全国担当者2009 プレゼン資料

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顕現の季節(待降節、降誕節)について   

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付録6(聖歌案2013年).indd

4 灰の祝福と灰をかける式は 通常 ミサの中で行われるが ミサ以外のときに行うこともできる その場合 灰の水曜日のミサの入祭唱 集会祈願 聖書朗読を用いてことばの典礼の形式で行われる 聖書朗読の後に説教と灰の式が続き 共同祈願 会衆への祝福と派遣で式を結ぶ 4) 5 灰の式は キリスト者が復活祭を迎

* ユダヤ人の歴史家ヨセフスもまた同じような書き方をしている 5 テオピロは ルカの執筆活動を支援するパトロンであった可能性が高い 6 もしそうなら テオピロはローマ人クリスチャンであったと思われる (2)1~2 節は ルカの福音書の要約である 1 前の書 というのは ルカの福音書 のことである 2

日本カトリック典礼委員会 四旬節 聖なる過越の三日間 復活節の典礼に関する補足事項 カトリック中央協議会

2011 年 10 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 )42 ローマ人への手紙 11:25~36 拒否の解決 (3) イスラエルの救い 1. はじめに (1)10 月 13 日 ( 木 ) の日没から仮庵の祭りが始まった 1 第 7 の月の 15 日 満月 2 満月を眺めながら イスラエル

創世記5 創世記2章4節b~25

神学総合演習・聖霊降臨後最終主日                  2005/11/16

2011 年 06 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )26 ローマ人への手紙 7:14~25 律法からの解放 (3) ロマ書 7 章クリスチャン 1. はじめに (1) 聖化 に関する 5 回目の学びである 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は


2017 年 7 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 1 回 ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル 1:1~3 1. はじめに (1) 著者 1いくつかの名が上げられてきた * パウロ * ルカ ( パウロがヘブル語で書いたものを ルカがギリシア語に翻訳した ) * バ

2019 年 7 月 28 日 ( 日 ) 29 日 ( 月 ) 70 回 12 人の弟子たちの救い 12 人の弟子たちの救い 使徒 19:1~7 1. はじめに (1) 第三次伝道旅行が始まった 1 使 18:23~21:17( 紀元 53 年の春から 56 年の春 ) 2パウロは ひとりで出かけ

目次 まえがき 4 日本の教会における祈願日等一覧 6 移動主日 祝祭日表 (2019 年度 ~ 2026 年度 ) 7 聖書新共同訳 の書名と朗読時の表題 8 本書の記号 略号および説明 年度典礼暦と毎日のミサの聖書朗読 11 付録 Ⅰ 典礼暦 (2019 年 12 月 ~ 202

創世記5 創世記2章4節b~25

2011 年 07 月 17 日 ( 日 ) 18 日 ( 月 )29 ローマ人への手紙 8:12~17 聖化の力 ( 聖霊 )(3) 養子の霊 1. はじめに (1) 聖化 に関する 8 回目の学びである 最終回 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は ク

としたこと それに対してイエスは 今は 止めないでほしい 正しい ことをすべて行うのは 我々にふさわしいことです ( マタイ 3 15) と 言って ヨハネから洗礼をお受けになったと伝えています しかしマルコ福音書は そういうことは何も伝えていません イエス は ユダヤの全地方から集まって来た大勢の

2018 年 5 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) 14 回 ペテロの第 2 のメッセージ (2) ペテロの第 2 のメッセージ (2) 使徒 3:17~26 1. はじめに (1) ペンテコステの日に教会が誕生した 1ペテロの第 1 回目のメッセージにより 3,000 人ほどの人たち

2012 年 1 月 15 日 ( 日 ) 16 日 ( 月 )53 ローマ人への手紙 14:13~15:3 キリスト者の自由 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)12 章は 基本的には教会内の行動についての勧めであ

2013 年 3 月 10 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 ) 51 回目 Ⅵ-054 山上の垂訓 山上の垂訓 054 マタ 5:1~2 ルカ 6:17~19 1. はじめに (1) 呼び名について 1マタ 5:1~8:1 は 通常 山上の垂訓 ( 説教 ) と呼ばれる 2しかし この名称は 説教

