Taro-7 県立銚子高等学校

Similar documents
5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

学校の危機管理マニュアル作成の手引

自主防災組織をつくろう

Taro-若宮小 成果報告原稿(画像

<4D F736F F F696E74202D F093EF8A6D95DB8C7689E681768DEC90AC82CC8EE888F882AB2E B8CDD8AB B83685D>

Taro-07_学校体育・健康教育(学

<4D F736F F D208EA98EE596688DD DD A8890AB89BB837D836A B2E646F63>

第8章 災害復旧計画

平成24年度

38 災害緊急時における聴覚障害者の情報伝達保障支援の状況分析 表2 生の協力のおかげで遂行することができた 避難訓練の年間実施回数 回 回 2回 3回 4回 5回以上 4 6 35 9 図 避難所担当者との連携 図2 避難訓練の年間実施回数 Ⅳ 調査研究の経過および結果 なかでも年2 3回実施して

平成 28 年度 県民 Webアンケート 第 6 回自主防災の取り組みについて 実施期間 2016/9/15~2016/9/21 アンケート会員数 224 人回収数 191 件 ( 回収率 85.3%) 近年 全国各地で自然災害が多発しており 奈良県でもいつ大きな災害に見舞われるかわかりません 災害

大賞

Taro-3 袖ヶ浦市立長浦中学校

目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

2014年度_三木地区概要

newtopia-107-B

id5-通信局.indd

04 Ⅳ 2(防災).xls

西区05-CS5_小

( 平成 29 年度公民館等活性化モデル事業 ) 館名 事業名 趣旨 特徴 尾道市向東公民館 防災フェア in 向東! ~ 地域を繋ぐ環 輪 和 話 ~ 〇公民館を核とした地域の防災力の向上〇各種団体 小中学校が繋がり, 安心 安全に暮らせるまちの基盤づくり〇子供たち及び地域住民の公民館への信頼感醸

受講生15 受講生 15名募集 名募集 参 加 無 料 申し込みが必要 2018年 下呂市では 9歳の女性防災士が 誕生しました 瑞浪市ジュニア防災リーダー養成講座 この講座では防災士の資格は取得できません じぶん 家族 友達の命を守るために 日時 2019年8月17日 土 講座の詳細 午前9時 午

<4D F736F F D D33816A423491AB97A78F9F819A8E968BC68C7689E68F DC58F49817A2E646F63>

<323091E693F18FCD208E96914F959C8BBB82CC8EE F DF82E98FE382C582CC8AEE967B934982C88D6C82A695FB2D322E786477>

<30352D31208B6391E890E096BE8F AEB8B408AC7979D816A2E786C73>

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

災害時要援護者支援マニュアル策定ガイドライン

31阿賀野全:方針実践のための行動計画

生徒指導の役割連携_四.indd

災害時アクションカード ( 鳴門モデル ) の作成 鳴門教育大学客員研究員プロジェクト研究 アクションカード とは, 医療現場で使われるカードである これは, 緊急時に集合したスタッフ一人ひとりに配布される 行動指標カード であり, 限られた人員と限られた物資で, できるだけ効率よく緊急対応を行うこ

【東日本大震災発生から7年】「災害への備えに関する調査」結果 ~あなたのご家庭の備えを点検しませんか~_損保ジャパン日本興亜

Microsoft Word - elow.docx

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

戸田市災害に強いまちづくり推進ワークショップ 住民版地域防災計画作成の手引き 緊急一時避難場所を決めましょう 避難を支援する方法を考えましょう 緊急時の連絡体制をつくりましょう リーフレットを作成し 町会員に周知しましょう 参照 : 戸田市洪水ハザードマップ

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

<4D F736F F D20967B95B681698DC58F498D D8E968C888DD A2E646F63>

職員の運営能力の強化 避難所担当職員研修の実施 全庁対象の避難所担当職員研修(5 回開催で約 400 名参加 ) 区毎の避難所担当職員研修 男女共同参画の視点に立った避難所づくり 共助による災害時要援護者支援の取り組みについて説明 各区災害対策本部との連絡 避難所内の課題解決の調整など 地域団体等へ

