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要望番号 ;Ⅱ-183 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者学会 ( 該当する ( 学会名 ; 日本感染症学会 ) ものにチェックする ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 1 位 ( 全 8 要望中 ) 要望する医薬品

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要望番号 ;Ⅱ-24 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 8 位 ( 全 33 要望中

(別添様式1)

会社名

(別添様式)

(別添様式)

(別添様式1)

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未承認の医薬品又は適応の承認要望に関する意見募集について

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資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

要望番号 ;Ⅱ-221 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 日本神経学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 5 位 ( 全 8 要望中 ) 要望する医薬品

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審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

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に係る基準 への 該当性 ( 該当するものにチェックし 該当すると考えた根拠について記載する ) イ病気の進行が不可逆的で 日常生活に著しい影響を及ぼす疾患 ウその他日常生活に著しい影響を及ぼす疾患 ( 上記の基準に該当すると考えた根拠 ) 母体がトキソプラズマに感染した場合 胎児感染の危険がある

未承認薬・適応外薬解消のためのご意見募集

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

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DRAFT#9 2011

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審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

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(別添様式)

Ⅲ-1-69 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 日本小児栄養消化器肝臓学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位第 1 位 ( 全要望中 ) 成 分 名 (

の状態により適宜減量する 成人 A 法 : 他の抗悪性腫瘍剤との併用において ブスルファンとして 1 回 0.8 mg/kg を生理食塩液又は 5% ブドウ糖液に混和 調製して 2 時間かけて点滴静注する 本剤は 6 時間毎に 1 日 4 回 4 日間投与する なお 年齢 患者の状態により適宜減量す

301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

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スライド 1

別添 1 抗不安薬 睡眠薬の処方実態についての報告 平成 23 年 11 月 1 日厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部精神 障害保健課 平成 22 年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 向精神薬の処方実態に関する国内外の比較研究 ( 研究代表者 : 中川敦夫国立精神 神経医療研究センタートラン

スライド 1

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Microsoft Word - JAID_JSC 2014 正誤表_ 原稿

する ) ( 要望するについて記載する ) 備 考 ( 該当する場合はチェックする ) 7.5 mg 15 mg, 最大 30 mg まで 小児に関する要望 ( 特記事項等 ) 希少疾病用 医薬品の該 当性 ( 推定対 象患者数 推定 方法について も記載する ) 国内の承認 内容 ( 適応外 薬の

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(別添様式)


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DRAFT#9 2011

(事務連絡)公知申請に係る前倒し保険適用通知

ともに 申請者が承認審査のスケジュールに沿って法令上求められる製造体制を整備することや承認後円滑に医療現場に提供するための対応が十分になされることで 更なる迅速な実用化を促すものである この制度では 原則として新規原理 新規作用機序等により 生命に重大な影響がある重篤な疾患等に対して 極めて高い有効

Ⅳ-13 未承認薬 適応外薬の要望 ( 募集対象 (1)(2)) ( 別添様式 1-1) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 日本神経学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 成分名 ( 一般名 ) 販売名 Car

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

別紙様式 (Ⅴ)-1-3で補足説明している 掲載雑誌は 著者等との間に利益相反による問題が否定できる 最終製品に関する研究レビュー 機能性関与成分に関する研究レビュー ( サプリメント形状の加工食品の場合 ) 摂取量を踏まえた臨床試験で肯定的な結果が得られている ( その他加工食品及び生鮮食品の場合

CQ1: 急性痛風性関節炎の発作 ( 痛風発作 ) に対して第一番目に使用されるお薬 ( 第一選択薬と言います ) としてコルヒチン ステロイド NSAIDs( 消炎鎮痛剤 ) があります しかし どれが最適かについては明らかではないので 検討することが必要と考えられます そこで 急性痛風性関節炎の

用法・用量DB

中医協総 医薬品及び医療機器の費用対効果評価に関する取扱いについて 1 既収載品に係る費用対効果評価の手続き (1) 対象品目の指定中央社会保険医療協議会の定める以下の選定基準に基づき 費用対効果評価専門部会において指定 公表されたものとする 次の全ての要件を満たす品

後などに慢性の下痢をおこしているケースでは ランブル鞭毛虫や赤痢アメーバなどの原虫が原因になっていることが多いようです 二番目に海外渡航者にリスクのある感染症は 蚊が媒介するデング熱やマラリアなどの疾患で この種の感染症は滞在する地域によりリスクが異なります たとえば デング熱は東南アジアや中南米で

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

(別添様式1)

(別添様式)

要望番号 ;Ⅱ-8 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人優先順位 1 位 ( 全 1 要望中 ) 成分名 ( 一般名 ) 4 アミノピリジン (Dalf

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

要望番号 ;Ⅱ-175 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 日本小児感染症学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 3 位 ( 全 6 要望中 ) 要望する医薬

