資料 No.4 平成 29 年度 重点施策 寒川町教育委員会

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愛媛県学力向上5か年計画

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

目次 1 はじめに 1 2 根拠法令 1 3 計画期間 1 4 大綱の基本方針 2 5 主な取組 3 参考資料 7

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平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

基本施策情報活用能力の育成を図ります 幼児教育の推進 にあたっては 幼児期が生涯の人格形成の基礎を培う大切な時期であるとの認識のもと 子どもたちの心身の発達に資する質の高い幼児教育を推進します 2 人との絆や自然との関わりの中で伸びゆく豊かな心の育成 子どもたちが生命を大切にする心や思いやりの心 感

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

目 次 1. 策定の趣旨 2 2. 基本理念 2 3. 計画の期間及び推進状況の把握 2 4. 計画の対象 2 5. 第 1 次計画 における成果と課題 2 (1) 成果 2 (2) 課題 3 6. 計画の全体構想図 3 7. 推進事業 4 (1) 家庭における読書活動の推進 4 (2) 地域 図書

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人間関係を深めるとともに, 児童が自己の生き方についての考えを深め, 家庭や地域社会との連携を図りながら, 集団宿泊活動やボランティア活動, 自然体験活動などの豊かな体験を通して児童の内面に根ざした道徳性の育成が図られるよう配慮しなければならない その際, 特に児童が基本的な生活習慣, 社会生活上の

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第4章 道徳

八街市教育振興基本計画(平成26年~平成35年)

情報コーナー用


町全体の状況を把握 分析するとともに 平均正答率については 全国 全道との比較を数値以外の文言で表現します また 質問紙調査の結果や 課題解決に向けた学力向上の取組を示します (3) 学校ごとの公表小規模校において個人が特定される恐れのあることから 学校ごとの結果公表はしません (4) 北海道版結果

第3部 次世代育成支援対策(前期行動計画) 第3章 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

第 2 章各論 基本目標 Ⅰ 家庭 地域 学校における子どもが本に親しむ機会の充実 1. 家庭における読書機会の充実 現状と課題 乳幼児期からの読書活動の必要性について家庭の理解を促進するため 図書館では 就学前の幼児とその保護者を対象としたおはなし会を定期的に実施しているほか 児童館や総合子育て支

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

地域子育て支援拠点事業について

問 1 将来 子供たち ( 地域の子供も含む ) にどのような大人になってほしいですか (3つまで選択) 1. 自ら学び 向上心をもって何事にもチャレンジすることができる人 2. 社会のルールやマナーをきちんと守る人 50.2% 62.2% 3. 社会において自立的に生きることができる人 34.2%

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

施策吊

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算数でも 知識 (A) 問題 活用 (B) 問題とも 全領域で全国平均を上回りました A 問題では 14 問中 12 問が全国平均を上回り うち8 問が5ポイント以上上回りました 下回った2 問は 直径と円周の長さの関係理解 と 除法で表す2 量関係の理解 でした B 問題では 10 問中 9 問が

目 次 1 実施方針策定の趣旨 P. 1 2 振興計画に基づく取組みと求められる対応 P. 1 (1)Ⅰ 期期間中の取組み (2) 新制度のもと求められる対応 3 当面の実施方針 P. 2 (1) 基本となる考え方 (2) 当面の実施方針 4 新制度のもとでの市立幼稚園 P. 3 (1) 市立幼稚園

かたがみ79PDF用

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

H30全国HP

教育 学びのイノベーション事業 ( 平成 23~25 年度 ) 総務省と連携し 一人一台の情報端末や電子黒板 無線 LAN 等が整備された環境の下で 教科指導や特別支援教育において ICT を効果的に活用して 子供たちが主体的に学習する 新たな学び を創造する実証研究を実施 小学校 (10 校 )

