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平成29年度における運用状況等

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

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退職等年金給付積立金 平成30年度第2四半期運用状況



平成23年11月1日

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退職等年金給付積立金等の管理運用の方針


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有価証券等の情報(会社計)162 満期保有目的の債券 がを超えるもの がを超えないもの 公社債 435, ,721 31, , ,565 29,336 外国証券 ( 公社債 ) 1,506,014 1,835, ,712 1,493,938 1,778

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162 有価証券等の情報(会社計 満期保有目的の債券 ( 単位 : 百万円 ) がを超えるもの がを超えないもの )合計 2,041,222 2,440, ,058 1,942,014 2,303, ,434 責任準備金対応債券 ( 単位 : 百万円 ) が貸借対照表 公社債

チャート編 1 日経平均株価 ( 日経 225) TOPIX( 東証株価指数 ) 2,0 NY ダウ工業株 30 種平均株価 ( 米ドル ) ダウセレクト配当込み指数 3,000 28,000 26,000 24, ,000 26,000 2,0 20,000 1,0 24,000 1

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Microsoft Word - ●00 表紙 (案トレ版)

日経平均株価 22,27.3 NY ダウ工業株 3 種 25,9.32 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 2, 22, 1, 1, 1, 21 年 月 2 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~

日経平均株価 22,97. 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1,, 1,,, 21 年 7 月 23 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21 年 7 月第 3 週末 ) 短期 ( 日次ベース ) (217 年 1 月初

受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし


平成23年11月1日

日経平均株価 21,1. NY ダウ工業株 3 種 2,.31 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 22, 1, 1, 1,, 21 年 1 月 29 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21

ジャパン ゴールドファンド Ⅱ( ブル 2 倍型 ) 運用経過 基準価額等の推移について 期首 :11,205 円 償還時 :10,439 円 01 銭 騰落率 : 6.8%( 分配金再投資ベース ) 基準価額の主な変動要因わが国の金先物取引を積極的に活用し 日々の基準価額の値動きがわが国の金先物取

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清酒製造業退職金共済事業資産運用の基本方針

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ハッピーエイジング 30 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント バランス資産配分固定型信託報酬 ( 年率 税込 ) % 国内外の株式 ( 新興国含む ) 債券に分散投資 / 外貨建資産の為替ヘッジ 国内外の株式比率は 70% を基本とします 合成ベンチマークを上回る運用成果を目指しま

CONTENTS Nomura Fund August / September vol

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第 3 運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか ごとに運用状況の速報として公表を行うものです 収益は 各期末時点での時価に基づく評価であるため 評価損益を含んでおり 市場の動向によって変動するものであることに留意が必要です 収益率 ( 収益額 ) 第 3-9.06%( 期間収益率 ) -14 兆 8,039 億円 ( 期間収益額 ) うち 利子 配当収入は 8,462 億円 市場運用開始以降 (2001 年度 ~第 3 ) +2.73%( 年率 ) +56 兆 6,745 億円 ( 累積収益額 ) うち 利子 配当収入は 33 兆 3,195 億円 運用資産額 150 兆 6,630 億円 (第 3 末現在 ) 35% 30% 25% 収益率 +2.73%( 年率 ) 収益額 +56.7 兆円 ( 累積 ) 市場運用開始後の収益率と累積収益額 (2001 年度 ~第 3 ) +566,745 億円 700,000 600,000 500,000 20% 400,000 15% 300,000 10% 200,000 5% 100,000 0% 0-5% -10% 累積収益額 別収益率 2001 年度 2002 年度 2003 年度 2004 年度 2005 年度 2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 2015 年度 2016 年度 ( 注 1) 当法人が管理 運用している資産は 市場運用を行っている資産 ( 以下 市場運用分 といいます ) と満期保有としている財投債になります 市場運用分は時価評価 財投債は償却原価法 (XX) による評価により管理 運用を行っています ( 注 2) 収益率は 市場運用分と財投債の投下元本平均残高等で加重平均により算出しています ( 注 3) 期間収益率及び期間収益額は 前期末から比較したものです ( 以下のページにおいても同様です ) ( 注 4) 市場運用開始以降の収益率 ( 年率 ) は 前年度までの各年度の収益率及び今年度の今までの収益率を用いて幾何平均により算出しています ( 注 5) 累積収益額は 前年度までの各年度の収益額に 今年度の今までの収益額を加えたものです ( 注 6) 上記数値は速報値のため 業務概況書等において 変更になる場合があります ( 以下のページにおいても同様です ) - 1 - -100,000-200,000

