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介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

訪問介護事業所の役割 1 訪問介護計画や手順書への記載居宅サービス計画に通院介助及び院内介助の必要性が位置付けられている場合に限り 訪問介護サービスとして 介助が必要な利用者が 自宅から病院 受診手続きから診察 薬の受け取り 帰宅までの一連の行為を円滑に行うために訪問介護員が行うべき援助内容を訪問介

17★ 訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて(平成十二年三月三十日 老企 厚生労働省老人保健福祉局企画課長通知)

 

利用者基本情報 基本情報 作成担当者 : 相談日年月日 ( ) 来 所 電話 その他 ( ) 初回 再来 ( 前 / ) 本人の現況在宅 入院又は入所中 ( ) フリガナ 本人氏名 男 女 M T S 年月日生 ( ) 歳 Tel ( ) 住 所 Fax ( ) 日常生活 障害高齢者の日常生活自立度

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申請者の現状 ( 基本情報 ) アセスメント様式 1 作成日 相談支援事業者名 計画作成担当者 1. 利用者の状況 氏名 住所 性別 男 / 女 年齢 [ 持家 借家 GH 入所施設 医療機関 その他 ] 生年月日 電話 携帯 FAX 障がい名疾患名 手 帳 身体 有無申請中総合級詳細 : 視覚聴覚

もくじ 目的 目標 支援体制図 4 運用規準 ) 運用地域 ) 運用開始時期 ) 実施方法 4) 実施手順 5) 個人情報の取扱い 6) 運用に関する留意事項 5 資料 精神障害者の治療中断 4 精神障害者の治療中断の アセスメント項目 適用例 考え方 6

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Microsoft PowerPoint - 矢庭第3日(第6章ケアマネジメントのプロセス)

作成年月日年月日居宅サービス計画書 (1) 第 1 表認定の始期 ( 初回であれば申請日 ) 初回 紹介 継続認定済 申請中 * システム上 被保険者利用者名殿生年月日年月日住所証の 認定年月日 が印居宅サービス計画作成者氏名字される場合は 修正の 1. 必要事項を全て記載し 記載する日付等の整合性

(別表)

ケアマネジメントと介護支援専門員業務の手引_表紙

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事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

9(1) 介護の基本的な考え方 9() 介護に関するこころのしくみの基礎的理解 9() 介護に関するからだのしくみの基礎的理解 9(4) 生活と家事 5 9(5) 快適な居住環境整備と介護 9(6) 整容に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 4 4 理論と法的根拠に基づき介護を行うこと

居宅介護支援事業者向け説明会


軽度者に対する対象外種目の 福祉用具貸与取扱いの手引き 平成 25 年 4 月 綾瀬市福祉部高齢介護課

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平成17年度社会福祉法人多花楽会事業計画(案)

Ⅰ. ケアプラン点検支援マニュアルの指標 書(書(項目 確認項目と点検の視点 1 自立支援 とは何かが説明できる 2 アセスメントをすることとアセスメント表を記載することの違いが理解できている 3 望む生活 とは何かが理解できている 4 望む生活 をアセスメントから導き出せている課 5 望む生活 を

老年看護学実習

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

施設長 副施設長 事務長 施設課長 相談員 入所区分 一般 特例 入所申込日 平成 年 月 日 入所申請受付日 平成 年 月 日 特別養護老人ホームさくら苑入所申請書 特別養護老人ホームさくら苑 施設長 坂本正司 様 入所申込者 - 住所 : 氏名 : 電話番号 : -( )- 入所希望者との続柄

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

書類点検等における通所介護事業所への主な指摘事項について

保監第   号 

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様式第 号 ( 別紙 2) 介護予防サービス 支援計画書 (Ⅰ)(Ⅱ) の記入の仕方 介護予防サービス 支援計画書 (Ⅰ) * 被保険者番号 欄 * 計画作成 ( 変更 ) 日 ( 初回作成日 ) 欄 利用者の介護保険被保険者番号を記載する * 利用者名 生年月日 欄 介護予防支援事

