資料 11 平成 26 年度 調布市郷土博物館事業計画 ( 案 ) 調布市郷土博物館
方針郷土博物館は, 市民の郷土に関する教養, 学術及び文化の発展に寄与することを目的として, 昭和 49 年に開館し, 今年で40 年を迎える この間, 郷土の歴史や文化に関する資料や調布ゆかりの美術作品等を収集し, 調査 研究を行ってきた 調布市は, 武蔵野台地と多摩川の豊かな自然を背景に, 人々の暮らしが営まれ, そこで育まれた数多くの文化遺産がある これらの文化遺産は, 次の世代に着実に継承すべき貴重な財産であり, ふるさと調布に対する愛着をはぐくむ重要な地域資源でもある 郷土博物館事業は, 調布市教育プラン及び調布市社会教育計画に沿って, 展示や多様な教育普及事業を実施し, 地域で育まれた伝統文化に触れる機会を市民に提供する また, 自分たちが住んでいる身近な地域を知ることにより, 子どもたちが地域社会の一員としての自覚をもち, 地域社会に対する誇りと愛情を育てることができるように郷土学習の機会を提供する 地域ゆかりの文化遺産の展示 活用を通して, 市民や子どもたちが楽しく学べる 魅力ある博物館 を目指していく 文化財の保護事業は, 市民とともに地域の文化財や伝統文化を保護 継承し, 文化遺産を活用したまちづくりを目指すために, 地域に根ざした文化財保護 活用事業を行う 史跡の保護 活用については, 国指定史跡下布田遺跡の公有化事業を継続し, 史跡保護の万全を図るとともに, 保存管理計画策定委員会を開催し, 保存管理計画及び整備基本構想等の策定を進めていく また, 国指定史跡深大寺城跡については, 第 3 郭を中心に保護すべき区域の追加指定を行い, 史跡保護のための公有化を進めていく 学校教育との連携事業としては, 学校からの要望に応じて総合学習や社会科学習へ学芸員を派遣し, 博物館資料を教材として貸し出す等授業に協力し, また団体見学の際にはむかしの道具調べやむかしの道具を実際に使う体験学習を通して郷土の伝統文化を伝えていく また中学校の職場体験を実施する等, 小 中学校との連携と相互交流を図っていく 収蔵資料については, 良好な状態に保つための日常的な維持管理や適時適切な修理を行うとともに, 資料のデータ化とシステム構築に向けた整備を進め, 郷土の文化遺産を未来へ伝える役割を果たす また, 大切な資料を虫菌害からまもるために収蔵庫の環境調査及びくん蒸消毒を実施する 文化遺産をまちづくりに活用する深大寺地区の地域まるごと博物館 ( エコミュージアム ) 構想については, これまでの成果を生かし, 市民が主体となった取組を検討 促進していく 地域まるごと博物館の考え方についての情報を発信し, 普及啓発を図る また, 深大寺地区の地域資源として, 深大寺水車館や深大寺城跡をはじめ, 貴重な文化財等, 地域資源の保存 活用に取り組む 博物館施設の整備については, 将来に向けた博物館事業のあり方を含めて継続して検討していく 1
武者小路実篤記念館は, 今年度より, 郷土博物館の所管となり,( 一財 ) 調布市武者小路実篤 記念館が指定管理者となった 郷土博物館の主な事業 (1) 文化財の指定 管理の推進 ( 教育プラン 主要事業 83) (2) 国史跡下布田遺跡 深大寺城跡の整備 活用 ( 教育プラン 主要事業 84) (3) 学校教育との連携事業の推進 ( 教育プラン 主要事業 85) (4) 郷土芸能の保存と継承 ( 教育プラン 主要事業 86) (5) 文化財保護啓発の推進 ( 教育プラン 主要事業 87) (6) 郷土の歴史 文化を核とした展示 普及事業の推進 ( 教育プラン 主要事業 135) (7) 博物館収蔵品のデータ ベース化とその活用 ( 教育プラン 主要事業 93) (8) 深大寺地区地域まるごと博物館 ( エコミュージアム ) 構想の推進 ( 教育プラン 主要事業 118) (9) 郷土博物館施設の整備 ( 教育プラン 主要事業 127) 事業計画一覧表 1 展示活動区分会期テーマ内容 常設展通年調布の歴史原始 古代から近 現代までの調布の歩みを紹介する 収蔵品展 4 月 13 日 6 月 29 日 多摩川の流れに添って ~ 川魚漁 川舟 ~ 川魚漁に関する道具や船を中心に, 多摩川の流れに添ったかつての暮らしを紹介する 開館 40 周年記念特別展 7 月 27 日 ~9 月 7 日 ちょうふ これくしょん ( 仮 ) 調布で行われたさまざまなイベントの際などにつくられた グッズ を紹介し, 調布らしさとは何かについて考える, どこかで見たことのあるモノが並ぶ, 誰も見たことのない展覧会 企画展 10 月 5 日 ~11 月 30 日 木地挽物 ~ 技術と製品 ~( 仮 ) 調布の木地挽物について, 