~ 県農業試験場のプロジェクト X~ 8 最終回 Y 字仕立て 多収で作業も楽に 画期的な 盛土式根圏制御栽培法 梨の生産量全国第 3 位の栃木県 しかし 平成に入り主力種の 幸水 や 豊水 が高樹齢化し 生産性 品質が低下 さらに生産農家も高齢化 後継者不足が深刻になった このままでは梨の生産は衰

Similar documents
本日のお話 つなぐことの意味 技術の効果 ( 第一期実用技術開発事業 ) 現地実証と産地への実用化 適用樹種拡大研究への発展 更なる共同研究 実用化に向けて

農業指導情報 第 1 号能代市農業総合指導センター環境産業部農業振興課 発行平成 26 年 4 月 25 日二ツ井地域局環境産業課 確かな農産物で もうかる 農業!! 農家の皆さんを支援します!! 農家支援チームにご相談ください! 今年度 農業技術センター内に農家支援

宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス

Microsoft Word - ⑦内容C【完成版】生物育成に関する技術.doc

1. 取組の背景射水市大門地域は 10a 区画の未整備な湿田が多く 営農上の大きな障害となっていた 昭和 62 年に下条地区で県内初の大区画圃場整備が実施されたのを皮切りに 順次圃場整備が進んでいる 大区画圃場整備事業が現在の 経営体育成基盤整備事業 になってからは 農地集積に加えて法人化等の担い手

小学校

1 課題 目標 山陽小野田市のうち 山陽地区においては 5 つの集落営農法人が設立されている 小麦については新たに栽培開始する法人と作付面積を拡大させる法人があり これらの経営体質強化や収量向上等のため 既存資源の活用のシステム化を図る 山陽地区 水稲 大豆 小麦 野菜 農業生産法人 A 新規 農業

復興庁 農林水産省食料生産地域再生のための先端技術展開事業 被災地の早期復興に資する果樹生産 利用技術の実証研究 クリ ぽろたん のジョイント栽培マニュアル早期成園化 低コストの樹形管理と防除技術 宮城県農業 園芸総合研究所神奈川県農業技術センター国立研究開発法人農研機構果樹茶業研究部門

メラレウカ苗生産技術の検討 供試品種は レッドジェム, レボリューションゴールド を用い, 挿し木を行う前日に枝を採取し, 直ちに水につけ持ち帰り, 挿し穂の基部径を 0.8~1.2mm,1.8~2.2mm,2.8~3.3mm で切り分けた後, 長さ約 8cm, 基部から 3cm の葉を除いた状態に

資料 2 農業データ連携基盤の構築について 農業データ連携基盤 (WAGRI) WAGRI とは 農業データプラットフォームが 様々なデータやサービスを連環させる 輪 となり 様々なコミュニティのさらなる調和を促す 和 となることで 農業分野にイノベーションを引き起こすことへの期待から生まれた造語

目 的 大豆は他作物と比較して カドミウムを吸収しやすい作物であることから 米のカドミウム濃度が相対的に高いと判断される地域では 大豆のカドミウム濃度も高くなることが予想されます 現在 大豆中のカドミウムに関する食品衛生法の規格基準は設定されていませんが 食品を経由したカドミウムの摂取量を可能な限り

H24.11.indd

03クリの低樹高仕立て.indd

表 30m の長さの簡易ハウス ( 約 1a) の設置に要する経費 資材名 規格 単価 数量 金額 キュウリ用支柱 アーチパイプ ,690 直管 5.5m 19mm ,700 クロスワン 19mm 19mm ,525 天ビニル 農 PO 0.1mm

隔年結果

バンカーシート 利用マニュアル 2017年版(第一版)

01-02_入稿_0415

(Microsoft Word - Weekly\223\307\216\322\203A\203\223\203P\201[\203g\222\262\215\270\214\213\211\312\203\214\203|\201[\203g_No.1_Ver.3.0.doc)

ニホンナシの盛土式根圏制御栽培法 この盛土式根域制限栽培法 ( 以下 根圏制御栽培 ) は 遮根シートにより地面と隔離した培土量 150 Lの盛土に苗を植付け 樹齢 生育時期別に測定した吸水量に基づき 樹の成長に合わせて設定した灌水を行うことができる 培地を盛土にすることで滞水による湿害の発生がなく

果樹経営において収益を向上させるためには 収益性の低い品目 品種や生産性の低くなった老木から 消費者ニーズに対応した収益性の高い優良品種へ改植することが重要です ただし 果樹は を植えつけてから一定の収量が確保できるまでに数年の期間を要することから 計画的な改植が必要です 1 果樹の改植にあたって



