町立宝達志水病院改革プラン 平成 29 年 5 月 宝達志水町

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Ⅰ 新改革プランの策定 1. 策定の趣旨 公立病院は 地域における基幹的な医療機関として 地域医療の確保のため重要な役割を果たしていますが 多くの公立病院で経営状況の悪化や医師不足等のために 医療提供体制の維持が厳しい状況になっていることから 総務省では 平成 19 年 12 月に 公立病院改革ガイ

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10. と畜場事業 Ⅰ 概要及び沿革と畜場事業は 食用に供する目的で 獣畜 ( 牛 馬 豚 めん羊及び山羊 ) をと殺し 又は解体するために施設を設置し 必要な施設及び設備の維持管理や と畜検査員による食肉の衛生検査を行い 生産者にとっての畜産物の供給先を提供するものである と畜場は と畜場法の第

2. 療養型病院 (1) 機能性の状況 療養型病院 施設数 ( 施設 ) 470 病床数 ( 床 ) 利用率 90.3 在院日数 ( 日 ) 92.7 入院外来比 0.52 新患率 日平均患者数 ( 人 ) 入院 外来 床当たり医業収益 ( 千円 )

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別記 1 団体コード 施設コード 新公立病院改革プランの概要 団体名 プランの名称 策定日 国保国吉病院組合 いすみ医療センター新改革プラン 平成 30 年 3 月 29 日 病院の現状 ( 1) 地域医療構想を踏まえた役割の明確化 1 2 対象期間 病院名 所在地 病床数 診

平成 27 年度新潟県病院事業決算の概要 高度医療の提供 県民から信頼される県立病院づくり 災害に備えたトリアージ訓練 出向く医療 ~ 訪問看護 ~ 新潟県病院局

加賀市病院事業改革プラン進捗状況 ( 地域医療審議会資料 ) 平成 23 年 9 月 加賀市

21年度表紙面付け

資金不足等解消計画書 平成 30 年 9 月 山形県病院事業

平成 27 年度岩国市下水道事業決算の要領 下水道事業の経営成績と財政状態をお知らせするため 平成 27 年度決算の要領を公表します 1. 業務量 下水道区域の拡大により 処理人口は 260 人増加し 年間有収水量は 52,674 m3増加しました 区分 平成 27 年度 平成 26 年度 処 理

一般会計負担の考え方

第3 法非適用企業の状況

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

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H21年事業年度業務実績評価

大垣市民病院改革プラン実施計画の概要 1. 実施計画策定までの経緯総務省が平成 19 年 2 月に示した 公立病院改革ガイドライン を踏まえ 当院では 平成 21 年 3 月に 大垣市民病院病院改革プラン を策定し 病院事業経営の改革に総合的に取り組みました 平成 25 年度以降 改革プランは 大垣

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4 地方公営企業会計基準の見直しの影響 ( 概要 ) 地方公営企業会計基準の見直しのため 平成 23 年度に地方公営企業法施行令等を改正し その改正内容が平成 26 年度予算 決算から全面的に適用となっている (1) 見直しの趣旨 昭和 41 年以来大きな改正がなされていない地方公営企業会計制度と国

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地域医療構想の概要 1 地域医療構想の位置づけ 平成 25 年 3 月に 医療法に基づき 本県の疾病対策及び医療提供体制の基本方針である第 6 期岐阜県保健医療計画を策定した 平成 27 年 4 月に施行された改正医療法に基づき 保健医療計画の一部として 将来 (2025 年 ) あるべき医療提供体

( 図表 1) 平成 28 年度医療法人の事業収益の分布 ( 図表 2) 平成 28 年度医療法人の従事者数の分布 25.4% 27.3% 15.8% 11.2% 5.9% n=961 n=961 n= % 18.6% 18.5% 18.9% 14.4% 11.6% 8.1% 資料出所

塩竈市立病院新改革プラン ( 案 ) 平成 29 年 1 月

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貝監第  号

第 2 章 12 宅地造成事業 12. 宅地造成事業 Ⅰ 概要及び沿革宅地造成事業とは 地域の計画的開発と既成都市の再開発を目的とする事業であり 臨海土地造成事業 内陸工業用地等造成事業 流通業務団地造成事業 都市開発事業 ( 土地区画整理事業 市街地再開発事業 ) 及び住宅用地造成事業の各事業を総

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2 収支の状況 一般病院の収支の状況は次のとおりです 1 収益構造として 総収益に占めるの割合は96.0 に占める収入の割合は69.1 同収入の割合は26.7 でした 2 に対する費用の割合は 人件費率 52.4 前年度比 0.1ポイント増 医療材料費率 21.5 同 0.3ポイント増 給食材料費率

健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

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平成13年度大阪府水道事業会計決算概要

3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

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地方公営企業会計基準の見直しについて(完成)

