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P5 26 行目 なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等の関係から なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等から P5 27 行目 複式学級は 小規模化による学習面 生活面のデメリットがより顕著となる 複式学級は 教育上の課題が大きいことから ことが懸念されるなど 教育上の課題が大きいことから P

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Transcription:

cocore( ココワ ) 東海大学海洋科学博物館における 障害者アートを活用した障がい者サポートプログラム 実施期間 : 平成 29 年 11 月 26 日 ( 日 ) ~ 平成 30 年 4 月 24 日 ( 火 ) 実施状況写真 1( ハイライト ) 実施状況写真 2( ハイライト ) 実施状況写真 3( ハイライト ) 実施状況写真 4( ハイライト ) 事業の内容 目的 すべての人に 海の学び を提供するために 障がいのある子ども達を対象に 見る 聞く 動く 描く という五感を使った海の学びのワークショップを開催しました 魚の動きや色を体全部をつかって学ぶことができました ワークショップで生まれた作品と活動の様子写真を展示し アート展 を開催しました 多くの方に作品を見てもらうことで 今までとは違う 海 を知り 感じることができました 作品をモチーフにした 海の生き物啓発雑貨 を製作し 障がいのある子どもたちの感性を通じて 今までにない海の学びを提供しました 楽しく可愛い絵をきっかけにして より多くの方に海への関心を高め 海や魚への学びを深める機会を提供することができました

活動の様子 1. 海の生き物をテーマとしたダンスワークショップと造形 ( 絵画 ) 活動 広く活用を図り より多くの障がいを持つ方が博物館で学ぶ機会を増やす契機とし 開催日時 平成 29 年 11 月 26 日 ( 日 )10:00 ~ 15:00 開催場所 東海大学海洋科学博物館 参加者数 26 人 活動内容 目的 海の生き物の解説と動きを真似たダンスワークショップと造形 ( 絵画 ) 活動を行い 障がいもつ子どもたちが 海の生き物のことを楽しく学びました 障害のある子どもたちが来館しやすい環境を作り出すとともに スタッフにも障がいのある方への支援方法を体験してもらうことができました 開催場所である東海大学海洋科学博物館 ワークショップ事前説明 実施状況の写真 (1-1) 実施状況の写真 (1-2) 会場全景 学芸員の野口さんのお話を水槽にかじりつくように聞いていました 東海大学海洋科学博物館の水槽を巡って 博物館の学芸員の野口さんから 海の生き物の生態や泳ぎ方 動きの解説 説明をしていただきました 子どもたちは水槽に張り付くように興味深々で 野口さんのお話を聞きながら生き物の観察をして 海と海の生き物について学びました

実施状況の写真 (2-1) 実施状況の写真 (2-2) 水槽の前で学んだ海の生き物の動きを真似して 体で表現しました 音楽に合わせて カニになろう ~ チンアナゴはどんな動きだった ~? 大きなサメになるよ ~ エイみたいに泳ごう! などと声をかけ 踊りました 最初はおずおずとしていた子ども達ですが だんだんと心が開いていき 終わるころにはみんな活き活きと大きく体を動かしていました ダンスというアプローチ方法を通じて 障がいのある子どもたちが 海の生き物への親しみを持ち 海への関心を高め 学びを深めました 実施状況の写真 (3-1) 実施状況の写真 (3-2) 午後は造形 ( 絵画 ) 教室をおこないました 午前中のダンスでのびのびと心が開いて 表現活動をするのに最も適した環境での教室になりました どの子も自由に感じたままに画用紙に向かい 筆やローラーや手を使って 海や海の生き物を表現しました サメの顔の横にはシワがあるよ サメの周りは泡がいっぱい! それが海に溶けていくよ! などと絵の中に物語を盛り込んだ子もいて 感性の豊かさを感じました 子どもたちにとっては大きな海の学びとなりました 参加者の声 海を大切にして 魚や生きものがたくさん住めるようになればいいと思いました 〇子どもたちの描く絵を通して いろんな海の世界があるんだなぁと思いました 〇海の生き物の泳ぎを真似するのは面白かったです 同じ魚でも泳ぎ方が違うことがわかりました

2. 海の絵魚の絵感性のアート展開催 開催日時 平成 28 年 3 月 3 日 ( 土 )9:00 ~4 月 8 日 ( 日 ) 17:00 開催場所 東海大学海洋科学博物館企画展示室 参加者数 16,597 人 活動内容 目的 ワークショップで描いた作品と 活動の様子写真展示 豊かな感性で描かれた作品を見て今まで気づかなかった海や海の生き物を学び 知る 生き物啓発グッズを配布 素敵な作品と作品に由来する海の知識を多くの人に知ってもらう 障がいのある子どもたちやその家族が博物館を利用することで 海への関心を高め 学びを深めていく 開催場所の写真 事前説明等の写真 開催場所である東海大学海洋科学博物館 展示会の様子 1 展示会の様子 2 多くの方に観ていただきました 11 月に開催したワークショップで生み出された障がいのある子どもたちの作品の展示と ワークショップの写真を東海大学海洋科学博物館企画展示室に展示しました 春休みということもあり多くの方に来場していただきました 中には 作品の前に 10 分以上も釘付けで見つめていた方もいらっしゃいました 障がいのある子どもたちの固定観念にとらわれない豊かな感性で描かれた作品を見ることを通して 来館者の中には思いもつかない視点に感動してくださった方も多くみられました また 知り合いの作品を見るために多くの障がいのある家族がご来展してくださいました 水族館に来るのははじめて また来たい という方もいて 普段は躊躇してなかなか行く機会のない博物館を利用することで 海への関心を高め 海や魚への学びを深めることができました

