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(4) 自己評価書及び提出された根拠資料 データは 原則として公開します 公表された著作物等を根拠資料とするときには著作権に配慮してください 公表にふさわしくないものには その旨を記載してください (5) 上記 (1) から (4) に関する具体的な資料 データの示し方等については 当該年度の自己評

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資料 9 今後の高等教育の将来像について 平成 30 年 2 月 8 日文部科学省

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副学長 教学担当 中村 久美 新しい大学づくりに向けた教育の展開 巻頭言 2012年6月に文部科学省が公表した 大学改革実行プラン は 激動の社会における大学機能の再構築を掲げています 教学に関し ては ①学生の主体的な学びの創出や学修時間の拡大化をはじめと する大学教育の質的転換 ②グローバル化に

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

. 実施方法 公表学校関係者評価の実施については 平成 8 年度に行われた 自己点検評価 を学校関係者評価委員の皆さまにご確認いただき 自己点検評価の各項目に対するご意見と評価を取りまとめました また 評価結果については 今後の各校における教育活動や学生指導等 学校運営の改善に活かすとともに教育水準

Transcription:

外国人留学生の就職促進について ( 外国人留学生の就職に関する課題等 ) 平成 29 年 6 月 文部科学省

外国人留学生数の推移 推移 ( 人 ) 260000 240000 220000 200000 180000 160000 140000 120000 100000 80000 60000 40000 20000 0 外国人留学生数 ( 高等教育機関 日本語教育機関 ) うち高等教育機関 ( 大学 短期大学 高等専門学校等 ) うち日本語教育機関 ( 各年 5 月 1 日現在 ) 55,755 64,011 51,298 51,047 117,302 121,812 123,829 109,508 117,927 118,498 95,550 78,812 141,774 132,720 184,155 168,145 163,697 152,062 161,848 137,756 138,075 139,185 135,519 56,317 44, 25,622 32,626 24,092 239,287 83 年 84 年 85 年 86 年 87 年 88 年 89 年 90 年 91 年 92 年 93 年 94 年 95 年 96 年 97 年 98 年 99 年 00 年 01 年 02 年 03 年 04 年 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 208,379 171,122 68,165 出入国管理及び難民認定法 の改正 ( 平成 21 年 7 月 15 日公布 ) により 平成 22 年 7 月 1 日付けで在留資格 留学 就学 が一本化されたことから 平成 23 年 5 月以降は日本語教育機関に在籍する留学生も含めて計上している ( 年度 ) 出身国 地域別 2016 年 5 月 1 日現在 国 地域名 留学生数 ( 前年数 ) 対前年比 国 地域名 留学生数 ( 前年数 ) 対前年比 中国 98,483 (94,111) 4,372 スリランカ 3,976 ( 2,312) 1,664 ベトナム 53,807 (38,882) 14,925 ミャンマー 3,851 ( 2,755) 1,096 ネパール 19,471 (16,250) 3,221 タイ 3,842 ( 3,526) 316 韓国 15,457 (15,279) 178 マレーシア 2,734 ( 2,594) 140 台湾 8,330 ( 7,314) 1,016 その他 24,706 ( 21,756) 2,950 インドネシア 4,630 ( 3,600) 1,030 合計 239,287 (208,379) 30,908 ( 出典 ) 独立行政法人日本学生支援機構 外国人留学生在籍状況調査 2

50.4% 63.6% 10.8% 5.3% 20.0% 5.9% 5.8% 6.0% 0.8% 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 日本において進学希望日本において就職希望日本において起業希望出身国において進学希望出身国において就職 起業希望日本 出身国以外の国において進学希望日本 出身国以外の国において就職 起業希望まだ決めていない不明 3 卒業後の進路希望出典 :( 独 ) 日本学生支援機構 平成 27 年度私費外国人留学生生活実態調査概要 大半が 日本において就職したい 日本において研究したい 出身国において就職したい ( 複数回答あり )

