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留意点 1. 利用者 家族の生活状況と生活上の希望について 総合的に把握する P1-1: 利用者の身体状況 利用者の状況は 日常的に接していない者には見えにくい場合もあります 健康 疾病 日常生活動作等については利用者の了解のもと 主治医やリハビ 福祉用具との関係から どういった改修がお リテーショ

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軽度者に対する対象外種目の 福祉用具貸与取扱いの手引き 平成 25 年 4 月 綾瀬市福祉部高齢介護課

1

福祉用具貸与 介護予防福祉用具貸与 心身機能が低下した高齢者に 日常生活の自立を助ける用具をレンタルします 自 宅 に 住 ん で 自 宅 で 受 け る サ ー ビ ス ( 生活環境を整える ) 貸与品目 福祉用具購入費の支給 住宅改修費の支給 手すり スロープ 歩行器 歩行補助杖 車いす ( 付

平成 30 年度版帯広市 住みなれた住宅で 安心して過ごしたい 介護保険では 住宅の改修 ( 対象箇所 ) にかかった費用の 9 割 ~7 割分 ( 原則 1 人 20 万円の限度額内 ) についての払い戻しが受けられます 1 住宅改修費の支給とは 対象となる方 要支援 要介護の認定を受けた方 入院

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

17★ 訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて(平成十二年三月三十日 老企 厚生労働省老人保健福祉局企画課長通知)

別紙 1-2 移乗介助 ロボット技術を用いて介助者による抱え上げ動作のパワーアシストを行う非装着型の機器 移乗開始から終了まで 介助者が一人で使用することができる ベッドと車いすの間の移乗に用いることができる ( ベッドと車いすの間の移乗における使い勝手は ステージゲート審査での評価対象となる点に留

いずれも 日常の何気ない場面で転倒事故が起きています 家電の位置を変えたり カーペットがめくれないように固定したり 床に物を置かないなど 自分の動線を整理 工夫することで 転倒のリスクを減らすことができます 暮らしの点検高齢者の転倒予防というとすぐに住宅改修を検討しがちですが 住宅改修をする前に 暮

事前申請から支給決定までの流れ ケアマネージャーに相談 2 ケアマネージャー ( 要支援の方は地域包括支援センター ) に相談をして改修内容を決めます 住宅改修が必要な理由書 を書いてもらいます 住宅の所有者が本人でない場合は 所有者の承諾が必要です ( 所有者が家族の場合は不要 ) 3 工事見積依

銀和株式会社在宅ケア事業

平成17年度社会福祉法人多花楽会事業計画(案)

平成 28 年 2 月以降に認定更新等により要支援認定を受けた方が介護予防訪問介護 介護予防通所介護を利用される場合 これまでの予防給付サービスから総合事業のサービスに変わります 要支援者の認定有効期間は現在最長 12か月ですので 大川市は平成 28 年 2 月から1 年かけて移行します 更新の場合

老高発 0713 第 1 号 平成 30 年 7 月 13 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省老健局高齢者支援課長 ( 公印省略 ) 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について の一部改正について 今般 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について (

介護保険住宅改修 ご利用の手引き 刈谷市 平成 30 年 8 月

居宅介護支援事業所に係る特定事業所集中減算の取り扱いについて

手順( 流れ ) についてサービス事業者 利 用者 本 人 介護福祉課 ( 保険者 ) 1 介護福祉課に相談 書類を取り寄せます 居宅サービス計画作成( 自己作成 ) 届出書 ( 様式 1) を提出します 2 居宅サービス計画作成( 自己作成 ) 届出書 を収受します 5サービス提供票等を受け取った

介護保険の住宅改修とは 介護を必要とする方が 住み慣れた自宅で持てる能力に応じ自立した生活ができるようにする ために 介護保険のサービスとして住宅の小規模改修を支援するものです 住宅改修の要件 対象者 介護保険の要介護認定で 要支援 1 2 要介護 1~5と認定された人です 認定結果待ちの間に改修を

(3) 貴事業所の併設サービス (MA) 住宅改修事業所の併設サービスについて 最も多いのは その他 (37.3%) 福祉用具貸与 特定福祉用具販売 3.4 % 1 福祉用具貸与 特定福祉用具販売 その他 全体 % その他

1. 介護保険住宅改修の概要 介護保険住宅改修制度とは 介護保険制度では, 要介護状態区分が要支援 1~2 又は要介護 1~5の認定を受けた方が, 在宅において自立した日常生活を営むためや, 介護者の負担を軽減するために住宅改修費の支給対象となる住宅改修 ( 対象となる工事についてはP6 参照 )