道具や技術を紹介するとともに, 暮らしの中にあった木地玩具や木地製品を展示する 郷土学習展 平成 27 年 1 月 6 日 ~ 平成 27 年 3 月 8 日 郷土学習展小学校 3 年生の調べ学習にあわせ, ちょっと昔の道具から ちょっと昔のくらし 郷土の暮らしを紹介する ギャラリー展随時 加藤文成郷土玩具コレクション, 干支の郷土玩具等 季節の行事や伝統文化に関する資料や郷土玩具, 新収蔵資料等を紹介する 移動展 平成 26 年 12 月 ~ 平成 27 年 1 月 未定 調布の歴史や文化を写真で紹介する 会場 東部 北部 西部公民館 ( 予定 ) 深大寺水車館通年 水車のある暮らしと農業 武蔵野台地における農業や暮らしの様子を, 水車の歴史とともに紹介する 2
2 教育普及活動 事業名期日人数内容 講師 その他 講座 講演会 見学会 体子験ど学もは習会くぶつ かん 古文書に親しむ会月 2 回 (8 月を除く ) 20 古文書の解読実習 講師笠原綾氏 展示関連講演会未定 20 展示に関連した講演会を実施する 甲州路を行く 10 月 15 日 ( 水 ) 40 近藤勇ゆかりの地, 勝沼大善寺の文化財等を見学する 地域文化講演会 2 月 8 日 ( 日 ) 200 調布市域の歴史と文化を探る講演会を実施する 親子で楽しむ木工教室親子で楽しむ深大寺赤駒作り十五夜行事と月見だんご作り 7 月 19 日 ( 土 ) 15 鋸や金槌の使い方を学びながら, 簡単な木工細工を作る 7 月中 15 深大寺の郷土玩具として知られる 赤駒 を作る 9 月 6 日 ( 土 ) 15 そば挽き実演 11 月または 12 月 しめ飾り作り 12 月 25 日 ( 木 ) 30 伝統的な十五夜行事に使う月見だんごを, 石臼で製粉した上新粉で作る 深大寺そばまつりにあわせて, 水車館の臼や石臼でそばの実を挽いて, 地域の食文化と暮らしを学ぶ 正月行事のしめ飾り作りを通して, 伝統と文化を尊重する気持ちを学ぶ 3 調査 研究活動事業名期間内容 収蔵資料等のデータ ベース整備通年博物館資料等の調査 整理及びデータ化の整備作業を行う 刊行物通年企画展パンフレット, 郷土博物館だより, 展示解説シート等の発行 4 文化財保護普及活動事業名期間内容 文化財指定の調査 検討 文化財広報紙の発行 通年 文化財保護審議会において, 文化財の保存及び活用に関して, 必要な調査 審議を行うとともに, 文化財指定等について検討する 不定期 調布の文化財 第 52 号 第 53 号の発行 埋蔵文化財年報の発行 3 月平成 25 年度の市内の遺跡発掘調査報告書の発行 遺跡見学会随時 市内の小 中学生及び市民を対象にした遺跡発掘現場の見学会を実施する 文化財ウォーク 10~11 月小金井市 滄浪泉園から調布市 近藤勇生家跡へ 文化財見学会 11 月深大寺と史跡深大寺城跡 文化財講演会 11 月未定 文化財防火運動 1 月 26 日 多摩郷土誌フェア 1~2 月 文化財防火デーにあわせて, 指定文化財等を所有する寺院 神社で防火訓練を行う 多摩地区の市町村で発行している郷土誌出版物を一堂に集め, 展示, 販売を行い, 郷土の歴史や自然への関心を高める 5 伝統芸能の保存と後継者の育成事業名期日内容数少ない郷土芸能として各地区に伝承されている祭ばやしを保存し, 第 57 回調布市郷土芸能祭ばやし保存大会 7 月 20 日後継者の育成を図るとともに, 広く市民に伝統芸能鑑賞の機会を提供するため, 祭ばやし保存大会を実施する 3
6 埋蔵文化財の発掘及び整理調査 事 業 名 期間 内 容 遺 跡 発 掘 調 査 通年 市内埋蔵文化財包蔵地内において, 土木 建築工事等により, 遺跡の破壊が避けられない場合は, 発掘調査を実施し, 遺跡の記録保存を図っていく 遺 跡 整 理 調 査 通年 埋蔵文化財の発掘調査により出土した遺構 遺物を考古学的に整理し, 記録保存のため発掘調査報告書を作成する また, 展示等の活用のため出土品の保存及び復元を行う 7 国指定史跡 下布田遺跡及び深大寺城跡の整備 活用 事業名期間内容 史跡下布田遺跡の整備 活用通年史跡保存用地の取得及び保存管理計画策定委員会の開催 史跡深大寺城跡の整備 活用通年史跡保護に向けた周辺への周知及び保護すべき区域の追加指定 8 国登録有形文化財真木家住宅の公開 活用事業名期間内容 国登録有形文化財真木家住宅の公開 活用に向けた準備 通年 日本館及び庭園の日常管理及び保存活用計画策定に向けての検討 9 東京都文化財保存整備区市町村協議会の運営事業名期間内容 東京都文化財保存整備区市町村協議会総会及び研修会 7 月 平成 26 年度東京都文化財保存整備区市町村協議会総会及び市民を対象とした講演会等を開催する 4