 資 料 2 

経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

仙北市地域医療計画

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市立美唄病院経営健全化計画書 平成 22 年 3 月 美唄市

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で 1 年以内に支

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平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

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01 【北海道】

瀬戸内市民病院新改革プラン 平成 29 年 3 月 瀬戸内市

別添 2 租税特別措置法施行令第 39 条の25 第 1 項第 1 号に規定する厚生労働大臣が財務大臣と協議して定める基準を満たすものである旨の証明願平成年月日厚生労働大臣殿 租税特別措置法施行令第 39 条の25 第 1 項第 1 号に規定する厚生労働大臣が財務大臣と協議して定める下記の基準を満た

全自病協第 582 号 平成 27 年 2 月 13 日 地方会議担当支部長様 公益社団法人全国自治体病院協議会 会長 邉見公雄 平成 27 年度地方会議における共通議題について 日頃から支部活動にご尽力をいただき感謝申し上げます さて 平成 27 年度地方会議における共通議題について 常務理事会で

議案第 59 号 平成 28 年度安芸高田市水道事業会計補正予算 ( 第 1 号 ) ( 総則 ) 第 1 条平成 28 年度安芸高田市水道事業会計の補正予算 ( 第 1 号 ) は 次に定めるところによる ( 収益的収入及び支出 ) 第 2 条平成 28 年度安芸高田市水道事業会計予算 ( 以下

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の経営改善に向けた取組が必要である 当該指標が 100% 以上の場合であっても 現金等の流動資産が減少傾向にある場合や一時借入 金等の流動負債が増加傾向にある場合には 将来の見込みも踏まえた分析が必要である 4 累積欠損金比率 (%) 当年度未処理欠損金 営業収益 事業の規模に対する累積欠損金 (

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平成 31 事業年度 自平成 31 年 4 月 1 日 (2019 年 4 月 1 日 ) 至平成 32 年 3 月 31 日 (2020 年 3 月 31 日 ) 第 15 期 事業計画 ( 案 ) 本州四国連絡高速道路株式会社 - 0 -


医療機能分化連携推進事業 1 対象事業者 病床を有する医療機関 2 支援対象 既存病床を回復期病床に転換する際に必要となる施設 設備整備費 設備整備 H27~ 継続対象リハビリを行うための治療機器や訓練機器等の導入経費 物理療法を実施するための 超音波治療器や温浴療法用装置の導入事業例 運動療法を実

されるなど 公営企業に対する環境や評価については 今後ますます厳しくなることが予想される こうした状況の変化にも対応できるだけの経営体力を醸成することはもちろんであるが 一方で採算性の面で課題のある分野についても 公立病院が引き続き担わざるを得ない分野があると考えられる 特に救急分野においては 和歌

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

Taro-中期計画(別紙)

07佐渡

届出上の注意 1 届出前 1 ヶ月の各病棟の勤務計画表 ( 勤務実績 ) 及び 2 つの勤務帯が重複する各勤務帯の申し送りの時間が分かる書類を添付すること 2 7 対 1 特別入院基本料及び 10 対 1 特別入院基本料を算定する場合には 看護職員の採用活動状況等に関する書類を添付すること

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新公立病院改革プラン - 君津中央病院企業団経営計画 - ( 平成 29 年度 ~ 平成 32 年度 ) 追補版 平成 29 年 2 月

キャッシュ・フロー計算書について

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平成 29 年度第 1 回徳島県医療審議会 質疑 調整会議での議論を待たずしてかなりの病床の移動が起こりつつある それをコントロールできないと 調整会議そのものが意味をなさなくなるのではないか 1 当会議の運営要領を定めてはどうか 2 病床機能分化 連携推進体制整備事業について当会議の審議事項として

第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 , % % % %

別添 2 地域医療再生計画作成指針 第 1 地域医療再生計画作成の趣旨 国としては 円高 デフレ対応のための緊急経済対策 ( 平成 22 年 10 月 8 日閣議決定 ) において 都道府県に設置されている地域医療再生基金を拡充し 高度 専門医療や救命救急センターなど都道府県 ( 三次医療圏 ) の

2007財政健全化判断比率を公表いたします


山形県庄内町平成 28 年 11 月 ( 訂正版 ) 平成 26 年度決算に基づく健全化判断比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 3 条第 1 項の規定により 健全化判断比率を公表 いたします 健全化判断比率は 自治体の財政が健全かどうかを表す指標です 地方公共団体の財政の健全化に関する法

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1. 病院経営の鍵となる指標 病床利用率の推移 1.1 病床稼働率は平均80 強 病院報告 病床稼働率と病床数の不思議な関係 は入院収益そのものに直結します人件費や設備投資などの固定費が多い病院 全病床 6 精神病床 5 は 病床稼働率が一定の水準を下回ると一気に赤字経営に陥りますそのた

