分に逆止弁及び止水弁を設けること イ散水管を分割して設ける場合にあっては 分割した散水管に接続する送水管ごとに選択弁を設けること - 457 -

ウ散水管を分割しないで設ける場合にあっては 開閉弁を設けること (4) 防油堤内に設ける配管は 火災時の加熱によるわん曲に伴う偏平 破損等から十分に保護できる構造であること この場合 散水管への立上り管の基部及び散水管との接続直近の部分には タンク内の危険物の爆発等により受ける上向きの力と衝撃を吸収できるよう可とう部分を必要に応じ設けるか若しくはこれと同等以上の効果のある措置を講ずること (5) 散水設備の配管に設けるストレーナ 排水弁 選択弁 開閉弁及び止水弁は 次によること アストレーナ及び排水弁等の弁は 水の流れの下流から上流に向ってストレーナ 排水弁 選択弁 ( 選択弁を設けないものにあっては 開閉弁 以下 選択弁等 という ) 及び止水弁の順に従って設けること ( 注 3 参照 ) イ選択弁等は 当該散水管が設置されるタンクの防油堤外で 火災の際安全 かつ 容易に接近することができる場所に設けること この場合 選択弁等の操作部 ( ハンドル車を含む ) の位置は 操作の場所における地盤面からの高さが0.8 メートル以上 1.5メートル以下であること ウ選択弁等からの水の流れの上流側の部分は 常に水を満たした状態にしておくものとする ただし 選択弁等と加圧送水装置との間に弁を設け かつ当該弁と選択弁等との間 ( 以下 弁間配管 という ) に自動排気弁 ( 配管に送水した場合において弁間配管内の空気を自動的に排出できる弁をいう ) 及び排水弁を設ける送水管にあっては 当該送水管のうち弁間配管部分はこの限りでない エ選択弁等には その直近の見やすい箇所に散水設備の選択弁等である旨及び当該選択弁等の対象となるタンク並びにその防護範囲を明示した標識を設けること なお 遠隔操作によるものにあっては 当該遠隔操作部にもこれと同様の標識を設けること ( 注 4 参照 ) 5 加圧送水装置は 次によること (1) 加圧送水装置の送水区域は 次のいずれかの範囲内であること この場合において タンクの中心が当該範囲内に含まれるものにあって当該タンクを含むことができるものとする ア加圧送水装置を起動した場合において 起動後 5 分以内に有効に散水することができる範囲内 イ加圧送水装置を中心に半径 500メートルの円の範囲内 なお 2 以上のポンプを直列又は並列に連結して設置するものにあってはいずれのポンプからも半径 500メートルの円の範囲内であること (2) 加圧送水装置のポンプの吐出量は 不適合タンクの側板面積又は近接タンクの側板面積 ( 不適合タンクの空地内に存する部分に限る ) の合計面積のうち いず - 458 -

れか大なる面積 ( 以下 冷却すべき防護面積 という ) を防護するのに必要な散水管から散水した場合に前記 2に定める割合で有効に散水することができる量以上の量であること (3) 加圧送水装置に附置する起動操作設備は 次に掲げるところにより手動起動操作機構及び遠隔起動操作機構を備えたものであること ただし 加圧送水装置の送水区域が当該装置を中心に半径 300メートルの円の範囲内にとどまるものにあっては遠隔起動操作機構を設けないことができる ア手動起動操作機構の操作部は 加圧送水装置の設置場所に設けること イ遠隔起動操作機構は 加圧送水装置を選択弁等の開放により起動用水圧開閉装置若しくは流水検知装置と連動して起動できるもの又は常時人のいる緊急通報の受信場所で直ちに起動できるものであること 6 水源水量等は 次に定めるところによること (1) 水源水量は 前記 5(2) アに定める冷却すべき防護面積を防護するのに必要な散水管から前記 2に定める割合で散水した場合に240 分間有効に散水することができる量以上の量であること (2) 散水設備の水源を2 以上のタンクにおいて共用する場合における水源水量は 共用するタンクのそれぞれにかかる冷却すべき防護面積のうち その面積が最大であるものを防護するのに必要な散水管から前記 2に定める割合で 散水した場合に 240 分間有効に散水することができる量以上の量であること (3) 水源は 前記 5(1) に定める送水区域ごとに確保すること 7 内燃機関は 次によること 内燃機関の性能は 動力源が停電したときすみやかに起動できるものでかつ 定格負荷で360 分以上の時間を連続して運転できるものであること 8 その他の基準については 第 4 章第 8( 屋外タンク貯蔵所に係る防火塀及び水幕設備の設置に関する基準 ) を準用すること - 459 -

注 1 散水設備の散水管の分割散水設備の散水管の4 分割の方法は 次によること 注 2 散水管のスケール等を取り除くことができる構造の例 注 3 散水設備の止水弁 選択弁 排水弁及びストレーナの位置関係 - 460 -

注 4 散水設備用選択弁の標識 1 標識の大きさは 次図によること 2 標識の材質は 不燃材料とすること 3 標識の色は 次によること (1) 地の色は 白色であること (2) 文字の色は 黒色であること ( 文字は 丸ゴジツク体とすること ) (3) 防護範囲 ( 次図斜線部 ) の色は 赤色であること - 461 -