Microsoft Word - 常盤計画書0706

Similar documents
データベースと情報検索

memo

補足 中学で学習したフレミング左手の法則 ( 電 磁 力 ) と関連付けると覚えやすい 電磁力は電流と磁界の外積で表される 力 F 磁 電磁力 F li 右ねじの回転の向き電 li ( l は導線の長さ ) 補足 有向線分とベクトル有向線分 : 矢印の位

2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中

[ 演習 3-6AA] ウェブページの検索結果の表示順序 ( 重要 ) 10D H 坂田侑亮 10D F 岩附彰人 10D D 財津宏明 1.1 ページランクとは ページランクとは グーグルが開発した検索エンジンのウェブページの重要度を判定する技術である サーチエ

在人口率1 滞滞在人口率 (1) 滞在人口率の機能と目的 滞在人口率では 当該自治体の実際の人口に対して 月間平均で何倍の滞在人口が来ているかを把握することで 地域活性化の指標として活用することができます 滞在人口率を平日のみの月間平均で見れば おおむね 買い物客や通勤者 通学者などをどれだけ域外か

Microsoft PowerPoint - ad11-09.pptx

Microsoft PowerPoint - sc7.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 統計科学研究所_R_重回帰分析_変数選択_2.ppt

レッスン15  行列とグラフ

PowerPoint Presentation

Microsoft PowerPoint - ICS修士論文発表会資料.ppt

Microsoft Word - 村川卒業論文計画書180723

目次 1. 研究背景 2. 研究目的 3. 使用データ概要 4. 分析概要 5. クラスター分析 6. 主成分分析 7. 結果 8. 改善策 9. まとめ参考文献 APPENDIX 2017 年 S-PLUS&VISUAL R PLATFORM 学生研究奨励賞 2

<4D F736F F D204B208C5182CC94E497A682CC8DB782CC8C9F92E BD8F6494E48A722E646F6378>

<4D F736F F F696E74202D B CC8EC091482E B8CDD8AB B83685D>

統計トピックスNo.92急増するネットショッピングの実態を探る

スライド 1

0 部分的最小二乗回帰 Partial Least Squares Regression PLS 明治大学理 学部応用化学科 データ化学 学研究室 弘昌

<4D F736F F D208D8291AC93B BF8BE08E7B8DF482CC89658BBF92B28DB E92B A2E646F63>

Microsoft Word ã‡»ã…«ã‡ªã…¼ã…‹ã…žã…‹ã…³ã†¨åłºæœ›å•¤(佒芤喋çfl�)

Title < 研究ノート > 都道府県別にみた外国籍生徒の高校進学率と母語の関係性 -- 日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査 の結果を用いて -- Author(s) 矢部, 東志 Citation 教育 社会 文化 : 研究紀要 = Socio-Cultural St Educa

Microsoft PowerPoint _3a-SEO.pptx

Microsoft PowerPoint - 統計科学研究所_R_主成分分析.ppt

PowerPoint プレゼンテーション

画像類似度測定の初歩的な手法の検証

インターネット白書2002

リスク分析・シミュレーション

共通基準による観光入込客統計 ~ 共通基準に基づき 平成 22 年 月期調査を実施した 39 都府県分がまとまりました~ 平成 23 年 10 月 31 日観光庁 各都道府県では 平成 22 年 4 月より順次 観光入込客統計に関する共通基準 を導入し 信頼 性の高い観光入込客統計調査を

スライド 1

Web情報検索の新技術と動向

Microsoft PowerPoint - mp13-07.pptx

1/30 平成 29 年 3 月 24 日 ( 金 ) 午前 11 時 25 分第三章フェルミ量子場 : スピノール場 ( 次元あり ) 第三章フェルミ量子場 : スピノール場 フェルミ型 ボーズ量子場のエネルギーは 第二章ボーズ量子場 : スカラー場 の (2.18) より ˆ dp 1 1 =

労働市場分析レポート第 43 号平成 26 年 10 月 31 日 マッチング指標を用いたマッチング状況の分析 労働市場における労働力需給調整を評価するための指標として 就職率や充足率があるが 求人倍率が上昇する時には 就職率が上昇し充足率が低下するなどの動きがみられ それぞれ単独の利用には注意が必