山梨県地域医療再生計画 ( 峡南医療圏 : 救急 在宅医療に重点化 ) 現状 社保鰍沢病院 (158 床 ) 常勤医 9 名 実施後 社保鰍沢病院 峡南病院 (40 床 ) 3 名 市川三郷町立病院 (100 床 ) 7 名 峡南病院 救急の重点化 県下で最も過疎 高齢化が進行 飯富病院 (87 床

第 2 部 医療圏と基準病床数 ( 第 1 章医療圏 ) 第 2 部 医療圏と基準病床数 医療圏とは 地域の医療需要に対応して包括的な医療を提供していくための区域であり 具体的には 医療資源の適正な配置と医療提供体制の体系化を図るための 地域的単位のこ とです 医療圏は 医療法により 初期の診断 治

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中期行動計画成24 年度の具体的な行動計画成24 年度の取組結果18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター [ 所管課 : 経 ) 雇用推進課 ] 1 団体目標 新方針重点取組目標 18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター 1 団体の廃止 新公益法人制度への対応平成 28 年度までは 施設の用

1 検査の背景 国立大学附属病院は 平成 16 年の国立大学の法人化以降 収支の企業的管理が必要 となり 個々の国立大学附属病院がその経営について独自に責任を負うこととなった そして 医療制度改革等では 国立大学附属病院を含めた病院の役割分担による医 療提供体制の再構築が求められている さらに 医療

政策課題分析シリーズ10(本体2)

(2) 料金形態 * 施設ごとの状況が分かるよう記載すること 料金の概要 考え方 温泉使用料月額毎分 1 リットル当たり 2,592 円 ( 湯梨浜町営温泉施設の設置及び管理に関する条例第 10 条第 2 項の規定によります ) 温泉スタンド利用料 1 回 97 リットル 100 円 ( めぐみのゆ

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平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

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平成 29 年度下水道事業会計予算概要 収益的収入及び支出 企業の経営活動の予定であり 1 年度間に発生すると予想される営業上の収益とこれに対する費用を計上したものです 具体的には 収入には下水道使用料が主に計上され 支出にはサービスの提供に要する人件費 物件費等諸経費が計上されます 収益的収入 (

連結実質赤字比率 ) 実質赤字比率 =A/B*100が負一般会計等 2 会計名学童等災害共済学童等災害共済事業 数の場合における A/B*100の絶対 一般会計等 2 実質収支額 値 一般会計等 3 会計名 中小企業従業員中小企業従業員退職金等

別紙様式 1-1( 平成 19 年度承認計画用 ) 西総財第 7 7 号 平成 23 年 8 月 26 日 静岡財務事務所長 殿 西伊豆町長藤井武彦印 財政健全化計画等執行状況報告書 以下の財政健全化計画等の執行状況について 別紙のとおり報告します 財政健全化計画 公営企業経営健全化計画上水道事業

松山市水道事業 平成 24 年度決算の財務諸表 現行会計基準と新会計基準適用との比較 松山市公営企業局

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愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

7 対 1 10 対 1 入院基本料の対応について 2(ⅲ) 7 対 1 10 対 1 入院基本料の課題 将来の入院医療ニーズは 人口構造の変化に伴う疾病構成の変化等により より高い医療資源の投入が必要となる医療ニーズは横ばいから減少 中程度の医療資源の投入が必要となる医療ニーズは増加から横ばいにな

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 分析の考え方 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で

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町立宝達志水病院改革プラン 平成 29 年 5 月 宝達志水町

町立宝達志水病院改革プラン 目 次 Ⅰ はじめに 1 1 町立宝達志水病院の現状と課題 1 2 町立病院の体制等 1 3 町立病院経営改善のこれまでの取り組み経緯 2 Ⅱ 町立病院が果たすべき役割及び一般会計負担の考え方 3 1 町立病院が果たすべき役割 3 2 一般会計における経費負担の考え方 3 Ⅲ 経営の効率化 4 1 経営指標に係る数値目標の設定 4 2 目標達成のための具体的な取り組み 4 3 改革プランにおける数値目標 6 Ⅳ 公立病院の再編 ネットワーク化の取り組み 8 Ⅴ 経営形態の見直し 10 Ⅵ 地域医療構想を踏まえた役割の明確化 10 Ⅶ 新改革プランの評価と見直し 11 別紙 ( 収支計画 ) 12