スプレーストック採花時期 採花物調査の結果を表 2 に示した スプレーストックは主軸だけでなく 主軸の下部から発生する側枝も採花できるため 主軸と側枝を分けて調査を行った 主軸と側枝では 側枝の方が先に採花が始まった 側枝について 1 区は春彼岸前に採花が終了した 3 区 4 区は春彼岸の期間中に採

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

国産粗飼料増産対策事業実施要綱 16 生畜第 4388 号平成 17 年 4 月 1 日農林水産事務次官依命通知 改正 平成 18 年 4 月 5 日 17 生畜第 3156 号 改正 平成 20 年 4 月 1 日 19 生畜第 2447 号 改正 平成 21 年 4 月 1 日 20 生畜第 1

溶液栽培システムを利用した熱帯果樹栽培

<4D F736F F D CA48B8690AC89CA8FEE95F E496D882CC8EED97DE82AA817582CD82E982DD817682CC90B688E781418EFB97CA814189CA8EC095698EBF82C98B7982DA82B789658BBF2E646F63>

日本の農業の現況 就農人口 100 万人減 /10 年 耕作放棄地 424 千 ha 農家の平均年齢 67 歳 農業法人 1 万 8 千 10 年で倍増 1

DNA DNA 174

PowerPoint プレゼンテーション

Ⅰ 収穫量及び作柄概況 - 7 -

様式 2 作成年度 平成 28 年度 森林整備加速化 林業再生基金変更事業計画書 区分 : 強い林業 木材産業構築緊急対策 区分 : 林業成長産業化総合対策 福井県

ふくしまからはじめよう 農業技術情報 ( 第 39 号 ) 平成 25 年 4 月 22 日 カリウム濃度の高い牧草の利用技術 1 牧草のカリウム含量の変化について 2 乳用牛の飼養管理について 3 肉用牛の飼養管理について 福島県農林水産部 牧草の放射性セシウムの吸収抑制対策として 早春および刈取

職業人のエッセンス 24S 良い仕事をするためのチェックポイント プログラム 指導案 指導用教材 テキスト 配布資料

Microsoft Word - ★01H26試行工事.doc

農林水産省におけるスマート農業の取組について

沖縄県におけるキク生産の現状と課題護得久友子 安田秀実 ( 沖縄県農林水産部園芸振興課 ) TomokoGoEKuandHidemiYAsuDA:Presentsituationandproblemsincrysanthemum productioninokinawaprefecture はじめに沖

特産種苗 第16号 ߆ࠄ ߒߚᣂߒ 図-4 ストロンを抑制しない場合の株の様子 図-3のカンゾウはモンゴル由来の種子から育苗 した苗を移植し 露地圃場で6ヶ月栽培した株で あり 収穫時 根の生重量は490g であった ストロンを抑制しない場合の生育の例を図-4に 図-2 筒側面に沿って生長したストロ

目次 1. 会社紹介 2. 小規模ソフトウェア開発のプロセス改善 3. 改善後の開発現場に現れてきた気になる傾向 4. 小集団改善活動 5. 当社が考える小規模開発 1/20

2 1.4(0.5) 1.3(0.4) 1.2(0.4) (0.4) 3.1(0.4) 3.1(0.4)

リバノス6月号.indd

Holland Horti

研究情報 渋ガキ 刀根早生 果実の海外輸出流通技術の開発 かき もも研究所主任研究員 岩橋信博 これまでかき もも研究所ではカキの海外輸出のため 改良ダンボールや 1 メチルシクロプロペン (1-MCP) を活かした出荷技術の確立に取り組んできました 改良ダンボールは水分ストレスを抑制し 1-MCP

平成 29 年 4 月 12 日サイバーセキュリティタスクフォース IoT セキュリティ対策に関する提言 あらゆるものがインターネット等のネットワークに接続される IoT/AI 時代が到来し それらに対するサイバーセキュリティの確保は 安心安全な国民生活や 社会経済活動確保の観点から極めて重要な課題

Microsoft Word - mm1305-pg(プロマネ).docx

失敗しない堆肥の使い方と施用効果

科学技術の状況に係る総合的意識調査(定点調査)」調査票にかかるQ&A

siho pdf

みずき Vol.249

カキ「富有」の超低樹高一文字整枝が作業性, 収量性, 果実品質に及ぼす影響


(Microsoft Word - 3\203g\203}\203g\223\306\227\247\203|\203b\203g\214\244\225\361.doc)

sangi_p2

圃場試験場所 : 県農業研究センター 作物残留試験 ( C-N ) 圃場試験明細書 1/6 圃場試験明細書 1. 分析対象物質 およびその代謝物 2. 被験物質 (1) 名称 液剤 (2) 有効成分名および含有率 :10% (3) ロット番号 ABC 試験作物名オクラ品種名アーリーファ