居宅介護支援事業所に係る特定事業所集中減算の取り扱いについて

(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 施設の新築移転により全室個室化され プライバシーは確保されています 居室に私物の持ち込みができ 面会できる相談室も用意されており 過ごしやすい生活環境が整っています 園内はユニバーサルデザインであり 移動しやすいよう配慮

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)各 職場復帰前 受入方針の検討 () 主治医等による 職場復帰可能 との判断 主治医又はにより 職員の職場復帰が可能となる時期が近いとの判断がなされる ( 職員本人に職場復帰医師があることが前提 ) 職員は健康管理に対して 主治医からの診断書を提出する 健康管理は 職員の職場復帰の時期 勤務内容

各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

資料 1( 調査票 ) 在宅介護実態調査調査票 被保険者番号 A 票の聞き取りを行った相手の方は どなたですか ( 複数選択可 ) 1. 調査対象者本人 2. 主な介護者となっている家族 親族 3. 主な介護者以外の家族 親族 4. 調査対象者のケアマネジャー 5. その他 A 票 認定調査員が 概

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まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予


リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

至誠特別養護老人ホーム入所申込みにあたって

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厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A

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2) 各質問項目における留意点 導入質問 留意点 A B もの忘れが多いと感じますか 1 年前と比べてもの忘れが増えたと感じますか 導入の質問家族や介護者から見て, 対象者の もの忘れ が現在多いと感じるかどうか ( 目立つかどうか ), その程度を確認する. 対象者本人の回答で評価する. 導入の質

公共トラックターミナル災害時の運営マニュアル

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

認知症医療従事者等向け研修事業要領

場に結び付けていきます 利用者のための目標設定がポイント 利用者自身がその生活課題に気付き 状況が改善されたときのイメージをもつことが必要です 利用者が主体的になれるよう支援します 非現実的な目標ではなく 実現可能で具体的な目標設定を行ない 利用者が実際に行動に移せるよう支援します 一定期間取り組ん

概要 特別養護老人ホーム大原ホーム 社会福祉法人行風会 平成 9 年開設 長期入所 :100 床 短期入所 : 20 床 併設大原ホーム老人デイサービスセンター大原地域包括支援センター 隣接京都大原記念病院

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

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この面に介護保険被保険者証の写しを貼付してください 様式 1 裏面

計画の今後の方向性

ⅩⅩⅩ

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様式 1 裏面 写しを貼付してください この面に介護保険被保険者証の

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事業内容

(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 〇 施設の新築移転により全室個室となり プライバシーが保護されていると共に 居室に利用者の私物の持ち込みができることなど 利用者の趣向に合った部屋作りがされています 利用者からの聞き取りでも満足感が窺えました また 旧施

就労移行サービス等利用計画 障害児支援利用計画 利用者氏名 ( 児童氏名 ) 山口太郎障害支援区分区分 相談支援事業者名相談支援センターひまわり障害福祉サービス受給者証番号 000XXX### 利用者負担上限額 0 計画作成担当者中村次郎地域相談支援受給者証番号 000XXX??? 計画作成日平成

営に関する基準 省令についての解釈通知および標準様式通知の別紙 4に示された 23の項目を 具備すること とされています 独自 自社のアセスメントシートを使用する場合は 項目がそろっているか再確認が必要です どのツールでも 的確な課題が導きだされることが重要です アセスメントツールを変更する場合は

( 別添様式 2) 喀痰吸引等業務 ( 特定行為業務 ) の提供に係る同意書 下記の内容について十分な説明を受け内容を理解したので 喀痰吸引等業務 ( 特定行為業務 ) の実施に同意いたします 喀痰吸引等 ( 特定行為 ) の種別 口腔内の喀痰吸引該当する ( 実地研修を実施する行為 ) にチェック

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A-2-(1)-1 利用者の自律 自立生活のための支援を行っている A-2-(1)-2 利用者の心身の状況に応じたコミュニケーション手段の確保と必要な支援を行っている A-2-(1)-3 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている A-2-(1)-4 個別支援計画にもとづく日中活動と