2017 年 10 月 8 日 ( 日 ) 9 日 ( 月 ) 15 回さらにすぐれた契約 さらにすぐれた契約 ヘブル 8:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし (2) ユダヤ教の 3 つの柱

2 イエスの戒めを守るなら イエスの愛に留まることになる (2) その教えを話した理由は 弟子たちが喜びに満たされるためである 1イエスは 自分が経験している喜びを弟子たちに与えようとしている 2イエスの喜びは 父なる神への従順 ( 喜ばせること ) によって生まれる 3ヘブ 12:2 Heb 12

牧会の祈り

2012 年 1 月 22 日 ( 日 ) 23 日 ( 月 )54 ローマ人への手紙 15:4~13 希望から希望へ 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)14:1~15:13 は 雑多な問題を扱っている 1 超道徳

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このメッセージは 父なる神について考えようとするものである Ⅰ. 聖書が使用する比喩的言葉 1. 神という言葉について (1) ヘブル語でエロヒム ( エル ) ギリシア語でセオス 1 普通名詞 神々を指す言葉である 2 日本語の神も 多くの神々を指す言葉である 3 聖書の神は どういう神かを示す必

ミサ典礼書規範版 改訂第三版 2002年発行

2013 年 3 月 24 日 ( 日 ) 25 日 ( 月 ) 52 回目 Ⅵ-054 八福の教え 八福の教え 054 マタ 5:3~12 ルカ 6:20~26 1. はじめに (1) 文脈の重要性 1 文脈を無視して 山上の垂訓のある言葉を取り出すことが余りにも多い 2イエスは 神の国の福音をも

2018_5.6月_P2_P5

( し じゆんせつ 四旬 節とたいこうせつ待降節にはこの部分はありません ) 歌います 司祭天のいと高きところには神に栄光 会衆地には善意の人に平和あれ われら主をほめ 主をたたえ 主をおが拝み 主をあがめ 主の大いなる栄光のゆえに感謝したてまつる 神なる主 天の王 全能の父なる神よ 主なるおん御ひ

(2) ロマ 7:1~6 の要約 1 律法の大原則 * 律法は 人に対して権限を持つ * 律法は 死んだ人には権限を持たない 2 結婚関係の例話 * 夫が生きている間は 結婚の律法によって制約されている * それを破れば 姦淫の女と呼ばれる * 夫が死ねば 結婚の律法から解放される * 再婚しても

2012 年 2 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )59 ローマ人への手紙総まとめ 総まとめ 1. はじめに (1) 執筆の意図 1 使徒としての使命 * 所々 かなり大胆に書いた (15:15) 2 使徒としての奉仕の原則 * 他人の土台の上に建てない (15:20) * これまで ロ

牧会の祈り

お話 文芸思潮

このメッセージは メシアの義とパリサイ人の義について学ぼうとするものである Ⅰ. 真の信仰者の特徴 (5:13~16) 1. 地の塩 (13 節 ) あなたがたは 地の塩です もし塩が塩けをなくしたら 何によって塩けをつけるのでしょう もう何の役にも立たず 外に捨てられて 人々に踏みつけられるだけで

Microsoft Word - ◎中高科

牧会の祈り

2 奇跡 3 父 4 聖書 4. メッセージのゴール (1) イエスを誰だと言うか (2) イエスを信じる者の幸いとは何か このメッセージは イエスの業と主張について考えようとするものである Ⅰ. イエスと父は一体である (19~29 節 ) 1. 行動において まことに まことに あなたがたに告げ

イエスさまの公的な活動は 2 年から 3 年と言われます その短い時間の中で人々に与えた影響は 考えられないほど大きいものでした ここに今日 わたしたちが集まって礼拝しているのも そのせいです けれどもその 2 年ないし 3 年のイエスさまの活動はずっと順調であったわけではありません イエスを愛し慕

2011年度 牧羊者 第Ⅳ巻

聖書 : ピリピ 3:1~3 説教題 : 神の御霊による礼拝 日時 :2017 年 2 月 26 日 ( 朝拝 ) ピリピ人への手紙第 3 章に入ります この手紙は全部で 4 章からなっていますので 今日から後半部に入ることになります パウロは 最後に 私の兄弟たち と始めます この手紙はまだ半分ま