実施状況の写真 (2-1) 実施状況の写真 (2-2) 実施状況の写真 (3-1) 実施状況の写真 (3-2) 障がいのある子どもたちの作品の中から ポーチ 手ぬぐい ポストカードを作成し アンケートに答えてくださった方に配布しました 雑貨には海に関する知識が学べるように解説をつけました 海の生き物だけでなく 海の環境や仕組みについての解説をつけ 手にした方が楽しく海について学べるよう工夫をしました ご家族みんなで読んでくださり チンアナゴ じゃなくて ニシキアナゴ なんだね ~ とか りゅうぐうのつかいは深海魚なんだね などと楽しく学ぶ姿が見られました 参加者の声 豊かな感性と海のイメージが伝わってきました 海が人の手によって壊してしまってはいけない儚いものだと感じました 息子が楽しく学んでいたことが良かった 当たり前に今まであった海をこれからも当たり前にあると思わず大切にしたい 私たちでは思いもつかないような視点からの海 とてもすばらしかったと思います 描いた子どもたちの海への想いが伝わってきました 展示している絵を描いた子が写真でわかったので とても親しみがわきました ポストカードもあってとても嬉しく感じました

3. 博物館を利用する障がい者のための配慮 支援マニュア ル作成 参加者 野口文隆 / 東海大学海洋科学博物館髙橋智子 / 静岡大学教育学部静岡市清水手をつなぐ育成会協力 : 山﨑朱音 / 静岡大学教育学部 活動内容 目的 障がいのある人が海を学ぶ手法について 1. 海の生き物をテーマとしたダンスワークショップと造形 ( 絵画 ) 活動 事例やアンケート結果をもとに マニュアル化する マニュアルを多くの方や施設に利用していただくことで 障がいのある人に対する 海の学び を般化していく 目次 1. 博物館での学びについて ( 海を学ぶとは ) 2. 対象 3. 目的 4. 方法及び内容 5. ワークショップに関するチェック項目 6. 今後の可能性 7. 事例報告 全ての方に海の学びを提供するために 障がいのある子ども達への 海の学び を推進していくためのマニュアルを作成した 博物館には海に関する様々な情報が展示されている 博物館で情報を見たり 聞いたり 感じたりすることで海を知り 理解することができる 海を学ぶとは 子供たちが海を知り 理解することである 本マニュアルの目的は 障がいを持つ子供が海に興味を持ち 海を知り理解する 博物館が障がいを持つ子供たちにとって利用しやすい環境となるようにすることであり ワークショップの事例を元に マニュアルとして作成した ( ワークショップは 鑑賞と表現を一体化させた形式とし 博物館や市民団体 大学との協働により企画 実施に取り組む 参加者が五感を働かせながら 海や海の生き物について知り 理解する内容である )

事業全体のまとめ 全ての人が 海の学び の機会をもてるように 本事業では障がい ( 知的障がい 発達障がい 自閉症 ダウン症 ) のある子ども達を対象にワークショップをおこないました 五感を使ったプログラムを用意し 魚の泳ぎを真似したり 海や魚の絵を描いたりして 表現するプロセスをつかって障がいのある子どもたちへの 学び を創造しました また障がいのある子どもたちの作品を雑貨にしたり展示会を開催したりしてより多くの方に見ていただくことで 障がいのある子どもたちの豊かな感性を通して 健常者に今までとは違った 海 魚 を感じてもらうという新たな試みを実践しました 思いもつかない視点に感動してくださった方も多く より深い学びにつながりました 本事業をおこなうにあたり 市民団体である cocore が 東海大学海洋科学博物館 静岡大学教育学部の先生と プログラムやスタッフ対応 さらに博物館を利用する障がい者のための配慮 支援マニュアル作成と多岐にわたり協働できたことはとても大きな意義があったと思います 市民団体だけではできないことを行うことができ また障がいのある子ども達への理解を共有していただき 本当に感謝しています 主な連携 協力先について 連携 協力先名称 連携 協力の内容 1. 東海大学海洋科学博物館 会場 プログラム スタッフ対応 マニュアル作成 2. 静岡大学 プログラム講師 マニュアル作成 3. 清水手をつなぐ育成会 マニュアル作成 主な広報結果について 掲載媒体名 見出し 掲載日 1. 静岡新聞 ( 新聞 ) 海の生物アートで学ぶ 2017 年 11 月 27 日 2. アットエス (web) 海の生物アートで学ぶ障害者親子ら博物館で体験静岡 2017 年 11 月 27 日 以上