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

平成30年度学校組織マネジメント指導者養成研修 実施要項

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

<4D F736F F D BF88CB4926E88E696688DD08C7689E6918D8A872E646F6378>

PowerPoint Presentation

<4D F736F F D B4C8ED294AD955C8E9197BF E894A8AFA8B7982D191E495978AFA82C982A882AF82E996688DD091D490A882CC8BAD89BB82C982C282A282C4816A48502E646F63>

福祉科の指導法 単位数履修方法配当年次 4 R 2 年以上 科目コード EC3704 担当教員佐藤暢芳 ( 上 ) 赤塚俊治 ( 下 ) 2017 年 11 月 20 日までに履修登録し,2019 年 3 月までに単位修得してください 2014 年度までの入学者が履修登録可能です 科目の内容 福祉科

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

系統的で一貫性のあ評価指標 評価指標による達成度 総合評価 るキャリア教育の推進に向けて 小 中 1 卒業後の生活につながる客観的 < 評定 > 学部段階での客観的アセスメントに基づいた指導計画 指標に基づいた卒業を立案することができる A B C 後の生活を見据えた教育活動につながる 2 立案され

3. 学校に不審者が侵入した場合の対応について 対応 1 情報の入手 巡回中の教職員の情報子どもからの情報偶然に発見 職員室への報告 複数の教職員で現場へ 発見者が インターホン 無線 携帯電話等所持 不審者から子どもを 携帯電話 等で 状況を把握 回避 職員室へ報告 職員室へ連絡 対応 2 対応

各学年の目標 低学年 中学年 高学年 身の回りの危険に気づ 危険の原因を理解し 危 様々な危険を予測し 進 き 約束を守って安全な 険を予測した安全な行動 んで安全な行動をすると 行動ができる児童 ができる児童 ともに 身近な人々の安全にも気配りができる児童 日常的な安全指導 定期的な安全指導 安全

学校の危機管理マニュアル作成の手引

玉川大学教職大学院 教授 小松 郁夫氏

国土技術政策総合研究所 研究資料


45 宮崎県

<4D F736F F D F8E968BC695F18D908F918E9197BF335F93A A5>

2. 具体的な実施内容 平成 27 年度 避難訓練実施計画 実施災害の想定 実施時間 4 月 想定 ( 地震 ) 子ども達に 地震とは何かを分かりやすく知らせ 地震の時の身の守り方を知らせる 保育士の動きの確認 5 月 想定 ( 火災 初期消火 ) 厨房からの出火を想定し 園庭に避難する その後近く

障害者 ( 児 ) 防災アンケートの主旨 アンケートの概要 Ⅰ 避難に関すること Ⅱ 情報伝達に関すること Ⅲ 避難所及びその環境に関すること Ⅳ 日頃の備えに関すること 障害者 ( 児 ) 防災アンケート < 配布用 >

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

☆配布資料_熊本地震検証

H ■再発防止策総務課修正版(最終)_Ⅰはじめに

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

untitled

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - 9-2桜川市(2)

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

最終報告書

「標準的な研修プログラム《

よっかいちしくすちくこ みえの防災特別賞 1 団体 かいいくせいしゃれんらくきょうぎかい 四日市市 その他 四日市市楠地区子ども会育成者連絡協議会 平成 23 年度 みえの防災奨励賞 受賞団体 四日市市楠地区子ども会育成者連絡協議会 は 楠地区の子ども会の保護者等で構成される協議会で 三角州という地


平成18年度標準調査票

< F2D318BB388E789DB92F682CC8AC7979D F >

7 訓練項目 項目内容場所実施機関 1 シェイクアウト訓練 2 避難訓練 3 避難所運営訓練 4 緊急物資輸送訓練 5 患者搬送訓練 訓練参加者は 防災行政無線による放送を合図に それぞれの場所において 姿勢を低くする 体 頭を守る 揺れが収まるまでじっとする の 安全確保行動 を行う 安全確保行動

平成27年基準年度固定資産税標準 宅地の鑑定評価でのバランス検討体制等に関する説明会資料

1 2 3 TVやインターネットなどで報道されていることもあり 大きな地震の起こる確率が高まっていると予測されていることは 86% が知っていた 最寄りの避難所については90% が確認したことがあると回答したが 実際に防災セットなどを購入するなど 具体的な行動を取っているは 59% に留まった 項目