1.第 3 運用環境 各市場の動き ( 10 月 ~ 12 月 ) : 国内長期金利は低下しました 米国を中心とする海外長期金利の低下や 国内外の大幅な株安等が 国内長期金利の低下要因となり 10 年国債利回りは 12 月に 2017 年以来のマイナス水準となりました : 国内の主要株式指数は大幅に低下しました 海外の大幅な株安に加え 急速な円高と 世界経済と企業収益の先行きに対する懸念等が 株価の下落要因となりました 外国債券 : 海外長期金利は米国を中心に低下し 為替は主要通貨に対して大幅な円高となりました 世界経済と企業収益の先行きに対する懸念等から 投資家のリスク回避姿勢が高まり 株価が大幅に下落する一方で 安全資産とされた米国債や日本円へ資金を振り向ける動きが強まりました : 海外の主要株式指数は大幅に低下しました 世界経済と企業収益の先行きに対する懸念等が 株価の下落要因となりました 参考指標 ベンチマーク収益率 2018 年 3 月末 2018 年 9 月末 2018 年 10 月末 2018 年 11 月末 2018 年 12 月末 10 年国債利回り (%) 0.05 0.13 0.13 0.09 0.00 外国債券 TOPIX 配当なし ( ポイント ) 1,716.30 1,817.25 1,646.12 1,667.45 1,494.09 日経 225 ( 円 ) 21,454.30 24,120.04 21,920.46 22,351.06 20,014.77 米国 10 年国債利回り (%) 2.74 3.06 3.15 2.99 2.69 ドイツ10 年国債利回り (%) 0.50 0.47 0.38 0.31 0.25 NYダウ ( ドル ) 24,103.11 26,458.31 25,115.76 25,538.46 23,327.46 ドイツDAX ( ポイント ) 12,096.73 12,246.73 11,447.51 11,257.24 10,558.96 上海総合指数 ( ポイント ) 3,168.90 2,821.35 2,602.78 2,588.19 2,493.90 為替 ドル / 円 ( 円 ) 106.35 113.59 112.86 113.55 109.72 ユーロ / 円 ( 円 ) 130.79 131.93 127.87 128.57 125.42 複合ベンチマーク収益率 2018 年 10 月 ~12 月 2018 年 4 月 ~12 月 NOMURA-BPI( 除く ABS) 1.36% 0.58% TOPIX 配当込み外国債券 FTSE 世界国債インデックス ( 除く日本 円ベース ) 参考 FTSE 世界国債インデックス ( 除く日本 現地通貨ベース ) 2.03% 0.87% MSCI ACWI ( 除く日本 円ベース ) 1.02% -17.60% -2.49% -15.52% 0.35% -11.86% -0.38% -4.88% 参考 MSCI ACWI ( 除く日本 現地通貨ベース ) -12.02% -5.19% - 2 -

105 市場インデックスの推移 (第 3 ) 105 (NOMURA-BPI( 除く ABS)) 100 95 (MSCI ACWI( 除く日本 円ベース )) 100 90 85 95 外国債券 (WGBI( 除く日本 円ベース )) 9 月末 10 月末 11 月末 12 月末 (= 期初 ) 80 (TOPIX( 配当込み )) 75 9 月末 (= 期初 ) 10 月末 11 月末 12 月末 105 市場インデックスの推移 (第 1~3 ) 外国債券 (WGBI( 除く日本 円ベース )) 115 110 (MSCI ACWI( 除く日本 円ベース )) 105 100 100 95 (NOMURA-BPI( 除く ABS)) 90 85 (TOPIX( 配当込み )) 95 3 月末 6 月末 9 月末 12 月末 (= 期初 ) 80 3 月末 6 月末 9 月末 12 月末 (= 期初 ) - 3 -