居宅介護支援事業者向け説明会

目 次 はじめにはじめに この事例集のねらい 1. この事例集のねらい 交換利用事例の分析結果交換利用事例の分析結果 効果的な交換利用のための取り組み効果的な交換利用のための取り組み 事例の紹介事例の紹介

事業案内 障害のある方や高齢者の自立生活や社会参加を支援します 自分らしい生活を送るために必要な福祉用具や住宅改修などの相談 支援を行います 具体的な技術支援を必要とされる方には リハビリテーションセンターの専門職が医療 保健 福祉関係機関と連携して相談 支援に対応します 相談内容 身体状況の確認日

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介護予防ケアマネジメントについて

<資料 その1>

1. 介護保険住宅改修の概要 介護保険住宅改修制度とは 介護保険制度では, 要介護状態区分が要支援 1~2 又は要介護 1~5の認定を受けた方が, 在宅において自立した日常生活を営むためや, 介護者の負担を軽減するために住宅改修費の支給対象となる住宅改修 ( 対象となる工事についてはP6~P8 参照

Microsoft Word - シラバス.doc

移動用リフト [昇降式座いす] [段差解消機] サービスコード 介護予防 特殊寝台 特殊寝台付属品 独立宣言 ❶要介護2 5の方がレンタル対象です ローザ コムラ製作所 床ずれ防止用具 体位変換器 ポイント 座面をわずか1.5cmまで低くすることができるので 床からの乗り降りが らくら

サービスの種類要支援 1 2 の方要介護 1~5 の方 3 訪問介護 ( ホームヘルプ ) 介護予防訪問介護 利用者が自力では困難な行為について 同居家族の支援や地域の支えあい 支援サービスなどが受けられない場合には ホームヘルパーによるサービスを行います ホームヘルパーが居宅を訪問し 入浴 排泄

高齢者の家庭における生活環境整備することを目的として住宅改修をした場合、助成金を受けることができます

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目次 1. 介護保険制度における住宅改修費支給制度について 2 2. 手続きの流れ 3 3. 支給対象要件 5 4. 支給限度基準額 6 5. 支払方法 7 6. 住宅改修費支給制度の対象となる改修の内容 8 7. 現地確認について 12 1

(3) 貴事業所の併設サービス (MA) 福祉用具事業所の併設サービスについて 最も多いのは 住宅改修 (80.0%) 次いで 居宅介護支援 (25.0%) であった 0% 50% 100% 1 住宅改修 居宅介護支援 訪問介護 訪問看護

スライド 1

訪問介護事業所の役割 1 訪問介護計画や手順書への記載居宅サービス計画に通院介助及び院内介助の必要性が位置付けられている場合に限り 訪問介護サービスとして 介助が必要な利用者が 自宅から病院 受診手続きから診察 薬の受け取り 帰宅までの一連の行為を円滑に行うために訪問介護員が行うべき援助内容を訪問介

スライド 1

利用者基本情報 基本情報 作成担当者 : 相談日年月日 ( ) 来 所 電話 その他 ( ) 初回 再来 ( 前 / ) 本人の現況在宅 入院又は入所中 ( ) フリガナ 本人氏名 男 女 M T S 年月日生 ( ) 歳 Tel ( ) 住 所 Fax ( ) 日常生活 障害高齢者の日常生活自立度

03-0減算(表紙)

( 選定提案 ) は 利用者に貸与しようと福祉用具の種目の候補が決まった後で 具体的な提案品目 ( 商品名 ) を検討する際に用いる つまり ( 選定提案 ) に記載されるのは 候補となる福祉用具を利用者に対して提案 説明を行う内容である 平成 30 年度の制度改正では 提案する種目 ( 付属品含む

各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

大田市版Q&A住宅改修.xls

船橋市住宅改修支援事業実施要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 住宅改修支援事業の実施に関し 必要なことを定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この要綱において 住宅改修支援事業 とは 介護保険法施行規則 ( 平成 11 年厚生省令第 36 号 以下 施行規則 という ) 第 75 条第 1

1 暫定ケアプランの取扱いについて 資料 5-2 (1) 暫定ケアプランを作成する場合の例ア被保険者が新規に要介護等認定の申請を行い, 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合イ要介護等認定者が区分変更申請を行い, 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合ウ要介護等認定者が更新申請を行い


「軽度者に対する福祉用具貸与の例外給付」

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

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平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

大阪府福祉のまちづくり条例ガイドライン平成 29 年 12 月 4-1 障がい者等の便所内の動作例 杖使用者 ( 片マヒ ) 脳血管障がいなどにより 身体の片側の機能がマヒしている場合 姿勢保持のために体を預けられる手すりが有効です 1 便器に近づき 手すりのそばに杖を置きます POINT 便器の前