宝達志水町病院改革プラン Ⅰ はじめに 1 町立病院の現状と課題新改革プランの目指すところは 前改革プランと大きく変わるものではないが 平成 29 年 5 月予定の新病院開院を踏まえ策定するものである 町立病院を取り巻く環境は 国の医療費抑制政策による診療報酬のマイナス改定や臨床研修制度による医師不足の影響に加え 国の三位一体の改革に伴う地方交付税の大幅削減等により大変厳しい状況にある また 人口減少や少子高齢化が急速に進展する中で 医療需要が大きく変化することが見込まれ 適切な医療提供体制の再構築に取り組んでいくことがますます必要となってくる 病院 ( 志雄病院 ) の経営状況は 平成 14 年度から平成 27 年度までの 14 年間にわたり経常収支が黒字となり 平成 13 年度末に3 億 2 千万円余りあった累積欠損金は 平成 24 年度で解消された 今後も健全経営を目指すものであるが 平成 29 年 5 月の新病院開院により 減価償却費 企業債償還額が大幅に増えることから 引き続き 経営効率化 再編 ネットワーク化 経営形態の見直しとの視点に立った改革を継続し 地域における良質な医療を提供していく必要がある 診療報酬 医療保険から病院等の医療機関に支払われる治療費のこと 臨床研修制度 大学卒後に実施される医師の資質を向上させるための義務的研修で 期間は2 年間 2 病院の体制等 ( 平成 29 年 3 月現在 ) 町立病院の診療体制は 次のとおりである 1 病床数 100 床一般病床 60 床医療療養病床 20 床 - 1 -

介護療養病床 20 床 ( 平成 29 年 5 月からの病床数はP5に記載 ) 2 標榜診療科内科 外科 整形外科 眼科 皮膚科 歯科 リハビリテーション科 3 職員数 ( パート職員除く )92 人 (H28.4.1 現在 ) 医師 歯科医師 7 人看護師 准看護師 43 人技師 17 人事務 9 人その他 16 人 医療療養病床 健康保険法及び高齢者の医療の確保に関する法律の規定に基づき 医療 看護 介護及び機能訓練 ( リハビリテーション ) などが受けられる病床 介護療養病床 介護保険法の規定に基づき 療養上の管理 看護 医学的管理の下における介護やその他の世話 および機能訓練や必要な医療が受けられる病床 3 病院経営改善のこれまでの取組み経緯病院内での毎月の経営者会議や運営会議において経営改善の取組みを検討してきた 増収対策としては 平成 19 年度には看護配置基準の10 対 1への移行による入院基本料の引き上げを図った 経費の削減策として 平成 21 年度から薬品の共同購入 平成 22 年度から診療材料の委託在庫方式 (SPDシステム) の導入を図った 平成 26 年度には電子カルテ化の実施など IT 化の推進による業務の効率化 共有化にも取り組んできた 看護配置基準 入院患者に対して病棟看護師が何人配置されているかを示す基準で 基準の違いにより診療報酬が増減する 当院の一般病床の看護配置基準は 平成 19 年 7 月から10:1( 常時 患者 10 人に対して看護師が1 人以上 ) を取得している - 2 -

電子カルテ 従来医師が診療の経過を記入していた紙のカルテを電子的なシステムに置き換え 電子情報として一括してカルテを編集 管理し データベースに記録する仕組み またはその記録のこと Ⅱ 町立病院が果たすべき役割及び一般会計負担の考え方 1 町立病院が果たすべき役割国保直診病院である町立病院は 地域に密着した病院として地域住民の健康と医療の確保のために果たすべき役割を今後も継続して提供することが求められている 特に医療 保健 福祉 ( 介護 ) の連携については 体制を強化し 地域包括医療 ケア の更なる構築を図る必要がある また 町の保健部門と連携して医療費の抑制策にも取り組むものとし 特定健康診査 特定保健指導事業を積極的に実施するものとする 国保直診病院 地方自治法第 244 条の 公の施設 であり かつ 国民健康保険法第 82 条の 保健事業 の一環として 予防と診療の一体的提供 を行うために設置された病院をいう 地域包括医療 ケア 治療のみならず保健事業 ( 健康づくり ) 在宅ケア リハビリテーション 福祉 介護サービスのすべてを包括するもので 施設ケアと在宅ケアとの連携及び住民参加のもとに 地域ぐるみの生活 ノーマライゼーションを視野に入れた全人的医療 ケアをいう 特定健康診査 特定保健指導 メタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) の予防 改善のため 医療保険者に実施が義務づけられた 2 一般会計における経費負担の考え方一般会計から病院事業への経費負担は 総務省自治財務局長通知の繰出し基準を基本とし 現在の適用は次のとおりである 1 病院の建設改良に要する経費 - 3 -