3 章 蝮の裔よ ( ルカ 3:7~14) ルカ福音書講義 (15) そこで 彼から洗礼を受けよう 1) として出て来た民衆 2) に彼は言った 3) 蝮 の裔よ 4) 誰があなた方に 来るべき怒り 5) から逃れるように教えたのか 8 さ あ 悔い改め 6) にふさわしい

集会祈願全能永遠の神よ ヨルダン川で洗礼を受けられたイエスにあなたは聖霊を注ぎ 愛する子であることを示してくださいました 洗礼によって新たに生まれ あなたの子どもとされたわたしたちが いつもみ心に従うことができますように 聖霊の交わりの中で あなたとともに世々に行き 支配しておられるみ子 わたしたち

1 それは キリストにのみ適用される御名である (2) 旧約聖書では 御使いたちは 神の子たち と呼ばれた Job 38:7 そのとき 明けの星々が共に喜び歌い / 神の子たちはみな喜び叫んだ 1 新約聖書では 信者が 神の子たち と呼ばれる ( ヨハ 11:52) 2しかし 御子 ( ヒュイオス

神学総合演習・聖霊降臨後最終主日                  2005/11/16

3 仲介者としての祭司たちが存在していた (2) 新約時代の状態 1すべての信者が まことの聖所に入ることができる * 天の聖所で 神の臨在の前に出ることができる 2これは 万人祭司の教えである 3 訳文の比較 こういうわけですから 兄弟たち 私たちは イエスの血によって 大胆にまことの聖所に入るこ


の詩や歌があるかもしれません もちろん 賛美歌が挿入されることもあります しかし ほとんど の場合 礼拝のこの部分は 信経または信仰の宣言をそのクライマックスとして持つことが適切です 準備言葉の典礼が明らかになると それに対する準備とそれに対する祈りの反応がどのように適合しているかが分かりやすくなり

1 説 教 聖日礼拝 北浜チャーチ 黒田 禎一郎 2017 年 6 月 4 日 ( 日 ) 主 題 : すべてを感謝しましょう! テキスト :1コロサイ人への手紙 3 章 17 節 はじめに たった一度しかない人生 私たちはどのように生きているでしょうか? 生き方を知っている人は幸いです しかし 多

集会祈願いつくしみ豊かな神よ あなたの栄光の輝きはすべての人を照らし 悲しみを喜びへと変えてくださいます 救いの道に招かれたわたしたちが キリストと一つに結ばれる日まで あなたの愛のうちに歩み続けることができますように 聖霊の交わりの中で あなたとともに世々に生き 支配しておられるみ子 わたしたちの

(1) 神殿の聖所と至聖所を分ける幕である 1 長さが約 18 メートル 厚さが約 10 センチ 2この幕の内側に入れたのは 大祭司だけである それも年に一度だけ 3 大祭司 アロンの家系 ケハテ氏族 レビ族 イスラエルの民 全人類 (2) この幕が 上から下まで真っ二つに裂けた 1 神の御手がこれ

一 マリヤへの恵みある教会に 何かというと 恵まれた女よ おめでとう と言う人がいました 女性のための聖書のクラスで 誰かが正しい答えを言ったら 恵まれた女よ おめでとう 感謝なことの証しをしたら 恵まれた女よ おめでとう 誰かが牧師に祈ってもらっている姿を見たら 恵まれた女よ おめでとう 彼女はい

Microsoft Word 年4月30日説教「気づく」.doc

第二に 聖さを得るために 私たちはすべての人との平和を追い求めなければなりません 私たちの思いの内にある敵対心や闘争心などを放っておかず 平和的に生きるように努めなければなりません へブル書の著者は このことについて 非常に厳しく警告しています 私たちが神の聖さにあずかる者とならない限り 主を見るこ

Microsoft Word - N-Act G0-五旬祭の奇跡

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2008 年 7 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 8 創世記 8 創世記 3 章 14 節 ~24 節 アダム契約 イントロ : 1. 前回までの復習 (1) 創世記には 11 の区分 ( トルドット ) がある (2) 第 1のトルドットには 人類の

