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Transcription:

報道機関各位 プレスリリース 201 年 12 月 19 日 公益財団法人生産性本部 生産性本部 労働生産性の国際比較 201 を公表の時間当たり労働生産性は 47.5 ドル (4,733 円 ) OECD 加盟 36 カ国中 20 位 調査研究や提言 実践活動により生産性向上をめざす ( 公財 ) 生産性本部 ( 東京都千代田区 会長 : 茂木友三郎 ) は 12 月 19 日 労働生産性の国際比較 201 を発表しました これは 当本部が OECD データベース等をもとに毎年分析 検証し 公表しているものです 人口減少に伴う生産年齢人口の減少が進むにおいて喫緊の課題である生産性向上の実現に向け 政府は 生産性革命 を掲げて各種政策を展開していますが 当本部では の労働生産性の国際的な位置づけを定点観測し 今後の政策立案や施策の展開に役立てたいと考えています OECD データに基づくの時間当たり労働生産性は 47.5 ドル (4,733 円 ) で OECD 加盟 36 カ国中 20 位でした ベースでみると 前年から 1.4% 上昇したものの 順位は変わっておらず 就業者 1 人当たりでみた労働生産性は 4,027 ドル (37 万円 ) OECD 加盟 36 カ国中 21 位となっています 1. の時間当たり労働生産性は 47.5 ドルで OECD 加盟 36 カ国中 20 位 OECD データに基づく 2017 年のの時間当たり労働生産性 ( 就業 1 時間当たり付加価値 ) は 47.5 ドル (4,733 円 / 購買力平価 (PPP) 換算 ) 米国(72.0 ドル /7,169 円 ) の 3 分の 2 程度の水準に相当し 順位は OECD 加盟 36 カ国中 20 位だった ベースでみると 前年から 1.4% 上昇したものの 順位に変動はなかった 主要先進 7 カ国でみると データが取得可能な 1970 年以降 最下位の状況が続いている 2. の 1 人当たり労働生産性は 4,027 ドル OECD 加盟 36 カ国中 21 位 2017 年のの 1 人当たり労働生産性 ( 就業者 1 人当たり付加価値 ) は 4,027 ドル (37 万円 ) ニュージーランド (76,105 ドル /75 万円 ) を上回るものの 英国 (9,674 ドル /93 万円 ) やカナダ (93,093 ドル /927 万円 ) といった国をやや下回る水準で 順位でみると OECD 加盟 36 カ国中 21 位となっている 3. 70.6% の製造業の労働生産性は 61.0% 42.4% 37.% 99,215 ドルで 4.4% OECD 73.2% に加盟する主要 7.% 3150.% カ国中 15 位 の製造業の労働生産性水準 ( 就業者 1 人当たり付加価値 ) は 99,215 ドル (1,115 万円 / 為替レート換算 ) 円ベースでみると着実に上昇を続けているものの 近年は為替レートの影響でドルベースの水準が伸び悩んでいる 順位でみると OECD に加盟する主要 31 カ国の中で 15 位となっており 昨年から順位を 1 つ落としている お問合せ先 公益財団法人生産性本部生産性国際比較検索 内容に関して 生産性総合研究センター担当 : 木内 枝村 TEL.03-3511-4016 取材等お申込み 統括本部 ( 広報担当 ) 担当 : 渡邉 ( 裕 ) 加藤( 玲 )TEL.03-5511-2030 報告書の本文は 生産性本部 生産性総合研究センターのホームページ (http://www.jpc-net.jp/intl_comparison/) よりダウンロードしてご覧いただけます

国際的にみたの時間当たり労働生産性 ( レポート p.7~12 参照 ) の時間当たり労働生産性は 47.5 ドル 順位は OECD 加盟 36 カ国中 20 位で 前年と変わらず 2017 年のの時間当たり労働生産性は 47.5 ドル (4,733 円 / 購買力平価 (PPP) 換算 ) 順位は OECD 加盟 36 カ国中 20 位だった 前年 (20 位 ) と比較すると 順位に変動はなかった ベースの推移をみると 就業者の増加が生産性低下要因となったものの GDP の拡大と平均労働時間の短縮が寄与して前年から 1.4% 上昇している ( 実質ベースでは前年比 +0.9% 2016 年 (+0.3%) から 0.6% ホ イント改善 ) の労働生産性は 米国 (72.0 ドル /7,169 円 ) の 3 分の 2 程度で カナダ (53.7 ドル /5,34 円 ) や英国 (53.5 ドル /5,32 円 ) をやや下回るくらいの水準 OECD 加盟諸国では アイルランド (97.5 ドル /9,710 円 ) とルクセンブルク (94.7 ドル /9,430 円 ) の労働生産性が 産業構造や税制などの影響などから突出して高くなっている 1 OECD 加盟諸国の時間当たり労働生産性 (2017 年 /36 カ国比較 ) 0 20 40 60 0 100 アイルランド 1 ルクセンブルク 2 97.5 94.7 ノルウェー 3 2.3 ベルギー 4 デンマーク 5 米国 6 ドイツ 7 オランダ スイス 9 フランス 10 オーストリア 11 スウェーデン 12 アイスランド 13 フィンランド 14 オーストラリア 15 イタリア 16 スペイン 17 カナダ 1 英国 19 73.5 72.2 72.0 69. 