問 3 問 1 で複数種目を回答した場合 指導形態について該当するものを選んでください ( 問 1 で複数種目回答していない場合は回答不要 ) 1 学校が選択した複数種目をすべての生徒に履修させている 2 学校が提示した複数種目から生徒が選択して履修できるようにしている 3 その他 ( 具体的な指導

目次 国民が身につけるべき金融リテラシー リスクや損害保険に関する理解促進の取組み 国民に金融教育を普及させていくための手段 方法 資料 : リスクや損害保険に関する理解促進の取組み具体事例 小学生に対する ぼうさい探検隊 の推進 高校生に対する 授業実践プログラム の推進 大学生や一般消費者等に対


年齢別では 10 才代では 知っている人は 40.0% であるのに対し 30 才代以上では 7 割以上の人が 知っていると回答しています 図表 3 おおきな地震が起きると考えられていることを知っているか ( 年齢別 ) 10 才代 (N=10) 40.0% 50.0% 10.0% 20 才代 (N=

北海道大演習場 ( 島松着弾地及び島松地区に限る ) 関連公共用施設 ( 交通施設 : 市道大曲 5 号線道路改良舗装 ) 整備事業 大曲中央 1 丁目 当該路線は 地域住民が利用する市街地内の生活道路として使用されているが 老朽化により路面破損等が著しい状況にあるため 改良舗装することにより 生活

H25 港南区区民意識調査

各教科 道徳科 外国語活動 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする 各教科 道徳科 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする

untitled

平成 29 年 10 月 18 日 行政区長様 ( 一時集合場所へ避難訓練される地区 ) かすみがうら市長坪井透 ( 公印省略 ) 市総合防災訓練 避難訓練 について ( 回覧依頼 ) 11 月 19 日 ( 日 ) に実施いたします 標題避難訓練については貴区 ( 会 ) 様にご参加ご協力をいただ

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

佐賀県

(1) ほのぼのネット事業 目的事業内容経過方法と時期 担当係: 地域係 地域でサポートを必要としている人の発見 見守り 交流活動を 地域で暮らす住民自らが主体となって取り組む ほのぼのネット活動 の推進を通じて 住民の手による 福祉のまちづくり を展開します 1 ほのぼのネット班 28 班による見

(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

PowerPoint プレゼンテーション

Hazard_ pptx

引き取りの流れ 保護者 徒歩 ( 東門 ) 集中玄関 体育館 帰りは正門から 自転車 ( 東門 ) 校庭東側 ( すべり台周辺 ) 集中玄関 体育館 帰りは正門から ( 職員玄関前 ) 車 ( 西門 ) 校庭 集中玄関 体育館 西門から 帰りは長瀞線方面へ 校庭に入る時と 校庭から出るときで門が別だ

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

市議会一般質問等理事者協議方法の改善について

宮城県総合防災情報システム(MIDORI)

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

平成 25 年度福岡県自主防災組織設立促進モデル事業 地域防災ワークショップ ( 体験型学習会 ) 中間市底井野小学校区 ( 砂山 中底井野 垣生 上底井野 下大隈 ) 第 1 回目配布資料 平成 2 5 年 9 月 1 2 日 福岡県消防防災指導課

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

動く津波ハザードマップ個別シナリオ設定版 操作マニュアル 群馬大学大学院災害社会工学研究室株式会社アイ ディー エー社会技術研究所

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

< F2D82A882A882DC82A982C897AC82EA816995BD90AC F944E>

河川愛護モニターの募集について ~ 那賀川 桑野川及び派川那賀川の河川愛護モニターを募集します ~ 国土交通省では 地域住民の方々のご協力のもとで 河川整備 河川利用又は河川環境に関する地域の要望を十分に把握し 地域との連携をさらに進め あわせて河川愛護 思想の普及啓発及び河川の適正な維持管理に資す

セキュリティ・ミニキャンプin新潟2015 開催報告

Transcription:

事業内容 : 防災に関する指導方法等の開発 普及等のための支援事業学校防災アドバイザー活用事業の実施題名 : 命の大切さを考える防災教育公開事業 ( 防災ボランティア ) - 地域と連携した防災教育への取り組み- 所属 電話番号 : 千葉県立銚子高等学校 0479-22-6906 校長安藤淸 1 実施事業 (1) 防災に関する指導方法等の開発 普及等のための支援事業 (2) 学校防災アドバイザー活用事業の実施 2 事業概要本校の所在する銚子市が海岸を中心とした有数の観光地であることをふまえて 災害時に想定されるハザードについて知識を持たない外来の観光客が利用できる防災マップを生徒が作成し 銚子市危機管理室等に提案する 地域と連携した避難訓練や避難所運営に関して共通理解を図る研修や炊き出し訓練 ( 非常時を想定した野外炊き出し ) 等を実施する 地域で実施される防災訓練に参加する (9 都県市合同防災訓練等 ) 防災教育をテーマとした L H R を公開する 3 実施概要実施時期計画事項参加者 4 月 事業についての学校説明 5 月 九都県市合同防教頭 川上災訓練関係機関調 整会議 6 月 第一回担当者連 千葉県教育 絡会議 委員会 学校 PTA 役員 銚子市役所 千葉科学大学他 8 月 地域公開事業 千葉県教育 ( 炊き出し訓練 委員会 学 避難所運営訓練 ) 校 地域住民 千葉科学大学他 8 月 ハザードマップ JRC 部員 作り 9 月 第 34 回九都県 学校 銚子 市合同防災訓練 市危機管理室 10 月 校内防災訓練 学校 銚子市消防本部 10 月 職員研修 学校 11 月 公開 LHR 千葉県教育委員会 学校 PTA 役員 千葉科学大学他 12 月 職員研修 学校 37

4 担当者連絡会議 氏名 所属及び役職 1 宮内 輝久 千葉県教育委員会 2 藤本 一雄 千葉科学大学 3 浪川 秀樹 銚子市危機管理室 4 宮内 大作 銚子市消防本部 5 髙橋 靖幸 地区町会長 6 伊東 隆 銚子市立第三中学校 7 伊藤 進 銚子市立第二中学校 8 堀川 金一 銚子市立飯沼小学校 9 寺井 雅晴 銚子高校 PTA 10 安藤 淸 県立銚子高等学校 11 阿部 真之 県立銚子高等学校 12 冨澤 勇 県立銚子高等学校 13 見澤 真悟 県立銚子高等学校 14 川上 悟 県立銚子高等学校 5 具体的な取組 (1) 担当者連絡会議 6 月 13 日 ( 木 ) 本校地域交流室を会場に参加者 12 名で 実施 議題は以下のとおりであった 1 事業計画について 2 生徒による活動計画発表 (JRC) 3 その他 会議の中で JRC 部の活動について銚 子市消防本部や銚子市危機管理室等からア ドバイスをもらった (2) 地域公開事業 8 月 11 日 ( 日 ) 本校演習室棟 ( 仮設校舎 ) を会場に県内教職員 近隣住民 千葉科学大学学生等約 60 名が参加 内容は 以下のとおりであった 1 JRC 部員によるハイゼックスを使った非常食炊き出し訓練 ( 非常用炊飯袋を用いた炊飯訓練 ) 2 JRC 部員による簡易防災グッズ作り ( 新聞紙を用いたスリッパ作り 簡易ランプ作り 簡易コンロ作り ) 3 HUGを用いた避難所運営訓練 ( 図上による避難所運営 ) 1 2に関しては 高校生 (JRC 部員 ) が講師となって グッズ作りを行った 参加者からの評判も良く 来年度以降も実施を希望する声が多く聞かれた 3に関しては 千葉県東方沖でM8の規模の地震が発生し 銚子市の震度 6 弱という想定で訓練が始まった 8 名程度の班に分かれて 避難所で起こる様々な出来事にどのように対応していくかを模擬体験した その後本校川上教諭から 東日本大震災時において 避難所となった学校現場の話やいざという時にどのように行動していくべきかの話があった まとめとして 千葉科学大学危機管理学 38

部藤本一雄准教授から 日頃の備えと顔の 見える関係作りの重要性の話をいただい た 必要なことを理解した (3) ハザードマップ作り 8 月 24 日 ( 土 ) 銚子ジオサイトの一つである犬岩から地球の丸く見える展望台駐車場まで現地調査を行った 初めて訪れる観光客の目線になって 分かりやすい目印や途中の標高 ( 電柱に記載されている ) を確認し Aルート舗装道路 ( 遠回り ) とBルート未舗装部分のある農道 ( 近道 ) の2ルートを選定し 実際に歩いて確認作業を行った Aルートで避難した場合は35 分かかり Bルートの場合は 25 分で避難場所に到着することがわかったが Bルートは道がわかりづらく 舗装もされていないので薦められる避難路ではないと考えた その際に 東日本大震災時の津波到達点などを確認し 早期の避難が (4) 地域の防災訓練に参加第 34 回九都県市合同防災訓練 9 月 1 4 日 ( 土 ) 今年は 九都県市合同防災訓練の千葉会場が銚子市であったため 本校生徒 50 名は地域の避難者役として訓練に参加し その他の訓練を見学し 各ブースにおいての防災に関する発表等を見て回り 日頃の準備の大切さ等を再認識した 39