2. 運用資産額 構成割合 ( 年金積立金全体 ) 第 3 末 (2018 年 12 月末 ) ( 年金積立金全体 ) 内側 : 基本ポートフォリオ ( カッコ内は乖離許容幅 ) 外側 :2018 平成 30 年年 129 月末 外国債券 短期資産 資産額 ( 億円 ) 構成割合 426,796 28.20% 359,101 23.72% 263,484 17.41% 367,706 24.29% 96,520 6.38% 合計 1,513,607 100.00% 24.29% 36 兆 7,706 億円 25% (±8%) 15% (±4%) 外国債券 17.41% 26 兆 3,484 億円 25% (±9%) 35% (±10%) 28.20% 42 兆 6,796 億円 短期資産 23.72% 35 兆 9,101 億円 6.38% 9 兆 6,520 億円 ( 注 1) 上記数値は四捨五入のため 各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません ( 注 2) 年金積立金全体とは 年金特別会計で管理する積立金 (2018 年 12 月末で 6,977 億円 ) を含みます 基本ポートフォリオは 年金特別会計で管理する積立金を含めた年金積立金全体に対し 35%(±10%) 25%(±9%) 外国債券 15%(±4%) 25%(±8%) です なお 近時の市場環境等を踏まえ 当面の対応として の乖離許容幅については弾力的に適用しています 具体的には と短期資産の合算をの乖離許容幅の範囲内にとどめることとしています ( 注 3) オルタナティブ資産の年金積立金全体に占める割合は 0.21%( 基本ポートフォリオでは上限 5%) です ( 注 4) 管理積立金 ( 厚生年金保険法第 79 条の 6 第 1 項に規定する管理積立金をいいます 以下 厚生年金分 といいます ) に係る運用資産別の構成割合は 上記の年金積立金全体に係る構成割合と (XX) 同じ比率です - 4 -

( 参考資料 ) 第 3 運用状況 運用資産全体 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 収益率 (%) 収益額 ( 億円 ) 利子 配当収入 ( 億円 ) 運用資産額 ( 億円 ) 3.54 2.97 3.92-3.49 6.90 1.68 3.42-9.06-4.31 51,153 44,517 60,549-55,408 100,810 26,227 54,143-148,039-67,668 (48,095) (41,864) (56,965) (-52,153) (94,888) (24,726) (51,048) (-139,599) () (-63,811) 9,016 5,739 7,635 5,398 27,789 10,042 6,093 8,462 24,598 (8,477) (5,397) (7,183) (5,081) (26,156) (9,467) (5,745) (7,980) () (23,195) 1,491,987 1,568,177 1,626,723 1,563,832 1,563,832 1,585,800 1,656,104 1,506,630 1,506,630 (1,402,789) (1,474,723) (1,530,422) (1,471,957) (1,471,957) (1,494,999) (1,561,423) (1,420,738) () (1,420,738) 参考 ( 市場運用分 ) ( 財投債 ) 第 1 第 2 第 3 第 1 第 2 第 3 修正総合収益率 (%) 6.94 1.68 3.43-9.11 時間加重収益率 6.99 1.68 3.41-8.99 100,578 26,184 54,100-148,082 総合収益額 ( 億円 ) (94,669) (24,685) (51,007) (-139,640) 1,554,868 1,576,842 1,647,141 1,497,672 運用資産額 ( 億円 ) (1,463,520) (1,486,554) (1,552,972) (1,412,291) 収益率 (%) 収益額 ( 億円 ) 運用資産額 ( 億円 ) 1.82 0.48 0.48 0.49 232 43 43 43 (218) (40) (40) (41) 8,964 8,958 8,963 8,958 (8,437) (8,445) (8,451) (8,447) ( 注 1) 市場運用分は時価による評価 財投債は償却原価法による評価に未収収益を含めたものにより算出しています ( 注 2) 収益率及び収益額は 運用手数料等控除前のものです また 各期間の収益率は期間率 は年率です ( 注 3) カッコ内は厚生年金分の値です 寄託金の元本に応じて按分しています なお 収益率は按分後も同じ値なので特記していません - 5 -