3. 分析と結果 公表に対する配慮事項 公表に際しては 文部科学省が定めた平成 29 年度全国学力 学習状況調査実施要領に基づき 次の点に配慮して実施します 1) 本調査は 太子町の子どもたちの学力や学習状況を把握し分析することにより 全国 大阪府の状況との関係において教育及び教育施策の成果と課題を

農山漁村での宿泊体験活動の教育効果について

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

組織目標シート 平成 28 年度 部局 教育委員会事務局局長吉田久芳 1. 部局の使命 児童 生徒一人ひとりを大切にし 豊かな人間性と人間関係を築く力を育むとともに 自ら学び考え行動する子どもの育成を図る学校教育を推進する 市民生活が豊かで活力のあるものになるよう 市民が生涯を通して学習し学び続ける

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

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平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

教育と法Ⅰ(学習指導要領と教育課程の編成)

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

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平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

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国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

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大泉町手話言語条例逐条解説 前文 手話は 手指の動きや表情を使って視覚的に表現する言語であり ろう者が物事を考え 意思疎通を図り お互いの気持ちを理解しあうための大切な手段として受け継がれてきた しかし これまで手話が言語として認められてこなかったことや 手話を使用することができる環境が整えられてこ

< 先生方へ > 長崎県学力向上推進協議会では 子どもに確かな学力をつけていくためには 何 が大切か また 学力の向上を阻害している要因は何かなどについて 検討を重ね ています その中から次のようなことが指摘されました 1 家庭で毎日決まった時間に学習をする習慣をつけることが大切である 2 食事や睡

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1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

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主な取組 質の高い幼児教育の推進 幼稚園教育要領の内容の定着を図るため幼稚園において 幼児の実態等を踏まえた適切な教育課程を編成し 家庭や地域と連携 協力しつつ幼児教育を推進します 幼稚園において運動遊びを充実させ 幼児の体力向上を目指します ふかやこども園モデル園運営事業に係る3 歳児受入れ 平日

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

施策吊

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

02-01 ビジョンの基本的考え方

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

求められる整理編

北見市特別支援教育の指針 平成 25 年 11 月

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2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

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平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

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鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

県立学校職員 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 15 条の2 第 1 項第 5 号の規定に基づき 山形県教育委員会における職員 ( 学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 ) 第 7 条に規定する校長及び教員等 ) の標準職務遂行

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3 小学校 : 教科に関する調査 1 人吉 球磨の平均正答率と比較すると 国語 A 算数 Aともに下回っている 国語 B 算数 Bは人吉 球磨と同等である 2 熊本県の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている 3 全国の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている (1) 小学校国語

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学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

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Taro-H29結果概要(5月25日最終)

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ICTを軸にした小中連携

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(4) 市町村立図書館の設置の動きまた 地域における子どもの読書活動を推進する中心的な役割を担う市町村立図書館にも読書環境の改善に向けた積極的な動きが見られ 第二次計画期間中には 1 市 3 町で本館及び分館が開館し 1 村では改築されました さらに今後は 3 市町において 公立図書館の新築 改築計

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高等学校第 3 学年英検準 2 級以上の割合英語教育実施状況調査 30.0 % H26 H26 全国平均 31.9% 30.5 %( 27 ) 34.3 %( 27 ) 3 高等学校教育の質の向上 インターンシップ実施率 ( 高等学校 ) 高等学校中途退学率 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に

学習意欲の向上 学習習慣の確立 改訂の趣旨 今回の学習指導要領改訂に当たって 基本的な考え方の一つに学習 意欲の向上 学習習慣の確立が明示された これは 教育基本法第 6 条第 2 項 あるいは学校教育法第 30 条第 2 項の条文にある 自ら進んで学習する意欲の重視にかかわる文言を受けるものである

第3節 重点的な取り組み

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

各教科 道徳科 外国語活動 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする 各教科 道徳科 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする

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資料 No.4 平成 29 年度 寒川町教育委員会

はじめに 平成 28 年 1 月に策定された寒川町教育大綱の趣旨をくんだ寒川町教育振興基本計画 ( 改定版 ) をその7 月に発行いたしました これらにより 教育委員会の各分野において推進すべき施策の道筋を明らかにしております 学校教育の分野では 基礎学力の部分において 国語科の漢字に見られるように 課題のある内容が残されています 課題となる内容に対して 重点的な取り組みが必要な状況にあります また 当該学年の内容ではなく過年度に学習した内容が定着していない状況もありますので スパイラルな学習も大切です 書く力を中心とした思考力 判断力 表現力の育成に関しては 依然 課題が残りますので 引き続き 取り組んで行く必要があります また 児童 生徒を取り巻く情報環境は 大きな変容を続けており いじめの指導とも関連づけながら 学校 保護者が一体となって 情報モラル教育の充実を図っていく必要があります 支援教育の分野においては 学校 教育委員会 関係機関及び保護者が一層連携を強化し それぞれのニーズに応じた支援を引き続き行っていくことが重要であります また 今年度から県教育委員会と連携し インクルーシブ教育の推進にも着手してまいります このように 現在 新たな対応を迫られる教育課題があげられる一方 こうした情勢下であるからこそ あたりまえのことをあたりまえに できる子どもの育成への着眼が重要性を増しています ありがとう が言える子 きまりや約束を守れる子 困っている友達を助けるなど仲間を大切にできる子 学ぶことを大切にする子 外で元気に遊ぶ子 こういった日本の教育において 古来 大切にしてきた 不易 の教育に再度 注目し実践できる寒川町の学校教育に引き続き取り組んでいきます 社会教育の分野では 引き続き公民館 図書館等の社会教育施設を地域住民の身近な 学びの場 の拠点として充実させるとともに 誰でもが親しみやすく 使いやすい施設環境を整える必要があります 教育総務課においては 家庭教育の重要性をかんがみ子育て家庭の支援 現代的課題等についての学習機会の提供 文化財保護意識の普及 啓発に取り組みます 公民館においては 今年度より指定管理者により管理運営を行いますが 今まで同様に文化教養の向上や地域づくりに資するため 住民ニーズに合わせて文化 芸術 健康づくり 環境学習などのイベントや講座を開催し 文化芸術の振興や世代間交流を目的とした事業にも取り組みます また 地域に根ざした文化活動の充実と公民館活動の啓発のため 町内 3 公民館で公民館まつりを開催や 開館日の増により公民館の利用促進を図っていきます 寒川総合図書館は 昨年 開館 10 周年を迎えました 利用者も開館以来延べ300-1 -

万人を突破し 図書館のある暮らしがしっかりと根をはってきています 本年度より 将来にわたり持続可能な質の高い図書館サービスを提供するため 指定管理者制度を導入いたしますが 図書館の運営にあたっては 公の施設 であることを念頭に置き 町民が利用しやすい図書館として 基本的な図書館サービスを確実に提供し 社会経済情勢の変化に的確に対応した運営を心掛けます 以上の課題意識を明確にしながら平成 29 年度の寒川町教育委員会の施策を着実に進めていきます - 2 -

学校教育 学校教育課 1 基礎学力の定着を図ると共に 書く力を中心に据えた思考力 判断力 表現力等の育成を図ります 小学校 3 年生で35 人以下学級編成を実施 少人数学習による授業の充実 漢字指導の充実に向けた支援 寒川学びっ子育成推進事業の展開と教職員の授業力向上 学力向上補助教材の有効活用 eライブラリーの導入と積極活用 読書活動の推進 国語科を中心にした各教科等での書く力伸長の重視 寒川町基礎力定着度確認問題による学力の把握と補充指導の展開 地域のせんせい の有効活用 家庭学習啓発資料の発行と家庭学習の充実 小学校英語の指導充実に向けた支援 教育指導員の配置による教員資質の向上 2 道徳の時間を要として教科等の指導を通して 規範意識の向上を図ります 自ら考え判断し行動できる力を育む道徳教育の充実 新教育課程のめざす道徳教育の推進 いじめの無い学級 学校づくりの推進 自他を尊重する態度の育成 情報化社会の功罪と正しい情報処理の指導 発達段階に応じたコンピュータ技能と情報モラルの指導 関係機関と連携した教師 保護者向け研修会 講演会の開催 3 防災意識を高める教育活動を展開します 自分の命は自分で守る をベースにした防災教育の展開 巨大地震や大津波を想定した避難訓練の実施 - 3 -