69.3 6.0 67. 64.7 62.4 62.2 59.7 57.6 55.5 53. 53.7 53.5 20 スロベニア 21 ニュージーランド 22 イスラエル 23 スロバキア 24 トルコ 25 チェコ 26 リトアニア 27 韓国 2 ポルトガル 29 エストニア 30 ギリシャ 31 ハンガリー 32 ポーランド 33 ラトビア 34 チリ 35 47.5 44.1 43.2 42.4 42.2 41. 40.4 36.6 36.6 36.4 36.0 35.3 35.0 33.5 32.3 27.5 メキシコ 36 21.0 単位 : 購買力平価換算 USドル OECD 平均 53.5 0 5 10 15 20 主要先進 7 カ国の時間あたり労働生産性の順位の変遷 2 3 3 米国 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 ドイツ 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 イタリア 11 11 11 11 11 11 フランス 12 12 12 12 12 12 12 12 12 13 13 13 13 カナダ 14 14 14 14 14 14 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 英国 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 19 19 19 19 19 19 19 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 21 21 21 21 21 6 6 6 6 6 6 6 1970 190 196 19 1990 1992 1994 1996 199 2000 2002 2004 2006 200 2010 2012 2014 2016 1975 195 197 199 1991 1993 1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 2011 2013 2015 2017 時間当たり労働生産性上位 10カ国の変遷 190 年 1990 年 2000 年 2010 年 2017 年 1 ルクセンブルク ルクセンブルク ルクセンブルク ルクセンブルク アイルランド 2 スイス ベルギー ノルウェー ノルウェー ルクセンブルク 3 オランダ オランダ ベルギー ベルギー ノルウェー 4 ベルギー スイス オランダ アイルランド ベルギー 5 米国 米国 米国 米国 デンマーク 6 アイスランド フランス フランス デンマーク 米国 7 スウェーデン ノルウェー ドイツ オランダ ドイツ カナダ イタリア スイス スイス オランダ 9 イタリア デンマーク デンマーク フランス スイス 10 オーストラリア アイスランド スウェーデン ドイツ フランス - (19 位 ) (20 位 ) (20 位 ) (20 位 ) (20 位 ) ( 資料 )OECD データベースをもとに生産性本部作成 現在の OECD 加盟国は 201 年 7 月のリトアニアの加盟で 36 カ国になったことから 各種比較も 36 カ国を対象としている OECD 加盟国のデータは GDP 改訂などに伴い 過去に遡って随時改訂されている そのため および各国の過去の生産性水準 順位も昨年度版報告書とは異なっている 2

国際的にみたの 1 人当たり労働生産性 ( レポート p.3~7 参照 ) の就業者 1 人当たり労働生産性は 4,027 ドル OECD 加盟 36 カ国中 21 位 就業者 1 人当たりでみた 2017 年のの労働生産性は 4,027 ドル (37 万円 / 購買力平価 (PPP) 換算 ) 順位は OECD 加盟 36 カ国中 21 位で 2013 年から順位が変わっていない 就業 1 時間当たりと同様 就業者 1 人当たりでみても 主要先進 7 カ国で最も低い水準となっている の 1 人当たり労働生産性は ニュージーランド (76,105 ドル /75 万円 ) を上回るものの 英国 (9,674 ドル /93 万円 ) やカナダ (93,093 ドル /927 万円 ) といった国をやや下回る水準である 米国 (127,075 ドル /1,266 万円 ) と比較すると 概ね 2/3 程度となっている 1990 年には米国の 3/4 近かったが 2000 年代に 7 