(5) 防災訓練 10 月 8 日 ( 火 ) 千葉県東方沖を震源とする M8クラスの地震が起きたことを想定した避難訓練を行った 訓練の際は緊急地震速報音や地震鳴動音を放送で流す方法を用いて行った 今回は 仮設校舎に移ってから初めての避難訓練であったので避難経路の確認等を銚子市消防本部の指導のもと行った 避難完了後は 銚子市消防本部の指導で水消火器を用いての初期消火訓練を行った 反省点としては 職員への訓練内容の周知不足から計画どおりに進まなかったことである このことをふまえて 年度内に再度訓練を実施することとした 3 月の学年末に実施する予定である (6) 職員研修 10 月 16 日 ( 水 ) 防災教育の実践 防災主任川上悟教諭川上教諭は 平成 23 年度千葉県長期研修生として 千葉科学大学危機管理学部委託研修生の経験があり 防災教育の必要性や防災教育を用いての地域連携の方法等を研修した (7) 公開 LHR 11 月 12 日 ( 火 ) 地震防災 をテーマに1 2 年生全クラスがLHRを公開した 生徒自身も東日本大震災時の体験があり 自助 ( 自分の命は自分で守る ) や共助 ( 共に助け合う ) の必要性などを 様々な教材 教具を通じて学習していた この公開 LHRには千葉県教育委員会をはじめ文部科学省教科調査官 銚子市危機 40

管理室 銚子市消防本部 他校の教職員や保護者の方々の多数の参加をいただいた その後の研究協議では県教育委員会をはじめ多数の方々からの貴重な意見をいただいた 銚子市消防本部からは 教師側のスキルアップの必要性があるという厳しい意見もあったが 来年度から始まる教科 防災の学び の中で生かせるようにしていきたい (8) 職員研修 12 月 19 日 ( 木 ) 学校におけるリスクマネジメント 千葉科学大学危機管理学部木村栄宏教授学校におけるリスクマネジメントとして 施設管理 安全管理の重要性 ソーシャルメディアリスク 教職員として求められるリスクマネジメント等を具体的な事例をもとに講演していただいた 緊急時に適正な対応をとるためには 事前にイメージトレーニングができていること 初期動作ができることが大事なポイントになること そのための訓練が必要なこと 災害時に限られた人員体勢の中で維持するための最低限の業務を整理しておくこと 生徒の生命保持 安全管理 地域住民の受け入れの責任等の学校 BCP( 事業継続計画 )Business Continity Plan 等の話が今後の防災体制作りに非常に参考になった 41

6 成果と今後の課題 (1) 成果 防災教育を学ぶことによって 備えることの大切さ を意識することができた 備えあれば憂い減り を合い言葉にして 自助 共助の意識を持つことができた 災害時に高校生である自分に何ができるのかを考えることによって ボランティア意識を育てることができた 地域公開事業では 予想以上に地域住民の参加が得られ 地域の防災教育に対する関心の高さを知ることができた 地域の防災意識の向上に向けた具体的な取組が期待される中 来年度から始まる学校設定科目 防災を学ぶ の重要性が再認識できた (2) 課題 学校設定科目 防災を学ぶ を導入するために シラバス等を再検討する必要性がある 学校が 今まで以上に地域と連携し 災害に強いまちづくりの核となる取組をする必要がある 校舎内で 避難経路の表示や高齢者等に配慮した避難所運営方法を考える必要がある 平成 2 6 年度からは教育課程に 防災を学ぶ ( 仮称 ) を位置づけ防災を教科 ( 学校設定科目 ) として学習する 東日本大震災以後 地域から学校へ対する防災上の要望も高まってきている中で 今回の事業をきっかけとして 互いに顔の見える関係づくり に取り組んでいく必要がある 42