ケアマネジメント過程 に係る実施状況確認の視点 宮崎県長寿介護課 平成 年 月改訂版 ( 介護支援専門員研修用 ) 介護保険制度においては 利用者本位のサービス提供 の具体的なシステムとして ケアマネジメント が導入され その担い手として 介護支援専門員 が制度化されました [ アセスメント ケアプ

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サービス担当者会議で検討し 介護支援専門員が判断 決定するものとする 通所系サービス 栄養改善加算について問 31 対象となる 栄養ケア ステーション の範囲はどのようなものか 公益社団法人日本栄養士会又は都道府県栄養士会が設置 運営する 栄養士会栄養ケア ステーション に限るものとする 通所介護

計画相談支援 障がい児相談支援における特定事業所加算に係る基準の遵守状況に関する記録 ( 保存用 ) 平成年月サービス提供分 異動等区分 1 新規 2 継続 3 変更 4 廃止 加算の区分 1 特定事業所加算 (Ⅰ) 2 特定事業所加算 (Ⅱ) 3 特定事業所加算 (Ⅲ) 4 特定事業所加算 (Ⅳ)

居宅介護支援業務マニュアル 居宅介護支援業務は 要介護状態になった場合においても 利用者が可能な限り居宅において 有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮して行われるものです 大分市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例( 平成 26 年大分市条例第 3

簡易型 ADL 評価スケール S-スコア入力支援ソフト Version.1 は宮城県気仙沼保健福祉事務所 ( 気仙沼圏域地域リハビリテーション広域支援センター ) のホームページからダウンロードして御利用ください

介護福祉施設サービス

7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

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2コアメンバー会議の開催時期コアメンバー会議は 事実確認調査で得られた情報や相談 通報内容に基づき 緊急性を判断し 緊急性が高いと判断される事例については 早急に開催します 3 協議内容 虐待の事実認定情報の内容により虐待の事実の有無の判断を行います 情報の内容虐待の事実の有無の判断 高齢者の権利を

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

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< 集計分析結果 > ( 単純集計版 ) 在宅介護実態調査の集計結果 ~ 第 7 期介護保険事業計画の策定に向けて ~ 平成 29 年 9 月 <5 万人以上 10 万人未満 >

3 介護の基本 2 介護職の職業倫理 講師名資格等 兼任 瀬口知子 教員免許福祉 看護 有里さつき 教員免許福祉 看護 宮 ゆかり 教員免許福祉 3 介護の基本 3 介護における安全の確保とリスクマネジメント 教員免許福祉 瀬口知子 教員免許福祉 看護 有里さつき 教員免許福祉 看護 宮 ゆかり 教

別紙 1-2 移乗介助 ロボット技術を用いて介助者による抱え上げ動作のパワーアシストを行う非装着型の機器 移乗開始から終了まで 介助者が一人で使用することができる ベッドと車いすの間の移乗に用いることができる ( ベッドと車いすの間の移乗における使い勝手は ステージゲート審査での評価対象となる点に留

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( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

SBOs- 3: がん診断期の患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 4: がん治療期 ; 化学療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 5: がん治療期 ; 放射線療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 6: がん治療期

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特別養護老人ホーム瑞光の里金表 ( 従来型個室 ) ( 平成 30 年 4 月 1 日現在 ) + 口腔衛生管理加算 介護職員処遇改善加算 + 所定単位数 介護度 ,867 21,516 介護度 ,975 23, 介護度

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通所型サービスの例 ( 典型例として整理したもの ) 現行の通所介護相当 市場 ( 地域支援事業の外 ) で提供されるサービス Ⅰ 通所介護 Ⅱ 通所介護 Ⅲ 通所型サービス A ( 緩和したによるサービス ) Ⅳ 通所型サービス B ( 住民主体による支援 ) Ⅴ 通所型サービス C ( 短期集中

Transcription:

病名や既往歴だけでなく 治療の方針や状況 疾患の症状や痛みの有無について把握するため 利用者やかかりつけ医からの情報を把握する 日々の生活状況を確認し 水分摂取量 睡眠状況 食事量等を含め 健康管理上 必要な情報を把握する ADL,IADL の項目ごとに介護の要否を確認する また支援は具体的に誰がどのように行っているかも把握する 利用者の状態 周囲の環境の両方からアセスメントされているか確認する 疾患との因果関係も考慮し把握する 利用が認知症や精神疾患等で十分に意思伝達ができない場合 観察や家族又は関係者からの聞き取りの情報を得るなどして把握する 本人が問題行動を起こす時のくせや傾向を家族や支援者から情報を得て把握する 家族の認知症についての理解度や利用者の認知症に関する病気の受容がどの程度できているか把握する コミュニケーションが円滑に図れない要因を機能的 気質的 環境的側面から把握する 必要に応じて専門家の意見を聴くなどして アセスメントに活かしているか確認をする ( 口腔機能の問題 歯科医師 歯科衛生士等 ) 介護サービスを利用する以前の生活において 利用者は地域でどのような活動を行っていたのか確認する 以前は行っていたが現在はあきらめてしまっていることや 状態が改善されればまたやってみたいと思えることがあるかなどの意向を把握する 友人 家族の入院や入所 かわいがっていたペットの死など人間関係等に関する環境の変化の有無を把握する 友人や家族 地域の方々とどのようなかかわりを維持しているか確認する 排せつに関する意向や困りごと その原因や背景を把握する 尿漏れや失禁の頻度や起こりやすい場面を把握する 利用者及び家族が工夫していること ( パットの利用など ) を把握する 排せつに関する ADL の状況を把握し 介護力等に合わせた排せつの方法を 24 時間の時間軸で把握する 排泄物の後始末等に関することや衣類の着脱に関する情報を把握する 水分摂取量 活動 内服薬等と排泄の関係性を把握する 食事摂取における困りごととその原因や背景を把握する 食事に関する過度な要求 調理形態や味付けの工夫が必要等 家族の困りごとや介護者のストレスを把握する 必要に応じて専門家に相談したほうがが良いことを把握する 食事時の食べ方や日ごろ食事を共にする人を把握する 誰 ( 家族 近隣 専門職 ) が問題行動と感じているのか把握する 具体的な問題行動がいつどのようにして起こるのかを把握する 家族や近隣の対応はどのようになっているかを把握する 家族や近隣の不安はどのようなものかを把握する 虐待や経済的な課題などについて問題を把握する ターミナルケアについての課題を把握する 主たる介護者の心身状況 ストレの程度を把握する 介護者の介護の状況 介護技術 家事力 仕事の状況 経済力を把握する 介護者の通院の有無 ( 通院の状況 禁止されている行為 ) を把握する 18