補助の対象者 ( 申請者 ) 市内に自らが所有し 居住する住宅を改修する方 現在はまだ居住していないけれど 市内に所有している住宅を改修して居住する方 市税の滞納がない方に限ります 補助の対象となる住宅 バリアフリー改修工事の場合 一戸建ての住宅 併用住宅 ( 住宅部分 ) 長屋 共同住宅 ( 専有

PowerPoint プレゼンテーション

設計内容説明書 ( バリアフリー性 : 等級 3 対応 ) 専用部分 ( 第二面 ) 手すり 通路及び出入口の幅員 ( 日常生活空間 ) 寝室 便所及び浴室 ( 日常生活空間 ) 廊下階段 ( 開放されている側 ) 転落防止 手すり子 通路 出入口 ( バルコニー勝手口を除く ) 浴室 便所 特定寝

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Microsoft Word - 参考資料1 福祉用具・住宅改修に関する法令上の規程について

問診票-1ol

Microsoft Word - 高齢者福祉サービガイドブック.docx

【1117修正原稿】説明会資料


はじめに 住み慣れた住まいで暮らせるために 今の家に住み続けたい 住み慣れた地域で暮らしたい という高齢者の願いに応えるために 継続して暮らせる住まいづくりが求められています 相談員やケアマネジャーの役割が重要 高齢者からの住まいの改善の相談に対応する 地域包括支援センターの相談員 ( 以下 相談員

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このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

保監第   号 

Microsoft Word - Focus12月(的場).doc

介護保険 住宅改修費の支給 住宅改修費の支給 とは 在宅の要介護 要支援者の方のお住まいに手すりを取り付けたり 床を滑りにくい材料に変更するといった小規模な改修をしたときに 改修費用の 9 割分 ~7 割分が支給される介護保険の制度です 支給方法 名古屋市では 住宅改修費の支給を以下の 2 つの方法

介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

申請日以降に暫定ケアプランを作成した場合には 暫定ケアプランの作成日までしか遡ることはできません 2 要支援認定の場合ア ) 給付管理業務を行う事業者介護予防支援事業者が 介護予防サービス計画 を作成し 給付管理業務を行うので 暫定ケアプランを作成した居宅介護支援事業者は 利用者を介護予防支援事業者

訪問介護にかかる適正なサービス提供及びサービス提供記録等の作成について 平成 26 年 10 月 15 日 ( 水 ) 神戸市保健福祉局高齢福祉部介護指導課 1. 当該集団指導の趣旨 このたび 神戸市は 不正な介護報酬の請求を行ったことを理由に 指定訪問介護事業所に対して 一部効力停止処分 (6カ月

Microsoft Word - 01介護報酬請求の留意点

事業内容

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

補装具費支給対象種目一覧 障害の種類種目 ( 印 介護保険制度優先 ) 義手 義足 装具 座位保持装置 歩行器 歩行補助つえ 車いす ( 下肢 1~2 級 場合により下肢 心臓 呼吸器 3 級 ) 肢体不自由 電動車いす ( 車いすの条件 + 上肢障害四肢機能障害 ) 障がい児のみの種目 座位保持椅

< 集計分析結果 > ( 単純集計版 ) 在宅介護実態調査の集計結果 ~ 第 7 期介護保険事業計画の策定に向けて ~ 平成 29 年 9 月 <5 万人以上 10 万人未満 >


暫定ケアプランの取扱いについて 平成 30 年 11 月 29 日事務連絡隠岐広域連合介護保険課長通知 暫定ケアプランの取扱いについては 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) について ( 平成 18 年 3 月 27 日厚生労働省

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

Microsoft Word - 調査結果

総企第237号

書類点検等における通所介護事業所への主な指摘事項について

(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 施設の新築移転により全室個室化され プライバシーは確保されています 居室に私物の持ち込みができ 面会できる相談室も用意されており 過ごしやすい生活環境が整っています 園内はユニバーサルデザインであり 移動しやすいよう配慮

モニタリング表 利用者氏名 : 担当者 : 訪問年月年月 ~ 年月 1か月目 2か月目 3か月目 4か月目 5か月目 6か月目サービス種別 ( 月日 ) ( 月日 ) ( 月日 ) ( 月日 ) ( 月日 ) ( 月日 ) 短期目標内容 種別内容 実施状況 満足度 達成度 ケアプランの評価 実施状況

施設長 副施設長 事務長 施設課長 相談員 入所区分 一般 特例 入所申込日 平成 年 月 日 入所申請受付日 平成 年 月 日 特別養護老人ホームさくら苑入所申請書 特別養護老人ホームさくら苑 施設長 坂本正司 様 入所申込者 - 住所 : 氏名 : 電話番号 : -( )- 入所希望者との続柄

