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高圧ガス保安法第 44 条第 1 項に基づく容器検査 ( 超低温 30 日 30 日容器以外 )(500リットルを超えるもの) 高圧ガス保安法第 44 条第 1 項に基づく容器検査 ( 超低温容器以外 )(500 リットル以下のもの ) 高圧ガス保安法第 44 条第 1 項に基づく指定容器検査機関の

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第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

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3. 証明者が登録宅性能評価機関の場合 証明を行った登録宅性能評価機関 調査を行った建築士又は建築基準適合判定資格者検定合格者 称印 登録年月日及び登録をした者 建築基準適合判定資格者検定合格者の場合 登録を受けた都道府県 ( 二級建築士又は木造 ) 合格通知日付又は合格証書日付 合格通知番号又は合

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2 規則第 4 条第 1 項に定める支部代表理事候補者選出選挙の立候補者を推薦する者は その立候補者が立 候補する支部に所属していなければならない ( 会員理事候補者の選出 ) 第 6 条会員理事候補者として立候補した者の数が第 2 条別表に規定する定数と同数の場合 立候補者は無投票にて会員理事候補

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規格の概要前図の 作成中 及び 発行済 ( 改訂中 含む ) 規格の概要は 以下の通りです O/IEC 27000:2012 Information technology Security techniques Information security management systems Over

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序文 特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会 ( 以下 協議会 という ) は キャリアコンサルタントの養成等に関わる団体を会員とし キャリアコンサルティング技能検定の実施 キャリアコンサルタントの能力の維持 向上 キャリアコンサルティングの普及啓発等の事業に取り組んでいます この度 勤労

3. 証明者が登録宅性能評価機関の場合 証明を行った登録宅性能評価機関 調査を行った建築士又は建築基準適合判定資格者検定合格者 登録年月日及び 登録番号 登録をした者 氏建築士の場合 一級建築士 二級建築士又は木造建築士の別 建築基準適合判定資格者検定合格者の場合 4. 証明者が宅瑕疵担保責任保険法

一般社団法人 日本臨床神経生理学会 専門医資格審査、認定更新等に関する細則

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万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

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第 2 章研修会の指定 研修会の指定 第 6 条本法人による本研修の指定は 運営委員会が申請の内容等を審査して行うものとする 2 本研修の指定のための申請は 細則に定める様式により行うものとする 3 運営委員会は 次の各号に定める基準に照らして当該研修会の内容を審査する (1) 学習目標が 前条の各

図 維持管理の流れと診断の位置付け 1) 22 22

有資格者一覧表 ( 全 107 種類 ) 資格名称技術 ( 専門 ) 部門二次試験の選択科目資格名称技術 ( 専門 ) 部門二次試験の選択科目 測量士 河川砂防及び海岸 海洋 測量士補 港湾及び空港 1 級建築士 電力土木 2 級建築士 道路 構造設計 1 級建築士 鉄道 設備設計 1 級建築士 上

第 2 日 放射性廃棄物処分と環境 A21 A22 A23 A24 A25 A26 放射性廃棄物処分と環境 A27 A28 A29 A30 バックエンド部会 第 38 回全体会議 休 憩 放射性廃棄物処分と環境 A31 A32 A33 A34 放射性廃棄物処分と環境 A35 A36 A37 A38

( 情報システム管理者 ) 第 4 条情報システム管理者は システム規程に基づき 電子メールの適正な管理及び運営に努めなければならない 2. 利用者のアカウントを適切に管理士しなければならない 3. 定期的に利用者に対し 電子メールの適切な運用管理と禁止事項について 教育指導を行うものとする ( メ

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Transcription:

HPIS 設備等のリスクマネジメントに 関する技術者の認証基準 Certification Procedure of Risk Management Engineer for Plant and Equipment HPIS F 102:2017 2017 年 11 月 28 日改正 一般社団法人日本高圧力技術協会 High Pressure Institute of Japan

HPIS F102:20XX まえがき この規格は, 一般社団法人日本高圧力技術協会の認証委員会で改正原案を作成し エネルギー 貯槽等規格審議委員会の審議を経て, 理事会により承認された日本高圧力技術協会規格である これによって HPIS F102:2014 は改正され この規格 HPIS F102:2017 に置き換えられた