< F2D838F815B834E B B>

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

<4D F736F F F696E74202D E593A482CC95738D6B8B4E94648EED8DCD947C8B5A8F7082CC837D836A B20959C8CB38DCF82DD>

<4D F736F F D F193B994AD955C D9E82DD835C EC091D492B28DB8816A2E646F63>

Transcription:

~ 県農業試験場のプロジェクト X~ 8 最終回 Y 字仕立て 多収で作業も楽に 画期的な 盛土式根圏制御栽培法 梨の生産量全国第 3 位の栃木県 しかし 平成に入り主力種の 幸水 や 豊水 が高樹齢化し 生産性 品質が低下 さらに生産農家も高齢化 後継者不足が深刻になった このままでは梨の生産は衰退していく 県農業試験場にこの危機を救う栽培法の開発が命じられた 全く新しい 夢の栽培法 を目指して手探りの挑戦が始まった 研究スタッフは失敗と挫折にめげず 試行錯誤を繰り返しながら黙々と試験を続けた そして14 年の歳月が流れ その努力はこんけんせいぎょようやく結実した 高品質で多収 苗を植えて2 年目に収穫できる画期的な 盛土式根圏制御栽培法 に成功したのだ こん けん せい ぎょ 苦節14 年 梨の 2年成り に成26 功連載

27 栃木県の梨の主力品種である 幸水 が品種登録されたのは昭和三十四年 平成に入り生産がピークを迎える一方 樹齢が三十年を超える樹が全体の四割に上り 生産性の低下が問題視されてきた 樹の若返りのために 移植が始まったが 厭いや地現象や紋羽病などから生育は難しかった 移植するとそれまで広い面積をカバーしていた樹を伐採することになり 収量がゼロになるリスクがあった その上果実が成るまでに五年 収量が安定するには十年もかかった これでは梨生産農家は赤字になるという難題も抱えていた また 技術的な面からみると 従来の梨栽培法 平棚仕立て では 樹勢の調節や着果管理などベテラン栽培農家の経験と勘に頼っているところがあり 技術の習得が難しく 後継者が育たなかった 水もダメ 土もダメ 山積する難題を解決して 梨の栽培を救え 県農業試験場の研究スタッフに至上命題として示された條件は1楽な作業で多収可能2篤農家だけではなく 誰でも植えたら次の年に高品質の梨が収穫できる栽培法を開発せよという厳しいものだった 平成二年 まず高野孝夫技師(現 那須農業振興事務所部長補佐)が先陣を切って挑戦を始めた 高野は柑橘類で試験が始まっていたポット栽培に着眼した ポットや木枠に樹を植え付け コンパクトな樹を大量に作り 密植により早期多収穫を図る 根域制限栽培 だった 一 二年目はそれなりに伸長し 花芽も付いた 三年目に着果させたが 果実が大きくならない 糖度は高いが 果実が硬く とても食べられる代物ではなかった 高野は果実が大きくならないのは水が足りないからだと考え 一回の灌水量を増やした しかし 果実は相変わらず小さく 硬かった 樹勢も弱いまま ポットから根を抜い高品質 5 年目で収量 2 倍

28 て見ると ポットの壁面に沿って根が伸びているだけの 根巻き状態 ポットの底はドブ臭く 根は死んでいた 果実を大きくするために灌水量を増やしたのが裏目に出て 底に水が溜まり逆効果となった 土の量も増やしたが 結果は同じだった 水もダメ 土もダメ 策は尽きたと思われた 平成七年 下都賀農業振興事務所から異動 ブドウを担当していた金原啓一主任(現 経済流通課班長)は 当番で灌水のチェックをしていて ふと木枠の崩れている根域制限栽培の樹を観察した 枝の伸びが良く 果実も大きい 根も良く伸びている もしかすると これまで樹を小さくするために使っていた枠(ポット)が悪かったのでは? と考えた そこで木枠を外して灌水を十分に与えて栽培してみると 明らかに何かが違った このヒントを基に発想を転換 半田睦夫主任(現 安足農業振興事務所部長補佐)が根を通さない遮根シートの上に 赤玉土とバーク堆肥を混合した培土を盛り 苗を植え付ける盛土式根域制限栽培の研究を開始した 平成十二年からは鷲尾一広技師(現 農業試験場主任研究員)も少量培土を担当した 崖っぷちからの大転換盛土式の根域制限栽培によって 従来の栽培に近い生育にはなったものの それ以上は伸展しなかった 導入には経費もかかり 試験を始めてから十年以上経過しているため 試験場幹部からは打ち切りの声も聞こえるようになった 栃木県外の試験研究機関も同様で ほとんどが中止となっていた 誰もが諦めかけていた平成十四年 研究員としては決して若くない三十五歳で異動してきた大谷義夫主任(現 農業試験場果樹研究室長)が革命を起こした 大谷がとった戦略は 基本に立ち返る ということだった これまでのデータをすべて洗い直し 四点の基本方針を立て研究を進めた それは1根域制限栽培の基本は水 樹が必要とする水の量を 樹齢 時期別 時刻別に明らかにし 灌水マニュアルを作成2安定した生育を示す培土量を調べ 収量 品質に優れる一本当たり百五十リットルに設定ケガの功名 明るい日射しY 字仕立て梨の手入れ風景 正面を向いて楽に作業できるのもメリット