2 企業債償還元利に要する経費 3 救急医療の確保に要する経費 4 高度医療に要する経費 5 経営基盤強化対策に要する経費ア不採算地区病院の運営に要する経費イ医師及び看護師等の研究研修に要する経費ウ病院事業会計に係る共済費用の負担に要する経費エ医師の派遣に要する経費一般会計の実負担額については 繰出基準額 地方交付税の算定基準等を参考に決定する Ⅲ 経営の効率化 1 経営指標に係る数値目標の設定町立病院は地方公営企業として 地域医療の確保のため自らに期待されている役割に基づき 住民に対し恒常的に良質の医療を提供するとともに 安定的な経営基盤を確保する必要がある このことから主要な経営指標に 数値目標を掲げ 積極的に経営の効率化を図るものとする なお 対象期間は平成 28 年度から平成 32 年度までとする ( 目標数値設定の考え方 ) 新病院建設後に起債の償還額及び減価償却費が増大するため 経常収支が当面赤字となるが早期の黒字化を目指す 病床利用率 外来患者数の増加による収入確保 診療単価の引き上げによる収入確保 経費 材料費など費用比率の抑制 職員数の適正管理による人件費の節減 2 目標達成のための具体的な取り組み 数値目標を確実に達成するとともに 新病院開院後の経営安定を図る ため 次に掲げた主要事業について計画的に取り組んでいくものとする - 4 -

(1) 民間的手法の導入 1 診療科の構成は病院の経営を大きく左右するため 地域住民の医療需要と採算性を考慮し 絶えず診療科の見直しを行う 一定数の患者が見込めない場合は 病病連携 病診連携など他の医療機関との連携を強化し 町内における唯一の病院として全面的に対応しなければならない場合を除き経営改善の見込めない診療科については 廃止も含めあり方を検討する 2 高度医療機器については 近隣の医療機関との共同利用を推進する 3 日常業務のうち医療事務 給食 清掃などは既に民間に業務委託しているが 他の業務にも拡大できないか検討する (2) 事業規模 経営形態の見直し 1 平成 29 年 5 月に開院予定の新病院は病床数 100 床 ( 一般 60 床 療養 40 床 ) から30 床削減し70 床 ( 一般 43 床 療養 27 床 ) とする 平成 29 年度中に一般病棟内に地域包括ケア病床を8 床設ける 2 経営形態の見直しは 引き続き検討する (3) 経費削減 抑制対策 1 医療事務を始め委託業務の契約内容の見直し 2 人件費及び人件費比率の適正化策 ( 職員数の適正管理 ) 3 診療材料費 薬品費の削減策として 共同購入の拡大 4 省エネ対策などによる光熱水費等の管理経費の削減 5 高額な医療機器は近隣病院との共同利用を推進 (4) 収入増加 確保対策 1 医師 看護師など優秀な医療スタッフの確保 育成 2 待ち時間の短縮等患者サービスの充実 3 超高齢化に向け 在宅医療の充実 ( 訪問看護 訪問介護等 ) 4 診療報酬改定に対応した実施事業の見直し 5 未収金の発生防止 早期回収対策の徹底 6 請求もれ 査定減の防止 7 ベッドコントロールの徹底 - 5 -

ベッドコントロール 予約入院や救急入院が円滑に行われるよう また 在院日数の調整等病床 全体をコントロールすること (5) 経営感覚に富む人材の登用及び事務職員の人材開発の強化病院事業の経営改革に強い意識を持ち 経営感覚に富む人材を幹部職員に登用する また 医療経営の専門性の高まり 医療を巡る環境の急激な変化を踏まえ 事務職員の人材開発が急務である このため 一般会計の異動による影響を無くするため 特に医事専門職員の計画的な採用が必要である (6) その他 1 医療の安全体制の充実や質向上のため職員の研修 学会への参加を促進 2 病院の機能は医師を中心に展開しており 医師をはじめ全職員の経営意識の改革 3 新改革プランにおける数値目標詳細は別紙参照 (P12) H27 年度 決算 H28 年度 H29 年度 H30 年度 H31 年度 H32 年度 経常収支比率 (%) 104.8 96.1 100.7 93.1 93.3 94.8 職員給与比率 (%) 70.3 73.6 72.1 72.1 72.1 70.4 医業収益対材料費比率 (%) 11.1 12.4 11.9 11.9 11.9 11.9 1 日平均入院患者数 ( 人 ) 74.2 74.0 64.0 64.0 64.0 64.0 病床利用率 (%) 74.2 74.0 91.4 91.4 91.4 91.4 1 日平均外来患者数 ( 人 ) ( 医科 ) 1 日平均外来患者数 ( 人 ) ( 歯科 ) 入院患者 1 人 1 日当たり単価 ( 円 ) 155.9 156.0 165.0 165.0 165.0 165.0 15.2 18.0 20.0 20.0 20.0 20.0 23,020 23,000 24,900 24,900 24,900 24,900-6 -

