Microsoft Word (全文)障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく自立支援給付と介護保険制度との適用関係等について

Similar documents
Microsoft Word - 調査結果

老高発 0713 第 1 号 平成 30 年 7 月 13 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省老健局高齢者支援課長 ( 公印省略 ) 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について の一部改正について 今般 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について (

(頭紙)公布通知

01 表紙 老人保健課

- 2 - いては 新基準別表の 1 のイ中 1,458 単位 とあるのは 1,611 単位 と 729 単位 とあるのは 806 単位 と 同 1 のロ中 1,207 単位 とあるのは 1,310 単位 と 603 単位 とあるのは 65 5 単位 と 同 1 の注 6 中 減算する とあるのは

Microsoft Word - 02-頭紙.doc

障発 第 7 号 平成 31 年 2 月 15 日 都道府県知事 各指定都市市長殿 中核市市長 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部長 ( 公印省略 ) 障害者に対する航空旅客運賃の割引について の一部改正について ( 通知 ) 身体障害者 知的障害者及び精神障害者に係る航空旅客運賃

Taro-別添.jtd

1_【鑑】「生活困窮者自立支援制度と介護保険制度との連携について(通知)」の一部改正について

粕屋町重度障害者医療費の支給に関する条例

Microsoft Word - 【発送版】製造所の登録通知

                       

事務連絡 平成 31 年 4 月 23 日 各都道府県障害保健福祉主管課御中 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部 障害福祉課地域生活支援推進室 サービス管理責任者等研修の見直しに関する Q&A 等について 平素より障害保健福祉行政の推進に御尽力いただき厚く御礼申し上げます サービス管理責任者及び児

く指定障害児入所施設等の人員 設備及び運営に関する基準 ( 平成 24 年厚生労働省令第 16 号 ) 第 17 条及び第 54 条並びに児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 ( 平成 24 年厚生労働省令第 29 号 ) 第 12 条の規定に基づき市町村が定める基準

平成17年 月 日

上田市介護予防 日常生活支援総合事業実施要綱 平成 30 年 5 月 31 日 告示第 131 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この告示は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 115 条の45 第 1 項に規定する介護予防 日常生活支援総合事業 ( 以下 総合事業

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

(2) 身体障害者福祉法 ( 昭和 24 年法律第 283 号 ) 第 15 条第 4 項の規定により身体障害者手帳の交付を受けた者で その障害の程度が身体障害者福祉法施行規則 ( 昭和 25 年厚生省令第 15 号 ) 別表第 5 号に定める身体障害者障害程度等級表の1 級又は2 級に該当するもの

措置法第 69 条の 4(( 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例 )) 関係 ( 被相続人等の居住の用に供されていた宅地等の範囲 ) 69 の 4-7 措置法第 69 条の 4 第 1 項に規定する被相続人等の居住の用に供されていた宅地等 ( 以下 69 の 4-8 までにおいて 居

01 表紙 老人保健課

<4D F736F F D C605F937393B9957B8CA781418E7392AC91BA81418AD68C CC816A C95DB8C9289DB2E646F63>

入院おむつ代支給事業実施要綱

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

( 別添 ) 薬食発 0513 第 1 号平成 23 年 5 月 13 日 都道府県知事各保健所設置市長特別区長 殿 厚生労働省医薬食品局長 薬事法の一部を改正する法律等の施行等についての一部改正について 薬事法の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 69 号 ) については 関係政省令とと

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

飛島村居宅介護 ( 介護予防 ) 住宅改修に係る事業者の登録及び住宅改 修費受領委任払い制度取扱要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条 この要綱は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 と いう ) 第 45 条第 1 項に規定する居宅介護住宅改修又は同法第 57 条第 1 項に規定する

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

老発第    第 号

第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

<4D F736F F D A6D92E894C581458E7B8D7393FA A956C8FBC8E738FE18A518ED293FC89408E9E E A B E E968BC68EC08E7B97768D6A2E646F63>

老発第    第 号

< F2D89FC82DF82E993FC8D6594C C192E C394EF816A>

<4D F736F F D20819A288FB E6318D E6318D E633308D868B6388C429964C8CE391E596EC8E738D7390AD FF097E182CC88EA959489FC90B382D982A932398C8F2E646F6378>