2.3.2 アセスメント情報 (1) 課題整理総括表 検討する事例の生活の質の向上に向けては 身体機能の向上だけでなく 家事や外出といった生活機能の向上が必要になります そのため 地域 ケア会議を進める上では ADL IADL といった生活機能や自立できていない生活状況の要因を 個人 環境の視点で整理 評価 ( アセスメント ) することが重要になります 利用者名 自立した日常生活の阻害要因 ( 心身の状態 環境等 ) 状況の事実 1 1 4 現在 2 要因 3 改善 / 維持の可能性 4 備考 ( 状況 支援内容等 ) 移動室内移動自立見守り一部介助全介助改善維持悪化 屋外移動 原因疾患の療養管理 環境面 本人の心理面 生活歴などの要因も含めて分析しているか確認する 自立見守り一部介助全介助改善維持悪化 食事食事内容支障なし支障あり改善維持悪化 食事摂取自立見守り一部介助全介助改善維持悪化 調理自立見守り一部介助全介助改善維持悪化 排泄排尿 排便支障なし支障あり改善維持悪化 殿 2 5 課題整理総括表 3 6 現在 と必要な援助を利用した場合の生活行為課題の 改善/ 維持の可能性 を比較し 本人の生活のどこに課題があって 支援をすると何が改善するかを確認し この結果とケアプランが整合するようにする 自立には いつでもどこでも可能な 自立 と限定的な条件や作成日 / / 場所のみでの 自立 があり 自立であっても改善の余地を残していないかを確認する 利用者及び家族の生活に対する意向 見通し 5 生活全般の解決すべき課題 ( ニーズ ) 案 6 排泄動作 口腔 口腔衛生 口腔ケア 服薬 入浴 更衣 掃除 洗濯 整理 物品の管理 金銭管理 買物 コミュニケーション能力 認知 社会との関わり 褥瘡 皮膚の問題 行動 心理症状 (BPSD) どのような支援を行えば現在の状態の維持 改善 向上につながるかなど 予測を立てた 見通し となっているか 見通しがアセスメントから判断して適切であるかどうか 優先順位は適切かどうか確認する 介護力 ( 家族関係含む ) 居住環境 支障なし支障あり改善維持悪化 支障なし支障あり改善維持悪化 改善維持悪化 1 本書式は総括表でありアセスメントツールではないため 必ず別に詳細な情報収集 分析を行うこと なお 状況の事実 の各項目は課題分析標準項目に準拠しているが 必要に応じて追加して差し支えない 2 介護支援専門員が収集したた客観的事実を記載する 選択肢に 印を記入 3 現在の状況が 自立 あるいは 支障なし 以外である場合に そのような状況をもたらしている要因を 様式上部の 要因 欄から選択し 該当する番号 ( 丸数字 ) を記入する ( 複数の番号を記入可 ) 4 今回の認定有効期間における状況の改善 / 維持 / 悪化の可能性について 介護支援専門員の判断として選択肢に 印を記入する 19 5 要因 および 改善/ 維持の可能性 を踏まえ 要因を解決するための援助内容と それが提供されることによって見込まれる事後の状況 ( 目標 ) を記載する 6 本計画期間における優先順位を数字で記入 ただし 解決が必要だが本計画期間に取り上げることが困難な課題には - 印を記入

2.3.3 居宅サービス計画書 基本情報 アセスメント情報 提供されているサービスの情報との整合がとれているかを確認しましょう 各項目に記入もれが ないか確認する 利用者及び家族が利用者の生活をどのように過ごしたいのかを具体的に書かれて いるか確認する 利用者 家族が生活においてどのような点を改善したいと考えているか確認する 利用者 家族を含むケアチームが 目指す べき方向性を確認し合える内容が記載さ れているか確認する 20

第 2 表は 解決すべき課題 ( ニーズ ) 長期目標と短期目標 援助内容が連動した内容になっていることがポイントです 多職種の視点からこのポ イントを押さえた内容になっているか確認しましょう 第 2 表居宅サービス計画書 (2) 作成年月日 年月日 利用者名 生活全般の解決すべき課題 ( ニーズ ) 殿 目標 援助内容 長期目標 ( 期間 ) 短期目標 ( 期間 ) サービス内容 1 サービス種別 2 頻度 期間 解決すべき課題を目指した達成可能な目標設定になっているか確認する 認定期間も考慮しながら 長期目標を達成するために必要な期間として適切か確認する アセスメント結果を踏まえて適切な目標設定になっているか確認する ( 支援者側の目標設定 サービス内容を目標に設定等 ) 短期目標達成に必要なサービス内容となっているか確認する 医療ニーズの高い利用者には 医療サービスも盛り込まれているか確認する 主治医意見書 サービス担当者会議の意見を反映しているか確認する 長期目標を達成するための段階的な目標と期間になっているか確認する サービス提供事業所が作成する担当者の個別サービス計画を立てる際の指標になっているか確認する 抽象的な目標ではなく具体的な目標設定になっているか確認する それぞれの課題 ( ニーズ ) が導き出された原因や背景を押さえているか確認する 改善すべき課題の項目として適切に整理できているか確認する 利用者の自立を阻害する要因等について 相互関係をも含めて明らかにしているか確認をする 家族支援やインフォーマルサービスなども必要に応じて記載されているか確認する サービスの選択が過不足なく適正に行われているか把握する 1 保険給付の対象となるかどうかの区分 について 保険給付対象内サービスについては 印を付す 2 当該サービス提供を行う事業所 について記入する 21