外来患者 ( 医科 ) 1 人 1 日当たり単価 ( 円 ) 外来患者 ( 歯科 ) 1 人 1 日当たり単価 ( 円 ) 医師 ( 医科 ) 1 人 1 日当たり収入 ( 円 ) 医師 ( 歯科 ) 1 人 1 日当たり収入 ( 円 ) 看護部門 ( 医科 ) 1 人 1 日当たり収入 ( 円 ) 5,847 5,985 6,023 6,023 6,023 6,023 3,886 3,920 4,000 4,000 4,000 4,000 333,354 311,413 306,803 306,803 306,803 336,441 43,956 52,054 59,178 59,178 59,178 59,178 41,028 42,263 41,637 41,637 41,637 41,637 一般会計繰入金 ( 千円 ) 202,909 943,334 243,149 194,142 182,056 174,604 病床数 ( 床 ) 100 100 70 70 70 70 経常収支比率 ( 経常収益 経常費用 ) 100 病院の経営活動による収益を示すもの 100% 以上が望ましい 職員給与比率 ( 職員給与費 医業収益 ) 100 医業収益の中で職員給与が占める割合を示すもの 患者 1 人 1 日当たり単価入院収益 年延べ入院患者数外来収益 年延べ外来患者数 医師 看護部門 1 人 1 日当たり収入 ( 入院収益 + 外来収益 ) 年延べ職員数 - 7 -

Ⅳ 公立病院の再編 ネットワーク化の取り組み ( 対象期間 : 平成 28 年度 ~ 平成 32 年度 ) 地域全体で必要な医療サービスが提供されるよう地域における公立病院を 中核的医療を担う基幹病院と日常的な医療確保を行う病院 診療所に再編成し ネットワーク化を進めるものである 町立病院は 二次医療圏としては能登中部医療圏 ( 七尾市 羽咋市 志賀町 中能登町 宝達志水町で構成 ) に属し この中に4つの公立病院 ( 当院 公立能登総合病院 公立羽咋病院 町立富来病院 ) と2つの公立診療所 ( 押水クリニック 志賀クリニック ) があり その他に恵寿総合病院などの民間病院がある また 対応が困難な重症患者については 石川中央医療圏の三次医療機関へ紹介 搬送するなど医療圏域を超えて連携している 医療圏 一次医療圏とは 市町を単位とする 二次医療圏とは 能登中部( 七尾市 羽咋市 志賀町 中能登町 宝達志水町 ) 等の区域を単位とする 三次医療圏とは 都道府県を1つの単位とする 能登中部医療圏の医療体制 能登中部医療圏公立病院等 町立富来病院 脳卒中急性期 回復期医療機関 志賀クリニック 公立羽咋病院 脳卒中急性期 回復期医療機関 急性心筋梗塞急性期 回復期医療機関 国民健康保険志雄病院 脳卒中回復期医療機関 志賀町七尾市 中能登町 羽咋市 宝達志水町 恵寿総合病院 ( 社会医療法人 ) 脳卒中急性期 回復期医療機関 急性心筋梗塞急性期 回復期医療機関 公立能登総合病院 脳卒中急性期 回復期医療機関 急性心筋梗塞急性期医療機関 救命救急センター 災害拠点病院 へき地医療拠点病院 押水クリニック 公立能登総合病院と恵寿総合病院を中心として 公立病院と民間病院が連携して高度専門医療を提供 - 8 -

他医療圏との連携 能登中部医療圏 金沢医科大学病院 地域がん診療連携拠点病院 脳卒中急性期 回復期医療機関 急性心筋梗塞急性期 回復期医療機関 高度周産期医療機関 高度専門小児医療機関 三次救急医療機関 y 金沢医療センター 地域がん診療連携拠点病院 脳卒中急性期 回復期医療機関 急性心筋梗塞急性期 回復期医療機関 高度周産期医療機関 高度専門小児医療機関 災害拠点病院 石川県立中央病院 地域がん診療連携拠点病院 脳卒中急性期 回復期医療機関 急性心筋梗塞急性期 回復期医療機関 いしかわ総合母子医療センター 高度専門小児医療機関 救命救急センター 災害拠点病院 へき地医療拠点病院 金沢市 石川中央医療圏 金沢大学附属病院 県がん診療連携拠点病院 脳卒中急性期医療機関 急性心筋梗塞急性期医療機関 高度周産期医療機関 高度専門小児医療機関 三次救急医療機関 自医療圏内で対応が困難な重症患者については 石川中央医療圏の三次医療機関等へ紹介 搬送 再編 ネットワーク化構想の概要及び町立病院における対応計画の概要 については 次のとおりである (1) 検討 協議の方向性ア構想区域内の公立病院で経営主体を統合し 相互の医療機能の再編を検討する また 経営主体の統合を行わない場合は 病院間において次の取組を検討する 1 病院相互の機能の重複 競合がある場合は 病床規模及び診療科目の見直し 2 医薬品 診療材料の共同購入 3 医師の相互派遣による協力体制 4 医療情報の共有による医療提供の連携体制の構築 イ石川県医療計画に基づき 5 疾病 ( がん 脳卒中 急性心筋梗塞 糖尿 病 精神疾患 )5 事業 ( 周産期 小児 救急 災害 へき地 在宅医療 ) に係る医療連携体制の確立 - 9 -