★★那覇市役_那覇市介護保険便利帳まとめ.indb

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居宅介護支援事業所重要事項説明書 [ 平成 29 年 6 月 1 日現在 ] 1. 当事業所が提供するサービスについての相談窓口電話 ( ) ( 月 ~ 土曜日 08:30~17:30) 担当介護支援専門員 / 管理責任者秋吉典子ご不明な点は 何でもおたずねください 2. 居宅

スライド 1

通所型サービスの例 ( 典型例として整理したもの ) 現行の通所介護相当 市場 ( 地域支援事業の外 ) で提供されるサービス Ⅰ 通所介護 Ⅱ 通所介護 Ⅲ 通所型サービス A ( 緩和したによるサービス ) Ⅳ 通所型サービス B ( 住民主体による支援 ) Ⅴ 通所型サービス C ( 短期集中

住所地特例に係る事務の見直しの概要について Ⅱ- 資料 2 本事務は 介護予防 日常生活支援総合事業の実施時期に係わらず 平成 27 年 4 月から 全ての市町村において必要な事務であるので 留意されたい 1. 平成 27 年 4 月からの住所地特例に係る事務の見直しの概要 住所地特例の対象施設にサ

調査の実施背景 介護保険制度が 2000 年に創設されてから 10 年余りが過ぎました 同制度は 家族介護をあてにせずに在宅介護ができる支援体制を整えることを目的として発足されたものですが 実際には 介護の担い手としての家族の負担 ( 経済的 身体的 精神的負担 ) は小さくありません 今後 ますま

障害者総合支援法施行について 地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律 が平成 25 年 4 月に施行されました この法律では 障害者自立支援法 を 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律 ( 障害者総合支援法 ) とするとと

(別紙1)

福祉用具サービス計画書の手引き

75 ロールカーテンや停電時の非常降下スイッチ いたずら防止のキースイッチ など安全面には細心の注意を払っています 平らな場所があれば設置のた めの基礎工事は必要ありません 直進進入 次の各部の寸法をご確認ください ①地面から出入り口までの高さ 65cm 以下 ②出入り口の開口寸法 72cm 以上

作成年月日年月日居宅サービス計画書 (1) 第 1 表認定の始期 ( 初回であれば申請日 ) 初回 紹介 継続認定済 申請中 * システム上 被保険者利用者名殿生年月日年月日住所証の 認定年月日 が印居宅サービス計画作成者氏名字される場合は 修正の 1. 必要事項を全て記載し 記載する日付等の整合性

契約書

4 小規模多機能型居宅介護 介護予防小規模多機能型居宅介護 通い を中心として 利用者の様態や希望などに応じ 随時 訪問 や 泊まり を組み合わせてサービスを提供することにより 在宅生活の継続を支援するサービスです 介護予防小規模対機能型居宅介護は 介護予防を目的とした小規模多機能型居宅介護で 要支

(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 〇 施設の新築移転により全室個室となり プライバシーが保護されていると共に 居室に利用者の私物の持ち込みができることなど 利用者の趣向に合った部屋作りがされています 利用者からの聞き取りでも満足感が窺えました また 旧施

Transcription:

記入要領 住宅改修が必要な理由書 (P1) < 基本情報 > 利被保険者番号年齢歳生年月日年月日性別 男 女用要介護認定 ( 該当被保険者氏名申請中要支援 1 要支援 2 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 者に ) 1 理由書作成者 現地確認日年月日作成日年月日 所属事業所 資格 ( 作成者が介護支援専門員 地域包括職員でない場合 ) 氏名印 連絡先 ( 電話番号 ) 2 3 対象者の居宅介護支援 介護予防支援を担当する介護支援専門員等 以下の内容について確認しました 事業所名 : 氏名 : ( 理由書作成者と同じ場合や担当介護支援専門員等が不在の場合は記入不要 ) < 総合的状況 > 利用者の身体状況 介護状況 住宅改修により, 利用者等は日常生活をどう変えたいか 4 5 6 福祉用具の利用状況と住宅改修後の想定改修前改修後 7 車いす 特殊寝台 床ずれ防止用具 体位変換器 手すり スロープ 歩行器 歩行補助つえ 認知症老人徘徊感知機器 移動用リフト 腰掛便座 特殊尿器 入浴補助用具 簡易浴槽 その他