第 3 表は第 2 表で計画した具体的な支援の内容を 週単位で示した帳票です 利用者の本来の日常生活リズム ( 主な日常生活上の活動 ) を把握した上で 介護保険サービス等を含めた支援内容が組み込まれたことにより 利用者の生活リズムがどのように変化しているかがわかります 週単位で行われる支援内容を 曜日 時間帯で示すことで 利用者及び家族が自分たちの生活リズムを管理することができます 第 3 表 利用者名 深夜 早朝 午 前 午 後 夜 間 深 夜 4:00 6:00 8:00 10:00 12:00 14:00 16:00 18:00 20:00 22:00 24:00 2:00 4:00 月 週間サービス計画表 作成年月日年月日殿年月分より火水木金土日主な日常生活上の活動介護保険サービス以外の取り組みについても記載ができており 家族の支援や利用者のセルフケアなどを含む生活全体の流れを把握する 円滑なチームケアが実践できるような わかりやすい記載となっているか確認する 同居家族や近隣の支援者のスケジュールも記載されているか確認する 週単位以外のサービス 欄がサービスの全体像や中長期的なサービス計画の把握のためにあることを理解し 短期入所や住宅改修 通院状況などを記載するなどして活用している 週単位以外のサービス 22

第 4 表 参加していない専門職の意見について照会された内容や方法について確認する 直近のサービス担当者会議で議論された項目について参加した専門職の意見を確認する 実際に支援にあたっている専門職の見解を把握する 利用者や家族の意向が適切に議論に反映されているか把握する 利用者や家族の意向を尊重しつつ 自立支援の観点からの合意形成について確認する 支援内容や方法等 具体的な支援のあり方がどのようにして決定したかを確認する なぜ解決できないのか理由を確認する 地域の課題によるものか利用者個人が原因で残された課題なのかを確認する 残された課題に対する参加した専門職の見解を確認する 23

2.3.4 提供されているサービスの情報 提供されているサービスの個別サービス計画書の目標とケアプランの内容の整合がとれ ているかを確認しましょう 訪問介護計画書 ホームヘルプサービス Sステーション は 以下のサービスを提供させていただきます ふりがな 性別 年齢 住 所 氏名 生年月日 介護度 派遣日時 No. 1 派遣目標 長期目標 短期目標 1 食事 2 排泄 3 着脱 4 身体の保清 5 移乗 6 外出 7 服薬管理補助 8 見守り 9 その他 身体介護 短期目標は 長期目標を達成するための段階的な目標と期間になっている 抽象的な目標ではなく具体的な目標設定になっている ケアプランの短期目標に沿った目標設定及び支援内容になっているか把握する 生活支援 10 調理 11 環境整備 12 買物 13 手続き 14 その他 乗降介助 他サービス利用状況 心のケア 注意事項 基本サービス 平成年月日上記記載の援助計画に同意する 利用者氏名印住所 代理者氏名印担当者印 平成年月日 評価 利用者氏名 代理者氏名 24

2.3.5 その他 (1) 主治医意見書 医学的な情報については 主治医意見書を参考にしましょう 他科受診のある場合 他の医師から必要な医療情報を得ているか確認する 作成から時間が経過している場合には 本人の状態が変化している可能性があるため 日付を確認する 現在の体重だけでなく 過去 6 ヶ月の変化に着目し その理由を確認する 基本情報の 現病歴 既往歴と経過 と照らし合わせ 介護支援専門員の情報や認識と一致しているか確認する 生活機能の低下の要因となった傷病名を確認する 基本情報の現病歴 既往歴との整合も確認する (3) 現在あるいは今後発生の可能性の高い状態とその対応方針 (4) サービス利用による生活機能の維持 改善の見通し について確認する 感染症が有の場合には 専門職から対応や配慮に関する意見を引き出せているか確認する 25