外国人留学生の就職の現状 1 本邦の企業等への就職を目的として在留資格変更許可申請に対して処分した数は増加傾向 平成 27 年は前年比 20.6% 増で過去最高を記録 20,000 15,000 10,000 5,000 ( 人 ) 各年内における在留資格変更許可に対する処分数 我が国の大学 ( 大学院含む ) のほか 短期大学 高等専門学校 専修学校等において学ぶ留学生を含む 3,778 5,264 5,878 8,272 10,262 11,040 9,584 7,831 8,586 10,969 11,647 12,958 15,657 0 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 ( 年 ) 変更後の在留資格別 業種別 出身国 地域別 教授, 684, 4% 経営 管 理, 682, 4% 研究, 102, 1% その他, 398, 3% 製造業, 3,077, 20% 1 中国 9,847 人 ( 前年比 1,500 人,18.0% 増 ) 2 韓国 1,288 人 ( 前年比 53 人, 4.3% 増 ) 3 ベトナム 1,153 人 ( 前年比 542 人,88.7% 増 ) 技術 人 文知識 国際業 務, 13,791, 88% 非製造業, 12,580, 80% 4 台湾 649 人 ( 前年比 135 人,26.3% 増 ) 5 ネパール 503 人 ( 前年比 225 人,80.9% 増 ) ( 出典 ) 法務省入国管理局 留学生の日本企業等への就職状況について

外国人留学生の就職の現状② 外国人留学生の就職者数は近年増加しているが 留学生全体に占める割合は3割程度にとどまる 大学 学部 院 段階における外国人留学生の卒業 修了及び国内就職の推移 人数 単位:人 30,000 25,000 20,000 20,410 19,038 25,114 23,332 22,869 23,799 22,697 15,000 10,000 5,000 卒業 修了者数 大学 4,701 24.7% 5,135 25.2% 6,356 6,199 27.2% 27.1% 7,035 7,129 28.0% 31.4% 0 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 8,367 国内就職者数 大学 35.2% 各年度内に大学 大学院を 卒業 修了した外国人留学生の 進路状況 年度 平成27年 出典 平成27年度外国人留学生進路状況 学位授与状況調査結果 (平成29年4月(独)日本学生支援機構) 大学 学部 院 を卒業 修了した外国人留学生の進路状況 平成27年度に大学 学部 院 を卒業 修了した者 23,799人 のうち 国内に就職した者は8,367人 約35% 出典 平成27年度外国人留学生進路状況 学位授与状況調査結果 (平成29年4月(独)日本学生支援機構) 外国人留学生の就職支援に関する政府の方向性 日本再興戦略改訂2016 平成28年6月2日 において 外国人留学生の日本国内での就職率を現状の3割から5割へ 向上させることを閣議決定 日本における就職を希望する外国人留学生の状況 日本における就職を希望する外国人留学生は全体の約64 を占める 出典 平成27年度私費外国人留学生生活実態調査 (平成28年9月(独)日本学生支援機構)

外国人留学生の就職に係る課題 ( 配属 ) 留学生が希望する職種と実際に採用される職種とのズレの解消が課題 留学生が希望する職種 ( 専攻分野別 ) 採用した外国人留学生の主な職種 ( 右 ) 出典 :2015 年 5 月経済産業省 外国人留学生の就職及び定着に関する調査 調査対象 :5,000 社 ( 全上場企業約 3,600 社のうち従業員数上位 2,500 社及び非上場企業 ( 約 1,700 社 ) のうち従業員数上位 500 社 ) 調査方法 : アンケート調査 ( 郵送 ) 調査時期 :2014 年 2 月 16 日 ~27 日回答社数 535 社 ( 左 ) 出典 :2015 年 5 月経済産業省 外国人留学生の就職及び定着に関する調査 調査対象 :2016 年 3 月までに卒業 修了予定 ( 学部 3 年生 ~4 年生および修士 1 年生 ~2 年生が対象 )) 調査方法 : アンケート調査 ( インターネット ) 調査時期 :2014 年 2 月 16 日 ~27 日回答者数 :1,104 名 6