住宅改修が必要な理由書 (P2) (P1の 総合的状況 を踏まえて,1 改善をしようとしている生活動作 2 具体的な困難な状況 3 改修目的と改修の方針 4 改修項目を具体的に記入してください ) 4 改修項目 ( 改修箇所 ) 活 1 改善をしようとしている生活動作動 排泄 入浴 外出 その他の活動 トイレまでの移動 トイレ出入口の出入 ( 扉の開閉を含む ) 便器からの立ち座り ( 移乗を含む ) 衣服の着脱 排泄時の姿勢保持 後始末 その他 浴室までの移動 衣服の着脱 浴室出入口の出入 ( 扉の開閉を含む ) 浴室内での移動 ( 立ち座りを含む ) 洗い場での姿勢保持 ( 洗体 洗髪を含む ) 浴槽の出入 ( 立ち座りを含む ) 浴槽内での姿勢保持 その他 出入口までの屋内移動 上がりかまちの昇降 車いす等, 装具の着脱 履物の着脱 出入口の出入 ( 扉の開閉を含む ) 出入口から敷地外までの屋外移動 その他 2 1 の具体的な困難な状況 ( なので で困っている ) を記入してください 3 改修目的 期待効果をチェックしたうえで, 改修の方針 ( することで が改善できる ) を記入してください 手すりの取付け 段差の解消 8 9 10 11 引き戸等への扉の取替等 便器の取替え 滑り防止等のための床材の変更 その他

< 記入要領 > 1 理由書作成日時点の要介護状態区分に を付すこと 理由書作成日時点で 新規申請中 ( 前回 非該当 となり, 再度申請している場合を含 む ), 区分変更申請中, 更新申請中であって前回の認定有効期限を超えている場合 は申請中に を付す 2 福祉住環境コーディネーター (2 級以上 ) 又は作業療法士が当該理由書を作成した場合のみ, その保有資格を記入すること 介護支援専門員又は地域包括支援センター職員が理由書を作成した場合は記入する必要はない 3 作成者が署名又は記名押印すること 4 立ち上がりやバランスの保持, 移動といった生活動作に関する身体状況を記述する 屋内の移動方法 ( つかまらないで歩ける つたい歩き 介助歩行 つえや歩行器利用 車いす介助など ) は必ず記述する さらに, 屋外に関連する改修をする場合は, 屋外の移動方法も必ず記述する 5 各種介護サービスだけでなく, 家族の介護も含めた介護状況を記述する 見守り程度の状況であっても, その内容を記述する 6 利用者や家族が住宅改修によって現在の暮らしをどのように変えたいのか, あるいは継続していきたいのかを, 専門職の判断も踏まえたうえで, 総合的に記述する ( 介護予防サービス支援計画表または居宅サービス計画書第 1 表の中で, 住宅改修に関して援助方針の記述があれば, 支援計画表もしくは第 1 表の写しを提出することにより, 住宅改修が必要な理由書の当該欄への記載を省略することが可能である ) これまでの生活歴を踏まえ, 利用者はどのような社会参加をしていきたいのかを記述する 具体的な改修方針は 2 ページ に記述する 7 福祉用具の利用状況とともに, 改修後, 利用が想定される福祉用具にレ点チェックする その他 の欄には, 住宅改修に関連した介護保険給付対象外の福祉用具を記入する 8 改善をしようとしている具体的動作についてレ点チェックをする 今回改修の対象でない項目にはレ点チェックする必要はない 入浴 排泄 外出活動に関連して, 浴室 トイレ 玄関までの移動については各活動の欄にレ点チェックする ( ただし, この場合, 移動につ いて各活動 ( 排泄 入浴 外出 その他 ) に共通する内容は,9 欄 ( 具体的な困難な状況記入欄 ) において, 例えば 排泄 の欄のみに記述し, 各活動の欄には 移動状況については排泄と同じ のように簡略して記載する ) その他の活動 の欄には 排泄 入浴 外出 以外の活動の生活動作を記述する ( 例えば 調理 : 台所までの移動 や 洗濯 : 洗濯機からの洗濯物の取り出し など ) 9 生活動作で困っていること, 問題点について, その状況や介護の現状を具体的に記述する

本当は したいのだが, 実際には しかできないので, について困っているというように具体的に記述する 動作 のレベル( 例えば, 立ち上がる 歩く 車いすを押す またぐ 階段昇降 扉を開閉する など) で, それがどのように困難なのかを具体的に記述する 改修案の検討の際は全ての活動についてチェックが必要だが, 理由書では改善しようとする活動の記述のみでよい 生活のどの場面, どの動作が利用者 介助者にとって大変なのか, 動作の流れに沿って一つずつ見極めること 寝たきりならば 座位が保てるか, 歩行ができれば 段差を越えられるか などについても確認する 8のレ点チェックと9のコメントの両方を合わせて利用者の状況が伝わるようにする 10 各活動の困難事項を改善するために, どのような改修を行うのか, その方針を記述する 改善方法は つかまる所を作る つまずかない工夫 立ち上がりの際の支えを確保する などの表現でもよい 段差解消の場合は, 敷居を撤去して平らにする かさ上げ 踏み台設置 スロープ設置 などのように具体的に記述する 一つの改修項目が複数の目的のために行われる場合はまとめて記述してもよい 具体的手段については利用者や家族はもちろん, 住宅改修の専門家 ( リハビリテーション技術者や建築技術者 ) と一緒に考えることが望ましい 可能な限り高さや位置等も記述することが望ましい ( 例 1) 床から cmに手すりを設置することで~ ( 例 2) 廊下とトイレの cmの段差を改修することで~ 11 様々な角度から検討し, 決定された改修内容の項目 ( 住宅改修の種類 ) をチェックし, 内容を記述する 改修箇所は場所だけでなく 手すり であれば, 便器横壁面 等その取付け位置や寸法等も具体的に記述するとよい その他 の欄には必要に応じて付帯工事を記述する