コンピュータグラフィックス第6回

多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典

共同住宅の空き家について分析-平成25年住宅・土地統計調査(速報集計結果)からの推計-

Microsoft PowerPoint - 10.pptx

景気指標の新しい動向

H28秋_24地方税財源

1 万人泊で前年同期比は.6% 増 新潟県が 873 万人泊で同.6% 増 長野県が 1,567 万人泊で同 1.1% 増 富山県が 37 万人泊で同 4.8% 増 石川県が 713 万人泊で同.% 減であった なお 全国は 41,796 万人泊で同 1.1% 増であった () 1~1 月の管内の外

線形代数とは

ファイナンスのための数学基礎 第1回 オリエンテーション、ベクトル

回帰分析の用途・実験計画法の意義・グラフィカルモデリングの活用 | 永田 靖教授(早稲田大学)

<89C88CA B28DB88C8B89CA955C8F4390B394C E786C73782E786C73>

.V...z.\

201604_建築総合_2_架橋ポリ-ポリブテン_cs6.indd

NGSデータ解析入門Webセミナー

横浜市環境科学研究所

e-stat の利用方法 e-stat とは 日本の統計ができる政府統計ポータルサイトです 従来 各府省等ごとのホームページに掲載されていた各種統計関係情報 ( 各府省等が登録した統計データ 公表予定 新着情報 調査票項目情報などの各種統計情報 ) を利用することができます 詳細な統計内容につきまし

住宅宿泊事業の宿泊実績について 令和元年 5 月 16 日観光庁 ( 平成 31 年 2-3 月分及び平成 30 年度累計値 : 住宅宿泊事業者からの定期報告の集計 ) 概要 住宅宿泊事業の宿泊実績について 住宅宿泊事業法第 14 条に基づく住宅宿泊事業者から の定期報告に基づき観光庁において集計


<4D F736F F D B837D834A3F89EF88F58B40945C82C982C282A282C42E646F63>

講義「○○○○」

32

資料3 日常生活CO2情報提供ツール(仮称)の更新について

資料 2 主要渋滞箇所 ( 案 ) の抽出方針について ( 一般道 ) 平成 24 年 8 月 9 日

人口推計 における人口の算出方法 Ⅰ 概要 1 人口推計の範囲人口推計の範囲は, 我が国に常住している * 全人口 ( 外国人を含む ) である ただし, 外国人のうち, 外国政府の外交使節団 領事機関の構成員 ( 随員及び家族を含む ) 及び外国軍隊の軍人 軍属 ( 家族を含む ) は除いている

DVIOUT

untitled

参考資料1 高等教育の将来構想に関する参考資料2/3

Microsoft Word - SPSS2007s5.doc

木造住宅の価格(理論値)と建築数

スライド 0

書籍の感情情報に注目した作者の印象分析

<4D F736F F D C90BF8ED A93C192E890DA8EED8AC7979D DEC837D836A B2E646F6378>

にゃんぱすー

1. 推計の概要 ブログ SNS 市場の市場規模の現状や将来動向について 推計を実施 具体的には ブログ SNS 市場及び関連市場の定義を行い それぞれについて 28 年度の市場規模を推計した また 21 年度の市場規模予測も行った (P3~4 参照 ) 推計に当たり 利用者数や閲覧数といった ブロ

1-1_旅行年報2015.indd

政策課題分析シリーズ15(本文2)

PowerPoint プレゼンテーション

(Microsoft PowerPoint - \203|\203X\203^\201[\224\255\225\\\227p\216\221\227\ ppt)

スライド 0

受付番号 123456

04群馬県057_0323

前ページ最後の画面で 栄東高等学校 をクリックし 高校詳細画面を表示させています 東京圏の主要私立高等学校については 弊社刊行の 東京圏私立中学校 高等学校受験年鑑 の該当記事をご覧になることができます 5 このタブをクリックすると 当該高校の大学別合格者数が表示されます ( 次ページ参照 ) 高校