(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉

事務連絡 令和元年 8 月 2 日 各都道府県障害保健福祉主管課御中 厚生労働省社会 援護局 障害保健福祉部企画課 障害福祉サービス等報酬改定等に係るインタフェース仕様書 確定版 等の提示について 障害保健福祉行政の推進については 平素よりご尽力を賜り厚く御礼申し上げます 令和元年 10 月に実施さ

1_【鑑】「生活困窮者自立支援法の施行に伴う多重債務者対策担当分野との連携について(通知)」の一部改正について

「肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業について」の一部改正について(厚生労働省健康局長:H )

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

<4D F736F F D2089EE8CEC95DB8CAF964082C98AEE82C382AD8E7792E88B8F91EE89EE8CEC8E E968BC68ED282CC8E7792E882CC905C90BF8ED282C98AD

Taro 【新旧】通知新旧

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

<4D F736F F D E C4817A8D4C93878CA78FE18A51959F8E B FEE95F18CF6955C90A793788EC08E7B97768D802

20★◎事業所評価加算に関する事務処理手順及び様式例について

Microsoft Word - 【案1】登録認証機関立入要領改正通知(Ver )

152 号 ) (6) 保険医療機関等健康保険法第 63 条第 3 項第 1 号に規定する保険医療機関若しくは保険薬局又は同法第 88 条第 1 項に規定する指定訪問看護事業者 ( 平 6 条例 30 平 8 条例 29 平 9 条例 16 平 10 条例 2 平 11 条例 15 平 14 条例

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

<4D F736F F D AD8F6F817A95BD90AC E985694AD91E D E88C6F89DF B927592CA926D2

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

指定保育士養成施設の各年度における業務報告について新旧対照表 ( 下線部 : 変更箇所 ) 改正後 現行 雇児発 0722 第 6 号 雇児発 0722 第 6 号 平成 22 年 7 月 22 日 平成 22 年 7 月 22 日 一部改正雇児発 0808 第 4 号 一部改正雇児発 0808 第

あっせん文(国民健康保険における限度額適用・標準負担額減額認定証 の申請に係る被保険者の負担軽減)

(Microsoft Word - \222\312\217\212\203\212\203n\217W\222c\216w\223\ doc)

申請日以降に暫定ケアプランを作成した場合には 暫定ケアプランの作成日までしか遡ることはできません 2 要支援認定の場合ア ) 給付管理業務を行う事業者介護予防支援事業者が 介護予防サービス計画 を作成し 給付管理業務を行うので 暫定ケアプランを作成した居宅介護支援事業者は 利用者を介護予防支援事業者

<4D F736F F D208D8096DA955C8E E788B8B8C8892E88AEE8F80816A2E646F63>

長期家族介護者援護金 2 補償の内容 (1) 療養補償負傷又は疾病が治ゆするまでの間 必要な治療を行い 又は療養の費用を支給します 療養の範囲は次に掲げるもので 認定された傷病又は疾病の療養上相当と認められるものに限ります ア診察イ薬剤又は治療材料の支給ウ処置 手術その他治療エ居宅における療養上の管

暫定ケアプランの取扱いについて 平成 30 年 11 月 29 日事務連絡隠岐広域連合介護保険課長通知 暫定ケアプランの取扱いについては 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) について ( 平成 18 年 3 月 27 日厚生労働省

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

Taro 社福軽減(新旧)

( 実施内容 ) 第 6 条実施する内容は 次のとおりとする (1) 利用申込みの受付 (2) 利用者との契約締結 (3) 契約書の確認 (4) アセスメント (5) 介護予防サービス 支援計画書 ( 介護予防ケアマネジメントに基づくケアプランをいう 以下同じ ) 原案の作成 (6) サービス担当者

<4D F736F F D E63188C4816A8D4C93878CA78BC696B18AC7979D91CC90A78A6D94468C9F8DB88EC08E7B97768D6A816989FC90B38CE3816A2E646F63>