2014 年 10 月 7 日 ( 火 ) 60 分で分かる創世記 60 分で分かる創世記 1. はじめに (1) 60 分で分かる〇〇 のシリーズを開始する 11 節 1 節の解説も重要であるが 鳥瞰図的な理解も必要である 2その場合重要なのは センス オブ プロポーション である (2) 創世記

2017 年 8 月 13 日 ( 日 ) 14 日 ( 月 ) 7 回 第 2 の警告 (2) 第 2 の警告 (2) ヘブル 4:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と誤

な声で私に呼びかけるのが聞こえたあの初めの声が言った ここに上れ この後 必ず起こる事をあなたに示そう (1) ヨハネは 7 つの教会への手紙の啓示を聞いた後 天の御座の幻を見た 1 その後 私は見た とは 時間の流れを示す言葉である (2) 招きの言葉がかかった 1 一つの開いた門があった * ヨ

2017 年 6 月 11 日 ( 日 ) 12 日 ( 月 ) 39 回 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 黙 22:1~5 1. はじめに (1) 旧約聖書の預言のハイライトは メシア的王国である 1 黙示 20 章は メシア的王国が千年で終わることを啓

6ユダヤ人は 人種的 宗教的理由によって サマリヤ人を軽蔑した * ユダヤの格言 私の目が サマリヤ人を見ることがないように 7サマリヤ人も ユダヤ人を軽蔑し 敵対した * ユダヤ人がエルサレムから下ることは許したが 上ることは許さなかった 8 現代もサマリヤ人の子孫たちが存在している ( 千名以下

Microsoft Word - MBF_1John_03.docx

2017 年 7 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 ) 3 回 御使いに勝る御子 (2) 御使いに勝る御子 (2) ヘブル 2:1~9 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と

きたすま 週の初めの日 朝早く まだ暗いうちに ( ヨハネ 20 1) No.177(4 月号 ) 2018 年 4 月 1 日発行発行カトリック北須磨教会 神戸市須磨区北落合 発行人 高橋聡 編集 広報委員会 主のご復活おめでとうございます高橋聡久しぶりに ( 実は初

Rev 7:1 この後 私は見た 四人の御使いが地の四隅に立って 地の四方の風を堅く押さえ 地にも海にもどんな木にも 吹きつけないようにしていた (1) この後 私は見た 1 物事の時間的流れではなく ヨハネが見た幻の順番を示している 2この幻は 神の裁きが迫っていることを示唆している 3 地の四方

は歯が痛くなるとズキンズキンとして何をしていても繰り返し襲って来る痛みに悩まされますが そのように 絶えず痛みがある と言わずにいられないような痛みを感じ続けていた 一体それはどんな悲しみ 痛みだったのでしょうか それが同胞ユダヤ人の不信仰に関することでした パウロがどんなに同胞 同国人のことを思っ

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현장 전도를 위한 1단계 전도훈련교재 4

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2000 年は二日です ですからこちらも 遅い! と言えるほど 時は経っていないと言えます もちろん 1000 年イコール一日と言われているのではなく 一日のようだと言われていますので 単純計算できる話ではないのですが 先ほど引用した詩篇 90 篇 4 節では 私たちの時間のはかなさ 些細さという側

聖餐1

さまいイエス様は生きておられる! ふくいんしょしょうふくいんしょしょうふくいんしょマタイによる福音書 28 章とマルコによる福音書 16 章とルカによる福音書 24 章ふくいんしょしょうかはなしさいわヨハネによる福音書 20 章に書かれているお話の再話 しょうと せいしょものがたり ミニ聖書物語 フ

聖書に聞く会 ( 第 2 回 ) マルコによる福音書 1 章 1-8 節 2014 年 5 月 8 日 古本靖久 1 聖歌 60 番 ヨルダンのほとりヨハネはさけべり 2 お祈り 3 テキストの位置 今日の箇所はマルコ福音書のはじめの部分であり この福音書は何について書くのか決定づける所です 特に

に住む者に私たちの血の復讐をなさらないのですか (1) ここで場面は 地から天に移行する 1 大患難時代を通して継続している状況の描写である (2) ヨハネは キリストに対する信仰のゆえに殉教の死を遂げた人々の幻を見た 1 彼らは 祭壇の下にいた 2 旧約時代のいけにえの血が祭壇の土台に注がれたこと