外国人留学生の就職に関する課題 外国人留学生や高度外国人材へのアンケート調査 ( 複数回答可 ) によると 就職活動上の課題として 1 日本式の就職方法指導や日本語の修得のための支援 2 企業による留学生採用枠の拡大や採用枠の明示 3 留学生向けの就職情報の充実等が挙げられている 外国人留学生の就職及び定着状況に関する調査結果 1 外国人留学生向けの求人が少ない 1 外国人留学生向けの求人が少ない 2 日本の就職活動の仕組みが分からない 2 日本の就職活動の仕組みが分からない 3 日本語による適性試験や能力試験が難しい 3 4 業界研究や企業研究の仕方が分からない 4 5 日本語での面接対応が難しい 5 日本語での面接対応が難しい 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 32.2% 29.0% 25.5% 38.5% 33.8% 平成 27 年度私費外国人留学生生活実態調査 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 1 留学生用就職情報の充実 1 留学生用就職情報の充実 2 在留資格の変更手続きの簡素化 期間 2 在留資格の変更手続きの簡素化 期間短縮短縮 54.1% 50.7% 3 企業主催の留学生用就職説明会の充実 36.8% 6 企業がどのような人材を求めているのか不明 6 24.8% 4 在留資格の変更の弾力化 4 在留資格の変更の弾力化 35.8% 7 入社後の仕事内容が不明確 7 入社後の仕事内容が不明確 8 日本語による書類の書き方が分からない 8 19.8% 22.7% 5 留学生用インターンシップの充実 5 30.4% 出典 : 外国人留学生の就職及び定着状況に関する調査結果 2015 年 3 月新日本有限責任監査法人 ( 経済産業省委託事業 ) 出典 : 平成 27 年度私費外国人留学生生活実態調査 2016 年 9 月 ( 独 ) 日本学生支援機構 一方 企業から見て 外国人留学生が就職活動で改善してほしい点は以下の通り 外国人留学生の就職及び定着状況に関する調査結果 0.0% 20.0% 40.0% 1 日本語能力が不十分 1 日本語能力が不十分 38.9% 2 日本企業における働き方の理解が不十分 2 36.9% 企業側で努力が必要な事項 3 業界研究 企業研究が不十分 3 業界研究 企業研究が不十分 17.7% 大学も協力ができる事項 出典 : 外国人留学生の就職及び定着状況に関する調査結果 2015 年 3 月新日本有限責任監査法人 ( 経済産業省委託事業 )