(2) 検討 協議体制 石川県の策定する地域医療構想 を踏まえ 宝達志水町議会病院 運営特別委員会 において検討 協議する Ⅴ 経営形態の見直し ( 対象期間 : 平成 28 年度 ~ 平成 32 年度 ) 町立病院の経営形態は 地方公営企業法の一部適用団体であり 地方公営企業法のうち財務規定のみ適用している経営状況については 近年は黒字決算となっているが 新病院建設による企業債償還額の増加及び 今後の医師不足 人口減少などの課題に対処するため 健全経営に向けた施策を推進しなければならない 経営形態として考えられる選択肢は 地方公営企業の全部適用 地方独立行政法人 指定管理者制度があるが 現行の地方公営企業法の一部適用を当面継続する 地方公営企業法 地方自治体が公共の福祉増進のために経営する企業のうちで 病院事業や水道事業等に適用される法律である 現在本院では 法の一部 ( 財務 ) のみを適用しているため 地方公営企業法の一部適用団体となる 地方独立行政法人 地方自治体が個別の独立した法人を設立して経営を行わせる形態で 公務員型と非公務員型がある 中期目標に基づく経営が原則で 弾力的な予算執行や経営効率化と透明性が期待できる 指定管理者制度 公の施設の管理主体の範囲を民間事業者まで広げ 民間の経営ノウハウを活用し サービスの向上や施設管理の効率性を目的とする公設民営型制度 Ⅵ 地域医療構想を踏まえた役割の明確化 1 将来の病床数及び病床機能 1 病床数は 平成 29 年 5 月開院予定の新病院では100 床から30 床削減し 70 床とする ( 一般病床 60 床 43 床療養病床 40 床 27 床 ) 平成 29 年度中に一般病床 43 床のうち8 床を地域包括ケア病床とす - 10 -

る 2 病床機能は 急性期 回復期 慢性期とする 2 地域包括ケアシステムの構築に向けて果たすべき役割 1 訪問診療 訪問看護 訪問リハビリ 訪問歯科診療など在宅医療と特 定健診など保健事業を積極的に進める 3 将来の医療機能の数値目標 ( 年間 ) 項目 件数 項目 件数 訪問診療 500 訪問看護 500 訪問リハビリ 1,000 訪問歯科診療 200 手術 150 医療相談 500 救急搬送者数 230 時間外患者数 1,000 Ⅶ 新改革プランの評価と見直し 1 新改革プランの点検 評価 計画の実施状況は 年 1 回点検 評価する 点検 評価は 町議会病院運営特別委員会において行う 2 新改革プランの見直し点検 評価の結果 計画の対象期間のうち 経営指標に係る数値目標の達成が著しく困難であると認めるときは 計画を見直し 必要な改定を行うこととする また 石川県が策定する地域医療構想と整合性が取れない場合は新改革プランを修正する - 11 -

( 別紙 1) 団体名 ( 病院名 ) 町立宝達志水病院 1. 収支計画 ( 収益的収支 ) ( 単位 : 百万円 %) 年度 27 年度 ( 決算 ) 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 37 年度 区分総 収 益 (A)+(D) 1,127 1,111 1,232 1,149 1,149 1,139 1,142 1,169 1,126 1,115 1,113 1. 医業収益 a 979 965 950 950 950 950 950 950 950 950 950 収 (1) 料金収入 888 883 872 872 872 872 872 872 872 872 872 (2) その他 91 82 78 78 78 78 78 78 78 78 78 うち他会計負担金 51 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 2. 医業外収益 145 146 282 199 199 189 192 219 176 165 163 (1) 他会計負担金 補助金 101 99 128 88 88 88 88 88 88 88 88 (2) 国 ( 県 ) 補助金 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 (3) その他 44 47 154 111 111 101 104 131 88 77 75 入経常収益 (A) 1,124 1,111 1,232 1,149 1,149 1,139 1,142 1,169 1,126 1,115 1,113 総費用 (B)+(E) 1,073 1,156 1,688 1,234 1,232 1,201 1,195 1,191 1,125 1,103 1,100 1. 医業費用 b 1,049 1,125 1,198 1,208 1,207 1,176 1,170 1,166 1,100 1,078 1,075 支 (1) 職員給与費 c 688 710 685 685 685 669 669 669 669 669 669 (2) 材料費 109 120 113 113 113 113 113 113 113 113 113 ( うち薬品費 ) 55 59 57 57 57 57 57 57 57 57 57 (3) 経費 178 210 180 175 175 175 175 175 175 175 175 (4) 減価償却費 69 75 194 211 210 197 190 188 130 108 105 (5) その他 5 10 26 24 24 22 23 21 13 13 13 2. 医業外費用 24 31 26 26 25 25 25 25 25 25 25 (1) 支払利息 2 3 4 4 3 3 3 3 3 3 3 出 (2) その他 22 28 22 22 22 22 22 22 22 22 22 経常費用 (B) 1,073 1,156 1,224 1,234 1,232 1,201 1,195 1,191 1,125 1,103 1,100 医業損益 a - b 70 160 248 258 257 226 220 216 150 128 125 経常損益 (A)-(B) (C) 51 45 8 85 83 62 53 22 1 12 13 特 1. 特別利益 (D) 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 別損 2. 特別損失 (E) 0 0 464 0 0 0 0 0 0 0 0 益特別損益 (D)-(E) (F) 3 0 464 0 0 0 0 0 0 0 0 純損益 (C)+(F) 54 45 456 85 83 62 53 22 1 12 13 累積欠損金 流動資産不流動負債 (G) 0 0 0 0 0 40 86 101 94 75 55 ( ア ) 1010 844 772 753 742 754 752 779 806 833 860 ( イ ) 154 215 213 195 180 207 150 150 151 151 151 良うち一時借入金 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 翌年度繰越財源 ( ウ ) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 債当年度同意等債で未借入 ( エ ) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 又は未発行の額務不良債務差引 ( オ ) 856 629 559 558 562 547 602 629 655 682 709 { ( イ )-( エ ) } -{( ア )-( ウ )} (A) 経常収支比率 (B) 100 104.8 96.1 100.7 93.1 93.3 94.8 95.6 98.2 100.1 101.1 101.2 ( オ ) 不良債務比率 a 100 - - - - - - - - - - - a 医業収支比率 b 100 93.3 85.8 79.3 78.6 78.7 80.8 81.2 81.5 86.4 88.1 88.4 ca 職員給与費対医業収益比率 100 70.3 73.6 72.1 72.1 72.1 70.4 70.4 70.4 70.4 70.4 70.4 地方財政法施行令第 19 条第 1 項により算定した資金の不足額 (H) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 資 金 不 足 比 率 (H) a 100 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 病 床 利 用 率 74.2 74.0 91.4 91.4 91.4 91.4 91.4 91.4 91.4 91.4 91.4 12