記入上の留意点 1 利用者 家族の生活状況と生活上の希望について, 総合的に把握する 利用者の身体状況 4 利用者の状況は, 日常的に接していない者には見えにくい場合もある 健康, 疾病, 日常生活動作等については利用者の了解のもと, 主治医やリハビリテーションの専門家 ( 理学療法士, 作業療法士など ), 担当の訪問看護師などから情報を得ることも有益である 特に疾病の状況把握については, 利用者本人の生活の基調をなすものなので, 関係機関と十分な連絡を取り合う必要がある 介護状況 5 どういう介護 ( サービス ) が提供されているかが住宅改修の必要性を判断するうえで重要となる 各種介護サービスの利用状況をはじめ, 家族の介護 ( 見守りを含む ) の状況も記述する 住宅改修を行うことにより, どのような介護状況が想定されるかの記述もあるとさらによい 住宅改修により, 利用者等は日常生活をどう変えたいか 6 ( 予防 ) 居宅サービス利用者であれば, 介護予防サービス支援計画表または居宅サービス計画書第 1 表にしたがって, 介護支援専門員が専門家の立場から利用者や家族の希望を把握する必要がある 利用者, 家族の希望をよく踏まえたうえで, リハビリテーションなどの専門家の意見を伝え, 利用者, 家族が納得する内容とすること 利用者, 家族の希望だけを取り入れて行った住宅改修では, 自立支援としての効果が認められないものも少なくない 利用者と家族の希望が必ずしも一致しているわけではないので, 十分な情報収集が必要となる 利用者, 家族の希望を把握したうえで, 利用者の身体状況や介護 住環境の状況を踏まえ, 住宅改修の必要性や目的 方針について専門職の立場からの意見を示し, 利用者がそれを理解 納得したうえで自己決定を行うことができるようにすることが重要である 福祉用具の利用状況と住宅改修後の想定 7 福祉用具との関係から, どういった改修が行われるかを判断するための項目である 改修前及び改修後に想定される福祉用具を可能な限りチェックすること 介護保険で給付される福祉用具に限ったものではない

改修工事で取り付ける手すり, スロープは含まない 利用者の生活状況や介護状況を改善するためには, 住宅改修と福祉用具を組み合わせて一体的に検討することが重要である 利用する福祉用具によって, スペースの確保や段差解消の必要性が異なる 手すり と 杖 をどのように使い分けるかなど, 具体的な生活動作の必要性に応じてリハビリテーションの専門職等に確認すること 記入上の留意点 2 改善しようとする生活動作を明確にして, 具体的に何に困っているのかを記述する 改善をしようとしている生活動作 8 入浴動作 と記述しただけでは, 何をどう改善したらよいかわかりにくく, 浴室内での移動に問題があるのか, 浴槽の出入に問題があるのかでは改修の内容が大きく変わる 改善したい動作をより具体的に把握することで初めて改修方針が見えてくる そのために, 訪問介護員や訪問看護師等から情報を得ること 可能であれば, 利用者本人や介護者に, 普段の一連の生活動作を再現してもらってもよい 具体的な困難な状況 9 困難な状況を具体的に記述しないと, どうすべきなのかという方針につながらない 利用者本人の心身状況や動作 介助方法 居住環境の現状 たとえば 寝室 ~トイレに段差が多く, つたい歩きでは不安 でも少しは具体化されているが, さらに 寝室と廊下, 廊下とトイレに各 3 cm 程度の段差があり, つまずきやすい などと具体的に状況を記述すると, 改修の方針が定まりやすくなる