割前後に低下し 2010 年代以降は 2/3 前後の状況が続いている 3 アイルランド 1 ルクセンブルク 2 米国 3 ノルウェー 4 スイス 5 ベルギー 6 オーストリア 7 フランス デンマーク 9 オランダ 10 イタリア 11 オーストラリア 12 ドイツ 13 スウェーデン 14 フィンランド 15 スペイン 16 アイスランド 17 カナダ 1 英国 19 イスラエル 20 21 ニュージーランド 22 トルコ 23 スロベニア 24 韓国 25 チェコ 26 ギリシャ 27 ポルトガル 2 スロバキア 29 リトアニア 30 ポーランド 31 エストニア 32 ハンガリー 33 ラトビア 34 チリ 35 メキシコ 36 OECD 平均 OECD 加盟諸国の労働生産性 (2017 年 就業者 1 人当たり /36 カ国比較 ) 0 30,000 60,000 90,000 120,000 150,000 164,795 143,770 127,075 122,902 11,155 117,307 10,405 106,99 105,454 105,091 104,179 101,10 100,940 100,207 100,123 94,220 93,554 93,093 9,674 7,756 4,027 76,105 75,941 75,137 73,25 73,719 71,217 69,090 67,55 67,517 67,339 65,093 62,461 60,250 単位 : 購買力平価換算 USドル 53,743 45,05 95,464 100 90 0 70 60 50 40 米国と比較したの労働生産性水準 ( 米国 =100) 就業者 1 人当たり労働生産性 米国の労働生産性水準 時間当たり労働生産性 1970 190 1990 2000 2005 2006 2007 200 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 就業者 1 人あたり労働生産性 4. 64.2 76.5 70.5 69.2 69.3 69.4 6.7 65.2 66.0 65.4 66.5 67.3 65.4 66.1 67.2 66.1 就業 1 時間あたり労働生産性 39.6 51.7 66.1 70.1 67.3 66.9 66.7 66.0 63.4 63.7 63.7 64.4 66.0 64.5 65.9 67.0 66.0 就業者 1 人当たり労働生産性上位 10カ国の変遷 1970 年 190 年 1990 年 2000 年 2010 年 2016 年 1 米国 オランダ ルクセンブルク ルクセンブルク ルクセンブルク アイルランド 2 ルクセンブルク ルクセンブルク ベルギー 米国 ノルウェー ルクセンブルク 3 カナダ 米国 米国 ノルウェー 米国 米国 4 オーストラリア ベルギー イタリア イタリア アイルランド ノルウェー 5 ベルギー イタリア ドイツ イスラエル スイス スイス 6 ドイツ ドイツ オランダ ベルギー ベルギー ベルギー 7 ニュージーランド アイスランド フランス アイルランド イタリア オーストリア イタリア カナダ オーストリア スイス フランス フランス 9 スウェーデン オーストリア アイスランド フランス オランダ デンマーク 10 オーストリア フランス カナダ オランダ デンマーク オランダ - (20 位 ) (20 位 ) (15 位 ) (21 位 ) (21 位 ) (21 位 ) ( 資料 )OECD データベースをもとに生産性本部作成 現在の OECD 加盟国は 201 年 7 月のリトアニアの加盟で 36 カ国になったことから 各種比較も 36 カ国を対象としている OECD 加盟国のデータは GDP 改訂などに伴い 過去に遡って随時改訂されている そのため および各国の過去の生産性水準 順位も昨年度版報告書とは異なっている 4

国際的にみたの製造業の労働生産性 ( レポート p.22~23 参照 ) の製造業の労働生産性は 99,215 ドル (2016 年 ) OECD 主要 31 カ国中 15 位 の製造業の労働生産性水準 ( 就業者 1 人当たり ) は 99,215 ドル (1,115 万円 / 為替レート換算 ) 米国 (140,205 ドル /1,576 万円 ) の概ね 7 割にあたり フランス (101,576 ドル /1,142 万円 ) やルクセンブルク (101,494 ドル /1,141 万円 ) ドイツ (100,599 ドル /1,131 万円 ) をやや下回る水準であった 1995 年及び 2000 年をみると 主要国で最も高かったの製造業の労働生産性水準は 2000 年代に入ると大きく後退し 2016 年には 15 位にまで落ち込んでいる 前年 (2015 年 ) と比較しても 順位を 1 つ落としている 製造業の労働生産性は 円ベースでみると着実に上昇を続けているものの 近年に限れば為替レートの影響でドルベースの水準が伸び悩んでいる 