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集会祈願唯一の神 すべての人を一つに呼び集めてくださる方 ここに集うわたしたちの心を照らしてください 滅びることのないキリストのことばに いつも信頼をおくことができますように 聖霊の交わりの中で あなたとともに世々に生き 支配しておられるみ子 わたしたちの主 イエス キリストによって アーメン [2

2

2018 年 2 月 4 日 ( 日 ) 5 日 ( 月 ) 29 回 善行の勧めと信仰上の勧め 善行の勧めと信仰上の勧め ヘブル 13:1~17 1. はじめに (1) この手紙は ユダヤ教への回帰を考えていた第 2 世代のメシアニック ジューたちを励ますために書かれた 1 教理的学び 2 学んだ

ヘブル人への手紙1章

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を与えられて 祈りつつ取り組んで行くように導かれる ですから私たちは自分の願い事を一方的に神に祈る祈りはやめて まず聖書を通してまず神を見上げること 御名を賛美することから始めたいのです そのような神への賛美また信仰告白から始まる祈りこそ祝福される祈りの基礎です さて第 2 の祈りは 御国が来ますよ

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聖 書 へブル12:11,12 (第41講)

(発行者)カトリック富士吉田教会

らしめ ということばが使われています 箴言 13:24 むちを控える者はその子を憎む者である 子を愛する者はつとめてこれを懲らしめる また箴言 22:15 愚かさは子どもの心につながれている 懲らしめの杖がこれを断ち切る また申命記 8:5 あなたは 人がその子を訓練するように あなたの神 主 があ

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聖霊降臨とバベルの塔主任司祭ミカエル湯澤民夫神父 聖霊降臨は バベルの塔のお話の逆バージョンだ と言われたことがある 私は 同じような面もあれば 違う面もあるような気がしている もちろん 私の理解が全てではない 聖書の意味は 一つではない それがユダヤ人たちの考えである 私もそう思っている 聖書には

Heb 11:7 信仰によって ノアは まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき 恐れかしこんで その家族の救いのために箱舟を造り その箱舟によって 世の罪を定め 信仰による義を相続する者となりました (1) ノアは 神から警告を受けた 1 創 6:17 Gen 6:17 わたしは今 いの

(3) まっすぐにしなさい 1 されば衰へたる手 弱りたる膝を強くし ( 文語訳 ) 2ギリシア語の アノルソオウ である 上げる まっすぐにする 強くする 3ルカ 13:13(18 年も病の霊につかれ 腰が曲がって 伸ばすことができない ) Luk 13:13 手を置かれると 女はたちどころに腰が

[1] 開祭 2017 年 9 月 17 日 年間第 2 4 主日の礼拝を始めます しばらく間をおいてから入祭唱を唱 ( とな ) えます 入祭唱 ( シラ書 36:21) 神よ しもべの願いを聞き入れてください あなたにより頼む人々に平和を与え あなたのことばに従う民を支えてください 主 イエス

* ペリシテ人の古代都市ガザは 前 93 年に破壊され 前 57 年に再建された * この道路は ガザの遺跡を通過し 新ガザに至る荒野の道である 5 ピリポは その命令に従順に従った 2.27b~28 節 Act 8:27b すると そこに エチオピヤ人の女王カンダケの高官で 女王の財産全部を管理し

2 イエスは大胆に わたしは道です と言われました イエスが歩まれた道です イエスが示された道です 正しく この人を見よ! です それが聖書の教えです 私たちはこの一年間 幸いなみ言葉を心に覚えて進みたいと願います 今日は この年間聖句から次の2 点を考えてみましょう 大切なポイント 1. 勝利者イ

2016 年 2 月 14 日川越教会 すべての民と共に 加藤享 [ 聖書 ] ローマの信徒への手紙 15 章 7~13 節だから 神の栄光のためにキリストがあなたがたを受け入れてくださったように あなたがたも互いに相手を受け入れなさい わたしは言う キリストは神の真実を現すために 割礼ある者たちに

(Microsoft Word - \212\256\220\254\224\ \203J\203\211\201[\224\367\225\317\215X.docx)