団体名町立宝達志水病院 ( 病院名 ) 2. 収支計画 ( 資本的収支 ) ( 単位 : 百万円 %) 年度 27 年度 ( 見込 ) 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 37 年度 区分 1. 企 業 債 75 2,002 0 0 0 0 15 0 0 0 0 2. 他会計出資金 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3. 他会計負担金 51 807 77 68 56 49 78 34 34 34 34 収 4. 他会計借入金 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5. 他会計補助金 0 52 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6. 国 ( 県 ) 補助金 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7. その他 12 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 収 入 計 (a) 138 2,861 77 68 56 49 93 34 34 34 34 入うち翌年度へ繰り越される支出の財源充当額 (b) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 前年度許可債で当年度借入分 (c) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 純計 (a)-{(b)+(c)} (A) 138 2,861 77 68 56 49 93 34 34 34 34 1. 建設改良費 118 2,972 15 0 0 0 30 0 0 0 0 支 2. 企業債償還金 57 42 134 131 112 98 125 68 68 69 69 3. 他会計長期借入金返還金 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 出 4. その他 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 支出計 (B) 175 3,016 149 131 112 98 155 68 68 69 69 差引不足額 (B)-(A) (C) 37 155 72 63 56 49 62 34 34 35 35 補てん財源 1. 損益勘定留保資金 37 155 72 63 56 49 62 34 34 35 35 2. 利益剰余金処分額 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3. 繰越工事資金 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4. その他 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 計 (D) 37 155 72 63 56 49 62 34 34 35 35 補てん財源不足額 (C)-(D) (E) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 当年度同意等債で未借入又は未発行の額 (F) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 実 質 財源不足額 (E)-(F) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3. 一般会計等からの繰入金の見通し 注 27 年度 ( 見込 ) 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 ( 単位 : 千円 ) 32 年度 33 年度 34 年度 35 年度 36 年度 37 年度 収益的収支 ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) 152,508 136,842 166,276 126,005 125,789 125,731 125,675 125,667 125,593 125,520 125,446 ( 0) (700,000) 資本的収支 ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) 50,401 806,492 76,873 68,137 56,267 48,873 77,691 34,106 34,179 34,252 34,326 ( 0) (700,000) 合計 ( イ ) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) ( 0) 202,909 943,334 243,149 194,142 182,056 174,604 203,366 159,773 159,772 159,772 159,772 標準財政規模 ( ロ ) 5,455,329 5,287,908 5,061,678 5,016,877 4,751,016 4,554,991 4,314,504 標財規模に占める繰入金の割合 ( イ )/( ロ ) 3.7 17.8 4.8 3.9 3.8 3.8 4.7 #DIV/0! #DIV/0! #DIV/0! #DIV/0! 1 ( ) 内はうち基準外繰入金額 2 基準外繰入金 とは 地方公営企業繰出金について ( 総務省自治財政局長通知 ) に基づき他会計から公営企業会計へ 繰り入れられる繰入金以外の繰入金をいう 13