為替レート ( 移動平均ベース ) をみると 2010 年から 2016 年の間に 2 割近く (21.7%) 円安に振れており それがドルベースの生産性向上ペースの重石となっている 5 製造業の労働生産性水準 (2016 年 /OECD 加盟国 ) 0 50000 100000 150000 200000 450000 アイルランド 1 447,190 スイス 2 デンマーク 3 146,41 12,423 アメリカ 4 スウェーデン 5 140,205 129,33 製造業の労働生産性水準上位 15 カ国の変遷 ベルギー 6 122,207 1995 年 2000 年 2005 年 2010 年 2016 年 オランダ 7 ノルウェー フィンランド 9 オーストリア 10 114,60 109,915 107,69 107,366 1,093 5,12 アイルランド 154,011 アイルランド 230,321 アイルランド 447,190 2 ベルギー 73,36 アイルランド 4,696 アメリカ 103,967 スイス 164,272 スイス 12,423 3 ルクセンブルク 71,393 アメリカ 7,53 スウェーデン 103,12 スウェーデン 130,04 デンマーク 146,41 イギリス 11 102,202 4 スウェーデン 69,771 スウェーデン 75,03 フィンランド 103,497 アメリカ 12,394 アメリカ 140,205 フランス 12 ルクセンブルク 13 ドイツ 14 15 101,576 101,494 100,599 99,215 5 オランダ 69,56 フィンランド 74,454 ベルギー 99,761 デンマーク 125,744 スウェーデン 129,33 6 フィンランド 67,561 ベルギー 6,427 ノルウェー 99,633 ノルウェー 124,556 ベルギー 122,207 7 フランス 64,29 ルクセンブルク 64,955 オランダ 9,13 ベルギー 121,351 オランダ 114,60 イスラエル 16 アイスランド 17 韓国 1 オーストラリア 19 スペイン 20 92,404 5,77 5,794 0,39 76,67 ドイツ 62,162 オランダ 63,64 94,16 フィンランド 119,763 ノルウェー 109,915 9 オーストリア 59,914 デンマーク 62,542 デンマーク,739 オランダ 115,400 フィンランド 107,69 10 デンマーク 59,104 フランス 61,961 オーストリア 6,597 オーストリア 10,969 オーストリア 107,366 11 ノルウェー 56,32 オーストリア 59,052 ルクセンブルク 5,327 105,569 イギリス 102,202 イタリア 21 ギリシャ 22 スロベニア 23 スロバキア 24 ポルトガル 25 73,491 56,979 47,132 36,600 36,135 12 アイルランド 54,935 イギリス 59,004 フランス 4,090 フランス 103,143 フランス 101,576 13 イギリス 51,229 ノルウェー 5,714 イギリス 3,706 ドイツ 9,699 ルクセンブルク 101,494 14 イタリア 4,094 ドイツ 55,737 ドイツ 7,71 カナダ 92,597 ドイツ 100,599 15 オーストラリア 43,46 イスラエル 54,73 オーストラリア 66,5 アイスランド 91,9 99,215 チェコ 26 ハンガリー 27 チリ 2 エストニア 29 ポーランド 30 ラトビア 31 OECD 平均 34,193 32,421 31,95 2,73 27,595 24,23 100,413 単位 :US ドル ( 単位 ) USドル ( 加重移動平均した為替レートにより換算 ) ( 資料 )OECDデータベースをもとに生産性本部作成 製造業の労働生産性水準をドル換算するにあたっては 実際の為替レートを移動平均して利用している 本来であれば 産業別の購買力平価を利用することが望ましいとされているが 製造業の2016 年の購買力平価レートは公表されていないため 便宜的に実際の為替レートを用いている 今回の換算レートは112.40 円である 1995 年の米国のデータは計測に必要な一部データが不備であるために計測できていない また OECD 加盟国のうち31カ国の比較になっているのは 計測に必要なデータが利用できる国のみを対象としたためであることに留意されたい 6