Microsoft Word ①概要(整備令)

る暴力団及び暴力団員等 ( 以下 暴力団等 という ) の支配を受けてはならない 5 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) による評価の結果を公表するよう努めなければならない 6 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) に規定する研修

「介護報酬等に係るQ&A Vol.2」(平成12年4月28 日)等の一部改正について(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H26.4.4)【介護保険最新情報Vol.369】

< F2D819B C E6A7464>

02【通知案】年管管発 第号(周知・機構宛)

と事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192

<4D F736F F D205F F89EE8CEC95DB8CAF8DC590568FEE95F1955C8E C605F95DB8CAF8ED293FC82E8816A2E646F63>

サービス共通.xls サービス共通 介護予防 日常生活支援総合事業 の質問への回答 サービス共通項目 質問等回答作成月 1 定款に追加する事業名については 介護予防 日常生活支援総合事業 でよいか? 訪問型サービスを実施する場合は 介護保険法に規定する第 1 号訪問事業 若しくは帯広市独自のサービス

年管発 0331 第 1 号 平成 29 年 3 月 31 日 日本年金機構理事長殿 厚生労働省大臣官房年金管理審議官 ( 公印省略 ) 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件等について 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件 ( 平成 29 年厚生労働省告示第 12

地域生活支援事業サービス提供事業者登録要綱

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

 

Microsoft Word - (課×県・指定)【頭紙】「精神障害者保健福祉手帳の診断書の記入に当たって留意すべき事項について」等の一部改正について.rtf

Microsoft Word - 【施行】180406無低介護医療院事業の税制通知

01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

Microsoft Word - (発番)医療機器の製造販売承認申請について

< F2D817988E38E7489EF A E918A EB8>

260401【厚生局宛て】施行通知

和光市保育の必要性の認定に関する条例施行規則 ( 制定準備資料 ) 資料 2 1 条例第 3 条第 1 項関係 ( 保育の必要性の基準 ) 市長は 小学校就学前子どものうちその保護者のいずれもが次の各号のいずれかの事由 ( 以下 保育の必要性の基準 という ) に該当するものを法第 19 条第 1

軽自動車税 ( 種別割 ) 減免に関する取扱基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この基準は 船橋市市税条例第 89 条及び第 90 条の規定に基づき 軽自動車税 ( 種別割 ) の減免の取り扱いに関し 必要な事項を定める ( 公益のために直接専用するものの範囲 ) 第 2 条条例第 89 条第 1 項第

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

通知(医療費通知を活用した医療費控除申告の簡素化について(協力依頼))

居宅介護支援事業者向け説明会

た世帯に引き続き属するとみなす ( 対象サービス及び軽減内容 ) 第 3 条軽減対象者が利用者負担の一部軽減を受けることができる介護保険サービスは 当該サービスを提供する事業所及び施設の所在地の都道府県知事及び豊中市長に対して利用者負担の軽減を行う旨の申出を行った社会福祉法人が実施する次のサービスと

Microsoft Word - 29伊丹市介護サポーターポイント事業助成金交付要綱.doc

( 参考 ) 身体拘束廃止未実施減算の適用について 1 身体拘束禁止規定について サービスの提供にあたっては 当該入所者 ( 利用者 ) 又は他の入所者 ( 利用者 ) 等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き 身体的拘束その他入所者 ( 利用者 ) の行動を制限する行為を行ってはな

住所地特例に係る事務の見直しの概要について Ⅱ- 資料 2 本事務は 介護予防 日常生活支援総合事業の実施時期に係わらず 平成 27 年 4 月から 全ての市町村において必要な事務であるので 留意されたい 1. 平成 27 年 4 月からの住所地特例に係る事務の見直しの概要 住所地特例の対象施設にサ

Microsoft PowerPoint - 資料3 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に.pptx