平成 28 年度における臨時休業情報 学校名クラス臨時休業日 期間日数主な理由 第一小学校 3 年 3 組 平成 30 年 3 月 6 日 ( 火曜日 ) から平成 30 年 3 月 8 日 ( 木曜日 ) 3 日間インフルエンザ 国領小学校 6 年 2 組 平成 30 年 2 月 24 日 ( 土

受胎告知 ( ルカ 1:26-38) ルカ福音書講義 (3) か月目 1 に み使いガブリエルが神からナザレ 2 という名のガリラヤの町に遣わされた 27 ダビデの家の出 3 でヨセフという名の男と婚約中 4 のおとめのもとにである おとめの名はマリヤ 5 といった

Transcription:

全国典礼担当者会議資料 (2009 年 9 月 8 日 ) プレゼンテーション Ⅳ 復活節 - 入信の秘跡直後の導き 石井祥裕 1. 現行の復活節の概要 ( 確認 ) 1 歓喜に満ちて祝われる大いなる 50 日 ( 典礼暦年と典礼暦に関する一般原則 22-26) 復活の主日 - 復活の八日間 - 第 2-6 主日 - 主の昇天 ( 主日 = 日本 )- 聖霊降臨 2 朗読配分の特色 ( 朗読聖書の緒言 99-102) 第 1 朗読使徒言行録 初代教会の生活から始まって あかしと発展の跡をたどる 第 2 朗読 ( 第 2-6 主日 A-1 ペトロ ; B-1 ヨハネ ; C- 黙示録 ) この季節独特の喜ばしい信仰と揺るぎない希望の精神に調和 ( 主の昇天 聖霊降臨 各関連箇所 ) 福音朗読( 第 3 主日まで復活の主の現れ ; 第 4 主日 - 良い牧者第 5-6 主日 - 最後の晩餐の説教 ; 昇天 -3 福音書 ; 聖霊降臨 -ヨハネ) 全体としてヨハネ福音書が多いこと 3 入信の秘跡直後の導き 新信者のためのミサ ( 成人のキリスト教入信式 緒言 38-41 56 156-159) 4 過越の季節 四旬節との一体性 2. 歴史 1 概観 2 古代教会の 入信直後の導き ( ミュスタゴギア ) の姿エルサレムのキュリロス アンブロシウスより 320 世紀における過越秘義への回帰 3. 実践課題 1ミュスタゴギアの射程 ( 新信者と全信者へ ) 2 共同体に関するテーマの重要性 ( 宣教 司牧 一致 刷新など ) 3 堅信の秘跡の位置 堅信 初聖体の準備など 4 教会暦的関連第 4 主日 世界召命祈願日 (1964- ) 第 6 主日 ( 日本 ) 世界広報の日 (1966- ) 第 2 主日 神のいつくしみの主日 (2001-; 日本 2003- ) 5 聖母月 の信心その他