記入上の留意点 3 住宅改修により, 生活上どのような点が改善されるのかを明確にして, 具体的にどのような住宅改修が必要なのかを記述する 改修の方針 10 改修目的, 期待効果に沿ってどのような改修工事を行うのか, また困難な動作や状況がどのように改善されるのか, 改修の方針を具体的に記述すること 住宅改修を行うことによって, 困難な状況の改善にどのように役立つのか, 改修の目的と期待する効果が明確になるよう記載する 明確にしないと, 行った改修が本当に利用者のためになったのか, モニタリングがうまくできなくなる 目的や効果を明確にすることで, 利用者や家族も納得して住宅改修に取り組むことができる 施工事業者や, 必要に応じてリハビリテーションの専門職等とともにプランを検討すること 現場を訪問して, 改修箇所を確認すること また, 可能であれば, 利用者に実際に動作をしてもらって確認するとよい その際, 福祉用具の利用も考慮すること 改修項目 ( 改修箇所 ) 11 改修内容を工事の種類ごとに整理すること 整理することで, 住宅改修費の支給対象となるものと, そうでないものを確認することができる

< 記入要領及び記入上の留意点対比表 > 記入記入要領項目理由書作成日時点の要介護状態区分に を付すこと 理由書作成日時点で 新規申請中 ( 前回 非該当 となり, 再度申請してい 1 る場合を含む ), 区分変更申請中, 更新申請中であって前回の認定有効期限を超えている場合 は申請中に を付す 福祉住環境コーディネーター (2 級以上 ) 又は作業療法士が当該理由書を作成した場合のみ, その保有資格を記入すること 介護支 2 援専門員又は地域包括支援センター職員が理由書を作成した場合は記入する必要はない 3 作成者が署名又は記名押印すること 立ち上がりやバランスの保持, 移動といった生活動作に関する身体状況を記述する 屋内の移動方法 ( つかまらないで歩ける つたい歩き 介助歩行 4 つえや歩行器利用 車いす介助など ) は必ず記述する さらに, 屋外に関連する改修をする場合は, 屋外の移動方法も必ず記述する 各種介護サービスだけでなく, 家族の介護も含めた介護状況を記述する 見守り程度の状況であっても, その内容を記述する 5 記入上の留意点 利用者の状況は, 日常的に接していない者には見えにくい場合もある 健康, 疾病, 日常生活動作等については利用者の了解のもと, 主治医やリハビリテーションの専門家 ( 理学療法士, 作業療法士など ), 担当の訪問看護師などから情報を得ることも有益である 特に疾病の状況把握については, 利用者本人の生活の基調をなすものなので, 関係機関と十分な連絡を取り合う必要がある どういう介護 ( サービス ) が提供されているかが住宅改修の必要性を判断するうえで重要となる 各種介護サービスの利用状況をはじめ, 家族の介護 ( 見守りを含む ) の状況も記述する 住宅改修を行うことにより, どのような介護状況が想定されるかの記述もあるとさらによい

6 7 利用者や家族が住宅改修によって現在の暮らしをどのように変えたいのか, あるいは継続していきたいのかを, 専門職の判断も踏まえたうえで, 総合的に記述する ( 介護予防サービス支援計画表または居宅サービス計画書第 1 表の中で, 住宅改修に関して援助方針の記述があれば, 支援計画表もしくは第 1 表の写しを提出することにより, 住宅改修が必要な理由書の当該欄への記載を省略することが可能である ) これまでの生活歴を踏まえ, 利用者はどのような社会参加をしていきたいのかを記述する 具体的な改修方針は 2ページ に記述する 福祉用具の利用状況とともに, 改修後, 利用が想定される福祉用具にレ点チェックする その他 の欄には, 住宅改修に関連した介護保険給付対象外の福祉用具を記入する ( 予防 ) 居宅サービス利用者であれば, 介護予防サービス支援計画表または居宅サービス計画書第 1 表にしたがって, 介護支援専門員が専門家の立場から利用者や家族の希望を把握する必要がある 利用者, 家族の希望をよく踏まえたうえで, リハビリテーションなどの専門家の意見を伝え, 利用者, 家族が納得する内容とすること 利用者, 家族の希望だけを取り入れて行った住宅改修では, 自立支援としての効果が認められないものも少なくない 利用者と家族の希望が必ずしも一致しているわけではないので, 十分な情報収集が必要となる 利用者, 家族の希望を把握したうえで, 利用者の身体状況や介護 住環境の状況を踏まえ, 住宅改修の必要性や目的 方針について専門職の立場からの意見を示し, 利用者がそれを理解 納得したうえで自己決定を行うことができるようにすることが重要である 福祉用具との関係から, どういった改修が行われるかを判断するための項目である 改修前及び改修後に想定される福祉用具を可能な限りチェックすること 介護保険で給付される福祉用具に限ったものではない 改修工事で取り付ける手すり, スロープは含まない 利用者の生活状況や介護状況を改善するためには, 住宅改修と福祉用具を組み合わせて一体的に検討することが重要である 利用する福祉用具によって, スペースの確保や段差解消の必要性が異なる 手すり と 杖 をどのように使い分けるかなど, 具体的な生活動作の必要性に応じてリハビリテーションの専門職等に確認すること