9.H H H FD 企画特別講義 統計学をナゼ学ぶのか,FD 講演会 統計教育 tips ( 講師 : 狩野裕大阪大学大学院教授 ) 教員 20 名参加 平成 25 年度キャリア教育報告会 教職員約 10 人参加 平成 25 年度パイロッ

Microsoft PowerPoint - R-stat-intro_04.ppt [互換モード]

4 段階推定法とは 予測に使うモデルの紹介 4 段階推定法の課題 2

布に従う しかし サイコロが均質でなく偏っていて の出る確率がひとつひとつ異なっているならば 二項分布でなくなる そこで このような場合に の出る確率が同じであるサイコロをもっている対象者をひとつのグループにまとめてしまえば このグループの中では回数分布は二項分布になる 全グループの合計の分布を求め

NITAS の基本機能 1. 経路探索条件の設定 (1) 交通モードの設定 交通モードの設定 とは どのような交通手段のネットワークを用いて経路探索を行うかを設定するものです NITASの交通モードは 大きく 人流 ( 旅客移動 ) 物流( 貨物移動 ) に分かれ それぞれのネットワークを用いた経路

Microsoft Word - 【6.5.4】特許スコア情報の活用

行列、ベクトル

1. 延べ宿泊者数 宿泊旅行統計調査 ( 平成 28 年 年間値 ( 確定値 )) 平成 2 9 年 6 月 3 0 日観光庁 延べ宿泊者数 ( 全体 ) は 4 億 9,249 万人泊 ( 前年比 -2.3%) であった 日本人延べ宿泊者数は 4 億 2,310 万人泊 ( 前年比 -3.5%)

と 測定を繰り返した時のばらつき の和が 全体のばらつき () に対して どれくらいの割合となるかがわかり 測定システムを評価することができる MSA 第 4 版スタディガイド ジャパン プレクサス (010)p.104 では % GRR の値が10% 未満であれば 一般に受容れられる測定システムと

untitled

表紙.indd

Microsoft PowerPoint - スポーツ経済度ランキング.ppt

yume_P01-056


校友会16号-ol.indd

Page 1

Resigtration Manual (Japanese)

ビットリアカップ2007けいはんなサイクルレースリザルト


Microsoft PowerPoint - DA2_2019.pptx

Excelを用いた行列演算

Microsoft PowerPoint - H17-5時限(パターン認識).ppt

ビークル分析利用率集計 調査回設定 調査回選択 分析対象の調査回を選択します 設定 > ボタンを押下すると 指定した調査回が確定されます 操作説明 3 操作説明 3 次画面へ遷移 地区 > ボタンを押下すると 次画面の地区設定画面に遷移し

3 新たな統計データ FF-Data とは FF-Dataは, 訪日外国人が国内の交通機関 ( 航空, 鉄道, 幹線旅客船, 幹線バス, 乗用車等 ) を利用した際の旅客流動を分析対象に, 平成 26 年 ( 2014 年 ) の航空動態調査と訪日外国人消費動向調査 ( 以下 消費動向調査 という.

Transcription:

卒業論文計画書横浜市立大学国際総合科学部国際総合科学科経営科学系経済学コース 4 年常盤夏奈子 はじめに 観光庁 (2018) によると 平成 29 年の日本での旅行消費額は 26.7 兆円と推計されている その中で 16.1 兆円 (60.2%) と 最も大きな割合を占めているのが日本人の国内宿泊旅行である 日本人の国内宿泊旅行の需要を少しでも喚起することができたならば それは日本国内の旅行消費額に大きな影響を及ぼす では どのようにして日本人の国内旅行の需要を増加させるか 方法の1つとして 休暇の地域分散化というものが存在する 地域ごとに異なる時期に休暇をとることで ゴールデンウィークやお盆 年末年始など旅行需要が集中してしまう時期を分散する これは 旅行者の側からすると 交通混雑や旅行代金の高額化を回避することができ 大きなメリットである 観光地や事業者の側から見ても 観光地における雇用の安定化 潜在需要の喚起など 様々なメリットがある 卒業論文では 矢部 (n.d.) による先行研究の手法をもとに 最新の統計データを用いて休暇分散のための地域ブロックの設定を実証分析する 本論では 分析手法であるネットワーク分析について説明し 研究計画を示す ネットワーク分析 ネットワーク分析とは 様々な対象における構成要素間の関係構造を探る研究方法である そこでは 関係構造を 点と線によって構成される構造として抽象化してとらえる 点は頂点やノード 線は辺やリンクとも呼ばれる グラフを用いてネットワークを表す際 リンクには無向と有向が存在する 無向グラフは 関係が常に双方向であるか そもそも向きを考える必要がないようなネットワークを表す際に用いられる 対して 関係に向きがあるネットワークを表す際には有向グラフが用いられる 卒論の文脈では 47 都道府県が頂点となり 旅行の Origin-Destination(OD) により有向グラフとして国内宿泊旅行が扱われることになる 中心性 中心性とは ネットワークを構成する各頂点が ネットワークにおいてどれくらい 中 1