地域支援事業交付金の算定方法について

< F2D819B955C8EA692CA926D DC58F4994AD8F6F>

○年金と同様に「腎硬化症」を追記して問題ないか○肝疾患の認定基準の見直しの際も移植の取扱いについて追記し ているため、腎

介護福祉施設サービス

< F2D30325F95BD8BCF8B8B975E8A7A93C197E192CA926D2E6A7464>

正誤表

48

1 暫定ケアプランの取扱いについて 資料 5-2 (1) 暫定ケアプランを作成する場合の例ア被保険者が新規に要介護等認定の申請を行い, 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合イ要介護等認定者が区分変更申請を行い, 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合ウ要介護等認定者が更新申請を行い

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

出時に必要な援助を行うことに関する知識及び技術を習得することを目的として行われる研修であって 別表第四又は別表第五に定める内容以上のものをいう 以下同じ ) の課程を修了し 当該研修の事業を行った者から当該研修の課程を修了した旨の証明書の交付を受けた者五行動援護従業者養成研修 ( 知的障害又は精神障

(2) 父又は母が死亡した児童 (3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次の各号のいずれかに該当する児童と同居して これを監護し かつ その生

Transcription:

障企発第 0328002 号障障発第 0328002 号平成 19 年 3 月 28 日一部改正障企発 0928 第 2 号障障発 0928 第 2 号平成 23 年 9 月 28 日一部改正障企発 0330 第 4 号障障発 0330 第 11 号平成 24 年 3 月 30 日一部改正障企発 0329 第 5 号障障発 0329 第 9 号平成 25 年 3 月 29 日一部改正障企発 0331 第 2 号障障発 0331 第 2 号平成 26 年 3 月 31 日一部改正障企発 0331 第 1 号障障発 0331 第 5 号平成 27 年 3 月 31 日一部改正 各都道府県障害保健福祉主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部企画課長 障害福祉課長

障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に 基づく自立支援給付と介護保険制度との適用関係等について 障害者自立支援法 ( 平成 17 年法律第 123 号 平成 25 年 4 月から障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律 以下 法 という ) に基づく自立支援給付 ( 以下 自立支援給付 という ) については 法第 7 条の他の法令による給付又は事業との調整規定に基づき 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 ) の規定による保険給付又は地域支援事業が優先されることとなる このうち 介護給付費等 ( 法第 19 条第 1 項に規定する介護給付費等をいう 以下同じ ) の支給決定及び補装具費の支給に係る認定を行う際の介護保険制度との適用関係等についての考え方は次のとおりであるので 御了知の上 管内市町村 関係団体及び関係機関等に周知徹底を図るとともに その運用に遺漏のないようにされたい 本通知の施行に伴い 平成 12 年 3 月 24 日障企第 16 号 障障第 8 号厚生省大臣官房障害保健福祉部企画課長 障害福祉課長連名通知 介護保険制度と障害者施策との適用関係等について は廃止する なお 本通知は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 245 条の4 第 1 項の規定に基づく技術的な助言であることを申し添える

1. 自立支援給付と介護保険制度との適用関係等の基本的な考え方について (1) 介護保険の被保険者とならない者について障害者についても 65 歳以上の者及び40 歳以上 65 歳未満の医療保険加入者は 原則として介護保険の被保険者となる ただし 次の1 及び2に掲げる者並びに3~11の施設に入所又は入院している者については 1~11に掲げる施設 ( 以下 介護保険適用除外施設 という ) から介護保険法の規定によるサービス ( 以下 介護保険サービス という ) に相当する介護サービスが提供されていること 当該施設に長期に継続して入所又は入院している実態があること等の理由から 介護保険法施行法 ( 平成 9 年法律第 124 号 ) 第 11 条及び介護保険法施行規則 ( 平成 11 年厚生省令第 36 号 ) 第 170 条の規定により 当分の間 介護保険の被保険者とはならないこととされている なお 介護保険適用除外施設を退所又は退院すれば介護保険の被保険者となり 介護保険法に基づく要介護認定又は要支援認定 ( 以下 要介護認定等 という ) を受ければ これに応じた介護保険施設に入所 ( 要介護認定を受けた場合に限る ) し 又は在宅で介護保険サービスを利用することができる 1 法第 19 条第 1 項の規定による支給決定 ( 以下 支給決定 という ) ( 法第 5 条第 7 項に規定する生活介護 ( 以下 生活介護 という ) 及び同条第 11 項に規定する施設入所支援 ( 以下 施設入所支援 という ) に係るものに限る ) を受けて同法第 29 条第 1 項に規定する指定障害者支援施設 ( 以下 指定障害者支援施設 という ) に入所している身体障害者 2 身体障害者福祉法 ( 昭和 24 年法律第 283 号 ) 第 18 条第 2 項の規定により法第 5 条第 12 項に規定する障害者支援施設 ( 生活介護を行うものに限る 以下 障害者支援施設 という ) に入所している身体障害者 3 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 ) 第 42 条第 2 号に規定する医療型障害児入所施設 4 児童福祉法第 6 条の2 第 3 項の厚生労働大臣が指定する医療機関 ( 当該指定に係る治療等を行う病床に限る ) 5 独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園法 ( 平成 14 年法