外国人留学生の就職支援に関する閣議決定等 日本再興戦略改訂 2016 ( 平成 28 年 6 月 2 日閣議決定 )( 抜粋 ) Ⅲ イノベーション ベンチャー創出力の強化 チャレンジ精神にあふれる人材の創出等 2. 多面的アプローチによる人材の育成 確保等 2-3. 多様な働き手の参画 (2) 新たに講ずべき具体的施策 ⅳ) 外国人材の活用 2 外国人留学生 海外学生の本邦企業への就職支援強化 外国人留学生の日本国内での就職率を現状の 3 割から 5 割に向上させることを目指し 留学生に対する日本語教育 中長期インターンシップ キャリア教育などを含めた特別プログラムを各大学が設置するための推進方策を速やかに策定し また 企業との連携実績 インターンシップの実施計画等の観点に基づいた適切な認定等を受けた特別プログラムを修了した者については プログラム所管省庁の適切な関与の下で 在留資格変更手続きの際に必要な提出書類の簡素化 申請に係る審査の迅速化等の優遇措置を講じた上 来年度より 各大学が同プログラムを策定することを支援する 加えて 留学生関係団体と連携した普及広報の強化や外国人雇用サービスセンターにおけるインターンシップや就職啓発セミナー等の充実を通じて 関係省庁が連携し外国人留学生の日本国内での就職を推進する グローバル ハブを目指した対日直接投資促進のための政策パッケージ ( 平成 28 年 5 月 20 日対日直接投資推進会議決定 )( 抜粋 ) 2. 外国企業進出の障害となっている課題の解決方策 (2) グローバル人材の呼び込み 育成 2 外国人留学生の就職支援 2020 年度までに 外国人留学生 ( 学士 修士 博士 ) の我が国での就職率を 5 割に引き上げる (2013 年度現在約 3 割 ) そのため 以下の取組を行う 大学等において日本企業文化やビジネス日本語等を教える講座の開設を倍増させるととともに インターンシッププログラムへの参加者数を増加させる そのため 外国人留学生のうち 大学における日本企業文化やビジネス日本語等講座 インターンシップ等の特別プログラムを修了した者に対して プログラム所管省庁の適切な関与の下で 在留資格変更手続に必要な提出書面の簡素化 申請に係る審査の迅速化等の優遇措置を講じたうえで 来年度より 各大学が同プログラムを策定することを支援する 併せて留学生向け面接会の地方での開催や 外国人雇用サービスセンターにおけるインターンシップや就職啓発セミナー等の充実を図る 未来投資戦略 2017 Society 5.0 の実現に向けた改革 ( 平成 29 年 6 月 9 日閣議決定 )( 抜粋 ) 第 2 具体的施策 Ⅱ Society 5.0 に向けた横割課題 A. 価値の源泉の創出 3. 人材の育成 活用力の強化 (2) 新たに講ずべき具体的施策 ⅳ) 外国人材の活用 4 外国人留学生の就職支援 ODA 等を活用したアジアにおける高度外国人材育成 還流事業である イノベーティブ アジア 事業により 本年度から 2021 年度までの 5 年間でアジアのトップレベル大学等の 1,000 人の優秀な人材に対し 本邦の大学院 研究機関等における理工学等科学分野の研究のための留学や日本国内の企業等でのインターンシップの機会を提供することを目指す また 外国人留学生の日本国内での就職率を向上させるため 本年度から 外国人留学生を対象に 日本語教育 キャリア教育 中長期インターンシップ等を含む 留学生就職促進プログラム を国内の 12 大学において実施するとともに 専修学校においても専修学校グローバル化対応推進支援事業を通じ国内企業への就職支援を行う あわせて 外国人留学生や海外学生の採用を検討している企業等に対しては 外国人雇用サービスセンター等において 雇用管理に関する相談支援やサマージョブ等に係る支援を実施し 外国人留学生等の就職を促進していく

留学生就職促進プログラム 事業概要 成長戦略における 外国人材の我が国企業への就職の拡大 に向け 各大学が地域の自治体や産業界と連携し 就職に必要なスキルである 日本語能力 日本での企業文化等キャリア教育 中長期インターンシップ を一体として学ぶ環境を創設する取組を支援し 外国人留学生の我が国での定着を図るとともに 日本留学の魅力を高め 諸外国から我が国への留学生増加を図る 実施拠点 (12 拠点 ): 北海道大学 東北大学 山形大学 群馬大学 東洋大学 横浜国立大学 金沢大学 静岡大学 名古屋大学 関西大学 愛媛大学 熊本大学 経費の支出例 : インターンシップを行う企業の調整や日本語 キャリア教育を行う人員の経費 プログラム調整の旅費 事務費 等 背景 平成 29 年度予算額 3.6 億円 ( 新規 ) 日本再興戦略改訂 2016 ( 平成 28 年 6 月 2 日閣議決定 )( 抜粋 ) Ⅲ イノベーション ベンチャー創出力の強化 チャレンジ精神にあふれる人材の創出等 2. 多面的アプローチによる人材の育成 確保等 2-3. 多様な働き手の参画 (2) 新たに講ずべき具体的施策 ⅳ) 外国人材の活用 2 外国人留学生 海外学生の本邦企業への就職支援強化 外国人留学生の日本国内での就職率を現状の 3 割から 5 割に向上させることを目指し 留学生に対する日本語教育 中長期インターンシップ キャリア教育などを含めた特別プログラムを各大学が設置するための推進方策を速やかに策定し ( 中略 ) 来年度より 各大学が同プログラムを策定することを支援する 文部科学省 日本学生支援機構 奨学金 ( 学習奨励費 ) 外国人留学生 ( 特別プログラムの受講者 ) 採択 委託 申請 受講 大学 開設 特別プログラム 日本語 ( 日本語能力試験 N1 級のスコア修得 ) キャリア教育 ( 日本企業論等 ) 企業から講師を派遣 就職活動方法 1 か月以上のインターンシップの組み込み コンソーシアムを構築 地方自治体 経済団体 インターンシッププログラムの構築 企業での実務内容の確認 ( 大学 ) プログラム中の定期報告 ( 企業 ) 就職 留学ビザから就労ビザへの切替手続きでの優遇措置 法務省 中小 中堅企業等 インターンシップの提供 留学生採用枠の拡大 経済産業省 配慮 奨励