主要国との労働生産性の推移 主要先進 7カ国の労働生産性の推移労働生産性上昇幅 (2000 年 2017 年 ) 購買力平価換算 USドル ( 時間当たり /2000~2017 年 ) 0% 20% 40% 60% 0% 100% 75 ドイツ 0% 米国, 72.0 20% 70 ドイツ, 69. 米国 77% : 上位 ( 米独仏 ) と下位 ( 日英伊加 ) に二極分化 2% フランス, 67. フランス 70% 65 67% 19% 米国 : の 60 との格差が拡大英国 62% 152% 17% イタリア, 55.5 カナダ 60% 1% 55 カナダ, 53.7 54% 実質イタリア 1% 米国 : の英国, 53.5 50 ( 最大 ) 労働生産性上昇幅 (2012 年 2017 年 ), 47.5 0% 5% 10% 45 ドイツ 5% フランス 4% 40 14% 5% 35 カナダ 12% 6% 一方で アベノミクス以降(2012 年以降 ) では 米国 : の143% 米国 11% 3% 30 米国との格差が縮小に転じている イタリア 11% 1% 25 9% 実質英国 2% 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 200 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 生産性上昇幅 : 購買力平価 USドル換算の値をもとに算出実質生産性上昇幅 :2010 年基準購買力平価換算 USドルベースのカナダフランスドイツイタリア英国米国実質値をもとに算出 7 主要先進 7 カ国の生産性 足もとでは 2000 年より米 ( 及び独 ) 購買力平価換算 US ドル 90,000 0,000 70,000 60,000 50,000 40,000 30,000 中国 : の 10% 20,000 10,000 0 アジア諸国との労働生産性の推移 アジア諸国の労働生産性の推移 (1 人当たり /2000~2017 年 ) 中国の生産性 :2000 年はの 10% 2017 年はの 4 割弱に 中国 : の 24% 日中格差の縮小ペースは若干緩やかになりつつある, 4,912 韓国, 73,41 中国 : の 37% タイ, 31,69 中国, 31,069 ベトナム, 11,496 0% 100% 200% 300% 400% 500% 600% 韓国実質 9% 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 200 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 生産性上昇幅 : 購買力平価 USドル換算の値をもとに算出中国タイベトナム韓国実質生産性上昇幅 :2010 年基準購買力平価換算 USドルベースの 世界銀行 アジア開発銀行 OECDのデータを元に生産性本部作成実質値をもとに算出 中国 タイ ベトナム 韓国 中国 労働生産性上昇幅 (2000 年 2017 年 ) タイ ベトナム 61% 72% 54% 4% % 13% 111% 12% 年率 2.% 実質 0.% 192% 1% 49% 325% 年率 11.0% 実質.9% 労働生産性上昇幅 (2012 年 2017 年 ) 実質 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 年率 2.4% 実質 0.7% 52% 27% 27% 41% 年率.7% 実質 7.1% 37%

労働生産性とは 労働生産性とは 労働者 1 人当たりで生み出す成果 あるいは労働者が 1 時間で生み出す成果を指標化したもの 労働生産性 = input output ( 付加価値額または生産量など ) ( 労働投入量 労働者数または労働者数 労働時間 ) として表されます 労働者がどれだけ効率的に成果を生み出したかを定量的に数値化したものであり 労働者の能力向上や効率改善に向けた努力 経営効率の改善などによって向上します 労働生産性の向上は 経済成長や経済的な豊かさをもたらす要因とみなされています U 購買力平価 (PPP) について 今回の計測にあたっては 購買力平価 (PPP) によって通貨換算を行っている 購買力平価とは 物価水準などを考慮した各国通貨の実質的な購買力を交換レ - トで表したもの 通常 各国の通貨換算は為替レ - トを用いることが多いが 為替変動に伴って数値にぶれが生じることになる そのため 生産性の比較にあたっては 為替レ - トによるより購買力平価を用いることを OECD では推奨している 購買力平価は 国連国際比較プロジェクト (ICP) として実施計測されており 同じもの ( 商品ないしサ - ビス ) を同じ量 ( 特定のバスケットを設定する ) 購入する際 それぞれの国で通貨がいくら必要かを調べ それを等置して交換レ - トを算出している 例えば日米で質量とも全く同一のマクドナルドのハンバ - ガ - が米国で 1 ドル で 100 円であるとすればハンバ - ガ - の PPP は 1 ドル =100 円となる 同様の手法で多数の品目について PPP を計算し それを加重平均して国民経済全体の平均 PPP を算出したものが GDP に対する PPP(PPP for GDP) になる 購買力平価は OECD や世界銀行で発表されており OECD の 2017 年の円ドル換算レ - トは 1 ドル =99.594 円になっている