地域の自主防災訓練への主体的な参加 家族防災会議の日 の推進 4 支援を必要とする児童 生徒のニーズに応じた教育環境を整備します 不登校児童 生徒への相談指導体制の充実 特別支援学級補助員 介助員 ふれあい教育支援員の配置 児童相談所等の他機関との連携を強化した教育相談の展開 県教育委員会と連携したインクルーシブ教育の推進 通級指導教室の新設と各学校との連携強化 - 4 -

社会教育 教育総務課 1 子育て家庭を支援するため 家庭教育についての学習機会 情報を提供します 子育てや家庭学習のポイントをまとめた冊子の作成 配布 家庭教育支援事業の実施( 親子でふれあいながら参加できる講座等 ) 2 現代的課題や地域課題についての学習機会を設けます 人権教育講座の実施 3 社会教育関係団体活動の活性化のため 研修の機会を設けます PTA 指導者研修会の実施 4 郷土の歴史に対する関心を高め文化財に対する保護意識の向上を図ります 町指定重要文化財である大神塚の調査研究の実施 文化財説明板の改善 ( 修繕 ) - 5 -

公民館 1 公民館利用者がここ数年減少傾向にあり 要因とされる公民館サークル数の減少や講座のマンネリ化に歯止めをかけるため 家庭支援などの地域の学習ニーズに対応した講座等を開催し 学習機会の充実を図ります 健康づくりに関する講座 外国語とふれあう講座 料理教室などの開催 2 青少年の健全な育成を図るため 学校 生涯学習推進員などの地域の協力を得られる講座などを実施します 星空観察会 科学少年団などの体験講座の開催 夏休み子どもフェスティバル 子どもサイエンスフェスティバル サマースクールの開催 3 地域住民の教養文化の向上並びに豊かな人づくりのため 講演会 コンサート ダンス 音楽等の発表や鑑賞の機会を設けます ジュニア絵画展や書き初め大会の開催 文化講演会 ふれあいコンサート 公民館サークルの発表の場として合唱祭 音楽祭 ダンスフェスタなどの開催 4 地域に根ざした文化活動の充実と公民館活動の啓発のため 地域の特色を生 かしたイベントを開催します 地域で開催する公民館まつりの支援 5 乳幼児から高齢者までの世代間の交流や地域の絆づくりの拠点として 快適で安全な学習環境を整えるため 施設整備に努めます 町民センター 3 階トイレ洋式化修繕 空調交換修繕 ホール天井材落下防止工事などを行う 簡易な修繕については 随時行って行く - 6 -

寒川総合図書館 1 町民の知的源泉としての機能を高め 資料収集と情報発信に努めます 総合図書館資料収集方針に基づく 資料収集 分類 提供 図書 雑誌 新聞 チラシ ポスター等による様々な情報の発信 2 多様化する学習要求と高齢化などの社会的変化に対応できる資料を整備 充実します 大活字本の整備 発見のある図書館としてユニークなテーマの企画展示 健康をテーマとしたイベントの開催 3 児童 生徒に対する図書館サービスを積極的に行い 自発的な学習習慣を育成します 図書館を使った調べる学習コンテスト への参加推進 幼児お話コーナーの空間整備 4 県立図書館 市町村立図書館等と連携し 広く利用者の要望に応えます 神奈川県内図書館ネットワークシステムの広報と相互貸借の利用促進 5 町民を育て町民に育てられる図書館であるため 地域 学校 企業等との連携を深めます 地元企業 学校関係者による講演会開催 住民による創作物の展示会開催 - 7 -