内科学 ( 腎臓 リウマチ膠原病内科学 -Nephrology & Rheumatology-) Ⅰ 腎臓は他臓器の影響を受けやすい臓器で 全身疾患においても症状を現すことが多いが 一方 リウマチ膠原病は全身疾患であり 腎を始め多彩な臓器病変を呈する その意味では腎臓病とリウマチ膠原病は対極にありながら密接に関連しており 双方を平行して学ぶことは 極めて効果的である 臨床医として病態を把握し診断を行う能力 臨床医学研究者として研究を遂行できる能力の習得を目標とする Ⅱ 年次毎の 2 年次 各疾患について幅広い知識を習得し 鑑別判断法 各種血液浄化法手技 治療法を身につける 臨床において 診断 検査 治療法等について実習を行い 治療を行えるようにする 各臨床症例報告ができる 研究テーマを立案する 3 年次計画に則って研究を実施し一定の成果を目指す 4 年次研究成果を原著論文にする 学位取得 Ⅲ 担当教員 研究テーマ 教授 要 伸也 教授 駒形 嘉紀 腎臓病および透析の病態解明と治療法の開発 : とくに臨床研究や様々な基礎病態モデルを用いた進行性腎障害 腎炎 血管炎の発症 進展メカニズム解明 自己免疫疾患発症に関わる T 細胞と抑制性 T 細胞に関する研究血管炎発症メカニズムに関する研究 Ⅳ 研究指導補助教員 講師 軽部美穂 福岡利仁 川上貴久 助教 池谷紀子 川嶋聡子 Ⅴ 授業科目一覧 種別 科目名 単位 実験 実習実験 実習 8 通年 専門分野共通科目 開講時期 講義 演習講義 演習 4 半期 課題研究 8 通年 研究論文演習 4 通年 標準履修年次 2 年次又は 1-2 年次 3 年次又は 2-3 年次 3 年次又は 4 年次
開講年度 2019 開講時期半期標準履修年次科目名講義 演習担当教員 教 育 の 基 本 方 針 準学習と 授 業 外 の 学 習 方 法 成 績 評 価 方 法 成 績 評 価 基 準 単位 要伸也 駒形嘉紀 軽部美穂 福岡利仁 川上貴久春学期 : 月曜日 3 4 時限 (13:15-14:45 15:00-16:30) 秋学期 : 月曜日 3 4 時限 (13:15-14:45 15:00-16:30) 腎 透析センターカンファレンスルーム等広い見地に立った研究を遂行できるよう 腎臓 リウマチ膠原病内科学において必要とされる専門知識と技能を培う 1. 腎臓の構造 生理 薬理 病理について理解する 2. 内科的 泌尿器科的疾患を網羅的に学び また二次性に腎臓を障害する他臓器疾患に関しても理解する 3. リウマチ性疾患に関し 免疫学 病理学 生化学側面から学び 薬物療法 外科療法 リハビリテーション法について治療が行えるように理解を深める 4. アレルギーの各病型を理解しそれぞれに属する疾患とその発症機序 診断症状 治療法について理解を深め 各病型に沿った治療法を選択できるようにする 腎臓 リウマチ膠原病内科学に関する最新の英語原著論文を抄読し 研究目 的 方法 結果について理解し 当該研究の意義 問題点 残された課題につ いて討論する 回数 講義内容 春学期秋学期 第 1 回第 2 回第 3 回第 4 回第 5 回第 6 回第 7 回第 8 回第 9 回第 10 回第 11 回 腎臓の構造と機能 代謝と内分泌機能尿の濃縮希釈と電解質調整 酸塩基平衡調節血圧調節機構 血管作動性物質腎炎 ネフローゼ 腎生検法全身疾患 薬剤に伴う腎障害 AKIとCKD 血液透析 腹膜透析血液浄化療法 腎移植リウマチ膠原病総論関節リウマチの基礎と臨床 SLE 強皮症 多発性筋炎 / 皮膚筋炎の基礎と臨床 04/15 04/22 05/13 05/20 05/27 06/03 06/10 06/17 06/24 07/01 07/08 09/30 10/07 10/21 10/28 11/18 11/25 12/02 12/09 12/16 12/23 01/06 第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回 血管炎症候群の基礎と臨床その他のリウマチ性疾患の基礎と臨床自己炎症症候群の基礎と臨床アレルギー疾患の基礎と臨床 07/22 07/29 08/05 08/19 01/20 01/27 02/03 02/10 筆記 口頭試験を行う場合は 解答の提示 解説などによりフィードバックを 行う のテーマについて事前に文献などを調べてくること 等に挙げた文献 参書等を学期中に読むこと 専門領域における他科のカンファレンスに参加し知識を深める CITI Japan(e-learning) の医学研究者標準コース (15 単元 ) を受講すること 出席 (50%) 及びレポート提出 (50%) 21ページ 9. 成績評価 又は 以下 URLの 5. 成績評価 を参照 4