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

備考 ( 該当する場合はチェックする ) 小児に関する要望 ( 特記事項等 ) 医療上の必要性に係る基準 への該当性 ( 該当するものにチェックし 該当すると考えた根拠について記載する ) 1. 適応疾病の重篤性 ア生命に重大な影響がある疾患 ( 致死的な疾患 ) イ病気の進行が不可逆的で 日常生活

医薬品の基礎研究から承認審査 市販後までの主なプロセス 基礎研究 非臨床試験 動物試験等 品質の評価安全性の評価有効性の評価 候補物質の合成方法等を確立 最適な剤型の設計 一定の品質を確保するための規格及び試験方法などの確立 有効期間等の設定 ( 長期安定性試験など ) 医薬品候補物質のスクリーニン

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ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

診調組技 医療技術評価提案書記載要領 ( 案 ) ( 通則 ) 1. 医療技術評価分科会において評価を行う技術は 以下の通りである (1) 評価の対象となる技術の範囲評価の対象となる技術は 原則として以下に含まれる技術である 1 医科診療報酬点数表第 2 章特掲診療料

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

一般財団法人日本製薬医学会 第 6 回年次大会 一般財団法人日本製薬医学会 COI 開示 発表者名 : 平田雅一 演題発表に関連し 開示すべき COI 関係にある企業などはありません

資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

( 別添 ) 御意見 該当箇所 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) のうち イブプロフェン ( 高用量 )(No.4) について 意見内容 <イブプロフェン ( 高用量 )> 本剤は 低用量製剤 ( 最大 400mg/ 日 ) と比べても製造販売後調査では重篤な副作用の報告等はない 一方で 今まで

(別添様式)

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過去の医薬品等の健康被害から学ぶもの

「             」  説明および同意書

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2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に

臨床評価とは何か ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構医療機器審査第一部方眞美

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相互作用DB

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ROCKY NOTE 食物アレルギー ( ) 症例目を追加記載 食物アレルギー関連の 2 例をもとに考察 1 例目 30 代男性 アレルギーについて調べてほしいというこ

70 例程度 デング熱は最近増加傾向ではあるものの 例程度で推移しています それでは実際に日本人渡航者が帰国後に診断される疾患はどのようなものが多いのでしょうか 私がこれまでに報告したデータによれば日本人渡航者 345 名のうち頻度が高かった疾患は感染性腸炎を中心とした消化器疾患が

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

染症であり ついで淋菌感染症となります 病状としては外尿道口からの排膿や排尿時痛を呈する尿道炎が最も多く 病名としてはクラミジア性尿道炎 淋菌性尿道炎となります また 淋菌もクラミジアも検出されない尿道炎 ( 非クラミジア性非淋菌性尿道炎とよびます ) が その次に頻度の高い疾患ということになります


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づけられますが 最大の特徴は 緒言の中の 基本姿勢 でも述べられていますように 欧米のガイドラインを踏襲したものでなく 日本の臨床現場に則して 活用しやすい実際的な勧告が行われていることにあります 特に予防抗菌薬の投与期間に関しては 細かい術式に分類し さらに宿主側の感染リスクも考慮した上で きめ細

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

Ⅲ-②-4

企業としての開発の意思 医療上の必要性に係る基準 への 該当性 ( 該当するものにチェックし 分類した根拠について記載する ) あり なし ( 開発が困難とする場合 その特段の理由 ) 本件は抗生物質の承認内容にも影響することからオメプラゾールの承認権者のみでの開発は困難である 1. 適応疾病の重篤

本発表内容は, 一部演者の個人見解も含まれている可能性があります 演者はファイザー ( 株 ) の社員でありますが, 本演題は製薬協小児治験チームの立場で発表しており, 企業活動とは無関係なものであり, 利益相反もありません 2

ン (LVFX) 耐性で シタフロキサシン (STFX) 耐性は1% 以下です また セフカペン (CFPN) およびセフジニル (CFDN) 耐性は 約 6% と耐性率は低い結果でした K. pneumoniae については 全ての薬剤に耐性はほとんどありませんが 腸球菌に対して 第 3 世代セフ

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未承認薬 適応外薬の要望に対する学会見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項会社名ノバルティス (Novartis) 社要望番号成分名 Artemether Lumefantrine 要望され ( 一般名 ) ( アーテメター ルメファントリン合剤 ) た医薬品 Riamet Tablet( 英 独 仏 豪 ) 販売名 Coartem Tablet( 米 ) 未承認薬 2009 年 4 月以降に FDA 又は EMA で承認されたが 国内で承認されていない医薬品 未承認薬 適応 外薬の分類 ( 該当するものにチェックする ) 上記以外のもの 適応外薬 医師主導治験や先進医療 B( ただし ICH-GCP を準拠できたものに限る ) にて実施され 結果がまとめられたもの 要望内容 上記以外のもの ( 要望されたについて記載する ) ( 要望されたについて記載する ) 備 考 ( 該当する場合はチェックする ) マラリア特に薬剤耐性熱帯熱マラリアで合併症がない場合の治療通常体重の成人では 4 錠 / 回を 0,8,24,36, 48 時間 (3 日間 ) に投与する.1 回あたりの投与量は, 体重が 31 40 kg の場合は 3 錠,40 kg を超える場合は 4 錠とする. 小児に関する要望 ( 特記事項等 ) 1