収益率の状況 運用資産全体 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 収益率 (%) 6.90 1.68 3.42-9.06-4.31 参考 ( 市場運用分 ) 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 修正総合収益率 (%) 6.94 1.68 3.43-9.11-4.34 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 時間加重収益率 (%) 6.99 1.68 3.41-8.99-4.31 0.80 0.14-0.79 1.01 0.36 15.66 1.03 5.89-17.57-11.82 外国債券 3.71 0.56 1.79-2.74-0.45 10.15 5.17 7.07-15.71-5.08 短期資産 -0.00 0.00-0.00-0.00-0.00 ( 財投債 ) 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 収益率 (%) 1.82 0.48 0.48 0.49 1.45 ( 注 1) 収益率は 運用手数料等控除前のものです また の各期間及び年度は期間率 は年率です ( 注 2) 厚生年金分の収益率は 按分後も同じ値なので特記していません - 6 -

収益額の状況 運用資産全体 収益額 ( 億円 ) 参考 ( 市場運用分 ) 100,810 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 26,227 54,143-148,039-67,668 (24,726) (51,048) (-139,599) () (-63,811) 総合収益額 ( 億円 ) 外国債券短期資産 100,578 3,622 55,076 6,740 35,140-0 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 26,184 54,100-148,082-67,797 (24,685) (51,007) (-139,640) () (-63,932) 614-3,365 4,242 1,491 (579) (-3,172) (4,000) () (1,406) 4,199 24,230-76,556-48,126 (3,958) (22,845) (-72,191) () (-45,383) 1,340 4,412-7,182-1,429 (1,264) (4,160) (-6,772) () (-1,348) 20,030 28,823-68,582-19,728 (18,883) (27,175) (-64,672) () (-18,604) 1-1 -4-4 (1) (-1) (0) () (0) ( 財投債 ) 収益額 ( 億円 ) 232 第 1 第 2 第 3 第 4 年度 43 43 43 129 (40) (40) (41) () (122) ( 注 1) 上記数値は四捨五入のため 各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません ( 注 2) 収益額は 運用手数料等控除前のものです ( 注 3) カッコ内は厚生年金分の値です 寄託金の元本に応じて按分しています - 7 -

運用実績推移 市場運用開始後の収益率と累積収益額 (2001 年度 ~第 3 ) 35% 30% 25% 収益率 +2.73%( 年率 ) 収益額 +56.7 兆円 ( 累積 ) +566,745 億円 700,000 600,000 500,000 20% 400,000 15% 300,000 10% 200,000 5% 100,000 0% 0-5% -10% 累積収益額別収益率 2001 年度 2002 年度 2003 年度 2004 年度 2005 年度 2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 2015 年度 2016 年度 -100,000-200,000 2001 年度 2002 年度 2003 年度 2004 年度 2005 年度 2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 2015 年度 2016 年度 4-12 月 独法設立後 (2006~2018 年 12 月末 ) 市場運用開始後 (2001~2018 年 12 月末 ) 収益額 ( 億円 ) 収益率 -5,874-24,530 48,916 26,127 89,619 39,445-55,178-93,481 91,850-2,999 26,092 112,222 102,207 152,922-53,098 79,363 100,810-67,668 432,487 566,745-1.80% -5.36% 8.40% 3.39% 9.88% 3.70% -4.59% -7.57% 7.91% -0.25% 2.32% 10.23% 8.64% 12.27% -3.81% 5.86% 6.90% -4.31% 2.73% 2.73% ( 注 1) 収益額及び収益率は 運用手数料等控除前です ( 注 2) 四捨五入のため 各数値の合算は合計と必ずしも一致しません - 8 -