律第 167 号 ) 第 11 条第 1 号の規定により独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園が設置する施設 6 国立及び国立以外のハンセン病療養所 7 生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) 第 38 条第 1 項第 1 号に規定する救護施設 8 労働者災害補償保険法 ( 昭和 22 年法律第 50 号 ) 第 29 条第 1 項第 2 号に規定する被災労働者の受ける介護の援護を図るために必要な事業に係る施設 ( 同法に基づく年金たる保険給付を受給しており かつ 居宅において介護を受けることが困難な者を入所させ 当該者に対し必要な介護を提供するものに限る ) 9 障害者支援施設 ( 知的障害者福祉法 ( 昭和 35 年法律第 37 号 ) 第 16 条第 1 項第 2 号の規定により入所している知的障害者に係るものに限る ) 10 指定障害者支援施設 ( 支給決定 ( 生活介護及び施設入所支援に係るものに限る ) を受けて入所している知的障害者及び精神障害者に係るものに限る ) 11 法第 29 条第 1 項の指定障害福祉サービス事業者であって 障害者自立支援法施行規則 ( 平成 18 年厚生労働省令第 19 号 ) 第 2 条の3に規定する施設 ( 法第 5 条第 6 項に規定する療養介護を行うものに限る ) (2) 介護給付費等と介護保険制度との適用関係介護保険の被保険者である65 歳以上の障害者が要介護状態又は要支援状態となった場合 (40 歳以上 65 歳未満の者の場合は その要介護状態又は要支援状態の原因である身体上又は精神上の障害が加齢に伴って生ずる心身上の変化に起因する特定疾病によって生じた場合 ) には 要介護認定等を受け 介護保険法の規定による保険給付を受けることができる また 一定の条件を満たした場合には 地域支援事業を利用することができる その際 自立支援給付については 法第 7 条の他の法令による給付又は事業との調整規定に基づき 介護保険法の規定による保険給付又は地域支援事業が優先されることとなるが 介護給付費等の支給決定を行う際の介護保険制度との適用関係の基本的な考え方は以下のとおりであるので 市町村は 介護保険の被保険者 ( 受給者 ) である障害者から障害福祉サービスの利用に係る支給申請があった場合は 個別のケースに応じて 申請に