公会議前の Missale Romanum 1962 による復活の主日後のミサの聖書朗読 [ 復活の八日間 ] 復活の主日 i 1 コリ 5:7-8 マルコ 16:1-7 復活の月曜日 i 使徒 10:37-43 ルカ 24:13-35 復活の火曜日 i 使徒 13:16, 26-33 ルカ 24:36-47 復活の水曜日 i 使徒 3:13-15 17-19 ヨハネ 21:1-14 復活の木曜日 i 使徒 8:26-40 ヨハネ 20:11-18 復活の金曜日 i 1ヘ ト 3:18-22 マタイ 28:16-20 白衣の土曜日 i 1ヘ ト 2:1-10 ヨハネ 20:1-9 白衣の主日 i 1 ヨハ 5:4-10 ヨハネ 20:19-31 [ 復活後 post pascha ] 復活後第 2 主日 ii 1 ヘ ト 2:21-25 ヨハネ 10:11-16 復活後第 3 主日 ii 1ヘ ト 2:11-19 ヨハネ 16:16-22 復活後第 4 主日 ii ヤコ 1:17-21 ヨハネ 16:5-14 復活後第 5 主日 ii ヤコ 1:22-27 ヨハネ 16:23-30 主の昇天前晩 ii ヤコ 4:7-13 ヨハネ 17:1-11 主の昇天 i 使徒 1:1-11 マルコ 16:14-20 昇天後の主日 ii 1ヘ ト 4:7-11 ヨハネ 15:26-27 16:1-4 聖霊降臨の前晩 i 使徒 19:1-8 ヨハネ 14:15-21 聖霊降臨の主日 i 使徒 2:1-11 ヨハネ 14:23-31 聖霊降臨の月曜日 i 使徒 10:34, 42-48 ヨハネ 3:16-21 聖霊降臨の火曜日 i 使徒 8:14-17 ヨハネ 10:1-10 聖霊降臨の水曜日 i( 聖霊降臨節の四季の斎日 ) 使徒 2:14-21; 使徒 5:12-16; ヨハネ 6:44-52 聖霊降臨の木曜日 i 使徒 8:5-8 ルカ 9:1-6 聖霊降臨の金曜日 i( 聖霊降臨節の四季の斎日 ) ヨエル 2:23-24,26-27 ルカ 5:17-26 聖霊降臨の土曜日 i( 聖霊降臨節の四季の斎日 ) ヨエル 2:28-32 レビ 23:9-11,15-17, 21 申命記 26:1-11 レビ 26:3-12 ダニ 3:47-51 ロマ 5:1-5 ルカ 4:38-44 [ 聖霊降臨後の年間主日 ] 三位一体の祝日 i ロマ 11:33-36 マタイ 28:18-20 キリストの聖体の祝日 i( 三位一体の祝日後の木曜日 ) 1 コリ 11:23-29 ヨハ 6:56-59 聖霊降臨後の第 3 主日 ii 略イエスの聖心の祝日 i( 聖霊降臨後の第 2 主日後の金曜日 ) 略 聖霊降臨後の第 3 主日 ii 以下 略

古代教会の秘義教話 ( ミュスタゴギア ) 資料 エルサレムのキュリロス 秘義教話 * 講話の順序と前提となる聖書朗読箇所 [ 第 1 講話洗礼者の儀式 ( 洗礼堂控室での儀式 ) 朗読 1 ペトロ 5:8-14 第 2 講話洗礼の儀式 ( 洗礼堂内での儀式 ) 朗読ロマ 6:3-14 第 3 講話 聖なる塗油 朗読 1ヨハ 2:20-28 第 4 講話 キリストの体と血 ( エウカリスティア ) 朗読 1コリ11:23 以下 第 5 講話エウカリスティアの祭儀朗読 1 ペト 2:1 以下 ] 第 1 講話の序 教会の真正にして望まれる子たちよ 霊的で天上的な秘義についてあなたがたにお話しすることをほんとうに前々から望んでいました しかし 百聞は一見にしかずというこ とは私も承知しておりますので 今まで待っていたのです この夕べからは 語られることどもにあなたがたはすでに十分心がひきつけられていますので そのあなたがたを楽園 といういっそう輝かしくいっそう香り高い牧場へと導いていこうと思います そしてまた とりわけてもいっそう神的な秘義に 神的で生命を与える洗礼に あなたがたは値する ようになったのです あとはいまや完全な教えの食卓の用意をしなければならないのですが それら [ の教え ] をあなたがたに正確にお伝えしましょう それはあなたがたが 洗 礼の夜に自分たちに起こったことどもの意味を知るためなのです 第 2 講話の序 日ごとの秘義教話と新しい教えは 新しく行われたことの秘義を明らかにしており あなたがたにとって有益です とりわけ 古いものから新しいものへと新たにされたあな たがにとって有益です ですから 昨日の秘義教話の続きがあなたがたに与えられなければなりません それは 洗礼堂の中であなたがたのしたことが何の象徴であったのかを知 るためです 第 4 講話の序 このパウロの教え [ 朗読部分 ] は あなたがたがあずかってキリストと一つの身体となり一つの血となった神的秘義について あなた方が確信するのに十分でしょう 第 5 講話の結び 以上の [ 典礼 ] 伝統を汚すことなく保ち 己れが躓くことのないように守りきって下 さい 交わりから遠ざかってはならず 罪の汚れによってこの聖なる霊的秘義から離れてはいけません [1 テサ 5:23 引用 ] そして そのキリストに代々限りなく栄光があります ように アーメン ( 中世思想原典集成 2 盛期ギリシア教父 所収訳より ) アンブロシウス デ サクラメンティス ( 秘跡についての講話 ) 第 1 講話の序 1.1 あなたがたが受けたサクラメンタ [ 秘跡の諸儀式 ] についての講話を始めます これを受ける前に説明をするのは ふさわしいことではありません キリスト信者にとっ ては 信仰が第一のものだからです それゆえローマでは 洗礼を受けた者が信者と呼ばれます また わたしたちの父祖アブラハムは信仰によって義とされたのであり 業によ ってではありません [ ローマ 4:1-22 参照 ] さて あなたがたは洗礼を受けたのであり 信仰をもっているのです それ以外のように考えるとすればわたしは不正を行うことにな ります なぜなら もし キリストがあなたをご自分の恩恵にふさわしいと判断なさらなければ あなたはこの [ 洗礼の ] 恩恵へと招かれていなかったでしょうから ( 試訳 )