開講年度 2019 開講時期通年標準履修年次 2 年次又は 1-2 年次単位科目名実験 実習担当教員 教室等 原則として 毎週火曜日 1 2 時限 (9:00-12:00) 毎週月- 金曜日の5 時限 (16:45-18:15) 参加が難しい場合には各ケースで協議のうえ具体的な時間割を決定する 臨床医学研究棟 2 階 腎透析センター 血液 膠原病 リウマチ系外来 腎 泌尿器系外来広い見地に立った研究を遂行できるよう 腎臓 リウマチ膠原病学において必要とされる専門知識と技能を培い 適切な情報の収集と分析ができるようになる 1. 腎生検組織について学び 標本作成 染色 記録の手法を習得する 2. 腎生検の手技を習得する 3. 食事療法 薬物療法 血液透析 腹膜透析 血漿交換 吸着療法を含む各種血液浄化療法の手技を習得する 4. リウマチ性疾患を臨床実習において広く経験し鑑別診断法を身につける 5. 生物学的製剤の使用法 血漿交換療法 免疫吸着療法等について学び 診療を遂行する能力を身につける 8 準学習と授業外の学習方法 第 1-60 回第 61-120 回 1~3の達成 4~5の達成 レポート提出を求める場合は コメントの追加などによりフィードバックを行う 学習した実験手技を繰り返し行い 安定で信頼性の高い技術を修得する 研究テーマに沿った原著論文を読み疑問点を抽出すること 等に挙げた文献 参書等を学期中に読むこと 専門領域における他科のカンファレンスに参加し知識を深める 出席 (50%) 及びレポート提出 (50%)
開講年度 2019 開講時期 通年 標準履修年次 3 年次又は 2-3 年次 単位 科 目 名 課題研究 担当教員 履修者の研究内容によって個別に指導を行う 参加が難しい場合には各ケースで協議のうえ具体的な時間割を決定する 臨床医学研究棟 2 階 腎 透析センター 血液 膠原病 リウマチ系外来 腎 泌尿器系外来 8 準学習と授業外の学習方法 研究テーマに関する実験 調査を反映させた研究計画を立てて 実際に研究を行い その結果をまとめ 論旨をもって発表することを学ぶ 1. 自らが立案した研究計画にそって研究を実行できる 2. 正しく統計処理ができる 3. 結果を科学的に図表にまとめられる 4. 実験内容を正しく記載し記録できる 5. 追加実験を自分で立案できる 6. 学会や医学研究科の研究報告会で発表できる 第 1-10 回第 11-15 回第 16-99 回第 100-120 回 先行研究について研究方法の検討実験実施と検討追加実験の検討 課題レポート提出を求める場合は コメントの追加などによりフィードバックを行うす 学習した実験手技を繰り返し行い 安定で信頼性の高い技術を修得する 研究テーマに沿った原著論文を読み疑問点を抽出すること 等に挙げた文献 参書等を学期中に読むこと 専門領域における他科のカンファレンスに参加し知識を深める Brenner & Rector:The Kidney,9th ed. Heptinstall s Pathology of the Kidney,6th ed. Kelly:Textbook of Rheumatology,9th ed. 研究成果の発表 (100%)
開講年度 2019 開講時期 通年 標準履修年次 3 年次又は 4 年次 単位 4 科 目 名 研究論文演習 担当教員 履修者の研究内容によって個別に指導を行う 各ケースで協議のうえ具体的な時間割を決定する 臨床医学研究棟 2 階 腎透析センター 血液 膠原病 リウマチ系外来 腎 泌尿器系外来 研究テーマに関する実験 調査を反映させた研究計画を立てて 実際に研究を行い その結果をまとめ 論旨をもって発表することを学ぶ 準学習と授業外の学習方法 1. 研究の成果を原著論文とする 2. 国内外の学会 ポスターセッション 症例報告会等で発表を行い 質問者からの問いに適切に答えられるようにする 3. 博士論文の完成 第 1-5 回第 6-10 回第 11-15 回第 16-30 回 論文データ収集引用可能な文献の選抜論文の全体の流れの確認 学位論文作成 研究論文の作成に際しては コメントの追加などによりフィードバックを行う 今回指導した内容に基づき次回までに論文原稿の当該箇所を修正しておくこと 論文の作成 (100%)