心的 であるかを示す指標である ネットワークにおける各頂点の重要性を評価したり 比較したりする際に用いられ 卒論の文脈では国内宿泊旅行の動向を確認するのに使われ る PageRank PageRank は中心性指標の1つである もともとはウェブ上の情報検索におけるウェブページ評価方法として Google 社の創設者である L.Pageと S.Brin によって開発された PageRank は 隣接行列から推移確率行列を作り 算出される 隣接行列とは グラフにおける頂点間の関係の有無を行列で表現したものである 推移確率行列とは あるページ ( 頂点 ) からリンク ( 辺 ) をたどって移動するとき 次に他の各ページに移動する確率を行列で表したものである 1 ただし 卒論では 最初から 47 都道府県の推移行列として OD(Origin-Destination) 行列を使用することになる PageRank の具体的な計算は 強連結といって 有向グラフにおいて グラフに含まれるどの頂点どうしでも必ず相互に到達可能である状態をつくる工夫がなされる = + (1 ) 1 は推移確率行列 は隣接行列の行数 列数 すなわち頂点数であり はすべて の成分がの 正方行列を示す はグラフを強連結にするためのパラメータで ダンピングファクターとも呼ばれる 0 < < 1で 伝統的に = 0.85がとられる このように作られた強連結の推移確率行列は いかなる確率分布からも安定的な確率分布に到達することが知られており この安定的な確率分布が PageRank とされるのである 2 次節に計算例を示す PageRank の計算例 以下のような j から i への有向グラフによる隣接関係は隣接行列 B を与える 1 PageRank の基本的な発想は 他のページからのリンク数が多いページほどランキングが高く ランキングの高いページからのリンクは高く評価する というものである また 他のページへのリンクが少ないページからのリンクをより高く評価する点が PageRank の特徴である 他のページへのリンクが少ないページからのリンクは より 厳選されたリンク と考えるからである 2 American Mathematical Society (n.d.) 2

0 1 0 1 1 1 0 0 0 1 = = 1 1 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 隣接行列 B から j 列から i 行への推移確率行列 M を作る 0 0.333333 0 0.5 0.333333 0.5 0 0 0 0.333333 = 0.5 0.333333 0 0.5 0 0 0.333333 0 0 0.333333 0 0 1 0 0 推移確率行列 M を強連結にする = + (1 ) 1 = 0.85 + (1 0.85) 1 5 0.03 0.313333333 0.03 0.455 0.313333333 0.455 0.03 0.03 0.03 0.313333333 = 0.455 0.313333333 0.03 0.455 0.03 0.03 0.313333333 0.03 0.03 0.313333333 0.03 0.03 0.88 0.03 0.03 得られるベクトルは 初期配分を t (1,0,0,0,0), t (0.2, 0.2, 0.2, 0.2, 0.2) といったぐあいに適 当においても 推移確率行列を 30 回も乗じないうちに 安定的な配分として t(0.208887 0.183401 0.23304 0.146587 0.22804484) が得られ これが PageRank 3