8 9 改善をしようとしている具体的動作についてレ点チェックをする 今回改修の対象でない項目にはレ点チェックする必要はない 入浴 排泄 外出活動に関連して, 浴室 トイレ 玄関までの移動については各活動の欄にレ点チェックする ( ただし, この場合, 移動について各活動 ( 排泄 入浴 外出 その他 ) に共通する内容は,9 欄 ( 具体的な困難な状況記入欄 ) において, 例えば 排泄 の欄のみに記述し, 各活動の欄には 移動状況については排泄と同じ のように簡略して記載する ) その他の活動 の欄には 排泄 入浴 外出 以外の活動の生活動作を記述する ( 例えば 調理 : 台所までの移動 や 洗濯 : 洗濯機からの洗濯物の取り出し など ) 生活動作で困っていること, 問題点について, その状況や介護の現状を具体的に記述する 本当は したいのだが, 実際には しかできないので, について困っているというように具体的に記述する 動作 のレベル( 例えば, 立ち上がる 歩く 車いすを押す またぐ 階段昇降 扉を開閉する など ) で, それがどのように困難なのかを具体的に記述する 改修案の検討の際は全ての活動についてチェックが必要だが, 理由書では改善しようとする活動の記述のみでよい 生活のどの場面, どの動作が利用者 介助者にとって大変なのか, 動作の流れに沿って一つずつ見極めること 寝たきりならば 座位が保てるか, 歩行ができれば 段差を越えられるか などについても確認する 8のレ点チェックと9 のコメントの両方を合わせて利用者の状況が伝わるようにする 入浴動作 と記述しただけでは, 何をどう改善したらよいかわかりにくく, 浴室内での移動に問題があるのか, 浴槽の出入に問題があるのかでは改修の内容が大きく変わる 改善したい動作をより具体的に把握することで初めて改修方針が見 えてくる そのために, 訪問介護員や訪問看護師等から情報を得ること 可能であれば, 利用者本人や介護者に, 普段の一連の生活動作を再現してもらってもよい 困難な状況を具体的に記述しないと, どうすべきなのかという方針につながらない 利用者本人の心身状況や動作 介助方法 居住環境の現状 たとえば 寝室 ~トイレに段差が多く, つたい歩きでは不安 でも少しは具体化されているが, さらに 寝室と廊下, 廊下とトイレに各 3cm 程度の段差があり, つまずきやすい などと具体的に状況を記述すると, 改修の方針が定まりやすくなる

10 11 各活動の困難事項を改善するために, どのような改修を行うのか, その方針を記述する 改善方法は つかまる所を作る つまずかない工夫 立ち上がりの際の支えを確保する などの表現でもよい 段差解消の場合は, 敷居を撤去して平らにする かさ上げ 踏み台設置 スロープ設置 などのように具体的に記述する 一つの改修項目が複数の目的のために行われる場合はまとめて記述してもよい 具体的手段については利用者や家族はもちろん, 住宅改修の専門家 ( リハビリテーション技術者や建築技術者 ) と一緒に考えることが望ましい 可能な限り高さや位置等も記述することが望ましい ( 例 1) 床から cmに手すりを設置することで~ ( 例 2) 廊下とトイレの cmの段差を改修することで~ 様々な角度から検討し, 決定された改修内容の項目 ( 住宅改修の種類 ) をチェックし, 内容を記述する 改修箇所は場所だけでなく 手すり であれば, 便器横壁面 等その取付け位置や寸法等も具体的に記述するとよい その他 の欄には必要に応じて付帯工事を記述する 改修目的, 期待効果に沿ってどのような改修工事を行うのか, また困難な動作や状況がどのように改善されるのか, 改修の方針を具体的に記述すること 住宅改修を行うことによって, 困難な状況の改善にどのように役立つのか, 改修の目的と期待する効果が明確になるよう記載する 明確にしないと, 行った改修が本当に利用者のためになったのか, モニタリングがうまくできなくなる 目的や効果を明確にすることで, 利用者や家族も納得して住宅改修に取り組むことができる 施工事業者や, 必要に応じてリハビリテーションの専門職等とともにプランを検討すること 現場を訪問して, 改修箇所を確認すること また, 可能であれば, 利用者に実際に動作をしてもらって確認するとよい その際, 福祉用具の利用も考慮すること 改修内容を工事の種類ごとに整理すること 整理することで, 住宅改修費の支給対象となるものと, そうでないものを確認することができる < 引用文献 > ( 社 ) シルバーサービス振興会編著 : 介護保険関係者のための住宅改修の手引き (2008 年 6 月 30 日初版発行 )