希少疾病用医薬品の該当性 ( 推定対象患者数 推定方法についても記載す 約 40 人 ( 熱帯熱マラリアの場合 ) < 推定方法 > 2010 年と 2009 年に届出があったわが国のマラリア患者数は 70 人と 56 人で そのうち熱帯熱マラリア患者数は 41 人と 37 人であった 本剤が熱帯熱マラリアを対象とするならば年間約 40 人が推定される 熱帯熱マラリア以外のマラリアでは服薬回数が少ないメフロキンやアトバコン プログアニルが使用される可能性が高い る ) 現在の国 内の開発 状況 医療上 の必要性 に係る基 準 への 該当性 ( 該当するものにチェックし 分類した根拠について記載する ) 現在開発中現在開発していない開発状況不明 ( 特記事項等 ) 1. 適応疾病の重篤性 ア生命に重大な影響がある疾患 ( 致死的な疾患 ) イ病気の進行が不可逆的で 日常生活に著しい影響を及ぼす疾患 ウその他日常生活に著しい影響を及ぼす疾患 エ上記の基準に該当しない ( 上記に分類した根拠 ) マラリアは熱帯 亜熱帯地域で感染する疾患のうち 最も重要な感 染症の 1 つである 中でも熱帯熱マラリアは短期間で 脳マラリア 急性腎不全 肺水腫 /ARDS などの状態に陥り ( 重症マラリア ) 生命の危険が高い疾患である マラリア ( 特に熱帯熱マラリア ) に 対し免疫がない日本人患者は 早期に適切な治療を受けなければ死 亡する可能性が高く 治療が遅れた場合や不適切な治療を受けた場 合は 重篤な後遺症を残すこととなる さらに 現在の日本国内で 保険診療上承認されているマラリア薬に耐性あるいは低感性を示 す熱帯熱マラリアの分布域が拡大している 2. 医療上の有用性 ア既存の療法が国内にない イ欧米の臨床試験において有効性 安全性等が既存の療法と比べて明らかに優れている ウ欧米において標準的療法に位置づけられており 国内外の医療環境の違い等を踏まえても国内における有用性が期待できると考えられる エ上記の基準に該当しない ( 上記に分類した根拠 ) 現在 わが国でマラリア治療薬として保険収載されているものは キニ ーネ ( 経口投与 販売名 : 塩酸キニーネ ホエイ ) メフロキン ( 経口 投与 販売名 : メファキン エスエス ) アトバコン / プログアニル合剤 2

( 経口投与 販売名 : マラロン配合錠 ) の 3 種類である 重症マラリアでは点滴静注用キニーネの効果が期待できるが 上記の塩酸キニーネは経口薬であり 重症化が推測される患者には使用できない メフロキンは他の薬剤に比べて精神神経症状や消化器症状等の副作用発現頻度が高く さらにこれらに耐性を示すマラリアの分布域が拡大している アトバコン / プログアニル合剤は 2013 年 2 月に日本国内で販売され 熱帯熱マラリアにも使用できるが既に耐性マラリアが出現している アーテメター / ルメファントリンは 2 種類の薬剤の合剤で薬剤耐性を生じにくいことから 世界保健機関 (WHO) は流行地における第一選択薬としている 欧米など先進国やマラリア流行地では本薬剤の導入が進み 標準療法と考えられるようになっている 欧米で出版され世界的に使用されている教科書にも熱帯熱マラリアに対する第一選択薬として記載されており アジア諸国でも広く使用されている わが国においても アトバコン / プログアニル合剤やメフロキンの予防内服中にマラリアを発症した場合や多剤耐性マラリア原虫が常在するタイ国境地帯などで感染した場合などで本薬剤の有用性が期待できる 以下 タイトルが網かけされた項目は 個人又は患者団体より提出された要望 書又は見解に補足等がある場合にのみ記載 2. 要望内容に係る欧米での承認等の状況 欧米等 6 か 国での承認 状況 ( 該当国にチェックし 該当国の承認内容を記載する ) 米国英国独国仏国加国豪州 欧米等 6 か国での承認内容 欧米各国での承認内容 ( 要望内容に関連する箇所に下線 ) 米国販売名 ( 企業名 ) Coartem Tablets(Novartis 社 ) 英国販売名 ( 企業名 ) Riamet 20/120mg tablets(novartis 社 ) 3