と呼ばれる グラフ クラスタリンググラフ クラスタリングとは ネットワーク分析手法の1つで ネットワークの中で相対的につながりが強いグループを抽出することである 卒業論文では この手法を応用し 宿泊旅行の流動が密になっている宿泊旅行圏を抽出する Modularity 指標先ほど説明したグラフ クラスタリング手法には様々な指標に基づくものが存在し その中の1つの指標が Modularity 指標である Modularity 指標は Newman and Girvan(2004) が提案したものである Modularity とは 分割されたコミュニティ内の辺の数とコミュニティ間の辺の数の比較により コミュニティが高密度のサブグループをうまく抽出しているかを示す指標である サブグループとは ある程度の大きさをもつネットワークの中で その内部に他と区別できるような形で相互に結びついた下位集団のことである 卒業論文に向けて 卒業論文では 矢部 (n.d.) の手法をもとに 最新の統計データを用いて実証分析を行う 用いるデータは 観光庁の宿泊旅行統計調査である このうち 都道府県間の宿泊旅行流動を示した 参考第三表 2010 年 4 月 ~2018 年 2 月の毎月のデータを用いる 参考第三表の具体的な定義は 従業者数 100 人以上かつ観光目的の宿泊者が 50% 以上の宿泊施設 ( 都道府県別 ) における 居住地 ( 都道府県 ) 別の延べ宿泊者数である 2010 年 4 月以前のデータも存在するが 2010 年 4~6 月の調査から 調査対象が前回までの調査より広げられており 単純に比較することができないため 対象としない 分析の大まかな流れ PageRank を用いて どの都道府県が国内宿泊旅行ネットワークの中心にあるのか分析する 次に PageRank によって代表される宿泊旅行流動ネットワークの 時系列的な安定性について 主成分分析を用いて検証する 時系列的な安定性 すなわち 対象期間内の任意の一時点のデータを用いて休暇分散のための地域ブロックを設定しても ある程度の普遍性を持つことができることを再確認したら 次にグラフ クラスタリングにより 地域ブロックを設定する 具体的には 都道府県間の国内宿泊旅行の流動をネットワークとしてとらえ 宿泊旅行が相互に多く行われる国内宿泊旅行圏の抽出を Modularity 指標により行う これにより 家族や友人を伴っ 4

た旅行が多く行われている地域範囲に従って 休暇分散の地域ブロックを設定することができる そして 複数の地域ブロックを設定することによって需要の平準化にどのような効果を及ぼすのか 2009 年 5 月のデータを用いた矢部 (n.d.) の結果を最新のデータで再検証する 最後に 新しい結果を用いて それぞれ異なる時期に休暇をとった場合に 旅行需要が平準化される効果を検証する 参考文献 American Mathematical Society (n.d.) HOW GOOGLE FINDS YOUR NEEDLE IN THE WEB S HAYSTACK http://www.ams.org/publicoutreach/feature-column/fcarcpagerank (2018 年 6 月 23 日閲覧 ) 今井耕介 (2018) 社会科学のためのデータ分析入門[ 下 ] ( 株式会社岩波書店 ) 観光庁 (2010) 休暇分散化ワーキングチーム資料 http://www.mlit.go.jp/kankocho/iinkai/suishinhonbu/kyuka_wt.html(2018 年 7 月 5 日閲覧 ) 観光庁 (2018) 旅行 観光消費動向調査平成 29 年年間値報道発表資料 ( 確報 ) http://www.mlit.go.jp/common/001233130.pdf(2018 年 7 月 5 日閲覧 ) Page, L. and S. Brin (1998) The Anatomy of a Large-Scale Hypertextual Web Search Engine http://ilpubs.stanford.edu:8090/361/1/1998-8.pdf ((2018 年 6 月 23 日閲覧 )) 鈴木努 (2017) R で学ぶデータサイエンス 8 ネットワーク分析第 2 版 共立出版株式会 社 ) 矢部直人 (n.d.) 都道府県間流動データによる国内宿泊旅行圏の設定と休暇分散効果の検 証 http://www.mlit.go.jp/common/000143057.pdf (2018 年 6 月 29 日閲覧 ) 5