O. カーゼル 秘儀と秘義 教会の一年におけるキリストの秘義 より 典礼暦年が歴史的な出来事や発展を祝うとき 教会自身のために祝うのではなく その中に隠されている永遠の意味のために祝う その内容は 人間に対する神の偉大な行為で あり 人間を 時間性の狭さから 永遠性の広さへと導こうとしているキリストのあがないのわざなのである (116 頁 ) 典礼暦年がいわばキリストの秘義の展開を模擬しているとしても 歴史劇を演じようと しているのではなく 神の啓示自身のうちにあらかじめ造られていた神への階段を昇るわれわれを助けようとするのである 救いの 秘義全体 は 教会の眼前に そしてひとり ひとりのキリスト者の眼前に常に現存している 具体的に言うと 待降節を祝うとき けっしてあがなわれていない人々の状況にもどっ て祝うのではなく すでに主が現われたことを確信して祝う また四旬節を祝うとき けっしてキリストの血によってまだ洗われていない者として祝うのではなく 十字架の印 章をすでに身に帯び 復活が一層明らかになるように 一層キリストの死のさまにひとしくなろうとする者として祝うのである 主の地上の十字架の道をたどるときも 霊の目に うつるのはやはり栄光化した主 ( キリオス ) であり われわれが 父の右に座したもう主よ われらをあわれみたまえ と呼びかける主である (116-117 頁 ) したがって 典礼暦年全体は単一の秘義である この秘義の頂点は 最高の秘義とも言 うべき 過越秘義 であって これは毎日曜日ある意味で詳細に現在化される つまり 十字架上の奉献を頂点とするあがないと 復活に由来する教会の栄光化とが ここで神秘 的に挙行され 信ずる者にまで到達する (117 頁 ) 神であり人であるキリストの救いの行為が ことばと儀式の両者によって現存することから 一つの重要な点が明らかになる 教会はすでにキリストの秘義を完全に有している にもかかわらず 特定の祝日には その日に強調されている秘義について きょう と歌うことができる たとえば 降誕祭には きょうキリストが生まれた 公現祭には きょう教会は天の花婿と結ばれる 復活祭は きょうこそ神の造られた日 聖霊降臨祭には きょう聖霊が火の形をして弟子たちに現われる と歌う (119 頁 ) 典礼暦年の一年は 全体として 神の永遠の救いの計画の描写であり キリストの秘義 を包含している しかし 彼岸でのようにすべてを一瞬のうちに見通すことのまだできない 地上の 目にとっては このような一年の循環のうちに秘義が展開していく 一年が 神の現存を内に秘めているように 一日一日もこの循環の中で かつてその日を聖化した救いの出来事を再び取り上げる 物質による象徴が その不変性によって秘義の同一性を表わしている一方 ことばは軽く動くものとして その充溢と多様性を示し それを説明しそれを現存させる だから 日々のミサにおいては もちろんあがないの秘義全体を祝うのであるが 朗読される 神のことばから見れば 降誕祭と公現祭には主の受肉が 復活祭には主の受難と高挙が われわれにとって現存するものとなる (119-120 頁 ) 教会に一体化された人々が 母なる教会とともに この神秘的な一年を真に秘義として生きるならば 一年の典礼暦に含まれているものすべてが現実となり エリサベツがマリ アに言ったあのことばが実現するのである 主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は なんと幸いなことでしょう ( ルカ 1 45) (120 頁 ) ( 小柳義夫訳みすず書房訳語一部変更 )