地 ( 知 ) の拠点大学による地方創生推進事業 ~ 地 ( 知 ) の拠点 COC プラス ~ 平成 29 年度予算額 36 億円 ( 平成 28 年度予算額 40 億円 ) 背景 課題 人口減少が地域経済の縮小を呼び 地域経済の縮小が人口減少を加速させる という負のスパイラルに陥ることが危惧されている 地方 / 東京の経済格差拡大が 東京への一極集中と若者の地方からの流出を招いている 事 業 概 要 大学 自治体 企業等の各種機関が協働し 学生にとって魅力ある就職先を創出 開拓するとともに地域が求める人材を育成するための教育改革を実行 COC+ 推進コーディネーターを配置し 事業協働地域の連携強化や取組の進捗を管理 事業期間 : 平成 27 年度から最大 5 年間支援 選定件数 :42 件 ( 参画大学等 : 計 276 校 ) COC の実施体制 B 大学自治体 A 大学民間団体 C 大学 コーディネーター 企業 コーディネーター D 大学自治体企業 1 事業協働地域の産業活性化 人口集積を推進するため 大学群 自治体 企業等の課題 ( ニーズ ) と資源 ( シーズ ) の分析 21 を踏まえた雇用創出 就職率向上の目標値設定 3 地域が求める人材養成のための教育プログラムを実施するために必要な人的 物的資源の把握 4 教育プログラムの構築 実施 大学 地域特性の理解 ( 地域志向科目の全学必修 ) 専門的知識の修得と地域をフィールドとする徹底した課題解決型学修による地域理解力と課題発見 解決能力の修得等 地方公共団体 企業等 実務家教員の派遣 財政支援 フィールドワークやインターンシップ PBL 等を実施するための場の提供等 E 大学 コーディネーター : 事業協働地域 N P O 成果 事業協働地域における雇用創出 事業協働地域への就職率向上 若年層人口の東京一極集中の解消

大学等における社会人や企業等のニーズに応じた実践的 専門的なプログラムを 職業実践力育成プログラム (BP) として文部科学大臣が認定 目的 プログラムの受講を通じた社会人の職業に必要な能力の向上を図る機会の拡大 認定要件 大学 大学院 短期大学及び高等専門学校の正規課程及び履修証明プログラム 対象とする職業の種類及び修得可能な能力を具体的かつ明確に設定し 公表 対象とする職業に必要な実務に関する知識 技術及び技能を修得できる教育課程 総授業時数の一定以上 (5 割以上を目安 ) を以下の 2 つ以上の教育方法による授業で占めている 1 実務家教員や実務家による授業 2 双方向若しくは多方向に行われる討論 ( 専攻分野における概ね 5 年以上の実務経験 )( 課題発見 解決型学修 ワークショップ等 ) 3 実地での体験活動 職業実践力育成プログラム (BP) 認定制度について ( 概要 ) - Brush up Program for professional - 平成 27 年 3 月教育再生実行会議提言 ( 第 6 次提言 ) 学び続ける 社会 全員参加型社会 地方創生を実現する教育の在り方について 1. 社会に出た後も 誰もが 学び続け 夢と志のために挑戦できる社会へ ( 社会人の多様なニーズに対応する教育プログラムの充実 ) 大学 専修学校等は 社会人が職業に必要な能力や知識を高める機会を拡大するため 社会人向けのコースの設定等により 社会人や企業のニーズに応じた実践的 専門的な教育プログラムの提供を推進する 国は こうした取組を支援 促進するとともに 大学等における実践的 専門的なプログラムを認定し 奨励する仕組みを構築する 4 企業等と連携した授業 ( インターンシップ 留学や現地調査等 ) ( 企業等とのフィールドワーク等 ) 受講者の成績評価を実施 自己点検 評価を実施し 結果を公表 ( 修了者の就職状況や修得した能力等 ) 教育課程の編成及び自己点検 評価において 組織的に関連分野の企業等の意見を取り入れる仕組みを構築 社会人が受講しやすい工夫の整備 ( 週末 夜間開講 集中開講 IT 活用等 ) 有識者会議において 認定要件等を検討 認定により 1 社会人の学び直す選択肢の可視化 2 大学等におけるプログラムの魅力向上 3 企業等の理解増進を図り 厚生労働省の教育訓練給付制度とも連携し 社会人の学び直しを推進 11