独国販売名 ( 企業名 ) Riamet 20/120mg tablets(novartis 社 ) 欧米等 6 か 国での標準 的使用状況 ( 欧米等 6 か国で要望内容に関する承認がない適応外薬についてのみ 該当国にチェックし 該当国の標準的使用内容を記載する ) 仏国販売名 ( 企業名 ) RIAMET 20/120mg(Novartis 社 ) 加国販売名 ( 企業名 ) 豪州販売名 ( 企業名 ) Riamet 20/120mg tablets(novartis 社 ) 米国英国独国仏国加国豪州 欧米等 6 か国での標準的使用内容 米国 英国 欧米各国での標準的使用内容 ( 要望内容に関連する箇所に下線 ) ( またはに関連のある記載箇所 ) ( またはに関連のある記載箇所 ) ン の根拠論文 4

独国 仏国 加国 ( またはに関連のある記載箇所 ) ( またはに関連のある記載箇所 ) ン の根拠論文 ( またはに関連のある記載箇所 ) ( またはに関連のある記載箇所 ) ン の根拠論文 ( またはに関連のある記載箇所 ) ( またはに関連のある記載箇所 ) ン の根拠論文 ( または効 能 効果に関連のある記載箇所 ) 5

( またはに関連のある記載箇所 ) ンの根拠論文 豪州 ( またはに関連のある記載箇所 ) ( またはに関連のある記載箇所 ) ンの根拠論文 3. 要望内容に係る国内外の公表文献 成書等について ( 無作為化比較試験 薬物動態試験等に係る公表文献としての報告状況 < 文献の検索方法 ( 検索式や検索時期等 ) 検索結果 文献 成書等の選定理由の概略等 > < 海外における臨床試験等 > < 日本における臨床試験等 > ICH-GCP 準拠の臨床試験については その旨記載すること (2)Peer-reviewed journal の総説 メタ アナリシス等の報告状況 6

(3) 教科書等への標準的治療としての記載状況 < 海外における教科書等 > Mandell, Douglas, and Bennett s Principle and Practice of Infectious Diseases 7th edition 合併症のないマラリア : クロロキン耐性熱帯熱マラリアあるいはクロロキン耐 性三日熱マラリアに対し アーテメター / ルメファントリンを当初 4 錠投与 そ の 8 時間後に 4 錠投与 2 日目と 3 日目にそれぞれ 1 回 4 錠を 1 日 2 回づつ投 与する 2)Manson s Tropical Diseases 23rd edition (Saunders, Elsevier) および多剤耐性熱帯熱マラリアに対し 成人では artemether 1.5mg/kg, lumefantrine 9mg/kg( 同 20mg/120mg 含有錠として 1 回 4 錠 ) を 1 日 2 回 3 日間 食事と共に服用する < 日本における教科書等 > トラベルクリニック 海外渡航者の診療指針 ( 医学書院 ) に対し 成人では本薬剤を 1 回 4 錠 1 日 2 回 3 日間 食事と共に服用する (4) 学会又は組織等の診療ンへの記載状況 < 海外におけるン等 > < 日本におけるン等 > (5) 要望内容に係る本邦での臨床試験成績及び臨床使用実態 ( 上記 ( 以 外 ) について (6) 上記の ( から (5) を踏まえた要望の妥当性について < 要望について> 妥当である に対し 欧米諸国では第一選択薬の一つであり 世界標準の治療が日本国内でも行うことが可能になる 今後さらに深刻化が予想される多剤耐性熱帯熱マラリアへのについても評価に値する < 要望について> 妥当である 添付文書に従っている 空腹時の服薬において再燃例が散見されていることから 用法については食事と共に服薬することを強く推奨す 7

る < 臨床的位置づけについて> 既承認の抗マラリア薬 2 種と比較し 解熱時間および原虫消失時間が有意差をもって短いことが証明されていることから 原虫寄生率が比較的高い患者においても 優れた臨床効果が期待できる 2) 既承認の抗マラリア薬 ( 同上 ) に対し 耐性を示す熱帯熱マラリアの代替薬として優れた臨床効果が期待できる 3) 本薬剤は予防的投薬としての適応はないが 簡易迅速診断キット (Rapid Diagnostic Test; RDT 国内未承認) との併用により 予防的投薬が困難な渡航者への緊急スタンバイ治療として選択することが可能となる 4. 実施すべき試験の種類とその方法案 国内におけるマラリア患者がきわめて少ないことから データを有効活用する必要性がある 有効性および安全性は既に国外のデータが存在することから 現段階においては厚生労働科学研究費補助金による熱帯病治療研究班の臨床成績を活用することが推奨される 5. < その他 > 6. 参考文献一覧 8