目次 ページ 1 適用範囲... 1 2 用語の定義... 1 3 リスクマネジメント技術者の認証... 1 4 受験資格及び受験資格の審査... 2 4.1 受験資格... 2 4.2 受験資格審査... 2 5 評価試験... 2 6 合否判定基準... 3 7 適格性証明書の交付及び認証登録の有効期間... 3 7.1 適格性証明書の交付... 3 7.2 認証登録の有効期間... 3 7.3 適格性証明書の失効... 3 8 認証の更新... 3 8.1 更新審査の申請... 3 8.2 更新の方法... 3 8.3 更新審査の有効期間... 3 8.4 適格性証明書の再交付... 3 9 認証の失効... 3 10 雑則... 3 10.1 手数料... 3 10.2 規格の改廃... 3 11 附則... 4 設備等のリスクマネジメントに関する技術者の認証基準解説... 解 1 設備等のリスクマネジメントに関する技術者認証基準改正原案作成委員会構成表... 解 7 (1)

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日本高圧力技術協会規格 設備等のリスクマネジメントに関する技術者の認証基準 ( 略称設備リスクマネジメント技術者認証基準 ) Certification Procedure of Risk Management Engineer for Plant and Equipment 1 適用範囲 この規格は, 設備等の維持管理に係るリスクマネジメント技術者について, 協会がその能力を 評価し, リスクマネジメント技術者として認証する方法について規定する 2 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は, 次による a) 設備等石油, 化学, ガス, 電力等のプラントで供用されている圧力容器, 熱交換器, 加熱炉, ボイラ, 貯槽, 配管, 回転機械, 電気, 計装等の諸設備及び構造物等 b) リスク破損が発生する確率と, その影響度との組合せ c) リスクマネジメントリスクを解析, 評価し, そのリスクを低減させる必要があるか否かを判断し, 受容可能なレベルまで, リスクを低減し, かつ維持する総合的なプロセス d) 適格性リスクマネジメント技術者の知識及び職務能力がこの規格に適合していること e) 協会一般社団法人日本高圧力技術協会 f) 認証適格性について十分に信頼できることを協会が証明すること g) 適格性証明書認証された技術者に協会が交付する文書 h) 申請者認証を求めて申請する者 i) 登録者有効な適格性証明書を保有するリスクマネジメント技術者 3 リスクマネジメント技術者の認証 リスクマネジメント技術者の認証は, この規格に定める受験資格の審査及び評価試験により決 定する リスクマネジメント技術者に要求される知識及び職務能力は, 表 1 のとおりとする 表 1 リスクマネジメント技術者の知識及び職務能力 知識及び職務能力 リスクマネジメントを実施するために必要な以下の基礎知識設備等の設計, 製作, 劣化損傷, 検査, 診断, 補修 リスクマネジメントの高度な専門知識 リスクマネジメントを行う実務的職務能力 1

設備等のリスクマネジメントに関する技術者の認証基準解説 この解説は, 規格に規定した事柄及びこれらに関連した事柄を説明するもので, 規格の一部で はない 1 制定 改正の趣旨 1.1 制定の趣旨石油, 化学, ガス, 電力等の産業分野では, 経年化の進んだ設備等の運転, 安全管理が大きな問題になっている 供用中の設備等の安全性を確保し, 信頼性を維持, 向上して効率的な操業を行うためには, 信頼性と安全性に加えて, 社会性と経済性を包含したリスクベース工学に関する専門知識と経験をもつ技術者が必要となる 当協会は, 設備等の維持管理において, リスクアセスメントを実施し, 得られる評価結果を基に 的確にリスクマネジメントの技術面を担うことができる実践的な技術者の能力を中立機関として公正な立場から評価し, リスクマネジメント技術者として認証することを目的として本規格を制定した 1.2 改正の趣旨一般社団法人日本高圧力技術協会規格の HPIS F101 圧力設備等の診断に関する技術者の認証基準の改正に伴い本体の表 3 を見直すと共に 解説の 4 箇条に技術者認証の BOK(Body of Knowledge) を追記した 2 適用範囲この規格で対象となる設備は, 石油, 化学, ガス, 電力等で供用されている圧力容器, 熱交換器, 加熱炉, ボイラ, 貯槽, 配管となるが 鋼構造物, 回転機械, 電気, 計装, 土木及び建設設備等についても, リスクベース工学の知識が活用できるものについては, 全て対象とすることができる 3 受験資格の審査受験資格として求めている職務経験については, 学歴に応じた必要最小限の経験年数を本文の表 2 のとおり規定している また, 受験者の所属業種に制限は設けておらず, 設備等の設計, 製作, 検査, 診断, 補修, 保安管理, 運転管理及びリスクマネジメントに関連した職務のいずれかの経験があれば誰でも申請できる なお, 小規模な事業所であること等により他の職務と兼務であった者については, その職務内容の実態に応じて受験資格が審査される 4 評価試験の対象となる技術知識分野 評価試験の対象となる主な技術知識分野は本体表 3 に示すとおりで その BOK(Body Of Knowledge) を以下に示す 解 1