係る障害福祉サービスに相当する介護保険サービスにより適切な支援を受けることが可能か否か 当該介護保険サービスに係る保険給付又は地域支援事業を受け 又は利用することが可能か否か等について 介護保険担当課や当該受給者の居宅介護支援を行う居宅介護支援事業者等とも必要に応じて連携した上で把握し 適切に支給決定すること 1 優先される介護保険サービス自立支援給付に優先する介護保険法の規定による保険給付又は地域支援事業は 介護給付 予防給付及び市町村特別給付並びに第一号事業とされている ( 障害者自立支援法施行令 ( 平成 18 年政令第 10 号 ) 第 2 条 ) したがって これらの給付対象となる介護保険サービスが利用できる場合は 当該介護保険サービスの利用が優先される 2 介護保険サービス優先の捉え方アサービス内容や機能から 障害福祉サービスに相当する介護保険サービスがある場合は 基本的には この介護保険サービスに係る保険給付又は地域支援事業を優先して受け 又は利用することとなる しかしながら 障害者が同様のサービスを希望する場合でも その心身の状況やサービス利用を必要とする理由は多様であり 介護保険サービスを一律に優先させ これにより必要な支援を受けることができるか否かを一概に判断することは困難であることから 障害福祉サービスの種類や利用者の状況に応じて当該サービスに相当する介護保険サービスを特定し 一律に当該介護保険サービスを優先的に利用するものとはしないこととする したがって 市町村において 申請に係る障害福祉サービスの利用に関する具体的な内容 ( 利用意向 ) を聴き取りにより把握した上で 申請者が必要としている支援内容を介護保険サービスにより受けることが可能か否かを適切に判断すること なお その際には 従前のサービスに加え 小規模多機能型居宅介護などの地域密着型サービスについても その実施の有無 当該障害者の利用の可否等について確認するよう留意する必要がある イサービス内容や機能から 介護保険サービスには相当するものがない障害福祉サービス固有のものと認められるもの ( 同行援護 行動援

護 自立訓練 ( 生活訓練 ) 就労移行支援 就労継続支援等) については 当該障害福祉サービスに係る介護給付費等を支給する 3 具体的な運用 2により 申請に係る障害福祉サービスに相当する介護保険サービスにより必要な支援を受けることが可能と判断される場合には 基本的には介護給付費等を支給することはできないが 以下のとおり 当該サービスの利用について介護保険法の規定による保険給付が受けられない又は地域支援事業が利用することができない場合には その限りにおいて 介護給付費等を支給することが可能である ア在宅の障害者で 申請に係る障害福祉サービスについて当該市町村において適当と認める支給量が 当該障害福祉サービスに相当する介護保険サービスに係る保険給付又は地域支援事業の居宅介護サービス費等区分支給限度基準額の制約から 介護保険のケアプラン上において介護保険サービスのみによって確保することができないものと認められる場合 イ利用可能な介護保険サービスに係る事業所又は施設が身近にない あっても利用定員に空きがないなど 当該障害者が実際に申請に係る障害福祉サービスに相当する介護保険サービスを利用することが困難と市町村が認める場合 ( 当該事情が解消するまでの間に限る ) ウ介護保険サービスによる支援が可能な障害者が 介護保険法に基づく要介護認定等を受けた結果 非該当と判定された場合など 当該介護保険サービスを利用できない場合であって なお申請に係る障害福祉サービスによる支援が必要と市町村が認める場合 ( 介護給付費に係るサービスについては 必要な障害支援区分が認定された場合に限る ) (3) 補装具費と介護保険制度との適用関係補装具費の支給認定を行う際の介護保険制度との適用関係についても 基本的な考え方は (2) の1 及び2と同様であるが 具体的には以下のとおりである 介護保険で貸与される福祉用具としては 補装具と同様の品目 ( 車いす 歩行器 歩行補助つえ ) が含まれているところであり それらの品目は介護保険法に規定する保険給付が優先される ただし 車いす

等保険給付として貸与されるこれらの品目は標準的な既製品の中から選択することになるため 医師や身体障害者更生相談所等により障害者の身体状況に個別に対応することが必要と判断される障害者については これらの品目については 法に基づく補装具費として支給して差し支えない 2. その他 (1) 介護保険サービスが利用可能な障害者が 介護保険法に基づく要介護認定等を申請していない場合等は 介護保険サービスの利用が優先される旨を説明し 申請を行うよう 周知徹底を図られたい (2) 平成 18 年 3 月 31 日以前の身体障害者福祉法等による日常生活用具の給付 貸与事業において 介護保険による福祉用具の対象となる品目については 介護保険法の規定による貸与や購入費の支給を優先して行うこととされていたところであるが 法における地域生活支援事業については自立支援給付とは異なり 地域の実情に応じて行われるものであり 法令上 給付調整に関する規定は適用がないものである しかしながら 日常生活用具に係る従来の取り扱いや本通知の趣旨を踏まえ 地域生活支援事業に係る補助金の効率的な執行の観点も考慮しつつ その適切な運用に努められたい