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C 言語講座第 2 回 作成 : ハルト 前回の復習基本的に main () の中カッコの中にプログラムを書く また 変数 ( int, float ) はC 言語では main() の中カッコの先頭で宣言する 1 画面へ出力 printf() 2 キーボードから入力 scanf() printf / scanf で整数を表示 / 入力 %d 小数を表示 / 入力 %f 3 整数を扱う int 型を使う 4 小数を扱う float 型を使う // 円の面積を求めるプログラム int radius; // 入力された半径の値を入れる float area; // 計算結果の面積 printf(" 半径を入力してください \n->"); //\nで改行 scanf("%d", &radius ); // キーボードから入力 area = radius * radius * 3.141592f; // 面積の計算 printf(" 半径 %dの円の面積は%fです\n", radius, area );// 表示 条件分岐 ( if 文 switch 文 ) if 文書き方 : if ( 条件式 ) // 処理 1 else // 処理 2 条件式の内容が正しかったら if () の中の処理 1 を行う そうでなかったら else の中の処理 2 を行う else は省略可能 int number; // 入力された値を入れる printf(" 値を入力してください \n->"); scanf("%d", &number ); // キーボードから入力 if( number >= 10 ) printf(" 入力された値は10 以上です \n"); else printf(" 入力された値は10より小さいです \n");

switch 文書き方 : switch ( 式 ) case 0: // 処理 1 case 1: // 処理 2 default: // 処理 n switch( 式 ) の式の値を調べる その値が case のどれかと等しい場合その case に書かれている処理を行う どれとも一致しない場合 default に書かれている処理を行う なお default は省略可能 break switch 文から抜ける これを書かないと次の case の処理まで実行されてしまう int num_a, num_b; int sentaku; int result = 0; for 文書き方 : for ( 初期処理 ; 継続条件 ;1 ループ終了時の処理 ) // ループする処理 まずループに入る際に初期処理が行われる 1 ループするごとに 1 ループ終了時の処理が行われ 継続条件を満たさなくなったときにループを終了して次の処理へ移る 右のサンプルであれば i<10 でなくなったときにループを抜ける 特定の回数だけループさせたいときの処理に適する // 計算元の数値 // 行う計算 // 計算結果 printf(" 行う処理は?\n"); printf("1. 加算 2. 減算 3. 乗算 4. 除算 \n->"); scanf("%d", &sentaku ); printf(" 整数値を 2 つ入力してください \n"); scanf("%d %d", &num_a, &num_b ); //2 つ値を入力してもらう switch( sentaku ) case 1: // 加算 result = num_a + num_b; case 2: // 減算 result = num_a - num_b; case 3: // 乗算 result = num_a * num_b; case 4: // 除算 result = num_a / num_b; default: //1~4 以外の値が入力された printf(" 不正な選択肢です \n"); printf(" 計算結果は %dです\n", result); ループ文 ( for, while) int i; // ループ用変数 for(i = 0; i < 10;i++)

while 文書き方 : while ( 条件式 ) // 処理 条件式が正しい間ループを行う for 文の条件判定 ( 継続条件 ) のみを行うともいえる ただし for 文とは違い純粋に条件の判定のみを行うので カウントの増加 ( 右のサンプルでは変数 i ) は自分で行わないといけない そのため 実際にはカウントが要らない処理に適する int i = 0; // ループ用変数 while(i < 10) //i<10 の間 の処理を行う i = i + 1; //i++ と書いても OK その他 実際に条件式で用いることの出来るものには以下のようなものがある 数学での記号 C 言語での記号 備考 <= a <= b a は b 以下 >= a >= b a は b 以上 < < a < b a は b より小さい > > a > b a は b より大きい = = = a = = b a と b は等しい! = a! = b a と b は等しくない AND && a >= b && a <= c a は b 以上かつ c 以下 OR a >= b a <= c a は b 以上または c 以下 char 型半角文字 1 文字を格納できる型 あくまでも1 文字であり 文字列はこのままでは扱えない 文字列の扱いについては後ほど char moji = 0; // 入力された文字を受け取る変数 printf で表示させたり scanf で入力を受け取ったりするには char 型は %c を用いる 一文字だけを示す場合には ( シングルクォート ) で囲む 例 : printf( %c, 'a') ; printf(" なにか文字を入力してください \n->"); moji = getchar(); // 入力された1 文字を受け取る printf(" %c が入力されました\n", moji); 演習 1 1~ 入力された値までのすべての整数の合計を表示するプログラムを作れ ( 例 : 10 と入力されたら 55 と表示する (1+2+3+ +10) 21~ 入力された値までのすべての 2 の倍数を表示するプログラムを作れ

演習問題の解答例 解答例のように書かなくても 同じ動作をすれば正解です 1 1~ 入力された値までのすべての整数の合計を表示するプログラムを作れ ( 例 : 10 と入力されたら 55 と表示する (1+2+3+ +10) // 入力値までの合計 int number; // 入力用 int sum; // 計算結果 int i; // ループ用 sum = 0; // あとでこれに足していく printf("1から入力値までの合計を算出します \n"); printf(" 値を入力してください \n->"); scanf("%d", &number); // 入力 for( i = 1; i <= number; i++) sum += i; //sum = sum + i でもOK printf("1から %dまでの合計は%dです \n", number, sum); 21~ 入力された値までのすべての2の倍数を表示するプログラムを作れ //2の倍数 int number; // 入力用 int i; // ループ用 printf("1から入力値までの合計を2の倍数を表示します \n->"); scanf("%d", &number); // 入力 for( i = 1; i <= number; i++) if( i % 2 == 0) //2 の倍数 =2 で割った余りが 0

おまけ kbhit() キーボードのどこかのキーが押されていたら 1 そうでなければ 0 if 文の条件式に入れるとキーボードのキーが押されたときだけ処理を行える getch() 押されたキーがどこかを返してくれる (char 型 ) 変数に代入することで調べられる break ループ文の中で使うとそのループを抜ける処理を行える #include <conio.h> //kbhit(),getch() を使うために必要 char moji = 0; // 文字型 while( 1 ) // 条件式は常に1= 無限ループ if( kbhit() ) // キーボードが押されたときに1 if 文実行 moji = getch(); // 押されたキーを調べる printf(" %c が入力されました \n", moji); // 入力された値の表示 if(moji == 'q' ) //Qキーが押されたら終了 printf(" 終了します \n"); // ループを抜ける