平成 23 年中央教育審議会 今後の学校におけるキャリア教育 職業教育の在り方について 答申 職業教育を通じて 自立した職業人を育成し 社会 職業へ円滑に移行させること また 学生 生徒の多様な職業教育ニーズや様々な職業 業種の人材需要にこたえていくことが求められており このような職業教育の重要性を踏まえた高等教育を展開していくことが必要 高等教育における職業教育を充実させるための方策の一つとして 職業実践的な教育のための新たな枠組みを整備 専門学校における職業教育の充実 職業実践専門課程 の文部科学大臣認定制度 新たな学校種の制度を創設するという方策とともに 既存の高等教育機関において新たな枠組みの趣旨をいかしていく方策も検討 平成 25 年 7 月 専修学校の質保証 向上に関する調査研究協力者会議 報告 先導的試行としての 職業実践専門課程 の文部科学大臣認定制度を創設 新たな枠組み の趣旨を専修学校の専門課程においていかしていく先導的試行として 企業等との密接な連携により 最新の実務の知識等を身につけられるよう教育課程を編成し より実践的な職業教育の質の確保に組織的に取り組む専門課程を文部科学大臣が 職業実践専門課程 として認定する 平成 25 年 8 月 平成 26 年 3 月 31 日 専修学校の専門課程における職業実践専門課程の認定に関する規程 ( 文部科学省告示第 133 号 ) を公布 施行 職業実践専門課程 を文部科学大臣が認定し 官報で告示 4 月から認定された学科がスタート 認定要件等 推薦 申請 文部科学大臣 都道府県知事等 専門学校 認定 - 認定要件 - 修業年限が 2 年以上 企業等との 組織的連携 企業等と連携体制を確保して 授業科目等の教育課程を編成 企業等と連携して 演習 実習等を実施 取組の 見える化 総授業時数が 1700 時間以上または総単位数が 62 単位以上 企業等と連携して 教員に対し 実務に関する研修を組織的に実施 企業等と連携して 学校関係者評価と情報公開を実施 12

外国人留学生への就職支援 (( 独 ) 日本学生支援機構 ) 就職支援事業 外国人留学生のための就活ガイド 作成 配布 外国人留学生向けに 就職活動の準備から エントリー 採用試験 内定から入社まで 在留資格の変更 就活体験談等 活動の時期に応じて必要な情報を掲載 日本語版冊子のほか 英語 中国語 ( 繁体字 簡体字 ) 韓国語に翻訳し ホームページに掲載 外国人留学生の就職支援に関するガイダンス 大学等の就職支援担当の教職員等を対象とした 全国キャリア 就職ガイダンス において 外国人留学生のキャリア教育 就職支援についてのセッション を実施し 留学生に対するインターンシップや就職支援に関する事業説明や取組等を紹介