29 3高品質にするための施肥量を樹齢 生育時期別に把握して効率的な施肥体系を確立4収量を上げるためには樹形の改造が必要不可欠 受光態勢が良く 立体的な樹形で これから始める人にも取り組みやすい 簡易で省力的なY字仕立ての樹形とすることだった 大谷の戦略は的中した 収量が多く 平棚栽培で過重だった上向き作業も軽減されるなど難題を次々にクリア 具体的な成果が上がった 試験打ち切りの危機から一転 大きく風向きが変わった 夢の 2年成り育成法 この勢いに乗って平成十六年 大谷 竹澤(旧姓 林)雅子技師(現 那須農業振興事務所主任)は攻めに転じた 一つは改植を進める上での課題だった早期収量の確保 二つ目は導入コストを抑えるための新しい灌水方法だった 同年秋 改植後 早期収量確保のための 二年成り育成法 と低コストで給水できる 底面給水法 を開発 その翌年 植え付け二年目に結実し 十アール当たりの収量が二トンもあった これは成園並みの収量で 糖度が高く品質も良かった ついに長年の苦労が実り 画期的な 盛土式根圏制御栽培法 に成功した 研究スタッフの脳裏に 苦境を乗り越えて研究を引き継いできた歴代のメンバーの姿が浮かんできた 胸が熱くなった さらに肥料や着果数 枝の本数 葉の枚数などを調査し 植え付け三年目には収量が三トンに増えた そして五年目には何とこれまでの二倍以上となり 目標の日本最高水準の収量を実現した 平成十七年に芳賀町 平成十九年には宇都宮市で 盛土式根圏制御栽培法 の導入が始まった 初期の導入ということもあり 培土の調整 主枝の分岐位置など新たな課題も提盛土式根圏栽培法を導入した梨栽培農家

30 案された JAの組織内に根圏制御栽培研究会も設置され 新技術の確立に向けて試験研究の役割も一層増してきた 平成二十六年には農水省の 攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業 にも採択され 大谷室長はじめ研究スタッフが根圏制御栽培法実証チームとして 鹿沼市を中心にした現地実証試験を開始した この事業は 新技術の研究だけでなく 実際の農業現場での技術の実証 経営面からの改善効果に加え 普及拡大を図るための現地研究会などの活動を行っている 根圏制御栽培法導入者全員を対象とした研究組織の立ち上げや意見交換を行っただけでなく 指導者や関連するメーカーも参加 実際の導入現場での検討会も開いた 革新的な梨の栽培法として全国から注目されるようになり 平成二十六年には九都県 約五ヘクタールまで普及 根圏制御栽培に取り組む生産者の団体 根圏制御栽培研究会 を立ち上げた 今年七月九日 十日には 全国規模の現地展示会も開催した 根圏制御栽培法は新品種 おりひめ をはじめ多くの樹種で導入され 生産量全国三位 栃木の梨を担う新技術として 生産者 行政機関から大きな期待が寄せられている 着任したら 研究期間はあと一年か二年 成果が上がらなければ中止 との話を聞きました まったく違うポジションから異動してきたので 初めてこの事実を知って驚きました すぐ現場を見てみると 良く成長している樹もありました そこで土の湿り具合 水の状態を調べると 水やりが十分行き届いている樹はみんな生育が良いのが分かりました 水が重要だと思い 毎日定時に樹の吸水量のデータを記録 これを基に葉の枚数と吸水量のバランス 一日の適正な吸水量を割り出し マニュアルを作成しました ここから順調に育っていきました 負けず嫌いなので 自分が来たら試験が中止になったと言われるのは我慢できなかったですね これで何とかなるとひと安心しました 現在 農水省の 攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業 に取り組んでいます この栽培法を導入した人達から やって良かった と言われるのが一番うれしい 自信を持っている技術なので 多くの人に導入してほしいと願っています (文中敬称略)多くの人に導入してほしい大谷義夫 果樹研究室長の想い現地研究会 自分が来たら試験が中止になったとは言われたくなかった とその時の心境を語る大谷義夫 果樹研究室長 =6 月 4 日